JP2000516306A - 抄紙機の乾燥部において使用するブローボックスおよび抄紙機の乾燥部においてブローボックスが設けられたポケットをタイトにするための方法 - Google Patents

抄紙機の乾燥部において使用するブローボックスおよび抄紙機の乾燥部においてブローボックスが設けられたポケットをタイトにするための方法

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Abstract

(57)【要約】 抄紙機の乾燥部に使用されるブローボックス、ブローボックスを設けたポケットをシールするための方法、およびブローノズル。ブローボックス(10)は支持布体(16)とブローボックスとの間のスペース(30)からエアを噴出しそして/またはこのスペース内に負圧ゾーンを維持するために配置されている。所望の負圧ゾーンとその外側の領域との間のインタフェースにおいて、ブローボックスにはブローノズルのような、シール要素(46)が設けてあり、ワイヤから見て距離「d」にワイヤの方へ突出していて、負圧ゾーンと負圧ゾーンの外側領域との間にシールを形成している。シール要素は押圧および/もしくはアクチュエータにより該シール要素が距離「d」よりも大きな距離「D」にワイヤから動かされうるようにブローボックスに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】 抄紙機の乾燥部において使用するブローボックスおよび抄紙機の乾燥部におい てブローボックスが設けられたポケットをタイトにするための方法 本発明は添付の独立請求項による抄紙機に使用されるブローボックスおよび抄 紙機の乾燥部内のブローボックスを設けたポケット部をシールするための方法に 関する。 抄紙機の乾燥部において、ウエブはシングルワイヤもしくはツインワイヤドロ ウを用いることによって既知の方法で搬送される。シングルワイヤドロウとは、 ウエブが一つの乾燥シリンダから一つの同じ乾燥ワイヤによって支持されたもう 一つへ走行し、該ウエブは乾燥シリンダ間を同じ乾燥ワイヤによって支持されて 走行するドロウのことである。ウエブは、乾燥シリンダ上を該シリンダと乾燥ワ イヤとの間を走行する。 ツインワイヤドロウとは、ウエブを支持するために別々の上側ワイヤと下側ワ イヤとが使用されるドローのことであり、ウエブは交互に上側シリンダ上と下側 シリンダ上とを走行する。またこの場合においても、ウエブは乾燥シリンダ上を 乾燥シリンダと乾燥ワイヤ間を走行する。上側シリンダから下側シリンダへ、ま たはその逆方向に、ウエブは部分的には自由状態で、非支持状態で走行する。乾 燥ワイヤについてターニングロールを設けてワイヤとウエブとが乾燥シリンダを 同時に離れ、そしてワイヤがウエブを一列のシリンダからもう一列のシリンダへ と通過させる間の短い距離支持するようにすることができる。 従来既知のマルチシリンダシングルワイヤドライヤの欠点は、ワイヤとウエブ とが下側レベルで乾燥シリンダからターニングシリンダに搬送される際にウエブ が乾燥ワイヤ面からルーズになりがちであったことである。これに関して、特殊 な問題は、 ウエブとワイヤとが乾燥ドライヤから離れる場所、ウエブがワイヤとシリンダ との間を通過する場所、そしてウエブがシリンダからルーズになるときに、ワイ ヤから離れてシリンダに付着して行く傾向のある場所と、および 乾燥シリンダ上とターニングシリンダもしくはロール上とでの入口側ニップ、 このニップで起きる過剰圧力により該ニップでウエブがワイヤから離れる傾向と なるといった入口側ニップとである。 ウエブがワイヤから離れていくと容易にウエブが破断したりあるいは少なくと もウエブ内にたるみ(baggy)が生じたり、あるいは皺(folds)が形 成したりすることに通じる。したがって、ウエブがワイヤから離れていくことは 抄紙機械が高速度になっていくときに走行性上の問題を生じることになる。 これまで抄紙機械の操作性を改良するために種々のブローボックスを使用する ことが知られてきた。操作性の改良のそのような一つは、抄紙機のマルチシリン ダドライヤにおいて使用されるブロー吸引ボックスに関する米国特許49053 80に開示されている。ブローボックスにより発生される噴射ブローは乾燥ワイ ヤと吸引ボックス壁との間のスロット内に負圧ゾーンを作り出し、ウエブが乾燥 シリンダから下方のターニングロールへと通過する際ウエブを乾燥ワイヤ上に保 持するように、使用される。負圧ゾーンは、ワイヤの走行方向に反対方向に向け られた噴射ブローによってブローボックス壁と乾燥フェルトとにより限定された スロット内に、乾燥シリン ダの出口側に作り出される。対応して、乾燥フェルトの走行方向に平行な噴射ブ ローによって、乾燥用フェルトとブロー吸引ボックスの壁とに限定されるスロッ ト内に、乾燥シリンダの下でターニングロールの出口側に負圧が作り出されるか 、もしくはそこの負圧が高められる。 上述した配置の持つ問題は外側の領域から空気吹き付けによって惹起される負 圧ゾーンを安全にシールすることである。誤作動に関係して、抄紙機械は度々紙 の塊(clods)を形成したり、もしくはウエブに皺を生じさせる紙の無駄部 を作り出し、例えばブローボックスとワイヤ、もしくはシリンダもしくはロール との間の狭いスペース内のような、機械の狭い場所内に問題を起こす原因となる 。ウエブと共に走行する紙の塊、あるいは他の同様なウエブ内の膨らみの故に、 ワイヤ走行からの所望の近距離部にブローボックスを設置することは不可能であ る。上記膨らみが走行するワイヤと共にブローボックスに接触することなく、ま たその構造あるいはワイヤを傷付けることなくブローボックスを通過して走行す ることができるように、ワイヤとブローボックスとの間には非常に長い安全距離 が必要になることが度々である。この安全距離は100mmにさえすることがで きる。ブローボックス用の吹き出しノズルが例えばワイヤから安全距離の内側に おかれねばならないとき、噴射ブローの効果は適切でなくなることが度々ある。 負圧ゾーンもまた十分にシールされなくなる。 例えば米国特許4996782から、ワイヤループにより形成されるポケット にエアを通すためにワイヤを通ってエアを流すのに望ましい所定の場所にエアブ ローを向けるために回転フラップを使用することが公知である。このフラップの 目的はブローボックスとワ イヤとの間のスロットをシールすることではない。 本発明の目的は、抄紙機械の乾燥部にブローボックスを設けたポケットをシー ルするための改良されたブローボックスと改良された方法とを提供することにあ る。 本発明の目的は特に従来知られていたブローボックス配置を更に発展させ負圧 効果が走行中に更に高められるようにすることにある。 また本発明のさらなる目的はテール通し中にもワイヤとブローボックスとの間 のエアスペースを制御することが可能なブローボックスおよび方法を提供するこ とである。 本発明の重要な目的はさらにブローボックスを通過して動く抄紙機械の要素、 例えばワイヤにできるだけ近接して負圧が発生され、そして通常運転時にもテー ル通し時にも使用できるブローボックスを提供することである。 本発明のさらに別の目的は、紙の塊や他の同等の障害物がワイヤに沿ってワイ ヤと共にブローボックスを通過するために十分な安全距離を確保するような配置 を提供することである。 また、噴射ブローもしくはポケットの通気を発生させるためにワイヤに非常に 近づけることが安全にできるブローボックス用のノズルを提供することである。 この場合、この目的は特に正確にブローを方向付けることができ、かつ構造体の 作動上の安全を維持しつつ必要な圧力差を作り出すことができるノズルを提供す ることである。 上記目的を達成するために、抄紙機の乾燥部内の本発明のブローボックスと方 法とは本願の独立請求項の特徴事項に記載されていることを特徴とする。 抄紙機の乾燥部において使用される本発明の典型的なブローボックスは、上記 乾燥部において、第1乾燥シリンダから第2乾燥シリ ンダへと走行するワイヤと、例えばターニングシリンダ、ターニングロール、吸 引シリンダ等のようなワイヤ走行上のターニング要素により限定されるポケット スペース内に、該ポケット空間からエアを噴射するためかつ該ポケットゾーンの 少なくとも部分に負圧ゾーンを作り出すために設けられる。所望の負圧ゾーンと その外側領域との間のインタフェースで、ブローボックスには負圧ゾーンと該負 圧ゾーンの外側の領域との間にシールを形成するために、ワイヤから見て或る距 離「d」の位置にワイヤに向かって突出する一つもしくはいくつかのシール要素 が設けられる。このシール要素は好ましくはブローボックスに接合されて該要素 が押圧もしくはアクチュエータによって、ワイヤから距離「d」よりも大きな距 離「D」の位置に離れる方向に動かされる。 本明細書と本願特許請求の範囲において、ブローボックスとは典型的にはウエ ブを横切って延びる箱状構造体、もしくはウエブを横切って延びるビーム状もし くは筒状の構造体の如き他の同等の構造体であって、噴射エアを該ポケットにも しくはその一部に導くために使用することができるものについてのことである。 本発明のブローボックスはまたウエブのエッジ領域においてまたポケット内に所 望の値の負圧ゾーンを維持するためにブローボックスの端部領域とワイヤのエッ ジ領域との間のスロットをシールするために使用することもできる。本発明の配 置は、こうして付加的にもしくは単独でポケットのエッジゾーンをシールするた めに使用することができ、そしてポケットの残部は、すなわち、ウエブの横断方 向に、何らかの他の種類のシール、例えば機械的なシールを使用することによっ てシールすることができる。本発明のシール配置はまた当然より一般的には抄紙 機あるいは何らかの他の同等な装置において、支持用 の布体すなわち、例えばロールで、支持用布体もしくはロールとブローボックス との間のスペース内にエアが入るのを、この中間スペースからエアを噴射するこ とにより、防止するために使用することができる。 本明細書において、ワイヤとは例えばウエブが乾燥シリンダを通り過ぎるとき にウエブを支持するドライヤワイヤ、フェルトあるいはその他の同等物について のことである。 本発明はまた抄紙機械のシングルワイヤもしくはツインワイヤ乾燥部のいずれ かに適用することができる。シングルワイヤ乾燥部において、ワイヤが間を通過 する2つの乾燥シリンダとその下のターニングシリンダとにより限定されるポケ ットスペース内に設けられる本発明のブローボックスは、第1乾燥シリンダから 第1ワイヤが走行する領域すなわち本明細書においては「入口側」と呼ばれる領 域と、次の乾燥シリンダに延びるワイヤ走行の領域においてすなわち本明細書に おいて「出口側」と呼ばれる領域との双方において走行方向に負圧を発生させか つシールするために使用することができる。 ツインワイヤ乾燥部において、2つの乾燥シリンダと、その間のワイヤ走行と 、ワイヤターニングロールとにより限定されたワイヤポケットスペース内に設け られた本発明のブローボックスは第1の乾燥シリンダから延びるワイヤ走行領域 において、すなわち入口側において、負圧を発生しかつシールするために使用す ることができる。次の乾燥シリンダに延びるワイヤ走行領域において、すなわち 出口側においてポケット通気を作り出す吹き付けがブローボックスによって作り 出される。 本発明の有意な実施形態において、シール用ノズルによってシー ルがなされエアがシール用ノズルを介して、すなわちワイヤに近接して設けられ たノズル要素を使って、ブローボックスから吹き出される。入口側で、エアは好 ましくはシール用ノズルによって吹き出されてポケットの前のシリンダからワイ ヤが離れる前にエアがワイヤに出会い、こうしてシリンダ面はウエブがワイヤか ら吹き付けにより離れるのを妨げる。出口側では、エアはシール用吹き出しノズ ルにより吹き出され、ポケットの次のシリンダとワイヤとの間のニップが閉じた 後でのみワイヤに出会う。この場合、ブローはウエブをワイヤから離さない。 本発明のブローボックスは典型的にはワイヤからの少なくとも安全距離に設け られる。この安全距離は典型的には約50mmであるが、場合によっては100 mmとすることもできる。シール用ノズルの如き本発明のシール要素はまた通常 運転中にワイヤから15mmよりも小さな距離に、典型的には約3ないし15m mの距離に、好ましくは5ないし10mmの距離にさえもたらすことができる。 このようにして、ブローボックスとワイヤとの間に噴射によって負圧効果を強め 、そしてこうして形成された負圧ゾーンと負圧ゾーンの外側の領域との間の中間 スペースをシールすることが可能である。上記シール要素はフレキシブルであり 、回動可能であり、あるいはそうでなければ紙の塊もしくはその他の障害物がワ イヤをブローボックスの方へ押すときワイヤから約50mmの距離「D」ほど好 ましくは回動もしくは動かすことができる。この距離「D」は問題である紙の塊 がブローボックスを傷つけることなく通過することができるようにするので十分 であると考えられる。 シール要素はまた、例えば皺のよった紙や紙の塊がいつもよりももっとワイヤ とともに走行すると思われるテール通しの期間中、該 要素を前もってワイヤから短い距離動かすアクチュエータに取り付けることもで きる。アクチュエータにより、テール通しの期間中、例えばワイヤから約20〜 30mmの距離に動かすことができる。 有利な実施形態によれば、本発明のシール要素はリンク機構により静止したブ ローボックスに関節接合された一つもしくはいくつかのシール用吹き出しノズル で形成することができる。 シール用吹き出しノズルは典型的にはウエブを横切って延びる一つのスロット 付吹き出しノズル、またはウエブを横切って連続的に設けられた複数のシール用 吹き出しノズルで形成される。シール用吹き出しノズルは典型的には、ブローボ ックスとワイヤループの入口側とがそれらの間に限定する領域内に、好ましくは ポケットの前にある乾燥シリンダから見てこの領域の始まり部分に設けられ、そ の結果シール用ノズルはこのゾーンからエアを噴射し負圧ゾーンとこの負圧ゾー ンの外側域との間でウエブを横切って延びるインタフェースをシールするために 使用することが出来る。 本発明のブローボックスは主として、ウエブを横切って延び、エアを吹き出し てワイヤが前側の乾燥シリンダからポケットへと走行しワイヤ走行の少なくとも 入口側でエアを吹き出しかつ負圧ゾーンをシールするためのシール用ノズルを設 けた、均一な主エアチャンバを含むことが出来る。本発明の第2のシール用ノズ ルは、シングルワイヤアプリケーションにおいて、ワイヤ走行の出口側にエアを 吹き出すためのブローボックスの他方の側に、すなわちウエブがポケット部から 次の乾燥シリンダに走行して、ブローボックスとシリンダと、ワイヤ走行とター ニングロールとにより限定されるポケットの全領域が負圧状態にされるように、 好ましくは設けることが出来る。ツインワイヤドローを使用するアプリケーショ ンにおいて、 従来型の吹き出しノズルを、ブローボックスの他の側に、すなわちブローボック スの出口側に、噴射ノズルを使う代わりに、ブローボックスのこの側で通気ブロ ーを作り出すために、好ましくは配置することも出来る。 本発明のブローボックスはしばしば、安全距離を考慮して、乾燥シリンダとタ ーニングシリンダもしくは下方に配置された同等な部品との間、およびワイヤに より限定されたポケット全体を満たす全ポケットボックスである。 他方、本発明のブローボックスはワイヤを横切って延び、間に通路を有し、該 通路は閉止要素でもって閉じることが出来、ブローボックスとワイヤループとに より形成されたポケットスペースをワイヤループ外側のスペースに接合している 2つの隣接配置のブローボックス部分から構成することもできる。この場合、ブ ローボックスにはブローボックス部分の間の通路にエアを上記通路を介してブロ ーボックスとワイヤループとにより形成されたポケットから噴射するためエアを 吹き出す少なくとも一つのブローノズルを設けることが可能である。 ブローボックス部分はウエブを横切って延び主として互いに鏡像の関係にある 、二つの主として独立に形成されたエアチャンバで形成することができる。 本発明のさらなる実施形態によれば、ブローボックスは二つの異なる部分、主 ボックスと、副ボックスとに分割されている。主ボックスは典型的には静止した 従来のブローボックスであり、ウエブを横切って延びウエブ乾燥シリンダの閉止 ニップに隣接したポケット内に設けられる。副ボックスは、第1シリンダからく るワイヤ走行に隣接して設けられ、ウエブの横断軸に関して可動もしくは回動可 能であり、通常の作動位置から、例えばテール通しの間異なる位置に動かすかも しくは回動することが出来る。ある位置において、この副ボックスはブローボッ クス間の通路を閉じ、そして/あるいは該通路内に吹き出すブローノズルのブロ ックを形成する。この配置の有利な点は、ポケットの異なる部分からのエア出口 を互いに独立に最適のエア除去を達成できるということである。 好ましくはフレキシブルノズルが本発明のブローボックスと関連して用いられ る。紙の塊もしくは何らかのほかの同等な障害物に出会うとき、ノズルは退却し ワイヤとともに走行する紙の塊等がワイヤ、ノズルもしくはブローボックスを壊 したり、傷つけたりできない。 本発明のシール用吹き出しノズルは好ましくは静止したフレームとそれにリン クをもって接合された現実の、回動ノズル要素から成る。フレーム部分はウエブ を横切って延びるブローボックスに、好ましくは該ボックスに形成されたノズル の大きさの凹み内にしっかりと取り付けてある。ノズルは当然他の種類の支持要 素にも同様に接合することができる。ノズルのフレーム部、好ましくはその中の リンクには、ブローボックス内のエアチャンバもしくは他の対応する部分に接合 されたエア入口を設けることができる。ノズルの現実のノズルエレメントはその 第1端部でフレーム部の上記リンクにそしてその中のエア入口に取り付けられて いる。現実のノズル部分の他端はノズル開口を含んでいる。ノズル開口はノズル 内側のエアスペースを介してノズルの第1端部に接続されたエア入口に接続して いる。加えて、ノズルには好ましくはばねもしくは他の伝達部材が設けて有り、 ノズルを設けた現実のノズル部分がワイヤの方へフレキシブルに押された状態に 保たれうるように出来る。 現実のノズル部分は好ましくはワイヤの入口側のポケット内に設けられて、例 えばばね力によりワイヤの方に押されるとき、リンクから見たとき、ワイヤの走 行方向においてセクタ内を回動する。ワイヤの出口側において、ノズル部分はリ ンクから見たときワイヤの走行方向に反対方向にセクタ内を回動する。ノズルは 好ましくはワイヤに最も近接した壁が凸状であってワイヤがノズルを押すとき容 易にノズルを滑って通過しワイヤの走行方向にも拘わらずノズルに捕捉されるこ とがない。ノズル開口は他端、すなわち現実のノズル部分の回動端に、ノズル部 分から見たとき、少なくとも部分的に後ろ向きに、すなわちノズル部分の凸状外 側面に沿って部分的に、ポケット内に生じる負圧ゾーンから外向きに、該開口か ら流れ出るエアの流れを方向づける。 本発明の装置が運転中にワイヤポケット内の負圧効果を高めるために使用され 、またテール通し中にポケットからエア除去が非常に効果的に成されるように、 本発明のブローノズル配置を備えた乾燥部において抄紙機械の走行性が相当に改 良される。ブローボックスにより発生される負圧効果は、負圧ノズル自体がワイ ヤとそれとともに走行するウエブとにできるだけ近づけられるので特に良く高め られる。ポケットの圧力ゾーンが噴射エアをワイヤにより近づけることにより、 および周囲のエアスペースを従来よりもよりよい方法でシールすることにより調 整できるので、ポケットの出口側で従来可能であったよりもよりよく紙ウエブの ワイヤへの付着を保持することができる。本発明の装置によれば、ブローボック ス構造体をワイヤから好適な安全距離に維持し、かつ吹き出しノズルを所定時間 に所望のように、自動的にもしくはアクチュエータを用いて、安全距離に安全に 動かすこともできる。 本発明の装置が通常のシングルワイヤドローに使用されるとき乾燥シリンダの 下のターニング吸引ロールのエア量は、本発明のブローボックスをポケット空間 の異なる部分で負圧効果を高めるために使用するとき、少なくすることができる 。 次に、図を参照して本発明についてさらに詳細に説明する。 図1はノズルが通常の作動位置にあるときの、シングルワイヤ乾燥部における 本発明のブローボックスについて機械の模式的垂直断面図であり; 図2はノズルが内方に押された状態の時の、図1に示すブローボックスを示し ており; 図3は機械の側方から見た図1のブローボックスの模式図であり; 図4は通常の作動位置にある本発明の現実のノズル部分の模式的垂直断面図で あり; 図5は内方に押された状態の図4のノズル部分を示しており、 図6は、図1にしたがった、通常の作動位置にある2部分構成ブローボックス の断面図であり; 図7はテール通し中の位置にある図6のブローボックスを示しており、 図8は、図6にしたがった、本発明の2部分構成ブローボックスの断面図であ り; 図9は、図1にしたがった、ツインワイヤ乾燥部における本発明のブローボッ クスの断面図であり; 図10は機械の側方から見た、本発明のエッジシールを備えたブローボックス の模式図であり、 図11は斜め上方から見た図10のエッジシールを示しており; 図12は図10のエッジシールの長手方向断面図であり; 図13は通常作動中の図12のA−A線断面図であり; 図14は紙の塊もしくは他の何らかの障害物がシールを押圧する時の、図12 のA−A線断面図であり; 図15は通常作動中の図12のB−B線断面図である。 図1、2、3は本発明のブローボックス10を示しており、該ブローボックス はシングルワイヤ乾燥部の二つの乾燥シリンダ12、14と、ワイヤ16と、乾 燥シリンダの下で乾燥シリンダ間に配置されたターニングシリンダもしくはロー ル18とにより形成されたポケット20内に設けられている。乾燥シリンダ12 、14とワイヤ16の走行方向は矢印SとWとで示されている。乾燥すべき紙ウ エブ22は乾燥シリンダ上をシリンダとワイヤとの間を搬送されて、ワイヤ走行 24の入口側で、ウエブはロール18の方へワイヤにしたがいロール上をウエブ 22は搬送される。ウエブはワイヤ走行の出口側26上をロールから第2シリン ダ14の方へワイヤにしたがい、第2シリンダ上でウエブは該シリンダ14とワ イヤ16との間を搬送される。 いわゆる全―ポケットボックスであるブローボックス10はポケット(T)2 0内に設けられて二つの隣接する乾燥シリンダ12、14と、その下の間に配置 されたターニングシリンダ18と、ワイヤ走行24、26とにより限定されるポ ケットスペース内を実質的に満たしている。 ブローボックス10は機械を横切って延びワイヤの入口側の壁30とワイヤ出 口側の壁32と上側壁34とロールに面する壁36とにより限定されたエアチャ ンバ28を含んでいる。ワイヤの入口側24と壁30とはそれらの間にスロット 38を限定している。ワイ ヤの出口側26と壁32とはそれらの間にスロット40を限定している。壁30 と32とワイヤ16から距離「D」にあり、典型的には約50mmの距離にある 。 壁32と34とには凹み部42と44とが設けてあり、そこにシール用のフレ キシブルノズル46と48とが設けてある。図4と図5とに拡大されてノズル4 6が示してある。ノズル46と48とは現実のフレキシブルノズル部分50、5 2とを含み、該ノズル部分の第1端部54、56はブローボックスの凹み部に設 けられたノズルのフレーム部分にリンク58、60により回動可能に取り付けら れている。リンクにはブローボックスのエアチャンバからノズル部分のエアチャ ンバ69にエアを導くためのエア入口ダクト59が設けてある。ノズル部分50 、52はリンク58、60の周りを回動でき、したがってノズル部分の第2端部 62、64は凹み部からワイヤ16の方へと回動できる。ノズル部分はばね66 により押されている。このばねは凹み部の後壁に取り付けられ通常運転時開状態 であり、ノズルをワイヤの方へとできるだけ近づけるよう押しつけている。通常 運転中、ノズル部分50、52はワイヤに向かって押されてワイヤとノズル部分 との間の間隔「d」は約3〜15mm(5〜10mm)である。 シリンダ12上を移動するワイヤ16にできるだけ近づけてノズルを設けるこ とによって、ブローの噴射効果を高めることができる。こうして、ワイヤ走行へ のブローの負圧効果を、例えばワイヤとシリンダ12とが開くニップ部において 、高めることができ、紙ウエブを従来よりも良好にワイヤに保持することができ る。噴射効果が高まることはまたポケット部全体においてより大きな負圧を導く ことになり、かつ閉じニップ部において過剰圧をなくすことになり、 このような噴射効果の高まりによりウエブをよりしっかりとワイヤに保持するこ とになる。 現実のノズル部分50、52には吹き出し開口68、70が設けてあり、該開 口を介して噴射エアはノズルの内部エアチャンバ69から斜め上向きに、すなわ ちポケットか外向きに吹き出される。このようにエアブローはポケット20から 、特にワイヤの入口側と出口側とのポケット領域からエアを噴射し出すに使用さ れる。ブローボックスのチャンバスペース28から、エアは所望の噴射効果を作 り出すためにノズル46、48を介して吹き出される。 ワイヤの方へと回動する現実のノズル50、52の表面72は湾曲しており、 ワイヤは該湾曲面の領域でノズルに最も近付いて走行するようになっている。図 1〜図5に示すノズルにおいて、ノズル開口68、70は現実のノズル部分50 、52の第2端部の終端に位置づけられており、ワイヤはそれがノズルの方に突 出するときノズル開口にあたらないようになっている。 ノズル開口68、70は、入口側ではワイヤがロールを離れる前に、そして出 口側ではワイヤとシリンダとの間のニップが閉じた後でのみ、ブローが主として ワイヤにあたるようにエアを方向付ける。エアブローは好ましくはワイヤの離れ る点76からもしくはニップの閉じる点74から約50mmの位置に向けられる 。 図1〜図5に示すノズルは本発明のフレキシブルノズル配置であることが好ま しく、この配置により、ワイヤ上に搬送されることがある固形物質がノズルにあ たる際ワイヤとノズルとが損傷するのを防ぐことができる。 図2はノズル46がリンク58の周りを退却位置に回動した状態のブローボッ クスを示している。図1と図4とに示すいわゆる拡が った状態にある、すなわち凹み部から突出している現実のノズル部分は、図2と 図5においてはリンク58のまわりをボックス28の方に回動して凹み部42の 中に退却している。紙の塊等の力によってノズルは典型的には約15mmほど押 し込まれうる。 図2に示す場合、ノズル46の湾曲面72はブローボックスの壁30と同じ安 全距離にあり、紙の塊等がシリンダ12とワイヤ6との間をノズル46を損傷す ることなく通過できる。 ノズルは通過する塊により回動でき、すなわち、塊はノズルをブローボックス の方へ押すことができる。他方、例えばテール通し中、好適なアクチュエータに よりノズルを圧縮状態にロックすることができる。図3には、ブローボックス1 0の端部に取り付けられたレバーアーム要素78が示してあり、それでもってノ ズル46、48は凹み部42、44内に回動できる。 図1の場合において、ノズル46、48はポケット20の負圧ゾーンと外側 領域との境界をシールしてポケット内に噴射ブローによって必要な負圧が維持さ れるようにする。ワイヤエッジと、ブローボックスのエッジ領域とロールのエッ ジゾーンとの間のスロットは例えば図3に示す如き固定されたシール82でもっ てシールすることができる。 図6と図7とにおいて、図1〜図5に示すものと同じ部品に付いては同じ符号 の頭に数字1を付けて示す。図6と図7とは本発明のブローボックス110を示 しており、二つの部分、静止した主ボックス128と回動可能な副ボックス12 8’とからなる。主ボックス128はウエブを横切って延び図1に示すエアボッ クス28と同様なエアチャンネルを包含している。ワイヤ走行の入口側で壁13 0はワイヤ116の入口側124よりもより離れた距離に位置して いる。ワイヤの入口側に設けられた第2の、副ボックス128’は主として翼、 すなわち垂直の狭い箱状の断面を有している。上記狭い副ボックス128’はリ ンク158によって留め部材157に回動可能に接続されており、上記部材15 7は主ボックスの壁130に設けられている。こうして、通路129が壁130 と翼状副ボックス128’との間に形成される。ウエブを横切って延びる部材1 47とノズル146とはノズルへエアを導くために副ボックス128’の上部分 に設けられている。 図6は通常の運転中にある2部分式ブローボックスを示している。この場合、 回動可能な副ボックス128’の下部分は静止した主ボックス128の壁130 に接触するように回動されており、したがって副ボックスと主ボックスとの間の 通路129はその下端で閉じられている。こうして、副ボックス128’は同時 に壁130の下部でノズル131に対するブロックを形成しエアがノズルから通 路129に流れるのを防止する。副ボックス128’の上部、すなわちリンク1 58の上に設けられた副ボックス128’のノズル146はワイヤに向かって従 来の安全距離よりも小さい距離回動されて副ボックス128’自身が副ボックス とワイヤ116の入口側124との間のスロット138に対して本発明で意味す るシールを形成する。エアはスロット138の外にエアを噴射するためのノズル 146からワイヤの走行方向とは反対方向に吹き出される。図6においてワイヤ 走行の出口側における主ボックス128の壁132の構造は図1に示したノズル 付壁構造32に同様である。 本実施形態の原理は、ノズル146をワイヤ走行により近づけることにより、 ボックスにより作り出される負圧レベルに効果的に影響を与えることができると いうことである。図6の配置において、 ブローボックスの作用は、ワイヤ表面により近いフレキシブルノズルが必要な負 圧レベルを増加させることになる回動可能な副ボックス部分により高められる。 図7において、副ボックス128’は図6に示す状態に比較してリンク158 の周りにアクチュエータ100によって時計方向に回動させられており、副ボッ クス128’の上部はワイヤからさらに遠くへ動かされていて、下部はもはや壁 130に接触していなく、スロット129とノズル131とは共に開いている。 図7に示す副ボックスの位置は例えばテール通し中に紙の塊等がブローボックス を通過するのを許す。テール通しの間、エアはポケットからノズル131からの 噴射ブローの助けで通路129を介しても噴射することができる。 テール通しの間、負圧レベルに到達するのに加えて、ノズルの助けでエアを効 果的に除去することもまた重要である。このために、ボックスの設計は、テール 通しの間エアが上および下ノズル146、148、131によりできるだけ効果 的に除去されるように作動するようにされる。必要な場合、もしくは所望の場合 、主ボックスのノズル148と131とは作動上互いに孤立させそして図には示 されていない異なるエアチャンバと組み合わせることもできる。テール通しが首 尾良く成されると、副ボックスはアクチュエータ100により反時計向きに回動 されて、その結果通常の運転中できるだけ強力な負圧効果が達成される。副ボッ クスが回動されて主ボックスに接触すると主ボックスの下ノズル131を介する エアの流れは遮断される。ボックスのテール通し位置への回動は抄紙機の自動機 構を使って行うことができる。 所望であれば、上述の配置は、両ボックスを回動させるようにす ることもでき、その場合両上ノズル146、148のワイヤからの距離は必要な 負圧効果を生じるように調整できる。 本発明のこの配置によれば、その意図はブローボックスのノズルの幾何学的配 置を最適化しかつブローセンタを最適位置にすることによりブローノズルの作用 を強めることである。ボックスの作用はノズル146とワイヤ116との間の角 度を減らすことにより特に強められる。この場合、ブローはより効果的に第1乾 燥シリンダからボックススペースへのワイヤに沿った境界エア層の流れ込みを防 止する。入口側でのノズル146の作用はボックスの作用にとって非常に重要で あり、それ故ノズルから流れるエアの量はワイヤに沿って流れる境界エア層の効 果を阻止するに十分な大きさでなければならない。出口側で、ノズル148の作 用は、ポケットスペースからの、ワイヤ表面を離れるエアであって、このエアの 中の活動的部分としてノズルのように作用するエアに補助される。 いくつかの実施形態において、出口側ノズル148の代わりにワイヤ表面に近 接して配置してはいるが接触することのないフレキシブルな機械的シールを設け ることもできる。 図8は図6の2部分式ブローボックスのもう一つの実施形態を示している。図 8において、図1と6とにおける部分と同じものについては同じ符号の頭に2を 付けて説明する。ボックスは二つの静止した主ボックス228と228’とから 成り、これらは基本的に互いに鏡像の関係にある。両ボックス間の通路229’ は閉止要素227により閉じることができる。通路229の始まりで、主ボック ス228の下部にはノズル231が設けてあり、該ノズルは要素233により閉 じることができる。ワイヤに面する主ボックスの壁には図3のシール用ブローノ ズル246,248が設けてある。図8 において、二部分式ブローボックスは通常運転状態が示されており、ノズル24 6,248は外方に突出したシール位置にあり、そして両ボックス間の通路22 9とノズル231とは閉じられている。 テール通し工程中、ノズル246,248を図3に示した(図8には図示のな い)アクチュエータを用いて、ワイヤから引き離すことができる。同時に、ポケ ット220からのエアの除去を図8では閉じている両ボックス間の通路229を 開きかつ図8では閉じているノズル231からの吹き出しを補助として通路を介 してエアを噴射することにより強めることができる。 図6,7,8に示す二部分式ブローボックスの利点は、二部分構造の故にそれ らをより容易に狭い場所に設置できることにもある。 図1〜3および図6〜8に示した配置は、何らかの理由によりターニングロー ル18,118,218において通常の吸引効果を維持したり達成できず、そし て何らかの理由で特に高い負圧レベルをロールにおいて必要とし、あるいはそう でなければブローボックスの補助でロールの負圧レベルを増すことが望まれる状 況下でもまた特に使うことができる。 図9において、図1と図6に示す部材と同じ部材については同じ符号の頭に3 を付けて示す。図9はツインワイヤ乾燥部における本発明のブローボックス31 0を示している。このブローボックスは2つの乾燥シリンダ312、314と、 ワイヤ316とターニングロール318とにより限定されるいわゆるワイヤポケ ット320内に設けられている。ブローボックス310はウエブを横切って延び る静止したボックス構造体328から成る。ワイヤ走行の入口側324の壁33 0には図1に示すノズル46と同様なノズル346が設けられており、そしてロ ール318の方向に対して吹き出すノズ ル347がブローボックスとワイヤの入口側との間のスペースからエアを吹き出 す為にブローボックスの下部に設けられている。ブローボックスの反対側の壁3 32にはブローボックスとワイヤ走行の出口側との間のスロット340の方へエ アを吹き出すノズル349が設けてあり、このようにしてこのスロットの通気を 作り出す。ノズル346、347および特に349は互いに作動的に個別になっ ている。 噴射ノズル346は図1に示す本発明の実施形態におけるノズル46と48と のように、ブローボックスの凹み部342にフレキシブルに取り付けられている 。ノズル346はこうしてフレキシブルであり、そして紙の塊がワイヤもしくは ノズルを損傷することなくシリンダとノズルとの間のスロットを押し通り抜ける ようにする。ノズルはまた、図3に示すレバー機構を使って、あるいは何らかの 他の方法によって、所望の時間にワイヤから押し離すことができる。 本発明のエッジシールを示す図10〜15において、図1〜5に示される部材 と同じ部材に対しては同じ符号の頭に「4」をつけて示す。図10はシリンダ4 12、414とターニングロール418とワイヤ416との間のポケット内に設 けられたブローボックス410を示している。ブローボックス端部のエッジゾー ンはワイヤの走行方向においてワイヤとシリンダ412との間のニップ近くにフ レキシブルなエッジシール401、402を有している。このシールの目的はブ ローボックスとワイヤとの間にエッジゾーンにおいても効果的な負圧ゾーンを維 持するためにブローボックスのエッジゾーンとワイヤのエッジとの間のスロット 438、440をシールすることである。エッジシール401、402には噴射 ブローノズルが設けてある。図10においてブローボックス内に設けられた固定 した機械的シール482、483を設けてターニングロールの領域の端部分とブ ローボックスとをシールすることもできる。 図11は、図10に従う、ウエブを横切って延びるフレキシブルなブローボッ クス410の断面と、その機械的ノズル446と、およびブローボックスとワイ ヤとの間とのスロットにおける端壁403内に設けられたエッジシール401と を示している。エッジシールはシールのノズルスロットから外方に噴射エアを吹 き出すためのノズル404を含んでおり、ワイヤエッジの領域においてもまたブ ローボックスとワイヤとの間のこのスロット内の負圧を維持するようになってい る。 図10と図11とに示すエッジシール401の構造が図12〜図15に描かれ ている。図12はエッジシール401の長手方向断面図を示している。図13と 図14とは図12のA−A線に沿ったエッジシール断面を示しており、そして図 15はB−B線に沿った断面を示している。エッジシールは横長のフレキシブル チャンバ構造から成り、ブローボックス端壁403にしっかりと設けられた留め 要素405に摺動可能に設けられており、その結果エッジシールを押すことによ って、チャンバがワイヤから、端壁の方向に留め要素に関して、すなわち図13 の位置から図14の位置に摺動可能に押し離される。エッジシールにはばね46 6が設けてあり、該ばねは押圧が停止した時エッジシールを通常作動位置に戻す 。ばね466はエッジシールのエアチャンバ内に形成された凹み部内に設けられ ている。ばねを入れた凹み部を示す図13とエアチャンバを示す図15とは、通 常作動位置にあるエッジシールの断面を示している。図14は端壁の面403に 沿ってかつワイヤから離れて、バネ466の力に抗して押されたエッジシールを 示している。 開口406がエッジシールのエアチャンバ428と端壁403を通ってブロー ボックスのエアチャンバからエッジシールのエアチャンバ内にエアを導くために 設けられている。 本発明のブローボックスと方法とを使って、噴射ブローとシール要素、特にシ ール用ノズルの補助により、乾燥シリンダとワイヤとターニングロールとの間に 形成された負圧ゾーンを強めて、抄紙機械の作用を改良することができる。負圧 効果でもって、ウエブの走行を支持し、破断やウエブがかさばることを無くすこ とができる。乾燥シリンダ間のワイヤ走行の上に(たとえば1000Paの圧力 をもって)ウエブをワイヤ上にしっかりと保持することによりウエブの横断方向 の縮みを減少することがみとめられた。 本発明は好ましい実施形態を参照して上に説明してきたが、本発明はそれら の詳細な点にのみ限定されるものではない。請求の範囲に規定される発明思想の 範囲内で多くの変形が可能である。 上述したブローボックスはこうして抄紙機もしくは上述のポケットにおける以 外の同様な装置において適用することができる。必要な場合、ブローボックスも しくは同様な部分を何らかの支持用の布体との関連でその支持用布体から距離「 D」で支持用の布体とブローボックスとの間のスペースからエアを吹き出すため そして/または上記スペースの外から上記スペースの中にエアが流れ込むのを防 止するために設けることができる。ブローノズルは、この場合、リンクもしくは 運動を許す他の同様な要素を使って、ブローボックスの静止フレーム部にあるい は同等な部分に接合することができる。本発明によれば、現実のノズル部分はば ねあるいは何らかの他の同等物により支持用布体から距離「d」に保持されるよ う配置される。ここで距離「d」は距離「D」よりも小さい。ばねあるいはそれ ぞれ の要素は現実のノズル部分が支持用の布体からノズル部分へ向かって押されるこ とによりおよび/もしくはアクチュエータにより距離「d’」に支持用の布体か ら離れる方向に押されるようにする。ここで距離「d’」は距離「d」よりも大 きい。 本発明のノズルはこのように支持用の布体のエッジ領域においておよび、必要 な場合、ロールの領域においてさえも負圧ゾーンをシールするために使用するこ とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,CZ,D E,DE,DK,DK,EE,EE,ES,FI,FI ,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID,IL, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK ,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SG,SI,SK,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN ,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 抄紙機の乾燥部内に使用されるブローボックスであって、該ボックスは上 記乾燥部内を第1の乾燥シリンダ(12)から第2の乾燥シリンダ(14)へと 走行するワイヤ(16)と、上記ポケットスペースからエアを噴射するためにお よび該ポケットスペースの少なくとも一部(38、40)内に負圧を発生しかつ /もしくは維持するためにワイヤ走行上に設けられたターニングシリンダ、吸引 ロール、ターニングロール等のようなターニング要素とによって限定されたポケ ットスペース(20)内に設けられているブローボックスにおいて、 該ブローボックス(10)には所望の負圧ゾーンとその外側の領域とのインタ ーフェース部に一つもしくは複数のシール要素(46、48、128’、246 、248、346、401、402)が設けてあり、該シール要素はブローボッ クスからワイヤの方へ負圧ゾーンと負圧ゾーンの外側領域との間にシールを形成 するためにある距離「d」だけ突出しており、そして 上記シール要素はブローボックスに接続されて該要素が、押圧および/もしく はアクチュエータの補助で、距離「d」よりも大きな距離「D」だけワイヤから 動かされうる ことを特徴とするブローボックス。 2. 前記シール要素はリンク機構により関節接合された一つもしくは複数のシ ール用吹き出しノズル(46、48、148、256、248、346、401 、402)の静止ブローボックスに形成されていることを特徴とする請求項1に 記載のブローボックス。 3. 上記シール要素は、ブローボックス内に、ブローボックスとワイヤループ とにより限定されたゾーンの始めで、ウエブを横切って延びる一つの関節接合さ れたスロット付吹き出しノズルまたはウエブを横切って延びる複数の連続的に配 置されたシール用の吹き出しノズル(46、246、346)から、ワイヤルー プの入口側とブローボックスとにより限定されたゾーンからエアを噴射するため にそしてこのように形成された負圧ゾーンとウエブを横切って延びる該ゾーンの 外側の領域との間のインタフェースをシールするために形成されていることを特 徴とするシングルワイヤもしくはツインワイヤ乾燥部内に設けられた請求項1に 記載のブローボックス。 4. 上記シール要素はブローボックス内に、該ブローボックスとワイヤループ の出口側側とにより限定されたゾーンの端部に配置され、ワイヤループの出口側 とブローボックスとにより限定される領域からエアを噴射し出しそしてこうして 発生した負圧ゾーンと該負圧ゾーンの外側の領域との間のインタフェースをシー ルするために、一つもしくは複数の関節接合されたシール用ブローノズル(48 、148、248、348、402)で形成されていることを特徴とするシング ルワイヤ乾燥部に設けられた請求項3に記載のブローボックス。 5. ブローボックスには ターニングロール(318)付近で該ターニングロールの走行方向に対抗して エアを吹きだしかつ負圧ゾーンからエアを噴射し出すために一つもしくは複数の ノズル(347)と、 ブローボックスポケット(320)を形成するワイヤループの出 口側にこの領域のワイヤを介して通気用ブローを発生するために一つもしくは複 数のノズル(349)とを 設けたことを特徴とするツインワイヤ乾燥部内の設けられた請求項3に記載の ブローボックス。 6. シール要素はブローボックス内に、ブローボックスの端部ゾーンとワイヤ ループの入口と出口側とのエッジ部とにより限定される位置において、ワイヤル ープとブローボックスとにより限定された領域からエアを吹きだしそしてこうし て形成された負圧ゾーンと該負圧ゾーンの外側の領域との間のワイヤ走行方向の インタフェースをシールするためにワイヤに主として直角に延びるフレキシブル な、シール用ブローノズルで形成されたことを特徴とするシングルワイヤもしく はツインワイヤ乾燥部内に設けられた請求項1に記載のブローボックス。 7. シール要素もしくはシール用ブローノズルは 通常運転中、該シール要素もしくはシール用ノズルがワイヤから少なくとも3 〜15mm、好ましくは5〜10mmの距離「d」にあり、 紙の塊等に押されて、該シール要素もしくはシール用ノズルは少なくともワイ ヤから50mmよりも大きな距離「D」に移動でき、 テール通しの期間中は、該シール要素もしくはシール用ノズルはワイヤから約 20〜30mmの距離「d’」にアクチュエータによって移動されるように ブローボックス内に設けられていることを請求項1、2、もしくは3のいずれ かに記載のブローボックス。 8. ブローボックスはウエブを横切る二つのブローボックス部分(128、1 28’、228、228’)から形成されており、 閉止要素により閉じることのできる通路(129、229)が、該ブローボッ クス部分間に形成されていて、ブローボックスとワイヤループとにより形成され たポケットスペース(120、220)を該ワイヤループの外側のスペースに接 合しており、そしてブローボックス部分間の通路にエアを吹き付ける少なくとも 一つのブローノズル(131、231)が、ブローボックスとワイヤループとに より形成されたポケットから上記通路を介してエアを噴射し出すためおよびポケ ット内に負圧を維持するために、ブローボックス内に配置されている ことを特徴とする請求項1または2に記載のブローボックス。 9. ブローボックス部分はウエブを横切って延び鏡像の関係にある二つの基本 的に同一なエアチャンバから形成されていることを特徴とする請求項8に記載の ブローボックス。 10. ワイヤの出口側のブローボックス部分はウエブを横切って延びる静止し た主ボックス構造体(128)から成り、ワイヤの入口側の第2ブローボックス 部分(128’)は第一部分と回動可能に関節接合されウエブを横切って延びる 翼状の別個の構造体から成り、第2ブローボックス部分の断面は静止したボック ス部分の断面より狭いことを特徴とする請求項8に記載のブローボックス。 11. 回動可能なブローボックス部分(128’)はウエブを横切る方向にあ る軸(158)の周りに回動可能でありブローボック ス部分間の通路(129)を閉じ、そして/または該通路内に吹き出すブローノ ズル(131)用のブロックを形成することができることを特徴とする請求項1 0に記載のブローボックス。 12. ブローノズルは、ウエブを横切って延びるブローボックス(28)にし っかりと取り付けられておりそしてブローボックスのエアチャンバ等に接合され たエア入口が設けられた静止フレーム部分(57)と、回動可能な現実のノズル 部分(50)とから成り、 該現実のノズル部分はその第1部分(54)でダク ト(59)を含むリンク(58)でもって静止フレーム部分に接合されてエア入 口からノズル部分へエアを導くようになっており、 現実のノズル部分の他端はブローボックスとワイヤとの間のスペース内にエア を吹き出すためのノズル開口(68)を含んでおり、 現実のノズル部分にはワイヤに向かってノズルのノズル開口を備えた端部を押 すためのばね(66)もしくは同等な要素が設けてあり、そして 現実のノズル部分のワイヤに最も近い壁(72)はワイヤに向かって湾曲して いる ことを特徴とする請求項2に記載のブローボックス。 13. 凹み部(42)がワイヤの入口側でワイヤに主として平行に延びるブロ ーボックスの壁に形成されており、該壁にシール用ブローノズルがリンク(58 )を使うことにより押圧力もしくはアクチュエータによって少なくとも部分的に 回動できることを特徴とする請求項2に記載のブローボックス。 14. 抄紙機の乾燥部におけるポケットスペースをシールするために、該ポケ ットスペースは 第1乾燥シリンダから第2乾燥シリンダに走行するワイヤによりそしてワイヤ 走行上に設けられたターニングシリンダ、吸引ロールもしくはターニングロール のようなターニング要素により限定されており、かつ 該ポケットスペースにはポケットスペースからエアを噴射し出しおよび/もし くはポケットスペースの少なくとも一部に負圧ゾーンを維持するためにブローボ ックスが設けてある方法において、所望の負圧ゾーンとその外側の領域との間の インタフェースはワイヤから見てワイヤの方に或る距離「d」だけ突出している 一つもしくは複数のシール用要素によってシールされており、そして 上記シール要素は該要素が押圧もしくはアクチュエータのいずれかによってワ イヤから距離「d」よりも長い距離「d’」だけ動かされうるようにブローボッ クスにフレキシブルに接合されている ことを特徴とする抄紙機の乾燥部内のポケットスペースをシールするための方 法。 15. シール要素はワイヤの方へばねもしくは同様なフレキシフルな要素によ って押されることを特徴とする請求項14に記載の方法。 16. シール要素はブローノズルであり、そしてシール用ブローノズルがポケ ットスペース内の負圧ゾーンからエアを噴射し出すためにポケット内にエアを吹 き出すために使用されることを特徴とする請求項14に記載の方法。 17. ワイヤの入口側で、エアがワイヤの走行方向に対抗してシール用ブロー ノズルによって吹き出されて、ワイヤが第1シリンダから離れる前にエアがワイ ヤに接触するようにされ、そして ワイヤの出口側で、エアがワイヤの走行方向にシール用ブローノズルによって 吹き出されて、ワイヤと第2シリンダとの間のニップが閉じた後でのみエアがワ イヤに接触するようになっている ことを特徴とする請求項16に記載の方法。 18. シール用要素はテール通しの期問中アクチュエータによりワイヤから離 れるように動かされることを特徴とする請求項14に記載の方法。 19. ブローボックスは2部分式ボックスであり、他のブローボックス部分は シール要素を形成しておりシール要素を形成する上記第二ブローボックス部分は 、 通常の運転中ばねもしくは他のフレキシブルな要素によりワイヤに向かって押 され、そしてテール通しの期間中アクチュエータによりワイヤから離れるように 動かされることを特徴とする請求項14に記載の方法。 20. ブローボックス内に形成された通路を通してもしくはポケットスペース の非負圧部分を通してポケットスペースからエアを噴射し出すために、ポケット スペースの底近くに設けられたノズル(347)により、エアが更にブローボック スから吹き出されることを特徴とする請求項16に記載の方法。 21. シール要素が静止フレーム部分と回動する現実のノズル部分とから成る ブローノズルであり、 該現実のノズル部分はその第一端において静止フレーム部分にリンクで接合さ れており、 該現実のノズル部分の他端はブローボックスとワイヤとの間のスペース内にエ アを吹き出すためにノズル開口を有しており、そしてワイヤに近い現実のノズル 部分の表面は凸状であり、 エアがその凸状の表面に沿って負圧ゾーンとその外側領域との間のインタフェ ースに向かってブローノズルから吹き出されることを特徴とする請求項14に記 載の方法。 22. 第1の側においてウェブを搬送する乾燥ワイヤやフェルト等の支持用布 体、および 支持用布体から少なくとも距離「D」で支持用布体の第2の側に位置している ブローボックス等とからなり、 ブロウボックス等が上記支持用布体とブローボックスとの間のスペースからエ アを噴射し出し、そして/または上記スペースの外側から上記スペースの中へエ アが流れるのを防止するための一つもしくは複数のブローノズルから成る抄紙機 もしくは同等の装置において、 上記一つもしくは複数のブローノズル(46、48)はリンクもしくは他の運 動を許す要素によりブローボックス内の静止部分もしくは同等の部分に接合され ており、そして 上記ブローノズルは 現実のノズル部分(50)と、 支持用布体から距離「d」に支持用布体に向かって現実のノズル部分を動かす ため、もしくは支持用布体から距離「d」にノズル部 分を維持するために現実のノズル部分に取り付けられたばね等の要素(66)と から成り、 距離「d」は距離Dよりも小さく、そして 要素(66)はノズル部分を動かして、現実のノズル部分が支持用布体から距 離「d」よりも大きい距離「d’」に、それに向かう押しおよび/もしくはアク チュエータによって離れるように動かされるのを許す ことを特徴とする抄紙機もしくは同等の装置における配置体。 23. ブローノズルはウエブを横切って設けられた現実のノズル部分(50) からなり、該ノズル部分はウエブを横切って延びるノズル開口(68)を含んで いることを特徴とする請求項22に記載の配置体。 24. ブローボックスはそのエッジ領域で支持用布体の他側に位置する現実の ノズル部分を含み、ノズル部分は支持用布体の走行方向に平行にノズル開口を有 することを特徴とする請求項22に記載の配置体。 25. 支持用布体の表面、ロール等に向かってエアを吹き出すための、抄紙機 等におけるブローノズルであって、ノズルが ノズル開口(68)を設けられた現実のノズル部分(50)と、 現実のノズル部分にエアを導くための要素と、 抄紙機等の支持部分にしっかりと設けられ得るノズルのフレーム部分(57) とから成るブローノズルにおいて、 ブローノズルはさらに、 ノズル部分の運動を許すようにフレーム部分に現実のノズル部分を接合するリ ンク要素(58)の如き留め要素と、および 現実のノズル部分を小さい距離にフレーム部分から離すかもしくはフレーム部 分から上記小さい距離に保持する、現実のノズル部分に取り付けられたばね(6 6)の如きフレキシブルな要素とから成り、フレキシブルな要素はノズル部分を ある小さな距離に動かすかもしくは保持して、現実のノズル部分がフレーム部分 に向かってそれに向けられた押しもしくはアクチュエータにより動かされるのを 許す ことを特徴とする抄紙機等におけるブローノズル。
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