JP3059100B2 - Atm交換装置 - Google Patents

Atm交換装置

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JP3059100B2
JP3059100B2 JP2954596A JP2954596A JP3059100B2 JP 3059100 B2 JP3059100 B2 JP 3059100B2 JP 2954596 A JP2954596 A JP 2954596A JP 2954596 A JP2954596 A JP 2954596A JP 3059100 B2 JP3059100 B2 JP 3059100B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM(Asynchronou
s Transfer Mode:非同期転送モード)に利用する。本発
明はATM通信網の輻輳制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のATM交換装置を図8を参照して
説明する。図8は従来のATM交換装置の概念図であ
る。ATM交換装置は複数の入力回線対応部ITと出力
回線対応部OTとコアスイッチSWからなる。コアスイ
ッチSWは1セル時間毎に全ての入力回線対応部ITか
ら送出されるセルをセルヘッダの内容にしたがって所望
の出力回線対応部OTに転送するものである。ここで、
同時に複数の入力回線対応部ITから同一出力回線対応
部OTを目指すセルが入力された場合はコアスイッチS
Wの出力バッファBUで待ち合わせが発生する。このよ
うに従来のATM交換装置ではコアスイッチSWの出力
バッファBUが輻輳が発生するポイントになる。
【0003】図9は従来のATM網におけるABR(Ava
ilable Bit Rate)によるレート制御を説明する図であ
る。ABRでは、RM(Resouce Management)セルを発側
端末から送出し、着側でRMセルを折り返して発側に戻
ってくる過程において、網の輻輳状態に応じた制御情報
をRMセルに搭載することにより発側端末がセルの送出
レートを制御するものである。このようにABRでは発
側端末と着側端末の間でセルの送出レートを計算するた
めの制御ループがRMセルの送受により形成されてい
る。セル送出レートの制御方法に関してはEFCI(Exp
licit Forward Congestion Indication)モードとER(E
xplicit Rate) モードがある。
【0004】図9(a)に示すように、EFCIモード
では網内のATM交換装置のコアスイッチの出力バッフ
ァで輻輳を検出したら、輻輳したことを示すためセルの
EFCIフィールドをセットして着側端末に通知し、着
側端末が発側に折り返すRMセルに輻輳情報を示すため
CIフィールドをセットして発側端末に通知する。発側
端末のセルの送出レートは着側端末から折り返されるR
MセルのCIフィールドがセットされていない限り所定
の上昇率にしたがって上昇させ、CIフィールドがセッ
トされていると所定の減少率にしたがって減少させる。
【0005】図9(b)に示すように、ERモードでは
網内のATM交換装置のコアスイッチの出力バッファで
輻輳を検出したら、RMセルにER情報すなわち送出速
度指定情報を明示して、発側端末にセルの送出レートを
示すものである。このときの送出速度指定情報は公平性
を保つことと輻輳が収まることの2条件から各VC毎に
値が計算される。つまり、ERモードでは網内の輻輳し
たATM交換装置のコアスイッチが各VC毎のセルの送
出レートを計算するのに対し、EFCIモードでは網内
の輻輳したATM交換装置のコアスイッチは輻輳したこ
とを示すのみでセルの送出レートの計算は端末側に委ね
られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】公衆網のように往復の
伝搬遅延時間が大きい網ではEFCIモードで動作する
と、スループットが向上しないことや公平性の問題が顕
著になるので、ERモードで動作させた方が望ましいこ
とがわかっている。しかしながら、ERモードは網内の
輻輳したATM交換装置のコアスイッチの出力バッファ
で各VC毎にセルの送出レートを計算する必要がある
が、一般に網内のATM交換装置のコアスイッチは高速
で動作するので、VC毎のセル送出レートを計算するの
は困難である。特に、ATM交換装置の規模が大きくな
ると、その困難さは顕著になる。また、伝搬遅延が大き
くなるにしたがって、高いスループットを得るために大
容量のバッファが必要となるが、高速で動作するコアス
イッチに大容量のバッファを配備するのは一般的に困難
である。
【0007】また、ATM網においてはABRだけでな
く、CBR(Constant Bit Rate) 、VBR(Variable Bi
t Rate) などのサービスクラスが存在し、それらはAB
Rトラヒックにより影響を受けないように帯域を保証す
る必要がある。
【0008】本発明は、このような背景に行われたもの
であって、コアスイッチの構成および動作を複雑にする
ことなく高いスループットと公平性を維持することがで
きるATM交換装置を提供することを目的とする。本発
明は、セルの優先順位に応じて設けられたサービスクラ
スが相互に干渉することのない輻輳制御が行えるATM
交換装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】コアスイッチの各出力回
線において、帯域保証クラス用のバッファが完全優先で
転送される。つまり、帯域保証クラスのバッファにセル
がある限り、帯域保証クラスのバッファがサービスさ
れ、帯域保証クラスのバッファが空のときだけベストエ
フォートクラスのバッファがサービスされる。
【0010】ベストエフォートクラスの負荷が高くなる
と、ベストエフォートクラスのバッファのキュー長が伸
びていくので、キュー長がある一定の閾値を超えると、
通過セルのEFCI(Explicit Forward Congestion Ind
ication)フィールドをセットする。
【0011】出力回線対応部ではコアスイッチからのセ
ルにEFCIがセットされているとコアスイッチの出力
バッファが輻輳していることを知るので、入力回線対応
部からRMセルが送出されてくると、輻輳表示フィール
ドに輻輳状態である旨をセットして折り返す。また、そ
の際、出力回線対応部のバッファのキュー長が閾値を超
えている場合にも輻輳表示フィールドに輻輳状態である
旨をセットして折り返す。また、出力回線対応部は一定
セル数通過毎にRMセルを生成し、そのERフィールド
にバッファからのセル送出レートをセットして、後段の
網に送出する。後段の網から折り返されてきたRMセル
の輻輳表示フィールドの値にしたがってバッファからの
セル送出レートを調整する。
【0012】入力回線対応部では輻輳状態である旨を通
知するRMセルが出力回線対応部から返送されてくると
所定の減少率でバッファからのセル送出レートを減少さ
せる。また、RMセルが輻輳状態を示していなければ所
定の上昇率でセル送出レートを上昇させる。また、入力
回線対応部はバッファのキュー長が閾値を超えた場合に
は前段の網から送出されてくるRMセルの輻輳表示フィ
ールドに輻輳状態である旨をセットして折り返す。
【0013】出力回線対応部および入力回線対応部から
送信されたRMセルを折り返す際に、輻輳表示フィール
ドに値をセットするのに加え、出力回線対応部のバッフ
ァからのセル送出レートに所定の率を乗じたものをRM
セルのERフィールドにセットして折り返す。また、後
段の網から折り返されたRMセルの輻輳表示フィールド
の値にしたがって計算したバッファからのセル送出レー
トとRMセルのERフィールドに設定された速度の小さ
い方でバッファからセルを送出する。
【0014】入力回線対応部ではセル送出レートを計算
する際に、セル送出レートは出力回線対応部から返送さ
れてきたRMセルのERフィールドの値以下の値で設定
される。また、入力回線対応部は前段の網から送出され
てくるRMセルを折り返す際に、輻輳表示フィールドを
セットするのに加え、ERフィールドにバッファからの
読出速度に所定の率を乗じた値をセットして、前段の網
にRMセルを折り返す。
【0015】このように制御することによって、セル送
出レートは、上流ノードに遡るにしたがって低く抑えら
れ、輻輳状態に陥ることを回避することができる。
【0016】すなわち、本発明はATM交換装置であっ
て、出力回線別の高速バッファと、入力セルの宛先別に
このバッファに入力セルを分配する手段とを有するコア
スイッチ(SW)を備え、このコアスイッチの入力側に
低速バッファを有する入力回線対応部(IT)が複数設
けられ、このコアスイッチの出力側に低速バッファを有
する出力回線対応部(OT)が複数設けられたATM交
換装置である。
【0017】ここで、本発明の特徴とするところは、前
記入力回線対応部(IT)には、入力回線から到来する
RMセルに送出速度指定情報(ER情報)を搭載してそ
のRMセルの発生元に向け折り返す手段と、一定数のセ
ル通過毎に新しいRMセルを前記コアスイッチに向けて
送出する手段とを備え、前記出力回線対応部(OT)に
は、コアスイッチから到来するRMセルに輻輳情報を搭
載してそのRMセルの発生元に向け前記コアスイッチに
折り返す手段と、一定セル通過毎に新しいRMセルを出
力回線に送出する手段と、後段の入力回線対応部により
折り返されたこのRMセルに搭載された送出速度指定情
報(ER情報)にしたがって前記出力回線に送出するセ
ルの速度を制御する手段とを備え、前記コアスイッチ
(SW)には、通過するセルに前記高速バッファのキュ
ー長に応じて輻輳の有無を示す情報(EFCI情報)を
付加する手段を備え、前記出力回線対応部(OT)に
は、前記コアスイッチから到来するセルに付加された輻
輳の有無を示す情報(EFCI情報)を演算して折り返
すRMセルにその送出速度指定情報(ER情報)を搭載
する手段を備え、前記入力回線対応部(IT)では前記
出力回線対応部から折り返されたRMセルに搭載された
送出速度指定情報(ER情報)にしたがって前記コアス
イッチに送出するセルの速度を制御する手段を備えたと
ころにある。
【0018】これにより、コアスイッチの構成および動
作を複雑にすることなく高いスループットと公平性を維
持することができる。
【0019】前記高速バッファは、セルの優先順位に対
応して複数設けられ、前記情報を付加する手段は、優先
順位が第二位以降の高速バッファのキュー長に応じて輻
輳の有無を示す情報を付加することが望ましい。
【0020】これにより、セルの優先順位に応じて設け
られたサービスクラスが相互に干渉することのない輻輳
制御が行える。
【0021】前記出力回線対応部(OT)およびまたは
前記入力回線対応部(IT)で折り返すRMセルに搭載
する送出速度指定情報(ER情報)は、その回線対応部
の低速バッファのキュー長から判断される受入れ可能な
速度に一定比率を乗じた遅い速度であることが望まし
い。
【0022】これにより、セル送出レートは、上流ノー
ドに遡るにしたがって低く抑えられ、輻輳状態に陥るこ
とを回避することができる。
【0023】前記入力回線対応部(IT)および前記出
力回線対応部(OT)の各低速バッファのキュー長の判
定を行う手段および前記RMセルの識別手段はバーチャ
ルチャネル対応に設けられることが望ましい。
【0024】これにより、バーチャルチャネル対応にき
め細かい輻輳制御を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
【0026】
【実施例】本発明実施例の構成を図1ないし図4を参照
して説明する。図1は本発明実施例の全体構成図であ
る。図2はコアスイッチのブロック構成図である。図3
は入力回線対応部のブロック構成図である。図4は出力
回線対応部のブロック構成図である。
【0027】本発明は図1に示すようなATM交換装置
EX1 、EX2 であって、図2に示すように、出力回線
別の高速バッファBUH と、入力セルの宛先別にこの高
速バッファBUH に入力セルを分配する手段としてのセ
ル分配器Dとを有するコアスイッチSWを備え、このコ
アスイッチSWの入力側に、図3に示すように、低速バ
ッファBUL を有する入力回線対応部ITが複数設けら
れ、このコアスイッチSWの出力側に低速バッファBU
L を有する出力回線対応部OTが複数設けられたATM
交換装置EX1 、EX2 である。
【0028】ここで、本発明の特徴とするところは、入
力回線対応部ITには、入力回線から到来するRMセル
に送出速度指定情報であるERを搭載してそのRMセル
の発生元に向け折り返す手段としてのRMセル処理部1
およびER演算部4と、一定数のセル通過毎に新しいR
MセルをコアスイッチSWに向けて送出する手段として
のRMセル生成部3およびRMセル処理部2とを備え、
出力回線対応部OTには、コアスイッチSWから到来す
るRMセルに輻輳情報を搭載してそのRMセルの発生元
に向けコアスイッチSWに折り返す手段としてのRMセ
ル処理部21と、一定セル通過毎に新しいRMセルを出
力回線に送出する手段としてのRMセル生成部23およ
びRMセル処理部22と、後段の入力回線対応部ITに
より折り返されたこのRMセルに搭載されたERにした
がって前記出力回線に送出するセルの速度を制御する手
段としての読出制御部25とを備え、コアスイッチSW
には、通過するセルに高速バッファBUH のキュー長に
応じて輻輳の有無を示す情報であるEFCIを付加する
手段としてのEFCI付加部30を備え、出力回線対応
部OTには、コアスイッチSWから到来するセルに付加
されたEFCIに基づいて演算し折り返すRMセルにそ
のERを搭載する手段としてのER演算部24を備え、
入力回線対応部ITでは出力回線対応部OTから折り返
されたRMセルに搭載されたERにしたがってコアスイ
ッチSWに送出するセルの速度を制御する手段としての
読出制御部5を備えたところにある。
【0029】高速バッファBUH は、セルの優先順位に
対応して帯域保証クラスバッファおよびベストエフォー
トクラスバッファの二つのバッファが設けられ、EFC
I付加部30は、ベストエフォートクラスバッファのキ
ュー長に応じてEFCIを付加する。
【0030】次に、本発明実施例の動作を説明する。図
2に示すコアスイッチSWの各出力回線では帯域保証ク
ラスバッファが完全優先で転送される。つまり、帯域保
証クラスバッファにセルがある限り、帯域保証クラスバ
ッファがサービスされ、帯域保証クラスバッファが空の
ときだけベストエフォートクラスバッファがサービスさ
れる。
【0031】ベストエフォートクラスバッファの負荷が
高くなると、ベストエフォートクラスバッファのキュー
長が伸びていくので、キュー長がある一定の閾値を超え
ると、通過セルのEFCIフィールドをセットする。
【0032】図4に示す出力回線対応部OTはコアスイ
ッチSWからセルを受信する。セルはRMセルと非RM
セルがある。RMセルはコアスイッチSWに向けて折り
返されて、非RMセルが出力回線対応部OTの低速バッ
ファBUL でバッファリングされ後段の網に向けてVC
毎の所定のレートで低速バッファBUL から送出されて
いく、折り返されるRMセルに搭載される情報はCIと
ERがあるが、それぞれ、それらはコアスイッチSWの
輻輳状態と出力回線対応部OTの低速バッファBUL
セル送出レートにより決定される。
【0033】図5は出力回線対応部OTのセル受信時の
動作を示すフローチャートである。出力回線対応部OT
に到着したセルがあり(S1)、その到着したセルのV
CIがiのとき(S2)、そのセルが非RMセルであり
(S3)、EFCIがセットされていれば(S4)、コ
アスイッチSWが輻輳中であると判定する(S5)。そ
のセルは出力回線対応部OTの低速バッファBUL にバ
ッファリングされ、VC毎の所定のレートで読出される
(S6)。
【0034】また、到着したセルがVCI=iのRMセ
ルであり(S3)、出力回線対応部OTの低速バッファ
BUL のキュー長が閾値を超えたかコアスイッチSWが
輻輳中であれば(S7)、さらにCIi =1をセットし
(S8)、ERi =aACR12i をセットし(S
9)、RMセルをコアスイッチに折り返す(S10)。
ここで、ACR12i は出力回線対応部OTの低速バッ
ファBUL からのVCI=iのセル送出レートであり、
aは安全係数である。
【0035】また、図4において、出力回線対応部OT
のRMセル生成部23およびRMセル処理部22はVC
単位に一定セル数通過毎にRMセルを後段の網に送出す
る。その際、そのERフィールドに当該VCのセルの低
速バッファBUL からのセル送出レートをセットして後
段の網に送出する。出力回線対応部OTの読出制御部2
5は後段の網から折り返されたRMセルのCIフィール
ドとERフィールドにしたがって、低速バッファBUL
からのセルの送出レートを決定する。すなわち、受信し
たのがVCI=iのRMセルであるとき、CIフィール
ドがセットされていれば、低速バッファBUL からのセ
ルの送出レートACRi を ACRi =ACRi (1−RDFi ) …(1) として減少させ、CIフィールドがセットされていなけ
れば、 ACRi =ACRi +NAIRi …(2) として低速バッファBUL からのセルの送出レートを増
加させる。
【0036】ここで、RDFi は事前に決まっているV
CI=iの減少レートであり、NAIRi は事前に決ま
っているVCI=iの増加レートである。いずれの場合
もACRi は折り返されたRMセルに搭載されているE
R値ERi よりも小さい値に設定される。
【0037】図3に示す入力回線対応部ITのRMセル
処理部2およびRMセル生成部3はVC単位に一定セル
数通過毎にRMセルを生成して出力回線対応部OTに向
けて送出し、出力回線対応部OTで折り返されたRMセ
ルを受信し、読出制御部5は低速バッファBUL からの
セルの送出レートを制御する。
【0038】図6は入力回線対応部ITの折り返された
RMセル受信時の動作のフローチャートである。RMセ
ルが返送されたとき(S11)、受信したRMセルがV
CI=iであるとき(S12)、CIフィールドがセッ
トされていれば(S13)、コアスイッチSWが輻輳し
ていることが判るので、低速バッファBUL からのセル
の送出レートACRi を ACRi =ACRi (1−RDFi ) …(3) として減少させる(S16)。ここで、RDFi は事前
に決まっているVCI=iの減少レートである。CIフ
ィールドがセットされていなければ(S13)、コアス
イッチSWにまだ余裕があるので、低速バッファBUL
からのセルの送出レートを ACRi =ACRi +NAIRi …(4) として増加させる(S14)。ここで、NAIRi は事
前に決まっているVCI=iの増加レートである。いず
れの場合もACRi は折り返されたRMセルに搭載され
ているER値ERi よりも小さい値に設定される(S1
5)。
【0039】また、図3において入力回線対応部ITの
RMセル処理部1は前段の網から送出されてくるRMセ
ルを前段の網に向けて折り返す。このとき、ERフィー
ルドに当該VCの低速バッファBUL からのセル送出レ
ートに所定の率を乗じた値をセットして前段の網にRM
セルを折り返す。
【0040】以上のようにコアスイッチSW、入力回線
対応部IT、出力回線対応部OTが動作することによ
り、図1に示すATM交換装置EX1 、EX2 は以下の
ように機能する。ATM交換装置EX1 、EX2 内にお
いてはABRの制御はEFCIモードで動作する。AT
M交換装置EX1 、EX2 の装置内では伝送遅延が小さ
いので、EFCIモードを用いてもスループット低下や
公平性に関する問題は発生しない。基本的にはEFCI
モードで動作するが、ただし、RMセルのERフィール
ドを用いて出力回線対応部OTの低速バッファBUL
らのセル送出レートより小さい値が入力回線対応部IT
に通知される。これにより、入力回線対応部ITの低速
バッファBUL からのセル送出レートは出力回線対応部
OTの低速バッファBUL からセル送出レート以下に制
御される。
【0041】ATM交換装置EX1 、EX2 間において
はABRの制御はERモードで動作する。後段のATM
交換装置EX2 の入力回線対応部ITの低速バッファB
Lからのセル送出レートが既に判っているので、RM
セルのERフィールドを用いて、容易に前段のATM交
換装置EX1 に通知することができ、ATM交換装置E
1 の出力回線対応部OTの低速バッファBUL からの
セル送出レートを指定することができる。ATM交換装
置EX1 の出力回線対応部OTの低速バッファBUL
らのセル送出レートはATM交換装置EX2 の入力回線
対応部ITの低速バッファBUL からのセル送出レート
よりわずかに小さい値に設定される。これにより、AT
M交換装置EX2 の入力回線対応部ITの低速バッファ
BUL からのセルのオーバーフローを抑制することが可
能となる。
【0042】図7は網内のABRの制御ループのセルレ
ートの関係を示す図である。後段から前段に遡るにした
がって、ERの値は小さく設定される。また、ATM交
換装置EX1 内においてはEFCIモードで計算される
値ACR1EFCIと後段から通知されるER2により求ま
るACR1ERの小さい方に設定される。
【0043】本発明によれば、ABRの制御ループはA
TM交換装置EX内に閉じており、装置内ではEFCI
モードのみで動作させているので、コアスイッチSWを
簡単にすることができ、かつ伝送遅延が小さいので高い
スループットと公平性が得られる効果がある。ATM交
換装置EX間ではERモードで動作させているので、伝
送遅延が大きいことによるスループットの低下を低く抑
えることが可能である。入力回線対応部ITおよび出力
回線対応部OTは動作速度がコアスイッチSWよりも速
くないので、市販のメモリが使用可能であり、大容量の
低速バッファBUL が容易に実現可能であり、伝送遅延
が大きいことによるスループットの低下を抑えることが
可能である。
【0044】また、ATM交換装置EX内のコアスイッ
チSWではCBRやVBRの帯域保証クラスを完全優先
で転送するので、ABRトラヒックの影響を受けること
なくサービスを提供することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コアスイッチの構成および動作を複雑にすることなく高
いスループットと公平性を維持することができる。ま
た、セルの優先順位に応じて設けられたサービスクラス
が相互に干渉することのない輻輳制御が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体構成図。
【図2】コアスイッチのブロック構成図。
【図3】入力回線対応部のブロック構成図。
【図4】出力回線対応部のブロック構成図。
【図5】出力回線対応部のセル受信時の動作を示すフロ
ーチャート。
【図6】入力回線対応部の折り返されたRMセル受信時
の動作のフローチャート。
【図7】網内のABRの制御ループのセルレートの関係
を示す図。
【図8】従来のATM交換装置の概念図。
【図9】従来のATM網におけるABRによるレート制
御を説明する図。
【符号の説明】
1、2、21、22 RMセル処理部 3、23 RMセル生成部 4、24 ER演算部 5、25 読出制御部 30 EFCI付加部 BU 出力バッファ BUH 高速バッファ BUL 低速バッファ D セル分配器 EX、EX1 、EX2 ATM交換装置 IT 入力回線対応部 OT 出力回線対応部 SW コアスイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−181740(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告 SS E95−30(1995年7月14日) 電子情報通信学会技術研究報告 SS E95−111(1995年11月17日) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力回線別の高速バッファと、入力セル
    の宛先別にこのバッファに入力セルを分配する手段とを
    有するコアスイッチ(SW)を備え、このコアスイッチ
    の入力側に低速バッファを有する入力回線対応部(I
    T)が複数設けられ、このコアスイッチの出力側に低速
    バッファを有する出力回線対応部(OT)が複数設けら
    れたATM交換装置において、 前記入力回線対応部(IT)には、入力回線から到来す
    るRMセルに送出速度指定情報(ER情報)を搭載して
    そのRMセルの発生元に向け折り返す手段と、一定数の
    セル通過毎に新しいRMセルを前記コアスイッチに向け
    て送出する手段とを備え、 前記出力回線対応部(OT)には、コアスイッチから到
    来するRMセルに輻輳情報を搭載してそのRMセルの発
    生元に向け前記コアスイッチに折り返す手段と、一定セ
    ル通過毎に新しいRMセルを出力回線に送出する手段
    と、後段の入力回線対応部により折り返されたこのRM
    セルに搭載された送出速度指定情報(ER情報)にした
    がって前記出力回線に送出するセルの速度を制御する手
    段とを備え、 前記コアスイッチ(SW)には、通過するセルに前記高
    速バッファのキュー長に応じて輻輳の有無を示す情報
    (EFCI情報)を付加する手段を備え、 前記出力回線対応部(OT)には、前記コアスイッチか
    ら到来するセルに付加された輻輳の有無を示す情報(E
    FCI情報)を演算して折り返すRMセルにその送出速
    度指定情報(ER情報)を搭載する手段を備え、 前記入力回線対応部(IT)では前記出力回線対応部か
    ら折り返されたRMセルに搭載された送出速度指定情報
    (ER情報)にしたがって前記コアスイッチに送出する
    セルの速度を制御する手段を備えたことを特徴とするA
    TM交換装置。
  2. 【請求項2】 前記高速バッファは、セルの優先順位に
    対応して複数設けられ、前記情報を付加する手段は、優
    先順位が第二位以降の高速バッファのキュー長に応じて
    輻輳の有無を示す情報を付加する請求項1記載のATM
    交換装置。
  3. 【請求項3】 前記出力回線対応部(OT)およびまた
    は前記入力回線対応部(IT)で折り返すRMセルに搭
    載する送出速度指定情報(ER情報)は、その回線対応
    部の低速バッファのキュー長から判断される受入れ可能
    な速度に一定比率を乗じた遅い速度である請求項1記載
    のATM交換装置。
  4. 【請求項4】 前記入力回線対応部(IT)および前記
    出力回線対応部(OT)の各低速バッファのキュー長の
    判定を行う手段および前記RMセルの識別手段はバーチ
    ャルチャネル対応に設けられる請求項1ないし3のいず
    れかに記載のATM交換装置。
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