JP3431147B2 - 取り外し可能で補強された複数の独立セクターを持つタイヤ - Google Patents

取り外し可能で補強された複数の独立セクターを持つタイヤ

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、各々膨張させられ、損傷を受けた場合には
容易に交換されうるような形で取り外し可能な、同じリ
ム上に取りつけられ円周方向に隣接する複数のタイヤセ
クターで形成されているタイヤに関する。本発明は同様
に、前記タイヤのセクターに適合された取りつけ用リム
とタイヤの組立体にも関する。
あらゆるタイプのタイヤが関係する可能性はあるもの
の、それらが、地面からの数多くの攻撃を受けやすいあ
らゆる種類の現場内、露天堀り鉱床又は坑道堀り鉱床内
を走行する土木機械用のタイヤであことは、既知のこと
である。従って、これらは、数多くの場合適当に消耗す
る以前に不良品とされるか、又は廃棄物として分類され
るのでないかぎり、その他のあらゆるタイヤ以上に頻繁
な分解、修理、再組立てを必要とする。関与するタイヤ
の寸法は最大でありしかも時が経つにつれて規則的に増
大していることから、問題は重大になる;つまり、分
解、修理及び再組立ては増々体積が大きく増々高価な手
段を必要する。
その上、このようなタイヤは、必要な貯蔵場所が度を
超えたものとなるのに対して、部品製作、焼成又は取扱
いのいずれであれその製造のために、増々巨大なものに
なっていく手段を必要とする。土木機械のメーカー及び
ユーザーが望む既存の寸法の増大を見ると、もう1つの
問題が存在する。すなわちこのようなタイヤの輸送の問
題である。
リムから個別に取外し可能で互いに独立した膨張可能
な複数のセクターで作られたタイヤを製造するという原
理は、先行技術により広く知られており、中でも米国特
許1233853号、1311806号、1322685号又は4153094号を引
用することができる。大部分が古いものであるこれらの
文献は、閉鎖したタイヤセクター、又はこれらのセクタ
ーが気密でありうるようにするシステムに関するもので
ある。米国特許第4153094号は、特に、円形ビードワイ
ヤがタイヤセクターの円形ビードを補強している連結シ
ステムについて記載している。このビードワイヤにはそ
の周囲に沿って穴があいていることから、このときセク
ターはネジ込みによって、それ自体平坦なリムに固定さ
れた面板に結合される。
本発明は、2重の懸念事に応えるものである。第1
に、膨張可能で取り外しできるセクターは、個別にであ
れその全体として考えた場合であれ、地面の攻撃に対し
て耐性がなくてはならない。実際、走行中、複数のセク
ターが同時に荷重を受け地面と接触している:関連する
全てのセクター上に応力が分布するためにはセクター間
に或る程度の付着力が必要である。第2に、取外し可能
なセクターは、リムとのその着脱が容易でかつ迅速であ
るような構造を有していなくてはならない。
かくして、本発明によれば、円形に連続したベースを
もつ適合されたリム上に取りつけられた場合に円周方向
に隣接し、取り外し可能で膨張できる複数の同じ空気タ
イヤで構成されているタイヤは、リム上の高さ(H)、
子午線方向幅(B)、円周方向幅(C)の各々のセクタ
ーが、4つのサイドウォールに結合されたトレッドを含
んでおり、これらのサイドウォールのうちの2つが、隣
のセクターのサイドウォールに対し円周方向に隣接して
おり、これらのサイドウォールがそれぞれ、取付け用リ
ムに結合されず子午線方向ビードワイヤにより補強され
た子午線方向ビードによって、及びリム上のセクターの
取りつけを確実に行ない子午線方向ビードワイヤに結合
された円周方向ビードワイヤにより補強された円周方向
ビードによって終端しており、ここでこれらの円周方向
ビードワイヤには不伸長性のコード又はケーブルの少な
くとも1つの補強材が定着されており、この補強材はセ
クターの頂部で、トレッドの少なくとも1つの補強材に
半径方向に並置されていることを特徴とする。
補強材は、半径方向のつまりタイヤの回転軸を含む平
面内のコード又はケーブルの少なくとも1つのプライで
形成されているのがよい。この補強材は同様に、各プラ
イ内で互いに平行でしかも1つのプライから次のプライ
へは交差している少なくとも2つのコード又はケーブル
プライで有利にも形成されうる。
半径方向に並置されたというのは、トレッドの補剛材
を補強材の上に半径方向に、又は補強材の下に半径方向
に配置できるというふうに理解すべきである。
補強材は、取付け用ビードワイヤと呼ばれる円周方向
のビードワイヤに対して定着されている。定着されたと
いう語は、この補強材を、それ自体既知の通り折返し部
分を形成しながらこれらの円周方向ビードワイヤのまわ
りに巻きつけることができものの、同様にこれをその他
の手段でつまり特に有利には、縁部間に半径方向プライ
の縁部が挿入されることになる円周方向ビードワイヤの
まわりに巻きつけられた付加的な補強用プライという手
段によってもこれらの円周方向ビードワイヤのまわりに
巻きつけることもできるというように理解すべきであ
る。
好ましくは、付加的補強材プライは、タイヤの円周方
向と30゜〜60゜の小さい角度を成すコード又はケーブル
で形成されている。
ラジアル補強材と呼ばれる補強材の場合、これは、そ
れぞれ2つの円周方向ビードワイヤのまわりに巻きつけ
た単一のコード又はケーブルで有利にも形成でき、かく
して有利にも、優れた定着を保証しながらプライ間のせ
ん断による劣化をことごとく避けることが可能となる。
半径方向平面で見ると、補強材の子午線方向断面形状
はトレッドの補剛材の子午線方向断面形状と、赤道面の
両側で対称的に存在する2つの交差点を呈している。こ
れらの交差点が補剛材の軸方向端部に相応し、補強材の
子午線方向断面形状がこれらの点で、セクターがリム上
に取りつけられその使用圧力にまで膨張された時点でタ
イヤ組立体の回転軸と、 で表わされる角度(φ)を成す接線をもつことが有利
である。なおこの式中、RAは、トレッドの補剛材の子午
線方向断面形状と補強材の子午線方向断面形状の間の交
差点Aの半径であり、REは、タイヤ組立体の赤道面から
軸方向に最も離れた補強材の子午線方向断面形状の点E
の半径であり、λはトレッドの補剛材の軸方向に測定し
た幅である。このとき、この子午線方向断面形状ができ
るかぎり安定したものとなるためには、補強材がセクタ
ーの頂部の領域内で、高い子午線方向曲げ剛性を有する
ことになる補剛材であるトレッドの補剛材の上方に半径
方向に配置されていることが同様に特に有利である。子
午線方向曲げ剛性というのは、軸方向幅がLで円周方向
長さがlであるはめ込み式の補剛材のたわみeを得るた
めに必要な力をFとして、 の比として理解すべきものである。この子午線方向曲げ
剛性は、円周方向長さ1mmあたり350daN以上である場合
に高いと言われる。
トレッドの補剛材は、ゼロ、直角、鋭角、等角度又は
異なる角度に従ってセクター組立体の円周方向に対して
方向づけされた織物、プラスチック又は金属製のコード
又はケーブル又は薄板のプライで形成された単数又は複
数の補強層で形成されていてよく、これらのゴム引きさ
れたプライの数は、かくして形成される補強材の強度に
応じて異なる。同様にここで問題となるのは、プラスチ
ック複合材料プレートすなわち短繊維又は長繊維が中に
含まれているプラスチック材料層である。これらのプレ
ートは又、補強されていないプラスチック材料単独で又
は金属で構成されていてもよく、単独ででも又はコード
又はケーブルの普通のプライの補足として利用すること
もできる。
子午線方向ビードを補強する2つの子午線方向ビード
ワイヤは、隣接するセクターによって形成されたタイヤ
の子午線方向面又は半径方向面の中にあり、これらの子
午線方向面又は半径方向面は、タイヤの回転軸を含む平
面であり、2つの円周方向ビードワイヤは、セクターに
より形成されるタイヤの回転軸に対し垂直で赤道面に対
して平行な平面の中にある。子午線方向ビードワイヤ及
び円周方向ビードワイヤは互いに独立しておらず互いに
結合されている。
互いに円周方向に隣接しているセクターのサイドウォ
ール又はセクター間サイドウォールは単純な加硫ゴムで
構成されていてよい。好ましくは、これらは、その縁部
が子午線方向ビードワイヤに定着されるプライである不
伸長性のコード又はケーブルの少なくとも1つのプライ
でカーカス補強材によって補強されることになる。
このカーカス補強材は、その不伸長性のコード又はケ
ーブルが1つの子午線方向ビードワイヤから円周方向に
反対側の子午線方向ビードワイヤまで至る所定の断面形
状に従った線形をたどる補強材である。コード又はケー
ブルの組立体は、回転面ではない、子午線方向ビードワ
イヤと円周方向ビードワイヤの間に含まれる表面を完全
に網羅することができる。しかしカーカス補強材は部分
的なものであってもよく、この場合、コード又はケーブ
ルは、赤道面から等距離のところにあり円周方向ビード
ワイヤを含む面よりもこの赤道面に近いタイヤ赤道面に
平行な2つの面と子午線方向ビードワイヤの間に含まれ
る表面のみを網羅する。上述の2つの平面は有利にもト
レッドの単数又は複数の補強層の軸方向幅を構成する2
つの面となる。
カーカス補強材は、円周方向に1つのセクターを同一
の2つの部分に分離する子午線方向面において、タイヤ
の赤道面に対して45度以下の角度を成しながら1つのプ
ライから次のプライへと交差するコード又はケーブルを
有する2つのプライで形成されていてもよい。有利には
カーカス補強材は、単一のプライで形成されており、こ
の場合、コード又はケーブルはセクターの2つの子午線
方向ビードワイヤに対して垂直な平面内に含まれてい
る。この補強材を構成するコード又はケーブルは、好ま
しくは一定の高さで折返し部分を形成するような形で子
午線方向ビードワイヤのまわりに折り返しされている。
かくして補強されたタイヤセクターは、セクターの数
と同数の個別の適切なチューブを用いて個別に膨張させ
ることもできるし、或いはチューブを伴って又はチュー
ブ無しで全体として膨張させることができる。この後者
の場合、「チューブレス」と呼ばれセクター組立体が得
られることになり、このとき各セクターの内部は、タイ
ヤの膨張用気体を透過しないという特性をもつ加硫ゴム
層で被覆されている。
単一のチューブを用いて使用圧力に膨張されたセクタ
ー組立体の場合、このチューブは単純にトーラス(輪環
面)形であってよく、或いは円周方向に等距離の複数の
場所でコード、ケーブル、ビードワイヤ又は狭いプライ
の形の補強によって子午線方向方向に締めつけられたチ
ューブであってもよい。このような単一のチューブは円
周方向に連続していてよいが、不連続つまり両端が閉じ
ていてもよい。
セクターにより形成されたタイヤの回転軸とこの軸か
ら最も離れた1つのセクターの補強材の点の離隔距離を
Rsとし、同じ回転軸とこの軸から最も離れた子午線方向
ビードワイヤの点の離隔距離をRmとしたことを思い起こ
すと(図2a)、差Rs−Rmは好ましくは、チューブの使用
圧力での膨張のための利用の場合には、Rcをセクターの
円周方向ビードワイヤの半径として0.1(Rs−Rc)から
0.5(Rs−Rc)の間、又チューブ無しでセクター組立体
が膨張される場合には0.2(Rs−Rc)以上となる。これ
らの変形態様により、有利にも、最初のケースでは個々
のチューブの劣化をことごとく回避することによって、
又第2のケースでは2つの隣接するセクターに向かい合
った子午線方向ビードワイヤがゴム厚程度の誤差で接合
していることからセクターの気密性を可能にすることに
よって、セクターの優れた走行連続性が可能となる。チ
ューブ無しで膨張可能な組立体の場合、それぞれ2つの
隣接するセクターの子午線方向サイドウォールは、2つ
のセクターの接合部で0.3(Rs−Rc)以上の大きい高さ
(h)にわたって接触しており、ビードワイヤの子午線
方向部分に対し垂直に測定されたこの高さ(h)はセク
ターの子午線方向サイドウォール上でほぼ一定である。
子午線方向ビードワイヤは有利にも、引張り応力の下
で不伸長性であり、その平面内でつまりその平面内で及
ぼされた曲げモーメントの存在下で弱い曲げ剛性を示
す。
この弱い剛性により、有利にも互いに編組されたコー
ド又はケーブルの組立体又は複数の巻きを形成するべく
1本のコード又はケーブルを巻きつけて得られた組立体
で形成されることになるビードワイヤにとって有害な圧
縮及び伸長の内部応力を生じることなくビードワイヤの
子午線方向ビードワイヤの曲率を変えることが可能であ
る。円周方向のビードワイヤはというと、これらは好ま
しくは不伸長性であり、大きい曲げ剛性を示す。これら
の円周方向ビードワイヤは、円周方向端部が曲線又は折
り返されている状態で、棒鋼、鋼管又は狭幅帯鋼で形成
されていてよい。
2つの子午線方向ビードワイヤ及び2つの円周方向ビ
ードワイヤは単一のビードワイヤを形成することができ
る。このとき、このようなビードワイヤは、例えば、円
周方向部分を形成するための鋼管、棒鋼又は狭幅帯鋼の
一部分にわたるコード又はケーブルの編組、及び子午線
方向部分を形成するためだけの編組によって得られる。
このようなビードワイヤは同様に、コード又はケーブル
の複数の巻きを組合せ、管部分の内部に通過させるこ
と、又は円周方向の棒鋼又は狭幅帯鋼と組合わせてカラ
ーにより締めつけることによっても得られる。
好ましくは、円周方向ビードワイヤは、リム及びビー
ド以外の適切な手段によりしっかりと取付け用リムに結
合される。
2つの隣接するセクターの接合部が、小石又はさまざ
まな物体の進入に対する又はこの進入の結果に対する優
れた耐性を提供して組立体の気密性に有利に作用するよ
うにするため、互いに面する2つの隣接するセクターの
それぞれのサイドウォールには、一方についてはこのサ
イドウォール上に連続した曲線線形又は好ましくは波形
線形を示す溝が、又他方については向かい合ったサイド
ウォールの溝とかみ合うような形で対応する突出部が具
備されていることが有利である。
2つの隣接するセクターの間の接合つまり付着性は、
隣接するセクターの1つの子午線方向面上に、2mm以上
というわずかな厚みの自己加硫性つまり周囲温度で加硫
できるゴム質混合物の層を据えつけることによって、有
利にも改善できる。1つのセクターをそのすぐ隣のセク
ターからさらに容易に分離できるようにするため、この
層は、片端が見える状態で層の平面内にらせん状に配置
された鋼線によって有利にも補強されることになり、こ
のため、この鋼線の引張りにより、フランス特許出願FR
−A−2676679の中に記された原理に従ってセクター間
の混合物層を引裂することが可能となる。
このように利用されたゴム質混合物層は、セクターの
子午線方向面全体を被覆することもできるし、又はこの
面の一部分のみ特に1セクターのサイドウォール上に存
在する突出部又は溝の子午線方向面を被覆することもで
きる。
かくして実施されたセクターはモノブロックの単一リ
ム上に取りつけられる。セクターの操作を容易にし特に
その組立て及び分解を容易にするために、取付け用リム
は、軸方向内方に回転軸の方向に又は軸方向外方に延び
るリムフランジを有する。前者の場合、フランジはくり
抜き部の存在によって円周方向に不連続なものになって
おり、これらのくり抜き部は、リムフランジの軸方向内
側に設置されるビードワイヤである円周方向ビードワイ
ヤのまわりに構成されるビードの設置を可能にする。
好ましくは、既知の要領で、リムフランジは、カーカ
ス補強材及び付加的なプライが応力集中を生み出すこと
なくフランジ上に据えつけられるような形で丸味のある
外部輪郭を有する。
第2のケースすなわち半径方向外方に向けられたフラ
ンジをもつリムを利用する場合、2つのオプションが可
能である。第1のオプションは、全体に丸味を帯びたそ
の頂部がフランジの垂直壁の軸方向外側にあるようなフ
ランジを伴う認定規格を満たすリムの利用に関するもの
である。この場合、セクターの円周方向ビードの取付け
は、しっかりとした固定によるものである。第2のオプ
ションは、端部が軸方向内方に向けられた頂部を含むフ
ランジをもつリムの利用に関するものであり、このとき
これらの頂部はかくしてリムの支え面と共に、各セクタ
ーの適合された形状のビード取りつけ用はめ込み式溝を
形成している。
本発明の特徴、利点及び実施態様は、次のような図を
含む図面を参照しながら以下の記載を読むことにより、
さらに明確になることだろう: − 図1は、リム上に取りつけられたタイヤセクターで
形成された走行組立体を表わす。
− 図2aは、図1の線YYに沿った断面図の形で、単一の
ビードワイヤで補強されたビードを伴いタイヤを形成す
るセクターの1つを表わしている。
− 図2bは、図2aの線XXに沿った断面図の形で、リム上
にとりつけられていないタイヤのセクターの1つを表わ
している。
− 図3aは、図1の線YYに沿った断面図の形で、リムへ
のしっかりとした連結を可能にしている、「ステープ
ル」の形のビードワイヤの円周方向部分を伴うタイヤ形
成セクターを表わしている。
− 図3bは、図3aの線XXに沿った断面図の形で、リム上
にとりつけられていないタイヤセクターの1つを表わし
ている。
− 図4は、軸方向内部に丸味をもつフランジを有する
リム上に取りつけられたセクター3のビードの変形態様
を表わす。
− 図5aは、タイヤの赤道面内で見た形で、溝及び突出
部をもつサイドウォールを伴う隣接する2つの円周方向
セクターを表わす。
− 図5bは、セクターのサイドウォール上で見た同じ変
形態様を表わす。
− 図6は、図2a及び2bに従ったセクター組立体を収容
する目的をもつ取りつけ用リムを表わす。
− 図7aは、セクターの製造を目的とする製造用ドラム
をきわめて簡略的に表わす。
− 図7bは、断面AAに沿った図7aの図である。
− 図8は、各区分の内部に設置すべき個別のチューブ
を表わす。
図1では、通常土木工事用トラックの走行のために利
用されるタイヤである18.00R33というサイズのタイヤを
形成するため円周方向に隣接する18個のセクターSが上
に取りつけられたリムJの備わった車輪Rが示されてい
る。これらのセクターSは互いに独立しており、チュー
ブの数がセクター数に等しいため別々に膨張させること
ができ、個別に組立て、分解可能である。
本発明の第1の実施例においては、リム上の高さH、
子午線方向幅B、円周方向長さCの各セクターS(図2a
及び2b)は、2つの円周方向ビードワイヤ10と2つの子
午線方向ビードワイヤ11の接合の結果得られた単一のビ
ードワイヤ1を含んでいる。円周方向ビードワイヤ10
は、「パケット」と呼ばれる組立体を成す、加硫ゴム層
で各々被覆された複数の鋼線が中に配置され、端部12が
L字形に曲がった鋼管で構成されている。
鋼管はセクターSの取りつけのためリムJの中に作ら
れたくり抜き部33のそれぞれの2つの壁を分離する円周
方向距離l′以下の円周方向長さlを有する(図6)。
鋼線は延長されて、円周方向部分よりも剛性の低い子午
線方向ビードワイヤ11を形成する。
ビードワイヤ1の子午線方向ビード11は、不伸長性の
レーヨン製の織物ケーブルのプライ5の定着に役立つ。
これらのケーブルは、ビードワイヤ1の2つの子午線方
向部分11に対して垂直な平面の中にある。
プライ5の定着は、折返し部分51を形成して部分11の
まわりに前記プライを巻きつけることによって実施され
る。プライ5の半径方向内側には、破断荷重の10%に等
しい応力下で0.2%以下の相対的伸びを示す不伸長性の
鋼ケーブルの補強プライ4がある。このプライ4は、ビ
ードワイヤ1の部分10のレベルで測定したとき131.7mm
及び1に等しい幅Lをもつ。ここで描かれている変形態
様は、円周方向部分10のまわりに折返しされておらず、
プライ4の縁部41が間に挿入される2つの折返し部分70
及び71を呈するような形で部分10のまわりに巻つけられ
た金属ケーブル製の付加的なプライ7を用いて接着によ
って定着されている。プライ7の金属ケーブル7は、セ
クターSによって形成されたタイヤの円周方向に対して
45゜の角度を成して傾斜している。
不伸長性のすなわちその破断荷重の10%の下で0.2%
以下の伸びを示す金属ケーブルの2枚のプライ及び厚み
2mmの均等な鋼板で構成された補剛材つまりブレーシン
グ8が、補強材組立体を補完している。金属ケーブルは
円周方向と45゜の角度を成し、高い伸び弾性係数をもつ
圧延用混合物で被覆されている。この補剛材8は、円周
方向長さ1mmにつき420daNに等しい子午線方向曲げ剛性
を示す。
補強材組立体4、5、7、8は、溝9を含むトレッド
2、サイドウォールゴム40及び50、ビード保護ゴム6で
被覆されている。
簡略化された図2aの右側部分では、軸方向幅λの補剛
材8と補強材4の子午線方向断面形状の間の交差点Aに
おいて、補剛材4のこの子午線方向断面形状に対する接
線Tは、Aを通る組立体の回転軸に対する平行線と、 といった角度(φ)を成す。なお式中、RAとREはそれ
ぞれ図2で示した通り、点A及び赤道面XX′の線形から
軸方向に最も遠くにある補強材4の点Eの半径である。
図2a及び2bに示した上述のような第1の実施例のセク
ターSの取付け用リムJは概略的に(図6)ディスク
D、リム底面30、支え面31及びフランジ32を含み、これ
らのフランジ32は、円周方向に不連続であるという特徴
を有する。くり抜き部33は以下のようなサイズをもつ:
奥行きaはリムフランジの軸方向幅に等しく50mmであ
り、つまりこれはdをリム支え面の直径として0.06dに
ほぼ等しい;円周方向幅bは28mm、つまりほぼ0.035dに
等しい;リムフランジの高さhは50mmに等しい。
タイヤ及びその回転軸の方に向けられたフランジをも
つリムからなる組立体に比べると、連結が逆転したセク
ターが得られ、ビードワイヤ10により補強されたセクタ
ーSの円周方向ビードは半径方向内側からリムJの支え
面31上に据えつけられるようになっている、と言うこと
ができる。
図3a及び3b上に表わされたタイヤセクターSは、図2a
及び2bに表わされているものに比べ、セクターのビード
を補強するビードワイヤの構成のみが根本的に異なって
いるにすぎない。円周方向ビードワイヤ10は、半径方向
内側に折返された黄銅メッキを受けた鋼管又は狭幅帯鋼
101で構成され、折返し部分102はそれ自体帯鋼が円筒形
直線部分103で終端するような形でL字形に曲げられて
いる。これらの部分103はネジ切りされており、ナット3
4を用いてセクターSを取りつけ用リム上へしっかりと
固定することを可能にしている。
図3a及び3bに示した上述のような第2の実施例のセク
ターSを収容するためのリムJの方はというと、そのフ
ランジ32はリム底面30及び支え面31から半径方向外側
(図3a)つまり通常のリムの場合と同様に存在する、し
かしながら支え面31には、円周方向ビードワイヤ10に相
応するネジ切りされたロッド103つまり「ステープル」
の通過のためのオリフィス33があいている。ナット34
は、単純でありながら頑丈な固定を可能にする。
図4に示されている第3の実施例は、リムJに対する
連結システム及びリムJ自体によって、前述の態様と異
なっている。連結システムは、円周方向部分10と子午線
方向部分11を含むビードワイヤを含んでいる。円周方向
部分10には2つの円形ビードワイヤ部分10′が付加さ
れ、カラー10″によって円周方向部分10に固定された状
態に維持されている。このシステムのまわりには、折返
し部分41を形成するため補強材4が折返されている。こ
のような連結システムにより、内方に向かってつまり軸
XX′の方に向かって丸味を帯びたフランジ32及びリムの
支え面31によって形成されているリムJの連結用溝Rの
中へビード6をはめ合わせることが可能になっている。
図5aには、互いに向い合う隣接する2つのセクターS
の2つのサイドウォール50が見られる。そのうちの一方
は、サイドウォール上で見たとき(図5b)その線形が、
曲線である平均軸ZZをもつ正弦曲線であるような1本の
溝52を備えている。もう一方のサイドウォールには、相
向い合うサイドウォール上の溝52と同じサイドウォール
上の線形を示ししかも溝52内に応力無く完全にはめ合う
ような寸法をもつ突出部52が具備されている。溝と突出
部は、セクター間のサイドウォールの上部部分において
しか表わされていないが、これらのサイドウォールの側
方部分内でこれらを延長できるということは明白であ
る。
図7aは、単一のビードワイヤ1の備わったセクターの
製造を目的とする製造用ドラムTをきわめて概略的に示
している。この円筒形ドラムは、円形ではなくセクター
Sのビードワイヤ1の形に適合させた形態をもつドラム
上へのビードワイヤ1の据えつけと締めつけを目的とす
る切込みGを備えているという特徴をもつ。これらの切
込みはウィンドウFをとり囲み、このウィンドウの中に
は変形可能な膜Mがある(図7b)。この膜Mはそれ自
体、成形圧力の作用下で補強材つまり場合によってはド
ラムT上に最初に設置されたカーカス補強材に対し望ま
しい形態を付与するような形で補強されていてよい。膜
Mは同様に、成形圧力と膜の半径方向内側にある金属サ
ポートの組合せ作用によって変形することができる。
一例として示されたタイヤセクターを製造するための
方法は、以下で簡単に記載する製造用ドラムの上にビー
ド保護ゴム、場合によっては付加的プライ7、場合によ
ってはケーブル補強材5、必要な充てん用ゴムを置くこ
とそして次にかくして構成された組立体を成形すること
から成る。このとき半径方向ケーブル補強材4は、付加
的プライ7のビードワイヤ1のまわりでの折返しの前に
設置される。その後、サイドウォールゴム、トレッド9
の単数又は複数の補強層8を設置することによってセク
ターが完成する。このように製造されたブランクは、次
に適合させられた形の焼成金型の中で加硫される。
考えられる第2のセクターSの製造技術は、スペーサ
が備わった又は備わっていない硬質コアを利用し、この
硬質コア上に補強プライ4の補強要素及びカーカス補強
材5の補強要素を配置することから成り、これらのプラ
イ又は補強材にはそれぞれのビードワイヤが具備されて
いる。このコアは、適合された金型の中に置かれ、この
金型の閉鎖によりゴム質材料の射出が可能となる。
タイヤを形成するセクターの膨張のために必要なチュ
ーブCはというと、これらのセクターの内側に膨張用空
気を通過させない特性をもつ加硫ゴム層が具備されてい
ない場合、その形状(図8)はセクターSの内部形状と
ほぼ同等である。これらのチューブには、取付け用リム
Jと接触するようになっているその平坦面P上に1つの
バルブVが具備されている。これらのチューブは回転成
形(rotomoulage)により、すなわち中空金型の内部に
三軸に沿って同時に回転させることによって高温でポリ
ウレタンなどのエラストマを分布させて加硫を行なうこ
とによって製造される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レ ガル アルマン フランス国 エフ―63000 クレルモン フェラン リュー デュ ラサート ドゥジェーム アンパッス(番地なし) (72)発明者 ポンピエール ジャン ピエール フランス国 エフ―63530 ヴォルヴィ ック アンヴァール (番地なし) (72)発明者 レモン ミシェル フランス国 エフ―63200 リオン ア ベニュー コマンダン マデリーヌ 68 (56)参考文献 特開 昭50−103003(JP,A) 特開 昭53−106766(JP,A) 米国特許2680464(US,A) 米国特許4153094(US,A) 特許9745(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60C 5/18 - 5/24 B60C 15/00 - 15/02

Claims (25)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形に連続したベースをもつ適合されたリ
    ム(J)上に取りつけられたときに円周方向に隣接し取
    り外し可能で膨張できる複数のタイヤセクター(S)で
    構成されているタイヤであって、各セクター(S)は4
    つのサイドウォール(40,50)に結合されたトレッド
    (2)を含んでおり、これらのサイドウォールのうちの
    2つ(50)は、隣のセクター(S)のサイドウォール
    (50)に対し円周方向に隣接しているタイヤにおいて、
    これらのサイドウォール(50)及び(40)はそれぞれ、
    取付け用リム(J)と接触せず子午線方向ビードワイヤ
    (11)によって補強された子午線方向ビードによって、
    及びリム(J)上のセクター(S)の取りつけを確実に
    行ない子午線方向ビードワイヤ(11)に結合された円周
    方向ビードワイヤ(10)により補強された円周方向ビー
    ドによって終端しており、ここでこれらのビードワイヤ
    (10)には不伸長性のコード又はケーブルの少なくとも
    1つの補強材(4)が定着されており、この補強材
    (4)はトレッド(2)の少なくとも1つの補剛材
    (8)に半径方向に並置されていることを特徴とするタ
    イヤ。
  2. 【請求項2】補強材(4)が少なくとも1つのラジアル
    コード又はケーブルのプライで構成されていることを特
    徴とする、請求の範囲第1項に記載のタイヤ。
  3. 【請求項3】補強材(4)が、各プライ内では互いに平
    行で1つのプライから次のプライへと交差する少なくと
    も2つのコード又はケーブルプライで構成されているこ
    とを特徴とする、請求の範囲第1項に記載のタイヤ。
  4. 【請求項4】セクター(S)はリム上に取りつけられそ
    の使用圧力まで膨張させられているため、補強材(4)
    の子午線方向断面形状は、前記補剛材(8)の軸方向端
    部に対応する点である、トレッド(2)の補剛材(8)
    の子午線方向断面形状とその交差点(A)において、 RAを回転軸に対して測定した点(A)の半径とし、 REを赤道面(XX')から軸方向に最も遠くはなれた補強
    材(4)の子午線方向断面形状の点(E)の半径とし、
    λは高い子午線方向曲げ剛性の備わった補強材である補
    剛材(8)の幅として、 であるような角度(φ)をタイヤの回転軸と成してい
    る接線を呈していることを特徴とする、請求の範囲第1
    項に記載のタイヤ。
  5. 【請求項5】子午線方向ビードワイヤ(11)に対して
    は、2つの子午線方向ビードワイヤ(11)に対し垂直な
    平面内に含まれ、不伸長性のコード又はケーブルの少な
    くとも1つのプライ(5)で形成されたカーカス補強材
    2つの縁部(51)が定着されていることを特徴とする、
    請求の範囲第1項乃至4項のいずれか1項に記載のタイ
    ヤ。
  6. 【請求項6】子午線方向ビードワイヤ(11)のまわりに
    は、タイヤの赤道面に対して最高45度に等しい角度を成
    しながら1つのプライから次のプライへ交差した不伸長
    性のコード又はケーブルの2つのプライ(5)で形成さ
    れているカーカス補強材の縁部(51)が折り返されてい
    ることを特徴とする、請求の範囲第1項乃至第4項のい
    ずれか1項に記載のタイヤ。
  7. 【請求項7】カーカス補強材(5)が、トレッド(2)
    の補剛材(8)の軸方向幅を構成する赤道面に対し平行
    な2つの平面と2つの子午線方向ビードワイヤ(11)の
    間に含まれた表面のみを覆うことを特徴とする、請求の
    範囲第5項乃至第6項のいずれか1項に記載のタイヤ。
  8. 【請求項8】カーカス補強材(5)の折返し部分(51)
    が子午線上で一定の高さを有することを特徴とする、請
    求の範囲第6項乃至第7項のいずれか1項に記載のタイ
    ヤ。
  9. 【請求項9】カーカス補強材(5)が、セクターの頂部
    で、単数又は複数の補強用プライ(4)の半径方向外側
    に配置されていることを特徴とする、請求の範囲第5項
    乃至第8項のいずれか1項に記載のタイヤ。
  10. 【請求項10】子午線方向ビードワイヤ(11)が引張り
    応力下で不伸長性であり、その平面内で低い曲げ剛性を
    有し、互いに編組されたコード又はケーブルの組立体又
    は複数の巻きを形成するべくコード又はケーブルの巻付
    けにより得られた組立体によって形成されていることを
    特徴とする、請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1
    項に記載のタイヤ。
  11. 【請求項11】円周方向ビードワイヤ(10)は大きな曲
    げ剛性を示し、棒鋼、鋼管又は狭幅帯鋼で形成されてい
    ることを特徴とする、請求の範囲第1項乃至第9項のい
    ずれか1項に記載のタイヤ。
  12. 【請求項12】各セクター(S)内で、ビードワイヤの
    円周方向ビードワイヤ(10)及び子午線方向ビードワイ
    ヤ(11)が単一のビードワイヤであることを特徴とす
    る、請求の範囲第1項乃至第11項のいずれか1項に記載
    のタイヤ。
  13. 【請求項13】各々の円周方向ビードワイヤ(10)が、
    ネジ切りされた2つの円筒形部分(103)を形成するた
    めそれ自体垂直にL字形に曲げられた2つの折返し部分
    (102)を形成するべく半径方向内側に折返された中空
    鋼管、棒鋼又は狭幅帯鋼(101)であることを特徴とす
    る、請求の範囲第1項乃至第9項のいずれか1項に記載
    のタイヤ。
  14. 【請求項14】各セクター(S)の内側には膨張用空気
    を透過させない加硫ゴムが備わっており、このためチュ
    ーブ無しでタイヤを使用することが可能であることを特
    徴とする、請求の範囲第1項乃至第13項のいずれか1項
    に記載のタイヤ。
  15. 【請求項15】隣接する円周方向セクター(S)が単一
    のチューブによってその使用圧力に膨張されていること
    を特徴とする、請求の範囲第1項乃至第13項のいずれか
    1項に記載のタイヤ。
  16. 【請求項16】各セクター(S)は、適合された形状の
    個別のチューブ(C)を用いて、その使用圧力まで膨張
    させられていることを特徴とする、請求の範囲第1項乃
    至第13項に記載のタイヤ。
  17. 【請求項17】セクター(S)によって形成されたタイ
    ヤの赤道面レベルで、タイヤの回転軸とそれから最も遠
    く離れた補強材(4)の点の離隔距離(Rs)と、同じ軸
    から最も離れた子午線方向ビードワイヤ(11)の点とこ
    の軸の離隔距離(Rm)の間の差が、ビードワイヤの円周
    方向部分(10)の半径をRcとして0.2(Rs−Rc)以上で
    あり、それぞれ2つの隣接するセクターの子午線方向サ
    イドウォールは少なくとも0.3(Rs−Rc)に等しい高さ
    (h)にわたり接触していることを特徴とする、請求の
    範囲第14項に記載のタイヤ。
  18. 【請求項18】セクター(S)によって形成されたタイ
    ヤの赤道面レベルで、タイヤの回転軸とそれから最も遠
    く離れた補強材(4)の点の離隔距離(Rs)と、同じ軸
    から最も遠く離れた子午線方向ビードワイヤ(11)の点
    とこの軸の離隔距離(Rm)の間の差が、ビードワイヤの
    円周方向部分(10)の半径をRcとして0.2(Rs−Rc)と
    0.5(Rs−Rc)の間に含まれることを特徴とする、請求
    の範囲第15項又は第16項のいずれか1項に記載のタイ
    ヤ。
  19. 【請求項19】互いに向い合った円周方向に隣接する2
    つのセクター(S)のサイドウォールには、一方は溝
    (52)、もう一方はこの溝(52)内にはめ合うことので
    きる対応する突出部(53)が具備されていることを特徴
    とする、請求の範囲第1項乃至第18項のいずれか1項に
    記載のタイヤ。
  20. 【請求項20】溝(52)及び突出部(13)が曲線の線形
    を有することを特徴とする、請求の範囲第19項に記載の
    タイヤ。
  21. 【請求項21】溝(52)及び突出部(13)が波形又はジ
    グザグの線形をもち、これらの線形の平均軸は曲線をな
    すことを特徴とする、請求の範囲第19項に記載のタイ
    ヤ。
  22. 【請求項22】各セクターのサイドウォールの1つに、
    目に見える片端を有し層の平面内にらせん状に配置され
    た鋼線で補強された薄い自己加硫性ゴム質混合物層が具
    備されていることを特徴とする、請求の範囲第1項乃至
    第21項のいずれか1項に記載のタイヤ。
  23. 【請求項23】請求の範囲第1項乃至第12項のいずれか
    1項に記載のセクター(S)式タイヤとリム(J)から
    成る組立体において、リム(J)には、半径方向内方に
    向けられくり抜き部(33)によって円周方向に不連続に
    されたフランジ(32)のリム底面(30)が具備されてい
    ること及び、各セクター(S)には、半径方向に内側で
    リム(J)の支え面(31)によって支持されている円周
    方向ビード(6)が具備されていることを特徴とする組
    立体。
  24. 【請求項24】請求の範囲第1項乃至第12項のいずれか
    1項に記載のセクター(S)式タイヤとリム(J)から
    成る組立体において、リム(J)には、同様にいわゆる
    はめ込み用溝(R)をリム支持面(31)と共に形成する
    軸方向内方へ向いた端部(320)を有する頂部をもつフ
    ランジ(32)のリム底面(30)が具備されていること及
    び、各セクター(S)には溝(R)とはめ合うように適
    合された形の円周方向ビード(6)が具備されているこ
    とを特徴とする組立体。
  25. 【請求項25】請求の範囲第13項に記載のセクター
    (S)式タイヤとリム(J)から成る組立体において、
    リム(J)には、リム底面(30)、軸方向外方に向いた
    頂部(320)を伴う半径方向外方に向いたフランジ(3
    2)、及び各セクター(S)の円周方向ビードワイヤ(1
    0)のネジ切りされたロッド(103)を通過させかくして
    ナット(34)を用いてビードをリム(J)にしっかり固
    定できるようにするためのオリフィス(33)があいた支
    え面(31)が具備されていることを特徴とする組立体。
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AU3498593A (en) 1993-09-13

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