JP3435355B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばラインセン
サ等の固体撮像素子により画像信号を検出する際、合焦
位置の調整を行う画像読取装置に関する。
サ等の固体撮像素子により画像信号を検出する際、合焦
位置の調整を行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ラインセンサ等の固体撮像素子によ
り画像信号を検出する画像読取装置において、焦点位置
の検出方法として、ラインセンサにより読み取られた画
像信号から、結像レンズが合焦しない状態の特性を有す
るローパスフィルタ(LPF)を用いてこの画像信号に
フィルタ処理を施した信号を減算し、これを積分するこ
とによりコントラストを算出して、このコントラストの
ピーク値により焦点位置を検出する方法が知られてい
る。
り画像信号を検出する画像読取装置において、焦点位置
の検出方法として、ラインセンサにより読み取られた画
像信号から、結像レンズが合焦しない状態の特性を有す
るローパスフィルタ(LPF)を用いてこの画像信号に
フィルタ処理を施した信号を減算し、これを積分するこ
とによりコントラストを算出して、このコントラストの
ピーク値により焦点位置を検出する方法が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この焦点位置の検出方
法では、フィルタ処理において複雑な計算が必要であ
り、また画像信号を用いた処理であるため読取原稿によ
って周波数特性が異なることを考慮する必要がある。さ
らに画像信号が雑音を含んでいると、この雑音も積分さ
れるため、あるいはレンズの性能の限界により光の位相
反転が生じるために、コントラストのピーク値が正確に
算出されない等の問題点がある。
法では、フィルタ処理において複雑な計算が必要であ
り、また画像信号を用いた処理であるため読取原稿によ
って周波数特性が異なることを考慮する必要がある。さ
らに画像信号が雑音を含んでいると、この雑音も積分さ
れるため、あるいはレンズの性能の限界により光の位相
反転が生じるために、コントラストのピーク値が正確に
算出されない等の問題点がある。
【0004】本発明は、例えばラインセンサにより画像
信号を検出する画像読取装置において、複雑なフィルタ
処理等を行うことなく高精度に焦点位置を検出すること
を目的とする。
信号を検出する画像読取装置において、複雑なフィルタ
処理等を行うことなく高精度に焦点位置を検出すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
読取装置は、R(レッド)、G(グリーン)およびB
(ブルー)の色成分の光を出射する光源と、記録媒体に
光源から出射された光を検出して、記録媒体に記録され
た画像に対応した画像信号を出力するラインセンサと、
光源から出射された光の所定の色成分を光軸に平行な平
行光に変換し、かつ光の残りの色成分を光軸と角度を有
する平行光に変換して、ラインセンサへ出射する光学要
素と、ラインセンサおよび記録媒体の少なくとも一方を
光学要素の光軸方向に移動させる移動手段と、記録媒体
上の同一部位に照射されたR、GおよびBの色成分の光
のうち、所定の色成分の光により照明されるラインセン
サの受光面上の第1の部位に対する、残りの色成分のう
ち少なくとも1つの色成分の光により照明されるライン
センサの受光面上の第2の部位のずれ量であるレジずれ
量を検出するレジずれ検出手段とを備えることを特徴と
している。
読取装置は、R(レッド)、G(グリーン)およびB
(ブルー)の色成分の光を出射する光源と、記録媒体に
光源から出射された光を検出して、記録媒体に記録され
た画像に対応した画像信号を出力するラインセンサと、
光源から出射された光の所定の色成分を光軸に平行な平
行光に変換し、かつ光の残りの色成分を光軸と角度を有
する平行光に変換して、ラインセンサへ出射する光学要
素と、ラインセンサおよび記録媒体の少なくとも一方を
光学要素の光軸方向に移動させる移動手段と、記録媒体
上の同一部位に照射されたR、GおよびBの色成分の光
のうち、所定の色成分の光により照明されるラインセン
サの受光面上の第1の部位に対する、残りの色成分のう
ち少なくとも1つの色成分の光により照明されるライン
センサの受光面上の第2の部位のずれ量であるレジずれ
量を検出するレジずれ検出手段とを備えることを特徴と
している。
【0006】好ましくは、光学要素は記録媒体に画像を
結像させるための結像レンズを含み、移動手段はライン
センサと結像レンズを一体的に移動させる。あるいは、
移動手段が記録媒体のみを移動させるように構成されて
いてもよい。
結像させるための結像レンズを含み、移動手段はライン
センサと結像レンズを一体的に移動させる。あるいは、
移動手段が記録媒体のみを移動させるように構成されて
いてもよい。
【0007】好ましくは、移動手段がラインセンサを移
動させるのに伴い、レジずれ検出手段がレジずれ量を検
出し、レジずれ量が最小となるときのラインセンサの位
置にラインセンサを配置する。また好ましくは、レジず
れ検出手段が、所定の色成分の画像信号を構成する画素
データと、残りの色成分のうち少なくとも1つの色成分
の画像信号を構成する画素データとの差分の総和を算出
することによりレジずれ量を検出する。あるいは、レジ
ずれ検出手段が、画像のエッジの位置を所定の色成分と
残りの色成分のうち少なくとも1つの色成分とについて
検出して、所定の色成分のエッジの位置と、残りの色成
分のうち少なくとも1つの色成分のエッジの位置との差
を算出することによりレジずれ量を検出することが好ま
しい。
動させるのに伴い、レジずれ検出手段がレジずれ量を検
出し、レジずれ量が最小となるときのラインセンサの位
置にラインセンサを配置する。また好ましくは、レジず
れ検出手段が、所定の色成分の画像信号を構成する画素
データと、残りの色成分のうち少なくとも1つの色成分
の画像信号を構成する画素データとの差分の総和を算出
することによりレジずれ量を検出する。あるいは、レジ
ずれ検出手段が、画像のエッジの位置を所定の色成分と
残りの色成分のうち少なくとも1つの色成分とについて
検出して、所定の色成分のエッジの位置と、残りの色成
分のうち少なくとも1つの色成分のエッジの位置との差
を算出することによりレジずれ量を検出することが好ま
しい。
【0008】好ましくは、光源として、光学要素の焦点
位置と直交する一直線上にR(レッド)、G(グリー
ン)およびB(ブルー)の色成分の光をそれぞれ出射す
る3個の発光素子が配列され、3個の発光素子のうち最
も素子サイズの小さい発光素子が光学要素の光軸上に配
置され、かつ3個の発光素子の中央に配置される。
位置と直交する一直線上にR(レッド)、G(グリー
ン)およびB(ブルー)の色成分の光をそれぞれ出射す
る3個の発光素子が配列され、3個の発光素子のうち最
も素子サイズの小さい発光素子が光学要素の光軸上に配
置され、かつ3個の発光素子の中央に配置される。
【0009】好ましくは、所定の色成分が3個の発光素
子の中央に配置された発光素子の色成分である。さらに
好ましくは、レジずれ検出手段が、中央に配置された発
光素子の色成分に対する、残りの発光素子の色成分のう
ちの1つの色成分のレジずれ量を検出する。あるいは、
レジずれ検出手段が、中央に配置された光源の色成分に
対する、残りの色成分のレジずれ量を検出する。
子の中央に配置された発光素子の色成分である。さらに
好ましくは、レジずれ検出手段が、中央に配置された発
光素子の色成分に対する、残りの発光素子の色成分のう
ちの1つの色成分のレジずれ量を検出する。あるいは、
レジずれ検出手段が、中央に配置された光源の色成分に
対する、残りの色成分のレジずれ量を検出する。
【0010】本発明に係る第2の画像読取装置は、複数
の異なる色成分の光を出射する光源と、光軸を有し、光
源からの各色成分の光のうち、所定の色成分の光を光軸
と平行な平行光に、残りの色成分の光を光軸と交差する
平行光に、それぞれ変換して記録媒体に向けて出射する
光学系と、記録媒体からの光を受光して、記録媒体上の
記録画像に対応した画像信号を出力する撮像素子と、記
録媒体上の同一部位に照射された各色成分の光のうちの
所定の色成分の光により照射される撮像素子の受光面の
第1の部位に対する、残りの色成分のうちの少なくとも
1つの色成分の光により照明される前記撮像素子の受光
面上の第2の部位のずれ量であるレジずれ量を検出する
レジずれ検出手段と、このレジずれ検出手段が検出した
レジずれ量に基づいて、撮像素子および記録媒体の少な
くとも一方を前記光軸方向に移動させる移動手段とを備
えることを特徴としている。
の異なる色成分の光を出射する光源と、光軸を有し、光
源からの各色成分の光のうち、所定の色成分の光を光軸
と平行な平行光に、残りの色成分の光を光軸と交差する
平行光に、それぞれ変換して記録媒体に向けて出射する
光学系と、記録媒体からの光を受光して、記録媒体上の
記録画像に対応した画像信号を出力する撮像素子と、記
録媒体上の同一部位に照射された各色成分の光のうちの
所定の色成分の光により照射される撮像素子の受光面の
第1の部位に対する、残りの色成分のうちの少なくとも
1つの色成分の光により照明される前記撮像素子の受光
面上の第2の部位のずれ量であるレジずれ量を検出する
レジずれ検出手段と、このレジずれ検出手段が検出した
レジずれ量に基づいて、撮像素子および記録媒体の少な
くとも一方を前記光軸方向に移動させる移動手段とを備
えることを特徴としている。
【0011】好ましくは、光源がR(レッド)、G(グ
リーン)およびB(ブルー)の各色の光を発する3つの
発光素子が光学系の光軸と直交する方向に一直線上に配
列されるとともに、発光素子のうちの略中央に位置する
発光素子が前記光学系の焦点位置に配置される。
リーン)およびB(ブルー)の各色の光を発する3つの
発光素子が光学系の光軸と直交する方向に一直線上に配
列されるとともに、発光素子のうちの略中央に位置する
発光素子が前記光学系の焦点位置に配置される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態
を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の
実施形態である画像読取装置のフィルムスキャナを示す
ブロック図である。
を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1の
実施形態である画像読取装置のフィルムスキャナを示す
ブロック図である。
【0013】この画像読取装置において用いられる記録
媒体、例えばフィルムMは、原稿移送機構10によっ
て、矢印A方向(副走査方向)に間欠的に移送される。
フィルムMの移送経路の上方には光源20が設けられ、
また下方の、光源20に対応した位置には、固体撮像素
子(CCD)であるラインセンサ30が設置される。光
源20の点灯および消灯は光源駆動回路41によって制
御され、ラインセンサ30の画像の読取は、ラインセン
サ駆動回路42によって制御される。原稿移送機構1
0、光源駆動回路41、ラインセンサ駆動回路42は、
システムコントロール回路40の指令により作動する。
媒体、例えばフィルムMは、原稿移送機構10によっ
て、矢印A方向(副走査方向)に間欠的に移送される。
フィルムMの移送経路の上方には光源20が設けられ、
また下方の、光源20に対応した位置には、固体撮像素
子(CCD)であるラインセンサ30が設置される。光
源20の点灯および消灯は光源駆動回路41によって制
御され、ラインセンサ30の画像の読取は、ラインセン
サ駆動回路42によって制御される。原稿移送機構1
0、光源駆動回路41、ラインセンサ駆動回路42は、
システムコントロール回路40の指令により作動する。
【0014】画像信号は、ラインセンサ30から読み出
された後、アンプ43により増幅され、A/D変換器4
4によってアナログ画像信号からデジタル画像信号に変
換される。デジタルの画像信号は、画像処理回路45に
おいてシェーディング補正等の処理を施された後、一旦
メモリ46に格納される。この画像信号は、メモリ46
から読み出されて、画像処理回路45において、色補
正、ガンマ補正等の所定の処理を施される。この後、イ
ンターフェース回路47によって、所定のフォーマット
の信号に変換され、入出力端子48を介して外部のコン
ピュータ60に出力される。画像処理回路45とインタ
ーフェース回路47は、システムコントロール回路40
によって制御される。
された後、アンプ43により増幅され、A/D変換器4
4によってアナログ画像信号からデジタル画像信号に変
換される。デジタルの画像信号は、画像処理回路45に
おいてシェーディング補正等の処理を施された後、一旦
メモリ46に格納される。この画像信号は、メモリ46
から読み出されて、画像処理回路45において、色補
正、ガンマ補正等の所定の処理を施される。この後、イ
ンターフェース回路47によって、所定のフォーマット
の信号に変換され、入出力端子48を介して外部のコン
ピュータ60に出力される。画像処理回路45とインタ
ーフェース回路47は、システムコントロール回路40
によって制御される。
【0015】この実施形態において、画像読取装置の全
ての動作はコンピュータ60によって制御されるが、ス
イッチ49をシステムコントロール回路40に接続し
て、このスイッチ49を操作することによって画像読取
装置の動作を制御するように構成してもよい。
ての動作はコンピュータ60によって制御されるが、ス
イッチ49をシステムコントロール回路40に接続し
て、このスイッチ49を操作することによって画像読取
装置の動作を制御するように構成してもよい。
【0016】図2は、第1の実施形態における光源2
0、原稿移送機構10およびラインセンサ30を示す斜
視図である。フィルムMは枠体11によって支持され、
枠体11は板状のステージ12に留め具13によって固
定される。ステージ12には、フィルムMに対応した位
置に、図示しない開口が設けられている。ステージ12
の側端面にはラック14が形成され、原稿送りモータ
(ステッピングモータ)15の出力軸に設けられたピニ
オン16に噛合している。原稿送りモータ15は、シス
テムコントロール回路40の制御によって駆動され、フ
ィルムMの移送方向(副走査方向)の位置が制御され
る。
0、原稿移送機構10およびラインセンサ30を示す斜
視図である。フィルムMは枠体11によって支持され、
枠体11は板状のステージ12に留め具13によって固
定される。ステージ12には、フィルムMに対応した位
置に、図示しない開口が設けられている。ステージ12
の側端面にはラック14が形成され、原稿送りモータ
(ステッピングモータ)15の出力軸に設けられたピニ
オン16に噛合している。原稿送りモータ15は、シス
テムコントロール回路40の制御によって駆動され、フ
ィルムMの移送方向(副走査方向)の位置が制御され
る。
【0017】光源20はステージ12の上方に位置し
て、G(グリーン)、R(レッド)およびB(ブルー)
の光を出射する発光素子、すなわちLED21G、21
R、21Bを各1個ずつ配列して構成される。これらの
LED21G、21R、21Bは、フィルムMの移送方
向(副走査方向)と直交する矢印B方向(主走査方向)
に配列され、支持部材22に支持される。支持部材22
の下方にはコリメータレンズ23が設けられ、コリメー
タレンズ23とフィルムMの間には一対のシリンドリカ
ルレンズ24、25が配設される。これらのコリメータ
レンズ23とシリンドリカルレンズ24、25は、光源
20に平行な細長い形状を有する。
て、G(グリーン)、R(レッド)およびB(ブルー)
の光を出射する発光素子、すなわちLED21G、21
R、21Bを各1個ずつ配列して構成される。これらの
LED21G、21R、21Bは、フィルムMの移送方
向(副走査方向)と直交する矢印B方向(主走査方向)
に配列され、支持部材22に支持される。支持部材22
の下方にはコリメータレンズ23が設けられ、コリメー
タレンズ23とフィルムMの間には一対のシリンドリカ
ルレンズ24、25が配設される。これらのコリメータ
レンズ23とシリンドリカルレンズ24、25は、光源
20に平行な細長い形状を有する。
【0018】ステージ12の下方にはミラー26が配設
されている。ミラー26は光源20、コリメータレンズ
23およびシリンドリカルレンズ24、25に平行かつ
対応するように設けられ、ステージ12に対し約45度
の角度で傾斜している。ステージ12の下方でミラー2
6の前方にはラインセンサ30が設けられ、ミラー26
とラインセンサ30の間には、結像レンズ31が設けら
れる。したがって、光源20から出射された光は、コリ
メータレンズ23、シリンドリカルレンズ24、25お
よびフィルムMを透過し、この光がミラー26により反
射され結像レンズ31を介してラインセンサ30の受光
面を照射する。これによりフィルムMに記録された画像
がラインセンサ30の受光面に結像される。
されている。ミラー26は光源20、コリメータレンズ
23およびシリンドリカルレンズ24、25に平行かつ
対応するように設けられ、ステージ12に対し約45度
の角度で傾斜している。ステージ12の下方でミラー2
6の前方にはラインセンサ30が設けられ、ミラー26
とラインセンサ30の間には、結像レンズ31が設けら
れる。したがって、光源20から出射された光は、コリ
メータレンズ23、シリンドリカルレンズ24、25お
よびフィルムMを透過し、この光がミラー26により反
射され結像レンズ31を介してラインセンサ30の受光
面を照射する。これによりフィルムMに記録された画像
がラインセンサ30の受光面に結像される。
【0019】ラインセンサ30は支持部材32に固定さ
れている。支持部材32は水平方向に延びる本体32a
と本体32aから上方に突出する垂直壁32bとを有
し、ラインセンサ30は垂直壁32bに取り付けられて
いる。支持部材32の本体32aの側端面にはラック3
3が形成され、このラック33にはラインセンサ送りモ
ータ34の出力軸に設けられたピニオン35が噛合して
いる。ラインセンサ送りモータ34はシステムコントロ
ール回路40の制御に基づいて駆動される。一方、結像
レンズ31は図示しない連結機構を介して支持部材32
に連結されており、ラインセンサ30と一体的に移動す
るように構成されている。したがって、ラインセンサ送
りモータ34が駆動されると、ラインセンサ30と結像
レンズ31は光軸に沿って移動し、その位置が制御され
る。
れている。支持部材32は水平方向に延びる本体32a
と本体32aから上方に突出する垂直壁32bとを有
し、ラインセンサ30は垂直壁32bに取り付けられて
いる。支持部材32の本体32aの側端面にはラック3
3が形成され、このラック33にはラインセンサ送りモ
ータ34の出力軸に設けられたピニオン35が噛合して
いる。ラインセンサ送りモータ34はシステムコントロ
ール回路40の制御に基づいて駆動される。一方、結像
レンズ31は図示しない連結機構を介して支持部材32
に連結されており、ラインセンサ30と一体的に移動す
るように構成されている。したがって、ラインセンサ送
りモータ34が駆動されると、ラインセンサ30と結像
レンズ31は光軸に沿って移動し、その位置が制御され
る。
【0020】図3を参照して、第1の実施形態の照明機
構とレジずれについて説明する。図3は、第1の実施形
態の照明機構の模式図であって、発光素子21G、21
R、21Bから出射された光の光路が示される。なお、
ここではレジずれの説明のためにラインセンサ30のみ
が移動すると仮定している。
構とレジずれについて説明する。図3は、第1の実施形
態の照明機構の模式図であって、発光素子21G、21
R、21Bから出射された光の光路が示される。なお、
ここではレジずれの説明のためにラインセンサ30のみ
が移動すると仮定している。
【0021】まず、照明機構について説明する。LED
21G、21R、21Bは、同一直線上に配列される。
この直線は、コリメータレンズ23の焦点位置を通り、
コリメータレンズ23の光軸と直交する直線である。こ
こでは、LED21Rが3個のLEDのうち、素子サイ
ズの最も小さいLEDである場合を想定して、コリメー
タレンズ23の光軸上にLED21Rが配置され、その
両脇にLED21G、21Bがそれぞれ配置される。中
央に配列されるLEDの素子サイズが3個のLEDのう
ち最も小さいとき、3個のLEDのうち両端に並ぶLE
Dを最も接近させることができる。この場合LED21
Rが光軸上にあるため、LED21G、21Bは最も光
軸に接近する。なお光軸上には、最も色調に影響を及ぼ
すGの光を出射するLEDが配置されても良い。
21G、21R、21Bは、同一直線上に配列される。
この直線は、コリメータレンズ23の焦点位置を通り、
コリメータレンズ23の光軸と直交する直線である。こ
こでは、LED21Rが3個のLEDのうち、素子サイ
ズの最も小さいLEDである場合を想定して、コリメー
タレンズ23の光軸上にLED21Rが配置され、その
両脇にLED21G、21Bがそれぞれ配置される。中
央に配列されるLEDの素子サイズが3個のLEDのう
ち最も小さいとき、3個のLEDのうち両端に並ぶLE
Dを最も接近させることができる。この場合LED21
Rが光軸上にあるため、LED21G、21Bは最も光
軸に接近する。なお光軸上には、最も色調に影響を及ぼ
すGの光を出射するLEDが配置されても良い。
【0022】LED21G、21R、21Bから所定の
順序でG、R、Bの光が各々出射される。これらG、
R、Bの光は、コリメータレンズ23により各々平行光
となる。Rの平行光は、コリメータレンズ23の光軸と
平行な平行光であり、Bの平行光とGの平行光とは、コ
リメータレンズ23の光軸(Rの平行光)とそれぞれ角
度θB、角度θGを成す平行光である。この各色の平行
光によりそれぞれ次に示す範囲が照明される。すなわち
Gの光によりG1からG2の範囲が照明され、Rの光に
よりR1からR2の範囲が照明され、またBの光により
B1からB2の範囲が照明される。なお、各色の平行光
は副走査方向(図2に示す矢印A方向)においては、同
一範囲を照明する。
順序でG、R、Bの光が各々出射される。これらG、
R、Bの光は、コリメータレンズ23により各々平行光
となる。Rの平行光は、コリメータレンズ23の光軸と
平行な平行光であり、Bの平行光とGの平行光とは、コ
リメータレンズ23の光軸(Rの平行光)とそれぞれ角
度θB、角度θGを成す平行光である。この各色の平行
光によりそれぞれ次に示す範囲が照明される。すなわち
Gの光によりG1からG2の範囲が照明され、Rの光に
よりR1からR2の範囲が照明され、またBの光により
B1からB2の範囲が照明される。なお、各色の平行光
は副走査方向(図2に示す矢印A方向)においては、同
一範囲を照明する。
【0023】これらのG、R、Bの平行光は、さらにシ
リンドリカルレンズ24、25を介して、副走査方向に
集光され、フィルムM上に主走査方向(矢印B方向)に
延びる帯状光として照射される。
リンドリカルレンズ24、25を介して、副走査方向に
集光され、フィルムM上に主走査方向(矢印B方向)に
延びる帯状光として照射される。
【0024】フィルムMは、図3に示すフィルム面PM
上のG、R、Bの光がいずれも照射される範囲すなわ
ち、G1からB2の範囲に配置される。これにより、
G、R、Bの光全てがフィルムM上に照射される。
上のG、R、Bの光がいずれも照射される範囲すなわ
ち、G1からB2の範囲に配置される。これにより、
G、R、Bの光全てがフィルムM上に照射される。
【0025】フィルムMを透過した光は、結像レンズ3
1を介して、ラインセンサ30の受光面に照射される。
このときラインセンサ30が矢印C方向(光軸方向)に
変位され、ラインセンサ30の受光面が位置PFにある
時、フィルムMに記録された画像の光学像が受光面上に
結像する。このときの位置PFが合焦点である。
1を介して、ラインセンサ30の受光面に照射される。
このときラインセンサ30が矢印C方向(光軸方向)に
変位され、ラインセンサ30の受光面が位置PFにある
時、フィルムMに記録された画像の光学像が受光面上に
結像する。このときの位置PFが合焦点である。
【0026】次にレジずれについて説明する。ここで述
べるレジずれとは、フィルムM上の任意の部位に照射さ
れた各色成分の光のうち、基準の色成分の光により照明
されるラインセンサ30の受光面上の部位に対する、他
の色成分の光により照明されるラインセンサ30の受光
面上の部位のずれ量である。このレジずれが生じると、
ラインセンサ30により検出された画像信号を用いて再
生された画像において、色ずれが生じる。
べるレジずれとは、フィルムM上の任意の部位に照射さ
れた各色成分の光のうち、基準の色成分の光により照明
されるラインセンサ30の受光面上の部位に対する、他
の色成分の光により照明されるラインセンサ30の受光
面上の部位のずれ量である。このレジずれが生じると、
ラインセンサ30により検出された画像信号を用いて再
生された画像において、色ずれが生じる。
【0027】R、Gの光がフィルムMに順次照射される
とき、フィルム面PM上に配置されたフィルムM上の例
えば部位P1を照明するRとGの光について考える。矢
印C方向の各位置PM、PA、PF、PBに対応する、
Rの光により照明されるスポットSRとGの光により照
明されるスポットSGとを図3の各位置PM、PA、P
F、PBの下方に示す。
とき、フィルム面PM上に配置されたフィルムM上の例
えば部位P1を照明するRとGの光について考える。矢
印C方向の各位置PM、PA、PF、PBに対応する、
Rの光により照明されるスポットSRとGの光により照
明されるスポットSGとを図3の各位置PM、PA、P
F、PBの下方に示す。
【0028】フィルムM上の部位P1を照明するR、G
の光は、部位P1を透過して結像レンズ31に入射す
る。すなわち、フィルム面PMにおいて、Rの光により
照明されるスポットSRは、Gの光により照明されるス
ポットSGと同一の位置にある。
の光は、部位P1を透過して結像レンズ31に入射す
る。すなわち、フィルム面PMにおいて、Rの光により
照明されるスポットSRは、Gの光により照明されるス
ポットSGと同一の位置にある。
【0029】部位P1を透過したGの光は、光源である
LED21R、21Gの位置が異なるため、Rの光から
主走査方向(矢印B方向)のマイナス側にdRGだけず
れて結像レンズ31に入射する。このR、G2色の光が
結像レンズ31により集光され、合焦点PF(結像レン
ズ31において、部位P1と共役な位置)において部位
P1の光学像が形成、すなわち結像する。すなわち、合
焦点PFにおいて、R、G2色の光は同一のスポットを
照明し、RのスポットSRとGのスポットSGとは同一
の位置にある。
LED21R、21Gの位置が異なるため、Rの光から
主走査方向(矢印B方向)のマイナス側にdRGだけず
れて結像レンズ31に入射する。このR、G2色の光が
結像レンズ31により集光され、合焦点PF(結像レン
ズ31において、部位P1と共役な位置)において部位
P1の光学像が形成、すなわち結像する。すなわち、合
焦点PFにおいて、R、G2色の光は同一のスポットを
照明し、RのスポットSRとGのスポットSGとは同一
の位置にある。
【0030】合焦点PFよりも結像レンズ31に近づい
た位置PAにラインセンサ30があるとき、Gの光はR
の光から主走査方向(矢印B方向)のマイナス側にdR
GAだけずれてラインセンサ30に入射する。したがっ
てGのスポットSGは、RのスポットSRからマイナス
側にdRGAだけずれた位置にある。
た位置PAにラインセンサ30があるとき、Gの光はR
の光から主走査方向(矢印B方向)のマイナス側にdR
GAだけずれてラインセンサ30に入射する。したがっ
てGのスポットSGは、RのスポットSRからマイナス
側にdRGAだけずれた位置にある。
【0031】これに対し合焦点PFよりも結像レンズ3
1から離れた位置PBにラインセンサ30があるとき、
Gの光はRの光から主走査方向(矢印B方向)のプラス
側にdRGBだけずれてラインセンサ30に入射する。
したがってGのスポットSGは、RのスポットSRから
プラス側にdRGBだけずれた位置にある。
1から離れた位置PBにラインセンサ30があるとき、
Gの光はRの光から主走査方向(矢印B方向)のプラス
側にdRGBだけずれてラインセンサ30に入射する。
したがってGのスポットSGは、RのスポットSRから
プラス側にdRGBだけずれた位置にある。
【0032】以上のようにラインセンサ30が合焦点P
Fからずれた位置にあるとき、すなわち合焦状態にない
とき、RのスポットSRに対してGのスポットSGは、
ずれすなわちレジずれを生じる。ラインセンサ30と結
像レンズ31との距離に対するレジずれ量の変化を図4
に示す。図4においてL11はRのスポットに対するG
のスポットのレジずれ量を表す。すなわちラインセンサ
30が合焦点PFにあるとき、レジずれは生じない。こ
れに対し、ラインセンサ30が合焦点PFよりも結像レ
ンズ31に近づくと、マイナス側にレジずれが生じ、ラ
インセンサ30が合焦点PFよりも結像レンズ31から
離れると、プラス側にレジずれが生じる。
Fからずれた位置にあるとき、すなわち合焦状態にない
とき、RのスポットSRに対してGのスポットSGは、
ずれすなわちレジずれを生じる。ラインセンサ30と結
像レンズ31との距離に対するレジずれ量の変化を図4
に示す。図4においてL11はRのスポットに対するG
のスポットのレジずれ量を表す。すなわちラインセンサ
30が合焦点PFにあるとき、レジずれは生じない。こ
れに対し、ラインセンサ30が合焦点PFよりも結像レ
ンズ31に近づくと、マイナス側にレジずれが生じ、ラ
インセンサ30が合焦点PFよりも結像レンズ31から
離れると、プラス側にレジずれが生じる。
【0033】ここではRとGの光について述べたがRと
Bの光のスポットにおいても同様のレジずれが生じる。
ただしBの光を照射するLED21Bは、LED21R
を挟んでLED21Gに相対する位置にあるので、Bの
レジずれの方向はGのレジずれとは反対方向となる。す
なわちBのスポットのレジずれ量は、ラインセンサ30
と結像レンズ31との距離に対して図4に示すL12の
ように変化する。
Bの光のスポットにおいても同様のレジずれが生じる。
ただしBの光を照射するLED21Bは、LED21R
を挟んでLED21Gに相対する位置にあるので、Bの
レジずれの方向はGのレジずれとは反対方向となる。す
なわちBのスポットのレジずれ量は、ラインセンサ30
と結像レンズ31との距離に対して図4に示すL12の
ように変化する。
【0034】基準の光(この場合Rの光)に対するレジ
ずれ量の絶対値が最小値であるとき、ラインセンサ30
は合焦位置にある。したがってこのレジずれ量を検出す
ることにより、合焦点PFが検出される。
ずれ量の絶対値が最小値であるとき、ラインセンサ30
は合焦位置にある。したがってこのレジずれ量を検出す
ることにより、合焦点PFが検出される。
【0035】一方レジずれが起きると、各画素におい
て、ラインセンサ30により検出される基準の色の光量
と他の色の光量との差(絶対値)が増加し、基準の色の
画素データと他の色の画素データとの差(絶対値)が増
加する。したがってレジずれ量は、ラインセンサ30が
検出する各画素の光量すなわち、画素データから判断す
ることができる。なおここでは、レジずれ量はRの光に
対するG、Bの光のずれ量であるので、G、Bの画素デ
ータとR(基準の光)の画素データとの差の絶対値が最
も小さくなるとき、ラインセンサ30は合焦位置にあ
る。
て、ラインセンサ30により検出される基準の色の光量
と他の色の光量との差(絶対値)が増加し、基準の色の
画素データと他の色の画素データとの差(絶対値)が増
加する。したがってレジずれ量は、ラインセンサ30が
検出する各画素の光量すなわち、画素データから判断す
ることができる。なおここでは、レジずれ量はRの光に
対するG、Bの光のずれ量であるので、G、Bの画素デ
ータとR(基準の光)の画素データとの差の絶対値が最
も小さくなるとき、ラインセンサ30は合焦位置にあ
る。
【0036】以上のようにレジずれを利用して合焦位置
が検出される。この合焦位置の検出の詳細は後述する。
が検出される。この合焦位置の検出の詳細は後述する。
【0037】図5は第1の実施形態において合焦位置の
検出を行うプログラムのフローチャートである。図5を
参照して合焦位置の検出について説明する。
検出を行うプログラムのフローチャートである。図5を
参照して合焦位置の検出について説明する。
【0038】ステップ100においてプリスキャンを開
始するか否かが判定される。プリスキャンを開始すると
き、ステップ100からステップ200へ進む。
始するか否かが判定される。プリスキャンを開始すると
き、ステップ100からステップ200へ進む。
【0039】ステップ200において、露出測定が行な
われる。この露出測定は、最適露光時間を求める処理で
あって、フィルムMの1画像毎に行なわれる。最適露光
時間は、最適な出力レベルの画像信号を得るための露光
時間である。なおここに述べる露光時間は、ラインセン
サ30の受光部に電荷が蓄積される時間である。この露
出測定において、フィルムMは、ステップ600で実行
される本スキャンよりも粗いピッチで原稿移送機構10
により間欠的に移送される。この間欠移送の間にライン
センサ30が最適露光時間より極めて短い時間でR、
G、B各色の光により順次露光されることによって、画
像信号が検出される。この画像信号から最適露光時間が
R、G、B各色成分毎に求められて、以下の処理におい
て実際の露光時間として用いられる。
われる。この露出測定は、最適露光時間を求める処理で
あって、フィルムMの1画像毎に行なわれる。最適露光
時間は、最適な出力レベルの画像信号を得るための露光
時間である。なおここに述べる露光時間は、ラインセン
サ30の受光部に電荷が蓄積される時間である。この露
出測定において、フィルムMは、ステップ600で実行
される本スキャンよりも粗いピッチで原稿移送機構10
により間欠的に移送される。この間欠移送の間にライン
センサ30が最適露光時間より極めて短い時間でR、
G、B各色の光により順次露光されることによって、画
像信号が検出される。この画像信号から最適露光時間が
R、G、B各色成分毎に求められて、以下の処理におい
て実際の露光時間として用いられる。
【0040】ステップ300において、図6に示す合焦
位置の検出のサブルーチンが実行される。ラインセンサ
30が矢印C方向(図3参照)に間欠的に移動され、各
位置において画像信号が検出される。この画像信号のG
成分の画素データとR成分の画素データとの差すなわ
ち、Rの光に対するGの光のレジずれ量が最小になると
き、ラインセンサ30の位置、すなわち合焦点が検出さ
れ、ラインセンサ30が合焦点に移動される。この合焦
位置の検出の詳細は図6を参照して後に説明する。
位置の検出のサブルーチンが実行される。ラインセンサ
30が矢印C方向(図3参照)に間欠的に移動され、各
位置において画像信号が検出される。この画像信号のG
成分の画素データとR成分の画素データとの差すなわ
ち、Rの光に対するGの光のレジずれ量が最小になると
き、ラインセンサ30の位置、すなわち合焦点が検出さ
れ、ラインセンサ30が合焦点に移動される。この合焦
位置の検出の詳細は図6を参照して後に説明する。
【0041】ステップ400において、ステップ200
において求められた最適露光時間を用いてプリスキャン
が実行される。このプリスキャンにおいて、ステップ6
00で実行される本スキャンよりも粗いピッチで画像が
読み取られる。この読み取りにおいて、ステージ12が
停止する度に、光源20のLED21G、21R、21
Bが所定の順序で点灯され、1ライン毎にラインセンサ
30からG、R、Bの画像信号が検出され、コンピュー
タ60に転送される。このプリスキャンにより読み取ら
れた画像は、例えばコンピュータ60のディスプレイ装
置等に表示される。
において求められた最適露光時間を用いてプリスキャン
が実行される。このプリスキャンにおいて、ステップ6
00で実行される本スキャンよりも粗いピッチで画像が
読み取られる。この読み取りにおいて、ステージ12が
停止する度に、光源20のLED21G、21R、21
Bが所定の順序で点灯され、1ライン毎にラインセンサ
30からG、R、Bの画像信号が検出され、コンピュー
タ60に転送される。このプリスキャンにより読み取ら
れた画像は、例えばコンピュータ60のディスプレイ装
置等に表示される。
【0042】ステップ500において、本スキャンを開
始するか否かが判定される。本スキャンを開始すると
き、ステップ600に進み、プリスキャンと同様に本ス
キャンが実行される。ただし、一般的にはプリスキャン
よりも細かいピッチで画像は読み取られる。本スキャン
により読み取られた画像は例えばコンピュータ60のデ
ィスプレイ装置等に表示される。画像が表示されるとこ
のプログラムは終了する。
始するか否かが判定される。本スキャンを開始すると
き、ステップ600に進み、プリスキャンと同様に本ス
キャンが実行される。ただし、一般的にはプリスキャン
よりも細かいピッチで画像は読み取られる。本スキャン
により読み取られた画像は例えばコンピュータ60のデ
ィスプレイ装置等に表示される。画像が表示されるとこ
のプログラムは終了する。
【0043】ステップ500において、本スキャンを開
始しないと判定されたとき、ステップ450に進み、プ
リスキャンを開始するか否かが判定される。プリスキャ
ンを開始しないとき、再度ステップ500が実行され
る。ステップ450でプリスキャンを開始すると判定さ
れたとき、ステップ400のプリスキャンが再度実行さ
れる。
始しないと判定されたとき、ステップ450に進み、プ
リスキャンを開始するか否かが判定される。プリスキャ
ンを開始しないとき、再度ステップ500が実行され
る。ステップ450でプリスキャンを開始すると判定さ
れたとき、ステップ400のプリスキャンが再度実行さ
れる。
【0044】なお図5のプログラムの途中において、コ
ンピュータ60の指令により割り込み処理が実行される
と、このプログラムは終了し、フィルムMが画像読取装
置から排出される。
ンピュータ60の指令により割り込み処理が実行される
と、このプログラムは終了し、フィルムMが画像読取装
置から排出される。
【0045】ここで、ステップ300において実行され
る合焦位置の検出のサブルーチンについて図6を参照し
て説明する。
る合焦位置の検出のサブルーチンについて図6を参照し
て説明する。
【0046】ステップ301において、パラメータmが
初期値「0」に設定される。パラメータmはラインセン
サ30の位置に対応する。例えばラインセンサ30が図
3に示す位置PAから位置PBへ移動する時、初期値
「0」は位置PAを示す。
初期値「0」に設定される。パラメータmはラインセン
サ30の位置に対応する。例えばラインセンサ30が図
3に示す位置PAから位置PBへ移動する時、初期値
「0」は位置PAを示す。
【0047】ステップ303において、フィルムMが初
期位置にセットされる。すなわちフィルムMはその初期
位置に光源20が対応するように配置される。フィルム
Mの初期位置は、例えば露出測定が終了した時の位置、
すなわち図7に示すフィルムMに記録された画像の位置
PSである。初期位置をこの位置PSに設定すると、ス
テージ12を移送することによりフィルムMを移動させ
ることなく、合焦位置の検出が開始され、ステージ12
の移送時間を短縮することができる。またラインセンサ
送りモータ34を駆動することにより、ラインセンサ3
0と結像レンズ31がその初期位置にセットされる。こ
の初期位置はパラメータm(=0)に対応する位置PA
(図3参照)に相当する。
期位置にセットされる。すなわちフィルムMはその初期
位置に光源20が対応するように配置される。フィルム
Mの初期位置は、例えば露出測定が終了した時の位置、
すなわち図7に示すフィルムMに記録された画像の位置
PSである。初期位置をこの位置PSに設定すると、ス
テージ12を移送することによりフィルムMを移動させ
ることなく、合焦位置の検出が開始され、ステージ12
の移送時間を短縮することができる。またラインセンサ
送りモータ34を駆動することにより、ラインセンサ3
0と結像レンズ31がその初期位置にセットされる。こ
の初期位置はパラメータm(=0)に対応する位置PA
(図3参照)に相当する。
【0048】ステップ305において、光源20のLE
D21G、21R、21Bが所定の順序で点灯され、ラ
インセンサ30により画像の位置PSの1ライン分の画
像信号が検出されて、一旦メモリ46に格納される。
D21G、21R、21Bが所定の順序で点灯され、ラ
インセンサ30により画像の位置PSの1ライン分の画
像信号が検出されて、一旦メモリ46に格納される。
【0049】ステップ307において、パラメータnが
「0」に設定される。このパラメータnは主走査方向に
配列される画素の位置に対応する。
「0」に設定される。このパラメータnは主走査方向に
配列される画素の位置に対応する。
【0050】ステップ309において、メモリ46から
画像信号を構成する各画素データが読み出され、フィル
ムMの画像の上端におけるレジずれ量の和Kdが算出さ
れる。レジずれは特にラインセンサ30の長手方向の両
端部において顕著に生じるので、ラインセンサ30とフ
ィルムMとが図2に示す配置であるとき、レジずれは、
図7に示すフィルムMの画像の上下端部において顕著に
生じる。このため画像の端部、例えばパラメータnが0
から99の範囲(図7参照)に対応する画素について、
レジずれ量の和Kdが(1)式により算出される。
画像信号を構成する各画素データが読み出され、フィル
ムMの画像の上端におけるレジずれ量の和Kdが算出さ
れる。レジずれは特にラインセンサ30の長手方向の両
端部において顕著に生じるので、ラインセンサ30とフ
ィルムMとが図2に示す配置であるとき、レジずれは、
図7に示すフィルムMの画像の上下端部において顕著に
生じる。このため画像の端部、例えばパラメータnが0
から99の範囲(図7参照)に対応する画素について、
レジずれ量の和Kdが(1)式により算出される。
【数1】
ここで、G[n]はG成分の画素データであり、R
[n]はR成分の画素データであり、またB[n]はB
成分の画素データである。
[n]はR成分の画素データであり、またB[n]はB
成分の画素データである。
【0051】レジずれ量の和Kdは、所定の範囲にある
各画素のレジずれ量を積算することにより求められ、各
画素のレジずれ量は、Rの光に対するGの光のレジずれ
量に、Rの光に対するBの光のレジずれ量を加算してす
なわち、R成分の画素データとG成分の画素データとの
差の2乗に、R成分の画素データとB成分の画素データ
との差の2乗を加算して求められる。あるいは一般的な
画像において、B成分はG成分に比べ小さいので、Rの
光に対するGの光のレジずれ量の和のみが算出されても
よい。この場合、レジずれ量の和Kdは(2)式により
算出される。
各画素のレジずれ量を積算することにより求められ、各
画素のレジずれ量は、Rの光に対するGの光のレジずれ
量に、Rの光に対するBの光のレジずれ量を加算してす
なわち、R成分の画素データとG成分の画素データとの
差の2乗に、R成分の画素データとB成分の画素データ
との差の2乗を加算して求められる。あるいは一般的な
画像において、B成分はG成分に比べ小さいので、Rの
光に対するGの光のレジずれ量の和のみが算出されても
よい。この場合、レジずれ量の和Kdは(2)式により
算出される。
【数2】
【0052】ステップ311において、パラメータnが
「1948」に設定される。パラメータnの設定値は、
主走査方向に配列される画素の総数により適時設定され
る。ここでは画素の総数は「2047」である。
「1948」に設定される。パラメータnの設定値は、
主走査方向に配列される画素の総数により適時設定され
る。ここでは画素の総数は「2047」である。
【0053】ステップ313において、画像の上端にお
けるレジずれ量の和Kdと同様に、下端におけるレジず
れ量の和Kuが算出される。すなわちパラメータnが1
948から2047の範囲(図7参照)に対応する画素
のレジずれ量の和Kuが(3)式により算出される。
けるレジずれ量の和Kdと同様に、下端におけるレジず
れ量の和Kuが算出される。すなわちパラメータnが1
948から2047の範囲(図7参照)に対応する画素
のレジずれ量の和Kuが(3)式により算出される。
【数3】
ここで、G[n]はG成分の画素データであり、R
[n]はR成分の画素データであり、またB[n]はB
成分の画素データである。レジずれ量の和Kuは(4)
式により算出されてもよい。
[n]はR成分の画素データであり、またB[n]はB
成分の画素データである。レジずれ量の和Kuは(4)
式により算出されてもよい。
【数4】
【0054】ステップ315において、パラメータmに
対応する位置にラインセンサ30があるときのレジずれ
量の総和K[m]が算出される。このレジずれ量の総和
K[m]は、(5)式に示すように上端におけるレジず
れ量の和Kdと下端におけるレジずれ量の和Kuとを加
算することにより求められる。 K[m]=Kd+Ku ・・・(5)
対応する位置にラインセンサ30があるときのレジずれ
量の総和K[m]が算出される。このレジずれ量の総和
K[m]は、(5)式に示すように上端におけるレジず
れ量の和Kdと下端におけるレジずれ量の和Kuとを加
算することにより求められる。 K[m]=Kd+Ku ・・・(5)
【0055】ステップ321において、パラメータmが
終了値meより大きいか否かが判定される。パラメータ
mが終了値meより大きいとき、すなわちラインセンサ
30が位置PB(図3参照)まで移動しているとき、ス
テップ323の処理が実行される。
終了値meより大きいか否かが判定される。パラメータ
mが終了値meより大きいとき、すなわちラインセンサ
30が位置PB(図3参照)まで移動しているとき、ス
テップ323の処理が実行される。
【0056】ステップ323において、レジずれ量の総
和K[m]が最小となるときのパラメータmが求められ
る。図8に、ラインセンサ30の位置に対するレジずれ
量の総和K[m]を示す。(1)、(3)式により画像
の上下端におけるレジずれ量の和Kd、Kuが算出され
たとき、レジずれ量の総和K[m]はL13で示され、
(2)、(4)式により算出されたとき、レジずれ量の
総和K[m]はL14で示される。
和K[m]が最小となるときのパラメータmが求められ
る。図8に、ラインセンサ30の位置に対するレジずれ
量の総和K[m]を示す。(1)、(3)式により画像
の上下端におけるレジずれ量の和Kd、Kuが算出され
たとき、レジずれ量の総和K[m]はL13で示され、
(2)、(4)式により算出されたとき、レジずれ量の
総和K[m]はL14で示される。
【0057】レジずれ量の総和K[m]が最小となると
きのパラメータm(=ms;図8参照)が求められ、こ
のパラメータm(=ms)に対応する位置すなわち合焦
点PFにラインセンサ30と結像レンズ31が移動さ
れ、このサブルーチンは終了する。
きのパラメータm(=ms;図8参照)が求められ、こ
のパラメータm(=ms)に対応する位置すなわち合焦
点PFにラインセンサ30と結像レンズ31が移動さ
れ、このサブルーチンは終了する。
【0058】これに対し、ステップ321において、パ
ラメータmが終了値me以下であると判定されたとき、
ステップ317においてパラメータmが1だけ加算さ
れ、ステップ319において、ラインセンサ30と結像
レンズ31がパラメータmに対応する位置に移動され
る。その後、ステップ305の処理が再度実行され、ス
テップ321においてパラメータmが終了値meより大
きくなるまで、ステップ305からステップ321の処
理が繰り返される。
ラメータmが終了値me以下であると判定されたとき、
ステップ317においてパラメータmが1だけ加算さ
れ、ステップ319において、ラインセンサ30と結像
レンズ31がパラメータmに対応する位置に移動され
る。その後、ステップ305の処理が再度実行され、ス
テップ321においてパラメータmが終了値meより大
きくなるまで、ステップ305からステップ321の処
理が繰り返される。
【0059】以上の第1の実施形態では、合焦位置の検
出のパラメータとなるレジずれ量の総和K[m]は、R
成分の画素データと他の成分の画素データとの差分の総
和から算出される。このため画像信号が雑音を有してい
ても、高精度の合焦位置の検出が行われる。またレジず
れ量の総和K[m]が最小となる時のラインセンサ30
の位置を検出することにより合焦位置が検出されるた
め、複雑なフィルタ処理を行うことなく、容易に合焦位
置の検出が行なわれる。またラインセンサ30の長手方
向の端部に対応する画素データのみにより、レジずれ量
の総和K[m]が算出されるので、演算に用いる画素デ
ータ数が少なく、合焦位置の検出の処理速度は高速化で
きる。
出のパラメータとなるレジずれ量の総和K[m]は、R
成分の画素データと他の成分の画素データとの差分の総
和から算出される。このため画像信号が雑音を有してい
ても、高精度の合焦位置の検出が行われる。またレジず
れ量の総和K[m]が最小となる時のラインセンサ30
の位置を検出することにより合焦位置が検出されるた
め、複雑なフィルタ処理を行うことなく、容易に合焦位
置の検出が行なわれる。またラインセンサ30の長手方
向の端部に対応する画素データのみにより、レジずれ量
の総和K[m]が算出されるので、演算に用いる画素デ
ータ数が少なく、合焦位置の検出の処理速度は高速化で
きる。
【0060】図9、10を参照して第2の実施形態につ
いて述べる。第1の実施形態と異なる点は、図5に示す
ステップ300において図9、10に示すサブルーチン
が実行される点であり、その他の点は同様である。以下
異なる点についてのみ述べる。図9、10は、第2の実
施形態において合焦位置の検出を行うサブルーチンのフ
ローチャートである。
いて述べる。第1の実施形態と異なる点は、図5に示す
ステップ300において図9、10に示すサブルーチン
が実行される点であり、その他の点は同様である。以下
異なる点についてのみ述べる。図9、10は、第2の実
施形態において合焦位置の検出を行うサブルーチンのフ
ローチャートである。
【0061】ステップ331において、フィルムMが初
期位置にセットされる。すなわちフィルムMはその初期
位置に光源20が対応するように配置される。第1の実
施形態と同様にこの初期位置は、例えば図7に示すフィ
ルムMに記録された画像の位置PSである。またライン
センサ30と結像レンズ31は開始位置、例えば図3に
示す位置PAに相当する位置に配置される。またライン
センサ送りモータ34を駆動することにより、ラインセ
ンサ30と結像レンズ31がその初期位置にセットされ
る。この初期位置はパラメータm(=0)に対応する位
置PA(図3参照)に相当する。
期位置にセットされる。すなわちフィルムMはその初期
位置に光源20が対応するように配置される。第1の実
施形態と同様にこの初期位置は、例えば図7に示すフィ
ルムMに記録された画像の位置PSである。またライン
センサ30と結像レンズ31は開始位置、例えば図3に
示す位置PAに相当する位置に配置される。またライン
センサ送りモータ34を駆動することにより、ラインセ
ンサ30と結像レンズ31がその初期位置にセットされ
る。この初期位置はパラメータm(=0)に対応する位
置PA(図3参照)に相当する。
【0062】ステップ333において、光源20のLE
D21G、21R、21Bが所定の順序で点灯され、ラ
インセンサ30により画像の位置PSの1ライン分の画
像信号が検出されて、一旦メモリ46に格納される。
D21G、21R、21Bが所定の順序で点灯され、ラ
インセンサ30により画像の位置PSの1ライン分の画
像信号が検出されて、一旦メモリ46に格納される。
【0063】ステップ335において、パラメータnが
「0」に設定される。このパラメータnは主走査方向に
配列される画素の位置に対応し、「0」はラインセンサ
30の読取範囲の上端にある画素の位置に対応する。以
下ステップ337からステップ339において、画像の
R成分のエッジHd(図7参照)が検出される。すなわ
ち、感光されていないフィルムMのベースと感光されて
いる領域の境界が検出される。
「0」に設定される。このパラメータnは主走査方向に
配列される画素の位置に対応し、「0」はラインセンサ
30の読取範囲の上端にある画素の位置に対応する。以
下ステップ337からステップ339において、画像の
R成分のエッジHd(図7参照)が検出される。すなわ
ち、感光されていないフィルムMのベースと感光されて
いる領域の境界が検出される。
【0064】以下、フィルムMがポジフィルム(ベース
が黒)の場合について説明する。ステップ337におい
て、画素データR[n]がメモリ46から読み出され
て、R成分の所定値Rref以上であるか否かが判定さ
れる。ここで画素データR[n]は、パラメータnに対
応する位置にある画素のR成分のデータである。画像の
エッジHdにおいて、隣接する画素の画素データの値は
大きく異なる。従ってこの判定により、画像のR成分の
エッジHd(図7参照)が検出される。
が黒)の場合について説明する。ステップ337におい
て、画素データR[n]がメモリ46から読み出され
て、R成分の所定値Rref以上であるか否かが判定さ
れる。ここで画素データR[n]は、パラメータnに対
応する位置にある画素のR成分のデータである。画像の
エッジHdにおいて、隣接する画素の画素データの値は
大きく異なる。従ってこの判定により、画像のR成分の
エッジHd(図7参照)が検出される。
【0065】ステップ337において、画素データR
[n]が所定値Rrefより小さいと判定されたとき、
ステップ338においてパラメータnが1だけ加算さ
れ、再度ステップ337の処理が実行される。
[n]が所定値Rrefより小さいと判定されたとき、
ステップ338においてパラメータnが1だけ加算さ
れ、再度ステップ337の処理が実行される。
【0066】一方ステップ337において、画素データ
R[n]が所定値Rref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データR[n]が画像のエッジHd
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ339へ進み、エッジ位置Rdエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
R[n]が所定値Rref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データR[n]が画像のエッジHd
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ339へ進み、エッジ位置Rdエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
【0067】ステップ341において、パラメータnが
再び「0」に設定され、ステップ343からステップ3
45において、画像のG成分のエッジHd(図7参照)
が検出される。
再び「0」に設定され、ステップ343からステップ3
45において、画像のG成分のエッジHd(図7参照)
が検出される。
【0068】ステップ343において、画素データG
[n]がメモリ46から読み出されて、G成分の所定値
Gref以上であるか否かが判定される。ここで画素デ
ータG[n]は、パラメータnに対応する位置にある画
素のG成分のデータである。R成分と同様にこの判定に
よって、画像のG成分のエッジHd(図7参照)が検出
される。
[n]がメモリ46から読み出されて、G成分の所定値
Gref以上であるか否かが判定される。ここで画素デ
ータG[n]は、パラメータnに対応する位置にある画
素のG成分のデータである。R成分と同様にこの判定に
よって、画像のG成分のエッジHd(図7参照)が検出
される。
【0069】ステップ343において、画素データG
[n]が所定値Grefより小さいと判定されたとき、
ステップ344においてパラメータnが1だけ加算さ
れ、再度ステップ343の処理が実行される。
[n]が所定値Grefより小さいと判定されたとき、
ステップ344においてパラメータnが1だけ加算さ
れ、再度ステップ343の処理が実行される。
【0070】一方ステップ343において、画素データ
G[n]が所定値Gref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データG[n]が画像のエッジHd
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ345へ進み、エッジ位置Gdエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
G[n]が所定値Gref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データG[n]が画像のエッジHd
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ345へ進み、エッジ位置Gdエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
【0071】ステップ347において、レジずれ量Ed
が(6)式によりすなわち、エッジ位置Gdエッジから
エッジ位置Rdエッジを減算することにより算出され
る。 Ed=Gdエッジ−Rdエッジ ・・・(6)
が(6)式によりすなわち、エッジ位置Gdエッジから
エッジ位置Rdエッジを減算することにより算出され
る。 Ed=Gdエッジ−Rdエッジ ・・・(6)
【0072】上述の画像の上端のエッジHd(図7参
照)の検出と同様に、ステップ349からステップ36
1において画像の下端のエッジHu(図7参照)が検出
される。ステップ349において、パラメータnが「2
047」に設定される。「2047」は、ラインセンサ
30の読取領域の下端にある画素の位置に対応する。
照)の検出と同様に、ステップ349からステップ36
1において画像の下端のエッジHu(図7参照)が検出
される。ステップ349において、パラメータnが「2
047」に設定される。「2047」は、ラインセンサ
30の読取領域の下端にある画素の位置に対応する。
【0073】ステップ351において、画素データR
[n]がメモリ46から読み出されて、R成分の所定値
Rref以上であるか否かが判定される。画素データR
[n]が所定値Rrefより小さいとき、ステップ35
2においてパラメータnが1だけ減算され、再度ステッ
プ351の処理が実行される。
[n]がメモリ46から読み出されて、R成分の所定値
Rref以上であるか否かが判定される。画素データR
[n]が所定値Rrefより小さいとき、ステップ35
2においてパラメータnが1だけ減算され、再度ステッ
プ351の処理が実行される。
【0074】一方ステップ351において、画素データ
R[n]が所定値Rref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データR[n]が画像のエッジHu
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ353へ進み、エッジ位置Ruエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
R[n]が所定値Rref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データR[n]が画像のエッジHu
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ353へ進み、エッジ位置Ruエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
【0075】ステップ355において、パラメータnが
再び「2047」に設定される。ステップ357におい
て、画素データG[n]がメモリ46から読み出され
て、G成分の所定値Gref以上であるか否かが判定さ
れる。画素データG[n]が所定値Grefより小さい
とき、ステップ358においてパラメータnが1だけ減
算され、再度ステップ357の処理が実行される。
再び「2047」に設定される。ステップ357におい
て、画素データG[n]がメモリ46から読み出され
て、G成分の所定値Gref以上であるか否かが判定さ
れる。画素データG[n]が所定値Grefより小さい
とき、ステップ358においてパラメータnが1だけ減
算され、再度ステップ357の処理が実行される。
【0076】一方ステップ357において、画素データ
G[n]が所定値Gref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データG[n]が画像のエッジHu
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ359へ進み、エッジ位置Guエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
G[n]が所定値Gref以上であると判定されたと
き、すなわち画素データG[n]が画像のエッジHu
(図7参照)のデータであると判定されたとき、ステッ
プ359へ進み、エッジ位置Guエッジが、このときの
画素の位置に対応する値「n」に設定される。
【0077】ステップ361において、レジずれ量Eu
が、(7)式によりすなわち、エッジ位置Guエッジか
らエッジ位置Ruを減算することにより算出され、ステ
ップ363において、レジずれ量の総和Eが(8)式に
示されるようにレジずれ量Edにレジずれ量Euを加算
することにより算出される。 Eu=Guエッジ−Ruエッジ ・・・(7) E =Ed+Eu ・・・(8)
が、(7)式によりすなわち、エッジ位置Guエッジか
らエッジ位置Ruを減算することにより算出され、ステ
ップ363において、レジずれ量の総和Eが(8)式に
示されるようにレジずれ量Edにレジずれ量Euを加算
することにより算出される。 Eu=Guエッジ−Ruエッジ ・・・(7) E =Ed+Eu ・・・(8)
【0078】レジずれ量の総和E、レジずれ量Edおよ
びレジずれ量Euは、ラインセンサ30の位置に対して
図11に示すように変化する。図11において、L15
はレジずれ量の総和Eの変化を示し、L16はレジずれ
量Euの変化を示し、またL17はレジずれ量Edの変
化を示す。
びレジずれ量Euは、ラインセンサ30の位置に対して
図11に示すように変化する。図11において、L15
はレジずれ量の総和Eの変化を示し、L16はレジずれ
量Euの変化を示し、またL17はレジずれ量Edの変
化を示す。
【0079】ステップ365において、レジずれ量の総
和Eが規定値Eref以下であるか否かが判定される。
レジずれ量の総和Eが規定値Eref以下であるとき、
R成分に対するG成分のレジずれが無いと見なすことが
できる。従ってラインセンサ30の現位置(図11に示
すPF)が合焦点となる。ラインセンサ30と結像レン
ズ31をこの位置に停止させた状態で、このサブルーチ
ンは終了する。
和Eが規定値Eref以下であるか否かが判定される。
レジずれ量の総和Eが規定値Eref以下であるとき、
R成分に対するG成分のレジずれが無いと見なすことが
できる。従ってラインセンサ30の現位置(図11に示
すPF)が合焦点となる。ラインセンサ30と結像レン
ズ31をこの位置に停止させた状態で、このサブルーチ
ンは終了する。
【0080】ステップ365において、レジずれ量の総
和Eが規定値Erefより大きいと判定されたとき、す
なわち図11においてラインセンサ30の位置がPFよ
り左側にあるとき、ステップ364において、ラインセ
ンサ30と結像レンズ31が図11において右側(図3
に示すPBに向かう方向)に移動される。その後ステッ
プ333の処理が再度実行される。
和Eが規定値Erefより大きいと判定されたとき、す
なわち図11においてラインセンサ30の位置がPFよ
り左側にあるとき、ステップ364において、ラインセ
ンサ30と結像レンズ31が図11において右側(図3
に示すPBに向かう方向)に移動される。その後ステッ
プ333の処理が再度実行される。
【0081】なお、第2の実施形態において、フィルム
Mがネガフィルムの場合では、感光していないフィルム
Mのベースの透過率より、感光している領域の透過率の
ほうが低いため、ステップ337、343、351、3
57の不等号の向きが反対になる。
Mがネガフィルムの場合では、感光していないフィルム
Mのベースの透過率より、感光している領域の透過率の
ほうが低いため、ステップ337、343、351、3
57の不等号の向きが反対になる。
【0082】以上の第2の実施形態では、第1の実施形
態と同様の効果が得られる。またラインセンサ30と結
像レンズ31を図3に示す位置PAから位置PBに向か
って移動させながら、R、Gの画像のエッジ位置を検出
することによりレジずれ量が求められ、このレジずれ量
の総和Eが規定値Eref以下となるとき、ラインセン
サ30の位置が合焦点として検出されるため、レジずれ
量の算出は、図3に示す位置PAから位置PF間だけ行
なわれる。従って図3に示す位置PAから位置PB間の
レジずれ量を算出する第1の実施形態に比べ処理速度が
向上する。
態と同様の効果が得られる。またラインセンサ30と結
像レンズ31を図3に示す位置PAから位置PBに向か
って移動させながら、R、Gの画像のエッジ位置を検出
することによりレジずれ量が求められ、このレジずれ量
の総和Eが規定値Eref以下となるとき、ラインセン
サ30の位置が合焦点として検出されるため、レジずれ
量の算出は、図3に示す位置PAから位置PF間だけ行
なわれる。従って図3に示す位置PAから位置PB間の
レジずれ量を算出する第1の実施形態に比べ処理速度が
向上する。
【0083】図12は第3の実施形態を示す斜視図であ
る。第3の実施形態において、ステージ12の上には支
持板19が設けられている。枠体11は留め具13によ
って支持板19に固定され、ステージ12と支持板19
において、フィルムMに対応した位置には図示しない開
口が形成されている。支持板19はステージ12の端部
に設けられた一対の突起12aに、ピン12bによって
回動可能に支持されている。昇降機構18はネジによっ
て構成される。昇降機構18の駆動源はステージ12の
下方に位置し、また出力軸18aは、ステージ12に形
成されて出力軸18aよりも大径の穴内を挿通して延
び、支持板19に形成されたネジ穴に螺合している。ラ
インセンサ30と結像レンズ31は、第1および第2の
実施形態と異なり、所定位置に固定されており、移動し
ない。
る。第3の実施形態において、ステージ12の上には支
持板19が設けられている。枠体11は留め具13によ
って支持板19に固定され、ステージ12と支持板19
において、フィルムMに対応した位置には図示しない開
口が形成されている。支持板19はステージ12の端部
に設けられた一対の突起12aに、ピン12bによって
回動可能に支持されている。昇降機構18はネジによっ
て構成される。昇降機構18の駆動源はステージ12の
下方に位置し、また出力軸18aは、ステージ12に形
成されて出力軸18aよりも大径の穴内を挿通して延
び、支持板19に形成されたネジ穴に螺合している。ラ
インセンサ30と結像レンズ31は、第1および第2の
実施形態と異なり、所定位置に固定されており、移動し
ない。
【0084】したがって、出力軸18aが回転駆動され
ると支持板19がピン12aの周りに回転変位し、これ
によりフィルムMが昇降する。この昇降量は小さく、フ
ィルムMは実質的に直線的に昇降すると見做される。
ると支持板19がピン12aの周りに回転変位し、これ
によりフィルムMが昇降する。この昇降量は小さく、フ
ィルムMは実質的に直線的に昇降すると見做される。
【0085】このように本実施形態によれば、フィルム
Mのみが結像レンズ31の光軸方向に沿って変位し、こ
れによって合焦位置が検出される。
Mのみが結像レンズ31の光軸方向に沿って変位し、こ
れによって合焦位置が検出される。
【0086】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えばラ
インセンサにより画像信号を検出する画像読取装置にお
いて、複雑なフィルタ処理等を行うことなく高精度に焦
点位置が検出される。
インセンサにより画像信号を検出する画像読取装置にお
いて、複雑なフィルタ処理等を行うことなく高精度に焦
点位置が検出される。
【図1】本発明の第1および第2の実施形態である画像
読取装置のフィルムスキャナを示すブロック図である。
読取装置のフィルムスキャナを示すブロック図である。
【図2】光源と原稿移送機構とラインセンサを示す斜視
図である。
図である。
【図3】第1および第2の実施形態における照明機構の
模式図である。
模式図である。
【図4】ラインセンサと結像レンズとの距離に対するレ
ジずれ量の変化を示す図である。
ジずれ量の変化を示す図である。
【図5】第1および第2の実施形態において合焦位置の
検出を行うプログラムのフローチャートである。
検出を行うプログラムのフローチャートである。
【図6】第1の実施形態において合焦位置の検出を行う
サブルーチンのフローチャートである。
サブルーチンのフローチャートである。
【図7】フィルムに記録された画像を示す図である。
【図8】ラインセンサの位置に対するレジずれ量の総和
を示す図である。
を示す図である。
【図9】第2の実施形態において合焦位置の検出を行う
サブルーチンのフローチャートの前半部である。
サブルーチンのフローチャートの前半部である。
【図10】第2の実施形態において合焦位置の検出を行
うサブルーチンのフローチャートの後半部である。
うサブルーチンのフローチャートの後半部である。
【図11】ラインセンサの位置に対するレジずれ量を示
す図である。
す図である。
【図12】第3の実施形態における光源と原稿移送機構
とラインセンサを示す斜視図である。
とラインセンサを示す斜視図である。
20 光源
30 ラインセンサ
31 結像レンズ(光学要素)
M フィルム(記録媒体)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−202017(JP,A)
特開 平9−51403(JP,A)
特開 平9−65064(JP,A)
特開 平9−51408(JP,A)
特開 平7−123211(JP,A)
特開 昭57−162570(JP,A)
特開 昭62−262572(JP,A)
特開 平9−128547(JP,A)
特開 平7−55463(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 1/04
G06T 1/00
Claims (12)
- 【請求項1】 R(レッド)、G(グリーン)およびB
(ブルー)の色成分の光を出射する光源と、 記録媒体に前記光源から出射された前記光を検出して、
前記記録媒体に記録された画像に対応した画像信号を出
力するラインセンサと、 前記光源から出射された前記光の所定の色成分を光軸に
平行な平行光に変換し、かつ前記光の残りの色成分を前
記光軸と角度を有する平行光に変換して、前記ラインセ
ンサへ出射する光学要素と、 前記ラインセンサおよび記録媒体の少なくとも一方を前
記光学要素の前記光軸方向に移動させる移動手段と、 前記記録媒体上の同一部位に照射された前記R、Gおよ
びBの色成分の光のうち、所定の色成分の光により照明
される前記ラインセンサの受光面上の第1の部位に対す
る、残りの色成分のうち少なくとも1つの色成分の光に
より照明される前記ラインセンサの受光面上の第2の部
位のずれ量であるレジずれ量を検出するレジずれ検出手
段とを備えることを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 前記光学要素が前記記録媒体に画像を結
像させるための結像レンズを含み、前記移動手段が前記
ラインセンサと結像レンズを一体的に移動させることを
特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 【請求項3】 前記移動手段が前記記録媒体のみを移動
させることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装
置。 - 【請求項4】 前記移動手段がラインセンサを移動させ
るのに伴い、前記レジずれ検出手段が前記レジずれ量を
検出し、前記レジずれ量が最小となるときの前記ライン
センサの位置に前記ラインセンサを配置することを特徴
とする請求項1に記載の画像読取装置。 - 【請求項5】 前記レジずれ検出手段が、前記所定の色
成分の前記画像信号を構成する画素データと、前記残り
の色成分のうち少なくとも1つの色成分の前記画像信号
を構成する画素データとの差分の総和を算出することに
より前記レジずれ量を検出することを特徴とする請求項
1に記載の画像読取装置。 - 【請求項6】 前記レジずれ検出手段が、前記画像のエ
ッジの位置を前記所定の色成分と前記残りの色成分のう
ち少なくとも1つの色成分とについて検出して、前記所
定の色成分のエッジの位置と、前記残りの色成分のうち
少なくとも1つの色成分のエッジの位置との差を算出す
ることにより前記レジずれ量を検出することを特徴とす
る請求項1に記載の画像読取装置。 - 【請求項7】 前記光源として、前記光学要素の焦点位
置と直交する一直線上に前記R(レッド)、G(グリー
ン)およびB(ブルー)の色成分の光をそれぞれ出射す
る3個の発光素子が配列され、前記3個の発光素子のう
ち最も素子サイズの小さい発光素子が、前記光学要素の
前記光軸上に配置され、かつ前記3個の発光素子の中央
に配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像読
取装置。 - 【請求項8】 前記所定の色成分が前記3個の発光素子
の中央に配置された発光素子の色成分であることを特徴
とする請求項7に記載の画像読取装置。 - 【請求項9】 前記レジずれ検出手段が、前記中央に配
置された発光素子の色成分に対する、残りの発光素子の
色成分のうちの1つの色成分の前記レジずれ量を検出す
ることを特徴とする請求項8に記載の画像読取装置。 - 【請求項10】 前記レジずれ検出手段が、前記中央に
配置された光源の色成分に対する、残りの色成分の前記
レジずれ量を検出することを特徴とする請求項8に記載
の画像読取装置。 - 【請求項11】 複数の異なる色成分の光を出射する光
源と、 光軸を有し、前記光源からの各色成分の光のうち、所定
の色成分の光を前記光軸と平行な平行光に、残りの色成
分の光を前記光軸と交差する平行光に、それぞれ変換し
て前記記録媒体に向けて出射する光学系と、 前記記録媒体からの光を受光して、前記記録媒体上の記
録画像に対応した画像信号を出力する撮像素子と、 前記記録媒体上の同一部位に照射された前記各色成分の
光のうちの所定の色成分の光により照射される前記撮像
素子の受光面の第1の部位に対する、残りの色成分のう
ちの少なくとも1つの色成分の光により照明される前記
撮像素子の受光面上の第2の部位のずれ量であるレジず
れ量を検出するレジずれ検出手段と、 このレジずれ検出手段が検出したレジずれ量に基づい
て、前記撮像素子および記録媒体の少なくとも一方を前
記光軸方向に移動させる移動手段とを備えることを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項12】 前記光源がR(レッド)、G(グリー
ン)およびB(ブルー)の各色の光を発する3つの発光
素子が前記光学系の光軸と直交する方向に一直線上に配
列されるとともに、前記発光素子のうちの略中央に位置
する発光素子が前記光学系の焦点位置に配置されること
を特徴とする請求項11に記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22907198A JP3435355B2 (ja) | 1997-08-22 | 1998-08-13 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-241832 | 1997-08-22 | ||
JP24183297 | 1997-08-22 | ||
JP22907198A JP3435355B2 (ja) | 1997-08-22 | 1998-08-13 | 画像読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11168596A JPH11168596A (ja) | 1999-06-22 |
JP3435355B2 true JP3435355B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=26528620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22907198A Expired - Fee Related JP3435355B2 (ja) | 1997-08-22 | 1998-08-13 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3435355B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4913089B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-04-11 | 三菱電機株式会社 | 画像読取装置 |
-
1998
- 1998-08-13 JP JP22907198A patent/JP3435355B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11168596A (ja) | 1999-06-22 |
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