JP3433749B2 - 時 計 - Google Patents

時 計

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JP3433749B2
JP3433749B2 JP2002131993A JP2002131993A JP3433749B2 JP 3433749 B2 JP3433749 B2 JP 3433749B2 JP 2002131993 A JP2002131993 A JP 2002131993A JP 2002131993 A JP2002131993 A JP 2002131993A JP 3433749 B2 JP3433749 B2 JP 3433749B2
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screw receiver
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哲哉 矢▲崎▼
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セルフタッピングネジ
によりメネジ成形を行う時計用ネジ受けを使用した時計
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の時計用ネジ受けは、製造工程でメ
ネジ成形を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、時計用ネジ受けの製造工程で下穴加工した後タッ
プを使用しメネジ成形を行っているため、時計用ネジ受
けを製造するのに時間がかかり、コストが高くなってし
まう。
【0004】本発明は、ネジにいわゆるセルフタッピン
グネジを使用することにより、時計用ネジ受けのメネジ
成形を製造工程から、組立工程時に移すことにより、時
計用ネジ受けを安価に製造することを特徴とする、時計
用ネジ受けを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の時計は、外周に
段部と、不貫通で底部を有した下穴とが設けられた時計
用ネジ受けが、時計用地板にアセンブルされ、他の部品
が前記時計用地板に積層された状態でセルフタッピンネ
ジが前記下穴にねじこまれて、前記他の部品が前記セル
フタッピンネジにより前記時計用地板に締結されてお
り、その際前記下穴における底部側には前記セルフタッ
ピンネジが螺合されない部分が構成され、かつ、前記下
穴の底部から前記時計用ネジ受けの開口部までの距離
は、前記時計用地板の上面から前記開口部までの距離よ
りも短く構成されていることを特徴とする。また、本発
明の時計は、前記外周には回転止め用ローレット部が設
けられていることを特徴とする。
【0006】また、本発明の時計は、前記外周部には回
転止め用ローレット部が設けられていることを特徴とす
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1、図2により説
明する。
【0008】時計用ネジ受けにはメネジが設けられてお
らず、案内付きストレートの下穴が設けられている。時
計用ネジ受けは、自動旋盤により製造された後、時計用
の地板にアセンブルされる。アセンブル時には、時計用
ネジ受けがネジ締め時に回転しないように、時計用ネジ
受けに設けられている回転止め用ローレット部13によ
り、地板に固定される。地板はプラスチック製であり、
時計用ネジ受けに設けられたローレット部が食い込むよ
うになっている。
【0009】時計用ネジ受け11にはメネジが設けられ
ておらず、案内付きストレートの下穴が設けられてい
る。時計用ネジ受け11は、自動旋盤により製造された
後、時計用の地板12にアセンブルされる。アセンブル
時には、時計用ネジ受け11がネジ締め時に回転しない
ように、時計用ネジ受け11に設けられている回転止め
用ローレット部11aにより、地板12に固定される。
地板12はプラスチック製であり、時計用ネジ受け11
に設けられたローレット部13が食い込むようになって
いる。
【0010】図2は、前記のように本発明による時計用
ネジ受け11が地板12にアセンブルされた後、他の部
品22,23,24が組み込まれ、セルフタッピングネ
ジ21により締め付けられ、セルフタッピングネジ21
と地板12との間で固定されている図である。
【0011】地板12にアセンブルされた時計用ネジ受
け11に、他の部品22,23,24が部品に設けられ
ている穴で位置出しされ、適切な位置に組み込まれる。
他の部品22,23,24が組み込まれた後、ドライバ
ー25によりセルフタッピングネジ21が締められる。
この時、時計用ネジ受け21に設けられたストレートの
下穴にセルフタッピングネジ21によりメネジ部21a
が成形され、ネジ締めされる。セルフタッピングネジ2
1と、時計用ネジ受け11の間でネジ締めされたことに
より、セルフタッピングネジ21と地板12との間に他
の部品が固定される。図3は、従来の時計用ネジ受け3
1と時計用の地板32がアセンブルされている図であ
る。
【0012】時計用ネジ受けには、製造工程でメネジ加
工がされており、メネジ部31aが設けられている。メ
ネジ加工は自動旋盤により下穴加工され、その後タップ
を使用してメネジ部が設けられる。時計用ネジ受けは、
自動旋盤により製造された後、時計用の地板にアセンブ
ルされる。アセンブル時には、時計用ネジ受けがネジ締
め時に回転しないように、時計用ネジ受けに設けられて
いる回転止め用ローレット部31bにより、地板に固定
される。地板はプラスチック製であり、時計用ネジ受け
に設けられたローレット部が食い込むようになってい
る。
【0013】図4は、前記のように従来の時計用ネジ受
けが地板にアセンブルされた後、他の部品42,43,
44が組み込まれ、オネジ41によりオネジと地板の間
で固定されている図である。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を有する。 (第1の効果) 1)前記下穴における底部側には前記セルフタッピンネジ
が螺合されない部分が構成されているので、前記螺合さ
れない部分にメネジ部が形成されている場合に比べて、
時計用ネジ受けの中空部の肉厚が厚くなるので、前記中
空部の機械的強度を向上することができる。2)また、前
記下穴の底部から前記時計用ネジ受けの開口部までの距
離Aは、前記時計用地板の上面から前記開口部までの距
離Bよりも短く構成されている。そのため、前記距離A
が前記距離Bよりも長く構成されている場合に比べて、
前記中空部が形成されていない底部によって、時計用ネ
ジ受けの半径方向における梁の役割をなしているので、
前記中空部の機械的な強度を向上させることができる。
ゆえに、本発明によれば、上記1)及び2)によって前記中
空部の機械的な強度が向上するので、前記下穴にセルフ
タッピンネジがねじこまれるとき、時計用ネジ受けに圧
縮力が作用して時計用ネジ受け自体が座屈変形したり、
前記下穴が半径方向に拡径されたりすることが抑止され
る。加えて、本発明によれば、上記1)及び2)により、前
記中空部の機械的な強度が向上するので、たとえば時計
用ネジ受けを時計用地板に圧入してアセンブルした場
合、時計用地板側から前記下穴の半径方向に圧縮力が作
用して、前記下穴が変形することを抑止できる。その結
果、適切な締結状態(締め付けトルク、ネジゆるめトル
ク、固定力等)を確保することが可能となり、時計に要
求される固定機能の信頼性を向上させることが可能とな
る。 (第2の効果) さらに、本発明によれば、前記距離Aは、前記距離Bよ
りも短く構成されているので、時計用地板や他の部品
が、前述の座屈変形や下穴の拡径の影響を受けて変形す
ることを防止できる。その結果、時計用地板や他の部品
の変形が、より一層抑止されることになるので、時計に
要求される固定機能の信頼性をより一層向上させること
が可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、前記他の部品が前記セ
ルフタッピングネジにより前記時計用地板に締結された
際に、前記セルフタッピングネジの先端と前記下穴の底
部との間に空隙部が設けられているので、タッピング時
に発生する削り屑を貯留できるスペースを確保しながら
前記削り屑を密閉することができる。ゆえに、削り屑が
例えば時計輪列や回路接点部など時計体内部に侵入する
ことを防ぐことができ、指針止まり、時刻指示ずれ、電
気的導通不良などの致命的な欠陥をなくすことが可能と
なる。また、前記削り屑を貯留できるスペースを確保し
ているので、削り屑がセルフタッピングネジの先端と前
記下穴の底部との間にはさまって、セルフタッピングネ
ジが途中でねじこめなくなるという事態を回避でき、セ
ルフタッピングネジの頭部と前記他の部品との間に隙間
を生じることなく確実に締結作業を行うことができる。
【0016】また、時計用ネジ受けは不貫通で底部を有
した下穴が設けられているので、下穴が貫通された時計
用ネジ受けに比べて、セルフタッピングネジがねじこま
れるとき、時計用ネジ受けの下穴が半径方向に拡径され
ることを抑止できる。すなわち、前記底部によって時計
用ネジ受けの中空部が支持され梁の役割をなしているの
で、下穴が貫通された時計用ネジ受けに比べて、前記中
空部の機械的強度を向上させることができる。ゆえに、
前述のような下穴が半径方向に拡径されることが抑止さ
れ、下穴の円筒度が精度良い状態で維持される。
【0017】また、時計用ネジ受けは不貫通で底部を有
した下穴が設けられているので、下穴が貫通された時計
用ネジ受けに比べて、セルフタッピングネジがねじこま
れるとき、前記下穴の軸線方向に生じる圧縮力によっ
て、時計用ネジ受け自体が座屈変形されることを抑止で
きる。すなわち、下穴に設けられた底部の長さ分だけ下
穴の軸線方向の丈が短くなって、下穴が貫通された時計
用ネジ受けに比べて、時計用ネジ受けの中空部の丈を短
くできるので、前記圧縮力による座屈変形が抑止され
る。
【0018】よって、前述の座屈変形や下穴の拡径が抑
止されるので、適切な締結状態(締付けトルク、ネジゆ
るめトルク、固定力等)を確保することが可能となり、
時計に要求される機能の信頼性を向上させることができ
る。
【0019】さらに、前記底部の位置は、前記時計用地
板より上側の位置になっているので、時計用地板が前述
の座屈変形や下穴の拡径の影響を直接蒙ることを防止で
きる。よって、時計用地板や他の部品の変形が抑止され
るので、時計に要求される機能の信頼性をより一層向上
させることができる。
【0020】したがって、本発明によれば、時計用部品
のネジ締結における組立性向上及び信頼性向上をもたら
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による時計用ネジ受け、地板のアセンブ
ルされた断面図。
【図2】本発明による時計用ネジ受けを利用した時計の
一部組立断面図。
【図3】従来の時計用ネジ受け、地板のアセンブルされ
た断面図。
【図4】従来の時計用ネジ受けを利用した時計の一部組
立断面図。
【符号の説明】
11…時計用ネジ受け、12…時計用の地板、21…セ
ルフタッピングネジ、21a…メネジ部、22,23,
24…他の部品、11a…回転止め用ローレット部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に段部と、不貫通で底部を有した下
    穴とが設けられた時計用ネジ受けが、時計用地板にアセ
    ンブルされ、他の部品が前記時計用地板に積層された状
    態でセルフタッピンネジが前記下穴にねじこまれて、前
    記他の部品が前記セルフタッピンネジにより前記時計用
    地板に締結されており、その際前記下穴における底部側
    には前記セルフタッピンネジが螺合されない部分が構成
    され、かつ、前記下穴の底部から前記時計用ネジ受けの
    開口部までの距離は、前記時計用地板の上面から前記開
    口部までの距離よりも短く構成されていることを特徴と
    する時計。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記外周には回転止
    め用ローレット部が設けられていることを特徴とする時
    計。
JP2002131993A 2002-05-07 2002-05-07 時 計 Ceased JP3433749B2 (ja)

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JP2003021690A JP2003021690A (ja) 2003-01-24
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111352331A (zh) * 2018-12-21 2020-06-30 伊塔瑞士钟表制造股份有限公司 包括支架、主夹板和紧固装置的组件、特别是用于时计的组件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111352331A (zh) * 2018-12-21 2020-06-30 伊塔瑞士钟表制造股份有限公司 包括支架、主夹板和紧固装置的组件、特别是用于时计的组件
US11674542B2 (en) 2018-12-21 2023-06-13 Eta Sa Manufacture Horlogere Suisse Assembly comprising a support, a plate and fastening means, in particular for a timepiece

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JP2003021690A (ja) 2003-01-24

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