JP3432909B2 - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザに関する。
さらに詳しくは、チッ化ガリウム系化合物半導体からな
り、青色の光を発するのに好適な半導体レーザに関す
る。
【0002】ここにチッ化ガリウム(GaN)系化合物
半導体とは、III 族元素のGaとV族元素のNとの化合
物またはIII 族元素のGaの一部がAl、Inなど他の
III族元素と置換したものおよび/またはV族元素の
Nの一部がP、Asなど他のV族元素と置換した化合物
からなる半導体をいう。
【0003】
【従来の技術】従来から、GaAsを用いて赤外線もし
くは赤色のレーザ光を発する半導体レーザを作製する技
術は広く普及している。これに対し、可視光領域におい
てこれより波長の短い青色のレーザ光を発生する半導体
レーザが望まれていたが、GaN系の化合物半導体を用
いることにより、青色の光を発する発光ダイオード(以
下、LEDという)の製造が可能となり、青色の半導体
レーザの開発もされつつある。しかしながら、このよう
なGaN系の化合物半導体を用いた半導体レーザにおい
ては、GaAs系化合物(GaとAsの化合物およびそ
のGaの一部がAlなど他のIII 族元素と置換した
化合物。以下同じ)半導体を用いた半導体レーザの光吸
収層と電流阻止層を兼ねあわせた屈折率導波構造半導体
レーザに対応するものが作製困難である。すなわち、電
流阻止層を吸収層とするためには、バンドギャップエネ
ルギーを活性層と同程度かそれより小さくしなければな
らず、活性層にInGaN系の半導体層が用いられると
電流阻止層にInの組成比の大きい半導体材料を用いな
ければならない。しかしInの組成比が大きくなるとI
n原子が通常の成長温度では蒸発しやすく組成を制御し
ての成膜が困難となる。
【0004】そこで、GaN系化合物半導体を用いた半
導体レーザの構造として図2もしくは図3に示されるも
のが考えられている。図2のものを説明すると、サファ
イア基板1の上に、GaNからなるバッファ層2、Al
z Ga1-z N(0<z<1)からなる下部クラッド層
3、Inx Ga1-x N(0<x<1)からなる活性層
4、Alz Ga1-z Nからなる上部クラッド層5、コン
タクト層8が順次積層され、さらにその上にストライプ
状の上部電極9が設けられている。また、下部クラッド
層3またはバッファ層2の表面が一部露出するまでその
上の層が除去され、その露出した表面に下部電極10が
取つけられている。ここで、上下両電極9、10間に電
圧が印加されるとき、上部電極9の形状に従って、活性
層4においてその中央部の一部にのみ電流が流れ、活性
領域とされてレーザ光が発生される。しかしこのような
構造の半導体レーザにおいては、活性領域に注入される
電流の制御が困難となる。
【0005】また図2のものと対応する部分には同じ番
号が付されている図3については、上部電極9およびそ
の下の半導体層がストライプ状に残るように、その両側
の部分が上部クラッド層5の途中まで、上面からエッチ
ング除去されてメサ形状とされている。このような構造
によると、図2のものに比較して注入される電流の制御
が容易になるが、製造上寸法の制御が困難であり、ま
た、エッチング除去されて露出するストライプ状部分の
側面が、そのエッチングによってダメージを受け易く、
質のよい半導体レーザがえられていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】GaN系化合物半導体
はGaAs系化合物半導体とバンドギャップエネルギー
や屈折率が異なり、GaAs系化合物半導体を用いた半
導体レーザと同様の構成でGaN系化合物半導体を用い
た半導体レーザをうることができない。前述の図2に示
される構造の半導体レーザでは活性層とのあいだの距離
をとらなければならず、GaN系化合物半導体ではp型
層のキャリア濃度をあまり上げることができず、抵抗が
大きくなるため、電力が大きくなるとともに、活性層と
の距離が大きいため、電流注入領域が拡がり易い。また
図3に示される構造においてはメサ型形状にするための
エッチングをしなければならないが、GaN系化合物半
導体はGaAs系に比べてエッチングが困難であり、ウ
ェットエッチングをするばあいは150〜250℃以上
の高温で1〜60分程度のエッチングをしなければなら
ない。すなわち、低温ではエッチング時間が長く、高温
にすれば早くなるがエッチングの制御が困難となる。ま
たドライエッチングのばあいは塩素ガス雰囲気の下で、
反応性イオンエッチングをしなければならず、エッチン
グ面がダメージを受けたり、エッチングの際に生じるコ
ンタミネーションが付着するという問題がある。
【0007】また、光の吸収材料により電流阻止層を形
成するには、前述のようにチッ化ガリウム系化合物半導
体からなる光の吸収材料の成膜が困難で、複素屈折率導
波構造の半導体レーザがえられないという問題がある。
【0008】一般に横方向に屈折率差を有しない利得導
波型の半導体レーザは戻り光ノイズは小さいが、横モー
ドが不安定でキンクが生じ易い。一方屈折率導波構造型
の半導体レーザは戻り光誘起ノイズを発生し易いが単一
縦モードを発振し易く、可干渉性が高い。そのため、両
タイプの長所を取り入れ、戻り光ノイズが小さく、キン
クレベルを高くした安定な発振の半導体レーザをうるに
は、両タイプの構造を取り入れることが好ましいが、適
当な吸収材料からなる電流阻止層がえられていない。
【0009】本発明はこのような問題を解決し、GaN
系化合物半導体を用いた半導体レーザにおいて、GaN
系化合物半導体と異なる半導体材料を用いて電流阻止層
を光吸収層として形成することにより、発振光のノイズ
の制御(低ノイズ化)、横方向の光の広がり制御および
キンク、縦モードの制御が容易に行われうる半導体レー
ザを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体レー
ザは、チッ化ガリウム系化合物半導体からなる活性層が
該活性層よりバンドギャップエネルギーが大き大きく、
活性層で発光する光を吸収しないチッ化ガリウム系化合
物半導体からなる上部および下部クラッド層により挟持
されてなる半導体レーザであって、前記上部または下部
クラッド層の少なくとも一方の層中に前記活性層で発生
せられる光を吸収する材料で、かつ、チッ化ガリウム系
化合物半導体とは異なる半導体からなり、ストライプ溝
が形成された電流阻止層が設けられている。
【0011】前記活性層がInx Ga1-x N(0<x<
1)化合物半導体からなり、前記上部および下部クラッ
ド層がAlz Ga1-z N(0<z<1)化合物半導体か
ら構成されうる。
【0012】前記電流阻止層が、該電流阻止層周囲の前
記クラッド層と反対の導電型または抵抗率の大きい層で
あることにより、該電流阻止層が有効に電流を阻止する
層として働くので好ましい。
【0013】このばあい、前記電流阻止層の材料とし
て、SiまたはGeが適切である。また、前記電流阻止
層は、GaAs、GaP、InP、AlGaAs系また
はAlGaP系のうちの少なくともいずれか1種の化合
物半導体材料からなるものであってもよい。
【0014】ここにたとえばAlGaAs系またはAl
GaP系とは、たとえばAlとGaの混晶比を種々変化
させたAlおよびGaとAsまたはAlおよびGaとP
との化合物半導体の全体を意味する。
【0015】
【作用】本発明によれば、GaN系化合物半導体からな
る半導体レーザのクラッド層中に、活性層で発生される
レーザ光を吸収する層が設けられ、該層にストライプを
形成して電流阻止層としているため、ストライプの幅や
電流阻止層と活性層との間隔などを調整することによ
り、発振光のノイズの制御(低ノイズ化)、横方向の光
の広がり制御およびキンク、縦モードの制御を容易に行
える半導体レーザを設計することができる。
【0016】
【実施例】つぎに、本発明の半導体レーザを図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の半導体レーザの一実施例
を示す断面説明図である。図1において、サファイア
(Al2 3 単結晶)などからなる基板1の上に、たと
えばn型のGaNからなるバッファ層2が2〜5μm程
度、n型のAlz Ga1-z N(0<z<1、たとえばz
=0.2)からなる下部クラッド層3が0.1〜0.3
μm程度、ノンドープまたはn型もしくはp型のInx
Ga1-x N(0<x<1、たとえばx=0.15)から
なる活性層4が0.05〜0.1μm程度、たとえばp
型のAlz Ga1-z Nからなる上部第1クラッド層5が
0.1〜0.3μm程度、n型のSiからなる電流阻止
層6が0.2〜0.5μm程度、p型Alz Ga1-z
からなる上部第2クラッド層7が0.5〜2μm程度、
p型のGaNからなるコンタクト層8が0.3〜2μm
程度それぞれ順次積層され、かつ、その積層体の表面に
Auなどからなる上部電極9、およびその積層体の一部
において表面から下部クラッド層3またはバッファ層2
が露出する位置までエッチングされ、下部電極10が取
りつけられている。また、電流阻止層6は、一部ストラ
イプ状にエッチングで取り除かれて開口を有し、活性層
に至る電流のための電流路を形成している。これらの各
半導体層は、有機金属気相成長(以下、MOCVDとい
う)法によって積層され、その積層工程の途中に電流阻
止層6のエッチング工程が設けられている。基板1がサ
ファイアなどの絶縁基板ではなく、半導体基板のばあい
は、積層体の一部をエッチングしなくても裏面に下部電
極を設けることができる。
【0018】本発明は電流注入領域を規制するため、ス
トライプ溝が形成された電流阻止層6を活性層4で発生
する光を吸収する材料、たとえばGaN系化合物半導体
とは異なるSiで構成し、電流注入領域を規制するため
の層としての機能のほか、活性層4で発生する光を吸収
して活性層の横方向(ストライプ領域の外側)での屈折
率差を設けて屈折率導波構造とする機能を併せ有してい
ることに特徴がある。
【0019】電流阻止層6としては活性層4で発生する
光を吸収する材料、すなわちバンドギャップエネルギー
が活性層4の材料より小さく、かつ、屈折率が活性層4
の材料より大きい材料が選定される。その例としては前
述のSiのほかに、Ge、GaAs、GaP、InP、
AlGaAs系、AlGaP系などを使用することがで
きる。GaN系化合物半導体層の中に設けられる電流阻
止層は本来GaN系材料であることが格子整合の点から
好ましいが、前記バンドギャップエネルギーを満たす材
料としては前述のようにInの組成比を増やす必要があ
り、膜質のよい半導体層がえられない。そこで本発明者
らが鋭意検討を重ねた結果、GaN系化合物半導体とは
異なるが、Inの組成比が大きいGaN系化合物半導体
よりクラッド層としてのAlz Ga1-z Nと格子整合の
よいIV族半導体Si、GeやGaAs系、GaP系(G
aPのほか、Gaの一部がAlなど他のIII 族元素と置
換したものを含む)、InP系の化合物半導体を用いる
ことにより活性層の光を吸収し、膜質のよい半導体層が
えられ高特性の半導体レーザがえられることを見出し
た。
【0020】クラッド層中にSiやGeからなる半導体
層を形成するには、MOCVD装置で炉内温度を500
〜1000℃にし、導入ガスをSiH4 またはGeH4
などとドーパントのPH3 などに代えて気相反応させる
ことにより単結晶層を成長させることができる。またG
aAsやGaPを成長させるには、Gaの原料ガスとと
もにAsの原料ガスであるターシャリブチルアルシン
(TBA)、Pの原料ガスであるターシャルブチルホス
フィン(以下、TBPという)などを導入することによ
り同様にGaAsやGaPなどの単結晶層を成長させる
ことができる。
【0021】本発明の半導体レーザによれば、電流阻止
層6が光吸収材料からなっているため、電流阻止層6の
ストライプの幅Wおよび電流阻止層6と活性層4との間
隔tの両方が半導体レーザを設計する上でのパラメータ
として用いられており、たとえば、tを1μm以上と大
きくすると電流注入領域が制御される構造(利得導波モ
ード)がえられ、ノイズに強い半導体レーザとなる。ま
た、tを0.1μm以下と小さくすると、屈折率が制御
される構造(屈折率導波モード)がえられ、キンクベル
が高くなる。一方で、Wを小さくして射出されるレーザ
光の広がり角度が大きなものをうることも、Wを大きく
してその広がり角度の小さなものをうることもできる。
たとえば、Wが2μmなら広がり角度は15°程度、W
が4μmなら広がり角度が9°程度となるが、この広が
り角度9°のレーザ光は、一般に広く用いられている。
【0022】なお、本実施例においては、電流阻止層を
上部クラッド層中に設ける構造としたが、下部クラッド
層中に設けることも可能である。
【0023】また前記実施例では、バッファ層2、コン
タクト層8としてGaN、クラッド層3、5、7にAl
z Ga1-z N、活性層4にInx Ga1-x Nを用いた
が、活性層4がクラッド層3、5よりバンドギャップエ
ネルギーが小さく、かつ、屈折率が大きい材料で電流阻
止層6のバンドギャップエネルギーが前述の関係を満た
せば、一般式Alr Gas In1-r-s N(0≦r<1、
0<s≦1、0<r+s≦1)として表わされる化合物
半導体の組成比を変えた材料を用いることができる。さ
らに前記一般式のNの一部または全部がPおよび/また
はAsと置換したものでもよい。
【0024】つぎに前記半導体レーザの製法を説明す
る。
【0025】まず、サファイアなどからなる基板1を反
応管内に設置し、キャリアガスのH2 を10slm、反
応ガスのトリメチルガリウム(以下、TMGという)を
100sccmおよびNH3 を10slm導入してMO
CVD法により400〜700℃で気相成長させ、0.
01〜0.2μm程度の厚さのGaNからなる多結晶膜
である低温バッファ層を成膜した。ついで700〜12
00℃に昇温し、10〜60分程度放置することにより
低温バッファ層の多結晶膜が単結晶化し、その上に前述
と同じ原料ガスを導入して700〜1200℃の高温で
気相反応させることによりGaNの単結晶からなる高温
バッファ層を2〜5μmの厚さに成膜し、バッファ層2
とした。
【0026】さらにトリメチルアルミニウム(以下、T
MAという)を10〜200sccmの流量で混入して
気相反応させることにより、n型のAlz Ga1-z Nか
らなる下部クラッド層3を0.1〜0.3μmの厚さに
成膜した。
【0027】つぎにドーパントのSiH4 を止めるとと
もにTMAに代えトリメチルインジウム(以下、TMI
という)を10〜200sccmの流量で供給してIn
x Ga1-x Nからなるノンドープの活性層4を0.05
〜0.1μm程度成膜し、さらにn型の下部クラッド層
3と同じ組成の原料ガスを供給し、不純物原料ガスをS
iH4 に代えてビスシクロペンタジエニルマグネシウム
(以下、Cp2 Mgという)またはジメチル亜鉛(以
下、DMZnという)を10〜1000sccmの流量
で導入してAlz Ga1-z Nからなるp型の上部第1ク
ラッド層5を0.1〜0.3μmの厚さで成膜し、つい
で原料ガスをSiH4 とし、ドーパントガスとしてTB
Pを供給して電流阻止層とするためのn型のSi層を
0.15〜0.5μm程度成膜した。
【0028】そののち、炉内温度を30℃程度まで下
げ、MOCVD装置から半導体層が積層された基板を取
り出し、フォトリソグラフィ工程によりエッチングして
ストライプ溝を形成し、電流阻止層6を形成した。
【0029】そののち、再度MOCVD装置内に基板を
入れ、700〜1200℃にして前述と同様に反応ガス
としてTMG、NH3 、TMAおよびドーパントとして
Cp2 MgまたはDMZnを供給しp型のAlz Ga
1-z Nからなる上部第2クラッド層7を0.5〜2μ
m、さらにTMAを止めてGaNからなるコンタクト層
8を0.2〜3μm程度それぞれ形成した。そののちS
iO2 、Si3 4 などの保護膜を半導体層表面全面に
設け400〜800℃、20〜60分間程度のアニール
を行い、p型クラッド層5、7およびコンタクト層8の
活性化を行った。
【0030】つぎに下部電極10を形成するため、レジ
スト膜などによりマスクを形成してCl2 ガス雰囲気の
下で積層された半導体層の一部に反応性イオンエッチン
グを行い、n型層である下部クラッド層3またはバッフ
ァ層2を露出させ、コンタクト層8上にAu、Au−Z
nなどからなる上部電極9、バッファ層2上にAl、A
u−Geなどからなる下部電極10を形成し、ダイシン
グすることにより半導体レーザのチップを形成した(図
1参照)。
【0031】
【発明の効果】本発明の半導体レーザによると、チッ化
ガリウム系化合物半導体からなる半導体レーザにおいて
電流阻止層によって活性層で発生する光の吸収が行われ
るため、レーザ光の共振モードを設計する上で、極めて
有効な構造がえられる。とくに、パラメータとなる電流
路のストライプ幅W、活性層と吸収層との間隔tを調節
することによって光の導波状態を調整することができ
る。さらに、導波路(およびその上下左右の材料)の屈
折率などを考慮すればコンピューターシミュレーション
などを利用した計算が可能となり、半導体レーザの設計
が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザの一実施例の断面説明図
である。
【図2】従来の半導体レーザを示す断面説明図である。
【図3】従来の他の半導体レーザを示す断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 バッファ層 3 下部クラッド層 4 活性層 5 上部第1クラッド層 6 電流阻止層 7 上部第2クラッド層

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チッ化ガリウム系化合物半導体からなる
    活性層が該活性層よりバンドギャップエネルギーが大き
    く、活性層で発光する光を吸収しないチッ化ガリウム系
    化合物半導体からなる上部および下部クラッド層により
    挟持されてなる半導体レーザであって、 前記上部または下部クラッド層の少なくとも一方の層中
    に前記活性層で発生る光を吸収する材料で、かつ、チ
    ッ化ガリウム系化合物半導体とは異なる半導体からな
    り、ストライプ溝が形成された電流阻止層が設けられて
    なる半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 前記活性層がInx Ga1-x N(0<x
    <1)化合物半導体からなり、前記上部および下部クラ
    ッド層がAlz Ga1-z N(0<z<1)化合物半導体
    からなる請求項1記載の半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 前記電流阻止層が、該電流阻止層周囲の
    前記クラッド層と反対の導電型または抵抗率の大きい層
    である請求項1または2記載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 前記電流阻止層がSiまたはGeからな
    る請求項1、2または3記載の半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 前記電流阻止層がGaAs、GaP、I
    nP、AlGaAs系およびAlGaP系よりなる群か
    ら選ばれた少なくとも1種の化合物半導体材料からなる
    請求項1、2または3記載の半導体レーザ。
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