JP3436087B2 - ロボットの制御方法および装置 - Google Patents

ロボットの制御方法および装置

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JP3436087B2 JP20125897A JP20125897A JP3436087B2 JP 3436087 B2 JP3436087 B2 JP 3436087B2 JP 20125897 A JP20125897 A JP 20125897A JP 20125897 A JP20125897 A JP 20125897A JP 3436087 B2 JP3436087 B2 JP 3436087B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロボットマニピュ
レータをサーボモータで駆動し、ロボットのエンドエフ
ェクタにかかった外力に対し柔軟に逃げる動作、すなわ
ちコンプライアンス動作を行うためのロボットの制御方
法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、力センサを用いないで、ロボット
マニピュレータに外力が加わったときに、外力に追従し
てマニピュレータを動作させコンプライアンス動作を行
うロボットの制御装置(特開平6−39760号)が知
られている。
【0003】この従来例は、ロボットマニピュレータに
外力が加わったときに、停止時に比べて増加したモータ
電流指令値に応じて位置変化分として位置指令値に加算
し、ロボットマニピュレータを動作させることで、ロボ
ット先端に力センサ等を設置せず、外力に追従してコン
プライアンス動作ができるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例
は、ロボットの停止時のモータ電流を基に外力を算出し
ているために、ロボットがプレイバック動作で動いてい
るときは使用できないという問題点があり、外力が加わ
ったときに、ロボットのマニピュレータの逃げる方向等
を規定していないために、外力をかけるものが完全にロ
ボットマニピュレータを拘束せずに押している場合は、
ロボットマニピュレータの逃げる方向が不安定であり、
ロボットの動作する近くに治具等がある場合に衝突する
という問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、力センサを用いずロボットマニピュレータに外力
が加わったときに柔軟に逃げる動作、すなわちコンプラ
イアンス動作を行うロボットの制御装置において、ロボ
ットがプレイバック動作で動いているときでも使用で
き、外力をかけるものが完全にロボットマニピュレータ
を拘束せずに押している場合に、ロボットマニピュレー
タが逃げる方向を特定できるロボットの制御方法および
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の第1手段は、ロボットマニピュレータを駆動
するサーボモータのモータ電流値を検出し、前記サーボ
モータのモータ回転速度を検出し、前記モータ電流値と
前記モータ回転速度からロボットマニピュレータにかか
った外乱負荷トルクを検出し、検出した外乱負荷トルク
の大きさに応じてロボットマニピュレータのコンプライ
アンス動作指令値を演算し、前記コンプライアンス動作
指令値と通常のプレイバック動作の位置指令値を加算し
プレイバック動作時のコンプライアンス動作させる際
に、プレイバック動作を行う座標系での動作制限を行わ
ない場合のコンプライアンス動作の位置から動作制限し
た座標方向の対応する位置へ位置指令値を演算し、外乱
がかかった位置から前記対応する位置へ動作することを
特徴とするロボットの制御方法である。
【0007】また、本発明の第2手段は、第1手段の動
作位置制限方法において、ロボットのツールセンターポ
イントの動作をワールド座標系において動作位置制限し
た方法としたものである。
【0008】つぎに、本発明の第3手段は、第1手段の
動作位置制限方法において、ロボットのツールセンター
ポイントの動作をベース座標系において動作位置制限し
た方法としたものである。
【0009】つぎに、本発明の第4手段は、第1手段の
動作位置制限方法において、ロボットのツールセンター
ポイントの動作をメカニカルインターフェース座標系に
おいて動作位置制限した方法としたものである。
【0010】つぎに、本発明の第5手段は、第1手段の
動作位置制限方法において、ロボットのツールセンター
ポイントの動作を作業座標系において動作位置制限した
方法としたものである。
【0011】つぎに、本発明の第6手段は、第1手段の
動作位置制限方法において、ロボットのツールセンター
ポイントの動作をエンドエフェクタ座標系において動作
位置制限した方法としたものである。
【0012】つぎに、本発明の第7手段は、ロボットマ
ニピュレータを駆動するサーボモータと、前記サーボモ
ータの電流を検出するモータ電流検出器と、前記サーボ
モータの回転速度を検出するモータ回転速度検出器と、
前記モータ回転速度とモータ電流からロボットマニピュ
レータにかかった外乱負荷トルクを検出する外乱検出器
と、前記外乱検出器が検出した外乱負荷トルクの大きさ
に応じてロボットマニピュレータのコンプライアンス動
作指令値を演算する力制御演算器と、前記コンプライア
ンス動作指令値を通常のプレイバック動作の位置指令値
に加算して座標系において動作位置制限した位置指令値
を演算する動作制限演算器を備え、前記動作制限演算器
は、プレイバック動作を行う座標系での動作制限を行わ
ない場合のコンプライアンス動作の位置から動作制限し
た座標方向の対応する位置へ位置指令値を演算するもの
である。
【0013】つぎに、本発明の第8手段は、第7手段の
動作制限演算器としてロボットのツールセンターポイン
トの動作をワールド座標系において動作位置制限した位
置指令値を演算する構成としたものである。
【0014】つぎに、本発明の第9手段は、第7手段の
動作制限演算器としてロボットのツールセンターポイン
トの動作をベース座標系において動作位置制限した位置
指令値を演算する構成としたものである。
【0015】つぎに、本発明の第10手段は、第7手段
の動作制限演算器としてロボットのツールセンターポイ
ントの動作をメカニカルインターフェース座標系におい
て動作位置制限したコンプライアンス動作指令値を演算
する構成としたものである。
【0016】つぎに、本発明の第11手段は、第7手段
の動作制限演算器としてロボットのツールセンターポイ
ントの動作が作業座標系により動作位置制限した位置指
令値を演算する構成としたものである。
【0017】つぎに、本発明の第12手段は、第7手段
の動作制限演算器としてロボットのツールセンターポイ
ントの動作がエンドエフェクタ座標系により動作位置制
限した位置指令値を演算する構成としたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】上記手段により、本発明の第1手
段による方法とその方法を用いるための第7手段の装置
によれば、ロボットがプレイバック動作で動いていると
きでも、力センサを用いずロボットマニピュレータに外
力が加わったときにコンプライアンス動作を行う作用を
有する。
【0019】さらに、本発明の第2手段による方法とそ
の方法を用いるための第8手段の装置によれば、外力を
かけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束せず
に押している場合に、ロボットマニピュレータが逃げる
方向をロボットのツールセンターポイントがワールド座
標系において動作位置制限された動作位置に特定する作
用を有する。
【0020】さらに、本発明の第3手段による方法とそ
の方法を用いるための第9手段の装置によれば、外力を
かけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束せず
に押している場合に、ロボットマニピュレータは逃げる
方向をロボットのツールセンターポイントがベース座標
系において動作位置制限された動作位置に特定する作用
を有する。
【0021】さらに、本発明の第4手段による方法とそ
の方法を用いるための第10手段の装置によれば、外力
をかけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束せ
ずに押している場合に、ロボットマニピュレータが逃げ
る方向をロボットのツールセンターポイントがメカニカ
ルインターフェース座標系において動作位置制限された
動作位置に特定する作用を有する。
【0022】さらに、本発明の第5手段による方法とそ
の方法を用いるための第11手段の装置によれば、外力
をかけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束せ
ずに押している場合に、ロボットマニピュレータが逃げ
る方向をロボットのツールセンターポイントが作業座標
系において動作位置制限された動作位置に特定する作用
を有する。
【0023】さらに、本発明の第6手段による方法とそ
の方法を用いるための第12手段の装置によれば、外力
をかけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束せ
ずに押している場合に、ロボットマニピュレータが逃げ
る方向をロボットのツールセンターポイントがエンドエ
フェクタ座標系において動作位置制限された動作位置に
特定する作用を有する。
【0024】以下、本発明の一実施の形態について図1
ないし図6を参照しながら説明する。
【0025】図1に示すように本実施の形態は、ロボッ
トマニピュレータを駆動するサーボモータ1ないし1N
と、サーボモータ1ないし1Nを駆動する電流を検出す
るモータ電流検出器2ないし2Nとを備えており、サー
ボ装置3ないし3N内に、ロータリエンコーダ4ないし
4Nの信号からサーボモータ1ないし1Nの回転速度を
検出するモータ回転速度検出器5ないし5Nと、モータ
回転速度とモータ電流からロボットマニピュレータにか
かった外乱負荷トルクを検出する外乱検出器6ないし6
Nとを備えており、演算装置7内に、外乱負荷トルクか
らコンプライアンス動作量を算出する力制御演算器8
と、通常のプレイバック動作等の動作量を演算する通常
動作演算器9と、通常の位置指令値So にコンプライア
ンス動作指令値Sk を加算演算しロボットのツールセン
ターポイントが座標系において動作制限を受け動作させ
るように位置指令値を演算する動作制限演算器10とを
備えており、ロボットマニピュレータに外乱負荷トルク
T1ないしTNがかかったときに、演算装置7は検出さ
れた外乱負荷トルクT1ないしTNから位置指令値S1
ないしSNを算出し、ロボットマニピュレータを外乱負
荷トルクT1ないしTNから逃げる方向に動作させるよ
うに構成されている。ロボットは通常複数のN軸のマニ
ピュレータから構成されているので、サーボモータ1な
いし1Nとロータリエンコーダ4ないし4Nとサーボ装
置3ないし3NはN軸分必要となる。
【0026】通常、外乱検出器はモータ電流からモータ
回転速度の時間微分値に負荷イナーシャを掛けたものを
ひいて外乱負荷トルクT1ないしはTNを算出してい
る。
【0027】そして、ロボットが運搬物をハンドリング
するときに外乱負荷トルクがかかりコンプライアント動
作する位置を演算する動作制限演算器10のワールド座
標系のX座標において動作制限する場合を図2に示す。
【0028】図2において、100はロボットの手首、
101は運搬物、102はワールド座標系(地面または
作業床面に設定した座標系)。外乱B1がツールセンタ
ーポイントTPにかかると、動作制限を行わない場合点
P1へ動作するようにコンプライアンス動作演算される
が、ワールド座標系のX座標方向X1に動作制限されて
いるとき点P1から直線に垂線をおろした点P2へ動作
するように演算されて、ツールセンターポイントTPが
動作する。
【0029】つぎに、ロボットが運搬物をハンドリング
するときに外乱負荷トルクがかかりコンプライアント動
作する位置を演算する動作制限演算器10のベース座標
系のX座標において動作制限する場合を図3に示す。
【0030】図3において、200はロボットの手首、
201は運搬物、202はベース座標系(ロボットのベ
ース底面に設定した座標系)。ここに外乱B2がツール
センターポイントTPにかかると、動作制限を行わない
場合点P3へ動作するようにコンプライアンス動作演算
されるが、ベース座標系のX座標系方向X2に動作制限
されているとき点P3から垂線をおろした点P4へ動作
するように演算されて、ツールセンターポイントTPが
動作する。
【0031】つぎに、ロボットが運搬物をハンドリング
するときに外乱負荷トルクがかかりコンプライアント動
作する位置を演算する動作制限演算器10のメカニカル
インターフェース座標系のX座標において動作制限する
場合を図4に示す。
【0032】図4において、300はロボットの手首、
301は運搬物、302はメカニカルインターフェース
座標系(メカニカルインターフェース底面に設定した座
標系)。ここに外乱B3がツールセンターポイントTP
にかかると、動作制限を行わない場合点P5へ動作する
ようにコンプライアンス動作演算されるが、メカニカル
インターフェース座標系のX座標系方向X3に動作制限
されているとき点P5から垂線をおろした点P6へ動作
するように演算されて、ツールセンターポイントTPが
動作する。
【0033】つぎに、ロボットが運搬物をハンドリング
するときに外乱負荷トルクがかかりコンプライアント動
作する位置を演算する動作制限演算器10の作業座標系
のX座標において動作制限する場合を図5に示す。
【0034】図5において、400はロボットの手首、
401は運搬物、402はエンドエフェクタ、403は
作業座標系(作業によって決定される座標系)。ここに
外乱B4がツールセンターポイントTPにかかると、動
作制限を行わない場合点P7へ動作するようにコンプラ
イアンス動作演算されるが、作業座標系のX座標系方向
X4に動作制限されているとき点P7から垂線をおろし
た点P8へ動作するように演算されて、ツールセンター
ポイントTPが動作する。
【0035】つぎに、ロボットが運搬物をハンドリング
するときに外乱負荷トルクがかかりコンプライアント動
作する位置を演算する動作制限演算器10のエンドエフ
ェクタ座標系のX座標において動作制限する場合を図6
に示す。
【0036】図6において、500はロボットの手首、
501は運搬物、502はエンドエフェクタ、503は
エンドエフェクタ座標系(エンドエフェクタに設定した
座標系)。ここに外乱B5がツールセンターポイントT
Pにかかると、動作制限を行わない場合点P9へ動作す
るようにコンプライアンス動作演算されるが、エンドエ
フェクタ座標系のX座標系方向X5に動作制限されてい
るとき点P9から垂線をおろした点P10へ動作するよ
うに演算されて、ツールセンターポイントTPが動作す
る。
【0037】上記の例ではX座標で説明したが、Y座標
やZ座標に指定されるときやそれらが複合される場合も
ある。通例上記5種類の座標系のいずれにおいても、各
ロボット関節軸で検出した外乱負荷トルクを順運動学で
ツールセンターポイントTPの動作に変換し、各座標系
で動作制限した後、逆運動学で各関節の動作に変換し位
置指令値S1ないしSNを算出する。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の第1手段による方
法とその方法を用いるための第7手段の装置によれば、
ロボットマニピュレータを駆動するサーボモータと、サ
ーボモータの電流を検出するモータ電流検出器と、サー
ボモータの回転速度を検出するモータ回転速度検出器
と、モータ回転速度とモータ電流からロボットマニピュ
レータにかかった外乱負荷トルクを検出する外乱検出器
と、前記外乱検出器が検出した外乱負荷トルクの大きさ
に応じてロボットマニピュレータのコンプライアンス動
作指令値を演算する力制御演算器と、そのコンプライア
ンス動作指令値と通常の位置指令値と加算する動作制限
演算器を備えたことにより、力センサを用いずロボット
マニピュレータに外力が加わったときにコンプライアン
ス動作を行い、かつロボットがプレイバック動作で動い
ているときでも力制御を行うことができるという優れた
効果を奏するものである。
【0039】また、本発明の第2手段による方法とその
方法を用いるための第8手段の装置によれば、前記第1
手段の動作制限演算器をロボットのツールセンターポイ
ントがワールド座標系で指定されている動作制限方向の
みへ動作させるように通常の位置指令値にコンプライア
ンス動作指令値を加算演算する構成としたことにより、
外力をかけるものが完全にロボットマニピュレータを拘
束せずに押している場合に、ロボットマニピュレータが
逃げる方向をロボットのツールセンターポイントがワー
ルド座標系で指定されている動作制限方向に特定すると
いう優れた効果を奏するものである。
【0040】また、本発明の第3手段による方法とその
方法を用いるための第9手段の装置によれば、前記第1
手段の動作制限演算器をロボットのツールセンターポイ
ントがベース座標系で指定されている動作制限方向のみ
へ動作させるように通常の位置指令値にコンプライアン
ス動作指令値を加算演算する構成としたことにより、外
力をかけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束
せずに押している場合に、ロボットマニピュレータが逃
げる方向をロボットのツールセンターポイントがベース
座標系で指定されている動作制限方向に特定するという
優れた効果を奏するものである。
【0041】また、本発明の第4手段による方法とその
方法を用いるための第10手段の装置によれば、前記第
1手段の動作制限演算器をロボットのツールセンターポ
イントがメカニカルインターフェース座標系で指定され
ている動作制限方向のみへ動作させるように通常の位置
指令値にコンプライアンス動作指令値を加算演算する構
成としたことにより、外力をかけるものが完全にロボッ
トマニピュレータを拘束せずに押している場合に、ロボ
ットマニピュレータが逃げる方向をロボットのツールセ
ンターポイントがメカニカルインターフェース座標系で
指定されている動作制限方向に特定するという優れた効
果を奏するものである。
【0042】また、本発明の第5手段による方法とその
方法を用いるための第11手段の装置によれば、前記第
1手段の動作制限演算器をロボットのツールセンターポ
イントが作業座標系で指定されている動作制限方向のみ
へ動作させるように通常の位置指令値にコンプライアン
ス動作指令値を加算演算する構成としたことにより、外
力をかけるものが完全にロボットマニピュレータを拘束
せずに押している場合に、ロボットマニピュレータが逃
げる方向をロボットのツールセンターポイントが作業座
標系で指定されている動作制限方向に特定するという優
れた効果を奏するものである。
【0043】また、本発明の第6手段による方法とその
方法を用いるための第12手段の装置によれば、前記第
1手段の動作制限演算器をロボットのツールセンターポ
イントがエンドエフェクタ座標系で指定されている動作
制限方向のみへ動作させるように通常の位置指令値にコ
ンプライアンス動作指令値を加算演算する構成としたこ
とにより、外力をかけるものが完全にロボットマニピュ
レータを拘束せずに押している場合に、ロボットマニピ
ュレータが逃げる方向をロボットのツールセンターポイ
ントがエンドエフェクタ座標系で指定されている動作制
限方向に特定するという優れた効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるロボットの制御装
置のブロック図
【図2】同実施の形態において、動作制限演算器がワー
ルド座標系でX座標に動作方向制限することを示す動作
説明図
【図3】同実施の形態において、動作制限演算器がベー
ス座標系でX座標に動作方向制限することを示す動作説
明図
【図4】同実施の形態において、動作制限演算器がメカ
ニカルインターフェース座標系でX座標に動作方向制限
することを示す動作説明図
【図5】同実施の形態において、動作制限演算器が作業
座標系でX座標に動作方向制限することを示す動作説明
【図6】同実施の形態において、動作制限演算器がエン
ドエフェクタ座標系でX座標に動作方向制限することを
示す動作説明図
【符号の説明】
1ないし1N サーボモータ 2ないし2N モータ電流検出器 5ないし5N モータ回転速度検出器 6ないし6N 外乱検出器 8 力制御演算器 10 動作制限演算器 So 通常の位置指令値 Sk コンプライアンス動作指令値 S1ないしSN 位置指令値 X1 ワールド座標系のX座標方向 X2 ベース座標系のX座標方向 X3 メカニカルインターフェース座標系のX座標方向 X4 作業座標系のX座標方向 X5 エンドエフェクタ座標系のX座標方向 TP ツールセンターポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 9/10 B25J 13/00 G05B 19/18

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットマニピュレータを駆動するサー
    ボモータのモータ電流値を検出し、前記サーボモータの
    モータ回転速度を検出し、前記モータ電流値と前記モー
    タ回転速度からロボットマニピュレータにかかった外乱
    負荷トルクを検出し、検出した外乱負荷トルクの大きさ
    に応じてロボットマニピュレータのコンプライアンス動
    作指令値を演算し、前記コンプライアンス動作指令値と
    通常のプレイバック動作の位置指令値を加算してプレイ
    バック動作時のコンプライアンス動作させる際に、プレ
    イバック動作を行う座標系での動作制限を行わない場合
    のコンプライアンス動作の位置から動作制限した座標方
    向の対応する位置へ位置指令値を演算し、外乱がかかっ
    た位置から前記対応する位置へ動作することを特徴とす
    るロボットの制御方法。
  2. 【請求項2】 ロボットのツールセンターポイントの動
    作がワールド座標系において動作位置制限した位置指令
    値を演算し、コンプライアンス動作を行うことを特徴と
    する請求項1記載のロボットの制御方法。
  3. 【請求項3】 ロボットのツールセンターポイントの動
    作がベース座標系において動作位置制限した位置指令値
    を演算し、コンプライアンス動作を行うことを特徴とす
    る請求項1記載のロボットの制御方法。
  4. 【請求項4】 ロボットのツールセンターポイントの動
    作がメカニカルインターフェース座標系において動作位
    置制限した位置指令値を演算し、コンプライアンス動作
    を行うことを特徴とする請求項1記載のロボットの制御
    方法。
  5. 【請求項5】 ロボットのツールセンターポイントの動
    作が作業座標系において動作位置制限した位置指令値を
    演算し、コンプライアンス動作を行うことを特徴とする
    請求項1記載のロボットの制御方法。
  6. 【請求項6】 ロボットのツールセンターポイントの動
    作がエンドエフェクタ座標系において動作位置制限した
    位置指令値を演算し、コンプライアンス動作を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のロボットの制御方法。
  7. 【請求項7】 ロボットマニピュレータを駆動するサー
    ボモータと、前記サーボモータの電流を検出するモータ
    電流検出器と、前記サーボモータの回転速度を検出する
    モータ回転速度検出器と、前記モータ回転速度とモータ
    電流からロボットマニピュレータにかかった外乱負荷ト
    ルクを検出する外乱検出器と、前記外乱検出器が検出し
    た外乱負荷トルクの大きさに応じてロボットマニピュレ
    ータのコンプライアンス動作指令値を演算する力制御演
    算器と、前記コンプライアンス動作指令値を通常のプレ
    イバック動作の位置指令値に加算して座標系において動
    作位置制限した位置指令値を演算する動作制限演算器を
    備え、前記動作制限演算器は、プレイバック動作を行う
    座標系での動作制限を行わない場合のコンプライアンス
    動作の位置から動作制限した座標方向の対応する位置へ
    位置指令値を演算するロボットの制御装置。
  8. 【請求項8】 動作制限演算器は、ロボットのツールセ
    ンターポイントの動作をワールド座標系において動作位
    置制限した位置指令値を演算する構成とした請求項7記
    載のロボットの制御装置。
  9. 【請求項9】 動作制限演算器は、ロボットのツールセ
    ンターポイントの動作をベース座標系において動作位置
    制限した位置動作指令値を演算する構成とした請求項7
    記載のロボットの制御装置。
  10. 【請求項10】 動作制限演算器は、ロボットのツール
    センターポイントの動作をメカニカルインターフェース
    座標系において動作位置制限した位置指令値を演算する
    構成とした請求項7記載のロボットの制御装置。
  11. 【請求項11】 動作制限演算器は、ロボットのツール
    センターポイントの動作を作業座標系において動作位置
    制限した位置指令値を演算する構成とした請求項7記載
    のロボットの制御装置。
  12. 【請求項12】 動作制限演算器は、ロボットのツール
    センターポイントの動作をエンドエフェクタ座標系にお
    いて動作位置制限した位置指令値を演算する構成とした
    請求項7記載のロボットの制御装置。
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