JP2610115B2 - 等時接続処理方法及びパケット交換ネットワーク - Google Patents

等時接続処理方法及びパケット交換ネットワーク

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JP2610115B2
JP2610115B2 JP28852494A JP28852494A JP2610115B2 JP 2610115 B2 JP2610115 B2 JP 2610115B2 JP 28852494 A JP28852494 A JP 28852494A JP 28852494 A JP28852494 A JP 28852494A JP 2610115 B2 JP2610115 B2 JP 2610115B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/64Hybrid switching systems

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パケット交換システム
またはパケット交換ネットワークに関し、詳細には、そ
のようなシステムの交換ノードを通るデータ流れを制御
して、そのようなノードにおけるバッファ記憶域の混雑
を回避しかつその必要量を低減する方法に関する。本発
明は特に、データ・パケットのストリームを位相調整す
るための新規なフィードバック機構、及びパケット交換
システム内の等時接続(isochronous connection)の交
換ノードにおける混雑及びバッファ記憶要件を低減する
ためのバッファ割振り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット交換ネットワークは、インテリ
ジェント交換ノードを含むデータ・ネットワークであ
り、次のような一般的特性を有する。(1)伝送に先立
って、各データ・メッセージが所定の最大長の短いブロ
ックにセグメント化され、各ブロックがアドレス指定情
報と順序付け情報を含むヘッダを備えている(各パケッ
トは、通常エラー制御能力を含むリンク・プロトコル・
レベルにおける伝送の情報フィールドとなる)。(2)
その大きさのために、パケットを交換ノードから交換ノ
ードに極めて迅速に渡すことができる。(3)交換ノー
ドはデータを保存せず、逆に、次のノードが(必要なら
ば)エラーを検査し肯定応答を受け取り次第、送信ノー
ドは通常、メッセージを「忘却」する。
【0003】そのようなパケット・ネットワークにおい
て共用される通信回線は、伝送ラインと、プログラム制
御されたプロセッサと、ポートまたはノードと、データ
・バッファまたはパケット・バッファとを含む。大規模
複数ノード・ネットワークにおいて、各ノードまたはパ
ケット交換機は、多数の経路またはリンクを収容し、ユ
ーザ端末装置またはネットワークの他のノードに延びる
経路を終端させる。ノードは、そのノードを通るパケッ
トの経路指定及び処理を制御する1つまたは複数のプロ
セッサを含むことができる。ノードは習慣として、出力
リンクのそのような経路指定能力または待機能力を見越
して、パケットを記憶するための多数のバッファを備え
る。ノード間またはエンド・ユーザに延びる各接続は通
常、複数の起呼側または機械端末の間での複数の並行接
続またはセッションに役立つ。
【0004】状況に応じて、パケット交換は、次のよう
な他のデータ通信技法に勝るいくつかの利点を提供す
る。(1)端末装置間のトラフィック量から見て専用回
線が引き合わないデータ適用業務では、専用ラインを介
する伝送よりもパケット交換の方が経済的なことがあ
る。(2)データ通信セッションが電話呼の最低課金時
間単位よりも短い適用業務では、パケット交換の方がダ
イアル呼出しデータよりも経済的なことがある。(3)
宛先データ情報は本来的にパケットの一部分なので、ソ
ース・データ端末がメッセージを発行できるのと同じ早
さで多数のメッセージを多数の異なる宛先に送ることが
できる(使用されるパケット・サービスのタイプによっ
ては、実際のデータを含む伝送パケット間の接続時間遅
延が全くないことがある)。(4)人工知能がネットワ
ークに組み込まれているために、データの動的経路指定
が可能である。各パケットは、その接続の時間における
パケットの最善使用可能経路としてネットワークによっ
て確立された経路を介して伝わる。この特性を利用し
て、効率を最大にし混雑を最小限に抑えることができ
る。
【0005】大規模パケット通信システムまたはパケッ
ト交換システムにおける1つの問題は、多数のユーザが
同時にネットワークを使用しようとするときに生じる。
その結果、データを経路指定するために多数の経路ある
いは回線が形成され、その結果、ネットワークを通じて
転送されるとき、通信機能が混雑したりユーザまたはそ
のユーザのパケットにとって使用できなくなったりす
る。ネットワークが制御されない場合は、ネットワーク
を通じて混雑が拡大する傾向があることがわかってい
る。その結果、端末間ウィンドウ操作やリンクごとのウ
ォータマーク流れ制御などのいくつかのストリーム制御
手順が開発され商業的に利用されてきた。
【0006】パケットが混雑する主な領域は、各交換ノ
ードのバッファ(または待ち行列)であり、特にバッフ
ァが入力パケットを記憶するのに使用できなくなる所で
ある。バッファの混雑の問題に対する1つの解決策は、
パケット・バッファが一杯になるかまたは混雑したと
き、および追加の入力パケットを記憶できるバッファが
ないときに、影響を受けるノードへのすべての入力ライ
ン上で、入りトラフィックをすべて停止させることであ
る。
【0007】流れ制御のための単純な端末間ウィンドウ
操作方式は、厳密にネットワーク周辺から見て有利な特
性をもつ。各機械は、それ自体と他の様々な機械との間
に同時に確立された多数のセッションをもつことができ
る。これらの各セッション(論理チャネルと呼ばれる)
について、ネットワークの負荷が軽いときに中断のない
伝送が可能なように十分に大きく選ばれたある固定した
整数を"p"として、所与の機械はそのネットワーク内に
未処理の"p"個の未肯定応答パケットをもつことを許さ
れる。端末間ネットワーク遅延が大きくなるほど、"p"
も大きくなる。たとえば、機械は最初、希望する速い速
度で"p"個のパケットを伝送できるが、それらの未処理
パケットのうちの少なくとも1つに関して宛先機械から
肯定応答を受け取るまで、それ以上パケットを(その特
定の論理チャネル上で)伝送することができない。
【0008】この方式は、好ましいいくつかの特徴を有
する。肯定応答のビット数は、それが参照する"p"個の
パケットのビット数に比べて極めて小さくすることがで
きるので、流れ制御機構によって引き起こされる帯域幅
の無駄が非常に少ない。また、重い負荷の下では、全ト
ラフィック・ソース間でネットワーク容量を公平に分割
する自動スロットリングが生じる。最後に、たとえば、
熱心すぎるソースからの多すぎるデータによって圧倒さ
れないように、パケット肯定応答速度を宛先側が規制で
きるので、異なるデータ転送速度の機械間で自動的速度
変換が可能になる。
【0009】純粋のウィンドウ操作方式の欠点は、特定
のパケット交換機内で受容できないほど大量のバッファ
記憶域がしばしば必要となることである。データの無損
失を保証するためは、ソースまたは宛先が同時にもつこ
とが許される進行中のセッションの最大数を"c"とし
て、ネットワーク内の各バッファまたは待ち行列におい
て、(1)パケットをその待ち行列に伝送するソースご
とに、あるいは(2)パケットがその待ち行列によって
供給される宛先ごとに、"c×p"個の記憶パケットを準
備する必要がある。いくつかのバッファまたは待ち行列
を、多数のソースから供給されるようにあるいは多数の
宛先に供給するように位置決めすることができるので、
特にパケットが数バイト以上を含む場合には、必要な待
ち行列の量は非現実的なほど大きくなり得る。
【0010】リンクごとのウォータマーク原理を利用す
る流れ制御では、各ノードがそれ自体の待ち行列長を追
跡できるようにし、待ち行列長が予め設定されたある上
限しきい値を越えるとき「送信停止」メッセージ・スト
リームを送る。予め設定された下限しきい値を待ち行列
長が下回り次第、「送信再開」メッセージが上流側に送
り戻される。この方式の利点は、ソースの数およびタイ
プに影響されないことであり、その結果、必要な待ち行
列が最も小さくなる(データ停止メッセージの送信と実
際の伝送停止との間の遅延がごくわずかなので)。しか
し、各ノードはその各待ち行列に供給するリンクの数を
知らなければならず、「送信停止」メッセージと「送信
再開」メッセージを生成して適切なリンク上に送り出す
ことができなければならない。デッドロック現象も潜在
的な問題である。
【0011】実例として、所与のノードの待ち行列にお
ける次のパケットが下流ノードB宛であり、ノードBが
ノードAに「送信停止」メッセージを送ったものと仮定
する。ノードAは通常、ノードB以外にも他の多数のノ
ードへのリンクを有し、ノードAの待ち行列内には、他
のノード宛の多数のパケットがもちろんある。ノードA
の待ち行列が簡単なFIFOハードウェアで実施される
場合、それぞれの出力リンクが使用可能であっても、待
ち行列の前にある妨害されたパケットがまた待ち行列内
の後続のすべてのパケットを妨害する。ノードBが機能
停止する極端な場合には、ノードAが無期限に束縛さ
れ、妨害が上流側に伝播して、単一ノードの障害がネッ
トワークの大部分を無能化する恐れがある。
【0012】音声ソースやビデオ・ソースなどの等時ソ
ースは、データ・パケットを一定またはほぼ一定の転送
速度で生成する。等時レシーバは通常、あるタイミング
制約条件でデータ・パケットを受け取ることを予想し、
すなわちパケットはタイミング・ウィンドウ内で宛先に
到着しなければならない。そうでない場合は、再生バッ
ファでバッファ・オーバーフローまたはバッファ・アン
ダーフロー状態が発生し、その結果、音声信号またはビ
デオ信号の損失が生じる。したがって、等時接続は通
常、各データ・パケットの適切な配送を保証するため
に、あるタイミング特性を維持しなければならない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、バッファ
の混雑を回避する新規な手法、特に一定の総バッファ容
量を有する交換ノードを介して確立される等時接続の数
を増やすことができる手法が望まれている。
【0014】
【課題を解決するための手段】簡単に要約すると、本発
明は、第1の態様において、複数ノード・パケット交換
ネットワーク内で確立される等時接続を処理する方法を
含む。ネットワークは、それぞれ共通交換ポートを介し
て、共通交換ポートにパケット・ストリームを提供する
少なくとも2つの等時接続を有する。パケット・ストリ
ームは、ほぼ一定の同じパケット転送速度1/Tframe
で交換ポートに伝播する。この処理方法は、第1の等時
接続によって共通交換ポートに提供される現パケットの
バッファ占有時間を監視する段階と、監視されるバッフ
ァ占有時間を表すフィードバック・メッセージを、第1
の等時接続に沿って、複数ノード・パケット交換ネット
ワークの先行交換ノードに戻す段階と、交換ポートに配
送された後、後続パケットのバッファ占有時間が現パケ
ットの監視されるバッファ占有時間よりも少なくなるよ
うに、第1の等時接続を介して共通交換ポートに伝播す
るパケット・ストリームのほぼ一定なパケット転送速度
1/Tframeに対して後続パケットのパケット位相を先
行交換ノードで調整する段階とを含む。
【0015】別の態様では、パケット交換ネットワーク
内のノードに配送されるパケットのバッファ占有時間を
減少させる方法が提示される。パケット交換ネットワー
クは、第1のノードと第2のノードを介して確立され
た、パケット・ストリームが、第1のノードから第2の
ノードにほぼ一定の同じパケット転送速度1/Tframe
およびパケット位相で配送されるような等時接続を有す
る。この方法は、第1のノードから第2のノードに配送
されるパケット・ストリームの現パケットのバッファ占
有時間を第2のノードで監視する段階と、監視されるバ
ッファ占有時間を表すフィードバック・メッセージを第
2のノードで生成する段階と、フィードバック・メッセ
ージを等時接続に沿って第1のノードに送り返す段階
と、第2のノードに配送された後、後続パケットのバッ
ファ占有時間が監視されるバッファ占有時間よりも少な
くなるように、ほぼ一定のパケット転送速度1/T
frameに対してパケット・ストリームの後続パケットの
パケット位相を第1のノードで調整する段階とを含む。
【0016】さらに別の態様として、複数パケット交換
ネットワークの少なくとも2つの等時接続を処理する方
法が提示される。第1の等時接続と第2の等時接続が、
複数ノード・パケット交換ネットワークの交換ノードに
おいて、共通交換ポートを共用する。この等時接続は、
それぞれほぼ一定の同じパケット転送速度1/Tframe
と別々のパケット位相とを有するパケット・ストリーム
を、共通交換ポートに提供する。共通交換ポートにおい
て固有のバッファ割振りがあらかじめ決められていると
仮定する。この処理方法は、バッファ占有時間を、第1
の等時接続によって提供されるパケット・ストリームの
少なくとも1つのパケットのパケット転送速度1/T
frameに対して評価し、かつバッファ占有時間を、第2
の等時接続によって提供されるパケット・ストリームの
少なくとも1つのパケットのパケット転送速度1/T
frameに対して評価する段階と、評価されたバッファ占
有時間が重ならないとの条件の下で、等時接続が共通交
換ノードにおけるバッファを共用するように、第1の等
時接続と第2の等時接続に関するバッファ割振りを組み
合わせる段階とを含む。
【0017】また、上記に要約した方法の諸態様を実施
するパケット交換システムが、本明細書において記述さ
れ特許請求される。
【0018】言い換えると、パケット交換ネットワーク
における等時トラフィックの平均バッファ占有時間を減
少させ、それにより全交換スループットを高めるため
に、フィードバック機構が提示される。大域同期を必要
とせずに、性能を高めることができる。これは、通信シ
ステムの動作周波数が上昇し続け、大域的に同期する能
力が制限されたままであるときに特に重要である。提示
された手法により、パケット交換ネットワークに送り出
されたパケットのバッファリングが最小になり、それに
よりネットワーク内の予測できない遅延量が減少する。
さらに、異なる等時接続のバッファ割振りを組み合わせ
ることによって、バッファ容量を同等に高める必要なし
に、パケット交換ネットワークが多数の等時接続に対応
することができる。
【0019】
【実施例】実時間の会話やビデオなど、ほぼ一定のパケ
ット転送速度1/Tframeを有する等時トラフィック
は、パケット交換ネットワークにおける接続の宛先ノー
ドへの配布時間に厳しい要件を課す。一般にこの問題
は、様々な帯域幅の予約および流れ制御方式を用いるこ
とによって解決されてきた。しかし、前に述べたよう
に、これらの方式はしばしばパケット損失の確率が高
い。
【0020】本発明に従って、等時トラフィック用のパ
ケットの無損失配布を提供するために、各交換ノードに
おける十分なバッファを、最初にそれぞれの等時接続に
割り当てまたは割り振る。したがって、受信共通ポート
を通って多重化された複数の等時接続がある場合、帯域
幅の必要条件に関係なく、各等時接続用に少なくとも1
つのバッファが最初に必要とされる。明らかに、そのよ
うな手法でそのポートを介して確立できる等時接続の最
大数は、そのポートで使用可能なバッファの数によって
制限される。この問題は、共通ポートを通過する等時回
線が多数あり、各接続がリンクの帯域幅のわずかな部分
だけを使用する場合、特に深刻になる。本発明は、いく
つかの新規なフィードバックおよびバッファ割振り処理
を実現することによってこの問題に対処する。
【0021】図面を参照すると、図1は、それぞれ複数
の入力ポートまたは出力ポートを含むと想定される複数
の交換ノード12を有するパケット交換システムまたは
パケット交換ネットワーク10を示す。パケット交換シ
ステム10内には3つの等時接続が存在し、交換ノード
12が複数の交換ステージに配置されている。具体的に
は、接続14a、14b、14cはそれぞれ、交換ステ
ージを通ってたとえば左から右へそれぞれのパケット・
ストリームを伝播させると想定される。交換ノードは3
つの接続14a、14b、14cのすべてに共通であ
り、特にそれぞれの等時接続を横切る各パケット・スト
リーム内のパケット・グループの数および範囲の影響を
受けやすい。
【0022】図2は、1つの交換ノード12の実施例を
示す。ノード12は、交換ポート(1)…交換ポート
(n)と記した複数の交換ポート20を含む。ネットワ
ーク内の前のノードまたは上流ノードに結合された各交
換ポート20が、単一のインバウンド・ライン上でデー
タ・パケットを受け取り、単一のアウトバウンド・ライ
ン上でフィードバック・パケットを提供することができ
る。その代わりに、ネットワーク内の次のノードまたは
下流ノードに結合された各交換ポート20が、その単一
のインバウンド・ライン上でフィードバック・パケット
を受け取り、その単一のアウトバウンド・ライン上でデ
ータ・パケットを提供することもできる。したがって、
各交換ポートは、データ・パケットおよびフィードバッ
ク・パケットの受信(または入力)ポートあるいは送信
(または出力)ポートのどちらかとして機能する。
【0023】交換ノード12の知能は、部分的に交換制
御装置24内に存在し、そのノードの交換ポートを介し
て確立される様々な等時接続の動作状態を監視する。交
換制御装置24は各交換ポート20と通信し、接続14
a、14b、14c(図1)などの等時接続を介して配
送されるパケット・ストリームを含むデータ・パケット
と関連するヘッダ情報をインターセプトする。交換制御
装置24の制御プロトコルは、入手可能な文献において
論じられており、当業者に一般に知られている。クロス
バー・スイッチなどの単一の交換機22が、特定の接続
の受信交換ポートから関連する発信交換ポートにデータ
を経路指定する。すなわち、交換制御装置24は交換機
22の適切な設定を決定する。
【0024】図示したように、各インバウンド・ライン
は、各交換ポート20内の入力制御機構30に接続して
いる。現在配送不能な場合は、制御機構30は受信デー
タ・パケットを複数のバッファまたは待ち行列32のう
ちの1つに一時的に記憶する。この待ち行列32へのパ
ケットのバッファリングは、ポート制御機構34によっ
て監視される。パケットが配送できるときは、ポート制
御機構34は、交換機22への転送のために、入力制御
機構30を介して、バッファ32から記憶パケットを取
り出すよう指令する。次に、交換機22は、受信交換ポ
ートとは異なる交換ポートを含む送信交換ポート20の
出力制御機構36にそのパケットを転送する。出力制御
機構に送られた後、パケットはすぐに対応するアウトバ
ウンド・ライン36に配送される。本発明によれば、パ
ケット・ストリームの選択されたパケットのバッファ占
有タイミング情報が、バッファ占有トレース・テーブル
に維持される(後述)。
【0025】この場合も、各接続は、フレーム時間T
frameを有する周期的等時トラフィックを支援すると想
定される。図3のバッファ占有トレースは、所与の時間
フレームTframeの間の、単一の交換ポート20(図
2)の6つのバッファ位置の「スナップ・ショット」に
相当する。
【0026】図4は、等時接続の連続するデータ・パケ
ットのバッファ占有時間のタイミング図の例である。水
平軸に沿ってプロットされた時間により、バッファ占有
時間を到着時間から出発時間まで測定する。本発明によ
れば、フィードバック・メッセージは、受信交換ノード
のアウトバウンド・ラインに沿って、受信交換ノードか
らソース交換ノードに伝送される。図の一番左のバッフ
ァ占有トレースでは、フィードバック・メッセージが時
間フレームTframeの6つの時間間隔を含む。このフィ
ードバック信号は、受信交換ポートにおける現パケット
のバッファ占有時間に対応するように定義される。
【0027】本発明によれば、ソース交換ノード(図示
せず)がフィードバック・メッセージを使い、可能なら
ば、フィードバック信号に対応するバッファ占有時間と
等しいかまたはそれよりも短い時間だけ、対応する等時
接続の後続の等時パケットの配送時間を遅延させる。そ
のような配送時間の遅延は、ほぼ一定の到着時間の時間
フレームTframeに対して後続パケットの位相を調整す
ることに等しい。後続パケットの伝送を遅延させること
によって、次に示されるパケットのバッファ占有時間は
減少する。図4の例では、真中と一番右のバッファ占有
トレースで、バッファ占有時間が前の値の3分の1に減
少している。この場合も、バッファ占有トレースは、所
与の交換ポートのバッファにパケットの到着時間および
出発時間を記録することによって得られる。
【0028】接続14bのバッファ占有トレースと接続
14cのバッファ占有トレースを、図5の例によって示
す。接続14bと14cのトレースのどちらか一方また
は両方は、前に要約しまた後で考察するフィードバック
・メッセージ処理の結果、修正される。バッファ占有時
間が重ならないため、これらの2つの等時接続は、図示
したように同じバッファ位置を共用できる。その結果、
特定の等時接続の有効バッファ割振りが減少する。組合
せ処理は、バッファ占有時間低減処理の後、交換ノード
が安定化メッセージを受け取り、交換ポート自体を通る
等時回線が安定した後で行われる。このことについて
は、後で詳しく考察する。
【0029】次に、本発明による処理をやや詳しく説明
する。このフィードバック機構の目的は、等時接続間で
共用されるバッファを支援し、これにより特定の交換ノ
ードがより多くの等時接続を処理する能力を改善するこ
とである。対象となるパケット交換システムに関して、
いくつかの仮定が行われる。
【0030】具体的には、各交換ポートが同じ基本スケ
ジューリング単位Tslotで動作すると仮定する。等時パ
ケットの伝送にはスケジューリング単位Tslotの整数倍
かかり、すべての等時接続がそのパケットに関して同じ
到着間時間Tframeを有し、次式が成立する。 Tframe=Nslotslot したがって、各フレームはNslot個のタイム・スロット
からなる。したがってK/N個のリンク帯域幅を必要と
する等時接続が、到着間時間TframeのK個のタイム・
スロットを占める。各交換ポート内には、等時接続ごと
に各フレーム内の固定したタイム・スロットを割り振る
「スケジューラ」が存在する。接続の承認は、パケット
配送のためにバッファ割振りを制御する別個のアルゴリ
ズムである。
【0031】本発明による等時パケット処理は、以下の
データ構造を使用する。 1.接続識別、パケット到着時間およびパケット配送時
間を含むバッファ占有トレース(各接続およびバッファ
ごと)。 2.各接続について、状況(安定、不安定)、前パケッ
ト到着時間、および現パケット到着時間。 3.各接続および入力ポートについて、次のパケットの
予定到着時間、次のパケットの予定出発時間。 4.各接続および出力ポートについて、次のパケットの
予定到着時間、次のパケットの予定出発時間。 5.接続識別とバッファ遅延時間Tdelayを含むフィー
ドバック・メッセージ。 6.接続識別を含む安定化メッセージ。
【0032】概要を示すと、本発明の処理を、図6に示
した有限状態機械40と関連して紹介する。以下の記述
では、単一の「接続」を考える。有限状態機械の状態は
以下の通りである。 1.初期状態−2エンド・ノード間の接続の初期状態。 2.フィードバック状態−まだ安定してない接続の状
態。 3.安定化状態−安定化メッセージを受け取ったがまだ
安定してない接続の状態。 4.安定状態−安定した接続の状態。 5.切断状態−バッファ割振りおよび対応する接続テー
ブルが削除されて終結した接続の状態。 状態機械40の遷移の過程を、以下に説明する。
【0033】遷移42は、初期状態でのパケットの受信
によって生じる。以下のような機能を含む。 1.バッファが別の等時接続と共用されないように、バ
ッファをその等時接続に付加する。 2.パケットの「到着時間」の後できるだけ早く「配送
時間」のスケジュールを立てる(すなわち、出力ポート
が使用可能になりしだい、入力ポートから出力ポートに
パケットを配送する)。 3.パケット・フレーム内のパケットの「到着時間」お
よびスケジュール「配送時間」を反映するように、バッ
ファ占有トレーサを初期設定する。 4.フィードバック状態に入る。
【0034】フィードバック状態の間に、入力ポートは
ダウンライン(または下流)の交換ポートから「フィー
ドバック・メッセージ」を受け取る。フィードバック・
メッセージは、等時接続およびTdelayを識別するパラ
メータを含む。このメッセージは、本質的に送信交換ノ
ード(すなわち交換ポート)に、後続のパケットの配送
を遅延させることを求める非拘束要求を含む。フィード
バック・メッセージは等時接続の到着間時間Tframe
非同期なので、後続のパケットは、必ずしもその接続を
通るパケット・ストリームにおける次のパケットでなく
ともよい。
【0035】遷移44は以下の段階を含む。 1.出力交換ポートで検査して、スケジュールを修正で
きるかどうか調べる。これを実現するため、アルゴリズ
ムは、出力ポートにおける接続スケジュール・テーブル
と、検査する入力ポートにおけるバッファ占有テーブル
を検査することを必要とする。送信交換ポートでは、現
接続の配送時間が遅延した場合に、現接続と競合する他
の接続があるかどうか接続スケジュール・テーブルを検
査する。他の接続の配送時間との競合なしに接続配送時
間が遅延できる最大量をT1とする。その接続の配送時
間が遅延した場合、同じバッファと競合する他の接続が
あるかどうか入力ポートにおけるバッファ占有テーブル
を検査する。他のバッファ占有トレースと競合すること
なしに接続配送時間が遅延できる最大量をT2とする。
3=min(T1、T2)>0の場合、次の段階に進
む。そうでない場合は、「フィードバック・メッセー
ジ」を無視する。 2.送信ノードにおいて配送スケジュールが修正できる
場合は、TD=min(T3,Tdelay)だけ予定配送時
間を遅延させる。
【0036】遷移46は、接続がフィードバック状態に
ある間にパケットが入力ポートに到着すると起こる。そ
の段階は以下のとおりである。 1.パケットをその予定配送時間に伝送する。 2.パケットを伝送した後、以下のように続行する。 i.バッファ占有トレースを更新する(現パケットの到
着時間の変化によって変化した可能性がある) ii.フィードバック・メッセージを、バッファ占有ト
レースから導出されたパラメータTdelayと共に等時接
続の上流ノードに送る。
【0037】遷移47の処理は、フィードバック状態の
間に入力ポートが「安定化メッセージ」を受け取ると実
行される。段階は以下のとおりである。 1.安定化状態に入る。 2.「安定化最小カウンタ」を0にリセットする。 3.「安定化最大カウンタ」を0にリセットする。
【0038】次に、遷移48と遷移56は、安定化状態
にある間に入力ポートがパケットを受け取ると生じる。
遷移48または遷移56の発生は、安定化最小カウンタ
または安定化最大カウンタの値によって決まる。実施さ
れる段階は以下のとおりである。 1.パケットをその予定配送時間に伝送する。 2.パケットを伝送した後で、 i.バッファ占有トレースを更新し、 ii.「フィードバック・メッセージ」を、バッファ占
有トレースのサイズにセットされたパラメータTdelay
と共に等時接続の上流ノードに送る。 3.「安定化最大カウンタ」を増分する。 4.安定化最大カウンタの値がNmaxよりも大きい場合
は安定状態に入り、この接続のバッファ占有時間を全期
間にセットして動作が完了し、そうでない場合は段階5
に進む。 5.D=|Tdelay,(i)−Tdelay,(i−1)|を
計算する。 6.D<εの場合は、「安定化最小カウンタ」を増分し
て処理を続行する。そうでない場合は、「安定化最小カ
ウンタ」を"0"にリセットして動作が終わる。 7.「安定化最小カウンタ」がNminよりも大きい場合
は動作が完了し、そうでない場合は処理を続行する。 8.安定状態に入る。 9.割り振られたバッファを複数の等時接続に再割当て
する。これは、バッファ占有トレースが重ならない範囲
でのみ行われる。パケット到着時間の変動を処理するた
めに、バッファ占有トレースを到着側で人為的に増やす
ことができる。このようにすると、たまたま遅延された
パケットによってアルゴリズムが混乱させられることは
なくなる。
【0039】遷移52は、安定状態にある間に入力ポー
トがパケットを受け取ったとき実行される動作である。
このプロセスは、接続スケジューリング・テーブルに従
ってパケットを配送する段階を含む。
【0040】最後に、遷移50、54および58は、フ
ィードバック状態、安定化状態または安定状態のいずれ
かの間に、入力ポートが動作開始元から切断報告を受け
取ったときに実行される。その段階は以下のとおりであ
る。 1.入力ポートにおけるバッファ占有トレース・テーブ
ルおよび出力ポートにおける接続スケジューリング・テ
ーブルからそのエントリを取り除く。 2.ポート・バッファ・アロケータを使って、バッファ
が異なる接続によって使用できるようにバッファを接続
に再割当てする。これは、バッファ占有トレースが重な
らないように行う。また、パケット到着の変動を処理す
るために、到着側でバッファ占有時間を人為的に増やす
ことができる。
【0041】次に、図7から図12のフローチャートに
関連して、本発明の一実施例による処理段階をより詳細
に示す。処理の概要を図7に示す。
【0042】任意のデータ・パケットの伝送前に、ステ
ップ70「接続セットアップ」で、等時接続をセットア
ップする。本発明による接続セットアップの一実施例を
図8に示す。続いて、ステップ72「フィードバック」
でバッファ占有時間の評価およびフィードバック・メッ
セージの処理を行い、その後ステップ74「安定化」で
本発明による安定化分析を行う。フィードバック処理お
よび安定化処理を、それぞれ図9、図10、図11に示
す。安定化処理の後、図12にその一実施例を示したス
テップ76「バッファ割振りの組合せ」で、組み合わせ
るためにバッファ割振りを評価する。バッファ割振りを
組み合わせた後、ステップ78「接続終了」で、前述の
ような切断処理を行う。その代わりに、前述のフィード
バック状態あるいは安定化状態から切断機能に処理を飛
び越すこともできる。
【0043】図8の実施例の処理において、ステップ7
9「接続承認」で、通常の接続承認から接続セットアッ
プが始まる。接続承認は、実質上無損失のパケット配送
に適したバッファ割振りを保証する別個のアルゴリズム
である。この段階では本質的に、現等時接続を確立でき
るようにするのに十分な帯域幅をネットワークがもつか
どうか照会する。ストリーム・パケットにおける適切な
制御パケットが接続承認を開始する。制御パケットがパ
ケット交換ネットワークを介して伝播するとき、ステッ
プ80「経路指定テーブルのセットアップ」で、各交換
ノードにおいて経路指定テーブルを初期設定する。経路
指定テーブルの一実施例を表1に示す。
【0044】
【表1】 接続ID 入力ポートID 出力ポートID 0 i=3 0 1 i=3 2 5 i=3 1 7 i=3 2 8 i=3 2 9 i=3 7 11 i=3 9
【0045】経路指定テーブルは、確立された等時接続
に沿った各ポート交換機の各ポート制御機構においてセ
ットアップされる。ステップ82「バッファの割振り」
で、個々の接続の帯域幅に基づいて、等時接続に沿った
各ポートで1つまたは複数のバッファを割り振る。この
場合も、バッファの割振りは、パケット交換ネットワー
クを通る確立された接続経路に沿った最初の制御パケッ
トの伝播によって起こる。
【0046】パケット・ストリームの初期のデータ・パ
ケットの配送により、ステップ84「予定配送時間のセ
ット」で、各交換ノードにおける実際の配送時間が予定
配送時間として記録される。到着間時間フレームT
frameにおける各パケットの配送時間(ここでは、「パ
ケット位相」と呼ぶ)は、実質上固定されていると仮定
する。ステップ86「バッファ占有トレースの初期設
定」で、タイム・スタンプTarrivalが、等時パケット
の最初のバイトの到着と関連付けられる。本発明による
バッファ占有トレース・テーブルの一実施例を表2とし
て示す。
【0047】
【表2】
【0048】各パケットのバッファ占有時間T
delayは、次のように計算される。 Tdelay=Tdelivery−Tarrivaldeliveryは、パケットの最初のバイトがバッファから
送り出される時間である。最後に、ステップ88「入力
ポートと出力ポートの両方における接続テーブルの初期
設定」で、それを介して接続が確立される各交換ポート
の入力ポートと出力ポートの両方において接続テーブル
を初期設定する。交換ポートの入力ポートおよび出力ポ
ートの接続テーブルの例を、表3と表4に示す。個々の
接続の待ち時間"q"は、バッファ占有時間と同義であ
る。
【0049】
【表3】 接続ID 前の待ち時間 現パケットの到着時間 2 q22 4 q44 5 q55 7 q77
【0050】
【表4】 接続ID 次の予定配送時間 2 t2 4 t4 5 t5 7 t7 : :
【0051】図9は、本発明によるフィードバック処理
の一部分の一実施例を示す。フィードバック・ルーチン
のこの部分は、「段階1」と名付けられ、それを介して
等時接続が確立されるパケット交換ネットワークの交換
ノードにおける送信交換ポートで実施される。フィード
バック状態にあるとき、各交換ポートで、伝送されたあ
らゆる等時パケットに関するフィードバック・メッセー
ジが生成される。フィードバック・メッセージは、等時
パケットの経路に沿って、先行交換ノード(カスケード
式交換機を含む場合)あるいは等時接続に源を発するホ
スト(これが経路の最初の交換ノードである場合)に逆
に伝播される。ステップ90「処理に入る」で処理が始
まり、ステップ92「フィードバック・メッセージを受
け取ったか」で、下流交換ノードからフィードバック・
メッセージを受け取ったかどうか照会する。"NO"の場
合、流れは遊休状態のままで、分岐91を経てステップ
92の照会にループを戻る。フィードバック・メッセー
ジを受け取ると、ステップ94「スケジュールは修正で
きるか」で、この交換ポートは、パケット配送スケジュ
ールが修正できるかどうかを判定する。ステップ94の
照会には、対応する出力ポートにおける接続テーブルお
よび入力ポートにおけるバッファ占有トレースの検査が
含まれる。スケジュールが修正できると仮定すると、ス
テップ96「予定配送時間を遅延させる」で、予定配送
時間を遅延させる。交換ポートは、対応する等時接続の
後続等時パケットの配送時間を、次のような最大許容遅
延時間" Td"と同じ時間だけ遅延させる。 1.Td<Tdelay 2.新しいスケジュールを使用する(すなわち、Td
け遅延された)次の等時パケットの伝送は、他の等時接
続の以前の伝送コミットメントを妨害しない。
【0052】予定配送時間の遅延後、分岐91を経てス
テップ92の照会に戻って、次のフィードバック・メッ
セージを待つ。この場合も、フィードバック状態にある
とき、接続におけるパケット・ストリームの各パケット
が順方向に伝播されると共に、フィードバック・メッセ
ージが各交換ノードから逆方向に伝播される。このプロ
セスは、後述のような安定化状態に達するまで続く。フ
ィードバック・メッセージの受信時にスケジュールが修
正できない場合は、(ステップ94の照会から)ステッ
プ98「スケジュールを変更しない(フィードバック・
メッセージ放棄)」で、フィードバック・メッセージを
放棄する。その後、流れは分岐91に戻り、次のフィー
ドバック・メッセージを待つ。他の等時接続に対する特
定の交換ポートの以前のコミットメントのために、等時
フレームがTdelayよりも少なく遅延され得る可能性が
あることに留意されたい。
【0053】図10は、受信交換ポート、すなわち送信
交換ポートにフィードバック・メッセージを逆に伝播す
る交換ポートで行われる、関連したフィードバック処理
を示す。ステップ100「開始」で処理が始まり、ステ
ップ102「パケット伝送があったか」で、パケットを
受け取ったかどうかを照会する。"NO"の場合は、分岐
101へとループを戻り、本質的にこの照会で遊休状態
に留まる。パケットが伝送されると、ステップ104
「バッファ占有トレース更新」で、入力ポートにおける
バッファ占有トレースを更新し、ステップ106「フィ
ードバック・メッセージ送信」で、対応するフィードバ
ック・メッセージを生成して送信交換ポートに送り返
す。フィードバック・メッセージの送信後、分岐101
を経てステップ102の照会に戻る。等時接続における
各中間交換ポートは、受信ポートまたは送信ポートのい
ずれかとして機能するので、図9および図10の処理
は、各交換ノードにおいて、そのノードの異なる交換ポ
ートでのみ行われる。
【0054】図11は、安定化状態の間に行われる処理
の一実施例である。ステップ110「安定化処理に入
る」で処理が始まり、ステップ112「安定化メッセー
ジを受け取ったか」で、安定化メッセージを下流交換ノ
ードから受け取ったかどうかを検討する。"NO"の場合
は、ステップ114「フィードバック状態に戻る」で、
処理はフィードバック状態に留まる。安定化が達成され
たことを示すメッセージは、等時接続がセットアップさ
れるとすぐに等時接続の宛先ノードによって開始され
る。安定化メッセージは、等時回線の逆の経路に沿って
送られる。どの中間交換ノードも、等時接続の対応する
待ち行列遅延時間変動が所定の値εよりも小さい場合だ
けメッセージを転送することができる。その代わりに、
安定化メッセージを受信した後に一定数のパケットが検
討された後、安定化を宣言することもできる。
【0055】図11の処理に進み、安定化メッセージの
受信後、ステップ116「安定化最小カウンタのリセッ
トと安定化最大カウンタのリセット」で、交換ノードが
「安定化最小カウンタ」および「安定化最大カウンタ」
をリセットする。各パケットの受信に伴って、ステップ
118「各パケットの送信後、安定化最大カウンタ=安
定化最大カウンタ+1」で、最大カウンタを1だけ増分
する。最大カウンタを増分した後、ステップ120「安
定化最大カウンタ>しきい値」で、安定化最大カウンタ
が所定の値δを越えているかどうかを判定する。"YE
S"の場合は、ステップ122「安定状態に入る」で、
安定化処理は完了したと見なす。安定状態に入ると、図
12と関連して後述するように、交換ポートがトリガさ
れてバッファの再割振りを始める。安定化最大カウンタ
がしきい値よりも小さい場合は、ステップ124「パケ
ット伝送間の待ち行列遅延時間の差を計算する」で、記
録された前パケットと現パケットとの待ち行列遅延時間
の差をポート制御機構で計算する。ステップ126「差
<しきい値」で、差が所定のしきい値よりも大きいと判
定された場合は、安定化最大カウンタが再び増分されて
ステップ120の照会に戻る。そうでない場合は、安定
状態に入ってバッファ割振りを検討する。
【0056】図12に示したように、ステップ130
「バッファ割振り組合せ処理に入る」で、バッファ再割
振りを開始し、ステップ132「接続ID=0」で、交
換ポートを通る各等時接続を選択する。各交換ポート内
のポート制御機構または「スケジューラ」が、全活動等
時接続のバッファ占有トレースを検査する。最初の等時
接続の選択は任意である。接続の選択後、ステップ13
4「接続ID≦最大ID」で、前記等時接続を検査が済
んだかどうかの判定がする。"YES"の場合は、再割振
り組合せ処理が完了し、ステップ136「終了」で、処
理を終了する。そうでない場合は、ステップ138「バ
ッファ占有トレースが重なるか」で、バッファ占有トレ
ースが重なるかどうかを判定するために分析を行う。
【0057】各等時接続のバッファ割振りは、これらの
等時接続のバッファ占有トレースが時間的に重ならない
場合のみ、他の等時接続とスケジューラによって組み合
わされる。さらに、安定化メッセージを受け取りかつ交
換ポートを通る等時回線自体が安定化した後でのみ、組
合せ処理を行うことができる。その結果得られるバッフ
ァ割振りは、平均のTdelayに比例する。重ならないと
仮定すると、ステップ140「割振りを組み合わせる」
で、バッファ割振りが組み合わされ、ステップ142
「接続IDに関してバッファ割振りを割振り解除する」
で、2つの組み合わせた接続のうちの一方のバッファ割
振りが割振り解除される。その後、ステップ144「次
の接続IDを選択する」で、次の等時接続が選択され、
分岐133を経てステップ134の照会に戻る。
【0058】上記考察では、Tdelay、Tdeliveryおよ
びTarrival用のタイム・スタンプ・サービスを提供す
るために、各交換ポート内に実時間クロックがあると想
定している。フィードバック機構によって、異なる等時
接続に属するパケットの到着の間に保護時間が十分にあ
る限り、いくつかの等時接続が同じバッファを共用でき
る。2つの等時接続が同じバッファを共用するために必
要な最低保護時間は、Tdelay、すなわち最初の等時接
続に関するパケット配送の遅延である。等時トラフィッ
クと非等時トラフィックの間でのバッファの共用は、そ
れらの間にタイミング関係がなく、バッファのオーバー
フローが生じるので許されない。理想的な状況では、T
delayの値がゼロに減少し、その結果、理想的な時分割
多重となり、バッファ占有時間が無視できるようにな
る。
【0059】要約すると、本発明によるフィードバック
処理は以下の段階を用いる。 1.等時接続の最初にバッファ割振りを実行して、無損
失伝送を確保する。 2.各等時接続のバッファ占有トレースを記録する。 3.交換ポートにおける等時パケットの待ち行列遅延時
間を、その先行交換段に戻す。 4.先行交換段において、配送時間をこのフィードバッ
ク・パケットに応じて調整し、それにより次の段の待ち
行列時間を減少させる。 5.最初のフィードバックおよび配送時間の調整後、交
換ポートを通過する各等時接続のパケットの遅延が安定
化する。(パケット伝送によって測定できる)一定時間
の間フィードバック・フレームが送られないとき、各交
換ポートで遅延の安定化が達成される。 6.等時回線が確立されるとすぐに、宛先ポートで安定
化メッセージが初期設定される。この安定化メッセージ
は、交換段が安定化した場合のみ、各交換段によって等
時接続に沿って戻される。 7.交換段が安定化メッセージを受け取りそれ自体安定
化した後、それらのバッファ占有トレースが重ならない
限り、交換機のスケジューラは、バッファを異なる等時
回線に再割振りするかどうかを判断することができる。
【0060】パケット交換ネットワークにおける等時ト
ラフィックの平均バッファ占有時間を短縮するためのフ
ィードバック機構が本明細書で提示され、それによって
交換スループットが総合的に向上することが当業者には
理解されるであろう。全体的な同期化を必要とせずに、
高い性能を得ることができる。これは、通信システムの
動作周波数が上昇し続け、大域的に同期化する能力は制
限されたままであるときに、特に重要である。ここに提
示した手法により、パケット交換ネットワークに送り出
されたパケットのバッファリングが最小限に抑えられ、
それによってネットワーク内の予測できない遅延の量が
減少する。さらに、異なる等時接続のバッファ割振りを
組み合わせることによって、バッファリング能力の相応
の向上を必要とせずに、パケット交換ネットワークがよ
り多数の等時接続を収容できるようになる。
【0061】本発明の具体的な実施例を添付図面に図示
し、前述の詳細な説明において記述したが、本発明は本
明細書に記載された特定の実施例に制限されるものでは
なく、本発明の範囲から逸脱することなしに、多くの再
構成、修正および代用が可能であることを理解された
い。
【0062】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0063】(1)共通交換ポートを通る少なくとも2
つの等時接続を有し、前記少なくとも2つの等時接続が
それぞれ、それを介して共通交換ポートに伝播するパケ
ット・ストリームを有し、前記パケット・ストリームが
それぞれ、固定したパケット位相とほぼ一定な同じパケ
ット転送速度1/Tframeとを有し、前記少なくとも2
つの等時接続が、少なくとも第1の等時接続と第2の等
時接続を含む、複数ノード・パケット交換ネットワーク
内で確立された等時接続を処理する方法であって、
(a)第1の等時接続によって共通交換ポートに提供さ
れるパケット・ストリームにおける現パケットのバッフ
ァ占有時間を監視する段階と、(b)前記段階(a)で
監視されたバッファ占有時間を表すフィードバック・メ
ッセージを、第1の等時接続に沿って、複数パケット交
換ネットワークの先行交換ノードに戻す段階と、(c)
先行交換ノードにおいて、共通交換ポートへ配送した
後、後続パケットのバッファ占有時間が前記段階(a)
で監視された現パケットのバッファ占有時間に比べて少
なくなるように、第1の等時接続を介して共通交換ポー
トに伝播するパケット・ストリームのほぼ一定なパケッ
ト転送時間1/Tframeに対して後続パケットのパケッ
ト位相を調整する段階とを含む方法。 (2)共通交換ポートにおいて前記少なくとも2つの等
時接続のそれぞれに少なくとも1つのバッファを最初に
割り振る段階をさらに含み、前記各等時接続への少なく
とも1つのバッファ割振りが、対応する等時接続を介し
て提供されるストリーム・パケットのパケットを保持す
るのに十分であることを特徴とする、上記(1)に記載
の処理方法。 (3)第1の等時接続を介して共通交換ポートに伝播さ
れるパケット・ストリームの複数の現パケットについ
て、段階(a)ないし(c)を繰り返す段階をさらに含
む、上記(2)に記載の処理方法。 (4)前記第1の等時接続を介して共通交換ポートに提
供されるパケット・ストリームの連続するパケットの監
視されたバッファ占有時間が安定化した後、前記段階
(a)ないし段階(c)の前記繰返しを中止する段階を
さらに含む、上記(3)に記載の処理方法。 (5)前記第2の等時接続を介して共通交換ポートに配
送されるパケット・ストリームにおけるあるパケットの
バッファ占有時間を監視する段階と、第1の等時接続の
位相調整された後続パケットと、バッファ占有時間の監
視を受ける第2の等時接続のパケットの監視されたバッ
ファ占有時間が重ならないとき、少なくとも2つの等時
接続が共通交換ポートにおけるバッファを共用するよう
に、第1の等時接続および第2の等時接続用のバッファ
割振りを組み合わせる段階とをさらに含む、上記(4)
に記載の処理方法。 (6)共通交換ポートにおいて1つのバッファが共用さ
れるように少なくとも2つの等時接続が組み合わされた
とき、第1の等時接続と第2の等時接続に最初に割り振
られた少なくとも1つのバッファを割振り解除する段階
をさらに含む、上記(5)に記載の処理方法。 (7)前記中止段階が、第1の等時接続を介して共通交
換ポートに提供されるパケット・ストリームの複数のパ
ケットの監視されたバッファ占有時間が所定値εと等し
いかまたはそれよりも小さい値で安定化した後に、前記
段階(a)ないし(c)の前記繰返しを中止する段階を
含むことを特徴とする、上記(4)に記載の処理方法。 (8)前記中止段階が、第1の等時接続を介して共通交
換ポートに提供されたパケット・ストリームのN個のパ
ケット(Nは整数)が、段階(a)の前記バッファ占有
時間の監視を受け、N個のパケットのそれぞれについて
対応するフィードバック・メッセージが先行交換ノード
に送られた後、前記段階(a)ないし(c)の前記繰返
しを中止する段階を含むことを特徴とする、上記(4)
に記載の処理方法。 (9)複数ノード・パケット交換ネットワーク内に新し
い等時接続を確立する段階をさらに含み、前記新しい等
時接続について前記段階(a)ないし(c)を繰り返す
段階を含むことを特徴とする、上記(1)の処理方法。 (10)前記第1の等時接続が複数の交換ポートを介し
て確立され、第1の等時接続がそれを介して確立され
た、前記複数の交換ポートのうちの少なくともいくつか
について段階(a)ないし(c)を実行する段階を含む
ことを特徴とする、上記(1)に記載の処理方法。 (11)前記調整段階(c)が、後続パケットの配送が
前記段階(a)で監視されたバッファ占有時間と同じか
またはそれよりも少ない量だけ遅延するように、先行交
換ノードにおいて、第1の等時接続を介して共通交換ポ
ートに伝播するパケット・ストリームのほぼ一定のパケ
ット転送速度1/Tframeに対して後続パケットのパケ
ット位相を調整する段階を含むことを特徴とする、上記
(1)に記載の処理方法。 (12)パケット・ストリームがほぼ一定のパケット転
送速度1/Tframeおよびパケット位相で第1のノード
から第2のノードに配送されるように、第1のノードと
第2のノードを介して確立された等時接続を有するパケ
ット交換ネットワークにおいて、ほぼ一定のパケット転
送速度1/Tframeに影響を及ぼすことなしに、第2の
ノードに配送されるパケットのバッファ占有時間を減少
せる方法であって、(a)第2のノードにおいて、第1
のノードから第2のノードに配送されるパケット・スト
リームの現パケットのバッファ占有時間を監視する段階
と、(b)第2のノードにおいて、前記段階(a)で監
視されたバッファ占有時間を表すフィードバック・メッ
セージを生成する段階と、(c)フィードバック・メッ
セージを等時接続に沿って、第2のノードから第1のノ
ードに送り戻す段階と、(d)第1のノードにおいて、
第2のノードに配送された後、後続パケットのバッファ
占有時間が前記段階(a)で監視された現パケットのバ
ッファ占有時間に比べて減少するように、ほぼ一定のパ
ケット転送速度1/Tframeに影響を及ぼすことなし
に、ほぼ一定のパケット転送速度1/Tframeに対して
パケット・ストリームの後続パケットのパケット位相を
調整する段階とを含む方法。 (13)第1のノードから第2のノードに配送されるパ
ケット・ストリームの複数のパケットについて、段階
(a)ないし(d)を繰り返す段階をさらに含む、上記
(12)に記載の方法。 (14)パケット・ストリームのうちの少なくともいく
つかのパケットの監視されたバッファ占有時間が所定値
εよりも小さい値で安定化した後、前記段階(a)ない
し(d)の前記繰返しを中止する段階をさらに含む、上
記(13)に記載の方法。 (15)前記調整段階(d)が、第1のノードにおい
て、後続パケットが前記段階(a)で監視されたバッフ
ァ占有時間と等しいかまたはそれよりも少ない時間だけ
遅延するように、ほぼ一定のパケット転送速度1/T
frameに影響を及ぼすことなしに、ほぼ一定のパケット
転送速度1/Tframeに対してパケット・ストリームの
後続パケットのパケット位相を調整する段階を含むこと
を特徴とする、上記(12)に記載の方法。 (16)複数パケット交換ネットワークのある交換ノー
ドにおいて共通交換ポートを共用する、少なくとも第1
の等時接続と第2の等時接続の2つの等時接続を含み、
前記少なくとも2つの等時接続がそれぞれ、共通交換ポ
ートにパケット・ストリームを提供し、前記パケット・
ストリームが、ほぼ一定な同じパケット転送速度1/T
frameと別々のパケット位相とを有し、少なくとも2つ
の等時接続が、それぞれ共通交換ポートにおいて固有の
バッファ割振りを有する、複数パケット交換ネットワー
ク内で確立された2つの等時接続を処理する方法であっ
て、(a)第1の等時接続を介して共通交換ポートに提
供されるパケット・ストリームにおける少なくとも1つ
のパケットの前記パケット転送速度1/Tframeに対し
てバッファ占有時間を評価し、第2の等時接続を介して
共通交換ポートに提供されるパケット・ストリームにお
ける少なくとも1つのパケットの前記パケット転送速度
1/Tframeに対してバッファ占有時間を評価する段階
と、(b)第1の等時接続の少なくとも1つのパケット
と第2の等時接続の少なくとも1つのパケットの評価さ
れたバッファ占有時間が重ならない条件の下で、少なく
とも2つの等時接続が共通交換ノードにおいてバッファ
を共用するように、第1の等時接続と第2の等時接続の
バッファ割振りを組み合わせる段階とを含む方法。 (17)共通交換ポートにおいて固有のバッファ割振り
を前記少なくとも2つの等時接続のそれぞれに最初に割
振る段階をさらに含み、前記各等時接続への前記固有バ
ッファ割振りが、対応する等時接続を介して伝播される
パケット・ストリームのあるパケットを保持するのに十
分であることを特徴とする、上記(16)に記載の処理
方法。 (18)前記段階(a)が、第1の等時接続の少なくと
も1つのパケットと第2の等時接続の少なくとも1つの
パケットのバッファ占有時間を、バッファ占有トレース
・テーブルに記録する段階を含むことを特徴とする、上
記(17)に記載の処理方法。 (19)前記段階(b)でバッファ割振りを組み合わせ
た後、前記少なくとも2つの等時接続のうちの1つに関
する固有バッファ割振りを割振り解除する段階をさらに
含む、上記(16)に記載の処理方法。 (20)パケット・ストリームがネットワークを介して
ほぼ一定のパケット転送速度1/Tframeおよびパケッ
ト位相で伝播する、確立された等時接続を有する複数ノ
ード・パケット交換ネットワークであって、第1の交換
ノードが第2の交換ノードに前記ほぼ一定のパケット転
送速度1/Tframeでパケット・ストリームを配送し、
第2の交換ノードがパケット・ストリームの現パケット
を一時的に保持するためのバッファを含み、それぞれを
介して等時接続が確立されかつパケット・ストリームが
伝播する、第1の交換ノードおよび第2の交換ノード
と、第1の交換ノードから第2の交換ノードに配送され
るパケット・ストリームの現パケットの、第2の交換ノ
ードにおけるバッファ占有時間を監視する手段と、第2
の交換ノードにおいて、監視されたバッファ占有時間を
表すフィードバック・メッセージを生成する手段と、フ
ィードバック・メッセージを第2の交換ノードから第1
の交換ノードに送る手段と、第1の交換ノードにおい
て、第2の交換ノードに配送した後、後続パケットのバ
ッファ占有時間が監視したバッファ占有時間よりも少な
くなるように、ほぼ一定のパケット転送速度1/T
frameに影響を及ぼすことなしに、ほぼ一定のパケット
転送速度1/Tframeに対してパケット・ストリームの
後続パケットのパケット位相を調整する手段とを含むパ
ケット交換ネットワーク。 (21)前記調整段階が、第1の交換ノードにおいて、
後続パケットが監視されるバッファ占有時間と等しいか
またはそれよりも少ない時間だけ遅延するように、ほぼ
一定のパケット転送速度1/Tframeに影響を及ぼすこ
となしに、ほぼ一定のパケット転送速度1/Tframe
対してパケット・ストリームの後続パケットのパケット
位相を調整する手段を含むことを特徴とする、上記(2
0)に記載のパケット交換ネットワーク。 (22)共通交換ポートを介して確立された少なくとも
2つの等時接続を有し、前記少なくとも2つの等時接続
のそれぞれが、それを介して共通交換ポートに伝播する
パケット・ストリームを有し、前記パケット・ストリー
ムがそれぞれ、固定したパケット位相とほぼ一定な同じ
パケット転送速度1/Tframeとを有し、前記少なくと
も2つの等時接続が、第1の等時接続と第2の等時接続
を含む、複数ノード・パケット交換ネットワークにおい
て、第1の等時接続によって共通交換ポートに提供され
たパケット・ストリームにおける現パケットのバッファ
占有時間を監視する手段と、監視されたバッファ占有時
間を表す前記フィードバック・メッセージを、第1の等
時接続に沿って、複数パケット交換ネットワークの先行
交換ノードに戻す手段と、先行交換ノードにおいて、共
通交換ポートへ配送した後、後続パケットのバッファ占
有時間が現パケットの監視されたバッファ占有時間に比
べて少なくなるように、ほぼ一定なパケット転送時間1
/Tframeに影響を及ぼすことなしに、第1の等時接続
を介して伝播するパケット・ストリームのほぼ一定なパ
ケット転送時間1/Tframeに対して後続パケットのパ
ケット位相を調整する手段とを含む複数ノード・パケッ
ト交換ネットワーク。 (23)第2の等時接続を介して共通交換ポートに配送
されるパケット・ストリームにおけるあるパケットのバ
ッファ占有時間を監視する手段と、第1の等時接続の位
相調整された後続パケットと、バッファ占有時間の監視
を受ける第2の等時接続のパケットの監視されたバッフ
ァ占有時間が重ならないとき、共通交換ポートにおいて
少なくとも2つの等時接続がバッファを共用するよう
に、第1の等時接続および第2の等時接続のバッファ割
振りを組み合わせる手段とをさらに含む、上記(22)
に記載の複数ノード・パケット交換ネットワーク。 (24)先行交換ノードにおいてパケット位相を調整す
る前記手段が、後続パケットが現パケットの監視された
バッファ占有時間と等しいかまたはそれよりも少ない時
間だけ遅延するように、ほぼ一定なパケット転送速度1
/Tfarmeに影響を及ぼすことなしに、第1の等時接続
を介して伝播するパケット・ストリームのほぼ一定なパ
ケット転送速度1/Tfarmeに対して後続パケットのパ
ケット位相を調整する手段を含むことを特徴とする、上
記(22)に記載の複数パケット交換ネットワーク。 (25)複数ノード・パケット交換ネットワークのある
交換ノードにおける共通交換ポートを共用する少なくと
も2つの等時接続を有し、前記少なくとも2つの等時接
続がそれぞれ、パケット・ストリームを共通交換ポート
に提供し、前記パケット・ストリームが、ほぼ一定な同
じパケット転送速度1/Tframeと別々のパケット位相
とを有し、少なくとも2つの等時接続のそれぞれが、共
通交換ポートにおいて固有のバッファ割振りを有し、前
記少なくとも2つの等時段階が、第1の等時接続と第2
の等時接続を含む、複数ノード・パケット交換ネットワ
ークにおいて、第1の等時接続を介して共通交換ポート
に提供されるパケット・ストリームにおける少なくとも
1つのパケットのパケット転送時間1/Tfarmeに対し
てバッファ占有時間を評価する手段と、第2の等時接続
を介して共通交換ポートに提供されるパケット・ストリ
ームにおける少なくとも1つのパケットのパケット転送
時間1/Tfarmeに対してバッファ占有時間を評価する
手段と、第1の等時接続の少なくとも1つのパケットと
第2の等時接続の少なくとも1つのパケットの評価され
たバッファ占有時間が重ならない条件の下で、少なくと
も2つの等時接続が共通交換ポートにおけるバッファを
共用するように、第1の等時接続と第2の等時接続のバ
ッファ割振りを組み合わせる手段とを含む複数ノード・
パケット交換ネットワーク。 (26)第1の等時接続の少なくとも1つのパケットと
第2の等時接続の少なくとも1つのパケットのバッファ
占有時間を記録する手段をさらに含み、前記バッファ占
有時間記録手段が、バッファ占有時間をバッファ占有ト
レース・テーブルに記憶する手段を含むことを特徴とす
る、上記(25)に記載の複数ノード・パケット交換ネ
ットワーク。 (27)前記バッファ割振りを組み合わせる手段が、バ
ッファ割振りを組み合わせた後に少なくとも2つの等時
接続のうちの一方の固有バッファ割振りを割振り解除す
る手段を含むことを特徴とする、上記(25)に記載の
複数ノード・パケット交換ネットワーク。
【発明の効果】本発明によれば、システムの交換ノード
を通るデータ流れを制御して、ノードにおける混雑を回
避し、必要なバッファ記憶を減少させるためのバッファ
占有時間減少機構を有するパケット交換システムを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3つの等時接続がいくつかの共通交換ノードを
共用する、パケット交換ネットワークを示す図である。
【図2】パケット交換ネットワークの交換ノードの一実
施例のブロック図である。
【図3】パケット交換ネットワークの交換ノードにおい
て、受信交換ポートの6つのバッファに保持された6つ
のパケットのバッファ占有トレース(またはタイミン
グ)を示す図である。
【図4】本発明によるフィードバック制御機構のバッフ
ァ占有時間への影響を示すタイミング図である。
【図5】本発明によるバッファ割振りの組合せを示すタ
イミング図である。
【図6】本発明によるフィードバック制御処理用の有限
状態機械を示す図である。
【図7】本発明によるフィードバック制御処理の1つの
概略的実施例のフローチャートである。
【図8】図7の処理の接続セットアップ機能の一実施例
のフローチャートである。
【図9】図7の処理のフィードバック制御機能の一実施
例のフローチャートである。
【図10】図7の処理のフィードバック制御機能の一実
施例のフローチャートである。
【図11】図7の処理の安定化機能の一実施例のフロー
チャートである。
【図12】図7の処理のバッファ割振り組合せ機能の一
実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 パケット交換システム 12 交換ノード 14a 接続 14b 接続 14c 接続
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストス・ジョン・ゲオルギウ アメリカ合衆国10605 ニューヨーク州 ホワイト・プレーンズ ナスバンド・ア ベニュー14 アパートメント 6エイチ (72)発明者 チュン=シェン・リー アメリカ合衆国10562 ニューヨーク州 オッシニング クロトン・アベニュー50 アパートメント 2シー (56)参考文献 特開 平2−202250(JP,A) 特開 昭63−9253(JP,A) 特開 平2−137543(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告SSE 89−120

Claims (27)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通交換ポートを通る少なくとも2つの等
    時接続を有し、前記少なくとも2つの等時接続がそれぞ
    れ、それを介して共通交換ポートに伝播するパケット・
    ストリームを有し、前記パケット・ストリームがそれぞ
    れ、固定したパケット位相とほぼ一定な同じパケット転
    送速度1/Tframeとを有し、前記少なくとも2つの等
    時接続が、少なくとも第1の等時接続と第2の等時接続
    を含む、複数ノード・パケット交換ネットワーク内で確
    立された等時接続を処理する方法であって、 (a)第1の等時接続によって共通交換ポートに提供さ
    れるパケット・ストリームにおける現パケットのバッフ
    ァ占有時間を監視する段階と、 (b)前記段階(a)で監視されたバッファ占有時間を
    表すフィードバック・メッセージを、第1の等時接続に
    沿って、複数パケット交換ネットワークの先行交換ノー
    ドに戻す段階と、 (c)先行交換ノードにおいて、共通交換ポートへ配送
    した後、後続パケットのバッファ占有時間が前記段階
    (a)で監視された現パケットのバッファ占有時間に比
    べて少なくなるように、第1の等時接続を介して共通交
    換ポートに伝播するパケット・ストリームのほぼ一定な
    パケット転送時間1/Tframeに対して後続パケットの
    パケット位相を調整する段階とを含む方法。
  2. 【請求項2】共通交換ポートにおいて前記少なくとも2
    つの等時接続のそれぞれに少なくとも1つのバッファを
    最初に割り振る段階をさらに含み、前記各等時接続への
    少なくとも1つのバッファ割振りが、対応する等時接続
    を介して提供されるストリーム・パケットのパケットを
    保持するのに十分であることを特徴とする、請求項1に
    記載の処理方法。
  3. 【請求項3】第1の等時接続を介して共通交換ポートに
    伝播されるパケット・ストリームの複数の現パケットに
    ついて、段階(a)ないし(c)を繰り返す段階をさら
    に含む、請求項2に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】前記第1の等時接続を介して共通交換ポー
    トに提供されるパケット・ストリームの連続するパケッ
    トの監視されたバッファ占有時間が安定化した後、前記
    段階(a)ないし段階(c)の前記繰返しを中止する段
    階をさらに含む、請求項3に記載の処理方法。
  5. 【請求項5】前記第2の等時接続を介して共通交換ポー
    トに配送されるパケット・ストリームにおけるあるパケ
    ットのバッファ占有時間を監視する段階と、 第1の等時接続の位相調整された後続パケットと、バッ
    ファ占有時間の監視を受ける第2の等時接続のパケット
    の監視されたバッファ占有時間が重ならないとき、少な
    くとも2つの等時接続が共通交換ポートにおけるバッフ
    ァを共用するように、第1の等時接続および第2の等時
    接続用のバッファ割振りを組み合わせる段階とをさらに
    含む、請求項4に記載の処理方法。
  6. 【請求項6】共通交換ポートにおいて1つのバッファが
    共用されるように少なくとも2つの等時接続が組み合わ
    されたとき、第1の等時接続と第2の等時接続に最初に
    割り振られた少なくとも1つのバッファを割振り解除す
    る段階をさらに含む、請求項5に記載の処理方法。
  7. 【請求項7】前記中止段階が、第1の等時接続を介して
    共通交換ポートに提供されるパケット・ストリームの複
    数のパケットの監視されたバッファ占有時間が所定値ε
    と等しいかまたはそれよりも小さい値で安定化した後
    に、前記段階(a)ないし(c)の前記繰返しを中止す
    る段階を含むことを特徴とする、請求項4に記載の処理
    方法。
  8. 【請求項8】前記中止段階が、第1の等時接続を介して
    共通交換ポートに提供されたパケット・ストリームのN
    個のパケット(Nは整数)が、段階(a)の前記バッフ
    ァ占有時間の監視を受け、N個のパケットのそれぞれに
    ついて対応するフィードバック・メッセージが先行交換
    ノードに送られた後、前記段階(a)ないし(c)の前
    記繰返しを中止する段階を含むことを特徴とする、請求
    項4に記載の処理方法。
  9. 【請求項9】複数ノード・パケット交換ネットワーク内
    に新しい等時接続を確立する段階をさらに含み、前記新
    しい等時接続について前記段階(a)ないし(c)を繰
    り返す段階を含むことを特徴とする、請求項1の処理方
    法。
  10. 【請求項10】前記第1の等時接続が複数の交換ポート
    を介して確立され、第1の等時接続がそれを介して確立
    された、前記複数の交換ポートのうちの少なくともいく
    つかについて段階(a)ないし(c)を実行する段階を
    含むことを特徴とする、請求項1に記載の処理方法。
  11. 【請求項11】前記調整段階(c)が、後続パケットの
    配送が前記段階(a)で監視されたバッファ占有時間と
    同じかまたはそれよりも少ない量だけ遅延するように、
    先行交換ノードにおいて、第1の等時接続を介して共通
    交換ポートに伝播するパケット・ストリームのほぼ一定
    のパケット転送速度1/Tframeに対して後続パケット
    のパケット位相を調整する段階を含むことを特徴とす
    る、請求項1に記載の処理方法。
  12. 【請求項12】パケット・ストリームがほぼ一定のパケ
    ット転送速度1/Tframeおよびパケット位相で第1の
    ノードから第2のノードに配送されるように、第1のノ
    ードと第2のノードを介して確立された等時接続を有す
    るパケット交換ネットワークにおいて、ほぼ一定のパケ
    ット転送速度1/Tframeに影響を及ぼすことなしに、
    第2のノードに配送されるパケットのバッファ占有時間
    を減少せる方法であって、(a)第2のノードにおい
    て、第1のノードから第2のノードに配送されるパケッ
    ト・ストリームの現パケットのバッファ占有時間を監視
    する段階と、(b)第2のノードにおいて、前記段階
    (a)で監視されたバッファ占有時間を表すフィードバ
    ック・メッセージを生成する段階と、(c)フィードバ
    ック・メッセージを等時接続に沿って、第2のノードか
    ら第1のノードに送り戻す段階と、(d)第1のノード
    において、第2のノードに配送された後、後続パケット
    のバッファ占有時間が前記段階(a)で監視された現パ
    ケットのバッファ占有時間に比べて減少するように、ほ
    ぼ一定のパケット転送速度1/Tframeに影響を及ぼす
    ことなしに、ほぼ一定のパケット転送速度1/Tframe
    に対してパケット・ストリームの後続パケットのパケッ
    ト位相を調整する段階とを含む方法。
  13. 【請求項13】第1のノードから第2のノードに配送さ
    れるパケット・ストリームの複数のパケットについて、
    段階(a)ないし(d)を繰り返す段階をさらに含む、
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】パケット・ストリームのうちの少なくと
    もいくつかのパケットの監視されたバッファ占有時間が
    所定値εよりも小さい値で安定化した後、前記段階
    (a)ないし(d)の前記繰返しを中止する段階をさら
    に含む、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記調整段階(d)が、第1のノードに
    おいて、後続パケットが前記段階(a)で監視されたバ
    ッファ占有時間と等しいかまたはそれよりも少ない時間
    だけ遅延するように、ほぼ一定のパケット転送速度1/
    frameに影響を及ぼすことなしに、ほぼ一定のパケッ
    ト転送速度1/Tframeに対してパケット・ストリーム
    の後続パケットのパケット位相を調整する段階を含むこ
    とを特徴とする、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】複数パケット交換ネットワークのある交
    換ノードにおいて共通交換ポートを共用する、少なくと
    も第1の等時接続と第2の等時接続の2つの等時接続を
    含み、前記少なくとも2つの等時接続がそれぞれ、共通
    交換ポートにパケット・ストリームを提供し、前記パケ
    ット・ストリームが、ほぼ一定な同じパケット転送速度
    1/Tframeと別々のパケット位相とを有し、少なくと
    も2つの等時接続が、それぞれ共通交換ポートにおいて
    固有のバッファ割振りを有する、複数パケット交換ネッ
    トワーク内で確立された少なくとも2つの等時接続を処
    理する方法であって、 (a)第1の等時接続を介して共通交換ポートに提供さ
    れるパケット・ストリームにおける少なくとも1つのパ
    ケットの前記パケット転送速度1/Tframeに対してバ
    ッファ占有時間を評価し、第2の等時接続を介して共通
    交換ポートに提供されるパケット・ストリームにおける
    少なくとも1つのパケットの前記パケット転送速度1/
    frameに対してバッファ占有時間を評価する段階と、 (b)第1の等時接続の少なくとも1つのパケットと第
    2の等時接続の少なくとも1つのパケットの評価された
    バッファ占有時間が重ならない条件の下で、少なくとも
    2つの等時接続が共通交換ノードにおいてバッファを共
    用するように、第1の等時接続と第2の等時接続のバッ
    ファ割振りを組み合わせる段階とを含む方法。
  17. 【請求項17】共通交換ポートにおいて固有のバッファ
    割振りを前記少なくとも2つの等時接続のそれぞれに最
    初に割振る段階をさらに含み、前記各等時接続への前記
    固有バッファ割振りが、対応する等時接続を介して伝播
    されるパケット・ストリームのあるパケットを保持する
    のに十分であることを特徴とする、請求項16に記載の
    処理方法。
  18. 【請求項18】前記段階(a)が、第1の等時接続の少
    なくとも1つのパケットと第2の等時接続の少なくとも
    1つのパケットのバッファ占有時間を、バッファ占有ト
    レース・テーブルに記録する段階を含むことを特徴とす
    る、請求項17に記載の処理方法。
  19. 【請求項19】前記段階(b)でバッファ割振りを組み
    合わせた後、前記少なくとも2つの等時接続のうちの1
    つに関する固有バッファ割振りを割振り解除する段階を
    さらに含む、請求項16に記載の処理方法。
  20. 【請求項20】パケット・ストリームがネットワークを
    介してほぼ一定のパケット転送速度1/Tframeおよび
    パケット位相で伝播する、確立された等時接続を有する
    複数ノード・パケット交換ネットワークであって、 第1の交換ノードが第2の交換ノードに前記ほぼ一定の
    パケット転送速度1/Tframeでパケット・ストリーム
    を配送し、第2の交換ノードがパケット・ストリームの
    現パケットを一時的に保持するためのバッファを含み、
    それぞれを介して等時接続が確立されかつパケット・ス
    トリームが伝播する、第1の交換ノードおよび第2の交
    換ノードと、 第1の交換ノードから第2の交換ノードに配送されるパ
    ケット・ストリームの現パケットの、第2の交換ノード
    におけるバッファ占有時間を監視する手段と、 第2の交換ノードにおいて、監視されたバッファ占有時
    間を表すフィードバック・メッセージを生成する手段
    と、 フィードバック・メッセージを第2の交換ノードから第
    1の交換ノードに送る手段と、 第1の交換ノードにおいて、第2の交換ノードに配送し
    た後、後続パケットのバッファ占有時間が監視したバッ
    ファ占有時間よりも少なくなるように、ほぼ一定のパケ
    ット転送速度1/Tframeに影響を及ぼすことなしに、
    ほぼ一定のパケット転送速度1/Tframeに対してパケ
    ット・ストリームの後続パケットのパケット位相を調整
    する手段とを含むパケット交換ネットワーク。
  21. 【請求項21】前記調整段階が、第1の交換ノードにお
    いて、後続パケットが監視されるバッファ占有時間と等
    しいかまたはそれよりも少ない時間だけ遅延するよう
    に、ほぼ一定のパケット転送速度1/Tframeに影響を
    及ぼすことなしに、ほぼ一定のパケット転送速度1/T
    frameに対してパケット・ストリームの後続パケットの
    パケット位相を調整する手段を含むことを特徴とする、
    請求項20に記載のパケット交換ネットワーク。
  22. 【請求項22】共通交換ポートを介して確立された少な
    くとも2つの等時接続を有し、前記少なくとも2つの等
    時接続のそれぞれが、それを介して共通交換ポートに伝
    播するパケット・ストリームを有し、前記パケット・ス
    トリームがそれぞれ、固定したパケット位相とほぼ一定
    な同じパケット転送速度1/Tframeとを有し、前記少
    なくとも2つの等時接続が、第1の等時接続と第2の等
    時接続を含む、複数ノード・パケット交換ネットワーク
    において、 第1の等時接続によって共通交換ポートに提供されたパ
    ケット・ストリームにおける現パケットのバッファ占有
    時間を監視する手段と、 監視されたバッファ占有時間を表す前記フィードバック
    ・メッセージを、第1の等時接続に沿って、複数パケッ
    ト交換ネットワークの先行交換ノードに戻す手段と、 先行交換ノードにおいて、共通交換ポートへ配送した
    後、後続パケットのバッファ占有時間が現パケットの監
    視されたバッファ占有時間に比べて少なくなるように、
    ほぼ一定なパケット転送時間1/Tframeに影響を及ぼ
    すことなしに、第1の等時接続を介して伝播するパケッ
    ト・ストリームのほぼ一定なパケット転送時間1/T
    frameに対して後続パケットのパケット位相を調整する
    手段とを含む複数ノード・パケット交換ネットワーク。
  23. 【請求項23】第2の等時接続を介して共通交換ポート
    に配送されるパケット・ストリームにおけるあるパケッ
    トのバッファ占有時間を監視する手段と、 第1の等時接続の位相調整された後続パケットと、バッ
    ファ占有時間の監視を受ける第2の等時接続のパケット
    の監視されたバッファ占有時間が重ならないとき、共通
    交換ポートにおいて少なくとも2つの等時接続がバッフ
    ァを共用するように、第1の等時接続および第2の等時
    接続のバッファ割振りを組み合わせる手段とをさらに含
    む、請求項22に記載の複数ノード・パケット交換ネッ
    トワーク。
  24. 【請求項24】先行交換ノードにおいてパケット位相を
    調整する前記手段が、後続パケットが現パケットの監視
    されたバッファ占有時間と等しいかまたはそれよりも少
    ない時間だけ遅延するように、ほぼ一定なパケット転送
    速度1/Tfarmeに影響を及ぼすことなしに、第1の等
    時接続を介して伝播するパケット・ストリームのほぼ一
    定なパケット転送速度1/Tfarmeに対して後続パケッ
    トのパケット位相を調整する手段を含むことを特徴とす
    る、請求項22に記載の複数パケット交換ネットワー
    ク。
  25. 【請求項25】複数ノード・パケット交換ネットワーク
    のある交換ノードにおける共通交換ポートを共用する少
    なくとも2つの等時接続を有し、前記少なくとも2つの
    等時接続がそれぞれ、パケット・ストリームを共通交換
    ポートに提供し、前記パケット・ストリームが、ほぼ一
    定な同じパケット転送速度1/Tframeと別々のパケッ
    ト位相とを有し、少なくとも2つの等時接続のそれぞれ
    が、共通交換ポートにおいて固有のバッファ割振りを有
    し、前記少なくとも2つの等時段階が、第1の等時接続
    と第2の等時接続を含む、複数ノード・パケット交換ネ
    ットワークにおいて、 第1の等時接続を介して共通交換ポートに提供されるパ
    ケット・ストリームにおける少なくとも1つのパケット
    のパケット転送時間1/Tfarmeに対してバッファ占有
    時間を評価する手段と、 第2の等時接続を介して共通交換ポートに提供されるパ
    ケット・ストリームにおける少なくとも1つのパケット
    のパケット転送時間1/Tfarmeに対してバッファ占有
    時間を評価する手段と、 第1の等時接続の少なくとも1つのパケットと第2の等
    時接続の少なくとも1つのパケットの評価されたバッフ
    ァ占有時間が重ならない条件の下で、少なくとも2つの
    等時接続が共通交換ポートにおけるバッファを共用する
    ように、第1の等時接続と第2の等時接続のバッファ割
    振りを組み合わせる手段とを含む複数ノード・パケット
    交換ネットワーク。
  26. 【請求項26】第1の等時接続の少なくとも1つのパケ
    ットと第2の等時接続の少なくとも1つのパケットのバ
    ッファ占有時間を記録する手段をさらに含み、前記バッ
    ファ占有時間記録手段が、バッファ占有時間をバッファ
    占有トレース・テーブルに記憶する手段を含むことを特
    徴とする、請求項25に記載の複数ノード・パケット交
    換ネットワーク。
  27. 【請求項27】前記バッファ割振りを組み合わせる手段
    が、バッファ割振りを組み合わせた後に少なくとも2つ
    の等時接続のうちの一方の固有バッファ割振りを割振り
    解除する手段を含むことを特徴とする、請求項25に記
    載の複数ノード・パケット交換ネットワーク。
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