JP3428814B2 - 冷蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出装置 - Google Patents

冷蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出装置

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功 宮脇
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2321/00Details or arrangements for defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2321/14Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water
    • F25D2321/146Collecting condense or defrost water; Removing condense or defrost water characterised by the pipes or pipe connections

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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵設備における
空気補給ダクトのドレン排出構造、より詳しくは果物を
貯蔵し又は運搬船により海上輸送する場合に採用される
冷蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、果物を貯蔵し、又は運搬船によ
り海上輸送する場合、果物の種類によってはこれを収納
する倉庫内又は船艙よりなる区画内を0℃以下、特には
0℃〜−1℃程度の弱低温に冷却保持している。そし
て、この区画内には果物の呼吸を助けるため外部から新
鮮な空気を補給することが行われている。かかることか
ら、従来この種果物を収納する冷蔵設備としては底部に
床面とデッキとより構成される冷却空気通路を有する区
画内に空気冷却器と空気補給ダクトとを配置し、循環空
気とこの空気補給ダクトから供給された新鮮な空気を冷
却して冷却空気通路を経て所定の区画内に供給するとと
もに空気補給ダクト内で生じたドレンは、冷却空気通路
を貫通して配置されるドレン排出管路を経て下部へ排出
する構成が実施されている。しかしながら、かかる構成
による冷蔵設備においては、冷却空気通路を貫通するド
レン排出管路が冷却空気により冷却され空気補給ダクト
から排出されるドレンが氷結するという問題があった。
本発明者は、かかる問題を解決する手段としてドレン排
出管路内にヒータを配置するとともにこのドレン排出管
路の冷却空気通路貫通部分を断熱材で保温する装置を考
案し先に出願した(実開平6−44700号)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようなドレン排出管路内にヒータを配置するとともに
ドレン排出管路の冷却空気通路貫通部分を断熱材で保温
する方式においては、ドレンの氷結防止を図ることは出
来るものの必ずしも十分なものとは言えないという問題
がある。即ち、図5にも示されるように底部に床面1と
デッキ2とより構成される冷却空気通路3を有する船艙
等の区画4内に空気冷却器5と空気補給ダクト6と保温
材7を有するドレンパイプ8とが配置され、ドレンパイ
プ8の下端は、ヒータ9を内装する排水管10に連結さ
れるように構成される。そして排水管10と冷却空気通
路3とは弁体11を有するドレン流出管12により連結
されるようになっている。そして通常は循環ファン13
により循環空気Aと外部から空気補給ダクト6を介し
て補給される新鮮な空気Aとを空気冷却器5に供給し
て冷却しこの冷却空気Aを冷却空気通路3を経て他の
区画(果物の収納区画)へ供給されることとなるが、こ
のとき弁体11は開放され空気冷却器5及び冷却空気通
路3内で発生したドレンはこのドレン流出管12を経て
排水管10内に流下するようになっている。この場合冷
却空気通路3内と空気補給ダクト6内とには圧力差があ
るため点線矢印Bで示すように冷却空気Aの一部がド
レンパイプ8内に流入し冷却されるためドレンパイプ8
内の氷結を完全に防止することができないという問題が
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 本発明は、前記したよ
うな従来の問題点を解決するためになされたものであっ
て、底部に床面とデッキとより構成される冷却空気通路
を有する区画内に空気冷却器と空気補給ダクトと保温
材を有するドレンパイプとを配置するとともに、該ドレ
ンパイプの下端部をヒータを内装した排水管に連結さ
せ、かつ、該排水管と前記冷却空気通路とを弁体を有す
るドレン流出管により連結させた冷蔵設備において、
記排水管の内部にシールポットを設けるとともに、該シ
ールポットを前記ヒータにより加熱し、かつ、前記ドレ
ンパイプの下端部を前記シールポット内の液面下に位置
するように配置させたことを特徴とする冷蔵設備におけ
る空気補給ダクトのドレン排出装置を提供せんとするも
のである。そして、好ましくはシールポットにヒータ
が巻回される。更に、排水管の上端を盲フランジにより
閉鎖するとともに、該盲フランジにシールポットを懸吊
させ、かつ、ドレンパイプの下端部を、前記シールポッ
ト内の液面下に位置するように配置される。
【0005】
【発明の作用】かかる冷蔵設備における空気補給ダクト
のドレン排出装置によれば、空気補給ダクト内で発生す
るドレンはドレンパイプからシールポット内に流入し、
このシールポット内のドレンが所定の液面上になると排
水管内に流下することとなる。このとき、ドレンパイプ
の下端はシールポット内で水シールされることとなるた
め冷却空気通路内の冷却空気はドレン流出管、排水管を
経てドレンパイプ内に流入することなく、従って冷却さ
れることもなくなる。加えて排水管内に配置されるシー
ルポットはヒータにより加熱保温されているため内部の
ドレンは氷結することもなく水シールを保持することが
できるのである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図4に基づき本発明
による冷蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出装
置の実施例を説明する。これらの図において図5と同一
符号は同一名称を示す。冷却空気通路3は船艙等より形
成される区画4の底部に設けられ床面1とデッキ2とに
より形成される。デッキ2上面にはドレンパン14が設
けられている。区画4内には空気冷却器5と空気補給ダ
クト6とドレン排出管路15を構成するドレンパイプ8
とが配置され循環ファン13を駆動することにより循環
空気Aと外部から空気補給ダクト6を経て補給される
新鮮な空気Aとは空気冷却器5内で冷却され0℃〜−
1℃の弱低温の冷却空気Aとなって冷却空気通路3か
ら図示しない区画、具体的には果物が貯蔵される船艙等
の区画へ供給されるようになっている。ドレンパイプ8
の下端部、より詳しくはドレンパイプ8が冷却空気通路
3内に位置する箇所8aと床面1上であってかつ該床面
1の冷熱が伝達される範囲となる所定の箇所8bとは保
温材7により被覆されている。この保温材7はドレンパ
イプ8の全長を被覆するよう配置してもよい。ドレン排
出管路15を構成する排水管10の下端はビルジタンク
16内まで延設されその内部にはヒータ9とシールポッ
ト17が配設されるとともにその上端部がデッキ2に溶
接等により取付けられている。詳述すれば図3及び図4
にも示されるように排水管10の上端はデッキ2に取付
けられるとともに短管10aが取付けられこの短管10
aは排水管10の一部として構成されるとともにその上
端には盲フランジ18がボルト19により着脱可能に取
付けられ閉鎖されるようになっている。そしてこの盲フ
ランジ18にはヒータ9の貫通グランド20とピース2
1が取付けられこのピース21とシールポット17の側
面に取付けられたピン22とによりシールポット17が
懸吊されるように配置されている。シールポット17の
側面には巻回されるヒータ9を支持するためのスチール
バンド23が設けられるとともに複数の穴24が設けら
れこの穴24によって所定の液面Wが形成されるよう
になっている。特にこの液面Wはピン22の取付位置
より僅かに下方になるよう穴24の位置が考慮されてい
る。ドレンパイプ8の下部は盲フランジ18を貫通して
シールポット17内であってかつ液面Wより下部に開
口するよう配置されている。排水管10と冷却空気通路
3とは弁体11を有するドレン流出管12により連通さ
れている。かかる構成において、今循環ファン13を駆
動して冷却空気Aを冷却空気通路3から所定の区画内
に供給する場合、その一部がドレン流出管12から排水
管10内に流入して来るがこの場合、ドレンパイプ8の
下端はシールポット17内で水シールされているためこ
の冷却空気がドレンパイプ8内に流入することがな
い。、その結果ドレンパイプ8内を流下して来る空気補
給ダクト6内で発生したドレンは氷結することがなくシ
ールポット17及び排水管10を経てビルジタンク16
内に排水された後ポンプ25により系外へ排出されるの
である。
【0007】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による冷蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出装
置によれば、ドレンパイプの下端を排水管内に配置され
たシールポットにより水シールすることにより冷却空気
がドレンパイプ内に流入するのを防止することができ、
そのため空気補給ダクトより排出されるドレンの氷結を
防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明による冷蔵設備における空気補給ダク
トのドレン排出装置の側面図である。
【図2】は図1のC部拡大図である。
【図3】は図2のD部拡大図である。
【図4】は図3のE−E矢視図である。
【図5】は従来の冷蔵設備における空気補給ダクトのド
レン排出装置の側面図である。
【符号の説明】
1 床 面 2 デッキ 3 冷却空気通路 4 区 画 5 空気冷却器 6 空気補給ダ
クト 7 保 温 材 8 ドレンパイ
プ 9 ヒ ー タ 10 排 水 管 11 弁 体 12 ドレン流
出管 13 循環ファン 14 ドレンパ
ン 15 ドレン排出管路 16 ビルジタ
ンク 17 シールポット 18 盲フラン
ジ 19 ボ ル ト 20 貫通グラ
ンド 21 ピ ー ス 22 ピ
ン 23 スチールバンド 24 穴 25 ポ ン プ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63J 2/12 B63B 25/26 F25D 21/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に床面とデッキとより構成され
    る冷却空気通路を有する区画内に空気冷却器と空気補
    給ダクトと保温材を有するドレンパイプとを配置すると
    ともに、該ドレンパイプの下端部をヒータを内装した排
    水管に連結させ、かつ、該排水管と前記冷却空気通路と
    を弁体を有するドレン流出管により連結させた冷蔵設備
    において、前記排水管の内部にシールポットを設けると
    ともに、該シールポットを前記ヒータにより加熱し、か
    つ、前記ドレンパイプの下端部を前記シールポット内の
    液面下に位置するように配置させたことを特徴とする冷
    蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出装置
  2. 【請求項2】 シールポットにヒータを巻回させて
    なる請求項1記載の冷蔵設備における空気補給ダクトの
    ドレン排出装置。
  3. 【請求項3】 排水管の上端を盲フランジにより閉
    鎖するとともに、該盲フランジにシールポットを懸吊さ
    せ、かつ、ドレンパイプの下端部を、前記シールポット
    内の液面下に位置するように配置させてなる請求項1記
    載の冷蔵設備における空気補給ダクトのドレン排出装
    置。
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