JP3431519B2 - アーム式懸架装置 - Google Patents

アーム式懸架装置

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JP3431519B2 JP30975798A JP30975798A JP3431519B2 JP 3431519 B2 JP3431519 B2 JP 3431519B2 JP 30975798 A JP30975798 A JP 30975798A JP 30975798 A JP30975798 A JP 30975798A JP 3431519 B2 JP3431519 B2 JP 3431519B2
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arms
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば荷役運搬車
やトレーラ等に用いられるアーム式懸架装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアーム式懸架装置として
は、例えば図5に示したものが知られている。当該アー
ム式懸架装置50は、基本的には、フレーム51に横軸
廻りに回転可能に設けられて隣接する端部が上下に位置
して滑り接触される前後のアーム52,53と、両アー
ム52,53の隣接する端部が滑り接触すべく設けられ
た前後の車軸54,55と、から構成されている。各車
軸54,55には車輪56,57が設けられている。而
して、この様なものは、軸重平衡機構の一つであり、前
後のアームの軸重変化や軸変位を滑り接触に依って吸収
するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この様なも
のは、前後のアームの接触箇所が滑り接触に依って摩耗
するので、アーム自体を交換する必要があった。本発明
は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案され
たもので、その課題とする処は、アーム自体の交換を廃
止して整備時間や整備コストの削減を図る様にしたアー
ム式懸架装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のアーム式懸架装
置は、基本的には、フレームに横軸廻りに回転可能に設
けられて隣接する端部が上下に位置して滑り接触される
前後のアームと、両アームの隣接する端部が滑り接触す
べく設けられた前後の車軸と、両アームの接触箇所に着
脱可能に設けられた前後のスリッパと、から構成した事
に特徴が存する。
【0005】前後の車軸が路面の凹凸に依り上下に変位
すると、これに応じて前後のアームがこれらの接触箇所
を介して横軸廻りに揺動される。この時、前後のアーム
の接触箇所に設けられたスリッパ同士が滑り接触され、
前後のアームの軸重変化や軸変位が吸収される。スリッ
パが滑り接触に依り摩耗すれば、これを新規のものに交
換する。スリッパのみを交換すれば良いので、アーム自
体を交換する必要がなくなる。従って、整備時間や整備
コストの削減を図る事ができる。
【0006】前アームの中程と後アームの後部とがフレ
ームに横軸廻りに回転可能に設けられていると共に、前
アームの後部が上で後アームの前部が下に位置され、前
車軸が単一で前アームの前部に設けられていると共に、
後車軸が前後に二つで後アームの中程にその中程が横軸
廻りに回転可能に設けられた揺動体の前後に設けられ、
前アームの後部下側と後アームの前部上側とに前後のス
リッパが設けられているのが好ましい。この様にすれ
ば、トリプルアクスル用のアーム式懸架装置にする事が
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明のアーム式懸架
装置の通常時を示す側面図。図2は、前車軸の乗り上げ
時を示す図1と同様図。図3は、後車軸の乗り上げ時を
示す図1と同様図。図4は、スリッパを示す斜視図であ
る。
【0008】アーム式懸架装置1は、アーム2,3、車
軸4,5、スリッパ6,7とからその主要部が構成され
て居り、トリプルアクスル用のアーム式懸架装置にして
ある。
【0009】アーム2,3は、フレーム8に横軸9,1
0廻りに回転可能に設けられて隣接する端部が上下に位
置して滑り接触される前後のもので、この例では、前ア
ーム2の中程と後アーム3の後部がフレーム8に横軸
9,10廻りに回転可能に設けられ、前アーム2の後部
が上で後アーム3の前部が下に位置して両者が滑り接触
つまり摺動可能に当合されている。
【0010】車軸4,5は、両アーム2,3の隣接する
端部が滑り接触すべく設けられた前後のもので、この例
では、前車軸4が単一で前アーム2の前部に設けられて
いると共に、後車軸5が前後に二つで後アーム3の中程
にその中程が横軸11廻りに回転可能に設けられた揺動
体12の前後に設けられている。各車軸4,5の両側に
は、車輪13,14が設けられている。
【0011】スリッパ6,7は、両アーム2,3の接触
箇所に着脱可能に設けられた前後のもので、この例で
は、略L型を呈し、短片15と、長片16と、各片1
5,16に穿設された適数(短片には三つ、長片には二
つ)のボルト通孔17とを備えている。前スリッパ6
は、短片15を後に長片16を下にして前アーム2の後
部下側にボルト18に依り着脱可能に取付けられている
と共に、後スリッパ7は、短片15を前に長片16を上
にして後アーム3の前部上側にボルト18に依り着脱可
能に取付けられている。而して、両スリッパ6,7の実
際に接触する処は、早期の摩耗を防止する為に高周波焼
入されて硬度が高められている。
【0012】次に、この様な構成に基づいて作用を述解
する。前後の車軸4,5が路面Aの凹凸に依り上下に変
位すると、これに応じて前後のアーム2,3がこれらの
接触箇所を介して横軸9,10廻りに揺動される。この
時、前後のアーム2,3の接触箇所に設けられた前後の
スリッパ6,7同士が滑り接触され、前後のアーム2,
3の軸重変化や軸変位が吸収される。図1は、平坦な路
面Aを走行する通常状態を示している。この時、両スリ
ッパ6,7の長片16が平行になってその全面が接触し
ている。図2は、前車軸4が凸部Bに乗り上げた状態を
示している。この時、前アーム2が横軸9廻りに時計方
向に回動されると共に、両スリッパ6,7を介して後ア
ーム3が横軸10廻りに反時計方向に回動され、前スリ
ッパ6の角部が後スリッパ7の長片16の上面に接触さ
れる。図3は、後車軸5が凸部Bの乗り上げた状態を示
している。この時、後アーム3が横軸10廻りに時計方
向に回動されると共に、両スリッパ6,7を介して前ア
ーム2が横軸9廻りに反時計方向に回動され、後スリッ
パ7の角部が前スリッパ6の長片16の下面に接触され
る。スリッパ6,7が滑り接触に依り摩耗すれば、ボル
ト18を外してこれを新規のものに交換する。スリッパ
6,7のみを交換すれば良いので、アーム2,3自体を
交換する必要がなくなる。従って、整備時間や整備コス
トの削減を図る事ができる。
【0013】尚、アーム2,3は、先の例では、前アー
ム2がその中程で後アーム3がその後部で夫々フレーム
8に横軸9,10廻りに回転可能に設けられていたが、
これに限らず、例えばこれらを対称状に逆にしても良
い。つまり、前アーム2がその前部で後アーム3がその
中程で夫々フレーム8に横軸9,10廻りに回転可能に
設けられていても良い。車軸4,5は、先の例では、前
車軸4が単一で後車軸5が二つであったが、これに限ら
ず、例えばこれらを逆にしたり、両者共に単一にした
り、両者共に二つ又はそれ以上の複数にしても良い。
【0014】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) アーム、車軸、スリッパとで構成し、とりわけ
両アームの接触箇所にスリッパを着脱可能に設けたの
で、アーム自体の交換を廃止して整備時間や整備コスト
の削減を図る事ができる。 (2) スリッパは、アームに比べて小さいので、製作
が容易で接触箇所の形状が確保し易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーム式懸架装置の通常時を示す側面
図。
【図2】前車軸の乗り上げ時を示す図1と同様図。
【図3】後車軸の乗り上げ時を示す図1と同様図。
【図4】スリッパを示す斜視図。
【図5】従来のアーム式懸架装置を示す側面図。
【符号の説明】
1,50…アーム式懸架装置、2,3,52,53…ア
ーム、4,5,54,55…車軸、6,7…スリッパ、
8,51…フレーム、9,10,11…横軸、12…揺
動体、13,14,56,57…車輪、15…短片、1
6…長片、17…ボルト通孔、18…ボルト、A…路
面、B…凸部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに横軸9,10廻りに回転可
    能に設けられて隣接する端部が上下に位置して滑り接触
    される前後のアーム2,3と、両アーム2,3の隣接す
    る端部が滑り接触すべく設けられた前後の車軸4,5
    と、両アーム2,3の接触箇所に着脱可能に設けられた
    前後のスリッパ6,7と、から構成し、前記前後のスリ
    ッパ6,7は、略L型を呈し、各片15,16に穿設さ
    れた適数のボルト通孔17を備えて両アーム2,3の隣
    接する端部にボルト18に依り着脱可能に取付けられて
    いる事を特徴とするアーム式懸架装置。
  2. 【請求項2】 前アームの中程と後アームの後部と
    がフレームに横軸9,10廻りに回転可能に設けられ
    ていると共に、前アームの後部が上で後アームの前
    部が下に位置され、前車軸が単一で前アームの前部
    に設けられていると共に、後車軸が前後に二つで後ア
    ームの中程にその中程が横軸11廻りに回転可能に設
    けられた揺動体12の前後に設けられ、前アームの後
    部下側と後アームの前部上側とに前後のスリッパ6,
    が設けられている請求項1に記載のアーム式懸架装
    置。
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