JP3434670B2 - 帯域管理装置 - Google Patents
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- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯域管理装置に関
する。特に、非同期転送モード(以下、ATM:Asynch
ronous Transfer Modeという。)網を構成する回線の帯
域管理に用いる装置として好適なものである。 【0002】 【従来の技術】今日、より高速で高品質な通信を実現で
きる広帯域サービス総合ディジタル網(以下、B−IS
DN:Broadband Integrated Services Digital Networ
kという。)の構築が急がれており、その主要技術であ
るATM技術の標準化作業が急ピッチで進められてい
る。 【0003】このATM技術は、伝送データを48バイ
トづつ区切ったものに5バイトの制御情報(ヘッダ)を
付した53バイトの固定長セルを伝送路を介して転送す
る技術であり、ハードウェアによる高速交換に適してい
ることから、帯域を異にする複数のメディア情報を同時
に転送することが求められるB−ISDNにおいては不
可欠な技術として注目されている技術である。 【0004】ところで、従来のATM技術では、1つの
回線を複数のチャネルで共有する場合、当該回線の帯域
を、各チャネルが要求する帯域に応じて固定的に割り当
てる手法が採用されている。なお、この制御には、各セ
ル時間ごとに回線を占有するチャネルを指定する情報が
書き込まれているテーブルが用いられ、当該テーブルの
読み出し位置を1セル時間ごとにシフトすることによ
り、帯域の割当を実現している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる帯域
管理方法では、例えば、テーブルが指示したチャネルの
バッファ内に回線に読み出すべきセルが未だ蓄積されて
いない場合、指定されたチャネルのセルを伝送できない
だけでなく、既に伝送すべきセルが用意されている他の
チャネルについてもセルの送出を行うことができず、帯
域の空きが生じるのを避け得なかった。 【0006】このため、回線帯域を有効に使うため、空
き帯域が生じた場合には、瞬時的に帯域の割当を越えて
情報の転送を許す仕組みが必要となってきている。 【0007】本発明は、以上の課題を考慮してなされた
もので、各チャネルが自らデータを転送する最低限の帯
域を確保しつつ、回線に空き帯域がある場合には必要に
応じてその空き帯域を利用してデータ転送をできるよう
にすることにより、回線帯域の有効利用を実現できる帯
域管理装置を提案しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、複数のチャネルの共有に係る非
同期転送モード回線へ、各チャネルの割当て帯域に応じ
て、各チャネルの送出セルを選択して出力する帯域管理
装置において、以下の手段を設けるようにする。 【0009】すなわち、(1) 複数のチャネルそれぞれに
対応し、入力された対応するチャネルの送信セルを、送
出許可が与えられるまで個別に蓄積すると共に、蓄積し
ている送信セルがある場合に送出要求を出力する複数の
入力バッファ部と、(2)各入力バッファ部の送出要求の
出力線がそれぞれ接続されている複数の入力端子を備え
ると共に、同数の出力端子を備え、与えられた当該タイ
ムスロットでの接続状態情報に従い、自己の複数の入力
端子及び複数の出力端子間を1対1接続させるローテー
タと、(3)ローテータの各出力端子にそれぞれ対応した
複数の入力端子を備えると共に、その各入力端子に異な
る優先順位が付与されており、1以上の入力端子から同
時に送出要求が入力されたときに、送出要求が入力され
た中で最も優先順位が高い入力端子への送出要求の送信
元の入力バッファ部へ送出許可を返信するセル競合制御
回路と、(4)各チャネルの割当て帯域に応じてタイムス
ロット毎に更新されていく接続状態情報をローテータへ
与える接続状態情報出力部とを設けるようにする。 【0010】以上の帯域管理装置においては、優先順位
を各チャネルに要求される帯域に応じて各タイムスロッ
ト毎に切り換えて割り当てることにより、全ての入力バ
ッファ部からの送出要求が競合している場合にも、各チ
ャネルに要求される帯域を満たすように送出セルを選択
することができる。 【0011】また、仮に、あるタイムスロットにおい
て、最も優先順位の高い入力バッファ部についての送出
要求が競合制御手段に入力されていない場合でも、残る
送出要求のうち最も高い優先順位が付されているものを
選択して送出許可を与えるため、帯域の空きを極力少な
くすることが可能となる。 【0012】 【発明の実施の形態】(A)実施形態 (A−1)帯域管理装置の構成 以下、本発明に係る帯域管理装置の一実施形態を、図面
に基づいて説明する。 【0013】ここでは、ATM回線の帯域を管理する帯
域管理装置について、図1を用いて説明する。 【0014】(a)全体構成 図1に示すように、本実施形態に係る帯域管理装置1
は、複数のチャネルそれぞれに対応する入力バッファ部
21、22、…2nと、ローテータ3と、セル競合制御
回路4の3つの機能ブロックから構成されている。この
帯域管理装置1の特徴は、原則的な帯域の割当てを基本
としつつも、予定されたチャネルについてセル送出が間
に合わない場合には、他のチャネルにATM回線の使用
権を割り当て得る点である。 【0015】(b)各部の構成 (b−1)入力バッファ部の構成 入力バッファ部2i(i=1、2、…n)は、帯域管理
装置1が制御対象とする複数のチャネルそれぞれについ
て1つづつ設けられたバッファ手段であり、FIFOメ
モリ5i(i=1、2、…n)及びメモリ管理部6i
(i=1、2、…n)から構成されている。 【0016】このうち、FIFOメモリ5iは、先入れ
先出し型のメモリであり、メモリ管理部6iから送出命
令が与えられたとき、最先に入力さたATMセルをAT
M回線へ送出するように構成されている。 【0017】メモリ管理部6iは、FIFOメモリ5i
を管理する手段であり、新たなATMセルの入力がある
たび、当該FIFOメモリ5iに蓄積されているATM
セルの個数を管理するカウント値を「1」だけカウント
アップするようになっている。 【0018】また、当該メモリ管理部6iは、FIFO
メモリ5iに蓄積されているATMセルの個数が1個以
上である場合、ローテータ3に対してセル送出要求信号
Sreq を送出するようになっており、当該信号に対して
セル送出許可信号Sack の応答があった場合には、前述
の送出命令を、FIFOメモリ5iに対して与えるよう
になっている。なお、この送出命令と同時に、蓄積され
ているATMセルの個数を管理するカウント値は「1」
だけ減算される。 【0019】なお、このメモリ管理部6iは、FIFO
メモリ5iにATMセルが蓄積されていないと判断した
場合には、ローテータ3に対してセル送出要求信号Sre
q を送出しないようになっている。これは、送出すべき
ATMセルがないにもかかわらず、ローテータ3におい
て高い優先順位が与えられ、セル送出許可信号Sackが
与えられないようにするためである。 【0020】(b−2)ローテータの構成 ローテータ3は、前段の入力バッファ部21、22…2
nから並列的に入力される各入力の並びを、ローテート
テーブル7から与えられる優先順位情報に基づいて並び
替える手段であり、その並び替えは、1タイムスロット
(1セル時間)に1回ずつ行なわれるようになってい
る。 【0021】ローテートテーブル7は、入力信号をどの
ように並び替えて出力するかについての情報(以下、状
態という。)を、各チャネルの帯域特性が満たされるよ
うに配列して記憶しているテーブルである。 【0022】このローテートテーブル7の例を、図2
(b)に示す。この図2(b)は、4つのチャネルに要
求される帯域がいずれも等しい場合の例であり、そのた
め、4つの状態を巡回的に繰り返させている。これは、
ATM回線内におけるチャネルの帯域割り当ての公平性
を担保するためである。 【0023】なお、仮に、このローテータ3がない場合
には、次の事態が生じてしまう。すなわち、複数のチャ
ネル間の優先度が固定的に決定され、各チャネル間の公
平性を維持することが難しくなってしまう。 【0024】例えば、ATM回線内に設けられている、
ある2つのチャネルがそれぞれセル送出要求信号Sreq
を出している場合にも、このローテータ3が設けられて
いないと、常に何れか一方にだけセル送出許可信号Sac
k が応答されることになり、他方のチャネルはセル送出
を待たされ続けて何時までもセルを送出することができ
なくなってしまう。 【0025】従って、このローテータ3を設けることに
より、それそれのチャネルの順番毎にセル送出許可信号
Sack が与えられることになり、どちらか一方のチャネ
ルだけがセルの送出を待たされ続けるということを無く
すことができる。 【0026】また、図2(b)の例では、ローテータテ
ーブル7の状態の配列を、全てのチャネルに対して優先
順位が公平に表れるように設定しているが、あるチャネ
ルの優先度が高くなるように、意図的に状態の配列を変
えて設定しておくことも可能である。このようにする
と、あるチャネルについて割り当てられる帯域を、他の
チャネルに割り当てられる帯域よりも多くすることも可
能である。 【0027】(b−3)セル競合制御回路の構成 セル競合制御回路4は、入力端子に優先順位が付されて
いる選択手段であり、ローテータ3から入力されるセル
送出要求信号Sreq のうち、最も優先順位の高い入力端
子から入力されたものを一つ選択し、これに対してセル
送出許可信号Sack を応答するようになっている。 【0028】ここで、セル競合制御回路4は、図3の真
理値表に基づいて動作する。セル競合制御回路4は、図
3の真理値表に基づき、優先順位の高い方から順番に
(すなわち、a、b、c、dの順に)セル送出要求信号
Sreq の有無を確認していき、最初にセル送出要求信号
Sreq が認められたチャネルについて、セル送出許可信
号Sack を出力している。なお、その他のセル送出要求
信号Sreq に対しては、セル送出不許可信号Snackを応
答するようになっている。 【0029】(A−2)帯域割当動作 続いて、以上の構成を備える帯域管理装置の動作内容
を、図4〜図10を用いて説明する。なお、以下の説明
では、帯域管理装置が管理するATM回線内のチャネル
数を4とする。 【0030】まず、初期状態を図4に示す。図4に示す
ように、入力バッファ部21、22、23、24のそれ
ぞれには、2、1、0、3個のATMセルが蓄積されて
いる。 【0031】なお、図4の場合、ローテートテーブル7
のテーブル長が「6」に設定されており、接続の状態
を、状態「1」、「2」、「3」、「4」、「1」、
「2」の順に設定すべきことが記録されている。これら
状態「1」、「2」、「3」、「4」が指定する入出力
関係を、図5(a)〜(d)に示す。 【0032】ここで、状態「1」は、優先順位が、入力
バッファ部21、22、23、24の順であることを表
している。また、状態「2」は、優先順位が、入力バッ
ファ部22、23、24、21の順であることを表して
いる。さらに、状態「3」は、優先順位が、入力バッフ
ァ部23、24、21、22の順であることを表してい
る。状態「4」は、優先順位が、入力バッファ部24、
21、22、23の順であることを表している。 【0033】従って、各タイムスロットにおいて各入力
バッファ部21〜24からセル送出要求信号Sreq が出
された場合には、状態「1」のとき入力バッファ部21
が選択され、状態「2」のとき入力バッファ部22が選
択され、状態「3」のとき入力バッファ部23が選択さ
れ、状態「4」のとき入力バッファ部24が選択される
ことになる。この結果、各状態の出現頻度が、各入力バ
ッファ部2iのチャネルに求められる最低帯域保証値に
対応することになる。 【0034】図4の場合には、入力バッファ部21及び
22のそれぞれに、全体の帯域の1/3が割り当てられ
ており、入力バッファ部23及び24のそれぞれに、全
体の帯域の1/6が割り当てられている。 【0035】初期状態の説明に戻る。さて、図4に示す
初期状態においては、入力バッファ部23を除く全ての
入力バッファ部21、22及び24から、ローテータ3
に対し、セル送出要求信号Sreq が送出されている。こ
のとき、ローテータテーブル7が指示している状態は状
態「1」である。 【0036】従って、ローテータ3からセル競合制御回
路4に対しは、図6に示すように、入力バッファ部2
1、22及び24の順に優先順位の高い入力端にセル送
出要求信号Sreq が与えられることになり、これらの中
で最も優先順位の高かった入力バッファ部21に対し
て、セル送出許可信号Sack が応答されることになる。
この結果、入力バッファ部21から、FIFOメモリ5
1に記憶されているATMセルのうちで最先のATMセ
ルがATM回線に出力される。なお、このATMセルの
出力と同時にメモリ管理部61のカウント値(セル蓄積
量)は「1」だけ減算され、「1」個となる。 【0037】次のタイムスロットでは、図7に示すよう
に、ローテートテーブル7の指定する状態が状態「2」
に切り替わる。この場合も、入力バッファ部23を除く
他の入力バッファ部21、22及び24のそれぞれには
ATMセルが蓄積されているので、各入力バッファ部2
1、22及び24からセル送出要求信号Sreq がローテ
ータ3に対して送出される。 【0038】ただし、このタイムスロットでは、ローテ
ータ3における優先順位は、入力バッファ部22が最高
となり、入力バッファ部21は最低となっているので、
入力バッファ部22のセル送出要求信号Sreq に対して
セル送出許可信号Sack が出されることになる。この結
果、入力バッファ部22からATMセルが出力され、そ
のFIFOメモリ52に蓄積されているATMセルの数
は「0」個になる。 【0039】さらに次のタイムスロットでは、図8に示
すように、ローテートテーブル7の指定する状態が状態
「3」に切り替わる。この場合、セル送出要求信号Sre
q を送出するのは入力バッファ部21と24の2つであ
る。 【0040】このとき、ローテータ3が指示する最も優
先順位の高い入力は、入力バッファ部23であるが、こ
の入力バッファ部23からはセル送出要求信号Sreq が
出されていないので、2番目に優先順位の高い入力バッ
ファ部24のセル送出要求信号Sreq がセル競合制御回
路4において選択され、当該入力バッファ部24に対し
てセル送出許可信号Sack が出されることになる。 【0041】この結果、入力バッファ部24からATM
セルが出力され、そのFIFOメモリ54に蓄積されて
いるATMセルの数は「2」個になる。このように、従
来装置の場合には、ATMセルを出力し得なかったよう
な状況下でも、他のチャネルのうち優先順位の高いチャ
ネルのATMセルを送出することができている。 【0042】この後は、図9及び図10に示す動作が順
番に実行され、図9では優先順位が最高の入力バッファ
部24からATMセルが出力され、図10では再び優先
順位が最高になった入力バッファ部21からATMセル
が出力されることになる。以下この動作がローテートテ
ーブル7に記憶されている優先順位に従い実行される。 【0043】(A−3)実施形態の効果 以上のように、本実施形態の帯域管理装置によれば、あ
る入力バッファ部のATMセルを送出すべきタイムスロ
ットが到来しても、その入力バッファ部に送出すべきA
TMセルが蓄積されていない場合には、これに続く優先
順位を有する入力バッファ部にATMセルの送出権を移
行し、それでも送出すべきATMセルがない場合にはさ
らに続く優先順位の入力バッファ部へとATMセルの送
出権を移行させるようにしたことにより、それぞれの入
力バッファ部に送出すべきATMセルがある場合にはそ
の中から最も優先順位の高い入力バッファ部からATM
セルを送出できるようにすることができる。 【0044】これにより、ある帯域が割り当てられてい
るATM回線内の各チャネルに、一時的な帯域の空きが
生じた場合にも、この帯域を有効に活用してATMセル
を送出することができる帯域管理装置を実現することが
できる。 【0045】また、この実施形態においては、ローテー
タ3とローテータテーブル7とを設け、各チャネルにつ
いてのセル送出権を公平に割り当てるようにしたことに
より、各チャネルのセル送出の機会を均等にでき、送出
の機会に不公平が生じないようにできる。 【0046】なおここで、公平性とは同じ帯域を割り当
てたチャネル同士での送出権の公平性である。また、チ
ャネル間についてはテーブル設定の変更によってどのよ
うにも送出帯域分割が可能となる。この送出帯域分割が
自送出の最低帯域となる。 【0047】(B)他の実施形態 なお、上述の実施形態においては、チャネル数を4とす
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、一般にn(nは2以上の自然数)個のチャネルを
有するATM回線の帯域を管理する場合に拡張できる。 【0048】また、上述の実施形態においては、入力バ
ッファ部のFIFOメモリ5iの段数を6段としている
が、この段数に限られるものではない。 【0049】さらに、上述の実施形態においては、ロー
テータテーブル7のテーブル長を「6」とする場合につ
いて述べたが、帯域の分割比率等に応じてこのテーブル
長は自由に設定し得る。 【0050】さらに、上述の実施形態においては、AT
MセルをFIFOメモリ5iに記憶することとしたが、
必ずしもこれに限られるものではなく、汎用メモリをF
IFOメモリの形態で使用する場合や入力順によらずA
TMセルを出力する構成のメモリ手段を用いても良い。 【0051】さらに、上述の実施形態においては、各入
力バッファ部2iのメモリ管理部6iは、自装置が管理
するFIFOメモリ5iにATMセルが蓄積されている
場合にのみセル送出要求信号Sreq を出力させる場合に
ついて述べたが、送出すべきATMセルの有無に拘わら
ず、全てのメモリ管理部6からセル送出要求信号Sreq
を出力させるようにしても良い。 【0052】この場合には、セル送出要求信号Sreq
に、送出すべきATMセルの有無を示す情報を付加する
ようにし、セル競合制御回路4において、送出すべきA
TMセルを有するものの中で優先度の最も高いものを選
択させるような構成にすれば、同様の効果を得ることが
できる。 【0053】 【発明の効果】上述のように、本発明によれば、各チャ
ネルに要求される最低の帯域を保証しつつも、帯域に空
きが生じた場合には、これを有効に他のチャネルに割り
当てることができる。
する。特に、非同期転送モード(以下、ATM:Asynch
ronous Transfer Modeという。)網を構成する回線の帯
域管理に用いる装置として好適なものである。 【0002】 【従来の技術】今日、より高速で高品質な通信を実現で
きる広帯域サービス総合ディジタル網(以下、B−IS
DN:Broadband Integrated Services Digital Networ
kという。)の構築が急がれており、その主要技術であ
るATM技術の標準化作業が急ピッチで進められてい
る。 【0003】このATM技術は、伝送データを48バイ
トづつ区切ったものに5バイトの制御情報(ヘッダ)を
付した53バイトの固定長セルを伝送路を介して転送す
る技術であり、ハードウェアによる高速交換に適してい
ることから、帯域を異にする複数のメディア情報を同時
に転送することが求められるB−ISDNにおいては不
可欠な技術として注目されている技術である。 【0004】ところで、従来のATM技術では、1つの
回線を複数のチャネルで共有する場合、当該回線の帯域
を、各チャネルが要求する帯域に応じて固定的に割り当
てる手法が採用されている。なお、この制御には、各セ
ル時間ごとに回線を占有するチャネルを指定する情報が
書き込まれているテーブルが用いられ、当該テーブルの
読み出し位置を1セル時間ごとにシフトすることによ
り、帯域の割当を実現している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところが、かかる帯域
管理方法では、例えば、テーブルが指示したチャネルの
バッファ内に回線に読み出すべきセルが未だ蓄積されて
いない場合、指定されたチャネルのセルを伝送できない
だけでなく、既に伝送すべきセルが用意されている他の
チャネルについてもセルの送出を行うことができず、帯
域の空きが生じるのを避け得なかった。 【0006】このため、回線帯域を有効に使うため、空
き帯域が生じた場合には、瞬時的に帯域の割当を越えて
情報の転送を許す仕組みが必要となってきている。 【0007】本発明は、以上の課題を考慮してなされた
もので、各チャネルが自らデータを転送する最低限の帯
域を確保しつつ、回線に空き帯域がある場合には必要に
応じてその空き帯域を利用してデータ転送をできるよう
にすることにより、回線帯域の有効利用を実現できる帯
域管理装置を提案しようとするものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、複数のチャネルの共有に係る非
同期転送モード回線へ、各チャネルの割当て帯域に応じ
て、各チャネルの送出セルを選択して出力する帯域管理
装置において、以下の手段を設けるようにする。 【0009】すなわち、(1) 複数のチャネルそれぞれに
対応し、入力された対応するチャネルの送信セルを、送
出許可が与えられるまで個別に蓄積すると共に、蓄積し
ている送信セルがある場合に送出要求を出力する複数の
入力バッファ部と、(2)各入力バッファ部の送出要求の
出力線がそれぞれ接続されている複数の入力端子を備え
ると共に、同数の出力端子を備え、与えられた当該タイ
ムスロットでの接続状態情報に従い、自己の複数の入力
端子及び複数の出力端子間を1対1接続させるローテー
タと、(3)ローテータの各出力端子にそれぞれ対応した
複数の入力端子を備えると共に、その各入力端子に異な
る優先順位が付与されており、1以上の入力端子から同
時に送出要求が入力されたときに、送出要求が入力され
た中で最も優先順位が高い入力端子への送出要求の送信
元の入力バッファ部へ送出許可を返信するセル競合制御
回路と、(4)各チャネルの割当て帯域に応じてタイムス
ロット毎に更新されていく接続状態情報をローテータへ
与える接続状態情報出力部とを設けるようにする。 【0010】以上の帯域管理装置においては、優先順位
を各チャネルに要求される帯域に応じて各タイムスロッ
ト毎に切り換えて割り当てることにより、全ての入力バ
ッファ部からの送出要求が競合している場合にも、各チ
ャネルに要求される帯域を満たすように送出セルを選択
することができる。 【0011】また、仮に、あるタイムスロットにおい
て、最も優先順位の高い入力バッファ部についての送出
要求が競合制御手段に入力されていない場合でも、残る
送出要求のうち最も高い優先順位が付されているものを
選択して送出許可を与えるため、帯域の空きを極力少な
くすることが可能となる。 【0012】 【発明の実施の形態】(A)実施形態 (A−1)帯域管理装置の構成 以下、本発明に係る帯域管理装置の一実施形態を、図面
に基づいて説明する。 【0013】ここでは、ATM回線の帯域を管理する帯
域管理装置について、図1を用いて説明する。 【0014】(a)全体構成 図1に示すように、本実施形態に係る帯域管理装置1
は、複数のチャネルそれぞれに対応する入力バッファ部
21、22、…2nと、ローテータ3と、セル競合制御
回路4の3つの機能ブロックから構成されている。この
帯域管理装置1の特徴は、原則的な帯域の割当てを基本
としつつも、予定されたチャネルについてセル送出が間
に合わない場合には、他のチャネルにATM回線の使用
権を割り当て得る点である。 【0015】(b)各部の構成 (b−1)入力バッファ部の構成 入力バッファ部2i(i=1、2、…n)は、帯域管理
装置1が制御対象とする複数のチャネルそれぞれについ
て1つづつ設けられたバッファ手段であり、FIFOメ
モリ5i(i=1、2、…n)及びメモリ管理部6i
(i=1、2、…n)から構成されている。 【0016】このうち、FIFOメモリ5iは、先入れ
先出し型のメモリであり、メモリ管理部6iから送出命
令が与えられたとき、最先に入力さたATMセルをAT
M回線へ送出するように構成されている。 【0017】メモリ管理部6iは、FIFOメモリ5i
を管理する手段であり、新たなATMセルの入力がある
たび、当該FIFOメモリ5iに蓄積されているATM
セルの個数を管理するカウント値を「1」だけカウント
アップするようになっている。 【0018】また、当該メモリ管理部6iは、FIFO
メモリ5iに蓄積されているATMセルの個数が1個以
上である場合、ローテータ3に対してセル送出要求信号
Sreq を送出するようになっており、当該信号に対して
セル送出許可信号Sack の応答があった場合には、前述
の送出命令を、FIFOメモリ5iに対して与えるよう
になっている。なお、この送出命令と同時に、蓄積され
ているATMセルの個数を管理するカウント値は「1」
だけ減算される。 【0019】なお、このメモリ管理部6iは、FIFO
メモリ5iにATMセルが蓄積されていないと判断した
場合には、ローテータ3に対してセル送出要求信号Sre
q を送出しないようになっている。これは、送出すべき
ATMセルがないにもかかわらず、ローテータ3におい
て高い優先順位が与えられ、セル送出許可信号Sackが
与えられないようにするためである。 【0020】(b−2)ローテータの構成 ローテータ3は、前段の入力バッファ部21、22…2
nから並列的に入力される各入力の並びを、ローテート
テーブル7から与えられる優先順位情報に基づいて並び
替える手段であり、その並び替えは、1タイムスロット
(1セル時間)に1回ずつ行なわれるようになってい
る。 【0021】ローテートテーブル7は、入力信号をどの
ように並び替えて出力するかについての情報(以下、状
態という。)を、各チャネルの帯域特性が満たされるよ
うに配列して記憶しているテーブルである。 【0022】このローテートテーブル7の例を、図2
(b)に示す。この図2(b)は、4つのチャネルに要
求される帯域がいずれも等しい場合の例であり、そのた
め、4つの状態を巡回的に繰り返させている。これは、
ATM回線内におけるチャネルの帯域割り当ての公平性
を担保するためである。 【0023】なお、仮に、このローテータ3がない場合
には、次の事態が生じてしまう。すなわち、複数のチャ
ネル間の優先度が固定的に決定され、各チャネル間の公
平性を維持することが難しくなってしまう。 【0024】例えば、ATM回線内に設けられている、
ある2つのチャネルがそれぞれセル送出要求信号Sreq
を出している場合にも、このローテータ3が設けられて
いないと、常に何れか一方にだけセル送出許可信号Sac
k が応答されることになり、他方のチャネルはセル送出
を待たされ続けて何時までもセルを送出することができ
なくなってしまう。 【0025】従って、このローテータ3を設けることに
より、それそれのチャネルの順番毎にセル送出許可信号
Sack が与えられることになり、どちらか一方のチャネ
ルだけがセルの送出を待たされ続けるということを無く
すことができる。 【0026】また、図2(b)の例では、ローテータテ
ーブル7の状態の配列を、全てのチャネルに対して優先
順位が公平に表れるように設定しているが、あるチャネ
ルの優先度が高くなるように、意図的に状態の配列を変
えて設定しておくことも可能である。このようにする
と、あるチャネルについて割り当てられる帯域を、他の
チャネルに割り当てられる帯域よりも多くすることも可
能である。 【0027】(b−3)セル競合制御回路の構成 セル競合制御回路4は、入力端子に優先順位が付されて
いる選択手段であり、ローテータ3から入力されるセル
送出要求信号Sreq のうち、最も優先順位の高い入力端
子から入力されたものを一つ選択し、これに対してセル
送出許可信号Sack を応答するようになっている。 【0028】ここで、セル競合制御回路4は、図3の真
理値表に基づいて動作する。セル競合制御回路4は、図
3の真理値表に基づき、優先順位の高い方から順番に
(すなわち、a、b、c、dの順に)セル送出要求信号
Sreq の有無を確認していき、最初にセル送出要求信号
Sreq が認められたチャネルについて、セル送出許可信
号Sack を出力している。なお、その他のセル送出要求
信号Sreq に対しては、セル送出不許可信号Snackを応
答するようになっている。 【0029】(A−2)帯域割当動作 続いて、以上の構成を備える帯域管理装置の動作内容
を、図4〜図10を用いて説明する。なお、以下の説明
では、帯域管理装置が管理するATM回線内のチャネル
数を4とする。 【0030】まず、初期状態を図4に示す。図4に示す
ように、入力バッファ部21、22、23、24のそれ
ぞれには、2、1、0、3個のATMセルが蓄積されて
いる。 【0031】なお、図4の場合、ローテートテーブル7
のテーブル長が「6」に設定されており、接続の状態
を、状態「1」、「2」、「3」、「4」、「1」、
「2」の順に設定すべきことが記録されている。これら
状態「1」、「2」、「3」、「4」が指定する入出力
関係を、図5(a)〜(d)に示す。 【0032】ここで、状態「1」は、優先順位が、入力
バッファ部21、22、23、24の順であることを表
している。また、状態「2」は、優先順位が、入力バッ
ファ部22、23、24、21の順であることを表して
いる。さらに、状態「3」は、優先順位が、入力バッフ
ァ部23、24、21、22の順であることを表してい
る。状態「4」は、優先順位が、入力バッファ部24、
21、22、23の順であることを表している。 【0033】従って、各タイムスロットにおいて各入力
バッファ部21〜24からセル送出要求信号Sreq が出
された場合には、状態「1」のとき入力バッファ部21
が選択され、状態「2」のとき入力バッファ部22が選
択され、状態「3」のとき入力バッファ部23が選択さ
れ、状態「4」のとき入力バッファ部24が選択される
ことになる。この結果、各状態の出現頻度が、各入力バ
ッファ部2iのチャネルに求められる最低帯域保証値に
対応することになる。 【0034】図4の場合には、入力バッファ部21及び
22のそれぞれに、全体の帯域の1/3が割り当てられ
ており、入力バッファ部23及び24のそれぞれに、全
体の帯域の1/6が割り当てられている。 【0035】初期状態の説明に戻る。さて、図4に示す
初期状態においては、入力バッファ部23を除く全ての
入力バッファ部21、22及び24から、ローテータ3
に対し、セル送出要求信号Sreq が送出されている。こ
のとき、ローテータテーブル7が指示している状態は状
態「1」である。 【0036】従って、ローテータ3からセル競合制御回
路4に対しは、図6に示すように、入力バッファ部2
1、22及び24の順に優先順位の高い入力端にセル送
出要求信号Sreq が与えられることになり、これらの中
で最も優先順位の高かった入力バッファ部21に対し
て、セル送出許可信号Sack が応答されることになる。
この結果、入力バッファ部21から、FIFOメモリ5
1に記憶されているATMセルのうちで最先のATMセ
ルがATM回線に出力される。なお、このATMセルの
出力と同時にメモリ管理部61のカウント値(セル蓄積
量)は「1」だけ減算され、「1」個となる。 【0037】次のタイムスロットでは、図7に示すよう
に、ローテートテーブル7の指定する状態が状態「2」
に切り替わる。この場合も、入力バッファ部23を除く
他の入力バッファ部21、22及び24のそれぞれには
ATMセルが蓄積されているので、各入力バッファ部2
1、22及び24からセル送出要求信号Sreq がローテ
ータ3に対して送出される。 【0038】ただし、このタイムスロットでは、ローテ
ータ3における優先順位は、入力バッファ部22が最高
となり、入力バッファ部21は最低となっているので、
入力バッファ部22のセル送出要求信号Sreq に対して
セル送出許可信号Sack が出されることになる。この結
果、入力バッファ部22からATMセルが出力され、そ
のFIFOメモリ52に蓄積されているATMセルの数
は「0」個になる。 【0039】さらに次のタイムスロットでは、図8に示
すように、ローテートテーブル7の指定する状態が状態
「3」に切り替わる。この場合、セル送出要求信号Sre
q を送出するのは入力バッファ部21と24の2つであ
る。 【0040】このとき、ローテータ3が指示する最も優
先順位の高い入力は、入力バッファ部23であるが、こ
の入力バッファ部23からはセル送出要求信号Sreq が
出されていないので、2番目に優先順位の高い入力バッ
ファ部24のセル送出要求信号Sreq がセル競合制御回
路4において選択され、当該入力バッファ部24に対し
てセル送出許可信号Sack が出されることになる。 【0041】この結果、入力バッファ部24からATM
セルが出力され、そのFIFOメモリ54に蓄積されて
いるATMセルの数は「2」個になる。このように、従
来装置の場合には、ATMセルを出力し得なかったよう
な状況下でも、他のチャネルのうち優先順位の高いチャ
ネルのATMセルを送出することができている。 【0042】この後は、図9及び図10に示す動作が順
番に実行され、図9では優先順位が最高の入力バッファ
部24からATMセルが出力され、図10では再び優先
順位が最高になった入力バッファ部21からATMセル
が出力されることになる。以下この動作がローテートテ
ーブル7に記憶されている優先順位に従い実行される。 【0043】(A−3)実施形態の効果 以上のように、本実施形態の帯域管理装置によれば、あ
る入力バッファ部のATMセルを送出すべきタイムスロ
ットが到来しても、その入力バッファ部に送出すべきA
TMセルが蓄積されていない場合には、これに続く優先
順位を有する入力バッファ部にATMセルの送出権を移
行し、それでも送出すべきATMセルがない場合にはさ
らに続く優先順位の入力バッファ部へとATMセルの送
出権を移行させるようにしたことにより、それぞれの入
力バッファ部に送出すべきATMセルがある場合にはそ
の中から最も優先順位の高い入力バッファ部からATM
セルを送出できるようにすることができる。 【0044】これにより、ある帯域が割り当てられてい
るATM回線内の各チャネルに、一時的な帯域の空きが
生じた場合にも、この帯域を有効に活用してATMセル
を送出することができる帯域管理装置を実現することが
できる。 【0045】また、この実施形態においては、ローテー
タ3とローテータテーブル7とを設け、各チャネルにつ
いてのセル送出権を公平に割り当てるようにしたことに
より、各チャネルのセル送出の機会を均等にでき、送出
の機会に不公平が生じないようにできる。 【0046】なおここで、公平性とは同じ帯域を割り当
てたチャネル同士での送出権の公平性である。また、チ
ャネル間についてはテーブル設定の変更によってどのよ
うにも送出帯域分割が可能となる。この送出帯域分割が
自送出の最低帯域となる。 【0047】(B)他の実施形態 なお、上述の実施形態においては、チャネル数を4とす
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、一般にn(nは2以上の自然数)個のチャネルを
有するATM回線の帯域を管理する場合に拡張できる。 【0048】また、上述の実施形態においては、入力バ
ッファ部のFIFOメモリ5iの段数を6段としている
が、この段数に限られるものではない。 【0049】さらに、上述の実施形態においては、ロー
テータテーブル7のテーブル長を「6」とする場合につ
いて述べたが、帯域の分割比率等に応じてこのテーブル
長は自由に設定し得る。 【0050】さらに、上述の実施形態においては、AT
MセルをFIFOメモリ5iに記憶することとしたが、
必ずしもこれに限られるものではなく、汎用メモリをF
IFOメモリの形態で使用する場合や入力順によらずA
TMセルを出力する構成のメモリ手段を用いても良い。 【0051】さらに、上述の実施形態においては、各入
力バッファ部2iのメモリ管理部6iは、自装置が管理
するFIFOメモリ5iにATMセルが蓄積されている
場合にのみセル送出要求信号Sreq を出力させる場合に
ついて述べたが、送出すべきATMセルの有無に拘わら
ず、全てのメモリ管理部6からセル送出要求信号Sreq
を出力させるようにしても良い。 【0052】この場合には、セル送出要求信号Sreq
に、送出すべきATMセルの有無を示す情報を付加する
ようにし、セル競合制御回路4において、送出すべきA
TMセルを有するものの中で優先度の最も高いものを選
択させるような構成にすれば、同様の効果を得ることが
できる。 【0053】 【発明の効果】上述のように、本発明によれば、各チャ
ネルに要求される最低の帯域を保証しつつも、帯域に空
きが生じた場合には、これを有効に他のチャネルに割り
当てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る帯域管理装置の基本構成を示す
ブロック図である。 【図2】ローテータの入出力関係と状態遷移の説明に供
するブロック図である。 【図3】セル競合制御回路の動作時に使用する真理値表
を示す図表である。 【図4】帯域管理動作の初期状態を示すブロック図であ
る。 【図5】各状態が指定する入出力関係を示すブロック図
である。 【図6】図4の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図7】図6の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図8】図7の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図9】図8の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図10】図9の状態から1セル送出時間経過後の状態
を示すブロック図である。 【符号の説明】 1…帯域管理装置、2…入力バッファ部、3…ローテー
タ、4…セル競合制御回路、5…FIFOメモリ、6…
メモリ管理部、7…ローテートテーブル。
ブロック図である。 【図2】ローテータの入出力関係と状態遷移の説明に供
するブロック図である。 【図3】セル競合制御回路の動作時に使用する真理値表
を示す図表である。 【図4】帯域管理動作の初期状態を示すブロック図であ
る。 【図5】各状態が指定する入出力関係を示すブロック図
である。 【図6】図4の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図7】図6の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図8】図7の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図9】図8の状態から1セル送出時間経過後の状態を
示すブロック図である。 【図10】図9の状態から1セル送出時間経過後の状態
を示すブロック図である。 【符号の説明】 1…帯域管理装置、2…入力バッファ部、3…ローテー
タ、4…セル競合制御回路、5…FIFOメモリ、6…
メモリ管理部、7…ローテートテーブル。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−167729(JP,A)
特開 平7−264195(JP,A)
特開 平4−134948(JP,A)
特開 平8−163145(JP,A)
特開 平2−260845(JP,A)
特開 平8−70304(JP,A)
特開 平2−228148(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04L 12/28
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数のチャネルの共有に係る非同期転送
モード回線へ、各チャネルの割当て帯域に応じて、各チ
ャネルの送出セルを選択して出力する帯域管理装置にお
いて、 上記複数のチャネルそれぞれに対応し、入力された対応
するチャネルの送信セルを、送出許可が与えられるまで
個別に蓄積すると共に、蓄積している送信セルがある場
合に送出要求を出力する複数の入力バッファ部と、上記各入力バッファ部の送出要求の出力線がそれぞれ接
続されている複数の入力端子を備えると共に、同数の出
力端子を備え、与えられた当該タイムスロットでの接続
状態情報に従い、自己の複数の入力端子及び複数の出力
端子間を1対1接続させるローテータと、 上記ローテータの各出力端子にそれぞれ対応した複数の
入力端子を備えると共に、その各入力端子に異なる優先
順位が付与されており、1以上の入力端子から同時に送
出要求が入力されたときに、送出要求が入力された中で
最も優先順位が高い入力端子への送出要求の送信元の上
記入力バッファ部へ送出許可を返信するセル競合制御回
路と、 各チャネルの割当て帯域に応じてタイムスロット毎に更
新されていく接続状態情報を上記ローテータへ与える接
続状態情報出力部と を備えることを特徴とする帯域管理
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13096197A JP3434670B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 帯域管理装置 |
US09/058,361 US6282198B1 (en) | 1997-05-21 | 1998-04-10 | Frequency band control device with cell conflict control |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13096197A JP3434670B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 帯域管理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322356A JPH10322356A (ja) | 1998-12-04 |
JP3434670B2 true JP3434670B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=15046685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13096197A Expired - Fee Related JP3434670B2 (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 帯域管理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP3434670B2 (ja) |
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US6771659B1 (en) * | 2000-01-21 | 2004-08-03 | Nokia Mobile Phones Ltd. | Method and apparatus for a selective acknowledgement scheme in a modified unacknowledge mode for use over a communications link |
KR100846767B1 (ko) * | 2002-01-29 | 2008-07-16 | 삼성전자주식회사 | 네트워크 기기간의 충돌 방지 방법 및 장치 |
JP3512783B1 (ja) * | 2002-10-08 | 2004-03-31 | 松下電器産業株式会社 | 通信端末装置及び基地局装置 |
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JP2736092B2 (ja) * | 1989-01-10 | 1998-04-02 | 株式会社東芝 | バッファ装置 |
JP2803262B2 (ja) * | 1989-12-15 | 1998-09-24 | 日本電気株式会社 | パケット・スイッチ |
JPH0637785A (ja) | 1992-07-16 | 1994-02-10 | Fujitsu Ltd | Atm交換網 |
JP3313203B2 (ja) | 1993-08-24 | 2002-08-12 | 株式会社東芝 | パケット交換網における空き帯域通知方式 |
US5687324A (en) * | 1995-11-08 | 1997-11-11 | Advanced Micro Devices, Inc. | Method of and system for pre-fetching input cells in ATM switch |
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1997
- 1997-05-21 JP JP13096197A patent/JP3434670B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-04-10 US US09/058,361 patent/US6282198B1/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10322356A (ja) | 1998-12-04 |
US6282198B1 (en) | 2001-08-28 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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