JP3431411B2 - 露光用マスクの位相検査方法 - Google Patents

露光用マスクの位相検査方法

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JP3431411B2
JP3431411B2 JP23302596A JP23302596A JP3431411B2 JP 3431411 B2 JP3431411 B2 JP 3431411B2 JP 23302596 A JP23302596 A JP 23302596A JP 23302596 A JP23302596 A JP 23302596A JP 3431411 B2 JP3431411 B2 JP 3431411B2
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
工程におけるリソグラフィに用いられる露光技術に係わ
り、特に半透明の位相シフト膜を用いた露光用マスクの
位相検査方法と、それに用いられる露光用マスクに関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の集積度を高めるべくリソグ
ラフィ分野では、パターン微細化の検討が進められてい
る。従来、この種の微細化は露光装置の短波長化及びそ
の照明系の最適化のみに依存していたが、近年では露光
用マスク自体においても微細化に対する工夫がなされて
いる。具体的には、位相シフト法に用いる位相シフトマ
スクがあげられる。
【0003】位相シフトマスクとは、マスクを通過する
照明光について隣接する開口部(透明又は半透明)の間
で照明光の光路長が半波長分異なる(180度の位相差
を設ける)ように基板或いは(半)透明部材の光学特性
及びその膜厚を調整し、構成されたものである。位相シ
フト法のなかに、半透明位相シフトマスクを用いた手法
がある。この手法は、半透明部(位相シフト膜)に隣接
する透明部との間で光路長差を調整するため、従来遮光
性マスクに用いてきたパターンをほぼそのまま運用でき
るという利点がある。
【0004】ところで、半透明位相シフトパターンでは
隣接する開口部との位相差が180度でない場合、焦点
深度の低下のみならずホールパターンにおいてフォーカ
スセンターがシフトすることが知られている。なお、ラ
イン/スペースパターンにおいては前述のフォーカスセ
ンターシフトは殆ど生じず、焦点深度の低下のみ起こ
る。
【0005】半透明位相シフト膜では、位相差の他に透
過率の制御も必要であるため、その管理に従来はエリプ
ソメトリー等により膜の屈折率・消衰係数・膜厚(段差
を接触または非接触計で計測することも可能)を求め、
これらの値から多重干渉条件で計算にすることで行われ
てきた。
【0006】一方近年では、位相差を直接計測する方式
が提案されてきている。特開平4−146437公報で
は、位相シフタの被着部分を透過した光と非被着部分を
透過した光とにより形成される像を所定の結像位置に投
影し、光軸方向に所定量移動した位置で被着部・非被着
部のそれぞれの光量に応じた第1・第2の情報とを検出
し、第1の情報と第2の情報との比に基づいて位相シフ
タの被着部・非被着部を透過した光の位相差を算出する
方式を提案している。
【0007】また、特開平4−151662公報では、
直線偏光を偏光方向の異なる2光束に分離する複屈折分
離手段と、これらを被投影原版に照射する単一のコンデ
ンサレンズ系と、対物レンズを透過した2光束を再結合
させる複屈折結合手段と、2光束の位相差を変化させる
位相差調整手段とを備え、かつ複屈折分離手段の分離角
とコンデンサレンズ系の焦点距離とが透明部と位相領域
との被投影原版上における位置の差に応じて定められた
位相差測定装置を提案し、これを用い、再結合したパタ
ーン像の位相領域に対応する部分の干渉光強度が最小又
は最大となるときの光束の位相差の調整量から位相領域
による位相差を求めることを提案している。
【0008】また、特開平4−181251公報では、
単色光又は準単色光を照明する照射光学系と、照射光学
系から照射光によるフォトマスクのパターン像を所定の
基準平面内に結像する検出光学系と、検査用パターンを
透過する光のうち、0次回折光と±1次回折光以外の光
を遮光すると共に±1次回折光のいずれか一方を遮光可
能な遮光手段と、パターン像を光電検出するパターン検
出手段とを備えた検査マスクを提案し、かつ検査パター
ンとして一次元のライン/スペースパターンを用いるこ
とを提案している。
【0009】しかしながら、この種の位相計測法にあっ
ては次のような問題があった。即ち、従来のエリプソメ
トリーを用いた解析では、膜内部で光学組成が均一であ
る膜に対しては、高精度で光学定数が得られるため高い
位相差精度が得られる。しかし、膜内部で元素組成の異
なる場合、とりわけ低反射効果を持たせるために膜内部
での複素屈折率の絶対値が最大になるように調整された
膜、2層等多層構造の膜、表面に自然酸化領域が存在す
る膜、表面凹凸の顕著な膜においては、得られる光学定
数の精度が乏しく、位相に対する信頼性が極めて低いと
いう問題があった。
【0010】また、特開平4−146437号公報の方
式は、隣接する透明開口部の位相を交互に変えたレベン
ソンマスクについて適用可能な方法で、隣接する開口部
のそれぞれに対応する像強度分布のデフォーカスに対す
る面積比の変化で位相差を割り出すが、半透明位相シフ
ト膜で構成されるパターンでは、像強度変化がデフォー
カスに対して変化するものの、隣接する開口部に対応す
る像強度分布の面積比の変化は生じずほぼ1となる。こ
のため、本手法で半透明位相シフト膜の位相差を認識す
ることはできなかった。
【0011】また、特開平4−151662号公報で
は、直線偏光を偏光方向の異なる2光束に分離する複屈
折分離し、これらを被投影原版に照射するが、2光束間
の距離を挟めるのが難しい。半透明位相シフト膜で構成
されるパターンでは微細なスペース、更にホールパター
ンに対する効果が大きく、また位相差の影響が顕著にな
るが、本方式ではこれら微細スペースパターンの計測は
難しい。
【0012】また、特開平4−181251公報では、
ライン/スペースパターンを0次光と±1次光のうちの
一方と干渉し形成された像の変位から位相差を算出する
が、高次回折光が無数存在するホールパターン等、孤立
スペースの測定には適用できない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、半透明位
相シフト膜で構成されたパターンについては、従来の位
相計測法の適用に難点があり、半透明位相シフト膜によ
る位相差を精度良く測定することは困難であった。
【0014】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、半透明位相シフト膜に
よる位相差を精度良く測定することのできる露光用マス
クの位相検査方法を提供することにある。また、本発明
の他の目的は、半透明位相シフト膜による位相差の測定
を精度良く行うことのできる露光用マスクを提供するこ
とにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。即ち、本発明(請求項1)は、
露光用マスクに形成された半透明位相シフト膜による位
相ずれを測定するための露光用マスクの位相検査方法に
おいて、遮光膜に形成されたライン(非開口部)/スペ
ース(開口部)の周期パターンからなる第1のパターン
群と、半透明位相シフト膜に形成されたライン/スペー
スの周期パターンからなる第2のパターン群とを用い、
投影露光光学系を介して測定面上にこれらの光学像を結
像させる工程と、前記光学像を前記測定面を光軸(Z)
方向に変化させ複数取得する工程と、前記複数の光学像
から第1のパターン群の焦点位置と第2のパターン群の
焦点位置との差を算出する工程と、前記焦点位置の差か
ら半透明位相シフト膜による位相差を算出する工程とを
含むことを特徴とする。
【0016】また、本発明(請求項2)は、露光用マス
クに形成された半透明位相シフト膜による位相ずれを測
定するための露光用マスクの位相検査方法において、半
透明位相シフト膜に形成され、開口幅/開口部間距離が
ほぼ1であるライン(非開口部)/スペース(開口部)
の周期パターンからなる第1のパターン群と、半透明位
相シフト膜に形成され、開口幅/開口部間距離が1より
小さいライン/スペースの周期パターンからなる第2の
パターン群とを用い、投影露光光学系を介して測定面上
にこれらの光学像を結像させる工程と、前記光学像を前
記測定面を光軸(Z)方向に変化させ複数取得する工程
と、前記複数の光学像から第1のパターン群の焦点位置
と第2のパターン群の焦点位置との差を算出する工程
と、前記焦点位置の差から半透明位相シフト膜による位
相差を算出する工程とを含むことを特徴とする。
【0017】また、本発明(請求項3)は、露光用マス
クに形成された半透明位相シフト膜による位相ずれを測
定するための露光用マスクの位相検査方法において、遮
光膜内に構成された第1の孤立スペースパターンと、半
透明膜内に構成された第2の孤立スペースパターンとを
用い、投影露光光学系を介して測定面上にこれらの光学
像を結像させる工程と、前記光学像を前記測定面を光軸
(Z)方向に変化させ複数取得する工程と、前記複数の
光学像から第1のスペースパターンの焦点位置と第2の
スペースパターンの焦点位置との差を算出する工程と、
前記焦点位置の差から半透明位相シフト膜による位相差
を算出する工程とを含むことを特徴とする。
【0018】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1)孤立スペースパターンは、開口幅/開口部間距離
がほぼ0.25〜0.66の関係を満たすこと。 (2)開口幅Lは、露光波長λ、露光用マスクが被加工
基板への像転写に用いられる光学系の転写倍率Mに対し
て 0.8λ/M < L < 1.2λ/M であること。 (3)露光用マスクに照射される光の開口数NA2及び
露光マスクから射出された光を取り込む開口数NA1
が、露光用マスクが被加工基板への像転写に用いられる
光学系の露光倍率Mに対してそれぞれ 0.3M < NA1 < 0.5M 0.3NA1 < NA2 < 0.4NA1 の範囲にあること。 (4)測定面はマトリクス状に光検出器が配置された部
材からなり、投影光学系を介して測定面上にこれらの光
学像を結像させる工程を、第1のパターン群又はスペー
スパターンと第2のパターン群又はスペースパターンの
各々の像がマトリクス状に配置した光検出器で同時に検
出できるように位相検査条件が調整されたこと。 (5)第1のパターン群(又はスペースパターン)と第
2のパターン群(又はスペースパターン)の各々の焦点
位置Zは、次の手法のいずれかで定める。 (5-1) 暗部と明部の像強度コントラストが最大となる焦
点位置Zを定める。 (5-2) 任意の像強度について、所望寸法W0に対し、W
0の誤差として±W1を許す光強度の上限Imax(Z)と下
限Imin(Z)を各々のZに対する像強度について算出し、
各々のZにおける上限Imax(Z)と下限Imin(Z)を同一平
面(I−Z平面)に投影してImax(Z)と下限Imin(Z)で
囲まれた領域を作成し、前記領域内でImax(Z)とImin
(Z') とに同時に接し、かつZ軸とI軸にそれぞれ平行
な辺で構成される特定の四角形を求め、四角形のZの最
大値を最小値の平均値から焦点位置Fを算出する。 (5-3) 任意の像強度について、所望寸法W0に対し、W
0の誤差として±W1を許容す光強度の上限Imax(Z)の
対数と下限Imin(Z)の対数を各々のZに対する像強度に
ついて算出し、各々のZにおける上限Imax(Z)の対数と
下限Imin(Z)対数を同一平面(I−Z平面)に投影して
Imax(Z)の対数と下限Imin(Z)の対数で囲まれた領域を
作成し、前記領域内でImax(Z)の対数とImin(Z') の対
数とに同時に接し、かつZ軸とI軸にそれぞれ平行な辺
で構成される特定の四角形を求め、四角形のZの最大値
と最小値の平均値から焦点位置Fを算出する。
【0019】本発明の露光用マスクの位相検査方法を適
用できる露光用マスクは、(イ)遮光膜に形成されたラ
イン(非開口部)/スペース(開口部)の周期パターン
からなる第1のパターン群と、半透明位相シフト膜に形
成されたライン/スペースの周期パターンからなる第2
のパターン群、(ロ)半透明位相シフト膜に形成され、
開口幅/開口部間距離がほぼ1であるライン(非開口
部)/スペース(開口部)の周期パターンからなる第1
のパターン群と、半透明位相シフト膜に形成され、開口
幅/開口部間距離が1より小さいライン/スペースの周
期パターンからなる第2のパターン群、(ハ)(開口幅
/開口部間距離がほぼ0.25〜0.66となるよう)
遮光膜内に構成された第1の孤立スペースパターンと、
(開口幅/開口部間距離がほぼ0.25〜0.66とな
るように)半透明膜内に構成された第2の孤立スペース
パターン、のいずれかの構成を具備し、第1のパターン
群(又はスペースパターン)と第2のパターン群(又は
スペースパターン)が位相検査時に同一の視野内で測定
できる隣接した領域に配置されていることを特徴とす
る。
【0020】ここで、本発明の露光用マスクに望ましい
実施態様としては、次のものがあげられる。 (1) 半透明位相シフトパターンは、透光性基板上に形成
された単層膜或いは多層膜、エッチングされた基板上に
構成された単層膜或いは多層膜のいずれかであること。 (2) 透光性基板として、SiO2 ,Si34 ,Al2
3 ,MgF2 ,CaF2 の少なくとも一つを用いるこ
と。 (3) 半透明位相シフト膜に、Si,Ge,GeAsのう
ち少なくとも一つを用いること。 (4) 半透明位相シフト膜は、シリコン,ゲルマニウム,
ガリウムアルセナイド,ハフニウム,錫,タンタル,炭
素,モリブデン又はタングステン又はニッケルなどの金
属シリサイドのいずれかを主組成に持つ酸化物,窒化
物,炭化物,水素化物,ハロゲン化物の少なくとも一つ
より構成されること。 (5) 半透明位相シフト膜は、はSiOx ,SiNy ,S
iOxy ,MoSiOx ,MoSiNy ,MoSiO
xy ,WSiOx ,WSiNy ,WSiOxy ,C
rOx ,CrNy ,CrOxy ,CrFz ,CrOx
z ,HfOx ,HfOxz ,SnOx ,TaOx
CHx ,CaFz ,MgFx ,AlOx (x,y,zは
任意の実数)の少なくとも一つより構成されること。 (6) パターンの開口幅Lは、露光波長λ、露光用マスク
が被加工基板への像転写に用いられる光学系の転写倍率
Mに対して 0.8λ/M < L < 1.2λ/M であること。 (7) 第1のパターン群(又はスペースパターン)と第2
のパターン群(又はスペースパターン)は、隣接した領
域にあること。より望ましくは各領域間の距離が位相検
査器で同一の視野内で測定できる範囲であること。 (8) 第1のパターン群(又はスペースパターン)と第2
のパターン群(又はスペースパターン)は、少なくとも
露光用マスク面内に複数配置されていること。 (9) 第1のパターン群(又はスペースパターン)と第2
のパターン群(又はスペースパターン)は、デバイスパ
ターン領域内に複数配置されていること。 (10)第1のパターン群(又はスペースパターン)は長辺
方向に開口長の異なる単位パターンを含み、長辺方向に
開口長の長い部分が第2のパターン群(又はスペースパ
ターン)として構成されていること。 (作用)本発明は、第1のパターン群と第2のパターン
群で共通の単位開口パターン(隣接する膜の材質は異な
っても良い)を用いることにある。単位開口パターンを
用いるのは、パターン側壁等の影響をこれらのパターン
群で等価にするためである。単位開口パターンにはホー
ル開口パターン、スペース開口パターンを用いることが
できる。
【0021】本発明による位相計測法は、第1のパター
ン群と第2のパターン群で生じる焦点位置の差から導出
する。焦点位置のシフト量はおおよそ180度からの位
相ずれで定まるが、半透明位相シフト膜の透過率と測定
する開口幅(形状)にも大きく左右される。
【0022】図1(a)に、透過率6%、位相差160
度の膜で構成された孤立開口パターンについて、ピッチ
寸法に対する開口寸法の比に対するフォーカスセンター
シフト量を示す。露光条件は、露光波長248nm,σ
=0.3,NA=0.45とした。開口幅は0.255
μmから0.300μmとした。なお、これら実寸法は
規格化寸法0.408から0.544に相当する。
【0023】フォーカスセンターの算出は、次の1)か
ら4)のとおり順次行った。 1)任意のフォーカス位置Zの像強度について、各開口
幅に対して±10%の寸法誤差を生じる光強度の上限I
max(Z)の対数と下限Imin(z)の対数を、各々のZに対す
る像強度について算出した。
【0024】2)各Zに対してImax(Z)とImin(Z)の対
数値を同一平面(I−Z平面)に投影して、Imax(Z)の
対数と下限Imin(Z)の対数で囲まれた領域を作成した。 3)前述の領域に内接し、Z軸とI軸に平行な辺で構成
され、I軸に平行な辺の長さが例えば10%の像強度変
化を許容する(=log10(1.1))ようにし、かつ
Z軸に平行な辺の長さが最大となるような四角形を求め
る。(なお、像強度変化の許容量は10%に限るもので
はなく0〜30%であり、かつその領域が存在すれば如
何なる値でも良い。) 4)四角形のZの最大値と最小値の平均値と焦点位置F
からフォーカスシフト量を求める。
【0025】ここで用いた各開口線幅に対し、この露光
照明条件ではフォーカスセンターシフト量が最大になる
開口寸法/開口ピッチ寸法は0.25〜0.36の範囲
で得られた。図1(a)と同様のパターン寸法に対し
て、照明光学系の条件をコヒーレントファクターσ=
0.35,NA=0.4としたときのフォーカスセンタ
ーシフト量を、図1(b)に示す。この場合、図1
(a)と比較し、各開口幅においてフォーカスセンター
シフト量が最大となる(開口寸法/ピッチ寸法)値は小
さくなり、また最大のフォーカスセンターシフト量は図
1(a)の条件より増加させることができた。
【0026】フォーカスセンターシフト量から位相差を
求める場合、フォーカスセンターシフト量の誤差が位相
誤差を生じる原因になる。従って、照明条件に応じて
(開口寸法/ピッチ寸法)をフォーカスセンターシフト
量が極大値を取る位置に定めることが望ましい。また、
位相解析の分解能を高めるためフォーカスセンターシフ
ト量自身が大きくなるように照明条件(開口寸法/ピッ
チ寸法)を定めることが好ましい。
【0027】図1(a)(b)において最大の焦点深度
を得られる条件は 条件1:開口寸法:ピッチ寸法=0.225μm:1.
000μm NA=0.35,σ=0.4 であった。このとき、 (フォーカスシフト量/位相誤差1度)=0.041μ
m 程度となる。なお、この条件はマスク線幅に対してフォ
ーカスセンターシフト量の変化が大きいため、寸法精度
の悪いマスクに対しての適用は難しい。例えば、マスク
上で寸法精度±80nmを保証しているマスクの場合、
(フォーカスシフト量/位相誤差1度)=0.035〜
0.041μmとなり大きい誤差を生む。
【0028】これに対して 条件2:開口寸法:ピッチ寸法=0.250μm:1.
000μm NA=0.35,σ=0.4 (フォーカスシフト量/位相誤差1度)=0.034μ
m では、(フォーカスシフト量/位相差1度)の値は条件
1に比べ小さいものの、寸法誤差±80nmのマスクに
おいても(フォーカスシフト量/位相誤差1度)=0.
034〜0.032となり、位相測定精度は飛躍的に良
い。
【0029】図2(a)に、開口寸法/ピッチ寸法0.
25μm/0.85μm(開口寸法比0.29)におい
て、開口数NAとコヒーレントファクターσを変化させ
て得られるフォーカスセンターシフト量を示す。
【0030】フォーカスセンターシフト量を大きくする
には、NAを小さくすれば良い。また、NA誤差を考え
るとNAの変化量に対してフォーカスセンターシフト量
の変化が小さい領域を用いることが好ましい。図2
(b)に、各開口数におけるフォーカスセンターシフト
量変化を示す。変化が最も小さい領域は各照明条件で異
なるが、NA=0.45以下に最適なNAは存在する。
なお、NAの下限はパターン解像の限界を考慮すると
0.35以上であることが好ましい。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を、図示の実
施形態を用いて説明する。本実施形態では、透光性基板
上に半透明位相シフト膜,Cr遮光膜の順で積層した。
なお、半透明位相シフト膜の透過率を半透明位相シフト
膜が形成された直後に測定したところ、6%という値を
得た。なお、Cr遮光膜の透過率はほぼ0%であった。
この上にレジストパターンを形成し、これをマスクにC
rパターンを形成し、更にCrパターンをマスクに半透
明位相シフトパターンの第1の加工を行った。この面に
再度レジスト膜を形成し、半透明位相シフトパターンを
形成する領域のみ露出するようにレジストパターンを形
成し、これをマスクに露出したCr遮光膜を除去(第2
の加工)し、ウェハ上0.25μmルールのパターン
(デバイス)加工に用いる露光用マスクを形成した。
【0032】この露光用マスクに用いた位相評価用パタ
ーンを図3に示す。図3の位相評価用パターンは、0.
5μmのライン/スペースで形成された第1のパターン
群101と、0.25μmスペースと0.75μmライ
ンで構成された第2のパターン群102とが連続して形
成されたものである。膜構成としては、第1のパターン
群101は半透明位相シフト膜112上に遮光膜111
が形成された遮光パターン、第2のパターン群102は
半透明位相シフト膜112のみで形成されている。
【0033】なお、図中の111aは遮光膜における開
口部(スペース)を示し、112aは半透明膜における
開口部(スペース)を示している。また、半透明位相シ
フト膜の構成は、SiNx ,MoSiOx ,CrFx
WSiOy などを単層で用いたものや、組成の異なる膜
を多層で用いた膜であっても良い。
【0034】本実施形態の露光用マスクにおける半透明
位相シフト膜の位相差を図3のパターンを用いて測定す
る手法を、次に説明する。検査波長248nmで、NA
=0.35,σ=0.4の露光照明条件で、透過率6%
の膜で構成された第2のパターン群102と遮光膜で構
成された第1のパターン群101の各々のウェハ面に相
当する部分の光学像を測定した。
【0035】図4(a)〜(c)に、半透明位相シフト
膜で構成された0.25μmスペース:0.75μmラ
イン部のデフォーカスに対する像強度を示す。デフォー
カス位置=−0.4μmと+0.4μmでのそれぞれの
像強度を比較すると、その形は明らかに異なり、デフォ
ーカス位置=−0.4μmの方で像強度が小さくなる傾
向が見られている。即ち、このパターンにおいてフォー
カスシフトが生じていることが分かった。
【0036】各々の光学像を寸法裕度±10%となる露
光量を複数のデフォーカス位置に対して算出し、さらに
その上限と下限を示す曲線に囲まれた領域のうちドーズ
裕度10%を確保できる領域を定めた。図5(a)に第
1のパターン群、図5(b)に第2のパターン群の領域
導出過程をそれぞれ示す。図5(b)に示した6%半透
明位相シフト膜で構成されたパターンでは焦点位置シフ
ト(四角い領域の重心のFocal Position=0に対する変
位)は+0.4μmであった。これに対して図5(a)
に示した遮光膜で構成されたパターンでは焦点位置シフ
トは0μmであった。これらの結果から、第1のパター
ン群と第2のパターン群間で生じ得る焦点位置シフト量
は+0.4μmであることが分かった。
【0037】一方、先に測定した透過率6%から、この
半透明位相シフト膜パターンの位相誤差に対するフォー
カスセンターシフト量をシミュレーションにより算出し
た。その結果を、図6(a)に示す。なお。図6(a)
には同一照明条件で他の開口幅及び開口比率における特
性も同時に示した。図6(a)の計算値を元に図5
(a)(b)から得たシフト量から位相差ずれを求めた
ところ、本半透明位相シフト膜の位相差が−12度(1
68度)であることが判明した。
【0038】この値は所望とする位相許容誤差±5度よ
り遥かに悪い値であったため、再度作成し、同一の検査
条件でフォーカスセンターシフトが±0.2μm以下
(位相許容誤差5度に対応)の膜を最終的に得ることが
できた。
【0039】本実施形態では、開口幅0.25μm,開
口比0.25を用いたが、開口幅,開口比はこれに限る
ものではなく本発明の主旨を逸脱しない限りにおいて適
用可能である。図6(a)に示す如く、同様の開口幅で
あっても開口比0.29を用いた場合、単位位相差誤差
に対するフォーカスセンターシフト量が大きいことか
ら、本検討より精度良く位相を算出することができる。
また、開口幅:開口比が同様であれば、位相測定精度は
変わらない。
【0040】また、図6(b)に示す如く0.25μm
スペースと0.85μmラインで構成される第2のパタ
ーン群を用いた場合には、NA=0.40〜0.45,
σ=0.30〜0.40の範囲において±10度の位相
誤差の範囲において位相誤差とフォーカスセンターシフ
ト量が同じ値を取ることから、これらの条件での測定は
照明条件の揺らぎに対しても精度良く位相誤差を算出で
きると言える。
【0041】なお、本実施形態では6%の半透明膜に対
する位相検査例を示したが、透過率もこれに限るもので
はない。例えば図7(a)に示す如く位相誤差に対する
フォーカスセンターシフトは10%の膜でも十分に生じ
得る。透過率が増加するに従い単位位相誤差に対するフ
ォーカスセンターシフト量が小さくなるが、この減少は
透過率増大に伴い半透明パターンエッジ部で遮光効果が
増加し、見かけ上開口幅が狭まったことによる。
【0042】従って、設定された透過率が高い場合、ピ
ッチ(開口部と遮光部の和)を固定し、開口幅が広くな
るようにパターン寸法を変更することで単位位相誤差に
対するフォーカスセンターシフト量を増大させることが
でき、低透過率の場合とほぼ同様の精度での位相計測が
可能である。なお、図7(a)に示す如く位相誤差が半
透明膜の透過率に依存するため透過率測定の精度は重要
である。透過率計測誤差は、測定値の1/10以下にす
ることが望ましい。
【0043】また、本発明はあらゆる露光波長に対して
も適用可能である。その一例として193nmを露光波
長に用いた半透明位相シフトマスクでの同様の評価例
を、図7(b)に示す。位相差ずれは露光波長にも依存
するが、適切な開口幅と開口比を設定することで、露光
波長によらず各透過率に対して同じ精度で位相ずれを測
定することが可能である。なお、露光(検査)波長は2
48nm,193nmの他、g線(436nm),I線
(365nm)でもよい。
【0044】位相測定パターンは前記図3に限るもので
はない。図8に示す如く、第1のパターン群201と第
2のパターン群202のいずれもが半透明位相シフト膜
212で構成されていてもよい。ここで、212aが第
2のパターン群202における開口部(スペース)、2
12bが第1のパターン群201における開口部(スペ
ース)であり、開口部212aの幅は開口部212bの
それよりも狭くなっている。より具体的には、第1のパ
ターン群201では開口幅/開口部間距離がほぼ1であ
り、第2のパターン群202では開口幅/開口部間距離
が1より小さくなっている。これは、第1のパターン群
では焦点位置シフトを小さくし、第2のパターン群では
焦点位置シフトを大きくするためである。
【0045】上記の開口幅/開口部間距離の関係は、半
透明位相シフト膜のみで第1及び第2のパターン群を構
成した場合は必須の要件である。前記図3のように第1
のパターン群を遮光膜で構成した場合、開口幅/開口部
間距離によらず第1のパターン群の焦点位置シフトが小
さいため、必ずしも開口幅/開口部間距離をほぼ1にす
る必要はない。場合によっては第1のパターン群は周期
パターンでなくてもよい。
【0046】また、位相測定パターンは図9から図11
に示す各種の変形が可能である。図9(a)(b)で
は、第1のパターン群301と第2のパターン群302
を、遮光膜311の開口部311a及び半透明膜312
の開口部312aの長辺方向ではなく、各々の開口部3
11a,312aの短辺方向に隣接配置している。さら
に、図9(a)では、第1のパターン群301の一方側
に第2のパターン群302を配置しているが、図9
(b)では第1のパターン群301の両側に第2のパタ
ーン群302を配置している。このような構成であって
も、図3のパターンの場合と同様にして位相差測定が可
能である。
【0047】図10(a)(b)は、図9(a)(b)
の改良で、第1及び第2のパターン群401,402を
共に半透明膜412で形成したものである。つまり、半
透明膜412の開口部412aで第2のパターン群40
2が構成され、半透明膜412の開口部412bで第1
のパターン群402が構成されている。ここで、第1及
び第2のパターン群の両方に半透明膜を用いた場合、先
にも説明したように、第1のパターン群401の開口幅
/開口部間距離はほぼ1であり、第2のパターン群40
2の開口幅/開口部間距離は1より小さくする必要があ
る。
【0048】図11(a)は図3の改良で、第1のパタ
ーン群501と第2のパターン群502において、遮光
膜511の開口部511aと半透明膜512の開口部5
12aの幅を等しくしたものである。図11(b)は図
9(a)の改良で、同様に、第1のパターン群501と
第2のパターン群502における開口部の幅を等しくし
たものである。このように第1のパターン群501が遮
光膜で、第2のパターン群502が半透明膜で構成され
る場合、各々の開口幅を等しくしてもよい。
【0049】また、第1のパターン群と第2のパターン
群との配置はこれらに限らず、第1のパターン群と第2
のパターン群が同時に検出できるような配置であればよ
い。さらに、パターンの長辺方向は、レンズ特性を考慮
すると回折パターンが同じ方向に発生することが好まし
く、第1のパターン群と第2のパターン群で同一方向に
揃えて配置させることが好ましい。
【0050】上述の例では第1のパターン群に遮光膜及
び半透明膜の密集パターン群を用いたが、参照パターン
が遮光膜である場合にはこれに限るものではなく開口幅
/開口部間の距離=0.20〜0.40であっても良い
(図11)。この領域では遮光パターンは容易に形成さ
れ、かつフォーカスセンターシフトは生じない。従って
同様寸法の半透明位相シフトパターンが存在した場合、
図1の関係を用い、本実施形態と同様の手法で容易に位
相誤差測定が可能である。なお、この場合においても第
1のパターン群と第2のパターン群の様々な配置法があ
るが、望ましくは第1のパターン群と第2のパターン群
が同時に検出できるような配置であればこれに限るもの
ではない。さらに、パターンの長辺方向は、レンズ特性
を考慮すると回折パターンが同じ方向に発生することが
好ましく、第1のパターンと第2のパターンで同一方向
に揃えて配置させることが好ましい。その他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
透明膜又は遮光膜で構成された第1のパターン群と半透
明膜で構成された第2のパターン群との間で生じる焦点
位置差、或いは開口幅/開口部間距離が0.2〜0.4
の遮光膜内に存在する第1のスペースパターンと半透明
膜内に存在する第2のスペースパターンとの間で生じる
焦点位置差から、半透明位相シフト膜による位相差を精
度良く測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(開口寸法/ピッチ寸法)に対するフォーカス
センターシフト量を示す図。
【図2】開口数に対する露光照明条件に対するフォーカ
スセンターシフト量及びその変動量を示す図。
【図3】本発明の実施形態に用いた位相検査用マスクパ
ターンを示す図。
【図4】半透明位相シフト膜内に形成されたスペースパ
ターンの像強度を示す図。
【図5】第1及び第2のパターン群で得られるドーズ焦
点裕度を示す図。
【図6】フォーカスセンターシフト量と180度からの
位相ずれの関係を示す図。
【図7】フォーカスセンターシフト量と180度からの
位相ずれの関係を示す図。
【図8】半透明膜のみで構成した位相検査用マスクパタ
ーンを示す図。
【図9】遮光膜と半透明膜で構成した位相検査用マスク
パターンを示す図。
【図10】半透明膜のみで構成した位相検査用マスクパ
ターンを示す図。
【図11】遮光膜と半透明膜で構成した位相検査用マス
クパターンを示す図。
【符号の説明】
101,201,301,401,501…第1のパタ
ーン群 102,202,302,402,502…第2のパタ
ーン群 111,311…遮光膜 112,212,312,412,512…半透明位相
シフト膜 111a,311a,511a…遮光膜における開口部 112a,212a,212b,312a,412a,412b,512a…半透明膜におけ
る開口部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】露光用マスクに形成された半透明位相シフ
    ト膜による位相ずれを測定するための露光用マスクの位
    相検査方法において、 遮光膜に形成されたライン(非開口部)/スペース(開
    口部)の周期パターンからなる第1のパターン群と、半
    透明位相シフト膜に形成されたライン/スペースの周期
    パターンからなる第2のパターン群とを用い、 投影露光光学系を介して測定面上に各々のパターン群の
    光学像を結像させる工程と、前記光学像を前記測定面を
    光軸(Z)方向に変化させて複数取得する工程と、前記
    取得された複数の光学像から第1のパターン群の焦点位
    置と第2のパターン群の焦点位置との差を算出する工程
    と、前記算出された焦点位置の差から前記半透明位相シ
    フト膜による位相差を算出する工程とを含むことを特徴
    とする露光用マスクの位相検査方法。
  2. 【請求項2】露光用マスクに形成された半透明位相シフ
    ト膜による位相ずれを測定するための露光用マスクの位
    相検査方法において、 半透明位相シフト膜に形成され、開口幅/開口部間距離
    がほぼ1であるライン(非開口部)/スペース(開口
    部)の周期パターンからなる第1のパターン群と、半透
    明位相シフト膜に形成され、開口幅/開口部間距離が1
    より小さいライン/スペースの周期パターンからなる第
    2のパターン群とを用い、 投影露光光学系を介して測定面上に各々のパターン群の
    光学像を結像させる工程と、前記光学像を前記測定面を
    光軸(Z)方向に変化させて複数取得する工程と、前記
    取得された複数の光学像から第1のパターン群の焦点位
    置と第2のパターン群の焦点位置との差を算出する工程
    と、前記算出された焦点位置の差から前記半透明位相シ
    フト膜による位相差を算出する工程とを含むことを特徴
    とする露光用マスクの位相検査方法。
  3. 【請求項3】露光用マスクに形成された半透明位相シフ
    ト膜による位相ずれを測定するための露光用マスクの位
    相検査方法において、 遮光膜内に構成された第1の孤立スペースパターンと、
    半透明膜内に構成された第2の孤立スペースパターンと
    を用い、 投影露光光学系を介して測定面上に各々のスペースパタ
    ーンの光学像を結像させる工程と、前記光学像を前記測
    定面を光軸(Z)方向に変化させて複数取得する工程
    と、前記取得された複数の光学像から第1のスペースパ
    ターンの焦点位置と第2のスペースパターンの焦点位置
    との差を算出する工程と、前記算出された焦点位置の差
    から前記半透明位相シフト膜による位相差を算出する工
    程とを含むことを特徴とする露光用マスクの位相検査方
    法。
  4. 【請求項4】前記測定面はマトリクス状に光検出器が配
    置された部材からなり、前記投影光学系を介して前記測
    定面上にこれらの光学像を結像させる工程を、第1のパ
    ターン群又はスペースパターンと第2のパターン群又は
    スペースパターンの各々の像が前記マトリクス状に配置
    した光検出器で同時に検出できるように位相検査条件が
    調整されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の露光用マスクの位相検査方法。
  5. 【請求項5】半透明位相シフトパターンを有する露光用
    マスクにおいて、 遮光膜に形成されたライン(非開口部)/スペース(開
    口部)の周期パターンからなる第1のパターン群と、半
    透明位相シフト膜に形成されたライン/スペースの周期
    パターンからなる第2のパターン群とを具備し、 第1のパターン群と第2のパターン群は位相検査に用い
    られるものであり、第1のパターン群と第2のパターン
    群が位相検査時に同一の視野内で測定できる隣接した領
    域に配置されていることを特徴とする露光用マスク。
  6. 【請求項6】半透明位相シフトパターンを有する露光用
    マスクにおいて、 半透明位相シフト膜に形成され、開口幅/開口部間距離
    がほぼ1であるライン(非開口部)/スペース(開口
    部)の周期パターンからなる第1のパターン群と、半透
    明位相シフト膜に形成され、開口幅/開口部間距離が1
    より小さいライン/スペースの周期パターンからなる第
    2のパターン群とを具備し、 第1のパターン群と第2のパターン群は位相検査に用い
    られるものであり、第1のパターン群と第2のパターン
    群が位相検査時に同一の視野内で測定できる隣接した領
    域に配置されていることを特徴とする露光用マスク。
  7. 【請求項7】半透明位相シフトパターンを有する露光用
    マスクにおいて、 遮光膜内に構成された第1の孤立スペースパターンと、
    半透明膜内に構成された第2の孤立スペースパターンと
    を具備し、 第1の孤立スペースパターンと第2の孤立スペースパタ
    ーンは位相検査に用いられるものであり、第1の孤立ス
    ペースパターンと第2の孤立スペースパターンが位相検
    査時に同一の視野内で測定できる隣接した領域に配置さ
    れていることを特徴とする露光用マスク。
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