JP3430209B2 - トマトの栽培方法 - Google Patents

トマトの栽培方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトマトの栽培方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は先に特公平3─4170号に
記載されているように、地力の無い培地に作物を発芽又
は定植させた後、水と窒素肥料を断ち、作物が萎れ始め
たら慣行(清耕法)の約1/10〜1/100の小量の
水と窒素肥料を与え、水と窒素肥料の断絶と施与を繰り
返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成
させてビタミンCの高い植物を栽培する方法を発明し、
特許された(特許第1651468号)。同様の栽培段
階を用いた栽培方法として、本発明者は「高ミネラル植
物の栽培方法」(特公昭3─4168号)及び「しゅう
酸の少ない植物の栽培方法」(特公昭3─4169号)
の発明を考案し、夫々特許第1651466号及び特許
第1651467号として特許されている。本発明で
「地力の無い」とは、特公平3─4170号に記されて
いると同様に、EC(土壌塩類濃度の指標となる電気伝
導度(単位ムオー=Ω−1 、現在の単位はジーメンス=
S/cmで示す)で表わされる土壌塩類濃度が600m
S/cmより小、通常10〜500mS/cmであるこ
とを意味する。
【0003】従来、トマトに特公平3─4170号の栽
培方法を用いて、糖度の高いトマトを得ている。然しな
がら、トマトの栽培では、樹勢維持(収量の確保)の為
に水や肥料を過度に施用し、その結果、品質低下を招い
ている。この傾向は特に8段以上の長期栽培の場合に著
しい。従来は段数が多くなると、例えば図1Bに示すよ
うに、茎を横に這わしたり、収穫の終った茎を巻いたり
していた。
【0004】また、夏場の高温期にハウス上部の温度が
上昇し、花の着果不良、果実の所謂「焼け」が発生し、
この影響により出荷量が減少し、品質が低下していた。
さらに、ハウス上部の温度上昇を防止する為、ハウスの
高さを場所によっては4〜6mもの高さにしているが、
台風や強風に耐える必要上、建設費用が高価になってい
る。さらに、根と茎の先端との間の距離が長くなること
と、引力による栄養導管の損失水頭が多くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述の特公平
3─4170号の栽培方法をさらに改善して、さらに優
れた品質のトマトを多量に生産し、出荷することを目的
とする。また本発明は、水と肥料の過度の施用を防止し
て、低廉な栽培方法を提供することを目的とする。また
本発明は、ハウスの高さを低くしてハウスの建設費用を
低廉とすることを目的とする。また本発明は、栽培が8
段以上の長期間に亘る場合にも、優れた品質のトマトを
大量に生産し、出荷することを目的とする。これ等の目
的は、本発明により達成される。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は(1)地力の無
い培地を雨水及び大地から遮断し、(2)作物を発芽又
は定植させ、(3)発芽又は定植後に水と窒素肥料を断
ち、(4)作物が萎れ始めたら慣行(清耕法)の約1/
10〜1/100の小量の水及び肥料を与え、(5)
(3)と(4)の作業を繰り返して地表面付近に吸水力
と吸肥力の強い断食根を生成させる植物の栽培方法にお
いて、(6)茎が支持体の頂点から約30cmほど長く
成長したときに、茎を支持体の頂上部でこれまでの茎の
成長方向とは略々反対方向に放物線状に曲げて成長点を
下へ向けて茎を下垂させて成長させ、(7)花房の枝ご
とに左又は右に約90〜120度捻って枝の表面組織に
僅かに損傷を与えることを特徴とするトマトの栽培方法
である。
【0007】本発明の栽培法は、茎の成長方向が上向き
となった後下向きとなる。本発明の好適な一実施例にお
いては、トマトは花房を畝間の通路側に向くように定植
する。本発明の好適な一実施例においては、茎を曲げた
後、収穫の終了した部分の花房までの本葉を摘除する。
本発明の好適な一実施例においては、茎を放物線状に曲
げた後、10〜30段の段数を得た時点で、先端の花房
の先の本葉2枚を残して、成長点を摘芯する。本発明の
好適な一実施例においては、株元から3〜4段まで収穫
しながら摘葉して、株元の環境条件を整える。
【0008】
【作用】茎の高さが高いほど主枝上位に吸い上げる流量
は減少し、樹勢が低下し、また高温の空気の影響を受け
る結果、着果不良、果実の焼けを起こし易いが、茎を支
持体の頂上部で放物線状に曲げて下垂させて成長点を下
へ向けると、茎の先端への流れが重力により促進され
て、主枝上部への液の流れも促進されるので、樹勢維持
につながり、茎、葉及び果実の内部温度の上昇を低減で
き、その結果、着果不良、果実の焼けが減少し、生産量
が増加し出荷率が向上する。また、下垂すれば下垂した
ほど茎の先端や果実への養分の流れが増加し、先端に行
った養分が株元へ戻るのを減少させ、果実に養分が多量
に蓄えられる。その結果、樹勢維持の為に施用する水や
肥料が減るが、果実のサイズが増大する。下垂した茎の
部分は節間距離が短かくなり、果実数が多くなる。
【0009】花房の枝ごとに左又は右に約90〜120
度捻ると、枝の表面組織が僅かに損傷される。枝の導管
を通る養液の流れは妨げられないが、枝の表面に近い篩
管を通る養液の流れは若干妨げられるので、養分が株元
へ戻る流れが減少し、この面からも果実に養分が多量に
蓄えられる。糖度等の品質は向上する。下垂した花房は
葉からの蒸散によりまたハウスの下方部分ほど温度が下
がり、適温状態になって、果実が確実に着果し正常に着
色する。適温状態になる結果、晩秋のハウス上部からの
降霜の被害も軽減される。
【0010】トマトは一本の畝に直線状に植えても良い
(図3のA部分参照)が、一本の畝に2条直線状又はち
どり状に植えても良い(図3のC部分参照)。採光性を
良くし、手入れと収穫を容易とし、糖度を高める為に、
直線状とちどり状の何れかを現地の状況に応じて選択す
る。トマトは花房を畝間の通路側に向くように定植する
と、採光性と受粉と品質の観点から好ましい。
【0011】茎を曲げた後、収穫の終了した部分の花房
までの本葉を摘除すると、採光性が良くなり、受粉作業
と摘果作業が容易となり、糖度が高まる。茎を放物線状
に曲げた後、10〜30段の段数が得られた時点で、先
端の花房の先の本葉2枚を残して成長点を摘芯すると、
それ以上成長しないので、栄養が無駄にならず、果実の
品質が良くなる。
【0012】栽培高さが低くなるのでハウスの建設費を
著しく低廉とすることができる。株元から3〜4段まで
収穫しながら摘葉すると、通気性が良くなり、病虫害が
減少する。本発明は従来の直立栽培法に比べ、8段以上
の長期栽培の場合に特に有利である。これは従来の直立
栽培法では品質、着果率、サイズ、収量、製品率、出荷
量が低下する一方、灌水量と施肥量が多くなる為であ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例についてさらに詳細に
説明する。
【実施例1】この実施例では支持体高さがどの位が適当
か、また、栽培段数が何段で終了するか、栽培前には不
明だったことと、従来のハウス高さが高いので別途に建
設するとハウス建設費が高くなることとから、従来のハ
ウスを用いて比較栽培した。佐賀県川副町でマルトマト
を栽培した。
【0014】6.0m間口で高さ3.8mのハウス内
に、図2に示すようにφ19mm直管を組み立てゝ高さ
1.6mの支持体を構成した。この支持体を用い、特公
平3──4170号の栽培方法を実施した。マルトマト
の苗の定植にあたっては、図3のC部分に示すように一
本の畝に2条植えでちどり状に、株間45cmで、22
00株/10aの株数で、果実への採光性を良くし、収
穫を容易とする目的の下に、花房が通路側へ向くように
定植を行なった。
【0015】栽培段数が8段となって茎が支持体の頂点
に達し、9段目の茎が支持体から約25〜35cmほど
成長したときに、支持体の頂点部分の茎を、これまでの
茎の成長方向とは反対方向に約135度位の角度で放物
線状に曲げた。曲げは果実への採光性を良くするよう
に、花房が通路側に向くように行なった。茎は茎、葉及
び果実の重さで下垂した。
【0016】下垂した茎の花房の枝ごとに、枝を左又は
右に約90〜120度捻って、微かにポキと音がする位
の損傷を枝の表面組織に与えた。曲げた後、収穫の終了
した部分の花房までの本葉を摘葉して採光性を高めた。
株元から3〜4段まで収穫しながら摘葉して、株元の通
気性を良くした。栽培を栽培段数16段まで行なった。
【0017】全灌水量は17t/10aであり、全施肥
量は10aあたりN成分が5.4kg、P成分が5.4
kg、K成分が5.4kgであった。比較の為、同じハ
ウス内の対照区で、株間45cmで、従来の直立1本栽
培法により支柱として長さ1.8mの誘引紐を培地表面
付近まで吊り下げて、特公平3─4170号の栽培方法
によりマルトマトを栽培した。8段まで成長した時点で
支柱の頂点に達したので、成育を断念した。
【0018】対照区の全灌水量は28t/10aであ
り、全施肥量は10aあたりN成分が9.0kg、P成
分が9.0kg、K成分が9.0kgであった。本発明
の栽培区は糖度7以上のトマトが約60%と品質が良く
なり、サイズがM、Lと安定し、16段で16t/10
aと驚異的な収量を挙げることができた。対照区の収量
は8t/10aであった。出荷期間は対照区に比べ約2
倍以上であった。本発明区の全灌水量と全施肥量は対照
区の約60%であり、低廉にトマトを栽培することがで
きた。また、支持体の高さが低いので、ハウスを別個に
建設する場合は、建設費を著しく低廉とすることができ
る。
【0019】
【実施例2】実施例1と同様にして、沖縄県名護市で
5.4m間口で高さ2.7mのハウス内で、高さ0.7
2mの支持体を用いてファーストトマトを栽培した。こ
の例では屋根が低いことと、トマトの重みの為、3段目
から下向きに下垂させて成長させて栽培を行なった。全
灌水量は14t/10aであり、全施肥量は10aあた
りN成分が5.9kg、P成分が5.9kg、K成分が
5.9kgであった。
【0020】比較の為、同じハウス内の対照区で、株間
45cmで、従来の直立1本栽培法で高さ1.5mの支
柱を用いて、特公平3─4170号の栽培方法を実施し
た。対照区の全灌水量は21t/10aであり、全施肥
量は10aあたりN成分が9.0kg、P成分が9.0
kg、K成分が9.0kgであった。結果は次の表1に
示す通りであった。
【0021】
【表1】 収量は本発明区が13.5t/10aであるのに対して
対照区は7.5t/10aであり、出荷量は本発明区が
12.6t/10aであるのに対して対照区は4.4t
/10aであった。表1から明らかな様に、本発明の栽
培区はトマトの着果率と糖度が高く、サイズと収量が大
きく、焼け等による障害が少なく、糖度7以上の高品質
のトマトの出荷率が高かった。
【0022】本発明区は下垂型果房に著しく多数が着果
し、良く肥大した。一つの果房に16果が着果し、サイ
ズが3Lから5Lに肥大し、糖度8〜9を達成した。本
発明区は対照区に比べ全灌水量と全施肥量は夫々約65
%となって、低廉にトマトを栽培することができた。ま
た、支持体の高さが低いので、ハウスを別個に建設する
場合は、建設費を著しく低廉とすることができる。
【0023】
【実施例3】この実施例では栽培段数が何段になるか栽
培前には不明だったことと、従来のハウスの高さが高い
ので別途に建設するとハウス建設費が高額になることか
ら、従来のハウスを用いて比較栽培した。実施例1と同
様にして、大分県安岐町で6.0m間口で高さ3.8m
のハウス内で、高さ1.6mの支持体を用いてミニトマ
トを栽培した。
【0024】この例では13段目から下向きに下垂させ
て成長させた。全灌水量は29t/10aであり、全施
肥量は10aあたりN成分が15.4kg、P成分が1
5.4kg、K成分が15.4kgであった。比較の
為、同じハウス内の対照区で、従来の直立1本栽培法で
高さ1.7mの支柱を用いて、特公平3─4170号の
栽培方法でミニトマトを栽培した。対照区の全灌水量は
42t/10aであり、全施肥量は10aあたりN成分
が22.0kg、P成分が22.0kg、K成分が2
2.0kgであった。
【0025】結果は次の表2に示す通りであった。
【表2】
【0026】初夏の急激な温度上昇を軽減し、焼けが少
なくなり、サイズが大きくなり、糖度8度以上のものが
99%と品質が向上し、収量が増加し、高品質のトマト
の出荷量も増大した。収量は本発明区が12.2t/1
0aであるのに対して対照区は8.3t/10aであ
り、高品質のトマトの出荷量は本発明区が12.1t/
10aであるのに対して対照区は7.7t/10aであ
った。本発明区は対照区に比べ全灌水量と全施肥量は夫
々約70%となって、低廉にトマトを栽培することがで
きた。また、支持体の高さが低いので、ハウスを別個に
建設する場合は、建設費を遙かに低廉とすることができ
る。
【0027】
【実施例4】実施例1と同様にして、北海道士別市で
6.0m間口で高さ3.2mのハウス内で、高さ1.2
mの支持体を用いてマルトマトを栽培した。この例では
7段目から下向きに下垂させて成長させた。全灌水量は
25t/10aであり、全施肥量は10aあたりN成分
が10.5kg、P成分が10.5kg、K成分が1
0.5kgであった。比較の為、同じハウス内の対照区
で、従来の直立1本栽培法で高さ1.7mの支柱を用い
て、特公平3─4170号の栽培方法でマルトマトを栽
培した。対照区の全灌水量は35t/10aであり、全
施肥量は10aあたりN成分が15.0kg、P成分が
15.0kg、K成分が15.0kgであった。
【0028】結果は次の表3に示す通りであった。
【表3】
【0029】表3から明らかな様に、本発明の栽培区は
対照区に比べトマトの糖度が高く、着果率が安定し、サ
イズが大きく、焼け等の障害率が低かった。収量は本発
明区が8.8t/10aであるのに対し、対照区は6.
1t/10aであり、高品質のトマトの出荷量は本発明
区が7.3t/10aであるのに対し、対照区は4.5
t/10aであった。本発明区は対照区に比べ全灌水量
と全施肥量は夫々約70%となって、低廉にトマトを栽
培することができた。また、支持体の高さが低いので、
ハウスを別個に建設する場合は、建設費を著しく低廉と
することができる。
【0030】
【実施例5】実施例1と同様にして、北海道士別市の他
の農場で6.0m間口で高さ3.2mのハウス内で、高
さ1.2mの支持体を用いてマルトマトを栽培した。こ
の例では7段目から下向きに下垂させて成長させた。全
灌水量は25t/10aであり、全施肥量は10aあた
りN成分が10.5kg、P成分が10.5kg、K成
分が10.5kgであった。比較の為、同じハウス内の
対照区で、従来の直立1本栽培法で高さ1.7mの支柱
を用いて、特公平3─4170号の栽培方法でマルトマ
トを栽培した。対照区の全灌水量は35t/10aであ
り、全施肥量は10aあたりN成分が15.0kg、P
成分が15.0kg、K成分が15.0kgであった。
【0031】結果は次の表4に示す通りであった。
【表4】
【0032】表4から明らかな様に、本発明の栽培区は
トマトの糖度が高く、着果率が安定し、サイズが大き
く、焼け等の障害率が低かった。収量は本発明区が1
0.8t/10aであるのに対して対照区は7.2t/
10aであり、高品質のトマトの出荷量は本発明区が
9.1t/10aであるのに対して対照区は5.5t/
10aであった。本発明区は対照区に比べ全灌水量と全
施肥量は夫々70%となって、低廉にトマトを栽培する
ことができた。また、支持体の高さが低いので、ハウス
を別個に建設する場合は、建設費を著しく低廉とするこ
とができる。
【0033】
【表5】
【0034】
【発明の効果】かくて本発明によれば、花の着果不良と
果実の焼けを防止し、優れた品質のトマトを大量に生産
し、出荷することができる。また、本発明によれば、水
と肥料の過度の施用を防止して、低廉に栽培することが
できる。また、本発明によれば、長期間に亘って優れた
品質のトマトを大量に生産し、出荷することができる。
また、本発明によれば、ハウスの高さを著しく低減し
て、低廉にハウスを建設することができる。
【0035】以上本発明を特定の例及び数値につき説明
したが、本発明はこれ等の例及び数値にのみ限定される
ものではなく、本発明の広範な精神と視野を逸脱するこ
となく種々の変更と修整を為し得ること勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは従来の直立一本栽培法に特公平3−417
0号の栽培方法を用いた状態を示す線図的斜視図、Bは
その一部分を示す側面図
【図2】マルトマトの長段栽培に用いる0.6m足幅で
高さ1.6mの支持体の一例を示す斜視図
【図3】その頂上部でトマトの茎を放物線状に曲げた状
態を示す斜視図
【図4】ミディトマト及びミニトマトの栽培に用いる
0.7m足幅で高さ1.6mの支持体の一例を示す斜視
【図5】その頂上部でトマトの茎を放物線状に曲げた状
態を示す斜視図
【図6】5.4m間口で高さ2.7mのハウス内の高さ
1.5mの長段支持体の配置の一例を示す側面図
【図7】6.0m間口で高さ3.2mのハウス内の高さ
1.6mの長段支持体の配置の一例を示す側面図
【図8】マルトマトの栽培に用いる0.6m足幅で高さ
1.4mの中段支持体の一例を示す斜視図
【図9】その頂上部でトマトの茎を放物線状に曲げた状
態を示す斜視図
【図10】3.6m間口で高さ2.2mのハウス内の
0.6m足幅で高さ1.4mの中段支持体の配置の一例
を示す側面図
【図11】マルトマトの低段栽培に用いる0.6m足幅
で高さ0.72mの支持体の一例を示す斜視図
【図12】その頂上部でトマトの茎を放物線状に曲げた
状態を示す斜視図
【図13】トマトを2条ちどり状に植える場合を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
A:2条植えで茎を前側から裏側へ曲げた状態 B:2条植えで茎を裏側から前側へ曲げた状態 C:2条植えで前側と裏側の茎を互い違いに曲げた状態
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01G 1/00 301 A01G 9/12

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)地力の無い培地を雨水及び大地から
    遮断し、(2)作物を発芽又は定植させ、(3)発芽又
    は定植後に水と窒素肥料を断ち、(4)作物が萎れ始め
    たら慣行(清耕法)の約1/10〜1/100の小量の
    水及び肥料を与え、(5)(3)と(4)の作業を繰り
    返して地表面付近に吸水力と吸肥力の強い断食根を生成
    させる植物の栽培方法において、(6)茎が支持体の頂
    点から約30cmほど長く成長したときに、茎を支持体
    の頂上部でこれまでの茎の成長方向とは略々反対方向に
    放物線状に曲げて成長点を下へ向けて茎を下垂させて成
    長させ、(7)花房の枝ごとに左又は右に約90〜12
    0度捻って枝の表面組織に僅かに損傷を与えることを特
    徴とするトマトの栽培方法。
  2. 【請求項2】花房が通路側に向くように定植する請求項
    1の栽培方法。
  3. 【請求項3】茎を支持体の頂上部で放物線状に曲げた
    後、収穫の終了した部分の花房までの本葉を摘除する請
    求項1の栽培方法。
  4. 【請求項4】茎を支持体の頂上部で放物線状に曲げた
    後、10〜30段の段数が得られた時点で、先端の花房
    の先の本葉2枚を残して、成長点を摘芯する請求項1の
    栽培方法。
  5. 【請求項5】株元から3〜4段まで収穫しながら摘葉す
    る請求項1の栽培方法。
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