JP3313203B2 - パケット交換網における空き帯域通知方式 - Google Patents

パケット交換網における空き帯域通知方式

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JP3313203B2 JP20915993A JP20915993A JP3313203B2 JP 3313203 B2 JP3313203 B2 JP 3313203B2 JP 20915993 A JP20915993 A JP 20915993A JP 20915993 A JP20915993 A JP 20915993A JP 3313203 B2 JP3313203 B2 JP 3313203B2
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット交換網におけ
る空き帯域通知方式に関する。
【0002】
【従来の技術】非同期伝送モード(ATM:Async
hronous TransferMode)に代表さ
れる、データの送信に先だち、端末が利用帯域を網に対
して予約するパケット交換網においては、端末が実際に
送出するデータのトラヒック特性を把握している場合に
は、適切な利用帯域を申告することにより、所定の通信
品質を満足しつつ、帯域等の網資源を有効に利用するこ
とが可能となる。
【0003】また、このようなパケット交換網を用いて
広域に分散するLAN(LocalArea Netw
ork)を相互接続するような場合には、上述の端末に
相当するLANのルータから送出されるトラヒック特性
の把握が困難であり、ルータが適切な利用帯域をデータ
送信に先だってパケット網に申告することが難しいとい
う問題がある。このため、ルータにおいて、データ送信
中に申告する利用帯域を到着するパケットの量に応じて
動的に増減する帯域可変制御を行なうことが有効であ
る。
【0004】帯域可変制御を行なう場合には、端末が帯
域変更要求をパケット網に対して発行してから要求が受
付けられて帯域を変更できるまでにかかる時間が問題と
なる。特に、伝送容量が非常に大きいパケット網ほど、
帯域を実際に変更するまでに到着するパケット数が大き
くなるため、端末でのバッファリング遅延の増大やバッ
ファ溢れによるパケットの廃棄の可能性が大きくなる。
【0005】この問題に対処するために、Bandwi
dth Advertizingという方式が、IEE
E INFOCOM′91,pp.1145−1150
に提案されている。Bandwidth Advert
izingは、パケット交換機が現在接続中の端末に対
して未使用の帯域を通知し、端末が予約した利用帯域に
加えて、通知された未使用帯域分もデータ送信に使用す
ることができるようにしたものである。このとき、通知
された未使用帯域分を使用する場合には、パケットを低
優先度にして伝送することにより、予約した利用帯域分
で送出したパケットの通信品質は保証される。
【0006】図4は、従来の空き帯域通知方式を用いた
ATM交換網の概念図を示す。
【0007】図4において、1−1,1−2,1−3は
ATM交換機、2−1,2−2,2−3は端末、3はデ
ータパケット、4は空き帯域通知用制御パケット、5−
1は端末2−1が使用する仮想チャネル、5−2は端末
2−2が使用する仮想チャネル、5−3は端末2−1,
2−2以外が使用する仮想チャネル、6−1,6−2,
6−3はそれぞれ、ATM交換機1−1,1−2,1−
3から端末2−1へ通知する空き帯域の値、7−1,7
−2,7−3,7−4,7−5は伝送路を表す。
【0008】また、端末2−1,2−2はそれぞれ、仮
想チャネル5−1,5−2を用いて端末2−3に対して
データの送信を行なっている。この例では、端末2−
1,2−2に対する空き帯域通知用制御パケットもデー
タの送信に使われるのと同じ仮想チャネルを用いて伝送
されるものとする。また、仮想チャネル5−1,5−2
は伝送路7−3,7−4を共有しており、伝送路7−
3,7−4の利用可能帯域がそれぞれ、2Mbps,6
Mbpsであるとする。このとき、従来の空き帯域通知
方式では、端末2−1,2−2両方に対して伝送路7−
3、7−4の空き帯域としてそれぞれ、RL =2Mbp
s、RL =6Mbpsを空き帯域として通知する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Ban
dwidth Advertisingにおいては、伝
送路を共有するすべての接続中の端末に対して交換機が
未使用帯域を通知するため、すべての端末が通知された
未使用帯域を用いて同時にパケットの伝送を行なった場
合には、一時に大量の低優先パケットが流入することに
よって網が輻輳状態に陥り、予約帯域分の品質を保証で
きない可能性がある。また、交換機が低優先パケットの
流入量によらず高優先パケットに対する予約帯域分の品
質は保証する場合でも、未使用帯域の利用について端末
間で不公平が生ずる問題は本質的に避けられない。
【0010】そこで、本発明は、パケット交換網におい
て、低優先度で使用可能な伝送路の未使用帯域の一部を
端末ごとに異なる値を通知する機構を設けることによ
り、網における輻輳発生を抑え、かつ帯域の有効利用を
図る手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のパケ
ット交換網における空き帯域通知方式は、パケットを交
換出力するパケット交換機と、パケットの送受信の制御
を行なう通信制御手段を備えた端末とから構成されるパ
ケット交換網において、前記パケット交換機は、高優先
パケットを低優先パケットに対して優先的に交換出力す
る優先制御手段と、端末から要求される保証帯域を割り
当てる帯域割り当て手段と、伝送路を共有するパケット
端末に対して、端末が低優先パケットとして送出可能な
空き帯域を設定する空き帯域設定手段と、空き帯域設定
手段により設定された空き帯域を空き帯域通知用制御パ
ケットを用いて端末に通知する空き帯域通知手段とを有
し、前記端末の通信制御手段は、パケットを受信するパ
ケット受信手段と、パケット受信手段から空き帯域通知
用制御パケットを取り出して空き帯域を保持する空き帯
域通知処理手段と、パケットの経路上の各パケット交換
機によって割り当てられた保証帯域以下で高優先パケッ
トを送出し、パケットの経路上の各交換機から通知され
る空き帯域の最小値以下で低優先パケットを送出するパ
ケット送信手段とを有し、前記パケット交換機における
前記空き帯域設定手段は、接続中の各端末iに対して通
知する空き帯域を、伝送路容量Cと伝送路を共有する接
続中の各端末の保証帯域の和RH との差(C−RH )で
表される利用可能帯域RL と、通信中の端末iに対する
重みα(i)と、利用可能帯域RL に関る非減少関数β
(RL )(≧0)との積で表される値α(i)β(RL
)RL に設定するものである。
【0012】請求項2のパケット交換網における空き帯
域通知方式は、請求項1のものにおいて、前記空き帯域
設定手段は、接続中のN個の各端末i(1≦i≦N)の
各々に対し、重みα(i)をすべて等しい値αに設定す
るものである。
【0013】請求項3のパケット交換網における空き帯
域通知方式は、請求項2のものにおいて、前記空き帯域
設定手段は、α=1/Nとするものである。
【0014】請求項4のパケット交換網における空き帯
域通知方式は、請求項において、前記端末は、パケッ
ト交換機に対して空き帯域通知要求パケットを送信し、
パケット交換機は、受信した空き帯域通知要求パケット
を送信した端末に対してのみ空き帯域通知手段を用いて
空き帯域を通知するものである。
【0015】請求項5のパケット交換網における空き帯
域通知方式は、請求項4のものにおいて、前記端末は、
空き帯域通知要求パケットに要求空き帯域の値を書き込
み、空き帯域設定手段は、空き帯域通知要求パケットに
書かれた要求空き帯域の値をもとに端末iに対する重み
α(i)を設定するものである。
【0016】
【作 用】本発明のパケット交換網における空き帯域通
知方式について説明する。
【0017】上記したように、交換機が伝送路を共有す
る接続中の一部、またはすべての端末に対して、伝送路
の未使用帯域の一部を空き帯域として通知する手段を設
ける。
【0018】そして、各端末に通知する空き帯域の値
を、請求項1の方式の場合には、通知する端末の本数、
各端末の予約帯域、または予約帯域のうち実際に使用し
ている帯域などによって決まる重みと、伝送路の未使用
帯域の非減少関数と、伝送路の未使用帯域との積によっ
て設定する。請求項2の方式の場合には、前記空き帯域
設定手段は、接続中のN個の各端末i(1≦i≦N)の
各々に対し、重みα(i)をすべて等しい値αに設定す
る。請求項3の方式の場合には、前記空き帯域設定手段
は、α=1/Nとする。
【0019】また、請求項4の方式の場合には、空き帯
域を通知するタイミングとして、交換機が一定時間毎に
通知する、あるいは、空き帯域の通知要求があった端末
に対してのみ空き帯域を通知するようにする。請求項5
の方式は、請求項4のものにおいて、前記端末が、空き
帯域通知要求パケットに要求空き帯域の値を書き込み、
空き帯域設定手段は、空き帯域通知要求パケットに書か
れた要求空き帯域の値をもとに端末iに対する重みα
(i)を設定する。
【0020】このとき、通知要求とともに、端末が利用
する最大の空き帯域を申告できるようにすることによ
り、ユーザの要求をより反映し、かつ、帯域の有効利用
も可能なパケット網を構築できる。
【0021】これにより、伝送路の未使用帯域をすべて
の端末に通知することによる輻輳の発生を抑えることが
可能となる。さらに、各端末に通知する空き帯域の値
を、端末の予約帯域量、端末の実際の帯域使用量、また
は、端末の要求空き帯域量、および現在の伝送路の未使
用帯域量などに応じて設定することが可能となる。その
結果、より自由度の高く、帯域の有効利用が可能なトラ
ヒック制御機構を提供することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3に基
づいて説明する。
【0023】図1は、本実施例における空き帯域通知方
式を用いたATM交換網の概念図である。
【0024】図1において、1−1,1−2,1−3は
ATM交換機、2−1,2−2,2−3は端末、3はデ
ータパケット、4は空き帯域通知用制御パケット、5−
1は端末2−1が使用する仮想チャネル、5−2は端末
2−2が使用する仮想チャネル、5−3は端末2−1,
2−2以外が使用する仮想チャネル、6−1,6−2,
6−3はそれぞれ、ATM交換機1−1,1−2,1−
3から端末2−1へ通知する空き帯域の値、7−1,7
−2,7−3,7−4,7−5は伝送路を表す。
【0025】また、端末2−1,2−2はそれぞれ、仮
想チャネル5−1,5−2を用いて端末2−3に対して
データの送信を行なっている。この例では、端末2−
1,2−2に対する空き帯域通知用制御パケットもデー
タの送信に使われるのと同じ仮想チャネルを用いて伝送
されるものとする。また、仮想チャネル5−1,5−2
は伝送路7−3,7−4を共有しており、伝送路7−
3,7−4の利用可能帯域がそれぞれ、2Mbps,6
Mbpsであるとする。このとき、空き帯域設定手段1
1において、後述する第2、6の方式を用いた場合に
は、端末2−1,2−2両方に対して、RL =1Mbp
s、RL =3Mbpsを伝送路7−3,7−4の空き帯
域としてそれぞれ通知する。
【0026】図2は、空き帯域通知手段を有するパケッ
ト交換機の構成例を示す。
【0027】図2において、8はパケット交換機、9は
スイッチ、10は帯域割り当て手段、11は空き帯域設
定手段、12は空き帯域通知手段、13は優先制御手
段、14は入力データ線、15は出力データ線、16−
1は制御パケット入力用データ線、16−2は制御パケ
ット出力用データ線、17−1,17−2は制御線を表
す。
【0028】ここで、スイッチ9はパケットの交換出力
を行なう。帯域割り当て手段10は制御パケット入力用
データ線16−1から入力される保証帯域要求用制御パ
ケットを用いて端末が要求する保証帯域の割り当てを行
なう。空き帯域設定手段11は、各出力線対応に帯域割
り当て手段10によって割り当てられている帯域の合計
RH を制御線17−1から入力し、出力線の伝送容量C
からRH を引いた値(C−RH )を利用可能帯域RL と
する。
【0029】いま、通信中の端末iに対して空き帯域を
通知する7つの方式を示す。
【0030】(1)第1の方式 空き帯域設定手段11が設定する空き帯域rL (i)の
値は、利用可能帯域RL に、端末iに対する重みα
(i)と、RL に関する非減少関数β(RL )を乗じた
値α(i)β(RL )RL となる。なお、非減少関数β
(RL )とは、これを微分した値すなわち傾きが、0以
上である関数を意味し、例えば、対数関数、二次関数等
があり、これは、任意に設定する。また、この非減少関
数β(RL )を乗じるのは、RL が増加するほどrL
(i)の容量を増加させて、データの輻湊を防止するた
めである。
【0031】空き帯域通知手段12は、空き帯域通知用
制御パケットを生成し、制御線17−2を用いて入力し
た空き帯域の値rL (i)を空き帯域通知用制御パケッ
トの情報フィールドに書き込んで制御パケット出力用デ
ータ線17−2を用いて端末iに送信する。
【0032】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0033】
【数1】 (2)第2の方式 空き帯域設定手段11が、接続中のN個の各端末i(1
≦i≦N)の各々に対し、重みα(i)をすべて等しい
値αに設定する。
【0034】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0035】
【数2】 (3)第3の方式 空き帯域設定手段11が、α=1/Nとする。
【0036】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0037】
【数3】 ただし、Nは空き帯域を通知すべき端末の本数を表す。
【0038】(4)第4の方式 空き帯域設定手段11が、接続中のN個の各端末i(1
≦i≦N)の各々に対し、重みα(i)の値を、端末i
に割り当てられた保証帯域を接続中のN個の端末に割り
当てられた保証帯域の和で割った値に設定する。
【0039】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0040】
【数4】 ただし、rH (i)は端末iに対する保証帯域を表す。
【0041】(5)第5の方式 空き帯域設定手段11が、接続中のN個の各端末i(1
≦i≦N)の各々に対し、重みα(i)の値を、保証帯
域のうち端末iが、実際に使用している帯域を、保証帯
域のうち接続中のN個の端末が、実際に使用している帯
域の和で割った値に設定する。
【0042】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0043】
【数5】 ただし、r′H (i)は端末iが、保証帯域のうち実際
使用している帯域を表す。
【0044】(6)第6の方式 空き帯域設定手段11が、空き帯域RL に関する非減少
関数β(RL )の値を、空き帯域RL の値によらず常に
1に設定する。
【0045】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0046】
【数6】 (7)第7の方式 端末iは、空き帯域通知要求パケットに要求空き帯域の
値を書き込み、空き帯域設定手段11は、空き帯域通知
要求パケットに書かれた要求空き帯域の値をもとに端末
iに対する重みα(i)を設定する。
【0047】すなわち、端末iに対する空き帯域rL
(i)の値は下記のようになる。
【0048】
【数7】 ただし、r′L (i)は端末iが要求する空き帯域を表
す。
【0049】また、空き帯域通知手段12が生成する空
き帯域通知用制御パケットの生成タイミングとして以下
のような3つの設定方法がある。
【0050】(A) 一定時間ごとに空き帯域通知パケ
ットを生成する。
【0051】(B) 利用可能帯域に変化があった場合
に、空き帯域通知パケットを生成する。
【0052】(C) 上記第7の方式において、端末か
ら空き帯域通知要求があった場合に空き帯域通知パケッ
トを生成する。
【0053】なお、上記A〜Cは、AとB,AとC,B
とC,AとBとC,Aと(7),Bと(7) AとBと
(7)のように組み合わせて適用することが可能であ
る。
【0054】図3は、端末の通信制御手段の構成図を示
す。
【0055】図3において、18は通信制御手段、19
はパケット送信手段、20は優先度付加手段、21はパ
ケット送信間隔制御手段、22は空き帯域通知処理手
段、23はパケット受信手段、24はデータ線、25は
制御線を表す。
【0056】ここで、パケット受信手段23は、網から
到着したパケットの受信処理を行なう。このとき、受信
したパケットが空き帯域通知用制御パケットであれば、
これを取り出して空き帯域通知処理手段に出力する。
【0057】空き帯域通知処理手段22は、パケット受
信手段23から入力された空き帯域通知用制御パケット
内に書かれている空き帯域の値を取り出して、制御線2
5−1,25−2を用いて優先度付加手段20、パケッ
ト送信間隔制御手段21にそれぞれ出力する。
【0058】優先度付加手段20は、入力パケットに対
して、空き帯域通知処理手段22により入力された空き
帯域の値を用いて優先度を付加し、パケット送信間隔制
御手段21に出力する。このとき、まず、端末の保証帯
域以内の帯域でデータを送信できる場合には、パケット
を高優先度に設定する。端末の保証帯域を越えるデータ
に対しては、空き帯域分の帯域で送信できるパケットは
低優先度に設定してパケット送信間隔制御手段21に出
力し、空き帯域分の帯域で送信できないパケットは廃棄
する。
【0059】パケット送信間隔制御手段21は、空き帯
域通知処理手段22により入力された空き帯域の値を用
いてパケットの送信間隔の調節を行なう。このとき、高
優先度のパケットは端末の保証帯域の逆数を送信間隔と
する。一方、低優先度のパケットは空き帯域の逆数を送
信間隔とする。
【0060】なお、本実施例においては、前記第7の方
式と(C)の方法を用いる場合には、空き帯域通知要求
用制御パケット、および保証帯域を要求するために用い
られる保証帯域要求用制御パケットは通信制御手段以外
の部分で生成される。これらの制御パケットは、データ
送信中も送信することができる。すなわち、通信中の要
求空き帯域、および要求保証帯域の変更も可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明のパケット交換網における空き帯
域通知方式により、従来のBandwidth Adv
ertisingの特徴である端末から発生するトラヒ
ックが不確定の場合でも、帯域の有効利用が図れるとい
う利点を保持しつつ、Bandwidth Adver
tisingの欠点である、伝送路の未使用帯域をすべ
ての端末に通知することによる輻輳の発生を抑えること
が可能となる。さらに、各端末に通知する空き帯域の値
を、端末ごとの予約帯域量、端末ごとの実際の帯域使用
量または、端末ごとの要求空き帯域量、および現在の伝
送路の未使用帯域量といった、さまざまな要素を考慮し
て設定することが可能となるため、網の利用形態に応じ
てより自由度の高く、帯域の有効利用が可能なトラヒッ
ク制御機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における空き帯域通知方式を用いたAT
M交換網の概念図である。
【図2】本発明における空き帯域通知手段を有するパケ
ット交換機の構成例である。
【図3】本発明を用いた端末の通信制御手段の構成図で
ある。
【図4】従来の空き帯域通知方式を用いたATM交換網
の概念図である。
【符号の説明】
1−1,1−2,1−3 ATM交換機 2−1,2−2,2−3 端末 3 データパケット 4 空き帯域通知用制御パケット 5−1 端末2−1が使用する仮想チャネル 5−2 端末2−2が使用する仮想チャネル 5−3 端末2−1,2−2以外が使用する仮想チャネ
ル 6−1 ATM交換機1−1から端末2−1へ通知する
空き帯域の値 6−2 ATM交換機1−2から端末2−2へ通知する
空き帯域の値 6−3 ATM交換機1−3から端末2−3へ通知する
空き帯域の値 8 パケット交換機 9 スイッチ 10 帯域割り当て手段 11 空き帯域設定手段 12 空き帯域通知手段 13 優先制御手段 14 入力データ線 15 出力データ線 16−1 制御パケット入力用データ線 16−2 制御パケット出力用データ線 17−1,17−2 制御線 18 通信制御手段 19 パケット送信手段 20 優先度付加手段 21 パケット送信間隔制御手段 22 空き帯域通知処理手段 23 パケット受信手段 24 データ線 25 制御線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−167619(JP,A) 特開 平5−153154(JP,A) 特開 平5−14395(JP,A) 特開 平3−272248(JP,A) 特開 平6−104917(JP,A) 特開 平6−334680(JP,A) 特開 平5−56063(JP,A) 特表 平8−511927(JP,A) 国際公開95/3657(WO,A1) Infocom’91,p1145−1150 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パケットを交換出力するパケット交換機
    と、 パケットの送受信の制御を行なう通信制御手段を備えた
    端末とから構成されるパケット交換網において、 前記パケット交換機は、 高優先パケットを低優先パケットに対して優先的に交換
    出力する優先制御手段と、 端末から要求される保証帯域を割り当てる帯域割り当て
    手段と、 伝送路を共有するパケット端末に対して、端末が低優先
    パケットとして送出可能な空き帯域を設定する空き帯域
    設定手段と、 空き帯域設定手段により設定された空き帯域を空き帯域
    通知用制御パケットを用いて端末に通知する空き帯域通
    知手段とを有し、 前記端末の通信制御手段は、 パケットを受信するパケット受信手段と、 パケット受信手段から空き帯域通知用制御パケットを取
    り出して空き帯域を保持する空き帯域通知処理手段と、 パケットの経路上の各パケット交換機によって割り当て
    られた保証帯域以下で高優先パケットを送出し、パケッ
    トの経路上の各交換機から通知される空き帯域の最小値
    以下で低優先パケットを送出するパケット送信手段とを
    有し、 前記パケット交換機における前記空き帯域設定手段は、 接続中の各端末iに対して通知する空き帯域を、伝送路
    容量Cと伝送路を共有する接続中の各端末の保証帯域の
    和RH との差(C−RH )で表される利用可能帯域RL
    と、通信中の端末iに対する重みα(i)と、利用可能
    帯域RL に関する非減少関数β(RL )(≧0)との積
    で表される値α(i)β(RL )RL に設定することを
    特徴とするパケット交換網における空き帯域通知方式。
  2. 【請求項2】前記空き帯域設定手段は、接続中のN個の
    各端末i(1≦i≦N)の各々に対し、重みα(i)を
    すべて等しい値αに設定することを特徴とする請求項1
    記載のパケット交換網における空き帯域通知方式。
  3. 【請求項3】前記空き帯域設定手段は、α=1/Nとす
    ることを特徴とする請求項2記載のパケット交換網にお
    ける空き帯域通知方式。
  4. 【請求項4】前記端末は、パケット交換機に対して空き
    帯域通知要求パケットを送信し、パケット交換機は、受
    信した空き帯域通知要求パケットを送信した端末に対し
    てのみ空き帯域通知手段を用いて空き帯域を通知するこ
    とを特徴とする請求項記載のパケット交換網における
    空き帯域通知方式。
  5. 【請求項5】前記端末は、空き帯域通知要求パケットに
    要求空き帯域の値を書き込み、空き帯域設定手段は、空
    き帯域通知要求パケットに書かれた要求空き帯域の値を
    もとに端末iに対する重みα(i)を設定することを特
    徴とする請求項4記載のパケット交換網における空き帯
    域通知方式。
JP20915993A 1993-08-24 1993-08-24 パケット交換網における空き帯域通知方式 Expired - Fee Related JP3313203B2 (ja)

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