JP3432386B2 - ディスク位置決め装置 - Google Patents

ディスク位置決め装置

Info

Publication number
JP3432386B2
JP3432386B2 JP04824297A JP4824297A JP3432386B2 JP 3432386 B2 JP3432386 B2 JP 3432386B2 JP 04824297 A JP04824297 A JP 04824297A JP 4824297 A JP4824297 A JP 4824297A JP 3432386 B2 JP3432386 B2 JP 3432386B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
disc
positioning
transfer
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04824297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10247352A (ja
Inventor
一成 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP04824297A priority Critical patent/JP3432386B2/ja
Priority to CN98100477A priority patent/CN1120488C/zh
Priority to US09/036,016 priority patent/US6288982B1/en
Publication of JPH10247352A publication Critical patent/JPH10247352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432386B2 publication Critical patent/JP3432386B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SD,CDおよび
DVDなどの各種ディスクの再生および/又は記録を行
なうディスク装置に係り、特にターンテーブル上に確実
にディスクを位置決めすることができるディスク位置決
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のディスク装置における
位置決め手段を示す概念図である。図10に示すもの
は、ディスク装置Aの前面(図示Y軸(−)側)にディ
スク挿入口1を有し、このディスク挿入口1の背面に移
送ローラ2などのディスク移送手段が設けられている。
ディスク挿入口1と移送ローラ2との間には、図10に
示されるような複数の光学検知手段4が設けられてい
る。光学検知手段4は、例えばディスク装置Aを覆う蓋
体側に設けられた発光素子と、底板側に設けられた受光
素子の一対の光学部材から構成され、これらがディスク
Dの挿入方向(Y方向)に対し、直交する方向(X方
向)に配置されている。よって、ディスクDがディスク
挿入口1からディスク装置A内に挿入されると、発光素
子と受光素子との間の光が遮断されるため受光素子の出
力が反転する。この際、例えば直径8cmのSD(シン
グルディスク)又は直径12cmのCD(コンパクトデ
ィスク)など径の違いによって反転する受光素子の数に
違いが生ずる。よって、反転した受光素子の数を検出す
ることにより挿入されたディスクDの種別、即ちSD又
はCDの判別が行なわれる。この判別したデータは制御
部に伝えられる。
【0003】また、ディスク駆動部3の後方には、一対
のディスク当接ピン5a,5bが設けられている。ディ
スク当接ピン5a,5bは、ディスク移送方向(Y方
向)に移動可能となっており、ディスク装置A内にディ
スクDが存在しないときには、ディスク駆動部に接近し
た(イ)の位置に並設される。したがって、ディスク挿
入口1から挿入されたディスクDは、移送ローラ2によ
りY軸(+)方向へ移送され、ディスク当接ピン5a,
5bに当接することとなる。ディスク当接ピン5a,5
bには、ディスクDが当接した後においても、ディスク
DをY軸(+)方向へ移送する送り力が移送ローラ2か
ら作用し続けられる。よって、ディスク当接ピン5a,
5bは、ディスクDに押圧されてY軸(+)方向へディ
スクDとともに移動するものとなっている。
【0004】ただし、上述したように、既にディスクD
の判別が行なわれているため、このデータ結果に基づく
制御部からの指令により、SDやCDに応じたディスク
当接ピン5a,5bの移動距離が制御される。すなわ
ち、移動中のディスク当接ピン5a,5bは、所定の位
置に達すると電気的又は機械的な手段によってその移動
が停止されると同時に移送ローラ2に回転を与える駆動
モータも停止される。この時、ディスクDの中心孔D0
がディスク駆動部3に設けられたターンテーブルTa上
に位置することとなる。例えば、挿入されたディスクD
がSDである場合には、ディスク当接ピン5a,5bは
(イ)の位置から(ロ)の位置に移動したところで停止
され、また挿入されたディスクDがCDである場合に
は、(イ)の位置から(ハ)の位置に移動したところで
ディスク当接ピン5a,5bは停止される。なお、移動
停止位置の設定は、あらかじめCDやSDなどディスク
サイズのデータが制御部内のメモリ等に登録されてお
り、ディスク挿入時に検出したディスクのサイズと照合
することによって決定される。
【0005】このようにターンテーブルTaの頭上に移
送されたディスクDは、移送ローラ2による挟持から開
放されてターンテーブルTa上に載置される。そして、
図示しないディスククランプ機構等によってターンテー
ブルTaとの間に挟持され、ディスク駆動部3に設けら
れたモータMによる回転が与えられる。また、ディスク
装置A内にディスクの半径方向に移動自在に設けられた
図示しないヘッド部材により、ディスクDの再生および
/または記録などが行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のディス
ク装置Aにおける位置決め手段では、以下に示すような
問題がある。第1の問題は、ディスク挿入時におけるデ
ィスクDの判別に関するものである。すなわち、ディス
クDの判別を行なうためにディスク挿入口1の裏に複数
の発光素子と受光素子とからなる光学検知手段4を配設
する必要があり、部品点数が増えることからコスト的に
高くなる。また、ディスク挿入口1付近は塵や埃がディ
スク装置A内部に最も侵入しやすい場所であるため、永
年の使用によって発光素子の発光面や受光素子の受光面
に汚れが生じ、検知能力が低下するといった障害が生じ
ることもある。
【0007】第2の問題は、ターンテーブルTa上にデ
ィスクDを位置決めする際の信頼性に関するものであ
る。一対のディスク当接ピン5a,5bの間隔dは、最
も直径の小さなSD(8cm)よりも狭く設定されてお
り、通常はディスク挿入口1から挿入されたディスクD
は必ず両ディスク当接ピン5a,5bに当接する。しか
しながら、ディスクDがディスク挿入口1に対して左右
いずれか一方に偏って挿入された場合には、この状態で
移送ローラ2により送られる。そして、ディスク当接ピ
ン5a,5bのいずれか一方にのみディスクDが当接し
た片当り状態を維持したままターンテーブルTaの頭上
に移送される。この場合、ディスク当接ピン5a,5b
が停止してもディスクDは、正常な位置ではないためタ
ーンテーブルTa上に正確に載置することができずディ
スクDを駆動できないことがあった。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、少ない部品点数で、確実にディスクをター
ンテーブル上に位置決めすることができるディスク位置
決め装置を提供することを目的としている。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の本発明のディスク
位置決め装置は、ディスクをディスク駆動部方向へ移動
させる移送手段と、移送される前記ディスクの縁部に当
接してディスクの外周形状にしたがってディスクの移送
方向と交叉する方向へ移動してその間隔が変化する対を
成す対を成す位置決め部材と、この位置決め部材を互い
に接近する方向へ付勢しディスクの縁部に圧接させてデ
ィスクの移動経路をディスク駆動部上に一致させる付勢
部材と、前記位置決め部材によって動作させられて位置
決め部材の移動量に応じて検出出力が連続的に変化する
センサ手段と、前記センサ手段から得られる検出出力を
監視してディスクがディスク駆動部上に位置決めされる
位置に前記位置決め部材が移動したと判断されたときに
前記移送手段を停止させてディスクをディスク駆動部上
で停止させる制御手段と、が設けられていることを特徴
とするものである。
【0011】第2の本発明のディスク位置決め装置は、
ディスクをディスク駆動部方向へ移動させる移送手段
と、移送される前記ディスクの縁部に当接してディスク
の外周形状にしたがってディスクの移送方向と交叉する
方向へ移動してその間隔が変化する対を成す対を成す
置決め部材と、この位置決め部材を互いに接近する方向
へ付勢しディスクの縁部に圧接させてディスクの移動経
路をディスク駆動部上に一致させる付勢部材と、前記位
置決め部材によって動作させられて位置決め部材の移動
量に応じて検出出力が連続的に変化するセンサ手段と、
前記センサ手段から得られる検出出力を監視してディス
クがディスク駆動部上に位置決めされる位置に前記位置
決め部材が移動したと判断されたときに前記移送手段を
停止させてディスクをディスク駆動部上で停止させる制
御手段と、が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0012】前記第1の本発明では、位置決め部材は、
ディスクの送り方向の移動中心線を挟む対称位置に一対
に設けられ、且つこの一対の位置決め部材が前記移動中
心線から互いに同じ距離だけ移動するように両位置決め
部材を連結する連結手段が設けられているものとするこ
とが好ましい。
【0013】この場合に、移送されるディスクが当たる
位置に一対の位置決め部材をロックし、且つディスクの
縁部が一対の位置決め部材に同時に当たったときのみ前
記ロックが解除されるロック手段が設けられている構造
とすることが可能である。
【0014】さらに、位置決め部材が、ディスクの移動
中心線から最も離れた位置へ移動したときに、ディスク
がディスク駆動部上に位置決めされる構造とすることが
好ましい。
【0015】次に、本発明のディスク位置決め方法は、
前記第1の本発明のディスク位置決め装置を使用したデ
ィスク位置決め方法であって、ディスクがディスク駆動
部上に位置決めされるときにセンサ手段から得られる出
力値を予め記憶しておき、ディスク移送中にセンサ手段
から得られる検知出力が前記出力値に一致したときに、
移送手段によるディスクの移送を停止することを特徴と
するものである。
【0016】または、位置決め部材がディスクの移動中
心線から最も離れた位置へ移動したことがセンサ手段に
より検知されたときに、移送手段によるディスクの移送
を停止するように構成することが可能である。
【0017】第1の本発明のディスク位置決め装置で
は、ディスクの挿入方向(Y軸方向)に対し、直交する
方向(X軸方向)に移動可能な位置決め部材14,15
に設けられたピン14b1,15b1がディスクの進入
の度合に応じ、ディスクの縁端部に沿ってX軸方向に移
動する。また、この位置決め部材のX軸方向への移動
は、位置センサによって検出され、常に制御部において
監視されている。よって、位置センサの移動距離、例え
ばピーク値(ディスクの最大直径)を検知することによ
り、どのような大きさのディスクが挿入された場合でも
ディスクの中心孔D0がターンテーブルTa上に位置し
たことを検知することができる。この際、ピン14b
1,15b1は、ターンテーブルに対して軸対称に設け
ておくと最も簡単に検知することが可能である。また、
ピン14b1,15b1の位置をターンテーブルからデ
ィスク挿入口側に近接した一定の距離に設けておいた場
合でも、ピーク値を検出後に一定の距離に相当する時間
又は回転数の分だけ制御部によって移送ローラに駆動力
を与えることによりディスクの中心孔D0をターンテー
ブルTa上に位置させることができる。
【0018】あるいは、ピーク値を認識しなくても、デ
ィスクの中心がターンテーブル上に位置決めされるとき
の位置センサの出力値を記憶しておき、位置センサから
の検出出力値が前記出力値に一致したときにディスクの
移送を停止することにより、ターンテーブル上にディス
クを位置決めすることが可能である。
【0019】また、ディスクDの挿入により回動するア
ーム24,25を設け、その先端に設けた回動部材3
5,38に対しディスクDが均等に当接しないと第1の
凹部ないし第3の凹部に嵌合されたガイドピン35a,
38aのロックが解除されない構造とすることが可能で
ある。この場合のディスク位置決め装置では、ディスク
が一方の当接ピンに片当りしている場合であっても、移
送ローラの回転力によりディスクDを移動中心線Oの方
向に移動させた後にアーム24,25が回動されるの
で、ディスクのX軸方向への位置ずれを解消することが
できる。
【0020】そして、アーム24には、第1のディスク
位置決め装置同様に位置センサ28が設けられており、
アーム24の回動によってX軸方向に移動される。よっ
て、上記同様に制御部による制御を受けてディスクの中
心孔D0をターンテーブルTa上に位置させることが可
能である。
【0021】なお、位置決め部材の移動位置を検出する
センサ手段は、位置決め部材の移動位置を随時連続的に
または間欠的に検出できるものであり、電気抵抗値の変
化や磁気検出値の変化により位置決め部材の位置が検出
されるリニアセンサであってもよいし、または位置決め
部材の位置を検出する検出点(光学的な検出点または磁
気的な検出点、あるいは機械的な検出点)が微細なピッ
チで並んでいる構造のものであってもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態とし
てのディスク位置決め装置を示す平面図である。このデ
ィスク装置Bでは、図示Y軸(−)側にディスクの挿入
口11が設けられている。ディスク挿入口11の背面
(図示X軸(+)側)には、ディスクDを内部に移送す
る移送ローラ12等のディスク移送手段が設けられてい
る。移送ローラ12は、例えば高さ方向に1対のローラ
が設けられたものである。ディスク挿入前は、上方の移
送ローラと下方の移送ローラとの隙間が大きく開けられ
て、この間にディスクDが挿入される。ディスクが挿入
されると制御部からの命令により、両移送ローラが近接
する方向に移動され、この両ローラの間にディスクDが
挟持される。そして、ディスクDを挟持した後に駆動モ
ータから回転力が与えられ、ディスクDはディスク駆動
部13(図示Y軸(+))方向に移送される。また移送
ローラ12の後方(Y軸(+)側)には、ターンテーブ
ルTaを有するディスク駆動部13が設けらている。
【0023】ディスク駆動部13の後方(図示Y軸
(+))には、摺動部14a,15aと検知部14b,
15bとを有して略L字形状に形成された位置決め部材
14,15がそれぞれ設けられている。一方の摺動部1
4aには、長孔14a1,14a2が穿設されている。
長孔14a1,14a2には、例えばディスク装置Bを
覆う蓋体の内面に形成された突設ピン17a,17bが
それぞれ挿通されており、突設ピン17a,17bの先
端に設けられたワッシャなどにより、位置決め部材14
が支持されている。よって、位置決め部材14は図示X
軸方向に摺動自在となっている。また、他方の位置決め
部材15側でも同様に、摺動部15aに形成された長孔
15a1,15a2内に突設ピン17c,17dが挿通
されることにより、図示X軸方向に摺動されるものとな
っている。
【0024】摺動部14aの図示Y軸(+)側および摺
動部15aの図示Y軸(−)側には、ラック14a3お
よびラック15a3が形成されている。図1に示すよう
に、ラック14a3とラック15a3とは、互いに対向
する位置に形成されており、両者の間にはピニオンギヤ
19が自由に回転できるように設けられている。この実
施の形態では、ピニオンギヤ19が、一対の位置決め部
材14と15を同時に移動させるように連結する連結手
段として機能している。位置決め部材15の摺動部15
aには、コイルばねなどによる付勢部材16が取付けら
れ、位置決め部材15全体がX軸(−)方向に付勢され
ている。よって、ピニオンギヤ19を介して、両位置決
め部材14,15は、常に互いに接近する方向へ付勢さ
れている。
【0025】また、検知部14b,15bの図示Y軸
(−)側には、ディスクのY方向への移動中心線O−O
に対して対称となるように検出ピン14b1,15b1
がそれぞれ突設されている。この検出ピン14b1,1
5b1は、ディスクの外周を押圧してディスクを位置決
めする位置決め凸部または位置決め部である。また検出
ピン14b1,15b1のディスク移動方向(Y方向)
での位置は、ターンテーブルTaの駆動中心と検出ピン
14b1,15b1とが前記移動中心線O−Oと直交す
る方向へ同一線上に位置するように設けられている。そ
して、ターンテーブルTaに対して、両検出ピン14b
1および15b1が等距離に設けられている。よって、
上記のように両検出ピン14b1と15b1とが互いに
接近し又は離間するときに、両検出ピン14b1と15
b1は移動中心線O−OおよびターンテーブルTaに対
し常に等距離に位置する。
【0026】図1に示される例では、位置決め部材15
の摺動部15aと検知部15bとの角部に図示Y軸
(+)方向に突き出た凸部15cが形成されている。こ
の凸部15cの下面(天井面)側には、凸部15cのX
軸方向への摺動領域をカバーする位置センサ18(リニ
アポジションセンサ)が設けられており、位置センサ1
8から延びた測定ピン18aが凸部15cに連結されて
いる。位置センサ18は、測定ピン18aの現在位置を
検知するセンサである。例えば、図示左端側を基準点と
した場合、基準点と測定ピン18aとの間の抵抗値が測
定ピン18aの位置により連続的に変化し、この変化が
その間の電圧降下として測定される。この位置センサ1
8からの測定値は、ディスク装置B内に設けられた制御
部に伝えられる。制御部は、CPUやメモリなどから構
成され、位置センサ18からの検出出力を受け、ターン
テーブルTaを駆動するスピンドルモータM、および移
送ローラ用の駆動モータ等を総括的に管理して制御を行
なっている。
【0027】以下、前記第1の実施の形態のディスク位
置決め装置を用いたディスクの位置決め方法について説
明する。図1では、ディスクの移動位置をディスクD1
からD3の順で、また検出ピン14b1,15b1の移
動位置を順にa,b,cで、測定ピン18aの移動位置
を順にa1,b1,c1でそれぞれ示している。ディスク
挿入前は、付勢部材16による付勢力を受けて位置決め
部材14,15は互いに接近した位置にあり、検出ピン
14b1,15b1は図1に示すa,aの位置にある。
よって、ディスク装置B内に挿入されたディスクD1
は、a,aの位置で検出ピン14b1,15b1に当接
する。このときの位置センサ18内における測定ピン1
8aの位置はa1である。
【0028】移送ローラ12によりディスクがY軸
(+)方向へ移送されると、検出ピン14b1,15b
1は、ディスクの縁部を摺動しディスクの外周形状に沿
ってX軸上を互いに離反方向へ移動するように押し開か
れる。そしてディスクは、検出ピン14b1と15b1
とで両側から挟まれ、移動中心線O−Oがターンテーブ
ルTaの駆動中心に一致するようにセンタリングされな
がらY(+)方向へ移送される。ディスクがD2の位置
に至ったとき、検出ピン14b1,15b1はb,bの
位置となる。このとき、測定ピン18aも図示X軸
(+)方向へ移動しb1の位置となる。さらにディスク
が引込まれて、直径12cmのディスクの最大幅(ディ
スクの直径)の位置であるD3に至ったとき、検出ピン
14b1,15b1が移動中心線O−Oから最も離間し
たc,cの位置となる。このとき測定ピン18aは、符
号c1で示される位置となる。
【0029】また、検出ピン14b1と15b1とを結
ぶ直線上にターンテーブルTaの駆動中心が位置するの
で、検出ピン14b1と15b1がc,cの位置にある
場合には、ディスクの中心孔D0の真下に、ターンテー
ブルTaの駆動中心が位置する。制御部では、測定ピン
18aがc1に至ったことを検知することで、ディスク
の中心がターンテーブルTa上に位置決めされたことを
認識できる。このとき、移送ローラ12によるディスク
の挟持を開放し、ディスクをターンテーブルTa上に載
置し、図示しないクランプ部材でディスクをターンテー
ブルTa上にクランプする。
【0030】以下、ディスクの位置決め方法をさらに詳
しく説明する。図2は、位置センサ18における測定ピ
ン18aの移動位置と抵抗値との関係を示す線図であ
る。位置センサ18内の測定ピン18aは、位置決め部
材15の移動に応じて図示X軸方向に移動する。検出ピ
ン15b1がaの位置にある場合には、測定ピン18a
は最もX軸(−)側の位置であるa1の位置であり、図
2はこのa1の位置を基準点として示している。検出ピ
ン15b1がa,b,cの順に移動すると、測定ピン1
8aもこれに追従してX軸(+)方向へa1,b1,c1
の順に移動する。また、図2のa2は測定ピン18aが
a1に位置する場合の抵抗値を示し、位置センサ18の
抵抗値は基準値(例えば0(Ω))である。測定ピン1
8aが、X軸(+)方向へ移動するにしたがって抵抗値
が大きくなる。
【0031】例えば、挿入口11に挿入されたディスク
がCDやDVDなどのように直径が12cmである場合
には、測定ピン18aがc1の位置(検出ピン15b1
がcの位置)まで移動し、図2における抵抗値は最も大
きな値(ピーク値;c2(Ω))を示す。また、ディス
クがSDなどのように直径が8cmの場合には、測定ピ
ン18aがb1の位置(検出ピン15b1がbの位置)
に移動したときに、最も大きな抵抗値(ピーク値;b2
(Ω))を示す。このように、ディスクの直径に応じて
抵抗値のピーク値が異なるため、このピーク値に基づい
てディスク径の識別が可能となり、その後のディスク回
転駆動時の回転速度等の設定切換えが迅速かつ容易に行
えると共に、独立したディスク識別装置が不要となるた
め、コストダウンを図ることができる。
【0032】検出ピン14b1,15b1は常にディス
クの縁端部を押圧しているので、ディスクの最外径部分
が検出ピン14b1,15b1を通過し、ディスクがさ
らにY(+)方向へ移動すると、検出ピン14b1と1
5b1は互いに接近し、位置センサ18の検出出力は前
記ピーク値からさらに下降する(図2参照)。したがっ
て、制御部で位置センサ18の検出出力を出力電圧とし
てモニタし、出力電圧のピーク値(b2またはc2)をピ
ークホールドし、このピーク値(b2またはc2)よりも
出力電圧が下がった時点で移送ローラ12を停止させ
る。移送ローラ12の回転による慣性力が大きい場合に
は、移送ローラ12の駆動モータを停止させても、移送
ローラ12がわずかだけ回転し、ディスクはモータ停止
時点よりもわずかにY(+)へ移動した位置で停止す
る。この場合は、移送ローラ12を逆回転させ、ディス
クをY(−)方向へ戻し、位置センサ18からの検出出
力が前記ピークホールド値に一致した時点で、モータを
停止させることにより、ディスクの中心孔D0の位置を
ターンテーブルTaの真上に位置決めすることができ
る。
【0033】そして、制御部からの命令により、ディス
クDを挟持していた一対の移送ローラ12のうち下方の
移送ローラが、上方の移送ローラから離れる方向へ移動
することにより、挟持状態からディスクDが開放され、
ターンテーブルTa上にディスクDが装填される。さら
に、図示しないディスククランプ機構等によってディス
クDがクランプされ、ディスク駆動部13に設けられた
スピンドルモータMによりディスクが回転させられ、図
示しないヘッド部材により、ディスクDの再生および/
または記録などが行われる。
【0034】また、検出ピン14b1,15b1を結ぶ
線が、ターンテーブルTaの駆動中心よりもY(−)側
にある場合またはY(+)側にある場合には、位置セン
サ18からの出力がピーク値(b2またはc2)となった
ときと、ディスクの中心がターンテーブルTaの駆動中
心に一致したときとが時間的に一致しない。このときに
は、予めディスクがターンテーブルTaの駆動中心上に
位置決めされたときの位置センサ18からの検出出力を
制御部内のメモリに記憶させておき、位置センサ18の
検出出力が前記記憶値と一致したときに、ディスクの移
送を停止させれば、ディスクの中心をターンテーブルT
aの駆動中心に位置決めできる。
【0035】この場合、異なる径のディスクが装填され
るものでは、ディスクの挿入口側にディスクの径を識別
する識別手段を設けておき、径の識別が完了した後に、
ディスクがターンテーブルTa上に送られるようにし、
また制御部のメモリにはディスクの径ごとの位置センサ
18の位置決め時の出力を記憶させておく。そして径が
識別された後にその径に相当する前記記憶値と位置セン
サ18からの検出出力とが一致したときにディスクの送
りを停止させる。
【0036】また、検出ピン14b1,15b1を結ぶ
線が、ターンテーブルTaの駆動中心よりもY(−)側
にある場合には、ディスクの移送時に、位置センサ18
からの出力が一旦ピーク値(b2またはc2)を通過する
ために、その時点で、ディスクの径を識別できる。よっ
て、その後の位置センサ18からの検出出力を監視し、
各径に応じた位置決め状態での検出出力値(メモリに記
憶された出力値)と、位置センサ18からの検出出力と
が一致した時点で、ディスクの送りを停止させれば、径
の相違するディスクをそれぞれターンテーブルTa上に
位置決めできる。また、上記では、ディスクの移送手段
として移送ローラを用いたもので示したが、本発明はこ
れに限られるものではなく、以下に示すようなローディ
ングトレイ方式であってもよい。
【0037】図3は、本発明のディスク位置決め装置に
使用されるローディング用のトレイを示す平面図の一例
である。直径が12cmのディスクまたは直径が8cm
のディスクはこのトレイT上に載置されて、図示しない
移送手段によりトレイと共にディスクがディスク駆動部
13上に移動させられる。トレイは1枚のみ設けられ、
1枚のディスクがトレイ上に載置されてトレイが移送さ
れるものであってもよいし、またはマガジン内に複数枚
のトレイが収納され、そのトレイのうちのいずれかが選
択されてディスク駆動部13に引き出されるものであっ
てもよい。
【0038】トレイTの上面には円周状の凹部T1およ
び/または凹部T2が形成され、その間には段差が設け
られている。SDなどのように直径が8cmのディスク
は凹部T1に、CDなどのように直径が12cmのディ
スクは凹部T2上に設置される。トレイTの左右の縁部
は、例えば図示右端の縁部T3として示すように、凹部
T1,T2およびディスク(SD,CD)と同心円状の
円弧曲線に形成されたもの、あるいは図示左端側の傾斜
部T4として示すように、トレイの先端(Y軸(+)
側)から側方(図示X軸(−))方向に一度突出し、デ
ィスクの最大径の部分からトレイの中心方向へ戻るよう
なV字形状の凸部が形成されたものとなっている。いず
れにせよ、設置されたディスクの最大幅位置にてトレイ
の幅寸法が最も広くなるように形成されている。トレイ
Tの縁部T3では、トレイの中心T0を通り、Y軸と直
交する線上に最も縁側に突出したP1部分がピーク点と
なる。一方、傾斜部T4では、P2がピーク点となる。
【0039】この縁部T3または傾斜部T4に、図1に
示した検出ピン14b1,15b1または図6に示す後
述する当接ピン35b,38bを当接させることによ
り、トレイおよびディスクの移動に応じて、位置センサ
18から変化する検出出力を得ることができる。この検
出出力に基づき、図1を基にしたのと同じ制御を行なう
ことにより、トレイ上のディスクの中心を、ターンテー
ブルTaの駆動中心に一致させることができる。また、
トレイ上のディスクの周縁部がトレイの両側へ突出する
ようにし、図1に示した検出ピン14b1,15b1ま
たは図6に示す後述する当接ピン35b,38bが、ト
レイ上のディスクの外周部を直接摺動するように構成し
てもよい。この場合も、トレイの移動に伴ってその上の
ディスクの外周形状に応じて、検出ピン14b1,15
b1または当接ピン35b,38bがX方向へ移動し、
この移動位置を検出することで、トレイの移送位置の位
置決めができる。
【0040】図4は、本発明におけるディスク位置決め
装置の第2の実施の形態を示す平面図である。図4に示
されるものでは、例えばディスク装置Cを覆う筐体の蓋
体C1(図示点線)の裏面(内部側)にアーム24,2
5がそれぞれ設けられている。アーム24と25の間
に、ターンテーブルTaおよびこれを駆動するスピンド
ルモータM等から構成されるディスク駆動部23が設け
られている。また、図示されていないが、ディスクを再
生および/又は記録するための光ヘッドが設けられてい
る。
【0041】アーム24,25は、蓋体C1の図示Y軸
(−)側に形成された支軸30,31を支点として回動
自在に支持されている。また、蓋体C1の図示Y軸
(−)側には、段差状に形成された連結レバー29が設
けられ、この連結レバー29には長孔29a,29aが
形成されている。長孔29a,29a内には、蓋体C1
に形成された突起27a,27aがそれぞれ挿通され、
この突起27a,27aにより連結レバー29は図示X
軸方向に摺動自在に支持されている。連結レバー29の
図示X軸(−)の端部は、アーム24の支軸30よりも
さらに図示Y軸(−)に設けられた支軸24aに、連結
レバー29のX軸方向への動きが妨げられないように連
結されている。また、連結レバー29の図示Y軸(+)
の端部は、アーム25の支軸31の近傍(図示Y軸
(+)側)に設けられた支軸25aに、連結レバー29
のX軸方向への動きが妨げられないように連結されてい
る。よって、連結レバー29が図示X軸(−)側に移動
すると、支軸30を中心にアーム24が図示時計回りに
回動し、アーム25は支軸31を中心に反時計方向に回
動する。
【0042】この実施の形態では、アーム24とアーム
25が、ディスクを位置決めする位置決め部材として機
能し、前記連結レバー29が、両アーム24と25を同
時に移動させる連結手段となる。連結レバー29は、コ
イルばね等の付勢部材26により常に図示X軸(−)方
向に付勢されている。よって、アーム24は時計回り
に、アーム25は反時計回りに付勢されていることにな
る。
【0043】また、アーム24上の中腹部には長孔24
dが穿設されている。このアーム24の長孔24dと蓋
体C1との間には、図示X軸方向に延びる位置センサ2
8が設けられている。そして、第1の実施の形態同様
に、位置センサ28に設けられ、かつX軸上に摺動可能
な測定ピン28aが長孔24d内に挿通されて連結され
ている。アーム24が図示反時計方向に回動すると、こ
れに応じて測定ピン28aがX軸(−)方向に移動し、
アーム24のX軸方向への移動量を測定することが可能
となっている。アーム24および25の図示Y軸(+)
側の先端には、ロック手段32,33がそれぞれ設けら
れている。図5は、一方のロック手段32を示す拡大平
面図、図6は回動部材を示し(a)は平面図、(b)は
側面図である。
【0044】ロック手段32は、主に蓋体C1に円弧状
に穿設され図示点線で示されるカム孔34と、アーム2
4の先端の折り曲げ部分に支軸35cで回動自在に設け
られた回動部材35から構成されている。同図に示され
るように、カム孔34には、Y軸(−)方向にU字状に
切り欠かれた第1の凹部34a、第2の凹部34bおよ
び第3の凹部34cがそれぞれ所定の間隔で形成されて
いる。また、カム孔34がX軸(−)方向に延長された
部分が第4の凹部34dとなっている。
【0045】一方、回動部材35は図6(B)に示され
るように、Z軸(+)方向に突出したガイドピン35a
とZ軸(−)方向に突出した当接ピン35bが設けられ
ている。ガイドピン35aは、カム孔34内に挿通され
ており、図5では第1の凹部34a内に位置している。
また当接ピン35bは、筐体内部方向に突き出るように
延びており、移送手段から移送されてくるディスクの縁
端部に当接できる位置にある。この当接ピン35bが、
ディスクの外周を押圧する位置決め凸部または位置決め
部である。回動部材35とアーム24との間には、付勢
部材36が設けられており、回動部材35は支軸35c
を中心にα2方向に付勢されている。よって、ガイドピ
ン35aは、常にカム孔34に対しY軸(−)方向に弾
圧されており、図4ではこの弾圧力によりガイドピン3
5aが第1の凹部34aに嵌合されている。したがっ
て、図4の状態で連結レバー29に対し図示X軸(+)
方向への力、即ちアーム24に対して反時計方向に駆動
する力が加わっても、アーム24が反時計方向に回動で
きない。
【0046】また、回動部材35がα1方向に回動する
と、ガイドピン35aが第1の凹部34aから外れてロ
ックが解除される。このとき、ガイドピン35aがカム
孔34内を移動できることになり、アーム24が反時計
方向に移動可能となる。なお、アーム24の最先端に
は、紙面の表(Z軸(+))から裏(Z軸(−))方向
に突出して形成された折曲部24bが設けられているた
め、回動部材35のα1方向への所定角度以上の回動が
規制されている。よって、ガイドピン35aからカム孔
34に対して必要以上の力が加わることが防止されるた
め、アーム24自体がスムースに回動できるものとな
る。
【0047】また、アーム25側でも、アーム25の先
端に上記同様のロック手段33が、カム孔37および回
動部材38から構成されている。カム孔37には第1の
凹部37a,第2の凹部37b,第3の凹部37c及び
第4の凹部37dがそれぞれ所定の間隔で形成され、回
動部材38にはガイドピン38a、当接ピン38bがそ
れぞれ同様に設けられている。この当接ピン38bが、
ディスクの縁部に押圧される位置決め凸部または位置決
め部である。よって、連結レバー29を介して、ロック
手段32および33は軸対称の動きを同時に行なうこと
ができるようになっている。
【0048】以下、第2のディスク位置決め装置による
ディスクの位置決め方法について説明する。図4におい
て、ディスクDがディスク装置Cの内部に挿入されてい
ないときは、連結レバー29が図示X軸(−)方向に移
動しており、アーム24とアーム25とは略ハの字状に
維持され、回動部材35と回動部材38とが互いに最も
接近した位置にある。また、ガイドピン35aおよび3
8aは、ともに第1の凹部34aおよび37aに嵌合
し、アーム24,25はともにロック状態にある。
【0049】このロック状態において、ディスクが移送
ローラでディスク装置Cの内部に移送されると、その縁
部が、回動部材35と38に設けられた当接ピン35b
および38b(位置決め凸部または位置決め部として機
能する)に当接する。そして、ディスクがディスク装置
Cの内部方向へ移送されると、ディスクが当接ピン35
bおよび38bをさらに図示Y軸(+)方向に押圧す
る。よって、ロック手段32側では、回動部材35がα
1方向に回動し、ガイドピン35aが第1の凹部34a
から外れてロック状態が解除される。同様に、ロック手
段33側では回動部材38がβ1方向に回動し、ガイド
ピン38aが第1の凹部37aから外れてロック状態が
解除される。よって、アーム24は反時計方向に、アー
ム25は時計方向にそれぞれ回動可能な状態となるた
め、ディスク装置Cの内部方向へのディスクの移送が許
容される。上記において、ディスクが一方の当接ピンの
みに片当りしている状態では、以下のような動作とな
る。
【0050】図7は、ディスク位置決め装置にディスク
が片当りして移送される状態を示し、(a)はロック解
除前、(b)はロック解除後である。図7(a)では、
ディスクD(SD又はCD)が左端(X軸(−))側に
片寄って移送される場合を示している。ディスクDが左
側に片寄って移送されると、左側に位置する回動部材3
5の当接ピン35bにのみディスクDの縁端部が当接す
る。ディスクがこのままY軸(+)方向に移送し続けら
れると、図7(b)に示すように回動部材35のガイド
ピン35aは第1の凹部34aから外れてアーム24の
ロックが解除される。ただし、右側に位置する回動部材
38では、ロック状態が維持される。よって、アーム2
4および25は、離間することができず、図7(b)に
示されるような状態が維持される。
【0051】この状態で、さらにディスクDがY軸
(+)方向に移送され続けられると、ディスクDは当接
ピン35bを支点として反時計回り方向に回動し、ディ
スクDが移動中心線O方向に移動する。なお、移送手段
が移送ローラである場合には、移送ローラの形状が中央
部が最も細く、両端に向かって広がるテーパ状に形成さ
れていると、常にディスクの両縁部のみがローラに挟持
されることになり、ディスクとローラとの摩擦力が小さ
くなり、ディスクが前記当接ピン35bを支点として回
動しやすくなる。よって、ディスクDは自然にセンタリ
ングされ、右側の回動部材38の当接ピン38bに当接
し、当接ピン38bを図示β1方向に押圧し、ガイドピ
ン38aは第1の凹部34aから外れ、アーム25のロ
ックが解除される。よって、ロック手段32および33
の両者においてロックが解除されることとなり、ディス
クDのディスク装置C方向への移送が許容される。ま
た、このことはディスクDが右側に片寄って移送された
場合も同様である。
【0052】すなわち、本ディスク位置決め装置では、
ディスクが一方に片寄って移送された場合であっても、
ディスクDの片当りを修正し移動中心線O方向の適正な
位置に移動させることが可能である。また、左右に設け
られたカム孔34および37の途中には、第2の凹部3
4b,37bがそれぞれ設けられている。よって、移送
されるディスクに押されてアーム24とアーム25が回
動する途中で、ガイドピン35aと38aが第2の凹部
34b,37bに嵌合することがあり得る。
【0053】例えば、ガイドピン35aと38aが第1
の凹部34a,37aから外れた後、ディスクが移送さ
れていく途中で、ディスクの縁部が当接ピン35bと3
8bの一方のみに片当りし、一方の当接ピンのみにディ
スクの移送力が与えられる場合があり得る。この場合、
ガイドピン35aと38aが第2の凹部34b,37b
に至った時点で、ディスクが当たっていないいずれかの
ガイドピン35aまたは38aが第2の凹部34bまた
は37bに嵌合して、一度アーム24と25がロックさ
れる。よって、この位置でディスクは当接ピン35bと
38bの双方に当たる姿勢に矯正され、その後にアーム
24と25のロックが解除される。したがって、ガイド
ピン35aと38aが第2の凹部34bと37bを通過
した後は、必ずディスクが両当接ピン35bと38bに
当たるようになり、両当接ピン35bと38bとで常に
ディスクがセンタリングされながら送られることにな
る。
【0054】また、ガイドピン35aと38aが第2の
凹部34bと37bを通過した後、またディスクが一方
のガイドピンのみに片当たりし、一方のガイドピンのみ
がY(+)方向へ押されることがあり得る。このときに
は、ガイドピン35aと38aが第3の凹部34cと3
7cに至ったときに、再度アーム24と25がロックさ
れることになるため、ガイドピン35aと38aが第3
の凹部34cと37cに至った時点では、必ず、ディス
クが両方の当接ピン35bと38bに当たるようにな
る。また第2の凹部34bと37bは、直径が8cmの
小径ディスクがターンテーブルTa上に位置決めされる
に至る直前に、ガイドピン35aと38aが嵌合する位
置に形成されており、第3の凹部34cと37cは、直
径が12cmの大径ディスクがターンテーブルTa上に
位置決めされるに至る直前に、ガイドピン35aと38
aが嵌合する位置に形成されている。
【0055】図8に示すように、小径のディスクSDの
中心がターンテーブルTaの駆動中心に一致した位置決
め状態では、ガイドピン35aとガイドピン38aが第
2の凹部34bと37bとから抜け出た直後の位置であ
る。したがって、その直前にガイドピン35aと38a
が第2の凹部34bと37bを通過することになり、前
述のように片当たりがあった場合にこれが矯正される。
すなわち、小径のディスクSDがターンテーブルTaの
駆動中心に一致する直前に、ディスクは移動中心線O−
O上に確実にセンタリングされていることになる。
【0056】同様に、CDやDVDなどの直径が12c
mの大径のディスクが位置決めされるときには、その位
置決めの直前にガイドピン35aと38aが第3の凹部
34c,37cを通過するため、前記の片当たりがあっ
たとしてもこれが確実に矯正される。そして、大径のデ
ィスクCDの中心がターンテーブルTaの駆動中心に一
致したときには、ガイドピン35aと38aは共に第3
の凹部34c,37cから抜け出て、ガイドピン35a
と38aは、第4の凹部34d,37dに至る。よっ
て、当接ピン35bと38bとで、大径のディスクが確
実にセンタリングされてターンテーブルTa上に位置決
めされる。また、位置センサ28からの検出出力に基づ
いて、ディスクの送りを制御しディスクの位置決めを行
なう制御方法は、図1に示した実施の形態での制御方法
と同じである。
【0057】位置センサ28に設けられた測定ピン28
aがアーム24の反時計方向への回動に追従して図示X
軸(−)方向へ移動するので、この抵抗値の変化は図2
のグラフ同様にピーク値を有するものとなる。図4に示
すものでは、小径のディスクまたは大径のディスクがタ
ーンテーブルTa上に位置決めされたときに、位置セン
サ28からの検出出力はピーク値(図2のb2またはc
2)となる。したがって、このピーク値を検出した後
に、移送ローラを逆転するなどにより、ディスクをター
ンテーブルTaの中心位置に位置決めできる。また当接
ピン35bと38bを無結ぶ線が、ターンテーブルTa
の中心よりもY方向にずれている場合の制御方法は、図
1の実施の形態で説明したのと同じである。
【0058】ディスク位置決め後には、制御部からの命
令により、移送手段に挟持されているディスクを開放す
ることによって、ディスクをターンテーブルTa上に確
実に載置することができる。また図1に示す実施の形態
および、図4に示す実施の形態において、ディスクがタ
ーンテーブルTaにクランプされた後に、位置決め部材
14と15またはアーム24とアーム25をさらに離間
する方向へ移動させ、回転するディスクに摺動摩擦を与
えないようにすることが好ましい。
【0059】なお、図1に示す第1の実施の形態では、
駆動完了後のディスクをY(−)方向へ排出するとき
に、検出ピン14b1と15b1が付勢部材16により
中心方向へ戻されるときの力を利用することができる。
図1において、ディスク駆動中は、図示しないロック手
段により位置決め部材14と15を互いに離れた位置に
保持しておき、ディスク排出時にこのロックを解除すれ
ば、検出ピン14b1と15b1の復帰力によりディス
クがY(−)方向へ押し出される。
【0060】図4に示す第2の実施の形態においても、
付勢部材26によりアーム24と25が互いに接近する
方向へ付勢されており、よってこの付勢力を利用して、
ディスクをY(−)方向へ排出させることができる。た
だし、回動部材35および38は、それぞれα2および
β2方向への付勢力を受けて回動されるため、アーム2
4および25が互いに接近する方向へ復帰するときに、
ガイドピン35aおよび38aが第3の凹部34c,3
7cおよび第2の凹部34b,37bを通過し、それぞ
れの凹部にロックされることがあり得る。よって、これ
を防止するためアーム24および25が互いに接近する
方向に移動するときに、図示しないロック解除部材によ
って回動部材35および38をそれぞれα1およびβ1
方向へ付勢しておくことが好ましい。
【0061】また、図4に示す第2の実施の形態におい
ても、図3に示すように、トレイ式のものについて適用
することが可能である。また、上記第1および第2の実
施の形態では、それぞれ1対の位置決め部材又はアーム
が同時にX軸方向に移動し、ディスクに対し1対の検出
ピン又は当接ピン(位置決め凸部または位置決め部)が
当接するものとなっているが、本発明は、これに限られ
るものではなく、例えばディスクの左右一方の縁端部が
Y方向に延びる固定ガイドを摺動しながらディスク装置
内部に移送されるものであって、前記固定ガイドと逆側
に1つの当接ピンが設けられ、この1つの当接ピンが、
ディスクの移送に伴ってX方向へ移動するようにしても
よい。この場合も、1つの当接ピンのX方向への位置を
検出することにより、ディスクをディスク駆動部上に位
置決めできる。
【0062】また、図1または図4に示す実施の形態で
は、検出ピン14b1,15b1,または当接ピン35
b,38bが、ディスクのY(+)方向への移動にとも
なってX方向へ互いに離れていき、ディスクの最外径部
分(X方向へ最も幅の大きい部分)が、検出ピン14b
1,15b1、または当接ピン35b,38bに当たる
ときに、ディスクの位置決めが完了するが、その位置決
め状態から、さらにディスクをY(+)方向へ移動させ
ることが可能である。
【0063】よって図9に示すように、図1または図4
に示す位置決め装置内にてディスクをY(+)方向へ通
過させ、その通過後の位置に、ディスクをストックする
マガジンMgを配置することが可能である。図9に示す
ものでは、挿入口からY(+)方向へ挿入されたディス
クをターンテーブルTaに位置決めして駆動した後に、
挿入口へ戻してもよいし、またはそのままマガジンMg
内に移送してもよい。あるいは、挿入口から挿入された
ディスクをそのままマガジンMgに収納し、必要に応じ
てマガジンMg内からディスクを引出してターンテーブ
ルTa上に位置決めして駆動することもできる。
【0064】またマガジンMg内に、複数枚のディスク
をストックできるように構成することにより、ディスク
チェンジャとして使用できる。また、前記各位置決め装
置で示した位置センサは、抵抗値の変化を電圧降下で測
定するものに限られるものではなく、その他磁気的変化
で検出するもの、光学的なセンサで検出するものであっ
てもよい。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ターンテ
ーブル上に確実にディスクを載置することができる。
【0066】また、位置決め部材を一対設けると、どの
ような径のディスクであってもディスク駆動部上に位置
決めできるので、異なる径のディスクが装填されるディ
スク装置に適用できる。
【0067】またセンサ手段からの検出出力に基づき、
ピーク検出により、ディスクの位置決めが可能であるた
め、ディスクの位置決めのための制御も容易である。
【0068】また、所定位置で位置決め部材をロックさ
せるように構成することにより、ディスクが一方の位置
決め部材に片当たりしても、必ずディスクをセンタリン
グできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施の形態のディスク位
置決め装置を示す平面図、
【図2】ディスクの位置(位置決め部材の位置)とセン
サ手段からの検出出力との関係を示す線図、
【図3】ディスクローディング用のトレイを示す平面
図、
【図4】本発明における第2の実施の形態のディスク位
置決め装置を示す平面図、
【図5】位置決め部をロックするロック手段を示す拡大
平面図、
【図6】ロック手段に設けられる回動部材を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図、
【図7】(a)(b)はディスクが一方の位置決め部材
に片当たりして移送されたときのセンタリング動作を示
す説明図、
【図8】小径のディスクSDがターンテーブル上に位置
決めされた状態を示す平面図、
【図9】本発明の位置決め装置の配置例を示す平面図、
【図10】従来のディスク装置における位置決め手段を
示す概念図、
【符号の説明】
12 移送ローラ 14,15 位置決め部材 14b1,15b1 検出ピン(位置決め凸部または位
置決め部) 18 位置センサ 18a 測定ピン 19 ピニオンギヤ 24,25 アーム(位置決め部材) 29 連結レバー 28 位置センサ 32,33 ロック部材 34,37 カム孔 34a,37a 第1の凹部 34b,37b 第2の凹部 34c,37c 第3の凹部 35,38 回動部材 35a,38a ガイドピン 35b,38b 当接ピン(位置決め凸部または位置決
め部) O 移動中心線 T トレイ Ta ターンテーブル D ディスク D0 ディスク中心孔 SD シングルディスク(小径ディスク) CD コンパクトディスク(大径ディスク)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクをディスク駆動部方向へ移動さ
    せる移送手段と、移送される前記ディスクの縁部に当接
    してディスクの外周形状にしたがってディスクの移送方
    向と交叉する方向へ移動してその間隔が変化する対を成
    位置決め部材と、この位置決め部材を互いに接近する
    方向へ付勢しディスクの縁部に圧接させてディスクの移
    動経路をディスク駆動部上に一致させる付勢部材と、前
    記位置決め部材によって動作させられて位置決め部材の
    移動量に応じて検出出力が連続的に変化するセンサ手段
    と、前記センサ手段から得られる検出出力を監視して
    ィスクがディスク駆動部上に位置決めされる位置に前記
    位置決め部材が移動したと判断されたときに前記移送手
    段を停止させてディスクをディスク駆動部上で停止させ
    る制御手段と、が設けられていることを特徴とするディ
    スク位置決め装置。
  2. 【請求項2】 ディスクが設置されたトレイをディスク
    駆動部方向へ移動させる移送手段と、移送される前記ト
    レイの縁部またはトレイ上のディスクの縁部に当接して
    トレイの形状またはディスクの外周形状にしたがってト
    レイの移送方向と交叉する方向へ移動してその間隔が変
    化する対を成す位置決め部材と、この位置決め部材を
    いに接近する方向へ付勢し前記トレイの縁部またはディ
    スクの縁部に圧接させる付勢部材と、前記位置決め部材
    前記位置決め部材によって動作させられて位置決め部材
    の移動量に応じて検出出力が連続的に変化するセンサ手
    段と、前記センサ手段から得られる検出出力を監視して
    トレイ上のディスクがディスク駆動部上に位置決めされ
    る位置に前記位置決め部材が移動したと判断されたとき
    前記移送手段を停止させてディスクをディスク駆動部
    上で停止させる制御手段と、が設けられていることを特
    徴とするディスク位置決め装置。
  3. 【請求項3】 ディスクの中心がディスク駆動部の駆動
    中心と一致したときに前記対を成す位置決め部材の間隔
    が最も離れて、前記位置決め部材の間隔が最も離れたと
    きを境として前記センサ手段からの検出出力の増減が変
    化するように前記位置決め部材の位置が設定されてお
    り、前記検出出力の増減の変化点を基準として移送手段
    が停止させられる請求項1記載のディスク位置決め装
    置。
  4. 【請求項4】 ディスクの中心がディスク駆動部の駆動
    中心に至る前に前記 対を成す位置決め部材の間隔が最も
    離れて、前記位置決め部材の間隔が最も離れたときを境
    として前記センサ手段からの検出出力の増減が変化する
    ように前記位置決め部材の位置が設定されており、前記
    検出出力の増減の変化点の出力値に基づいてディスクの
    直径の違いを認識するとともに、さらに前記検出出力が
    所定の検出値となったときに移送手段が停止させられる
    請求項1記載のディスク位置決め装置。
  5. 【請求項5】 ディスクがディスク駆動部上に位置決め
    されるときに前記センサ手段から得られる出力値を予め
    記憶しておき、ディスク移送中にセンサ手段から得られ
    る検知出力が前記出力値に一致したときに、移送手段に
    よるディスクの移送を停止する請求項1ないし4のいず
    れかに記載のディスク位置決め装置。
  6. 【請求項6】 センサ手段から得られる検出出力が前記
    出力値を通過したと判断されたときに、移送手段により
    ディスクの移送方向を逆転させて前記検出出力が再び前
    記出力値と一致したときに、移送手段によるディスクの
    移送を停止する請求項5記載のディスク位置決め装置。
  7. 【請求項7】 位置決め部材は、ディスクの送り方向の
    移動中心線を挟む対称位置に一対に設けられ、且つこの
    一対の位置決め部材が前記移動中心線から互いに同じ距
    離だけ移動するように両位置決め部材を連結する連結手
    段が設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載
    のディスク位置決め装置。
  8. 【請求項8】 移送されるディスクが当たる位置に一対
    の位置決め部材をロックし、且つディスクの縁部が一対
    の位置決め部材に同時に当たったときのみ前記ロックが
    解除されるロック手段が設けられている請求項記載の
    ディスク位置決め装置。
JP04824297A 1997-03-03 1997-03-03 ディスク位置決め装置 Expired - Fee Related JP3432386B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04824297A JP3432386B2 (ja) 1997-03-03 1997-03-03 ディスク位置決め装置
CN98100477A CN1120488C (zh) 1997-03-03 1998-03-03 碟盘装置和使用该装置的碟盘定位设置/判别方法
US09/036,016 US6288982B1 (en) 1997-03-03 1998-03-03 Disk apparatus and method of locating/discriminating disks using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04824297A JP3432386B2 (ja) 1997-03-03 1997-03-03 ディスク位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10247352A JPH10247352A (ja) 1998-09-14
JP3432386B2 true JP3432386B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=12797981

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04824297A Expired - Fee Related JP3432386B2 (ja) 1997-03-03 1997-03-03 ディスク位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3432386B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4498821B2 (ja) * 2004-05-17 2010-07-07 パナソニック株式会社 光ディスク装置
WO2005112025A1 (ja) * 2004-05-17 2005-11-24 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ディスク装置
JP2007052825A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク挿排装置およびディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10247352A (ja) 1998-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6288982B1 (en) Disk apparatus and method of locating/discriminating disks using the same
US20030016594A1 (en) Apparatus for recording and/or reproducing disc-shaped recording medium
JP3432386B2 (ja) ディスク位置決め装置
JP4076543B2 (ja) ディスク記録媒体処理装置
JP4311573B2 (ja) ディスク装置
JP4017911B2 (ja) 情報記録媒体搬送装置
JP4361040B2 (ja) ディスク装置
JP3688091B2 (ja) ディスク識別装置
WO2002027719A1 (fr) Lecteur de disques
US6980493B2 (en) Information recording medium conveyer
TW563108B (en) Disc cartridge and disc drive apparatus
JP3387693B2 (ja) 記録媒体の検知装置およびこれを用いた記録媒体駆動装置
JP5350756B2 (ja) 収納型ディスク装置及びディスク駆動方法
KR0163320B1 (ko) 카용 씨디플레이어의 디스크 안내장치
US7017169B2 (en) Disk cartridge and disk recording and reproducing apparatus
KR200339946Y1 (ko) 디스크 플레이어의 디스크 판별 장치
JP2003323753A (ja) ディスク装置
KR0166235B1 (ko) 카용 씨디플레이어의 디스크 안내장치
JP2588512Y2 (ja) ディスクプレーヤ
JP4139795B2 (ja) 搬送制御装置、その方法、搬送装置、および、ディスク装置
JP5198221B2 (ja) ディスク装置及びディスク検出方法
JP2944290B2 (ja) テーププレーヤの検知装置
JP3904482B2 (ja) ディスク装置
JP4076545B2 (ja) ディスク記録媒体処理装置
JP6440564B2 (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090523

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100523

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees