JP3434559B2 - セクタサーボ方式の磁気ディスク装置 - Google Patents

セクタサーボ方式の磁気ディスク装置

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JP3434559B2
JP3434559B2 JP02675294A JP2675294A JP3434559B2 JP 3434559 B2 JP3434559 B2 JP 3434559B2 JP 02675294 A JP02675294 A JP 02675294A JP 2675294 A JP2675294 A JP 2675294A JP 3434559 B2 JP3434559 B2 JP 3434559B2
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  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセクタサーボ方式の磁気
ディスク装置に関し、特に、セクタサーボ方式の磁気デ
ィスクの上に予め書かれた位置情報に応じてヘッドを位
置決めする際のトラック番号を認識してヘッド位置決め
を行うようにしたセクタサーボ方式の磁気ディスク装置
に関する。
【0002】近年、磁気ディスク装置に対する小型、大
容量化の要求に伴い、磁気ヘッドの位置決め制御方式と
して、ヘッドの位置決め用の情報のみがディスク面に記
録された専用のサーボディスクを使用するサーボ面サー
ボ方式に代わり、セクタサーボ方式が採用されることが
多くなってきている。ところが、このセクタサーボ方式
は、サーボ面サーボ方式に比べて、ヘッドがサーボ情報
領域を通過した時しかサーボ情報を読み取ることができ
ないので、サーボ面サーボ方式よりも位置決め特性(ト
ラック追従能力)が劣るとされており、この改善が望ま
れている。
【0003】
【従来の技術】従来のセクタサーボ方式は、データを記
録する磁気ディスク面を周方向に複数のセクタに分割
し、それらのセクタの一部にデータ領域とは別にヘッド
の位置決めのためのサーボ情報領域を設けるものであ
る。このサーボ領域は一般に、セクタ全体の10〜20%程
度を占めている。
【0004】通常、マイクロプロセッサで構成されるサ
ーボ制御器は、前述のサーボ情報領域に記録された信号
を基にして、サーボ復調器によって得られるヘッド位置
情報を使用してヘッドをトラック上に位置決めする。こ
こで、磁気ディスク上のサーボ情報領域は、主としてサ
ーボ情報領域の開始を認識するためのサーボマークが書
かれるサーボマーク部、トラック番号が書かれるトラッ
ク番号(シリンダID)部、ヘッド位置誤差信号(PE
S)が書かれるヘッド位置誤差信号部の3つの部分から
構成されており、サーボ復調器は、磁気ディスク装置の
工場出荷時におけるサーボトラックライタ(STW)工
程において予め書かれるサーボ情報(サーボマーク、ト
ラック番号、PES)をサーボ復調器の必要に応じて復
調する機能を備えていた。
【0005】ところが、このセクタサーボ方式は、サー
ボ面サーボ方式に比べて、ヘッドが前述のサーボ情報領
域を通過した時しかサーボ情報を読み取ることができな
い。従って、一般に、サーボ面サーボ方式よりも位置決
め特性(トラック追従能力)が劣るとされている。これ
を避けるためには、ディスクの周方向のセクタの数を増
やし、ディスクが1回転する間に通過するサーボ情報領
域の数を増やす、即ち、サーボ情報のサンプル周波数を
上げれば良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ディス
クの周方向のセクタ数を増やすと、それだけサーボ情報
領域の数が増えるため、データ領域が減ることになって
データ効率が低下するという問題が起こってしまう。そ
こで、本発明は、各セクタにおけるサーボ情報領域の長
さを短縮することにより、データ効率の低下なしにセク
タ数を増やすことができ、位置決め特性に優れたセクタ
サーボ方式の磁気ディスク装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のセクタサーボ方式の磁気ディスク装置の原理構成が
図1に示される。図1に示すように、本発明は、磁気デ
ィスク上に同心円状に設けられたデータを記録するため
のトラックが、周方向に複数のセクタに分割され、各セ
クタには、データを記録するデータ領域と、ヘッドの位
置決めのためのサーボ情報領域が設けられたセクタサー
ボ方式の磁気ディスク装置であって、前記各トラックに
おける前記セクタマークの書き込み位置が、各トラック
毎に一定間隔でずらされた磁気ディスク1と、前記ヘッ
ドのシーク制御時において、シーク開始トラックからの
セクタマーク周期の位相差を検出する位相差検出手段2
と、シーク開始トラックからのセクタマーク周期の位相
差によってヘッドが現在位置するトラック番号を演算す
るトラック番号演算手段3と、シーク終了時のトラック
番号を記憶保持するトラック番号記憶手段4とを備える
ことを特徴としている。
【0008】なお、前記磁気ディスクに、予め定められ
た少なくとも1つの基準トラックが設けられており、前
記位相差検出手段が、各トラックのセクタマーク周期の
位相差を、前記基準トラック上のセクタマークからの位
相差として検出するようにしても良い。また、前記各セ
クタの各サーボ情報領域に、トラック番号の上位ビット
を表す情報がコード化されて書き込まれていると共に、
ヘッドによって読み取られたこのコードの解読手段を備
えられており、前記トラック番号演算手段が、前記位相
差とコードとして書かれたトラック番号の下位ビットを
表す情報とを併用することにより、ヘッドが現在位置す
るトラック番号を演算するようにしても良い。
【0009】
【作用】本発明のセクタサーボ方式の磁気ディスク装置
によれば、磁気ディスク上のサーボ情報領域にはサーボ
マーク部とヘッド位置誤差信号部のみが設けられてお
り、各トラックでサーボマークの開始位置が円周方向
に、トラック番号に対応した距離だけずらされている。
サーボ復調器はこのセクタマークのずれ量によるセクタ
マークポルスの位相差を検出することにより、ヘッドが
現在位置するトラック番号を演算することができる。こ
のように、磁気ディスク上のサーボ情報領域にトラック
番号部が設けられていないので、サーボ領域の短縮化が
図れる。
【0010】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。図2は本発明のセクタサーボ方式の磁気デ
ィスク装置10の一実施例の構成を示すブロック回路図
である。図2において、11は磁気ディスク、12は磁
気ディスク11にデータを読み書きするヘッド、13は
ヘッド11による再生信号からサーボパルスを検出する
サーボパルス検出回路、14,15はそれぞれサーボパ
ルス検出回路13によって検出されたサーボパルスが入
力される位相同期回路と位相差検出回路、16は位相差
検出回路15の出力によってトラック番号を演算するト
ラック番号演算器、17はマイクロコンピュータ、18
はマイクロコンピュータの入力ポート、19は位相同期
トリガを位相同期回路15に出力するマイクロコンピュ
ータの出力ポートである。
【0011】本発明の対象である磁気ディスク装置10
はセクタサーボ方式であるので、磁気ディスク11に同
心円状に設けられたデータを記録するためのトラック
は、周方向に複数のセクタに分割され、各セクタには、
データを記録するデータ領域と、ヘッドの位置決めのた
めのサーボ情報領域が設けられている。前述のように、
従来のサーボ情報領域には、サーボ情報領域の開始を認
識するためのサーボマークが書かれるサーボマーク部、
トラック番号が書かれるトラック番号(シリンダID)
部、ヘッド位置誤差信号(PES)が書かれるヘッド位
置誤差信号部の3つの部分が備えられていたが、この実
施例では、サーボ情報領域にサーボマーク部とヘッド位
置誤差信号部のみが設けられており、トラック番号(シ
リンダID)部は設けられていない。
【0012】その代わりに、この実施例の磁気ディスク
11のトラック上のサーボ情報領域は、各トラックにお
けるサーボ情報領域の開始、即ち、セクタの開始位置を
示すセクタマークの書き込み位置が、各トラック毎に一
定間隔でずらされて(スタガードされて)いる。これを
図3を用いて説明する。図3(a) に示すように、m番目
のトラックmは複数のセクタに区切られており、その1
つのセクタにはサーボ情報領域(図には単にサーボ領域
と記載)31とデータ領域32がある。従来のセクタサ
ーボ方式の磁気ディスク上のトラックは、図3(b) に示
すように、各トラックのサーボ情報領域31の開始位置
は、全てディスクの半径方向に沿って同じ位置であった
が、この実施例では、図3(a) に示すように、トラック
mのサーボ情報領域31の開始位置(セクタマークの書
き込み位置)に対して、隣接するトラックm+1のサー
ボ情報領域31の開始位置(セクタマークの書き込み位
置)が一定距離ΔDだけスタガードされている。このス
タガード量は隣接トラック間では同じ値になるようにな
っており、図に示すように、トラックm+1に隣接する
トラックm+2、トラックm+2に隣接するトラックm
+3等も同じ距離ΔDずつスタガードされている。
【0013】この結果、この実施例の磁気ディスク11
の各トラック上のサーボ情報領域の情報量が、トラック
番号(シリンダID)部がない分だけ少なくなり、サー
ボ情報領域の長さを短くすることができるので、同じト
ラック上に設けるセクタの数を増やすことができる。以
上のように構成された磁気ディスク11を備えた図2の
セクタサーボ方式の磁気ディスク装置10の動作を次に
図4を用いて説明する。
【0014】今、図2のヘッド12が磁気ディスクのト
ラックmの上にある場合を考える。ディスク11が回転
し、ヘッド12から読み出されたサーボ領域の開始を示
すサーボパルス(S/P)は、サーボパルス検出回路1
3によって検出される。これは、例えば、図2において
ヘッド12がトラックm上にあれば、サーボパルスSP
は図4(a) に示すように、トラックmの1セクタ長毎
に、サーボパルス検出回路13によって検出される。
【0015】シーク開始時において、ヘッドがトラック
m上にある場合、サーボパルスSPは図2の位相同期回
路14によってロックされる。シーク開始後、ヘッド1
2が他のトラック上に移動すると、それぞれのトラック
に対応するタイミングでサーボパルスSPが得られる。
そこで、図2の中の位相差検出回路15を用いて、最初
にロックされたサーボパルスSPとシーク途中で得られ
るサーボパルスSPとの位相差を求めれば、シーク開始
トラックに対する対応トラックを決定することができ
る。これを図4(b) を用いて説明する。
【0016】説明を簡単にするために、ヘッドがトラッ
クm上からシークを開始し、隣接するトラックm+1で
シークが終了した場合を考える。図4(b) に示すよう
に、シーク開始時にヘッド11がトラックm上にあれ
ば、トラックm上に書かれたセクタマークによって、サ
ーボパルスSPm が得られる。このサーボパルスSPm
を読み取った直後、瞬時にヘッド11が隣接するトラッ
クm+1上に移動したとすると、トラックm+1上に書
かれたセクタマークによって得られるサーボパルスSP
m+1 は、ヘッド11がシークせずにそのままトラックm
上に留まっていた時には、トラックm上に次に書かれた
セクタマークによって得られるサーボパルスSPm(点線
で示す) よりも遅れて得られる。即ち、サーボパルスS
Pm+1 はサーボパルスSPm に対して位相差を持つこと
になる。これは、図3(a) で説明したように、あるトラ
ックに書かれたセクタマークに対して、隣接するトラッ
クに書かれたセクタマークが所定距離だけスタガードさ
れているからである。
【0017】このように、シーク開始後、ヘッド12が
他のトラック上を移動すると、それぞれのトラックに対
応するタイミングでサーボパルスSPが得られ、移動し
たトラック数に応じて検出される位相差が変化する。従
って、最初にロックされたサーボパルスSPの位相と、
最終的にシークされたトラックから得られるサーボパル
スSPとの位相差を位相差検出回路15によって検出す
ることにより、シーク開始トラック番号が分かっていれ
ば、位相差からシーク終了トラック番号を演算して決定
することができる。
【0018】図5には図2のセクタサーボ方式の磁気デ
ィスク装置10において使用される位相同期回路14の
実施例を示す。この実施例の位相同期回路14は、位相
比較器51、電圧ホールド回路52、電圧−周波数変換
回路(VFコンバータ)53、クロック発生回路54、
およびスイッチSW1,SW2を備えている。位相比較
器51の出力はスイッチSW1によってオンオフされ、
スイッチSW1とスイッチSW2の間は並列回路となっ
ていて、一方の回路に電圧ホールド回路52が設けられ
ている。また、スイッチSW2は、側に接続されると
VFコンバータ53をスイッチSW1を介して位相比較
器51に接続し、側に接続されるとVFコンバータ5
3を電圧ホールド回路52に接続するようになってい
る。そして、VFコンバータ53の出力はクロック発生
回路54に入力され、クロック発生回路54の出力が位
相比較器51にフィードバックされている。
【0019】このように、図5の位相同期回路14に
は、位相固定ループが用いられており、サーボパルス検
出回路13から入力される入力サーボパルスSPと、フ
ィードバックされたサーボパルスSPとの位相差に比例
して位相比較器51から得られる電圧はVFコンバータ
53に入力され、これによってクロック発生回路54か
ら得られるクロックを基にして、ロックされたサーボパ
ルスSPを得ることができる。
【0020】図5に示すスイッチSW1,SW2は、シ
ーク開始トラック上でのサーボパルスSPstart をロッ
クするために使用される。すなわち、シーク開始トラッ
クにおいては、スイッチSW1は閉じられてオンし、ス
イッチSW2は側が選択される。図2において説明し
た位相同期トリガにより、VFコンバータ53の入力電
圧が決定された時点で、スイッチSW1が開放されてオ
フし、スイッチSW2が側に選択される。この結果、
電圧ホールド回路52でホールドされた固定電圧値がV
Fコンバータ53の入力となり、サーボパルスSPはロ
ックされる。
【0021】図6には図2のセクタサーボ方式の磁気デ
ィスク装置10において使用される位相差検出回路15
とトラック番号演算器16であるトラック番号変換回路
60の実施例を示す。この実施例の位相差検出回路15
は、カウンタ61、ラッチ回路62を備えており、トラ
ック番号変換回路60はこの実施例ではバス66によっ
て接続されたCPU63、ROM64、およびRAM6
5を備えている。
【0022】カウンタ61には、図5のクロック発生回
路54から出力されるロックされたサーボパルスと、図
示しない独立した発振器より得られる基準クロックとが
入力され、基準クロックがカウンタ61で計数される。
そして、図5のクロック発生回路54から出力されるロ
ックされたサーボパルスは、このカウンタ61のリセッ
ト信号として使用される。また、カウンタ61の出力
(ディジタル値)はラッチ回路62に入力されるが、ラ
ッチのタイミングを決定するイネーブル信号として、現
在トラック上から得られるサーボパルスSPがサーボパ
ルス検出回路13から入力される。ラッチ回路62の出
力はトラック番号変換回路60に入力される。
【0023】トラック番号変換回路60のROM64に
は、位相差カウント値と実際のトラック番号の対応を表
すテーブルが格納されており、ラッチ回路62の出力は
このROM64のアドレスデコード信号として使用され
る。また、ラム65には、ヘッドのシーク開始時のトラ
ック番号が記憶されている。従って、トラック番号変換
回路60ではシーク開始からの位相差による位相差カウ
ント値に対応するトラック番号の増減値をROM64の
テーブルから演算し、これをRAM65に記憶されたシ
ーク開始時のトラック番号とにより、シーク途中のトラ
ック番号や、シーク終了時のトラック番号を演算するこ
とができる。そして、シーク途中のトラック番号やシー
ク終了時の演算されたトラック番号はRAM65に記憶
される。このようにして、シーク終了時のトラック番号
をRAM65に記憶しておけば、次回のシーク開始時
に、このシーク終了時のトラック番号をシーク開始時の
トラック番号として、次回のシーク時のトラック番号を
演算することができる。
【0024】なお、トラック番号変換回路60は、この
実施例では制御用のマイクロコンピュータ17(図2参
照)とは別に設けられているが、制御用のマイクロコン
ピュータ17にこのトラック番号変換回路60の機能を
持たせるようにしても良いものである。そうすれば、制
御用のマイクロコンピュータ17は、任意の時間におい
てヘッド11が現在位置しているトラック番号をシーク
開始トラックからの相対トラック値として得ることがで
きる。
【0025】図7は本発明の別の実施例のセクタサーボ
方式の磁気ディスク装置70の構成を示すものである。
図7において、図2の実施例と同じ構成部材には同じ符
号を付してある。従って、11は磁気ディスク、12は
ヘッド、13はサーボパルス検出回路、14,15はそ
れぞれサーボパルス検出回路13によって検出されたサ
ーボパルスが入力される位相同期回路と位相差検出回
路、17はマイクロコンピュータ、18はマイクロコン
ピュータの入力ポート、19はマイクロコンピュータの
出力ポートである。
【0026】この実施例では、ヘッド12の出力から上
位トラック番号のコードを検出する上位トラック番号コ
ウード検出回路71が設けられており、この出力は入力
ポート18を通じてマイクロコンピュータ17に入力さ
れる。また、位相差検出回路15の出力に下位トラック
番号演算器72が設けられており、この出力も入力ポー
トを通じてマイクロコンピュータ17に入力される。そ
して、マイクロコンピュータ17内には、上位トラック
番号コード検出回路71からの上位トラックの番号コー
トど、下位トラック番号演算器からの下位トラック番号
を合成して全体トラック番号を合成する、全体トラック
番号の合成プログラムが組み込まれている。
【0027】前述の実施例は、トラック番号をセクタマ
ーク周期の位相差からのみ検出する装置であったが、こ
の実施例の装置は、サーボ領域にコードとして書かれた
トラック番号を全て削除せずに、前述の実施例の位相差
情報と組み合わせたトラック番号検出方式を採用してい
る。この実施例の場合は、図8(a) に示すように、トラ
ック番号の上位ビットをサーボ領域に書いておき、トラ
ック番号の下位ビットを前述のヘッドがシークした時の
位相差から検出することにより、ヘッドが現在位置する
トラック番号をマイクロコンピュータ17の演算によっ
て得ることができる。
【0028】この方式を採用したセクタサーボ方式の磁
気ディスク装置70でも、サーボ領域に書くべきトラッ
ク番号情報は従来の装置よりも少なくて済むので、サー
ボ領域の短縮に寄与するという効果がある。以上の実施
例では、基準サーボパルスとしてシーク開始トラックに
おいてロック(固定)されるサーボパルスを使用するよ
うにしたが、予め決められた基準トラック、例えば、磁
気ディスクの最も内側のインナトラック、或いは最も外
側のアウタトラックより得られる固定サーボパルスを基
準サーボパルスとして使用しても良い。
【0029】以上説明したように、本発明によれば、セ
クタパルスを検出し、それと基準信号との位相差からト
ラック番号が検出されるため、予めセクタサーボ情報領
域にトラック番号を記録しておく必要がない。従って、
サーボ領域をデータ領域に比べて短く設定できるため、
1トラック上のセクタ数を増やすことができ、セクタサ
ーボ方式の磁気ディスク装置のデータ効率の向上が可能
となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気ディスクの各トラック上のサーボ情報領域のサーボ
マークがトラック番号に対応してずらされており、この
サーボマークのずれを検出してトラック番号を検出する
ことができるので、サーボ情報領域へのトラック番号の
書き込みが不要となり、各セクタにおけるサーボ情報領
域の長さを短縮することができる。この結果、データ効
率の低下なしにセクタ数を増やすことができ、位置決め
特性に優れたセクタサーボ方式の磁気ディスク装置が提
供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセクタサーボ方式の磁気ディスク装置
の構成を示す原理構成図である。
【図2】本発明のセクタサーボ方式の磁気ディスク装置
の一実施例の構成を示すブロック構成図である。
【図3】(a) は本発明におけるトラック上のサーボ情報
領域とデータ領域の配置を説明する図、(b) は従来のト
ラック上のサーボ情報領域とデータ領域の配置を説明す
る図である。
【図4】(a) はヘッドがトラックm上にある時のサーボ
パルスの発生状況を説明する波形図、(b) はヘッドがト
ラックmからトラックm+1にシークした時のサーボパ
ルスの発生状況を説明する波形図である。
【図5】図2の位相同期回路の一実施例の回路構成を示
すブロック回路図である。
【図6】図2の位相差検出回路の一実施例の回路構成を
示すブロック回路図である。
【図7】本発明のセクタサーボ方式の磁気ディスク装置
の別の実施例の構成を示すブロック構成図である。
【図8】(a) は図7の実施例におけるトラック上のサー
ボ情報領域とデータ領域の配置を説明する図、(b) は図
7のマイクロコンピュータにより得られるトラック番号
上位ビットとトラック番号下位ビットの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…磁気ディスク 2…位相差検出手段 3…トラック番号演算手段 4…トラック番号記憶手段 10…本発明の一実施例のセクタサーボ方式の磁気ディ
スク装置 11…磁気ディスク 12…ヘッド 13…サーボパルス検出回路 14…位相同期回路 15…位相差検出回路 16…トラック番号演算器 17…マイクロコンピュータ 18…入力ポート 19…出力ポート 31…サーボ情報領域 32…データ領域 51…位相比較器 52…電圧ホールド回路 53…電圧−周波数変換回路(VFコンバータ) 54…クロック発生回路 60…トラック番号変換回路 61…カウンタ 62…ラッチ回路 71…上位トラック番号コード検出回路 72…下位トラック番号演算器 SW1,SW2…スイッチ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/12 G11B 21/08 G11B 27/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク上に同心円状に設けられた
    データを記録するためのトラックが、周方向に複数のセ
    クタに分割され、各セクタには、データを記録するデー
    タ領域と、ヘッドの位置決めのためのサーボ情報領域が
    設けられたセクタサーボ方式の磁気ディスク装置であっ
    て、 前記各トラックにおける前記セクタマークの書き込み位
    置が、各トラック毎に一定間隔でずらされた磁気ディス
    ク(1) と、 前記ヘッドのシーク制御時において、シーク開始トラッ
    クからのセクタマーク周期の位相差を検出する位相差検
    出手段(2) と、 シーク開始トラックからのセクタマーク周期の位相差に
    よってヘッドが現在位置するトラック番号を演算するト
    ラック番号演算手段(3) と、 シーク終了時のトラック番号を記憶保持するトラック番
    号記憶手段(4) と、 を備えることを特徴とするセクタサーボ方式の磁気ディ
    スク装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ディスクに、予め定められた少
    なくとも1つの基準トラックが設けられており、前記位
    相差検出手段が、各トラックのセクタマーク周期の位相
    差を、前記基準トラック上のセクタマークからの位相差
    として検出することを特徴とする請求項1に記載のセク
    タサーボ方式の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記各セクタの各サーボ情報領域に、ト
    ラック番号の上位ビットを表す情報がコード化されて書
    き込まれていると共に、ヘッドによって読み取られたこ
    のコードの解読手段を備え、前記トラック番号演算手段
    が、前記位相差とコードとして書かれたトラック番号の
    下位ビットを表す情報とを併用することにより、ヘッド
    が現在位置するトラック番号を演算することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のセクタサーボ方式の磁気デ
    ィスク装置。
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KR100771881B1 (ko) * 2006-08-23 2007-11-01 삼성전자주식회사 디스크 회전 슬립에 따른 데이터 섹터 위상 보정 방법 및이를 이용한 디스크 드라이브

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