JP3434590B2 - わさび類に含まれる辛味および風味成分の安定化方法 - Google Patents

わさび類に含まれる辛味および風味成分の安定化方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生沢わさび、粉末わさ
び、すりおろし生わさび、わさび漬け等のわさび類中に
含まれる辛味成分、および味、香り等の風味成分を長期
間持続して安定化せしめる、わさび類に含まれる辛味お
よび風味成分の安定化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】わさび中の辛味や風味の主要成分はカラ
シ油類(イソチオシアナート類)である。グルコシノレ
ート(カラシ油配糖体)から酵素ミロシナーゼ(β−チ
オグルコシダーゼ)の作用で種々のカラシ油類が生成さ
れる。生成したカラシ油類はわさび類の辛味、風味の主
役をなしているが、それらは揮発性であり、また、化学
的にも不安定な化合物であるため、これら辛味、風味の
消失を防止する次に示す各種の方法が試みられている。
【0003】例えば、わさび類に所望量の食用油を添加
して、辛味、風味成分を保護する方法、クエン酸等の有
機酸を添加してpHを降下し、化学反応を遅くする方
法、βサイクロデキストリンを添加して辛味、風味成分
を包接する方法、液糖を添加してわさび中の水分量を少
なくし、水との反応を抑制する方法、等々である。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、上述の公知
方法では、辛味成分の持続は改良されるものの、風味に
ついては効果が少なく、しかも、添加物量を多く必要と
するため、わさび類の品質を損ねてしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は少量の添加物量で
わさび類の辛味成分のみならず、風味成分をも長期間に
わたって持続し得、上述の公知技術に存する欠点を改良
したわさび類に含まれる辛味および風味成分の安定化方
法を提供することにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上述の目的を達成する
ため、本発明によれば、わさび類にビタミンEおよび必
要に応じてビタミンEとビタミンCを併せて添加するこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の具体的説明】以下、本発明を具体的に詳述す
る。
【0008】わさび類の辛味や風味の成分であるカラシ
油類はわさび中では配糖体として存在している。辛味の
主成分であるアリルカラシ油の前駆体はシニグリンであ
る。カラシ油類の前駆体は、組織を損傷することによっ
て酵素ミロシナーゼの作用によりカラシ油と糖に加水分
解される。いったん生成したカラシ油は、水溶液中では
徐々に分解し、ジチオカーバメイトやアリルポリスルフ
イド等を生成し、ニンニク様臭気を示すようになる。こ
れを化学式で示すと次のとおりとなる。
【0009】
【化1】
【0010】また、沢わさびには、様々なカラシ油が含
まれている。辛味の主成分はアリルカラシ油であり、西
洋わさび、黒カラシの辛味の主成分と同じである。6−
メチルチオヘキシルカラシ油(6−MeS−NCS)
は、沢わさび特有のグリーンノートを有する香気成分と
して重要なものである。
【0011】しかし、この芳香は、すりおろした後、時
間の経過とともにすばやく消失してしまうため、すりお
ろした食品ではそれを防ぐ方法が必要である。この原因
は6−MeS−NCSの酸化分解と推定されている。こ
れを化学式で示すと次のとおりである。
【0012】
【化2】
【0013】本発明はわさび類に含まれる辛味および風
味成分である上述の化学式1におけるアリルカラシ油お
よび上述の化学式2における6−メチルチオヘキシルカ
ラシ油(6MeS−NCS)の安定化を図り、辛味およ
び風味成分を長期間持続するものであって、わさび類に
ビタミンEを添加することにより構成される。
【0014】上述のわさび類は生沢わさび、粉末わさ
び、すりおろし生わさび、わさび漬け等である。
【0015】また、上述のビタミンEは抽出トコフエロ
ール、α、β、γ、δの同族体トコフエロール、ミック
ストコフエロール、トコトリエノール等の各種成分を含
むものであって、特に、DL−α−トコフエロールがわ
さび類の辛味および風味成分に対して著しい安定化効果
を呈する。
【0016】この添加量はわさび類中、0.01〜5.0重量
%であって、これよりも多いとビタミンEの味や臭気が
生じるようになり、少ないと充分な安定化効果を奏し得
ない。
【0017】さらに、本発明は上述のビタミンEにさら
にビタミンC(アスコルビン酸)を併せて添加すること
により上述の辛味および風味成分が一層安定化される。
この添加量はわさび類中、0.05〜1.00重量%である。こ
の量よりも多いとビタミンCの酸味が発生し、少ないと
上述効果が奏し得ない。
【0018】
【作用】ビタミンE(トコフエロール)は抗酸化性を呈
する物質であって、カラシ油配糖体(シニグリン)の酵
素ミロシナーゼによる分解によって生成するカラシ油の
酸化分解を抑制する。特に、沢わさびの特徴的な香気辛
味成分である6−メチルチオヘキシルカラシ油の酸化を
少量の添加量で抑制し、沢わさびに含まれる辛味成分の
みならず風味成分をも長期間にわたって持続する。
【0019】
【発明の実施例】以下、本発明を実施例によってさらに
詳述する。
【0020】実施例 1 わさび類として沢わさびを用いて以下の実験を行った。
【0021】a.辛味風味残存率 沢さわび根茎を凍結し、すりおろしたものを30℃にて解
凍し、ペーストとした。これにビタミンE(V.E)な
らびにビタミンC(V.C)を表1に示す各濃度添加
し、充分に混合し、ポリプロピレン製の容器(容量120
ml) に約100g入れ密閉した。30℃の温度条件下で1お
よび3日間保存し、辛味風味成分の含有量を測定し、残
存率を算出した。V.Eはいずれの実験とも、あらかじ
め植物油脂に溶解させ、油脂の添加量として混合品の3
%になるように加えた。辛味風味成分の含有量は次の蒸
留法で測定した。
【0022】辛味風味成分量の測定 試料1gを採取して水蒸気蒸留を行う。この蒸留液をエ
チルアルコール:アンモニア(1:1)混液4mlを入れ
た試験管に受ける。一晩放置後、純水を加えて200mlに
定容し、分光光度計によりE237nmでの吸光度を測定
し、下記の計算式より辛味風味成分量(アリルイソチオ
シアネートとして)を計算する。
【0023】
【数1】辛味風味成分量(%)={E237nmでの吸光度
− (0.0125×S)}×(4.026÷5)×2÷S÷1000×10
0
【0024】
【表1】
【0025】表1から次のことがわかる。すなわち、沢
わさびすりおろしペースト品にV.Eを添加すると、濃
度相関的に辛味風味の残存率が高くなり、保存性が向上
することがわかった。また、V.EとV.Cの併用によ
ってさらに効果が高まった。
【0026】b.官能検査 官能検査による効果の確認と、有効濃度を決定するため
に沢わさびすりおろし品(辛味風味残存率と同様に調製
したもの)にV.EあるいはV.Cを表2に示す濃度添
加し、調製した。各試料は冷蔵(10℃)で4日間保管し
た後、官能検査を行った。官能検査は次のようにして行
った。
【0027】官能検査は8人のパネラーにより、辛味、
香り、味の3点について判断し、下記の基準にて評価し
た。
【0028】 − : わさびの味、香り、辛味の変化がない。 ± : わずかに変化を感じるが、実用上問題がない。 + : はっきりとした変化(劣化)を感じた。
【0029】
【表2】
【0030】表2から次のことがわかる。すなわち、
V.Eの添加量は0.01%〜5.00%の範囲で有効であり、
0.5%で効果が高かった。また、V.Cは0.05%〜1.00
%で有効であり、両方を併用したときの効果が顕著であ
った。
【0031】実施例 2 沢わさび乾燥品粉末を用いて次の実験を行った。
【0032】沢わさび乾燥品粉末に2倍量の水を加えて
練りペースト化したものに、V.EおよびV.Cを表3
に示す各濃度添加し、混合した。密閉容器に入れた後、
冷蔵で4日間保存し、官能検査を行った。官能検査は実
施例1と同様に行った。
【0033】
【表3】
【0034】表3から次のことがわかる。すなわち、生
沢わさびすりおろし品と同様にV.E、V.Cを併用し
た場合に最も効果が高かった。
【0035】実施例 3 生おろしわさび製品を用いて、次の実験を行った。
【0036】凍結し、すりおろした沢わさび60gに対
し、洗浄した生西洋わさびをサイコロ状にカットし、す
りおろしたものを40g加えて混合した生おろしわさび製
品を用いた。V.EおよびV.Cを表4および表5に示
す各濃度添加し、充分に攪拌し、密閉容器に入れた。
【0037】30℃で1日および3日間保存したものを辛
味風味の測定に供し、冷蔵で14日間保存したものを官能
検査に供した。官能検査は実施例1と同様に行った。結
果を表4および表5に示した。
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】表4および表5から明白なように、V.E
の添加によって、辛味残存率ならびに官能的な効果が確
認され、さらにV.Cとの相乗効果も確認された。
【0041】実施例 4 沢わさび香料成分を添加した製品について次の実験を行
った。粉わさび(西洋わさび粉70gに対し、カラシ粉30
g)に対して2倍量の水、ならびに沢わさび香料成分
(沢わさびの香り成分を化学的に合成したもの、あるい
は沢わさびから抽出した香気成分)を0.1%加えて練
り、ペースト化した製品を用いて試験を行った。
【0042】V.EおよびV.Cを表6に示す各濃度添
加し、充分に混合し、密閉容器に入れた。冷蔵で14日間
保存したものを官能検査に供した。官能検査は実施例1
と同様にして行った。結果を表6に示す。
【0043】
【表6】
【0044】表6から明らかなように、V.E単独ある
いはV.Cとの併用で風味を保つ効果が確認された。
【0045】実施例 5 わさび漬け製品について次の実験を行った。
【0046】沢わさびの根茎および茎を細かく刻んだも
のを、原料わさびの約5%の食塩をまぶして塩漬けし
た。約6時間漬けた後ザッと水洗いし、表7に示す配合
に従って材料を加え、よく混合した。常温で1日おいて
熟成させたものを試験に供した。
【0047】
【表7】
【0048】V.EおよびV.Cを表8に示す各濃度添
加し、混合した後、密閉容器に入れた。30℃あるいは冷
蔵で10日間保存したものについて官能検査を行った。官
能検査は実施例1と同様に行った。結果を表8に示す。
【0049】
【表8】
【0050】表8から明らかなように、V.EとV.C
を併用することにより、相乗効果が認められた。また、
30℃においても同様の評価であった。なお、V.Cは添
加量が高いと色を褐変化させ、官能的にも劣化する。
【0051】
【発明の効果】以上の水蒸気蒸留法による辛味風味残存
率の測定および官能試験法による官能検査結果から、沢
わさび、生おろしわさび製品、わさび漬け、さらには沢
わさび香料成分を添加した製品に対してV.Eの沢わさ
びの辛味風味の保持効果が確認された。また、V.Cを
同時に添加することで、その効果が一層高められること
が示された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 優慈 愛知県春日井市角崎町91−1 勝川パー クホームズ202号 (56)参考文献 特開 昭51−67758(JP,A) 特公 昭41−20070(JP,B1) 特公 昭36−18490(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 1/22 - 1/24 JSTPlus(JOIS)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 わさび類にビタミンEを添加することを
    特徴とするわさび類に含まれる辛味および風味成分の安
    定化方法。
  2. 【請求項2】 前記わさび類が生沢わさびである請求項
    1のわさび類に含まれる辛味および風味成分の安定化方
    法。
  3. 【請求項3】 前記わさび類が粉末わさび、すりおろし
    生わさびまたはわさび漬けである請求項1のわさび類に
    含まれる辛味および風味成分の安定化方法。
  4. 【請求項4】 前記ビタミンEの添加量がわさび類中、
    0.01〜5.0重量%である請求項1のわさび類に含まれる
    辛味および風味成分の安定化方法。
  5. 【請求項5】 請求項1のビタミンEにさらにビタミン
    Cを併せて添加する請求項1のわさび類に含まれる辛味
    および風味成分の安定化方法。
  6. 【請求項6】 請求項5のビタミンCの添加量がわさび
    類中、0.05〜1.00重量%である請求項5のわさび類に含
    まれる辛味および風味成分の安定化方法。
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