JP3427388B2 - 抄紙機用乾燥部の構造体および抄紙機の乾燥部内のポケットスペースをシールするための方法 - Google Patents

抄紙機用乾燥部の構造体および抄紙機の乾燥部内のポケットスペースをシールするための方法

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特許請求の範囲中に記載の独立請求項による
抄紙機用の乾燥部の構造体および抄紙機の乾燥部内のポ
ケットスペースをシールするための方法に関する。
抄紙機の乾燥部において、ウエブはシングルワイヤも
しくはツインワイヤドロウを用いることによって既知の
方法で搬送される。シングルワイヤドロウとは、ウエブ
が一つの乾燥シリンダから一つの同じ乾燥ワイヤによっ
て支持されたもう一つへ走行し、該ウエブは乾燥シリン
ダ間を同じ乾燥ワイヤによって支持されて走行するドロ
ウのことである。ウエブは、乾燥シリンダ上を該シリン
ダと乾燥ワイヤとの間を走行する。
ツインワイヤドロウとは、ウエブを支持するために別
々の上側ワイヤと下側ワイヤとが使用されるドロウのこ
とであり、ウエブは交互に上側シリンダ上と下側シリン
ダ上とを走行する。またこの場合においても、ウエブは
乾燥シリンダ上を乾燥シリンダと乾燥ワイヤ間を走行す
る。上側シリンダから下側シリンダへ、またはその逆方
向に、ウエブは部分的には自由状態で、非支持状態で走
行する。乾燥ワイヤについてターニングロールを設けて
ワイヤとウエブとが乾燥シリンダを同時に離れ、そして
ワイヤがウエブを一列のシリンダからもう一列のシリン
ダへと通過させる間の短い距離支持するようにすること
ができる。
従来既知のマルチシリンダシングルワイヤドライヤの
欠点は、ワイヤとウエブとが下側レベルで乾燥シリンダ
からターニングシリンダに搬送される際にウエブが乾燥
ワイヤ面からルーズになりがちであったことである。こ
れに関して、特殊な問題は、 ウエブとワイヤとが乾燥ドライヤから離れる場所、ウ
エブがワイヤとシリンダとの間を通過する場所、そして
ウエブがシリンダからルーズになるときに、ワイヤから
離れてシリンダに付着して行く傾向のある場所と、およ
び 乾燥シリンダ上にターニングシリンダもしくはロール
上とでの入口側ニップ、このニップで起きる過剰圧力に
より該ニップでウエブがワイヤから離れる傾向となると
いった入口側ニップとである。
ウエブがワイヤから離れていくと容易にウエブが破断
したりあるいは少なくともウエブ内にたるみ(baggy)
が生じたり、あるいは皺(folds)が形成したりするこ
とに通じる。したがって、ウエブがワイヤから離れてい
くことは抄紙機が高速度になっていくときに走行性上の
問題を生じることになる。
これまで抄紙機械の操作性を改良するために種々のブ
ローボックスを使用することが知られてきた。操作性の
改良のそのような一つは、抄紙機のマルチシリンダドラ
イヤにおいて使用されるブロー吸引ボックスに関する米
国特許4905380に開示されている。ブローボックスによ
り発生される噴射ブローは乾燥ワイヤと吸引ボックス壁
との間のスロット内に負圧ゾーンを作り出し、ウエブが
乾燥シリンダから下方のターニングロールへと通過する
際ウエブを乾燥ワイヤ上に保持するように、使用され
る。負圧ゾーンは、ワイヤの走行方向に反対方向に向け
られた噴射ブローによってブローボックス壁と乾燥フェ
ルトとにより限定されたスロット内に、乾燥シリンダの
出口側に作り出される。対応して、乾燥フェルトの走行
方向に平行な噴射ブローによって、乾燥用フェルトとブ
ロー吸引ボックスの壁とに限定されるスロット内に、乾
燥シリンダの下でターニングロールの出口側に負圧が作
り出されるか、もしくはそこの負圧が高められる。
上述した配置の持つ問題は外側の領域から空気吹き付
けによって惹起される負圧ゾーンを安全にシールするこ
とである。誤作動に関係して、抄紙機は度々紙の塊(cl
ods)を形成したり、もしくはウエブに皺を生じさせる
紙の無駄部を作り出し、例えばブローボックスとワイ
ヤ、もしくはシリンダもしくはロールとの間の狭いスペ
ース内のような、機械の狭い場所内に問題を起こす原因
となる。ウエブと共に走行する紙の塊、あるいは他の同
様なウエブ内の膨らみの故に、ワイヤ走行からの所望の
近距離部にブローボックスを設置することは不可能であ
る。上記膨らみが走行するワイヤと共にブローボックス
に接触することなく、またその構造あるいはワイヤを傷
付けることなくブローボックスを通過して走行すること
ができるように、ワイヤとブローボックスとの間には非
常に長い安全距離が必要になることが度々である。この
安全距離は100mmにさえすることができる。ブローボッ
クス用の吹き出しノズルが例えばワイヤから安全距離の
内側におかれねばならないとき、噴射ブローの効果は適
切でなくなることが度々ある。負圧ゾーンもまた十分に
シールされなくなる。
例えば米国特許4996782から、ワイヤループにより形
成されるポケットにエアを通すためにワイヤを通ってエ
アを流すのに望ましい所定の場所にエアブローを向ける
ために回転フラップを使用することが公知である。この
フラップの目的はブローボックスとワイヤとの間のスロ
ットをシールすることではない。
本発明の目的は、抄紙機械の乾燥部にブローボックス
を設けたポケットをシールするための改良された抄紙機
用の乾燥部の構造体および抄紙機の乾燥部内のポケット
スペースをシールする方法とを提供することにある。
本発明の目的は特に従来知られていたブローボックス
配置を更に発展させ負圧効果が走行中に更に高められる
ようにすることにある。
また本発明のさらなる目的はテール通し中にもワイヤ
とブローボックスとの間のエアスペースを制御すること
が可能な抄紙機用の乾燥部の構造体および抄紙機の乾燥
部内のポケットスペースをシールする方法を提供するこ
とである。
本発明の重要な目的はさらにブローボックスを通過し
て動く抄紙機の要素、例えばワイヤにできるだけ近接し
て負圧が発生され、そして通常運転時にもテール通し時
にも使用できる抄紙機用の乾燥部の構造体および抄紙機
の乾燥部内のポケットスペースをシールする方法を提供
することである。
本発明のさらに別の目的は、紙の塊や他の同等の障害
物がワイヤに沿ってワイヤと共にブローボックスを通過
するために十分な安全距離を確保するような配置を提供
することである。
上記目的を達成するために、本発明による抄紙機用の
乾燥部の構造体および抄紙機の乾燥部内のポケットスペ
ースをシールする方法とは本願の独立請求項の特徴事項
に記載されていることを特徴とする。
抄紙機の乾燥部において使用される本発明の典型的な
ブローボックスは、上記乾燥部において、第1乾燥シリ
ンダから第2乾燥シリンダへと走行するワイヤと、例え
ばターニングシリンダ、ターニングロール、吸引シリン
ダ等のようなワイヤ走行上のターニング要素により限定
されるポケットスペース内に、該ポケット空間からエア
を噴射するためかつ該ポケットゾーンの少なくとも部分
に負圧ゾーンを作り出すために設けられる。所望の負圧
ゾーンとその外側領域との間の境界部で、ブローボック
スには負圧ゾーンと該負圧ゾーンの外側の領域との間に
シールを形成するために、ワイヤから見て或る距離
「d」の位置にワイヤに向かって突出する一つもしくは
いくつかのシール要素が設けられる。このシール要素は
好ましくはブローボックスに接合されて該要素が押圧も
しくはアクチュエータによって、ワイヤから距離「d」
よりも大きな距離「D」の位置に離れる方向に動かされ
る。
本明細書と本願特許請求の範囲において、ブローボッ
クスとは典型的にはウエブの横断方向に延びる箱状構造
体、もしくはウエブの横断方向に延びるビーム状もしく
は筒状の構造体の如き他の同等の構造体であって、噴射
エアを該ポケットにもしくはその一部に導くために使用
することができるものについてのことである。本発明の
ブローボックスはまたウエブのエッジ領域においてまた
ポケット内に所望の値の負圧ゾーンを維持するためにブ
ローボックスの端部領域とワイヤのエッジ領域との間の
スロットをシールするために使用することもできる。本
発明の乾燥部の構造体の配置は、こうして付加的にもし
くは単独でポケットのエッジゾーンをシールするために
使用することができ、そしてポケットの残部は、すなわ
ち、ウエブの横断方向に、何らかの他の種類のシール、
例えば機械的なシールを使用することによってシールす
ることができる。本発明のシール配置はまた当然より一
般的には抄紙機あるいは何らかの他の同等な装置におい
て、支持用のファブリックすなわち、例えばロールで、
支持用ファブリックもしくはロールとブローボックスと
の間のスペース内にエアが入るのを、この中間スペース
からエアを噴射することにより、防止するために使用す
ることができる。
本明細書において、ワイヤとは例えばウエブが乾燥シ
リンダを通り過ぎるときにウエブを支持するドライヤワ
イヤ、フェルトあるいはその他の同等物についてのこと
である。
本発明はまた抄紙機のシングルワイヤもしくはツイン
ワイヤ乾燥部のいずれかに適用することができる。シン
グルワイヤ乾燥部において、ワイヤが間を通過する2つ
の乾燥シリンダとその下のターニングシリンダとにより
限定されるポケットスペース内に設けられる本発明の抄
紙機用乾燥部の構造体は、第1乾燥シリンダから第1ワ
イヤが走行する領域すなわち本明細書においては「入口
側」と呼ばれる領域と、次の乾燥シリンダに延びるワイ
ヤ走行の領域においてすなわち本明細書において「出口
側」と呼ばれる領域との双方において走行方向に負圧を
発生させかつシールするために使用することができる。
ツインワイヤ乾燥部において、2つの乾燥シリンダ
と、その間のワイヤ走行と、ワイヤターニングロールと
により限定されたワイヤポケットスペース内に設けられ
た本発明の抄紙機用乾燥部の構造体は第1の乾燥シリン
ダから延びるワイヤ走行領域において、すなわち入口側
において、負圧を発生しかつシールするために使用する
ことができる。次の乾燥シリンダに延びるワイヤ走行領
域において、すなわち出口側においてポケット通気を作
り出す吹き付けがブローボックスによって作り出され
る。
本発明の有意な実施形態において、シール用ノズルに
よってシールがなされエアがシール用ノズルを介して、
すなわちワイヤに近接して設けられたノズル要素を使っ
て、ブローボックスから吹き出される。入口側で、エア
は好ましくはシール用ブローノズルによって吹き出され
てポケットの前のシリンダからワイヤが離れる前にエア
がワイヤに出会い、こうしてシリンダ面はウエブがワイ
ヤから吹き付けにより離れるのを妨げる。出口側では、
エアはシール用ブローノズルにより吹き出され、ポケッ
トの次のシリンダとワイヤとの間のニップが閉じた後で
のみワイヤに出会う。この場合、ブローはウエブをワイ
ヤから離さない。
本発明に使用されるブローボックスは典型的にはワイ
ヤからの少なくとも安全距離に設けられる。この安全距
離は典型的には約50mmであるが、場合によっては100mm
とすることもできる。シール用ノズルの如き本発明に使
用されるシール要素はまた通常運転中にワイヤから15mm
よりも小さい距離に、典型的には約3ないし15mmの距離
に、好ましくは5ないし10mmの距離にさえもたらすこと
ができる。このようにして、ブローボックスとワイヤと
の間に噴射によって負圧効果を強め、そしてこうして形
成された負圧ゾーンと負圧ゾーンの外側の領域との間の
中間スペースをシールすることが可能である。上記シー
ル要素はフレキシブルであり、回動可能であり、あるい
はそうでなければ紙の塊もしくはその他の障害物がワイ
ヤをブローボックスの方へ押すときワイヤから約50mmの
距離「D」ほど好ましくは回動もしくは動かすことがで
きる。この距離「D」は問題である紙の塊がブローボッ
クスを傷つけることなく通過することができるようにす
るので十分であると考えられる。
シール要素はまた、例えば皺のよった紙や紙の塊がい
つもよりももっとワイヤとともに走行すると思われるテ
ール通しの期間中、該要素を前もってワイヤから短い距
離動かすアクチュエータに取り付けることもできる。ア
クチュエータにより、テール通しの期間中、例えばワイ
ヤが約20〜30mmの距離に動かすことができる。
有利な実施形態によれば、本発明のシール要素はリン
ク機構により静止したブローボックスに関節接合された
一つもしくはいくつかのシール用吹き出しノズルで形成
することができる。
シール用吹き出しノズルは典型的にはウエブを横切っ
て延びる一つのスロット付吹き出しノズル、またはウエ
ブを横切って連続的に設けられた複数のシール用吹き出
しノズルで形成される。シール用吹き出しノズルは典型
的には、ブローボックスとワイヤループの入口側とがそ
れらの間に限定する領域内に、好ましくはポケットの前
にある乾燥シリンダから見てこの領域の始まり部分に設
けられ、その結果シール用ノズルはのゾーンからエアを
噴射し負圧ゾーンとこの負圧ゾーンと外側域との間でウ
エブを横切って延びるインタフェースをシールするため
に使用することが出来る。
本発明に使用されるブローボックスは主として、ウエ
ブの横断方向に延び、エアを吹き出してワイヤが前側の
乾燥シリンダからポケットへと走行しワイヤ走行の少な
くとも入口側でエアを吹き出しかつ負圧ゾーンをシール
するためのシール用ノズルを設けた、均一な主エアチャ
ンバを含むことが出来る。本発明に使用される第2のシ
ール用ノズルは、シングルワイヤアプリケーションにお
いて、ワイヤ走行の出口側にエアを吹き出すためのブロ
ーボックスの他方の側に、すなわちウエブがポケット部
から次の乾燥シリンダに走行して、ブローボックスとシ
リンダと、ワイヤ走行とターニングロールとにより限定
されるポケットの全領域が負圧状態にされるように、好
ましくは設けることが出来る。ツインワイヤドロウを使
用するアプリケーションにおいて、従来型の吹き出しノ
ズルを、ブローボックスの他の側に、すなわちブローボ
ックスの出口側に、噴射ノズルを使う代わりに、ブロー
ボックスのこの側で通気ブローを作り出すために、好ま
しくは配置することも出来る。
本発明のブローボックスはしばしば、安全距離を考慮
して、乾燥シリンダとターニングシリンダもしくは下方
に配置された同等な部品との間、およびワイヤにより限
定されたポケット全体を満たす全ポケットボックスであ
る。
他方、本発明においてブローボックスはワイヤの横断
方向に延び、間に通路を有し、該通路は閉止要素でもっ
て閉じることが出来、ブローボックスとワイヤループと
により形成されたポケットスペースをワイヤループ外側
のスペースに接合している2つの隣接配置のブローボッ
クス部分から構成することもできる。この場合、ブロー
ボックスにはブローボックス部分の間の通路にエアを上
記通路を介してブローボックスとワイヤループとにより
形成されたポケットから噴射するためエアを吹き出す少
なくとも一つのブローノズルを設けることが可能であ
る。
ブローボックス部分はウエブの横断方向に延び主とし
て互いに鏡像の関係にある、二つの主として独立に形成
されたエアチャンバで形成することができる。
本発明のさらなる実施形態によれば、ブローボックス
は二つの異なる部分、主ボックスと、副ボックスとに分
割されている。主ボックスは典型的には静止した従来の
ブローボックスであり、ウエブの横断方向に延びウエブ
乾燥シリンダの閉止ニップに隣接したポケット内に設け
られる。副ボックスは、第1シリンダからくるワイヤ走
行に隣接して設けられ、ウエブの横断軸に関して可動も
しくは回動可能であり、通常の作動位置から、例えばテ
ール通しの間異なる位置に動かすかもしくは回動するこ
とが出来る。ある位置において、この副ボックスはブロ
ーボックス間の通路を閉じ、そして/あるいは該通路内
に吹き出すブローノズルのブロックを形成する。この配
置の有利な点は、ポケットの異なる部分からのエア出口
を互いに独立に最適のエア除去を達成できるということ
である。
好ましくはフレキシブルノズルが本発明のブローボッ
クスと関連して用いられる。紙の塊もしくは何らかのほ
かの同等な障害物に出会うとき、ノズルは退却しワイヤ
とともに走行する紙の塊等がワイヤ、ノズルもしくはブ
ローボックスを壊したり、傷つけたりできない。
本発明においてシール用吹き出しノズルは好ましくは
静止したフレームとそれにリンクをもって接合された実
際の、回動ノズル要素から成る。フレーム部分はウエブ
の横断方向に延びるブローボックスに、好ましくは該ボ
ックスに形成されたノズルの大きさの凹み内にしっかり
と取り付けてある。ノズルは当然他の種類の支持要素に
も同様に接合することができる。ノズルのフレーム部、
好ましくはその中のリンクには、ブローボックス内のエ
アチャンバもしくは他の対応する部分に接合されたエア
入口を設けることができる。ノズルの実際のノズルエレ
メントはその第1端部でフレーム部の上記リンクにそし
てその中のエア入口に取り付けられている。実際のノズ
ル部分の他端はノズル開口を含んでいる。ノズル開口は
ノズル内側のエアスペースを介してノズルの第1端部に
接続されたエア入口に接続している。加えて、ノズルに
は好ましくはばねもしくは他の伝達部材が設けて有り、
ノズルを設けた実際のノズル部分がワイヤの方へフレキ
シブルに押された状態に保たれうるように出来る。
実際のノズル部分は好ましくはワイヤの入口側のポケ
ット内に設けられて、例えばばね力によりワイヤの方に
押されるとき、リンクから見たとき、ワイヤの走行方向
においてセクタ内を回動する。ワイヤの出口側におい
て、ノズル部分はリンクから見たときワイヤの走行方向
に反対方向にセクタ内を回動する。ノズルは好ましくは
ワイヤに最も近接した壁が凸状であってワイヤがノズル
を押すとき容易にノズルを滑って通過しワイヤの走行方
向にも拘わらずノズルに捕捉されることがない。ノズル
開口は他端、すなわち現実のノズル部分の回動端に、ノ
ズル部分から見たとき、少なくとも部分的に後ろ向き
に、すなわちノズル部分の凸状外側面に沿って部分的
に、ポケット内に生じる負圧ゾーンから外向きに、該開
口から流れ出るエアの流れを方向づける。
本発明の装置が運転中にワイヤポケット内の負圧効果
を高めるために使用され、またテール通し中にポケット
からエア除去が非常に効果的に成されるように、本発明
のブローノズル配置を備えた乾燥部において抄紙機の走
行性が相当に改良される。ブローボックスにより発生さ
れる負圧効果は、負圧ノズル自体がワイヤとそれととも
に走行するウエブとにできるだけ近づけられるので特に
良く高められる。ポケットの圧力ゾーンが噴射エアをワ
イヤにより近づけることにより、および周囲のエアスペ
ースを従来よりもよりよい方法でシールすることにより
調整できるので、ポケットの出口側で従来可能であった
よりもよりよく紙ウエブのワイヤへの付着を保持するこ
とができる。本発明の装置によれば、ブローボックス構
造体をワイヤから好適な安全距離に維持し、かつ吹き出
しノズルを所定時間に所望のように、自動的にもしくは
アクチュエータを用いて、安全距離に安全に動かすこと
もできる。
本発明の装置が通常のシングルワイヤドロウに使用さ
れるとき乾燥シリンダの下のターニング吸引ロールのエ
ア量は、ブローボックスをポケット空間の異なる部分で
負圧効果を高めるために使用するとき、少なくすること
ができる。
次に、図を参照して本発明についてさらに詳細に説明
する。
図1はノズルが通常の作動位置にあるときの、シング
ルワイヤ乾燥部における本発明のブローボックスについ
て機械の模式的垂直断面図であり; 図2はノズルが内方に押された状態の時の、図1に示
すブローボックスを示しており; 図3は機械の側方から見た図1のブローボックスの模
式図であり; 図4は通常の作動位置にある本発明の現実のノズル部
分の模式的垂直断面図であり; 図5は内方に押された状態の図4のノズル部分を示し
ており、 図6は、図1にしたがった、通常の作動位置にある2
部分構成ブローボックスの断面図であり; 図7はテール通し中の位置にある図6のブローボック
スを示しており、 図8は、図6にしたがった、本発明の2部分構成ブロ
ーボックスの断面図であり; 図9は、図1にしたがった、ツインワイヤ乾燥部にお
ける本発明のブローボックスの断面図であり; 図10は機械の側方から見た、本発明のエッジシールを
備えたブローボックスの模式図であり、 図11は斜め上方から見た図10のエッジシールを示して
おり; 図12は図10のエッジシールの長手方向断面図であり; 図13は通常作動中の図12のA−A線断面図であり; 図14は紙の塊もしくは他の何らかの障害物がシールを
押圧する時の、図12のA−A線断面図であり; 図15は通常作動中の図12のB−B線断面図である。
図1、2、3は本発明のブローボックス10を示してお
り、該ブローボックスはシングルワイヤ乾燥部の二つの
乾燥シリンダ12、14と、ワイヤ16と、乾燥シリンダの下
で乾燥シリンダ間に配置されたターニングシリンダもし
くはロール18とにより形成されたポケット20内に設けら
れている。乾燥シリンダ12、14とワイヤ16の走行方向は
矢印SとWとで示されている。乾燥すべき紙ウエブ22は
乾燥シリンダ上をシリンダとワイヤとの間を搬送され
て、ワイヤ走行24の入口側で、ウエブはロール18の方へ
ワイヤにしたがいロール上をウエブ22に搬送される。ウ
エブはワイヤ走行の出口側26上をロールから第2シリン
ダ14の方へワイヤにしたがい、第2シリンダ上でウエブ
は該シリンダ14とワイヤ16との間を搬送される。
いわゆる全ポケットボックスであるブローボックス10
はポケット(T)20内に設けられて2つの隣接する乾燥
シリンダ12、14と、その下の間に配置されたターニング
シリンダ18と、ワイヤ走行24、26とにより限定されるポ
ケットスペース内を実質的に満たしている。
ブローボックス10は機械を横切って延びワイヤの入口
側の壁30とワイヤ出口側の壁32と上側壁34とロールに面
する壁36とにより限定されたエアチャンバ28を含んでい
る。ワイヤの入口側24と壁30とはそれらの間にスロット
38を限定している。ワイヤの出口側26と壁32とはそれら
の間にスロット40を限定している。壁30と32とワイヤ16
から距離「D」にあり、典型的には約50mmの距離にあ
る。
壁32と34とには凹み部42と44とが設けてあり、そこに
シール用の回動可能ノズル46と48とが設けてある。図4
と図5とに拡大されてノズル46が示してある。ノズル46
と48とは実際の回動可能ノズル部分50、52とを含み、該
ノズル部分の第1端部54、56はブローボックスの凹み部
に設けられたノズルのフレーム部分にリンク58、60によ
り回動可能に取り付けられている。リンクにはブローボ
ックスのエアチャンバからノズル部分のエアチャンバ69
にエアを導くためのエア入口ダクト59が設けてある。ノ
ズル部分50、52はリンク58、60の周りを回動でき、した
がってノズル部分の第2端部62、64は凹み部からワイヤ
16の方へと回動できる。ノズル部分はばね66により押さ
れている。このばねは凹み部の後壁に取り付けられ通常
運転時開状態であり、ノズルをワイヤの方へとできるだ
け近づけるよう押しつけている。通常運転中、ノズル部
分50、52はワイヤに向かって押されてワイヤとノズル部
分との間の間隔「d」は約3〜15mm(5〜10mm)であ
る。
シリンダ12上を移動するワイヤ16にできるだけ近づけ
てノズルを設けることによって、ブローの噴射効果を高
めることができる。こうして、ワイヤ走行へのブローの
負圧効果を、例えばワイヤとシリンダ12とが開くニップ
部において、高めることができ、紙ウエブを従来よりも
良好にワイヤに保持することができる。噴射効果が高ま
ることはまたポケット部全体においてより大きな負圧を
導くことになり、かつ閉じニップ部において過剰圧をな
くすことになり、このような噴射効果の高まりによりウ
エブをよりしっかりとワイヤに保持することになる。
実際のノズル部分50、52には吹き出し開口68、70が設
けてあり、該開口を介して噴射エアはノズルの内部エア
チャンバ69から斜め上向きに、すなわちポケットか外向
きに吹き出される。このようにエアブローはポケット20
から、特にワイヤの入口側と出口側とのポケット領域か
らエアを噴射し出すに使用される。ブローボックスのチ
ャンバスペース28から、エアは所望の噴射効果を作り出
すためにノズル46、48を介して吹き出される。
ワイヤの方へと回動する実際のノズル50、52の表面72
は湾曲しており、ワイヤは該湾曲面の領域でノズルに最
も近付いて走行するようになっている。図1〜図5に示
すノズルにおいて、ノズル開口68、70は実際のノズル部
分50、52の第2端部の終端に位置づけられており、ワイ
ヤはそれがノズルの方に突出するときノズル開口にあた
らないようになっている。
ノズル開口68、70は、入口側ではワイヤがロールを離
れる前に、そして出口側ではワイヤとシリンダとの間の
ニップが閉じた後でのみ、ブローが主としてワイヤにあ
たるようにエアを方向付ける。エアブローは好ましくは
ワイヤの離れる点76からもしくはニップの閉じる点74か
ら約50mmの位置に向けられる。
図1〜図5に示すノズルは本発明のフレキシブルノズ
ル配置であることが好ましく、この配置により、ワイヤ
上に搬送されることがある固形物質がノズルにあたる際
ワイヤとノズルとが損傷するのを防ぐことができる。
図2はノズル46がリンク58の周りを退却位置に回動し
た状態のブローボックスを示している。図1と図4とに
示すいわゆる拡がった状態にある、すなわち凹み部から
突出している実際のノズル部分は、図2と図5において
はリンク58のまわりをボックス28の方に回動して凹み部
42の中に退却している。紙の塊等の力によってノズルは
典型的には約15mmほど押し込まれうる。
図2に示す場合、ノズル46の湾曲面72はブローボック
スの壁30と同じ安全距離にあり、紙の塊等がシリンダ12
とワイヤ6との間をノズル46を損傷することなく通過で
きる。
ノズルは通過する塊により回動でき、すなわち、塊は
ノズルをブローボックスの方へ押すことができる。他
方、例えばテール通し中、好適なアクチュエータにより
ノズルを圧縮状態にロックすることができる。図3に
は、ブローボックス10の端部に取り付けられたレバーア
ーム要素78が示してあり、それでもってノズル46、48は
凹む部42、44内に回動できる。
図1の場合において、ノズル46、48はポケット20の負
圧ゾーンと外側領域との境界をシールしてポケット内に
噴射ブローによって必要な負圧が維持されるようにす
る。ワイヤエッジと、ブローボックスのエッジ領域とロ
ールのエッジゾーンとの間のスロットは例えば図3に示
す如き固定されたシール82でもってシールすることがで
きる。
図6と図7とにおいて、図1〜図5に示すものと同じ
部品に付いては同じ符号の頭に数字1を付けて示す。図
6と図7とは本発明に使用されるブローボックス110を
示しており、2つの部分、静止した主ボックス128と回
動可能な副ボックス128'とからなる。主ボックス128は
ウエブを横切って延び図1に示すエアボックス28と同様
なエアチャンネルを包含している。ワイヤ走行の入口側
で壁130はワイヤ116の入口側124よりもより離れた距離
に位置している。ワイヤの入口側に設けられた第2の、
副ボックス128'は主として翼、すなわち垂直の狭い箱状
の断面を有している。上記狭い副ボックス128'はリンク
158によって留め部材157に回動可能に接続されており、
上記部材157は主ボックスの壁130に設けられている。こ
うして、通路129が壁130と翼状副ボックス128'との間に
形成される。ウエブを横切って延びる部材147とノズル1
46とはノズルへエアを導くために副ボックス128'の上部
分に設けられている。
図6は通常の運転中にある2部分式ブローボックスを
示している。この場合、回動可能な副ボックス128'の下
部分は静止した主ボックス128の壁130に接触するように
回動されており、したがって副ボックスと主ボックスと
の間の通路129はその下端で閉じられている。こうし
て、副ボックス128'は同時に壁130の下部でノズル131に
対するブロックを形成したエアがノズルから通路129に
流れるのを防止する。副ボックス128'の上部、すなわち
リンク158の上に設けられた副ボックス128'のノズル146
はワイヤに向かって従来の安全距離よりも小さい距離回
動されて副ボックス128'自身が副ボックスとワイヤ116
の入口側124との間のスロット138に対して本発明で意味
するシールを形成する。エアはスロット138の外にエア
を噴射するためのノズル146からワイヤの走行方向とは
反対方向に吹き出される。図6においてワイヤ走行の出
口側における主ボックス128の壁132の構造は図1に示し
たノズル付壁構造32に同様である。
本実施形態の原理は、ノズル146をワイヤ走行により
近づけることにより、ボックスにより作り出される負圧
レベルに効果的に影響を与えることができるということ
である。図6の配置において、ブローボックスの作用
は、ワイヤ表面により近いフレキシブルノズルが必要な
負圧レベルを増加させることになる回動可能な副ボック
ス部分により高められる。
図7において、副ボックス128'は図6に示す状態に比
較してリンク158の周りにアクチュエータ100によって時
計方向に回動させられており、副ボックス128'の上部は
ワイヤからさらに遠くへ動かされていて、下部はもはや
壁130に接触していなく、スロット129とノズル131とは
共に開いている。図7に示す副ボックスの位置は例えば
テール通し中に紙の塊等がブローボックスを通過するの
を許す。テール通しの間、エアはポケットからノズル13
1からの噴射ブローの助けで通路129を介しても噴射する
ことができる。
テール通しの間、負圧レベルに到達するのに加えて、
ノズルの助けでエアを効果的に除去することもまた重要
である。このために、ボックスの設計は、テール通しの
間エアが上および下ノズル146、148、131によりできる
だけ効果的に除去されるように作動するようにされる。
必要な場合、もしくは所望の場合、主ボックスのノズル
148と131とは作動上互いに孤立させそして図には示され
ていない異なるエアチャンバと組み合わせることもでき
る。テール通しが首尾良く成されると、副ボックスはア
クチュエータ100により反時計向きに回動されて、その
結果通常の運転中できるだけ強力な負圧効果が達成され
る。副ボックスが回動されて主ボックスに接触すると主
ボックスの下ノズル131を介するエアの流れは遮断され
る。ボックスのテール通し位置への回動は抄紙機の自動
機構を使って行うことができる。
所望であれば、上述の配置は、両ボックスを回動させ
るようにすることもでき、その場合両上ノズル146、148
のワイヤからの距離は必要な負圧効果を生じるように調
整できる。
本発明の乾燥部の構造体の配置によれば、その意図は
ブローボックスのノズルの幾何学的配置を最適化しかつ
ブローセンタを最適位置にすることによりブローノズル
の作用を強めることである。ボックスの作用はノズル14
6とワイヤ116との間の角度を減らすことにより特に強め
られる。この場合、ブローはより効果的に第1乾燥シリ
ンダからボックススペースへのワイヤに沿った境界エア
層の流れ込みを防止する。入口側でのノズル146の作用
はボックスの作用にとって非常に重要であり、それ故ノ
ズルから流れるエアの量はワイヤに沿って流れる境界エ
ア層の効果を阻止するに十分な大きさでなければならな
い。出口側で、ノズル148の作用は、ポケットスペース
からの、ワイヤ表面を離れるエアであって、このエアの
中の活動的部分としてノズルのように作用するエアに補
助される。
いくつかの実施形態において、出口側ノズル148の代
わりにワイヤ表面に近接して配置してはいるが接触する
ことのない回動可能な機械的シールを設けることもでき
る。
図8は図6の2部分式ブローボックスのもう一つの実
施形態を示している。図8において、図1と6とにおけ
る部分と同じものについては同じ符号の頭に2を付けて
説明する。ボックスは2つの静止した主ボックス228と2
28'とから成り、これらは基本的に互いに鏡像の関係に
ある。両ボックス間の通路229'は閉止要素227により閉
じることができる。通路229の始まりで、主ボックス228
と下部にはノズル231が設けてあり、該ノズルは要素233
により閉じることができる。ワイヤに面する主ボックス
の壁には図3のシール用ブローノズル246,248が設けて
ある。図8において、2部分式ブローボックスは通常運
転状態が示されており、ノズル246,248は外方に突出し
たシール位置にあり、そして両ボックス間の通路229と
ノズル231とは閉じられている。
テール通し工程中、ノズル246,248を図3に示した
(図8には図示のない)アクチュエータを用いて、ワイ
ヤから引き離すことができる。同時に、ポケット220か
らのエアの除去を図8では閉じている両ボックス間の通
路229を開きかつ図8では閉じているノズル231からの吹
き出しを補助として通路を介してエアを噴射することに
より強めることができる。
図6,7,8に示す2部分式ブローボックスの利点は、2
部分構造の故にそれらをより容易に狭い場所に設置でき
ることにもある。
図1〜3および図6〜8に示した配置は、何らかの理
由によりターニングロール18,118,218において通常の吸
引効果を維持したり達成できず、そして何らかの理由で
特に高い負圧レベルをロールにおいて必要とし、あるい
はそうでなければブローボックスの補助でロールの負圧
レベルを増すことが望まれる状況下でもまた特に使うこ
とができる。
図9において、図1と図6に示す部材と同じ部材につ
いては同じ符号の頭に3を付けて示す。図9はツインワ
イヤ乾燥部における本発明のブローボックス310を示し
ている。このブローボックスは2つの乾燥シリンダ31
2、314と、ワイヤ316とターニングロール318とにより限
定されるいわゆるワイヤポケット320内に設けられてい
る。ブローボックス310はウエブの横断方向に延びる静
止したボックス構造体328から成る。ワイヤ走行の入口
側324の壁330には図1に示すノズル46と同様なノズル34
6が設けられており、そしてロール318の方向に対して吹
き出すノズル347がブローボックスとワイヤの入口側と
の間のスペースからエアを吹き出す為にブローボックス
の下部に設けられている。ブローボックスの反対側の壁
332にはブローボックスとワイヤ走行の出口側との間の
スロット340の方へエアを吹き出すノズル349が設けてあ
り、このようにしてこのスロットの通気を作り出す。ノ
ズル346、347および特に349は互いに作動的に個別にな
っている。
噴射ノズル346は図1に示す本発明の実施形態におけ
るノズル46と48とのように、ブローボックスの凹み部34
2に回動可能に取り付けられている。ノズル346はこうし
て回動可能であり、そして紙の塊がワイヤもしくはノズ
ルを損傷することなくシリンダとノズルとの間のスロッ
トを押し通り抜けるようにする。ノズルはまた、図3に
示すレバー機構を使って、あるいは何らかの他の方法に
よって、所望の時間にワイヤから押し離すことができ
る。
本発明のエッジシールを示す図10〜15において、図1
〜5に示される部材と同じ部材に対しては同じ符号の頭
に「4」をつけて示す。図10はシリンダ412、414とター
ニングロール418とワイヤ416との間のポケット内に設け
られたブローボックス410を示している。ブローボック
ス端部のエッジゾーンはワイヤの走行方向においてワイ
ヤとシリンダ412との間のニップ近くにフレキシブルな
エッジシール401、402を有している。このシールの目的
はブローボックスとワイヤとの間にエッジゾーンにおい
ても効果的な負圧ゾーンを維持するためにブローボック
スのエッジゾーンとワイヤのエッジとの間のスロット43
8、440をシールすることである。エッジシール401、402
には噴射ブローノズルが設けてある。図10においてブロ
ーボックス内に設けられた固定した機械的シール482、4
83を設けてターニングロールの領域の端部分とブローボ
ックスとをシールすることもできる。
図11は、図10に従う、ウエブの横断方向に延びるフレ
キシブルなブローボックス410の断面と、その機械的ノ
ズル446と、およびブローボックスとワイヤとの間との
スロットにおける端壁403内に設けられたエッジシール4
01とを示している。エッジシールはシールのノズルスロ
ットから外方に噴射エアを吹き出すためのノズル404を
含んでおり、ワイヤエッジの領域においてもまたブロー
ボックスとワイヤとの間のこのスロット内の負圧を維持
するようになっている。
図10と図11とに示すエッジシール401の構造が図12〜
図15に描かれている。図12はエッジシール401の長手方
向断面図を示している。図13と図14とは図12のA−A線
に沿ってエッジシール断面を示しており、そして図15は
B−B線に沿って断面を示している。エッジシールは横
長の摺動可能なチャンバ構造から成り、ブローボックス
端壁403にしっかりと設けられた留め要素405に摺動可能
に設けられており、その結果エッジシールを押すことに
よって、チャンバがワイヤから、端壁の方向に留め要素
に関して、すなわち図13の位置から図14の位置に摺動可
能に押し離される。エッジシールにはばね466が設けて
あり、該ばねは押圧が停止した時エッジシールを通常作
動位置に戻す。ばね466はエッジシールのエアチャンバ
内に形成された凹み部内に設けられている。ばねを入れ
た凹み部を示す図13とエアチャンバを示す図15とは、通
常作動位置にあるエッジシールの断面を示している。図
14は端壁の面403に沿ってかつワイヤから離れて、バネ4
66の力に抗して押されたエッジシールを示している。
開口406がエッジシールのエアチャンバ428と端壁403
を通ってブローボックスのエアチャンバからエッジシー
ルのエアチャンバ内にエアを導くために設けられてい
る。
本発明の乾燥部の構造体および乾燥部内のポケットス
ペースをシールする方法とを使って、噴射ブローとシー
ル要素、特にシール用ノズルの補助により、乾燥シリン
ダとワイヤとターニングロールとの間に形成された負圧
ゾーンを強めて、抄紙機の作用を改良することができ
る。負圧効果でもって、ウエブの走行を支持し、破断や
ウエブがかさばることを無くすことができる。乾燥シリ
ンダ間のワイヤ走行の上に(たとえば1000Paの圧力をも
って)ウエブをワイヤ上にしっかりと保持することによ
りウエブの横断方向の縮みを減少することがみとめられ
た。
本発明の好ましい実施形態を参照して上に説明してき
たが、本発明はそれらの詳細な点にのみ限定されるもの
ではない。請求の範囲に規定される発明思想の範囲内で
多くの変形が可能である。
上述したブローボックスはこうして抄紙機もしくは上
述のポケットにおける以外の同様な装置において適用す
ることができる。必要な場合、ブローボックスもしくは
同様な部分を何らかの支持用のファブリックとの関連で
その支持用ファブリックから距離「D」で支持用のファ
ブリックとブローボックスとの間のスペースからエアを
吹き出すためそして/または上記スペースの外から上記
スペースの中にエアが流れ込むのを防止するために設け
ることができる。ブローノズルは、この場合、リンクも
しくは運動を許す他の同様な要素を使って、ブローボッ
クスの静止フレーム部にあるいは同等な部分に接合する
ことができる。本発明によれば、実際のノズル部分はば
ねあるいは何らかの他の同等物により支持用ファブリッ
クから距離「d」に保持されるよう配置される。ここで
距離「d」は距離「D」よりも小さい。ばねあるいはそ
れぞれの要素は実際のノズル部分が支持用のファブリッ
クからノズル部分へ向かって押されることによりおよび
/もしくはアクチュエータにより距離「d'」に支持用の
ファブリックから離れる方向に押されるようにする。こ
こで距離「d'」は距離「d」よりも大きい。
本発明に使用されるノズルはこのように支持用のファ
ブリックのエッジ領域においておよび、必要な場合、ロ
ールの領域においてさえも負圧ゾーンをシールするため
に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ビィルタ,ライモ フィンランド エフアイエヌ―20300 トゥルクイリタロンカツ 20 (56)参考文献 特開 平3−888(JP,A) 実開 昭59−141600(JP,U) 特表 平1−501952(JP,A) 特表 平3−503191(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D21F 5/04

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抄紙機の乾燥部内を第1の乾燥シリンダ
    (例えば12)から第2の乾燥シリンダ(例えば14)へと
    走行するワイヤ(例えば16)と、ワイヤ走行上に設けら
    れたターニング要素とにより画成されたポケットスペー
    ス(例えば20)内に設けられ、ポケットスペースからエ
    アを噴出するためにおよび該ポケットスペースの少なく
    とも一部(例えば38、40)内に負圧を発生しおよび/も
    しくは維持するためのブローボックスから成る抄紙機の
    乾燥部の構造体において、 該ブローボックス(例えば10)には所望の負圧ゾーンと
    その外側の領域との境界部に一つもしくは複数のシール
    要素(例えば46、48、128'、246、248、346、401、40
    2)が設けてあり、該シール要素はブローボックスから
    ワイヤの方へ負圧ゾーンと負圧ゾーンの外側領域との間
    にシールを形成するためにある距離「d」だけ突出して
    おり、そして 上記シール要素はブローボックスに接続されて該シール
    要素が、押すことによりおよび/もしくはアクチュエー
    タの補助で、距離「d」よりも大きな距離「D」だけワ
    イヤから動かされうることを特徴とする抄紙機用乾燥部
    の構造体。
  2. 【請求項2】前記シール要素は静止ブローボックスにリ
    ンク機構により関節接合された一つもしくは複数のシー
    ル用ブローノズル(例えば46、48、148、256、248、34
    6、401、402)で形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の抄紙機用乾燥部の構造体。
  3. 【請求項3】上記シール要素は、ブローボックス内に、
    ブローボックスとワイヤループの入口側とにより限定さ
    れたゾーンの始めで、ワイヤループの入口側とブローボ
    ックスとにより限定されたゾーンからエアを噴出するた
    め、そしてこうして形成された負圧ゾーンとウエブ横断
    方向に延びる該負圧ゾーンの外側の領域との間の境界部
    をシールするために、ウエブ横断方向に延びる一つの関
    節接合されたスロット付ブローノズルまたはウエブ横断
    方向に延びる複数の連続的に配置されたシール用のブロ
    ーノズル(例えば46、246、346)により、形成されてい
    ることを特徴とするシングルワイヤもしくはツインワイ
    ヤ乾燥部内に設けられた請求項1に記載の抄紙機用乾燥
    部の構造体。
  4. 【請求項4】上記シール要素は、ブローボックス内に、
    ワイヤループの出口側とブローボックスとにより限定さ
    れる領域からエアを排出しそしてこうして発生した負圧
    ゾーンと該負圧ゾーンと外側の領域との間の境界部をシ
    ールするために、該ブローボックスとワイヤループの出
    口側とにより限定されたゾーンの端部に配置され、一つ
    もしくは複数の関節接合されたシール用ブローノズル
    (例えば48、148、248、348、402)で形成されているこ
    とを特徴とするシングルワイヤ乾燥部に設けられた請求
    項3に記載の抄紙機用乾燥部の構造体。
  5. 【請求項5】上記シール要素はターニングロール(例え
    ば318)であり、ブローボックスにはターニングロール
    (例えば318)付近で該ターニングロールの走行方向に
    対抗してエアを吹きつけるためにかつ負圧ゾーンからエ
    アを排出するために一つもしくは複数のノズル(例えば
    347)、および/もしくは ブローボックスポケット(例えば320)を形成するワイ
    ヤループの出口側にこの領域のワイヤを介して通気用ブ
    ローを発生するために一つもしくは複数のノズル(例え
    ば349)とを 設けたことを特徴とするツインワイヤ乾燥部内の設けら
    れた請求項3に記載の抄紙機用乾燥部の構造体。
  6. 【請求項6】シール要素はブローボックス内で、ブロー
    ボックスの端部ゾーンとワイヤループの入口と出口側と
    のエッジ部とにより限定される位置において、ワイヤル
    ープとブローボックスとにより限定された領域からエア
    を排出するためと、こうして形成される負圧ゾーンと該
    負圧ゾーンの外側の領域との間のワイヤ走行方向の境界
    部をシールするための2つの状態間を動き得る、ワイヤ
    に主として直角に延びるシール用ブローノズルで形成さ
    れて、シングルワイヤもしくはツインワイヤ乾燥部内に
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の抄紙機用
    乾燥部の構造体。
  7. 【請求項7】シール要素もしくはシール用ブローノズル
    は通常運転中、該シール要素もしくはシール用ノズルが
    ワイヤから少なくとも3〜15mmの距離「d」にあり、 紙のふくらみに押された際、該シール要素もしくはシー
    ル用ノズルは少なくともワイヤから50mmよりも大きな距
    離「D」に移動でき、および/もしくは テール通しの期間中は、該シール要素もしくはシール用
    ノズルはワイヤから少なくとも約20〜30mmの距離「d'」
    にアクチュエータによって移動されるように ブローボックス内に設けられていることを特徴とする請
    求項1、2もしくは3のいずれかに記載の抄紙機用乾燥
    部の構造体。
  8. 【請求項8】ブローボックスはウエブ横断方向に延び
    る、第1および第2のブローボックス部分(例えば12
    8、128'、228、228')から形成されており、 閉止要素により閉じることのできる通路(例えば129、2
    29)が、ブローボックスとブローボックスとの間に形成
    されていて、ブローボックスとワイヤループとにより形
    成されたポケットスペース(例えば120、220)を該ワイ
    ヤループの外側のスペースに連通させており、そしてこ
    れらブローボックス間の通路にエアを吹き付ける少なく
    とも一つのブローノズル(例えば131、231)が、ブロー
    ボックスとワイヤループとにより形成されたポケットか
    ら上記通路を介してエアを排出するためおよびポケット
    内に負圧を維持するために、ブローボックス内に配置さ
    れている ことを特徴とする請求項1または2に記載の抄紙機用乾
    燥部の構造体。
  9. 【請求項9】第1および第2のブローボックス部分はウ
    エブ横断方向に延び鏡像の関係にある二つの基本的に同
    一なエアチャンバ(例えば228、228')から形成されて
    いることを特徴とする請求項8に記載の抄紙機用乾燥部
    の構造体。
  10. 【請求項10】第1のブローボックス部分はワイヤの出
    口側にあり、ウエブ横断方向に延びる静止した主ボック
    ス構造体(例えば128)から成り、第2ブローボックス
    部分(例えば128')はワイヤの入口側にあり、第一ブロ
    ーボックス部分に回動可能に関節接合されウエブ横断方
    向に延びる翼状の別個の構造体から成り、第2のブロー
    ボックス部分の断面は静止した第1のブローボックス部
    分の断面より狭いことを特徴とする請求項8に記載の抄
    紙機用乾燥部の構造体。
  11. 【請求項11】回動可能な第2のブローボックス部分
    (例えば128')はウエブ横断方向にある軸(例えば15
    8)の周りに回動可能であり第1および第2のブローボ
    ックス部分間の通路(例えば129)を閉じ、そして/ま
    たは該通路内に吹き出すブローノズル(例えば131)用
    のブロックを形成することができることを特徴とする請
    求項10に記載の抄紙機用乾燥部の構造体。
  12. 【請求項12】シール用ブローノズルは、ウエブ横断方
    向に延びるブローボックス(例えば28)にしっかりと取
    り付けられておりそしてブローボックスのエアチャンバ
    に接合されたエア入口が設けられた静止フレーム部分
    (例えば57)と、回動可能なノズル部分(例えば50)と
    から成り、 該ノズル部分はその第1部分(例えば54)でダクト(例
    えば59)を有するリンク(例えば58)でもって静止フレ
    ーム部分に接合されてエア入口からノズル部分へエアを
    導くようになっており、 該ノズル部分の他端はブローボックスとワイヤとの間の
    スペース内にエアを吹きつけるためのノズル開口(例え
    ば68)を含んでおり、 該ノズル部分にはワイヤに向かってノズルのノズル開口
    を形成する端部を押すための付勢部材(例えば66)が設
    けてあり、そして 該ノズル部分のワイヤに最も近い壁(例えば72)はワイ
    ヤに向かって湾曲していることを特徴とする請求項2に
    記載の抄紙機用乾燥部の構造体。
  13. 【請求項13】ワイヤの入口側でワイヤに主として平行
    に延びるブローボックスの壁に凹み部(例えば42)が形
    成されており、該凹み部内にシール用ブローノズルがリ
    ンク(例えば58)を使うことにより押す力もしくはアク
    チュエータによって少なくとも部分的に回動できること
    を特徴とする請求項2に記載の抄紙機用乾燥部の構造
    体。
  14. 【請求項14】抄紙機の乾燥部におけるポケットスペー
    スをシールするために、該ポケットスペースは 第1乾燥シリンダから第2乾燥シリンダに走行するワイ
    ヤによりそしてワイヤ走行上に設けられたターニング要
    素により限定されており、かつ 該ポケットスペースにはポケットスペースからエアを排
    出するためおよび/もしくはポケットスペースの少なく
    とも一部に負圧ゾーンを維持するためにブローボックス
    が設けてある方法において、 所望の負圧ゾーンとその外側の領域との間の境界部はワ
    イヤから見てワイヤの方に或る距離「d」だけ突出して
    いる一つもしくは複数のシール要素によってシールされ
    ており、そして 上記シール要素は該要素が押すことによりもしくはアク
    チュエータのいずれかによってワイヤから距離「d」よ
    りも長い距離「d'」だけ動かされうるようにブローボッ
    クスに接合されていることを特徴とする抄紙機の乾燥部
    内のポケットスペースをシールするための方法。
  15. 【請求項15】シール要素はワイヤの方へ付勢部材によ
    って押されていることを特徴とする請求項14に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】シール要素はシール用ブローノズルであ
    り、そして該ブローノズルがポケット内にエアを吹きつ
    けるために使われ、ポケットスペース内の負圧ゾーンか
    らエアを排出するために使われることを特徴とする請求
    項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】ワイヤの入口側で、エアがワイヤの走行
    方向に対抗して該シール用ブローノズルによって吹きつ
    けられて、ワイヤが第1シリンダから離れる前にエアが
    ワイヤに接触するようにされ、そして ワイヤの出口側で、エアがワイヤの走行方向に該シール
    用ブローノズルによって吹きつけられて、ワイヤと第2
    シリンダとの間のニップが閉じた後でのみエアがワイヤ
    に接触するようになっていることを特徴とする請求項16
    に記載の方法。
  18. 【請求項18】シール要素はテール通しの期間中アクチ
    ュエータによりワイヤから離れるように動かされること
    を特徴とする請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】ブローボックスは2部分式がボックスで
    あり、第2のブローボックス部分はシール要素を形成し
    ており、シール要素を形成する該第2ブローボックス部
    分は、 通常の運転中付勢部材によりワイヤに向かって押され、
    そしてテール通しの期間中アクチュエータによりワイヤ
    から離れるように動かされることを特徴とする請求項14
    に記載の方法。
  20. 【請求項20】ブローボックス内に形成された通路を通
    してもしくはポケットスペースの非負圧部分を通してポ
    ケットスペースからエアを排出するために、ポケットス
    ペースの底近くに設けられたノズル(例えば347)によ
    り、エアがブローボックスから吹きつけられることを特
    徴とする請求項16に記載の方法。
  21. 【請求項21】シール要素が静止フレーム部分と回動可
    能なノズル部分とから成るブローノズルであり、 該ノズル部分はその第一端において静止フレーム部分に
    リンクで接合されており、 該ノズル部分の他端はブローボックスとワイヤとの間の
    スペース内にエアを吹き出すためにノズル開口を有して
    おり、そして ワイヤに近い該ノズル部分の表面は凸状であり、 負圧ゾーンとその外側領域との間の境界部に向かってエ
    アがその凸状の表面に沿ってブローノズルから吹きつけ
    られることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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