JP3428842B2 - 情報処理システムおよびデータ多重化システム - Google Patents

情報処理システムおよびデータ多重化システム

Info

Publication number
JP3428842B2
JP3428842B2 JP00106797A JP106797A JP3428842B2 JP 3428842 B2 JP3428842 B2 JP 3428842B2 JP 00106797 A JP00106797 A JP 00106797A JP 106797 A JP106797 A JP 106797A JP 3428842 B2 JP3428842 B2 JP 3428842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
information processing
processing system
setting
threshold value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00106797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10198607A (ja
Inventor
一英 佐野
匡二 小澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP00106797A priority Critical patent/JP3428842B2/ja
Publication of JPH10198607A publication Critical patent/JPH10198607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3428842B2 publication Critical patent/JP3428842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理技術およ
びデータ多重化技術に関し、特に、たとえば遠隔地に設
置された複数の情報処理システム間で任意の情報通信媒
体等を介してデータをリモートコピーし、多重化して保
持することで、データの信頼性や保全性を向上させる技
術等に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】データの信頼性等を向上させる技術とし
ては、たとえばRAID技術等が知られているが、火
災、地震等の災害に起因するデータ喪失を確実に回避す
るためには、同一サイト内でのデータ多重化では不十分
であり、たとえば遠隔地に設置された複数のデータ記憶
装置間にてデータを多重に保持することが必須となる。
【0003】上位装置からのデータを複数の外部記憶装
置に保持するデータ多重化方法としては、同一のデータ
を保持する外部記憶装置を異なる正副システムの各々に
設け、この正副システムの各々の外部記憶制御装置間を
情報通信媒体等で接続することが考えられる。このよう
なシステムにおいて、上位装置からライトコマンドを受
領した正側の外部記憶制御装置から、これと接続される
副側の外部記憶制御装置に対し受領したコマンドと同様
のコマンドを、正側でのコマンド受領と同期して発行す
ることにより正副システムでのデータの一致を図る方法
が考えられる。あるいは正システム側で受領したコマン
ドと同期せず非同期にコマンドを副システム側に発行す
ることでデータの一致を図ることが考えられる。
【0004】このようなデータ多重化に関する従来技術
として、たとえば、EMC社、1995年11月発行、
「Product Description Guid
e」等の文献には、上位装置からのコマンドを正側の外
部記憶制御装置で受領した時、上位装置に対しチャネル
エンドのみ報告した後、副側の外部記憶制御装置とデー
タ転送を行いデータ転送完了後上位装置にデバイスエン
ドを報告することで正副システム配下の外部記憶装置の
データ一致を図る技術、および上位装置からのコマンド
受領時、上位装置に対しチェネルエンド/デバイスエン
ドを報告し、その後、正副の外部記憶制御装置間でデー
タ転送を行うことで正副システム配下の外部記憶装置の
データ一致を図る技術、等が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ステムにおいて、正側の外部記憶制御装置で受領したラ
イトデータと同一のデータを副側の外部記憶制御装置配
下の外部記憶装置に書き込む処理を考えた場合、副側の
外部記憶制御装置配下の外部記憶装置に書き込みが完了
した後でなければチャネルに対する終了報告を行えない
ため、チャネルへのレスポンスタイムは大きくなる。
【0006】また、正副の外部記憶制御装置間をインタ
フェースケーブルで接続しているため、上位装置との間
のデータの授受(ホストI/O)に対して使用できるチ
ャネルとのパスが少ない上に、常にライトコマンド受領
に合わせて副側にライトコマンド発行するとデータ転送
処理によってシステムの資源(プロセッサ、キャッシュ
メモリ等)を使用するためホストI/O処理のスループ
ットを低下させる懸念がある。
【0007】更に、副側のシステムはバックアップシス
テムのため災害時に備え外部記憶制御装置間は光ファイ
バケーブルを用いて遠距離に配置されることを前提に考
えられているため、データ転送にかかる時間がより大き
くなりこれに伴いホストI/Oへの影響も大きくなる。
【0008】この問題の対策として、上位装置からのラ
イトコマンドとは同期せず、非同期に副側の外部記憶装
置にデータを書き込むことが考えられる。この方法によ
れば副側へのデータ転送を、上位装置との間の本来のI
/O処理のバックグラウンドで実行できるため、上位装
置からのライトコマンドと同期して、データ複写のため
のコマンドを副側に発行するケースよりもライトコマン
ドに対するレスポンスタイムは早くなる。しかし、非同
期にデータ転送を実行する方式では、データ転送を行う
タイミングによっては正側システムが高負荷の時にデー
タ転送が開始されるケースも考えられ、このような場合
では非同期転送を行うことでシステムの資源を使用する
ことによる全体的な性能低下の懸念がある。また非同期
転送は正副システムのデータが一致しない時間が存在す
るためその間に障害が発生した場合のデータ保証も問題
となる。
【0009】本発明の目的は、システム本来の情報処理
能力の低下を最小限に止めつつリモートコピーによるデ
ータ多重化を実現することが可能な情報処理技術および
データ多重化技術を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、遠隔地に設置された
複数のデータ記憶装置を利用したリモートコピーによる
データ多重化を、システム本来の情報処理能力の低下を
最小限に止めつつ実現することが可能な情報処理技術お
よびデータ多重化技術を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、システムの負荷の大
小や稼動特性等を考慮することで、最小限の情報処理資
源の使用によってデータ多重化を実現することが可能な
情報処理技術およびデータ多重化技術を提供することに
ある。
【0012】本発明の他の目的は、ユーザ指示等によ
り、多様なタイミングでのリモートコピーによるデータ
多重化を実現することが可能な情報処理技術およびデー
タ多重化技術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、システム本来の情報
処理能力の低下を最小限に止めつつ、信頼性の高いデー
タ多重化を実現することが可能な情報処理技術およびデ
ータ多重化技術を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理システ
ムは、データ記憶装置を備えた情報処理システムにおけ
る更新データを、他の情報処理システムとの間で前記更
新データを多重に保持する情報処理システムであって、
前記他の情報処理システムに未反映の前記更新データと
して定義される差分データの量を管理するしきい値を設
定する手段と、前記差分データの量が前記しきい値を越
えたとき、前記差分データを前記他の情報処理システム
に転送する手段とを有し、前記しきい値設定手段は、前
記情報処理システムの前記データ記憶装置における任意
のデータセット単位または前記データ記憶装置を構成す
るデバイス単位に前記しきい値を設定する第1の設定操
作、前記情報処理システムの任意の稼動時間帯毎に任意
の前記しきい値を設定する第2の設定操作、および、前
記情報処理システムに備えられたキャッシュメモリの使
用量および前記データ記憶装置に対するデータ入出力回
数の少なくとも一方に基づいて前記しきい値を設定する
第3の設定操作、の少なくとも一つの操作を実行するも
のである。 また、本発明のデータ多重化システムは、第
1の情報処理システムと第2の情報処理システムを有
し、前記第1の情報処理システムでの更新データを、前
記第1および第2の情報処理システムで多重に保持する
データ多重化システムであって、前記第2の情報処理シ
ステムに未反映の前記更新データとして定義される差分
データの量を管理するしきい値を設定する手段を有し、
前記第1の情報処理システムは、前記差分データの量が
前記しきい値を越えたとき、前記差分データを前記第2
の情報処理システムに転送する手段を有し、前記第2の
情報処理システムは、前記差分データを受領した最終時
刻を記録する手段を有し、前記しきい値設定手段は、前
記第1および第2の情報処理システムのデータ記憶装置
における任意のデータセット単位または前記データ記憶
装置を構成するデバイス単位に前記しきい値を設定する
第1の設定操作、前記第1および第2の情報処理システ
ムの任意の稼動時間帯毎に任意の前記しきい値を設定す
る第2の設定操作、および、前記第1および第2の情報
処理システムに備えられたキャッシュメモリの使用量お
よび前記データ記憶装置に対するデータ入出力回数の少
なくとも一方に基づ いて前記しきい値を設定する第3の
設定操作、の少なくとも一つの操作を実行するものであ
る。本発明は、少なくとも二つの第1および第2の情報
処理システム間で更新データを転送/複写することでデ
ータ多重化を実現するデータ多重化システムにおいて、
更新データの複写開始の契機を、未反映の更新データで
ある差分データの蓄積量の大小とし、この差分データの
量の大小を判定するしきい値を、ユーザの指示や、シス
テムの稼動状況等に応じて可変に設定することで、柔軟
かつ多様で信頼性の高いデータ多重化を実現する。
【0015】より具体的には、正副の各情報処理システ
ムが、たとえば、上位装置との間で授受されるデータが
格納される外部記憶装置および外部記憶制御装置を備え
た構成の場合、たとえば正側の外部記憶制御装置が受領
したコマンドおよび正側キャッシュメモリの使用量等の
稼動状況を反映した情報に基づいて正側で管理する差分
データ量のしきい値を可変に設定する手段と、ユーザ
が、上位装置またはサービスプロセッサを介して、任意
のデータセット、記憶デバイスを指定することで、指定
されたデータ範囲に対する更新データを副側に選択的に
データ転送することを制御する手段と、上位装置やユー
ザが特定の稼動時間帯および当該稼動時間帯にて使用す
る差分データ量のしきい値を設定可能とし、当該稼動時
間帯毎のしきい値にて副側への更新データの転送契機を
制御する手段と、しきい値にて管理された副側に未反映
の差分データを副側に転送する際に、データセット単位
やデバイス単位、外部記憶装置におけるトラック等の記
憶領域単位毎にまとめて転送する手段と、副側への最終
書き込み時刻を当該副側にて記録する手段とを備えた構
成とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態であるデータ
多重化システムを構成する情報処理システムの一例を示
すブロック図であり、図2は、図1に例示された各情報
処理システムの構成の一例をさらに詳細に例示したブロ
ック図、図3、図4および図5は、本実施の形態の情報
処理システムにて用いられる各種制御情報の一例を示す
概念図、図6は、本実施の形態の情報処理システムにお
ける差分データ量しきい値の設定方法の一例を示す概念
図、図7は、本実施の形態の情報処理システムの作用の
一例を示すフローチャートである。
【0018】図1に例示されるように、情報処理システ
ムである正側システムには中央処理装置1、チャネル装
置2、およびチャネル処理実行プロセッサ4、ドライブ
処理実行プロセッサ5、キャッシュメモリ6を備えた外
部記憶制御装置3と、これに接続される外部記憶装置7
から構成される。正側システムのバックアップシステム
である副側システムは正側システムと同様に中央処理装
置8、チャネル装置9、外部記憶制御装置10、キャッ
シュメモリ11、外部記憶装置12から構成され、正側
システムの外部記憶制御装置3と副側システムの外部記
憶制御装置10はインタフェースケーブル13で接続さ
れている。なお、このインタフェースケーブル13とし
ては、正側システムおよび副側システムを遠隔地に配置
する場合には、両者間を接続する光ファイバや通信回
線、さらには無線通信の電波等の情報通信媒体が考えら
れる。
【0019】なお、バックアップ側の副側システムで
は、中央処理装置8やチャネル装置9は必ずしも必要で
はなく、外部記憶制御装置10および外部記憶装置12
の組み合わせのみの構成であってもよい。
【0020】さらに図2に示すように、外部記憶制御装
置3には、キャッシュメモリ6の他にシステムの動作状
況を管理する稼動情報テーブル21および差分データを
管理する差分情報テーブル27が設けられている。さら
に、チャネル処理実行プロセッサ4内にはチャネル装置
2と処理のやりとりを実現するチャネルコマンド制御部
22、副側システムにコマンドを発行する副ディスクコ
マンド発行部23、正副の差分情報を管理する差分情報
管理部24が設けられ、ドライブ処理実行プロセッサ5
には外部記憶装置7に対するデータのリード/ライトを
行う外部記憶装置制御部25が設けられている。また、
正側システムの外部記憶制御装置3には、ユーザが差分
データのしきい値設定等のオペレーションを行うための
サービスプロセッサ26(SVP)が接続されている。
【0021】図3は差分データの管理を行うために正側
システムの外部記憶制御装置3に設けられる差分情報テ
ーブル27の一例である。この差分情報テーブル27に
格納される情報はシステム全体に共通の情報として、ユ
ーザ指定により、中央処理装置1やチャネル装置2との
間におけるデータの授受(ホストI/O)の処理を優先
し、副側システムへのデータ転送の発生頻度を抑える時
間帯を設定する設定時間帯TZ、およびユーザ指定によ
り正側システムで管理する副側システムに未反映の差分
データのしきい値である差分データ量しきい値A、ユー
ザ指定がなかった場合に外部記憶制御装置3が独自に決
定したシステム全体の差分データ量しきい値B、正側シ
ステム全体で保持している差分データ量の合計を格納す
る差分管理データ総量Qがある。
【0022】また、各デバイス毎の情報としてユーザが
SVP26より、たとえばデータセット単位に差分デー
タ量しきい値を指示した場合のデータセットの外部記憶
装置7内における格納位置を示す先頭アドレス(たとえ
ばシリンダ番号:ヘッド番号CCHH)と末尾アドレス
(たとえばシリンダ番号:ヘッド番号CCHH)、この
データセットにおける差分データ量しきい値Cと差分管
理データ量qを持つ。
【0023】また、副側システムの稼動情報テーブル2
1Aには正側システムからライトされたデータの最終更
新時刻を示すデータ更新最終時刻TLが記憶される。
【0024】図4は、差分データを管理するための差分
ビットマップテーブルでありビットマップを、外部記憶
装置7を構成する図示しない記憶媒体に設けられた情報
記憶領域としてのトラック単位に持ち、このビットがO
Nのトラックが副側システムに対して未反映の差分デー
タを持っていることを示している。
【0025】図5は、稼動情報テーブル21の一例を示
す概念図である。この稼動情報テーブル21では、一例
として、システム全体に共通の情報として、キャッシュ
メモリ使用量QC、オンライン処理時等におけるノーマ
ルモードRD/WR回数N、バッチ処理等に対応したシ
ーケンシャルモードRD/WR回数Mが記録される。ま
た、外部記憶装置7を構成する各デバイス(データセッ
ト)毎の情報として、ノーマルモードRD/WR回数
n、バッチ処理等に対応したシーケンシャルモードRD
/WR回数mが記録される。これらの情報は、後述のよ
うに、外部記憶制御装置3が独自に差分データ量しきい
値Bを決定する際に参照される。
【0026】一方、差分データ量しきい値を設定する手
段としては、システム構築時あるいは外部記憶装置7と
12が正副ペアボリュームとして形成された後、ユーザ
によりSVP26から差分データ量しきい値と、しきい
値の有効時間帯の指定が行われた場合には、この値が図
3の差分情報テーブル27の設定時間帯TZと差分デー
タ量しきい値Aのエリアにそれぞれ書き込まれる。ユー
ザ指定により差分データ量しきい値等の情報が設定され
ていない場合には、そのままでは更新データの発生に対
して直ちにデータ複写のために副側システムへのデータ
転送実行が発生する。この時、正側システムの外部記憶
装置7に対する更新要求が多いと、データ複写のための
データ転送以外の、外部記憶装置7に対する通常のホス
トI/Oの性能を低下させることが懸念されるため、外
部記憶制御装置3が独自に差分データ量しきい値を設定
し、この値を差分情報テーブル27の差分データ量しき
い値Bに書き込む。また、各データセット毎に差分デー
タ量しきい値を設定する場合には、差分データ量しきい
値Cが各デバイス毎に設定される。これにより正側シス
テムの差分データを管理する。
【0027】外部記憶制御装置3が、所望の契機や一定
周期等で差分データ量しきい値Bの見直しを行う時に、
稼動情報テーブル21からキャッシュメモリ使用量QC
とアクセスモード(シーケンシャル/ノーマル等)毎の
RD/WR回数(N,M)を読み込み、この値から例え
ば、シーケンシャルモードによる要求が集中していた場
合には“バッチ処理中”、ノーマルモードによりランダ
ムに要求があった場合には“オンライン処理中”のよう
に処理内容の切り分けを行う。これにより“オンライン
処理中”の時はホストI/Oを優先するため差分データ
量しきい値を大きく設定し、“バッチ処理中”の時は正
副側システムのデータを一致させるためのデータ転送
(複写)処理を優先させるため差分データ量しきい値を
小さく設定する。このようにして決定した差分データ量
しきい値が図3の差分データ量しきい値Bに書き込まれ
る。
【0028】図6は、外部記憶制御装置3が一定周期で
差分データ量しきい値Bの見直しを行う時の処理の一例
を示す概念図である。この図6では、判断基準の一例と
して、キャッシュメモリ使用量にて負荷の大小を判定
し(ケースα、β)、アクセスモードにて“バッチ処
理中”か“オンライン処理中”か(ケースγ、δ)を判
定し、これらのケースの組み合わせで、差分データ量し
きい値Bの設定値の大小を決定する。
【0029】以下、図7のフローチャートを参照しなが
ら、本実施の形態の作用の一例を説明する。
【0030】正側システムの外部記憶制御装置3は、中
央処理装置1からコマンドを受領すると(ステップ10
1)、ライトコマンドか否かを判別し(ステップ10
2)、ライトコマンドでない場合には、当該コマンドに
対応した所定の処理を行って(ステップ103)、ステ
ップ101に戻る。
【0031】一方、ライトコマンドを受領した場合に
は、以下のような処理を行う。
【0032】今、外部記憶装置7と外部記憶装置12が
ペア状態にあり同一のデータを保持している状態で中央
処理装置1からチャネル装置2を介して外部記憶装置7
に対するライトコマンドが外部記憶制御装置3に発行さ
れた時、キャッシュメモリ6にのみライトデータを書き
込み、更新要求に対する終了報告を行った後、処理を差
分情報管理部24に移し、後述のステップ104以下の
処理を行う。
【0033】すなわち、差分情報管理部24ではキャッ
シュメモリ6内に持つ差分ビットマップ(トラック単
位)テーブルの当該ビットをONにし(ステップ10
4)、更新要求が指定データセット内か否かを判定する
(ステップ105)。そして、指定データセット内の場
合には、図3のデバイス毎の差分情報テーブル27から
対応デバイスの管理情報を読み出す(ステップ10
6)。デバイス毎の差分情報デーブル27にはデータセ
ットの範囲とそのデータセットに対する差分管理データ
量qを持っており(この値はユーザがSVP26から指
示した時のみ設定されている情報である)、更新データ
が指定されたデータセット内にあるには当該テバイス
の差分データ量しきい値Cと差分管理データ量qの比較
を行い(ステップ107)、 差分データ量しきい値C <= 差分管理データ量q となる場合には副側システムへデータ転送を実行し(ス
テップ108)、差分ビットマップ(トラック単位)テ
ーブルの当該ビットをOFFにし(ステップ109)、
ステップ101に戻る。この時、ライトデータの転送を
受けた副側システムでは、当該ライトデータの受信時刻
を、稼動情報テーブル21Aにデータ更新最終時刻TL
としてその都度記録する。
【0034】前記ステップ107の判定で越えていない
場合には、データを副側システムへ転送するリモートコ
ピー動作を抑止する(ステップ113)とともに、差分
管理データ量qおよび差分管理データ総量Qに現更新要
求のライトデータ量を加算して(ステップ114)、ス
テップ101に戻る。
【0035】前記ステップ105の判定において更新デ
ータが指定されたデータセット内にない場合には、図3
の差分情報テーブル27のシステム共通の情報を参照し
て設定時間帯TZを読み出し現在の時刻が設定時間帯T
Zに含まれるか否かを判定する(ステップ110)。そ
して、設定時間内にある場合には、差分データ量しきい
値Aおよび正側システムで管理している差分管理データ
の全容量が格納されている差分管理データ総量Qを差分
情報テーブル27から読み出し(ステップ111)、両
者を比較する(ステップ112)。比較の結果、 差分データ量しきい値A <= 差分管理データ総量Q になった場合には、ライトデータを副側システムへ転送
する(ステップ108)とともに差分ビットマップテー
ブルの当該ビットをOFFにし(ステップ109)、ス
テップ101に戻る。この時、ライトデータの転送を受
けた副側システムでは、当該ライトデータの受信時刻
を、稼動情報テーブル21Aにデータ更新最終時刻TL
としてその都度記録する。
【0036】一方、前記ステップ112の判定で越えて
いない場合には、データを副側システムへ転送するリモ
ートコピー動作を抑止する(ステップ113)ととも
に、差分管理データ総量Qに現更新要求のライトデータ
量を加算して(ステップ114)、ステップ101に戻
る。
【0037】前記ステップ110において、現在の時刻
が設定時間帯TZに含まれない場合には、正側システム
が決定した差分データ量しきい値Bおよび差分管理デー
タ総量Qを差分情報テーブル27から読み出して(ステ
ップ115)比較し(ステップ116)、 差分データ量しきい値B <= 差分管理データ総量Q の場合には、ライトデータを副側システムへ転送する
(ステップ108)とともに差分ビットマップテーブル
の当該ビットをOFFにし(ステップ109)、ステッ
プ101に戻る。
【0038】ステップ116の判定で越えていない場合
には、ライトデータを副側システムへ転送するリモート
コピー動作を抑止する(ステップ113)とともに、差
分管理データ総量Qに現更新要求のライトデータ量を加
算して(ステップ114)、ステップ101に戻る。
【0039】前記ステップ113にてリモートコピーが
保留された差分データは正側システムのキャッシュメモ
リ6内に保持し続けると性能劣化に繁がるため、たとえ
ば、一旦、外部記憶装置7に書き込み、後に副側システ
ムへのデータ転送を実行する時に読み出す。
【0040】副側システムへ転送保留状態となっていた
ライトデータの転送を実行する場合には、キャッシュメ
モリ6内の差分ビットマップを参照し、同一デバイス内
に保持している更新データをまとめて転送する。このよ
うに保留されていた差分データを、デバイス単位にまと
めて転送することにより転送回数を減らすことができ
る。
【0041】また、いつの時点のライトデータを副側シ
ステムの外部記憶装置12に反映させたのかを明確にす
る必要があるため、副側システムでは、前述のようにデ
ータ転送を受領した時の最新更新時刻を稼動情報テーブ
ル27Aに格納しておくことで、正副のデータ更新最終
時刻TLを正確に知ることができる。このため、たとえ
ば障害等においてどの時点までのデータが正副システム
で二重化されていたのかを正確に把握でき、障害回復操
作を迅速かつ正確に遂行することができる。
【0042】以上説明したように、正側システムに対す
る更新データを副側システム(バックアップシステム)
に転送することによってデータ多重化を実現する処理に
おいて、正側システムから副側システムに未反映の更新
データである差分データ量を管理するための差分データ
量しきい値(A,B,C)を可変に設定可能とすること
により、システムの稼動状況に応じて、差分データを副
側システムに反映させるためのデータ転送の実行契機を
的確かつ最適に制御することが可能になる。たとえば正
側システムでの通常のホストI/O処理の負荷が大きい
時には、差分データ量しきい値を大きくしてリモートコ
ピーのための副側へのデータ転送頻度を少なくし、正側
システムの負荷が小さい時には、差分データ量しきい値
を小さくして、リモートコピーのための副側システムへ
のデータ転送頻度を多くする等の的確な処理が可能とな
る。このため、たとえば、ホストI/O負荷の比較的大
きい正側システムでの通常のオンライン業務が、データ
多重化のためのバックアップ処理の実行によって受ける
性能低下の影響を最小限に抑えることができる。
【0043】また、ユーザや上位の中央処理装置1の側
から、稼動時間帯毎、データセット毎、デバイス毎等に
対応した差分データ量しきい値の設定が可能であるた
め、データの重要度や、システムの稼動スケジュール等
に応じた最適なリモートコピー(バックアップ)処理の
負荷制御を実現することができる。
【0044】また、副側システムにて、正側システムか
らの更新データの最終受領時刻を記録しておくことによ
り、システムダウン等の障害の発生に際して、正側およ
び副側システムの間における更新データの一致状態を正
確に把握でき、データ復旧処理等を迅速かつ正確に遂行
することが可能になる。
【0045】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】本発明の情報処理システムおよびデータ
多重化システムによれば、システム本来の情報処理能力
の低下を最小限に止めつつリモートコピーによるデータ
多重化を実現することができる、という効果が得られ
る。
【0047】また、遠隔地に設置された複数のデータ記
憶装置を利用したリモートコピーによるデータ多重化
を、システム本来の情報処理能力の低下を最小限に止め
つつ実現することができる、という効果が得られる。
【0048】また、システムの負荷の大小や稼動特性等
を考慮することで、最小限の情報処理資源の使用によっ
てリモートコピーによるデータ多重化を実現することが
できる、という効果が得られる。
【0049】また、ユーザ指示等により、多様なタイミ
ングでのリモートコピーによるデータ多重化を実現する
ことができる、という効果が得られる。
【0050】また、システム本来の情報処理能力の低下
を最小限に止めつつ、リモートコピーによる信頼性の高
いデータ多重化を実現することができる、という効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるデータ多重化シス
テムを構成する情報処理システムの一例を示すブロック
図である。
【図2】図1に例示された各情報処理システムの構成の
一例をさらに詳細に例示したブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態である情報処理システム
にて用いられる各種制御情報の一例を示す概念図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態である情報処理システム
にて用いられる各種制御情報の一例を示す概念図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態である情報処理システム
にて用いられる各種制御情報の一例を示す概念図であ
る。
【図6】本発明の一実施の形態である情報処理システム
における差分データ量しきい値の設定方法の一例を示す
概念図である。
【図7】本発明の一実施の形態である情報処理システム
の作用の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…中央処理装置、2…チャネル装置、3…外部記憶制
御装置、4…チャネル処理実行プロセッサ、5…ドライ
ブ処理実行プロセッサ、6…キャッシュメモリ、7…外
部記憶装置(第1のデータ記憶装置)、8…中央処理装
置、9…チャネル装置、10…外部記憶制御装置、11
…キャッシュメモリ、12…外部記憶装置(第2のデー
タ記憶装置)、13…インタフェースケーブル(情報通
信媒体)、21…稼動情報テーブル、21A…稼動情報
テーブル、22…チャネルコマンド制御部、23…副デ
ィスクコマンド発行部、24…差分情報管理部、25…
外部記憶装置制御部、26…サービスプロセッサ、27
…差分情報テーブル(しきい値設定手段)、27A…稼
動情報テーブル、A…差分データ量しきい値、B…差分
データ量しきい値、C…差分データ量しきい値、M…シ
ーケンシャルモードRD/WR回数、N…ノーマルモー
ドRD/WR回数、Q…差分管理データ総量、QC…キ
ャッシュメモリ使用量、TL…データ更新最終時刻、T
Z…設定時間帯、m…シーケンシャルモードRD/WR
回数、n…ノーマルモードRD/WR回数、q…差分管
理データ量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−259199(JP,A) 特開 平8−212142(JP,A) 特表 平8−509565(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/16 G06F 3/06 G06F 12/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記憶装置を備えた情報処理システ
    ムにおける更新データを、他の情報処理システムとの間
    で前記更新データを多重に保持する情報処理システムで
    あって、 前記他の情報処理システムに未反映の前記更新データと
    して定義される差分データの量を管理するしきい値を設
    定する手段と、 前記差分データの量が前記しきい値をえたとき、前記
    差分データを前記他の情報処理システムに転送する手段
    を有し、 前記しきい値設定手段は、 前記情報処理システムの前記データ記憶装置における任
    意のデータセット単位または前記データ記憶装置を構成
    するデバイス単位に前記しきい値を設定する第1の設定
    操作、 前記情報処理システムの任意の稼動時間帯毎に任意の前
    記しきい値を設定する第2の設定操作、 前記情報処理システムに備えられたキャッシュメモリの
    使用量、および前記データ記憶装置に対するデータ入出
    力回数の少なくとも一方に基づいて前記しきい値を設定
    する第3の設定操作、 の少なくとも一つの操作を実行する 情報処理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報処理システムにおい
    、前記他の情報処理システムへの前記差分データの転
    送は、前記データ記憶装置を構成するデバイス単位毎に
    まとめて行う情報処理システム。
  3. 【請求項3】 第1の情報処理システムと第2の情報処
    理システムを有し、前記第1の情報処理システムでの更
    新データを、前記第1および第2の情報処理システムで
    多重に保持するデータ多重化システムであって、 前記第2の情報処理システムに未反映の前記更新データ
    として定義される差分データの量を管理するしきい値を
    設定する手段を有し、 前記第1の情報処理システムは、前記差分データの量が
    前記しきい値をえたとき、前記差分データを前記第2
    の情報処理システムに転送する手段を有し、 前記第2の情報処理システムは、前記差分データを受領
    した最終時刻を記録する手段を有し、 前記しきい値設定手段は、 前記第1および第2の情報処理システムのデータ記憶装
    置における任意のデータセット単位または前記データ記
    憶装置を構成するデバイス単位に前記しきい値を設定す
    る第1の設定操作、 前記第1および第2の情報処理システムの任意の稼動時
    間帯毎に任意の前記しきい値を設定する第2の設定操
    作、 前記第1および第2の情報処理システムに備えられたキ
    ャッシュメモリの使用量、および前記データ記憶装置に
    対するデータ入出力回数の少なくとも一方に基づいて前
    記しきい値を設定する第3の設定操作、 の少なくとも一つの操作を実行する データ多重化システ
    ム。
JP00106797A 1997-01-08 1997-01-08 情報処理システムおよびデータ多重化システム Expired - Fee Related JP3428842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00106797A JP3428842B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 情報処理システムおよびデータ多重化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00106797A JP3428842B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 情報処理システムおよびデータ多重化システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002205301A Division JP2003050675A (ja) 2002-07-15 2002-07-15 データ多重化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10198607A JPH10198607A (ja) 1998-07-31
JP3428842B2 true JP3428842B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=11491195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00106797A Expired - Fee Related JP3428842B2 (ja) 1997-01-08 1997-01-08 情報処理システムおよびデータ多重化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3428842B2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3622047B2 (ja) * 1998-08-05 2005-02-23 日本電信電話株式会社 データベースバックアップ処理方法
JP3706258B2 (ja) * 1998-09-09 2005-10-12 富士通株式会社 リモートファイル制御装置
JP3712874B2 (ja) * 1998-10-29 2005-11-02 株式会社日立製作所 データ2重化制御方式
JP3580355B2 (ja) * 1999-07-29 2004-10-20 日本電気株式会社 情報処理システムおよびデータコピー方法
JP3968207B2 (ja) 2000-05-25 2007-08-29 株式会社日立製作所 データ多重化方法およびデータ多重化システム
JP2004171437A (ja) 2002-11-22 2004-06-17 Fujitsu Ltd ストレージ制御装置及びその制御方法
US7206910B2 (en) * 2002-12-17 2007-04-17 Oracle International Corporation Delta object replication system and method for clustered system
JP2004303122A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Hitachi Ltd データ転送制御システム
JP4564721B2 (ja) * 2003-04-22 2010-10-20 Necシステムテクノロジー株式会社 ディスクアレイシステム
US7650385B2 (en) 2003-11-20 2010-01-19 International Business Machines Corporation Assigning priorities
JP4744171B2 (ja) * 2005-03-18 2011-08-10 株式会社日立製作所 計算機システム及び記憶制御方法
JP4708084B2 (ja) * 2005-05-10 2011-06-22 富士通株式会社 レプリケーションプログラム及びデータベースシステム
JP4825485B2 (ja) * 2005-10-05 2011-11-30 株式会社東芝 データバックアップシステム
JP4721057B2 (ja) * 2006-06-28 2011-07-13 日本電気株式会社 データ管理システム,データ管理方法及びデータ管理用プログラム
JP2008226111A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Fuji Electric Fa Components & Systems Co Ltd 2重化コントローラシステム、その稼動系コントローラ
JP5483386B2 (ja) * 2007-09-05 2014-05-07 日本電気株式会社 データ複製装置
JP2009223863A (ja) * 2008-03-19 2009-10-01 Hitachi Ltd コンピュータシステム及びコマンド実行頻度制御方法
JP5794600B2 (ja) * 2008-11-14 2015-10-14 日本電気株式会社 データ複製システム、データ複製方法、及びディスクアレイ装置
JP4757320B2 (ja) * 2009-02-17 2011-08-24 富士通株式会社 コピー制御装置
JP2010198329A (ja) 2009-02-25 2010-09-09 Nec Corp ストレージ装置、ストレージ管理方法及びストレージ管理プログラム
JP2011008548A (ja) 2009-06-25 2011-01-13 Fujitsu Ltd データ中継装置およびストレージシステム
JP2011044794A (ja) 2009-08-19 2011-03-03 Nec Corp 無線通信システム、無線通信装置、無線通信装置の制御方法、およびプログラム
JP5435234B2 (ja) * 2010-03-29 2014-03-05 日本電気株式会社 ストレージ装置及びこれを用いたデータ転送方法
JP5811706B2 (ja) 2011-09-05 2015-11-11 富士通株式会社 ストレージ装置,データ転送方法及びプログラム
JP7061635B2 (ja) * 2020-03-10 2022-04-28 株式会社日立製作所 計算機システム、ファイルストレージ、及び、データ転送方法
CN114063905B (zh) * 2021-10-13 2024-04-02 武汉光迅电子技术有限公司 日志存储方法、日志存储装置、存储设备和存储介质

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5544347A (en) * 1990-09-24 1996-08-06 Emc Corporation Data storage system controlled remote data mirroring with respectively maintained data indices
JPH06259199A (ja) * 1993-03-05 1994-09-16 Toshiba Corp ディスク切換制御装置
JPH08212142A (ja) * 1995-02-08 1996-08-20 Nec Corp データベースのデータバックアップシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10198607A (ja) 1998-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3428842B2 (ja) 情報処理システムおよびデータ多重化システム
JP4041656B2 (ja) ストレージシステム及びストレージシステムにおけるデータ送受信方法
US7975168B2 (en) Storage system executing parallel correction write
US7464236B2 (en) Storage system and storage management method
US7152149B2 (en) Disk array apparatus and control method for disk array apparatus
US7444541B2 (en) Failover and failback of write cache data in dual active controllers
US8195913B2 (en) Data storage control on storage devices
US7421550B2 (en) Storage system and storage system management method
US7334084B2 (en) Disk array apparatus and control method for disk array apparatus
US7594083B2 (en) Storage system and storage control device
US7451287B2 (en) Storage system and remote copy method for storage system
EP2557494B1 (en) Storage apparatus and data copy method between thin-provisioning virtual volumes
US8433862B2 (en) Storage system for adjusting asynchronous copy load based on cache activity rate
JP2007188267A (ja) 記憶制御装置及びその制御方法
US7694089B2 (en) Resource efficient remote copy pair for data retention
US20050240740A1 (en) Data processing system
JP2005092876A (ja) データ転送速度を調整するための装置および方法
JP2003050675A (ja) データ多重化システム
JP4531643B2 (ja) 記憶制御方法、システム及びプログラム
JP2007193839A (ja) ストレージシステム、ストレージシステムにおけるデータ送受信方法及びシステム
WO2010097962A1 (en) Storage system and its initial copy method

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100516

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees