JPH06259199A - ディスク切換制御装置 - Google Patents

ディスク切換制御装置

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JPH06259199A
JPH06259199A JP5045010A JP4501093A JPH06259199A JP H06259199 A JPH06259199 A JP H06259199A JP 5045010 A JP5045010 A JP 5045010A JP 4501093 A JP4501093 A JP 4501093A JP H06259199 A JPH06259199 A JP H06259199A
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JP
Japan
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file
control device
disk
backup
access
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JP5045010A
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English (en)
Inventor
Yukitoshi Watabe
幸俊 渡部
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスターディスク装置とバックアップディス
ク装置とを備えた制御装置において、バックアップディ
スク装置に対すするアクセス回数を極力低減して、バッ
クアップディスク装置の寿命を延ばす。 【構成】 制御装置本体からのアクセス要求発生時に、
マスターファイルとバックアップファイルとの差の情報
を差分情報ファイルに記憶保持する。そして、この差分
情報ファイルの記憶量が所定量に達した時点で、差分情
報ファイルの記憶内容のみをバックアップファイルに書
込むようにしている。また、マスターディスク装置に異
常が発生した場合には、制御装置本体からのアクセス要
求に対しては、差分情報ファイルの記憶情報で対処し、
差分情報ファイルでアクセスできなかった場合のみ、バ
ックアップファイルをアクセスする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラント等に組込まれた
各種機器等の制御対象を制御する制御装置に係わり、特
に、通常のマスターディスク装置の他にバックアップデ
ィスク装置を有する制御装置に組込まれたディスク切換
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント等に組込まれた各種機器の動作
を制御する制御装置においては、制御対象に関する各種
設定情報や制御対象から読取ったプロセスデータをハー
ドディスク装置(HD)に形成されたマスターファイル
に記憶しておき、このマスターファイルに記憶された各
種の情報をアクセスすることによって、制御対象に対す
る制御を実施する場合が多い。
【0003】なお、ハードディスク装置を用いる理由
は、同一記記憶容量を得るためにはDRAM等のIC素
子等で構成されたメモリに比較して安価であり、かつ簡
単に大容量のデータを記憶できるからである。
【0004】しかし、ハードディスク装置はモータを含
む可動部分やディスクと磁気ヘッドの対向部分等の機械
的部分が多数存在するので、前述した半導体素子で構成
されたメモリ素子に比較して、寿命や故障発生率等で劣
る。
【0005】したがって、ハードディスク装置を多重化
することによって、ハードディスク装置を採用した場合
に懸念される信頼性低下を防止してしている。従来、こ
の多重化する手法としてハードディスク装置を2台並列
接続した二重化方式と多数のハードディスク装置を接続
したディスクアレイ方式が実用化されている。
【0006】二重化方式においては、図10に示すよう
に、図示しない各種機器等からなる制御対象の動作を制
御する制御装置本体1内に組込まれた二重化モジュール
2を介してマスターファイルを記憶するマスターディス
ク装置3とバックアップファイルを記憶するバックアッ
プディスク装置4が接続されている。このような構成の
制御装置において、通常状態においては、制御装置本体
1はマスターディスク装置3のマスターファイルに対し
てアクセスを実行して、制御対象に対する制御処理を実
行する。そして、マスターディスク装置3に異常が生じ
た場合には、バックアップディスク装置4のバックアッ
プファイルに対してアクセスを行う。
【0007】マスターファイルに対するアクセス処理は
各種設定データの読出処理の他に一旦書込んだプロセス
データ等の書込処理もあるので、一定時間毎に、マスタ
ーフィルの記憶内容をバックアップファイルへ複写し
て、マスターファイルとバックアッブファイルの記憶内
容を一致させるようにしている。
【0008】一方、ディスクアレイ方式においては、図
11に示すように、制御装置本体1に対して例えば(n
+1)台のデータ記憶用のディスク装置5と例えば2台
のECC(誤り符号)チェックビット記憶用のディスク
装置6が接続されている。そして、制御装置本体1が例
えば(n+1)ビットのデータを記憶する場合には、こ
の(n+1)ビットのデータを0ビット目からnビット
目のそれぞれ1ビットずつに分割して、各1ビットをそ
れぞれ対応したディスク装置5に分散格納するととも
に、該当データのECCチェックビットデータを算出し
て、別のディスク装置6へ格納する。
【0009】このようなディスクアレイ方式において
は、(n+1)台のデータ記憶用のディスク装置5のう
ちいずれか1台に異常が生じた場合は、該当ディスク装
置5に記憶されているビットデータは他の正常なディス
ク装置5のビットデータとディスク装置6のECCチェ
ックビットとで正しいデータを再生することが可能であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た各方式を採用した制御装置においてもまだ解消すべき
次のような課題があった。
【0011】すなわち、図11に示したディスクアレイ
方式においては、一度にアクセスするデータのビット数
分のディスク装置5とECCチェックビットを記憶する
複数台のディスク装置6が必要となる。その結果、制御
装置全体の製造費が大幅に増大すると共に、制御装置全
体が大型化する問題がある。
【0012】また、図10に示す二重化方式において
は、ディスク装置は2台であるが、前述したように、制
御装置本体1は、一定時間毎に、マスターディスク装置
3のマスタファイルの記憶内容をバックアップディスク
装置4のバックアップファイルに複写する処理を実施す
る必要がある。その結果、制御装置本体1の処理負担が
増大して、本来の制御対象に対する制御能率が低下する
懸念がある。
【0013】さらに、バックアップディスク装置4に対
するアクセス回数が多くなる問題がある。すなわち、可
動部品が多く組込まれたディスク装置の寿命は累積アク
セス回数に対応し、累積アクセス回数が増えると故障の
発生確率が上昇する。よって、できるだけアクセス回数
を少なくする必要がある。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、マスターファイルとバックアップファイル
との差の情報を差分情報ファイルに記憶保持することに
より、バックアップディスク装置に対するアクセス回数
を大幅に低減でき、高い信頼性を維持したままで、ディ
スク装置の設置台数を2台に減少でき、制御装置全体を
小型化でき、かつ製造費を低減できるディスク切換制御
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明は、制御対象に対する制御処理を行う制御装置
本体と、マスターファイルを記憶するマスターディスク
装置及びバックアップフィアイルを記憶するバックアッ
プディスク装置と間に介挿されたディスク切換制御装置
において、
【0016】差分情報ファイルと、正常時に制御装置本
体から入力されるアクセス要求に応動してマスターファ
イルをアクセスするとともにこのアクセス情報を差分情
報ファイルに書込むアクセス情報書込手段と、差分情報
ファイルの記憶情報量が所定量に達した時点で、この差
分情報ファイルの記憶情報でバックアップファイルを更
新するバックアップファイル更新手段と、異常時に入力
されるアクセス要求に応じて差分情報ファイルをアクセ
スする差分情報ファイルアクセス手段と、差分情報ファ
イルアクセスにて目標情報がアクセスできなかった場合
にバックアップファイルをアクセスするバックアップフ
ァイルアクセス手段と、異常復旧に応動して、バックア
ップファイルを差分情報ファイルの記憶情報で更新した
後にマスターファイルをバックアップファイルの記憶情
報で更新する復旧後処理手段とを備えたものである。
【0017】
【作用】このように構成されたディスク切換制御装置が
組込まれた制御装置全体の動作を説明する。
【0018】先ず、マスターディスク装置が正常状態時
においては、制御対象に対する制御を実施する制御装置
本体から出力されるアクセス要求は本発明のディスク切
換制御装置へ入力される。ディスク切換制御装置はマス
ターディスク装置のマスターファイルに対するアクセス
を実施してアクセス情報を制御装置本体へ応答するとと
もに、そのアクセス情報を差分情報ファフイルへ書込
む。そして、差分情報ファフイルの記憶情報量が所定量
に達すると、この差分情報ファフイルの記憶情報によっ
てバックアップディスク装置のバックアップファイルを
更新する。
【0019】すなわち、この更新時にバックアップファ
イルの全ての情報がアクセスされるのではなくて、差分
情報ファフイルに記憶されたもののみがアクセスされ
る。したがって、必要のない情報に対してはアクセスが
実行されないので、結果的に、バックアップディスク装
置に対するアクセス回数が低下する。
【0020】マスターディスク装置が異常状態時におい
て、制御装置本体からアクセス要求が入力すると、差分
情報ファイルに対するアクセスを実行する。そして、ア
クセス情報を制御装置本体へ応答する。この場合、目標
情報がアクセスできなかった場合にのみ、バックアップ
ディスク装置のバックアップファイルに対するアクセス
を実行する。アクセス情報を制御装置本体へ応答する。
【0021】マスターディスク装置の異常状態が復旧す
ると、差分情報ファイルでバックアップファイルが更新
され、その後に、バックアップファイルが正常になった
マスターディスク装置のマスターファイルに複写され
る。以後、マスターファイルを用いて制御が実行され
る。すなわち、たとえ異常中であっても、バックアップ
ディスク装置に対するアクセス回数は必要最小限に抑制
される。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例のディスク切換制御装置が組込まれた
制御装置全体の概略構成を示すブロック図である。
【0023】この制御装置は、大きく分けて、制御対象
11に対する制御を実施する制御装置本体12と、マス
ターファイルを記憶するマスターディスク装置(HD)
13と、バックアップファイルを記憶するバックアップ
ディスク装置(HD)14と、制御装置本体12と各デ
ィスク装置13,14との間に介挿されたディスク切換
制御装置15とで構成されている。
【0024】ディスク切換制御装置15は一種のマイク
ロコンピュータで構成されいる。CPU(中央演算処理
装置)16に対して、内部バス17を介して、各種の動
作プログラムやテーブルを記憶するROM18,処理中
の可変データを一時記憶するRAM19,各ディスク装
置13,14に対するアクセス情報を一時記憶する例え
ばRAM等の半導体記憶素子で形成された差分情報ファ
イル20,及びバス切換回路22を切換制御するバス制
御回路21が接続されている。
【0025】さらに、内部バス17には、制御装置本体
12との間でディスク装置の交換指令や交換完了通知等
の各種の制御指令の授受を行う制御入出力ポート23、
外部バスとの接続を行うバスインタフェース24が接続
されている。
【0026】前記バス切換回路22は、バス制御回路2
1からの切換指令に基づいて、制御装置本体12に接続
されたバスインタフェース25,マスターディスク装置
13に接続されたバスインタフェース26,バックアッ
プディスク装置14に接続されたバスインタフェース2
7,及び内部バス17に接続されたバスインタフェース
24相互間でバス接続切換を行う。
【0027】バス切換回路22は図2に示す回路構成を
有する。図示するように、各バスインタフェース24,
25,26,27相互間は5個のスイッチング素子22
a,22b,22c,22d,22eで相互に接続され
ている。そして、ON状態に制御するスイッチング素子
22a〜22eとOFF状態に制御するスイッチング素
子22a〜22eとの組合わせを変更することによっ
て、任意のインタフェース相互間におけるデータ転送が
可能である。この各スイッチング素子22a〜22eの
オン・オフ制御は前述したバス制御回路21の切換指令
にて実行される。
【0028】バス制御回路21は例えば図4に示すよう
に構成されている。なお、この図4においては、説明を
簡単にするために、データバス信号の1本のに対する回
路を示している。そして、例えば、5個のアンドゲート
21a〜21dと、各アンドゲート21a〜21dから
対応する各スイッチング素子22a〜22eへ送出され
る導通・遮断信号を増幅する5個の増幅器とで構成され
ているとする。
【0029】すなわち、例えばアドレスバス上に出力さ
れれた信号S1,S2,S3,S4,S5状態が[0,
0,0,0,1]の状態のとき、スイッチング素子22
aが導通する。したがって、内部バス上のデータバスの
1本の信号(入力信号)は、バスインタフェース24,
スイッチング素子22a,バスインタフェース25を介
して制御装置本体12へ送信される。
【0030】具体的には、図5に示すように、マスター
ディスク装置13の状態に応じて7種類の条件に応じて
各スイッチング素子22a〜22eをON・OFF制御
する。1〜7の各条件とその時のON・OFF状態は、
ROM18内にテーブルの状態で記憶されている。
【0031】例えば、条件1はマスターディスク装置1
3が正常に動作している正常時において制御装置本体1
2からアクセス要求が発生した条件である。この場合、
スイッチング素子22a,22cを導通して、アクセス
要求を直接マスターディク装置13へ伝送する。同時
に、アクセス情報を差分情報ファイル20に時系列的に
記憶保持する。
【0032】また、条件2は同じくマスターディスク装
置13が正常に動作している正常時において、差分情報
ファイル20に記憶保持されたアクセス情報がファイル
の記憶容量で定まる所定量に達した場合に、この差分情
報ファイル20の記憶内容をバックアップディスク装置
14のバックアップファイルに複写する条件である。こ
の場合、差分情報ファイル20とバックアップディスク
装置14とを接続するスイッチング素子22dのみが導
通される。
【0033】同様に、マスターディスク装置13が異常
発生時には、条件3〜条件5が設定され、マスターディ
スク装置13の異常状態が復旧した後の後処理時におい
て、条件6と条件7が設定されている。
【0034】また、差分情報ファイル20内には、図3
に示すように、NO1〜NOnまでのアクセス情報を一
時記憶するn個のデータ領域20aが形成されている。
各データ領域20aには、各ディスク装置13,14に
対する1回のアクセス処理で扱われるアクセス情報が記
憶される。具体的には、シリンダー,トラック,セク
タ,読出書込の区別R/W,例えば256バイト分の対
象データが記憶される。さらに、該当データ領域20a
に記憶されたアクセス情報の格納順番を示す時系列ポイ
ンタが記憶される。すなわち、新規のアクセス情報は時
系列ポインタの示す番号の次の番号のデータ領域20a
に格納される。
【0035】そして、時系列ポインタの示す番号が最終
番号n(END)を示した場合は、この差分情報ファイ
アル20にn個のアクセス情報が記憶されたので、この
n個のアクセス情報のうちの読出書込の区別R/Wが書
込(W)に設定されたアクセス情報のみを抽出してバッ
クアップディスク装置14のそれぞれに対応するシリン
ダ−,トラック,セクタにデータを書込む。すなわち、
バックアップディスク装置14のバックアップファイル
を差分情報ファイル20で更新する。バックアップファ
イルに対する書込処理が終了すると時系列ポインタは0
(START)の初期値に戻る。
【0036】このように構成されたディスク切換制御装
置15において、電源投入され、システムが起動する
と、CPU16は、ROM18に記憶されたプログラム
に従って所定の初期処理を実施する。
【0037】すなわち、バス制御回路21に初期状態指
令を送出して図5に示すテーブルにおける正常時の条件
1を選択し、バス切換回路22のスイッチング素子22
a,22cを導通させる。同時に、差分情報ファイル2
0の時系列ポインタを前述した初期値に設定する。そし
て、制御装置本体12からアクセス要求の入力待ち状態
となる。
【0038】ディスク切換制御装置15が動作状態中に
おいて、制御装置本体12は制御対象11に対する通常
の制御処理を実行するが、制御処理過程でマスターファ
イルに対するアクセス要求が生じると図6に示す流れ図
を実行する。
【0039】図6において、アクセス要求が生じるとP
(プログラムステプ)1において、そのアクセス要求を
データ転送用バスを介してディスク切換制御装置15の
バスインタフェース25へ送出する。この状態において
はスイッチング素子22a,22cが導通しているの
で、アクセス要求は直接マスターディスク装置13へ印
加されて、マスターファイルに対するアクセスが実行さ
れる。そして、読出データまたは書込終了応答等のアク
セス結果がバスインタフェース25を介して制御装置本
体12へ応答される。そして、このアクセス情報は差分
情報ファイル20のデータ領域20aに図3に示したフ
ォーマットで書込まれる。
【0040】なお、差分情報ファイル20のデータ領域
20aにアクセス情話が書込まれた結果、空のデータ領
域20aがなくなると、差分情報ファイル20のn個の
データ領域20aに記憶された各アクセス情報のうち書
込(W)種別のアクセス情報のみをバックアップディス
ク装置14のバックアッブファイルの該当デーテ領域へ
書込む。バックアッブファイルへの転送が終了した差分
情報ファイル20のアクセス情報をクリアする。
【0041】P1において、正しくアクセス実行出来な
かった場合は、マスターディスク装置13に異常が生じ
たと判断して、ディスク切換制御装置15に対してディ
スク装置の交換指令を送出する(P2)。その後、ディ
スク切換制御装置15がレディ状態に移行したことを確
認して(P3)、再度同一アクセス要求をディスク切換
制御装置15へ送出してアクセス処理を実行する(P
4)。
【0042】なお、P3にて、一定時間内にディスク切
換制御装置15がレディ状態に移行しなかった場合は、
マスターディスク装置13とバックアップディスク装置
14との両方のディスク装置13,14に異常が生じた
と判断して、アクセス動作を中止して、エラー処理を実
行する。また、制御装置本体12はディスク切換制御装
置15からマスターディスク装置13の交換完了通知を
受領するとその情報を記憶保持する。
【0043】ディスク切換制御装置15は、制御装置本
体12からマスターディスク装置13に対する交換指令
が制御入出力ポート23を介して受領すると、図7及び
図8に示すディスク切換制御処理を実行する。図7は制
御装置本体12からディスク交換指令を受領した場合の
ディスク切換制御装置15の動作を示す流れ図である。
【0044】まず、図7のP6にて、バス制御回路21
に対して指令を送出して、マスターディク装置13のバ
スインタフェース26に接続される各ススイッチング素
子22c,22eをOFF制御して、このマスターディ
ク装置13をシステムから切離す。その後、表示ランプ
またはブサーにてマスターディク装置13の交換指示を
保守員に指示出力する。なお、この状態においては、ス
イッチング素子22aのみが導通している(図5の条件
3)。
【0045】そして、P7にて、制御装置本体12から
再度アクセス要求が入力すると、スイッチング素子22
a,バスインタフェース24を介してそのアクセス要求
を読取り、差分情報ファイル20に該当アクセスデータ
が記憶されているか否かを調べる(P8)。記憶されて
いれば、該当アクセス要求でもって差分情報ファイル2
0内をアクセスする(P9)。アクセス処理が終了する
と図8のP10へ進む。
【0046】図8のP10において、保守員による交換
作業完了情報が例えば図示しないキーボード等から入力
していない場合は、P11にて今回のアクセス情報の種
類(R/W)を調べる。読出データの場合は、P12に
て、その読出データをバスインタフェース25を介して
制御装置本体12へ応答する。また、P11にてアクセ
ス情報が書込データの場合は、P13にて制御装置本体
12へ書込終了応答を送出する。
【0047】また、図7のP8において、制御装置本体
12から入力されたアクセス要求に対応するアクセスデ
ータが差分情報ファイル20に記憶されていなければ、
P14にて、該当アクセス要求の種類(R/W)を調べ
る。読出要求の場合は、バス制御回路21を介してスイ
ッチング素子22bを導通し(図5の条件4)、アクセ
ス要求をバスインタフェース27を介してバックアップ
ディスク装置14へ送出して、バックアップファイルを
アクセスして、該当データを読出して制御装置本体12
へ応答する。
【0048】P16にて、バックアップファイルに対す
る正しいアクセスが実行された場合には、図8のP10
へ進む。逆に正しくアクセス実行されなかった場合は、
両方のディスク装置13,14に異常が生じたので異常
停止し、制御装置本体12に対して異常信号を送出する
(P17)。
【0049】P14にて、アクセス要求が書込要求の場
合は、P18にて、差分情報ファイル20にまだ空のデ
ータ領域20aが存在するか否かを調べる。存在すれ
ば、そのアクセス情報を空のデータ領域20aのうちの
先頭のデータ領域20aへ格納する。そして、図8のP
10へ進む。
【0050】また、P18において、差分情報ファイル
20が満杯の場合は、P20において、スイッチング素
子22eを導通し(図5の条件5)、差分情報ファイル
20に記憶されているアクセス情報のうち書込情報
(W)の書込データのみバックアップディスク装置14
のバックアップファイルの該当領域に書込む。すなわ
ち、バックアップファイルを差分情報ファイル20の記
憶内容で更新する。その後、今回のアクセス要求のアク
セス情報を差分情報ファイル20の空いたデータ領域2
0aへ書込む。そして、P16へ進む。
【0051】図8のP10において、保守員からマスタ
ーディスク装置13の交換作業完了が指示されると、P
21にて、バス制御回路21を介してスイッチング素子
22dを導通する(図5の条件6)。そして、P22に
おいて、差分情報ファイル20に記憶されている全部の
アクセス情報のデータをバックアップディスク装置14
のバックアップファイルの該当データ領域に書込む。そ
して、P22において、スイッチング素子22d,22
eを導通して(図5の条件7)、バックアップファイル
の全部の記憶内容を交換された新規のマスターデイスク
装置13のマスターファイルにそのまま複写する。
【0052】複写処理が終了すると、P23において、
制御装置本体12へ交換完了信号を送出する。そして、
バス制御回路21を介して、スイッチング素子22a,
22cを導通して、バス切換回路22におけるバス接続
状態を図5の条件1に示す正常状態に戻す。
【0053】このように構成されたディスク切換制御装
置においては、図9に示すように、制御装置本体12か
らディスク切換制御装置15へアクセス要求が送出され
た時に、マスターディスク装置13において異常が発生
していた場合には、制御装置本体12は、ディスク切換
制御装置15からの無応答,書込エラー,読出エラーを
検出して、マスターディスク装置13の異常発生を検知
する。
【0054】そして、制御装置本体12はディスク切換
制御装置15へディスク装置の交換指令を送出する。デ
ィスク切換制御装置15は、交換指示を表示ランプまた
はブザーで保守員へ知らせる。保守員はその交換指示を
確認すると、マスターディスク装置13に対する交換作
業を開始する。
【0055】交換作業中に制御装置本体12からアクセ
ス要求がディスク切換制御装置15へ送出されると、デ
ィスク切換制御装置15は、そのアクセス要求に対し差
分情報ファイル20又はバックアップディスク装置14
のバックアップファイルでもって応答して、応答情報を
制御装置本体12へ返信する。
【0056】そして、マスターディスク装置13の交換
作業が終了すると、ディスク切換制御装置15は、差分
情報ファイル20の記憶内容をバックアップファイルに
書込んだ後、バックアップファイルの記憶内容を交換後
のマスターファイルへ複写する交換後の後処理を実行す
る。後処理が終了すると制御装置本体12へ交換完了通
知を送出する。
【0057】以後、マスターファイルを用いてた制御が
再開される。すなわち、たとえマスタディスク装置13
に異常が生じたとしても制御装置本体12は制御対象1
1に対して正常に制御動作を継続できる。
【0058】このように構成されたディスク切換制御装
置15によれば、マスターディスク装置が正常状態時に
おいては、制御装置本体12から出力されるアクセス要
求によってマスターディスク装置13のマスターファイ
ルがアクセスされる。そして、アクセス情報が制御装置
本体12へ応答するとともに、そのアクセス情報か差分
情報ファフイル20のデータ領域20aに時系列的に書
込まれる。
【0059】そして、差分情報ファフイル20の記憶情
報量が所定量に達すると、この差分情報ファフイル20
に記憶された書込(W)種別のアクセス情報のみでもっ
てバックアップディスク装置14のバックアップファイ
ルが更新される。
【0060】すなわち、バックアップディスク装置14
のバックアップファイルの全てのデータがアクセスされ
るのではなくて、差分情報ファフイル20に記憶された
書込種別のもののみがアクセスされる。したがって、値
が変更されない情報に対してはアクセスが実行されない
ので、結果的に、一定時間毎に、すべてのデータがマス
ターファイルのデータによって書換えられる図10に示
す従来装置のバックアップディスク装置4に比較して、
実施例のバックアップディスク装置14に対するアクセ
ス回数が大幅に低下する。
【0061】また、マスターディスク装置13が異常状
態時においては、制御装置本体12からアクセス要求が
入力すると、先ず、差分情報ファイル20に対するアク
セスを実行する。そして、アクセス情報を制御装置本体
12へ応答する。この場合、差分情報ファイル20にア
クセスデータが存在しなかった場合のみに、バックアッ
プディスク装置14のバックアップファイルに対するア
クセスを実行する。よって、この異常状態時においても
バックアップディスク装置14に対するアクセス回数は
必要最小限に抑制される。
【0062】このように、バックアップディスク装置1
4に対するアクセス回数が低減されるので、バックアッ
プディスク装置14の寿命が延び、故障発生率が低下す
る。よって、制御装置全体の信頼性を向上できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスク切
換制御装置においては、マスターファイルとバックアッ
プファイルとの差の情報を差分情報ファイルに記憶保持
している。そして、この差分情報ファイルの記憶量が所
定量に達した時点で、差分情報ファイルの記憶内容のみ
をバックアップファイルに書込むようにしている。した
がって、バックアップディスク装置に対するアクセス回
数を従来装置に比較して大幅に低減でき、高い信頼性を
維持したままで、ディスク装置の設置台数を2台に減少
でき、制御装置全体を小型化でき、かつ製造費を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わるディスク切換制御
装置か組込まれた制御装置全体を示すブロック図。
【図2】 同実施例装置のバス切換回路を示す図。
【図3】 同実施例装置の差分情報ファイルを示す図。
【図4】 同実施例装置のバス制御回路を示す図。
【図5】 同実施例装置のバス切換回路の動作条件を記
憶するテーブルを示す図。
【図6】 同実施例装置が接続された制御装置本体の動
作を示す流れ図。
【図7】 同実施例装置の動作を示す流れ図。
【図8】 同じく同実施例装置の動作を示す流れ図。
【図9】 同実施例装置が組込まれた制御装置全体の動
作を示す模式図。
【図10】 従来の制御装置を示す模式図。
【図11】 従来の他の制御装置を示す模式図。
【符号の説明】
11…制御対象、12…制御装置本体、13…マスター
ディスク装置、14…バックアップディスク装置、15
…ディスク切換制御装置、20…差分情報ファイル、2
1…バス制御回路、22…バス切換回路、24,25.
26,27…バスインタフェース。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御対象に対する制御処理を行う制御装
    置本体と、マスターファイルを記憶するマスターディス
    ク装置及びバックアップフィアイルを記憶するバックア
    ップディスク装置と間に介挿されたディスク切換制御装
    置において、 差分情報ファイルと、正常時に前記制御装置本体から入
    力されるアクセス要求に応動して前記マスターファイル
    をアクセスするとともにこのアクセス情報を前記差分情
    報ファイルに書込むアクセス情報書込手段と、前記差分
    情報ファイルの記憶情報量が所定量に達した時点で、こ
    の差分情報ファイルの記憶情報で前記バックアップファ
    イルを更新するバックアップファイル更新手段と、異常
    時に入力されるアクセス要求に応じて前記差分情報ファ
    イルをアクセスする差分情報ファイルアクセス手段と、
    この差分情報ファイルアクセスにて目標情報がアクセス
    できなかった場合に前記バックアップファイルをアクセ
    スするバックアップファイルアクセス手段と、異常復旧
    に応動して、前記バックアップファイルを前記差分情報
    ファイルの記憶情報で更新した後に前記マスターファイ
    ルを前記バックアップファイルの記憶情報で更新する復
    旧後処理手段とを備えたディスク切換制御装置。
JP5045010A 1993-03-05 1993-03-05 ディスク切換制御装置 Pending JPH06259199A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10198607A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Hitachi Ltd データ多重化システム

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JPH10198607A (ja) * 1997-01-08 1998-07-31 Hitachi Ltd データ多重化システム

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