JP3434960B2 - 空気圧を用いた調整弁 - Google Patents
空気圧を用いた調整弁Info
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Description
センサ、アクチュエータ、静圧直線案内装置などの制御
ユニット、自動車の速度制御やブレーキシステム、航空
機の姿勢制御、あるいは医療分野における人工呼吸器や
アシストロボット等の気体を利用した各種システム製品
の高速化・高精度化に利用できるものであり、特に、主
弁の高速調整が可能でかつ大流量に対応した調整弁に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、空気圧で作動する各種システム製
品に用いられている調整弁には、例えば、図4(a)に
示すような入力流路201と出力流路203を備えたケ
ーシング202内にシール部材209を介して円盤状の
弁体206を回転可能に配置し、上記弁体206の回転
角度によって開口度を制御して入力流路201に加えら
れる流体の圧力および流量を調整するようにしたボール
弁タイプの調整弁200や図4(b)に示すような入力
流路301と出力流路303を備えたケーシング302
内に、前記入力流路301側と出力流路303側にそれ
ぞれ孔310a、310bを有する壁部材310を備
え、該壁部材310内に孔306aを有する円筒状の弁
体306をシール部材309を介して回転可能に配置
し、弁体306の回転角度を調整することによって壁部
材310の孔310a、310bと弁体306の孔30
6aとの開口度を制御して入力流路301に加えられる
流体の圧力および流量を調整するようにしたロータリ弁
タイプの調整弁300があった。 【0003】また、図4(a)、(b)に示す各弁体2
06、306の回転角度は、角度センサ204、304
で測定され、弁体駆動用の電磁モータ205、305
と、図5に示す制御増幅器400(サーボアンプ)にて
自動的に角度を調整するようになっていた。即ち、目標
角度401に対して角度センサ204、304の入力値
402が異なると、制御増幅器400を介して電磁モー
タ205、305が駆動され、角度センサ204、30
4の入力値402が目標角度401となるように制御さ
れるようになっていた。 【0004】なお、各弁体206、306と電磁モータ
205、305との連結にはカップリング207、30
7が用いられ、電磁モータ205、305の回転の支承
にはボールベアリング208、308が使用されてい
た。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、図4
(a)、(b)に示す調整弁200、300では次のよ
うな課題があった。 【0006】まず、弁体206、306とシール部材2
09、309とは気密に接していることから、弁体20
6、306が回転することに伴いシール部材209、3
09との間に摺動抵抗が発生するとともに、各弁体20
6、306と電磁モータ205、305とを連結するカ
ップリング207、307の剛性歪や電磁モータ20
5、305の回転を支承するボールベアリング208、
308の摺動抵抗等により弁体206、306の開閉時
間をさらに短くするには限界があった。 【0007】また、電磁モータ205、305のインダ
クタンスや負荷イナーシャ(慣性重量)により、動作の
立ち上がり時などに大きな遅れが生じるため、弁体20
6、306を直ちに作動させることができないというよ
うに、弁体206、306の高速調整が可能な調整弁2
00、300とすることができなかった。 【0008】例えば、図4(a)に示す調整弁200に
おいて、弁体206を直径18mm、厚み4.5mmの
ステンレス(SUS304)製とし、電磁モータ205には4
0WのACサーボモータを、角度センサ204には光電
式のエンコーダを用いたものでは、弁体206とシール
部材209との間の摺動抵抗等により弁体206を全開
させるまでに120msecも要し、また、弁体206
の負荷イナーシャ(慣性重量)が大きいことから弁体2
06を作動させるのに35msecも要するというよう
に、弁体206の開閉速度が非常に遅いものであった。
その為、流量リニアリティ精度および流量繰り返し精度
を向上させることができなかった。 【0009】また、図4(b)に示す調整弁300にお
いて、弁体306を外径8mm、厚み0.3mmのステ
ンレス(SUS304)製とし、弁体306および壁部材31
0の側面に直径2mm程度の孔306a、310a、3
10bを穿設するとともに、電磁モータ305に40W
のACサーボモータ、角度センサ304に光電式のエン
コーダを用いたものでは、図4(a)の調整弁200に
比べて弁体306の高速調整が可能であるものの、弁体
306を全開させるまでに10msecを要し、弁体3
06を作動させるのに4msecかかることから、流量
リニアリティ精度および流量繰り返し精度を0.1%以
下の精度にまで向上させることは難しいものであった。 【0010】しかも、図4(b)に示す調整弁300
は、弁体306および壁部材310の孔306a、31
0a、310bを大きくすることが構造上難しいため
に、オリフィス直径(許容最大口径)を大きく設定する
ことができず、大流量に対応可能な調整弁300とする
ことができなかった。 【0011】このように弁体の高速調整が可能でかつ大
流量に対応できる調整弁は未だ得られていなかった。 【0012】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、上
記の課題に鑑み、縦型のケーシングと、該ケーシング内
を上下に移動自在に配置され、一方が閉鎖し、他方が開
口した略円筒状のピストンと、該ピストンの閉鎖側と上
記ケーシングとで形成した第1の加圧室と、該第1の加
圧室側に設けた圧力調整部と、上記ピストンの開口側と
上記ケーシングとで形成した第2の加圧室と、該第2の
加圧室側で上記ピストンの移動方向に形成した入力流路
および上記ピストンの移動方向に対して垂直に形成した
出力流路と、上記ケーシングに対してピストンを静圧支
持するために上記ケーシングとピストンとの間隙に空気
を噴出する供給孔とから成り、上記圧力調整部は、上記
供給孔から噴出した空気を上記第1の加圧室を介してケ
ーシングから噴出するノズルと、該ノズルの噴出側に配
置し、上記ノズルとの距離を大小させて開口度を可変に
する圧力調整体とを有し、上記供給孔から空気を供給す
ると、ピストンがケーシング内に静圧支持され、かつ、
ピストンがその自重により入力流路側のケーシング内面
と当接して入力流路を閉じ、該ピストンで入力流路を閉
じた状態で入力流路から空気を供給すると入力流路より
供給される圧力によりピストンが上方に移動するととも
に該圧力と上記第1の加圧室が同じ圧力となったところ
で静止するように構成され、上記ピストンが静止した状
態で上記圧力調整体をノズルに近づけると、上記ノズル
の開口度が小さくなって上記第1の加圧室の圧力が高ま
り上記ピストンが入力流路側に移動するとともに、該ピ
ストンの移動により上記出力流路に供給される空気の流
量を減少させ、一方、上記ピストンが静止した状態で上
記圧力調整体をノズルから遠ざけると、上記ノズルの開
口度が大きくなって上記第1の加圧室の圧力が低くなり
上記ピストンが上記圧力調整部側に移動するとともに、
該ピストンの移動によって上記出力流路に供給される空
気の流量を増大させることを特徴とする空気圧を用いた
調整弁を提供するものである。 【0013】 【0014】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1に
説明する。本発明に係る調整弁100は、ケーシング1
02内に主弁をなす略円筒状のピストン104を移動自
在に配置し、該ピストン104により隔離されるケーシ
ング102内の2つの加圧室110、111のうち一方
には圧力調整部109を設けるとともに、他方には入力
流路101および出力流路103を形成してあり、ケー
シング102内のピストン104側面に対応する部分に
は噴出流体を供給するための流体供給孔108を設けて
ある。なお、上記入力流路101はピストン104の移
動方向に、出力流路103はピストン104の移動方向
に対し垂直方向にそれぞれ形成してある。 【0015】上記圧力調整部109は、加圧室111に
連通するノズル105と、該ノズル105の噴出側に配
置した圧力調整体としての圧力調整板106と、該圧力
調整板106を駆動させて前記ノズル105との距離を
可変にするための圧電アクチュエータ107を備えたも
のであり、加圧室111内の流体が圧力調整板106に
よって抵抗を受けながらノズル105より放出されるよ
うになっている。また、上記圧電アクチュエータ107
は、多数の圧電素子を積層した構造のものであり、電圧
を印加することにより積層方向(矢印方向)を微小に伸
縮駆動させることができる。 【0016】その為、圧電アクチュエータ107を伸ば
してノズル105と圧力調整板106との距離dを小さ
くすると、ノズル106の開口度が小さくなるために噴
出流体に対する抵抗が大きくなり、加圧室111の圧力
を高くすることができる。逆に、圧電アクチュエータ1
07を縮めてノズル105と圧力調整板106との距離
dを大きくすると、ノズル105の開口度が大きくなる
ために噴出流体に対する抵抗が小さくなり、加圧室11
1の圧力を低くすることができる。 【0017】即ち、圧電アクチュエータ107への通電
を制御し、伸縮駆動させることにより、加圧室111内
の圧力を調整することができるようになっている。な
お、圧電アクチュエータ107の直線性を向上させるた
めに、バネ等の弾性部材を介在させて圧電アクチュエー
タ107の収縮方向に予圧を加えておいても良い。 【0018】次に、図1に示す調整弁100の作動につ
いて説明する。 【0019】まず、流体供給孔108より主弁をなすピ
ストン104とケーシング102との間隙に流体を噴出
させて、ピストン104をケーシング102内で静圧支
持させる。この時、主弁をなすピストン104は自重に
より入力流路101側のケーシング2内面と当接して流
路を閉じている。 【0020】次に、入力流路101より流体を供給する
と、入力流路101より供給される圧力により、ピスト
ン104が上方に移動し、加圧室111内の圧力と同じ
圧力となったところでピストン104はケーシング10
2内で静止する。 【0021】なお、流体供給孔108より供給された噴
出流体は2つの加圧室110、111にそれぞれ流れ込
み、加圧室111では圧力を高めるように作用するが、
圧力調整部109によって一定圧となるように調整され
るようになっている。 【0022】ここで、圧力調整部109の圧電アクチュ
エータ107に通電してノズル105と圧力調整板10
6との距離dを小さくすると、ノズル105の開口度が
小さくなるために加圧室111内の圧力が高まるために
ピストン104の平衡状態が崩れて入力流路101側に
移動し、圧力調整部109側のピストン104に加わる
圧力と入力流路101側のピストン104の圧力とが同
じ圧力となるところでピストン104が静止する。この
時、加圧室110の容積が小さくなるために出力流路1
03の開口度が小さくなり、入力流路101に供給され
る流体圧に対する抵抗が大きくなることから、出力流路
103に供給される流量を減少させることができる。逆
に、圧力調整部109の圧電アクチュエータ107に通
電してノズル105と圧力調整板106との距離dを大
きくすると、ノズル105の開口度が大きくなり加圧室
111内の圧力が低くなるためにピストン104の平衡
状態が崩れて圧力調整部109側に移動し、圧力調整部
109側のピストン104に加わる圧力と入力流路10
1側のピストン104の圧力とが同じ圧力となるところ
でピストン104が静止する。この時、加圧室110の
容積が大きくなるために、出力流路103の開口度が大
きくなり、入力流路101に供給される流体圧に対する
抵抗が小さくなることから出力流路103に供給される
流量を増大させることができる。 【0023】このように、本発明に係る調整弁100は
主弁をピストン構造とし、該ピストン104をケーシン
グ102内で静圧支持するようにしたことから、動作抵
抗や動作反力が極めて小さく、しかも摺動や屈曲部分が
ないために経時変化がない。その為、長期間にわたって
主弁をなすピストン104の高速調整を可能とすること
ができる。しかも、加圧室110の表面積を大きくとる
ことができ、かつ軸方向剛性を高くすることができるた
め、大流量に対応可能な調整弁100とすることができ
る。 【0024】また、圧力調整部109をノズル105と
圧力調整板106とで構成したことによって、ノズル1
05径を大きくして放出量を多くすることが可能である
ため、ピストン104の速度を2m/秒、加速度10G
以上と移動速度を速くすることができ、ピストン104
の開閉速度を向上させることができる。 【0025】なお、本発明に係る調整弁100を構成す
るピストン104、ケーシング102、圧力調整板10
6等の材質は、軽量で比較的高精度に加工可能なステン
レスやアルマイト処理されたアルミニウムを用いること
ができ、さらに好ましくは軽量でかつ高精度に加工で
き、しかも、高剛性で低熱膨張率等の特性を有する、ア
ルミナ、ジルコニア、炭化珪素、窒化珪素等のセラミッ
クスで形成することが良い。 【0026】また、本発明に係る調整弁100は主弁を
なすピストン104を静圧支持した構造としてあるた
め、その形状としては円筒状だけに限らず、角柱状や楕
円柱状をしたものであっても構わない。なお、図1に示
す調整弁100では、ピストン104の軽量化のために
内部をくり抜いた構造としてあるが、比重の小さな材料
により形成する場合には、中実の円柱状であっても良
い。 【0027】次に、圧力調整部109の他の実施形態を
図2(a)〜(c)に説明する。 【0028】図2(a)に示す圧力調整部109は、図
1に示す圧力調整部109のノズル105を延設し、そ
の周囲に前記ノズル105に流体を噴出するための圧力
供給孔120を設けたものである。その為、上記圧力供
給孔120よりノズル105を介して加圧室111に流
体を噴出させることにより、加圧室111内の加圧速度
を上昇させ、入力流路101側へのピストン104の移
動速度を速めることができるため、より高速調整が可能
な調整弁100とすることができる。 【0029】また、図2(b)に示す圧力調整部109
のように、図1に示す圧力調整部109のノズル105
を延設し、該ノズル105の内側に圧力調整体としての
圧力調整板106および圧電アクチュエータ107を配
置し、ノズル105の噴出口105’と圧力調整板10
6との距離を調整するようにしても良い。 【0030】さらに、図2(c)に示す圧力調整部10
9のような、ノズル105の先端側に配置した圧力調整
板121自体を、電圧印加により歪みを生じるような圧
電素子で形成し、電圧を印加して圧力調整板121を歪
ませることにより圧力調整板121とノズル105との
距離を調整するようにしたものであっても良い。 【0031】なお、圧電素子からなる圧力調整板121
としては、CaTiO3 やBaTiO3 などにより形成
すれば良く、さらには薄肉のアルミナ、ジルコニア、窒
化珪素等のセラミック板に上記圧電素子を印刷して振動
板としたものであっても構わない。 【0032】また、上記圧力調整部109としては、図
1および図2に示したものだけに限らず、ボイスコイル
を用いたリニアモータ等の電磁力を利用した移動手段を
用いることも可能である。 【0033】 【実施例】図1に示す本発明の調整弁100を試作して
特性について測定を行った。 【0034】主弁をなすピストン104はステンレス製
とし、有効面積が約200mm2 の略円筒体をしたもの
を用い、真鍮製のケーシング102内に静圧支持させ
た。なお、圧力調整部109のノズル105径は2mm
としてある。 【0035】そして、流体として空気を用い、入力流路
101に供給する圧縮空気のケージ圧を1kg/cm2
とし、出力流路103は大気に開放(ケージ圧:0kg
/cm2 )とした。 【0036】また、比較例として図2(a)、(b)に
示す調整弁200、300も用意し、同様に測定を行っ
た。ただし、各調整弁200、300の構造は以下に示
す通りである。 【0037】 〔図4(a)に示す調整弁200〕 弁体206 :材質 ステンレス(SUS304) :寸法 直径18mm、厚み4.5mmの板状体 シール部材209:材質 ふっ素樹脂 電磁モータ205:40WのACサーボモータ 角度センサ204:光電式のエンコーダ 〔図4(b)に示す調整弁300〕 弁体306 :材質 ステンレス(SUS304) :寸法 外径8mm、厚み0.3mmの円筒体 孔径2mmラ3 壁部材310 :寸法 孔径2mmラ2 シール部材309 :材質 ふっ素樹脂 電磁モータ305 :40WのACサーボモータ 角度センサ304 :光電式のエンコーダ 各調整弁100、200、300のスペックは表1に示
す通りであり、弁体の開閉速度を示す特性グラフは図3
に示す通りである。 【0038】 【表1】 【0039】この結果、表1および図3に示すように本
発明に係る調整弁100は、主弁をなすピストン104
の動作反力が極めて小さく、また摺動や屈曲部分がない
ことから開閉速度を2.4msecとすることができ、
図4(a)に示す従来の調整弁200に比べて1/50
に、図4(b)に示す従来の調整弁300と比較しても
大幅に短くすることができた。また、最大遅れ時間(弁
体をなすピストン104を動作させるまでの時間)も
0.3msecと大幅に短くすることができた。その結
果、流量リニアリティ精度で0.08%、流量繰り返し
精度では0.04%と主弁の高速調整が可能でかつ信頼
性の高いものとすることができた。 【0040】また、本発明に係る調整弁100はオリフ
ィス直径を大きくすることができ、かつ大きな軸方向剛
性を有しているため、最大8800Nl/minもの大
流量にも対応可能であった。 【0041】なお、本発明に係る調整弁100において
オリフィス直径とは、ピストン104が最も上方に位置
した時の加圧室110の表面積を算出し、この表面積と
同じ面積を有する円に置き換えた時の円の直径のことで
ある。 【0042】 【発明の効果】以上のように、本発明は、上述の構成に
したことにより、動作抵抗や動作反力が極めて小さく、
しかも摺動や屈曲部分がないために経時変化がないた
め、長期間にわたって主弁をなすピストンの高速調整を
可能とすることができる。しかも、入力流路および出力
流路を備える加圧室の表面積を大きくとることができ、
かつ軸方向剛性を高くすることができるため、大流量に
も対応可能とすることができる。 【0043】また、本発明は上記圧力調整部をノズルと
圧力調整板とで構成したことによって、ノズル径を大き
くして放出量を多くすることができるため、ピストンの
移動速度を速くすることができ、高速調整を可能とする
ことができる。 【0044】その為、本発明に係る調整弁を用いれば、
最大流量5000Nl以上、主弁の開閉速度5msec
以下、流量リニアリティ精度および流量繰り返し精度
0.1%以下が要求される自動車の速度制御やブレーキ
システム、航空機の姿勢制御、あるいは医療分野におけ
る人工呼吸器やアシストロボット等の気体や液体などの
流体を利用した各種システム製品の高速化・高精度化を
実現することができる。
他の圧力調整部を示す断面図である。 【図3】本発明および従来の調整弁の弁体の開閉速度を
示す特性図である。 【図4】従来の調整弁を示す断面図であり、(a)はボ
ール型調整弁、(b)はロータリ型調整弁である。 【図5】従来の調整弁に備える弁体の制御方法を示す説
明図である。 【符号の説明】 100・・・調整弁、 101・・・入力流路、 10
2・・・ケーシング、103・・・出力ポート、 10
4・・・ピストン、 105・・・ノズル、106・・
・圧力調整板、 107・・・圧電アクチュエータ、1
08・・・流体供給孔、 109・・・圧力調整部、
110・・・加圧室、111・・・加圧室
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 縦型のケーシングと、 該ケーシング内を上下に移動自在に配置され、一方が閉
鎖し、他方が開口した略円筒状のピストンと、 該ピストンの閉鎖側と上記ケーシングとで形成した第1
の加圧室と、 該第1の加圧室側に設けた圧力調整部と、 上記ピストンの開口側と上記ケーシングとで形成した第
2の加圧室と、 該第2の加圧室側で上記ピストンの移動方向に形成した
入力流路および上記ピストンの移動方向に対して垂直に
形成した出力流路と、 上記ケーシングに対してピストンを静圧支持するために
上記ケーシングとピストンとの間隙に空気を噴出する供
給孔とから成り、 上記圧力調整部は、上記供給孔から噴出した空気を上記
第1の加圧室を介してケーシングから噴出するノズル
と、該ノズルの噴出側に配置し、上記ノズルとの距離を
大小させて開口度を可変にする圧力調整体とを有し、 上記供給孔から空気を供給すると、ピストンがケーシン
グ内に静圧支持され、かつ、ピストンがその自重により
入力流路側のケーシング内面と当接して入力流路を閉
じ、該ピストンで入力流路を閉じた状態で入力流路から
空気を供給すると入力流路より供給される圧力によりピ
ストンが上方に移動するとともに該圧力と上記第1の加
圧室が同じ圧力となったところで静止するように構成さ
れ、 上記ピストンが静止した状態で上記圧力調整体をノズル
に近づけると、上記ノズルの開口度が小さくなって上記
第1の加圧室の圧力が高まり上記ピストンが入力流路側
に移動するとともに、該ピストンの移動により上記出力
流路に供給される空気の流量を減少させ、一方、 上記ピストンが静止した状態で上記圧力調整体をノズル
から遠ざけると、上記ノズルの開口度が大きくなって上
記第1の加圧室の圧力が低くなり上記ピストンが上記圧
力調整部側に移動するとともに、該ピストンの移動によ
って上記出力流路に供給される空気の流量を増大させる
ことを特徴とする空気圧を用いた調整弁。
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DE102010023495B3 (de) * | 2010-06-11 | 2011-09-15 | Airbus Operations Gmbh | Prioritätsventilanordnung, Verfahren zum Betreiben einer Prioritätsventilanordnung und Fluidsystem |
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1996
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