JP3432356B2 - 回転電機用分割型ステータの製造方法 - Google Patents

回転電機用分割型ステータの製造方法

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JP3432356B2
JP3432356B2 JP11736696A JP11736696A JP3432356B2 JP 3432356 B2 JP3432356 B2 JP 3432356B2 JP 11736696 A JP11736696 A JP 11736696A JP 11736696 A JP11736696 A JP 11736696A JP 3432356 B2 JP3432356 B2 JP 3432356B2
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邦寿 栗原
正寛 小山
一幸 北沢
一仁 山浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のステータ分
割子で回転電機用分割型ステータ本体が構成されている
回転電機用分割型ステータの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転電機用分割型ステー
タの製造方法では、複数のステータ分割子で構成された
回転電機用分割型ステータ本体を一体化するために、ス
テータ分割子を構成する単位コアの隣接相互間をそれぞ
れ溶接していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに多数の単位コアの隣接相互間をそれぞれ溶接する回
転電機用分割型ステータの製造方法では、非常に手間と
時間がかかり、作業性が悪い問題点があった。
【0004】本発明の目的は、回転電機用分割型ステー
タ本体の一体化を能率よく行える回転電機用分割型ステ
ータの製造方法を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、回転電機用分割型ス
テータ本体の縮径と該回転電機用分割型ステータ本体の
外周上での滑動を容易に行わせることができる回転電機
用分割型ステータの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の回転電機用分割
型ステータの製造方法は、ステータコアの環状継鉄部の
一部を構成する継鉄部分と巻線巻回部分とを有する単位
コアの巻線巻回部分に単位巻線を巻回してなる複数のス
テータ分割子を環状に並べて構成した回転電機用分割型
ステータ本体をステータ位置決め治具の台座部上に位置
決めし、環状の治具フレームの内周に各単位コアに対応
して加圧滑動子の一部を突出させた構造の焼き嵌め案内
治具を単位コアの環状列に同心状に載せ、該焼き嵌め案
内治具の上に予熱された環状フレームを同心状に載せ、
該環状フレームを押圧することにより焼き嵌め案内治具
を押圧して該焼き嵌め案内治具を単位コアの環状列の外
周に嵌合し該単位コアの環状列を縮径しつつこの縮径さ
れた該単位コアの環状列の外周に予熱された環状フレー
ムを焼き嵌めすることを特徴とする。
【0007】このようにステータ位置決め治具の台座部
上に回転電機用分割型ステータ本体を位置決めした状態
で、該回転電機用分割型ステータ本体の単位コアの環状
列の外周に焼き嵌め案内治具を嵌めると、該単位コアの
環状列の外周で滑動する各加圧滑動子により各単位コア
が求心方向に加圧移動されて該単位コアの環状列が縮径
される。
【0008】この縮径された該単位コアの環状列の外周
に予熱された環状フレームを嵌めると、予熱された環状
フレームを容易に単位コアの環状列の外周に焼き嵌めす
ることができる。
【0009】特に、本発明では、焼き嵌め案内治具に環
状フレームを重ねた状態で操作するので、焼き嵌め案内
治具と環状フレームとを一挙に操作できて、作業性がよ
い。
【0010】また、環状フレームの押圧で焼き嵌め案内
治具を単位コアの環状列から拔去することができる
【0011】このように環状フレームの押圧で焼き嵌め
案内治具を単位コアの環状列から拔去すると、環状フレ
ームの押圧を利用して焼き嵌め案内治具を単位コアの環
状列から拔去することができ、作業性がよい。
【0012】圧滑動子は、ローラベアリングまたはボ
ールベアリングとすることができる。この場合、ローラ
またはボールの一部が治具フレームの内周に突出させ
【0013】このように加圧滑動子としてローラベアリ
ングまたはボールベアリングを用い、これらローラベア
リングまたはボールベアリングのローラまたはボールの
一部を環状の治具フレームの内周に突出させると、これ
らローラまたはボールの一部で各単位コアを求心方向に
押圧して該単位コアの環状列を容易に縮径することがで
きる。
【0014】ステータ位置決め治具の台座部の外径
位コアの環状列の外径以下に設定することができる
【0015】このようにステータ位置決め治具の台座部
の外径を単位コアの環状列の外径以下に設定すると、押
圧移動される焼き嵌め案内治具が該台座部を容易に通り
抜けられるようになり、その拔去を容易に行うことがで
きる。
【0016】転電機用分割型ステータ本体をステータ
位置決め治具の台座部上に位置決めするステータ位置決
め手段は、ステータ位置決め治具の台座部上にその周方
向に所定の間隔で突設された複数のステータ位置決めピ
ンと、各単位コアにそれぞれ設けられてステータ位置決
めピンに嵌め込むステータ位置決め孔とで構成、ステ
ータ位置決めピンとステータ位置決め孔とは単位コアの
環状列の縮径を可能とするように単位コアの求心方向の
縮径移動が可能に形成することができる
【0017】このように各単位コアのステータ位置決め
孔にステータ位置決めピンをそれぞれ嵌めて位置決めし
ても、ステータ位置決めピンとステータ位置決め孔とは
単位コアの環状列の縮径を可能とするように単位コアの
求心方向の縮径移動を可能に形成されているので、単位
コアの環状列の縮径を支障なく行わせることができる。
【0018】転電機用分割型ステータ本体をステータ
位置決め治具の台座部上に位置決めするステータ位置決
め手段は、ステータ位置決め治具の台座部上にその周方
向に所定の間隔で設けられて各単位コアを吸着する複数
のステータ位置決めマグネットで構成することができ
【0019】このようにステータ位置決め手段を、ステ
ータ位置決め治具の台座部上にその周方向に所定の間隔
で設けて各単位コアを吸着する複数のステータ位置決め
マグネットで構成すると、各単位コアの位置決めは単に
該単位コアをステータ位置決めマグネットに吸着させる
だけでよく、非常に簡単に回転電機用分割型ステータ本
体の位置決めを行うことができる。また、単位コアをス
テータ位置決めマグネットで位置決めすると、単位コア
の求心方向の縮径移動は可能であり、単位コアの環状列
の縮径を支障なく行わせることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る回転電機用
分割型ステータの製造方法における実施の形態の一例を
示したものである。
【0021】本例では、回転電機用分割型ステータ本体
1の外周に環状フレーム2を焼き嵌めすることにより回
転電機用分割型ステータを製造する。
【0022】この際に用いる本例の回転電機用分割型ス
テータ本体1は、ステータコア3の環状継鉄部の一部を
構成する継鉄部分4aと巻線巻回部分4bとを有するT
型の単位コア4の該巻線巻回部分4bに単位巻線5を巻
回してなる複数のステータ分割子6を環状に並べて構成
されている。隣接する継鉄部分4aは、凹凸の嵌め合わ
せによる継鉄位置決め部7で相互間の位置決めがなされ
ている。各単位巻線5は、相毎にシリーズに結線される
か、相毎に連続して巻装されている。また、単位コア4
の継鉄部分4aには、ステータ位置決め手段8の構成要
素であるステータ位置決め孔8aがそれぞれ設けられて
いる。
【0023】環状フレーム2には、その中心に単位コア
4の環状列4Aの外周を嵌合させるためのステータ本体
嵌合孔9が設けられ、また外縁部寄りの位置には90°間
隔で取付け孔10があけられている。
【0024】本例では、前述した回転電機用分割型ステ
ータ本体1を位置決めするためにステータ位置決め治具
11を用いる。該ステータ位置決め治具11は、ベース
盤部11a上にスタンド部11bが立設され、該スタン
ド部11bの頂部に円形の台座部11cが水平に取り付
けられた構造になっている。
【0025】ステータ位置決め治具11の台座部11c
上には、ステータ位置決め手段8の構成要素である複数
のステータ位置決めピン8bが周方向に所定の間隔で突
設されている。換言すれば、これらステータ位置決めピ
ン8bは回転電機用分割型ステータ本体1の各単位コア
4におけるステータ位置決め孔8aの間隔に合わせて台
座部11cの周縁に沿って上向きに突設されている。本
例では、単位コア4のステータ位置決め孔8aにステー
タ位置決めピン8bを嵌めて、単位コア4を台座部11
c上に位置決めする際に、単位巻線5の厚み分だけこの
単位コア4を台座部11cから浮かせるように、各ステ
ータ位置決めピン8bはそれぞれ台座部11cから立ち
上がる支え台部8dの上端に突設されている。
【0026】これらステータ位置決め孔8aの内径とス
テータ位置決めピン8bの外径とは、単位コア4の環状
列4Aの縮径を可能とするように該単位コア4の求心方
向の縮径移動が可能なように定められている。本例で
は、ステータ位置決め孔8aの大きさに対するステータ
位置決めピン8bの太さを相対的に細くして、単位コア
4の求心方向の縮径移動を可能にしている。なお、この
代わりに、ステータ位置決め孔8aを縮径方向の長孔と
して形成することもできる。
【0027】また本例では、回転電機用分割型ステータ
本体1における単位コア4の環状列4Aを縮径するため
の縮径手段として焼き嵌め案内治具12を用いる。該焼
き嵌め案内治具12は、環状の治具フレーム13の内周
に各単位コア4に対応して加圧滑動子14の一部を突出
させた構造になっている。本例では、加圧滑動子14と
してローラベアリングが用いられ、その回転自在なロー
ラ14aの一部を治具フレーム13の内周に突出させて
該治具フレーム13に組み付けられている。ローラ14
aは、治具フレーム13の中心孔13aの貫通方向に回
転するように取り付けられている。加圧滑動子14とし
ては、ローラベアリングの代わりにボールベアリングを
用いることができる。治具フレーム13の中心孔13a
の内径は、回転電機用分割型ステータ本体1における単
位コア4の環状列4Aの外径より若干大きく形成されて
いる。治具フレーム13の内周からローラ14aの突出
長さは、単位コア4の環状列4Aを縮径する寸法にほぼ
設定されている。
【0028】次に、該図1を参照して本例の回転電機用
分割型ステータの製造方法について説明する。
【0029】まず、回転電機用分割型ステータ本体1を
ステータ位置決め治具11の台座部11c上に位置決め
する。台座部11cに対する回転電機用分割型ステータ
本体1の位置決めは、各単位コア4にそれぞれ設けられ
ているステータ位置決め孔8aを対応するステータ位置
決めピン8bに嵌め、各単位コア4を支え台部8dで支
えることにより行う。このようにステータ位置決め孔8
aとステータ位置決めピン8bとを用いて各単位コア4
の位置決めを行うと、各単位コア4を容易に且つ相互間
が分離されないように位置決めすることができる。
【0030】次に、焼き嵌め案内治具12を回転電機用
分割型ステータ本体1の単位コア4の環状列4Aの外周
に嵌合して該回転電機用分割型ステータ本体1を縮径す
る。この焼き嵌め案内治具12による回転電機用分割型
ステータ本体1の縮径は、該焼き嵌め案内治具12にお
ける治具フレーム13を単位コア4の環状列4Aの外周
に嵌めて該単位コア4の環状列4Aの軸心方向に加圧移
動させることにより行う。治具フレーム13を単位コア
4の環状列4Aの外周に嵌めて該単位コア4の環状列4
Aの軸心方向に加圧移動させると、該治具フレーム13
の内周に一部が突設されている各ローラ14aが治具フ
レーム13の移動につれて回転しつつ各単位コア4を求
心方向に押圧し、これにより単位コア4の環状列4A即
ち回転電機用分割型ステータ本体1が縮径されることに
なる。このように各単位コア4を求心方向に押圧して
も、本例では、ステータ位置決め孔8aの大きさに対す
るステータ位置決めピン8bの太さを相対的に細くして
いるので、ステータ位置決め孔8aとステータ位置決め
ピン8bとからなるステータ位置決め手段8を用いてい
ても単位コア4の環状列4Aを支障なく縮径移動させる
ことができる。
【0031】このような焼き嵌め案内治具12における
治具フレーム13の移動は、焼き嵌め案内治具12の治
具フレーム13の上に環状フレーム2を最初から重ねて
おいて該環状フレーム2を図示しない押圧手段で押圧す
ることにより焼き嵌め案内治具12の治具フレーム13
を押圧して、該焼き嵌め案内治具12の移動につれて単
位コア4の環状列4Aを縮径しつつ環状フレーム2を該
単位コア4の環状列4Aの外周に逐次嵌めることが好ま
しい。この状態で作業を進めると、焼き嵌め案内治具1
2で単位コア4の環状列4Aを縮径しつつ環状フレーム
2を嵌めることができる。また、環状フレーム2を単位
コア4の環状列4Aに嵌め終える段階では、該環状フレ
ーム2の移動で焼き嵌め案内治具12を押圧して該単位
コア4の環状列4Aから拔去することができる。
【0032】なお、単位コア4の環状列4Aの外周に先
に焼き嵌め案内治具12を嵌めて該単位コア4の環状列
4Aの軸心方向の下半部側において該単位コア4の環状
列4Aを縮径しておき、かかる状態で環状フレーム2を
該単位コア4の環状列4Aに嵌めることもできる。この
場合も、環状フレーム2を単位コア4の環状列4Aに嵌
め終える段階では、該環状フレーム2の移動で焼き嵌め
案内治具12を押圧して該単位コア4の環状列4Aから
拔去することができる。
【0033】また、単位コア4の環状列4Aからの焼き
嵌め案内治具12の拔去は、該焼き嵌め案内治具12を
別の牽引手段で牽引して行うこともできる。
【0034】特に、加圧滑動子14としてローラベアリ
ングまたはボールベアリングを用い、そのローラまたは
ボールの一部を治具フレームの内周に突出させると、こ
れらローラまたはボールの一部で各単位コア4を求心方
向に押圧して該単位コア4の環状列4Aを容易に縮径し
つつ焼き嵌め案内治具12を容易に単位コア4の環状列
4Aの外周に滑動させて嵌めることができる。
【0035】また、ステータ位置決め治具11の台座部
11cの外径を単位コア4の環状列4Aの外径以下に設
定すると、押圧移動される焼き嵌め案内治具12が該台
座部11cを容易に通り抜けられるようになり、その拔
去を容易に行うことができる。
【0036】また、各単位コア4のステータ位置決め孔
8aにステータ位置決めピン8bをそれぞれ嵌めて位置
決めしても、ステータ位置決めピン8bとステータ位置
決め孔8aとは単位コア4の環状列4Aの縮径を可能と
するように単位コア4の求心方向の縮径移動が可能に形
成されているので、単位コア4の環状列4Aの縮径を支
障なく行わせることができる。
【0037】上記例では、回転電機用分割型ステータ本
体1をステータ位置決め治具11の台座部11c上に位
置決めするステータ位置決め手段8としてステータ位置
決め孔8aとステータ位置決めピン8bを用いたが、該
ステータ位置決め手段8としては、図2に示すように、
ステータ位置決め治具11の台座部11c上にその周方
向に所定の間隔で設けられて各単位コア4を吸着する複
数のステータ位置決めマグネット8cで構成することも
できる。この場合、各ステータ位置決めマグネット8c
はその上面と台座部11cの外周側上面とが一致するよ
うに該台座部11c内に組み込まれ、且つ該台座部11
cの中央には単位巻線5の厚み分だけ該単位コア4の内
向き端部側を浮かせるように凹部11dが設けられてい
る。
【0038】このようにステータ位置決め手段8を、ス
テータ位置決め治具11の台座部11c上にその周方向
に所定の間隔で設けて各単位コア4を吸着する複数のス
テータ位置決めマグネット8cで構成すると、各単位コ
ア4の位置決めは単に該単位コア4をステータ位置決め
マグネット8cに吸着させるだけでよく、非常に簡単に
回転電機用分割型ステータ本体1の位置決めを行うこと
ができる。また、単位コア4をステータ位置決めマグネ
ット8cで位置決めすると、単位コア4の求心方向の縮
径移動を支障なく行わせることができ、単位コア4の環
状列4aの縮径を支障なく行わせることができる。この
場合、各ステータ位置決めマグネット8cを、その上面
と台座部11cの上面とが一致するように該台座部11
c内に組み込むと、縮径移動時に各単位コア4を台座部
11c上でスムーズに移動させることができる。
【0039】なお、加圧滑動子14としては、例えばテ
トラフロロエチレンの楔状体や、先端面を平滑化した金
属の楔状体を用いて、該楔状体の多数個を治具フレーム
13の内周に、該治具フレーム13の入口側の高さが低
く、出口側の高さが高くなるように楔状に突設させるこ
ともできる。
【0040】単位コア4の継鉄部分4aと環状フレーム
2との焼き嵌め部分は、更に接着剤で接着して接合部分
の強度を上げることもできる。
【0041】
【発明の効果】本発明の回転電機用分割型ステータの製
造方法では、ステータ位置決め治具の台座部上に回転電
機用分割型ステータ本体を位置決めした状態で、該回転
電機用分割型ステータ本体の単位コアの環状列の外周に
焼き嵌め案内治具を嵌めるので、該単位コアの環状列の
外周で滑動する各加圧滑動子により各単位コアが求心方
向に加圧移動されて該単位コアの環状列を縮径すること
ができる。
【0042】この縮径された該単位コアの環状列の外周
に予熱された環状フレームを嵌めるので、予熱された環
状フレームを容易に単位コアの環状列の外周に焼き嵌め
することができる。
【0043】特に、本発明では、焼き嵌め案内治具に環
状フレームを重ねた状態で操作するので、焼き嵌め案内
治具と環状フレームとを一挙に操作できて、作業性がよ
い。
【0044】また、この方法で用いる焼き嵌め案内治具
は、構造が簡単であり、軽量化でき、取り扱い易い利点
がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転電機用分割型ステータの製造
方法の実施の形態の一例における組み立て前の状態を示
した斜視図である。
【図2】本発明で用いるステータ位置決め治具の他の例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 回転電機用分割型ステータ本体 2 環状フレーム 3 ステータコア 4 単位コア 4a 継鉄部分 4b 巻線巻回部分 4A 単位コアの環状列 5 単位巻線 6 ステータ分割子 7 継鉄位置決め部 8 ステータ位置決め手段 8a ステータ位置決め孔 8b ステータ位置決めピン 8c ステータ位置決めマグネット 8d 支え台部 9 ステータ本体嵌合孔 10 取付け孔 11 ステータ位置決め治具 11a ベース盤部 11b スタンド部 11c 台座部 11d 凹部 12 焼き嵌め案内治具(縮径手段) 13 治具フレーム 14 加圧滑動子 14a ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山浦 一仁 東京都豊島区北大塚一丁目十五番一号 山洋電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−163070(JP,A) 特開 平6−86511(JP,A) 特開 平7−336965(JP,A) 特開 平7−136725(JP,A) 特開 昭63−120063(JP,A) 特開 平9−322493(JP,A) 実開 平3−98263(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 1/14 H02K 1/18 H02K 15/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアの環状継鉄部の一部を構成
    する継鉄部分と巻線巻回部分とを有する単位コアの前記
    巻線巻回部分に単位巻線を巻回してなる複数のステータ
    分割子を環状に並べて構成した回転電機用分割型ステー
    タ本体をステータ位置決め治具の台座部上に位置決め
    し、 環状の治具フレームの内周に前記各単位コアに対応して
    加圧滑動子の一部を突出させた構造の焼き嵌め案内治具
    を前記単位コアの環状列に同心状に載せ、該焼き嵌め案
    内治具の上に予熱された環状フレームを同心状に載せ、
    該環状フレームを押圧することにより前記焼き嵌め案内
    治具を押圧して該焼き嵌め案内治具を前記単位コアの環
    状列の外周に嵌合し該単位コアの環状列を縮径しつつこ
    の縮径された該単位コアの環状列の外周に予熱された環
    状フレームを焼き嵌めすることを特徴とする回転電機用
    分割型ステータの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記環状フレームの押圧で前記焼き嵌め
    案内治具を前記単位コアの環状列から拔去することを特
    徴とする請求項1に記載の回転電機用分割型ステータの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 前記加圧滑動子はローラベアリングまた
    はボールベアリングであり、そのローラまたはボールの
    一部が前記治具フレームの内周に突出されていることを
    特徴とする請求項1または2に記載の回転電機用分割型
    ステータの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ステータ位置決め治具の台座部はそ
    の外径が前記単位コアの環状列の外径以下に設定されて
    いることを特徴とする請求項1,2または3に記載の回
    転電機用分割型ステータの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記回転電機用分割型ステータ本体を前
    記ステータ位置決め治具の台座部上に位置決めするステ
    ータ位置決め手段は、前記ステータ位置決め治具の台座
    部上にその周方向に所定の間隔で突設された複数のステ
    ータ位置決めピンと、前記各単位コアにそれぞれ設けら
    れて前記ステータ位置決めピンに嵌め込むステータ位置
    決め孔とで構成され、前記ステータ位置決めピンと前記
    ステータ 位置決め孔とは前記単位コアの環状列の縮径を
    可能とするように前記単位コアの求心方向の縮径移動が
    可能に形成されていることを特徴とする請求項1,2,
    3または4に記載の回転電機用分割型ステータの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記回転電機用分割型ステータ本体を前
    記ステータ位置決め治具の台座部上に位置決めするステ
    ータ位置決め手段は、前記ステータ位置決め治具の台座
    部上にその周方向に所定の間隔で設けられて前記各単位
    コアを吸着する複数のステータ位置決めマグネットで構
    成されていることを特徴とする請求項1,2,3または
    4に記載の回転電機用分割型ステータの製造方法。
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