JP3433214B2 - 階段下可動式収納構造 - Google Patents

階段下可動式収納構造

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JP3433214B2
JP3433214B2 JP15116693A JP15116693A JP3433214B2 JP 3433214 B2 JP3433214 B2 JP 3433214B2 JP 15116693 A JP15116693 A JP 15116693A JP 15116693 A JP15116693 A JP 15116693A JP 3433214 B2 JP3433214 B2 JP 3433214B2
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光浩 川田
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Daiwa House Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可動式収納ケースに関す
る。さらに詳しくは、階段下のスペースに設置される可
動式収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】階段下のスペースを有効に活用する点か
ら、階段下には収納ケースが設けられている。図6乃至
図8は、かかる目的のために従来より階段下のスペース
に設置されている収納ケースの説明図である。
【0003】図6に示す例は、従来より家庭内で用いら
れている収納ケースを単に階段下のスペースに設置した
ものである。図7に示す例は、下部収納ケースの上方に
昇降機能を有する上部収納ケースを設置したものであ
る。図8に示す例は、下部収納ケースの上にアーム式持
ち出し上部収納ケースを有する収納ケースを設置したも
のである。
【0004】しかしながら、前記各収納ケースは次のよ
うな問題点を有している。すなわち、図6に示す例で
は、収納ケースの上部にあるものを取る場合には脚立な
どを用いるが、安定性が悪く、高齢者や子供にとっては
危険であるという問題がある。また、不安定な状態で昇
降しなければならないので、一度に多くのものの出し入
れができないという問題もある。さらに、脚立の収納場
所も必要になるという問題もある。
【0005】図7に示す例では、上部収納ケースと下部
収納ケースとの間に、上部収納ケースが降下してくるた
めのスペースが必要となるため、空間の利用効率が低下
するという問題がある。
【0006】図8に示す例では、収納ケース前部に上部
収納ケースの持ち出しスペースが必要となるため、かか
るスペースを有する場所にしか設置できないという問題
がある。また、かかるスペースを有する場所において
も、上部収納ケースが持ち出されている場合は、通路の
幅が狭くなるという問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の問題点に鑑みなされたものであって、階段下のスペ
ースが有効に利用でき、しかも通路の幅も狭くなること
がない収納ケース提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、階段下可動式
収納構造であって、前記階段下可動式収納構造が、階段
下のスペースに設置される可動式収納ケースを備え、前
記可動式収納ケースが、下部収納ケースと、該下部収納
ケースに載置される上部収納ケースとを備え、前記可動
式収納ケースが、前記下部収納ケースを階段下のスペー
に向けて水平移動させる水平移動機構、および前記上
部収納ケースを上下動させる上下動機構を有し、前記上
部収納ケースは、前記下部収納ケースが階段下のスペー
に向けて水平移動して形成される空間に降下させられ
ることを特徴とする階段下可動式収納構造に関する。
【0009】本発明においては、下部収納ケースが水平
移動して形成される空間に対する障害物検知装置が設け
られ、該検知装置により障害物が検知された場合には、
前記上部収納ケースの降下が停止されるのが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の可動式収納ケースは、前記のごとく構
成されているので、下部収納ケースを階段側のデッドス
ペースに後退させ、そして下部収納ケースが後退してで
きる空間に上部収納ケースを所望位置まで降下させるこ
とができる。そのため、脚立などを用いることなく上部
収納ケースに出し入れすることができる。特に、重たい
物の出し入れが楽にできる。また、下部収納ケースは階
段側のデッドスペースに後退させられるので、通路の幅
も狭くなることはない。
【0011】下部収納ケースが水平移動して形成される
空間に対する障害物検知装置が設けられ、該検知装置に
より障害物が検知された場合には、前記上部収納ケース
の降下が停止される好ましい実施例においては、不用意
に上部収納ケースが降下して、床と上部収納ケースとの
間に人や物が挟まれる事態が防止される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】本発明の一実施例の可動式収納ケースを階
段下のスペースに設けたものを図1乃至図2に示す。本
実施例においては、可動式収納ケース1は下部収納ケー
ス2と、その下部収納ケース2の上に載置されている上
部収納ケース3とを主要構成要素としている。
【0014】下部収納ケース2は、矢符Aの方向に水平
移動可能とされている。この下部収納ケース2の水平移
動機構4としては、例えば、下部収納ケース2の後退ス
ペースを有する台輪兼床フレーム41と、このフレーム
41内において下部収納ケース2の移動方向と同方向に
設けられている一対のガイドレール42と、このガイド
レール42上を転動可能に下部収納ケースの底面に装着
されているガイドローラー43と、ガイドレール42に
平行にフレーム41内に張設されている駆動用チェーン
44と、このチェーン44と一体的に移動可能に取り付
けられた下部収納ケース2の底面に設けられている水平
駆動部材45と、チェーン44の駆動側スプロケット4
6に結合されている駆動軸を有するモーター47とから
なる水平移動機構が用いられる。しかしながら、水平移
動機構4は、かかる構成に限定されるものではなく、各
種の水平移動機構を用いることができる。
【0015】上部収納ケース3は、矢符Bの方向に上下
動可能とされている。この上部収納ケースの上下動機構
5としては、例えば、上部収納ケース3および下部収納
ケース2の側面に立設された一対のフレーム51,51
と、このフレーム51内において上下方向に設けられた
ガイドパイプ52と、このガイドパイプ52に摺動自在
に挿通されている上部収納ケース3の側面に設けられて
いる案内部材53と、上部収納ケース2の上面に設けら
れている上下駆動部材54と、上部収納ケース3の急激
な落下を防止するためのバランサ55と、一端がこの上
下駆動部材54と連結され、他端がこのバランサ55と
連結されている駆動用チェーン56と、この駆動用チェ
ーン56を駆動する駆動用スプロケット57と、この駆
動用スプロケット57と結合されている駆動軸を有する
モーター58とからなる機構が用いられる。しかしなが
ら、上下動機構5は、かかる構成に限定されるものでは
なく、各種上下動機構を用いることができる。
【0016】また、本実施例においては、下部収納ケー
ス2が階段S方向に後退して形成される空間に、上下動
機構5により上部収納ケース3が降下される場合に、そ
の降下予定空間に障害物ないことを確認するために、発
光素子と受光素子からなる障害物検知センサー6が複数
組設けられている(図2参照)。そして、その障害物検
知センサー6により、降下予定空間内に障害物が検知さ
れた場合には、図示しない制御装置により、上部収納ケ
ース3の降下は中止されるとともに、上方の初期位置ま
で引上げられる。このようにすることにより不測の事態
が避けられる。
【0017】なお、本実施例においては、各水平移動機
構4,4および上下動機構5,5について駆動用モータ
ー47,47,58,58を設けたが、動力伝達機構を
適宜調整することにより、水平移動機構4,4および上
下動機構5,5を各1個の駆動用モーター47,58に
より駆動させてもよい。
【0018】次に、このように構成された収納ケース1
の動作について、図3乃至図5を参照しながら説明す
る。
【0019】上下動機構5を作動させ、上部収納ケー
ス3を若干引上げ、上部収納ケース3と下部収納ケース
2との間に若干隙間を生じさせる(図3参照)。
【0020】水平移動機構4を作動させ、下部収納ケ
ース2を階段Sの方へ後退させ、上部収納ケース3の降
下空間を確保する(図4参照)。
【0021】上下動機構5を作動させ、上部収納ケー
ス3を所望位置まで降下させる(図5参照)。
【0022】上部収納ケース3での出し入れが終了す
ると、上下動機構5を逆転させ、上部収納ケース3を
のときの位置まで上昇させる。
【0023】水平移動機構4を逆転させ、下部収納ケ
ース2を初期位置に復帰させる。
【0024】上下動機構5を作動させ、上部収納ケー
ス3を下部収納ケース2の上に載置させる。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
下部収納ケースが階段側のデッドスペースに後退し、そ
の後退により生じた空間に上部収納ケースが降下してく
るので、階段下の空間を有効に利用することができる。
また、通路側に飛び出す部分も存在しないので、通路幅
を狭めることもない。
【0026】上部収納ケースおよび下部収納ケースの移
動を機械により行い、しかも上部収納ケースの降下位置
を所望位置とすることができるので、高齢者や年少者で
も自由に上部収納ケースに出し入れができる。とりわ
け、重量物の出し入れの際には有効である。さらに、垂
直方向に移動させるために、アーム式持ち出し上部収納
ケースのような間口に関するの制約は原則的に存在しな
い。
【0027】障害物検知センサーが設けられている好ま
しい実施例では、足や手が床と上部収納ケースとの間に
挟まれて怪我をする恐れがなく安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同実施例の動作の説明図であって、上部収納ケ
ースが若干上方に引上げられた状態を示すものである。
【図4】同実施例の動作の説明図であって、下部収納ケ
ースが階段側に後退した状態を示すものである。
【図5】同実施例の動作の説明図であって、上部収納ケ
ースが所望位置まで降下した状態を示すものである。
【図6】従来の収納ケースの一例の説明図である。
【図7】従来の収納ケースの他の例の説明図である。
【図8】従来のさらに他の例の説明図である。
【符号の説明】
1 可動式収納ケース 2 下部収納ケース 3 上部収納ケース 4 水平移動機構 41 台輪兼床フレーム 42 ガイドレール 43 ガイドローラー 44 駆動用チェーン 45 水平駆動部材 46 駆動側スプロケット 47 モーター 5 上下動機構 51 フレーム 52 ガイドパイプ 53 案内部材 54 上下駆動部材 55 バランサ 56 駆動用チェーン 57 駆動用スプロケット 58 モーター 6 障害物検知センサー S 階段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階段下可動式収納構造であって、 前記階段下可動式収納構造が、 階段下のスペースに設置
    される可動式収納ケースを備え、 前記可動式収納ケースが、 下部収納ケースと、該下部収
    納ケースに載置される上部収納ケースとを備え、前記可動式収納ケースが、 前記下部収納ケースを階段
    のスペースに向けて水平移動させる水平移動機構、およ
    前記上部収納ケースを上下動させる上下動機構を有
    し、 前記上部収納ケースは、前記下部収納ケースが階段下の
    スペースに向けて水平移動して形成される空間に降下さ
    せられることを特徴とする階段下可動式収納構造
  2. 【請求項2】 下部収納ケースが水平移動して形成され
    る空間に対する障害物検知装置が設けられ、該検知装置
    により障害物が検知された場合には、前記上部収納ケー
    スの降下が停止されることを特徴とする請求項1記載の
    階段下可動式収納構造
JP15116693A 1993-05-28 1993-05-28 階段下可動式収納構造 Expired - Fee Related JP3433214B2 (ja)

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