JP3426835B2 - 運搬用矩形容器 - Google Patents

運搬用矩形容器

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JP3426835B2 JP04057496A JP4057496A JP3426835B2 JP 3426835 B2 JP3426835 B2 JP 3426835B2 JP 04057496 A JP04057496 A JP 04057496A JP 4057496 A JP4057496 A JP 4057496A JP 3426835 B2 JP3426835 B2 JP 3426835B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬用矩形容器
(以下、単に、「容器」ともいう。)を積み重ねた際
に、上方に位置する容器の略下半分が、下方に位置する
容器内に嵌入される、所謂、ネスティングされるととも
に、上方に位置する容器が、下方に位置する容器上に載
置される、所謂、スタッキングされるような、ネスティ
ング及びスタッキングが可能な運搬用矩形容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】上方に位置する容器と下方に位置する容
器を、同じ向きに積み重ねた際には、上方に位置する容
器の側壁に突設された支脚部が、下方に位置する容器の
開口縁に形成されたフランジに載置され、所謂、スタッ
キングされるとともに,スタッキングの状態から上方に
位置する容器を180度回転させて、上方に位置する容
器と下方に位置する容器の向きが反対方向になるように
積み重ねた際には、上方に位置する容器の側壁に突設さ
れた支脚部が、下方に位置する容器に形成された容器の
略半分の深さを有するポケット部に挿入されて、上方に
位置する容器の略下半分が、下方に位置する容器内に嵌
入される、所謂、ネスティングされるような、同一方向
でスタッキング及び反対方向でネスティングが可能な運
搬用矩形容器が知られている。このような容器は、一例
として、本出願人の出願に係る実公平6−2892号、
実公平6−35943号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した容器において
は、容器の側壁の外壁面に、収納される物品の物品名、
個数、容器の配送先等が記載されたラベルやバーコード
等の識別ラベルを貼着する場所が確保されている。しか
しながら、ネスティング状態においては、上方に位置す
る容器の略下半分が、下方に位置する容器内に嵌入され
るために、側壁の外壁に貼着された識別ラベルが、下方
に位置する容器内に入り込み、識別ラベルが隠れたり、
或いは、ネスティング状態での識別ラベルの貼着作業や
取り外し作業が困難であるという問題がある。
【0004】上述した問題は、容器の高さが低い場合に
顕著となる。容器の高さが高い場合には、ネスティング
状態においても、側壁の外壁面の上半分に所定の大きさ
の識別ラベルを貼着することができるが、容器の高さが
低い場合には、ネスティング状態において、上方に位置
する容器の側壁の外壁面に貼着された識別ラベルが、下
方に位置する容器内に入り込み、上述したような問題が
惹起されることになる。
【0005】また、通常、識別ラベルは、上述したよう
な種々の情報を記載するために、所定の大きさを有して
いるが、容器の高さが低い場合には、識別ラベルの貼着
領域の高さが低くなり、従って、所望の大きさの識別ラ
ベルを貼着することができないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、上述したような従来の運
搬用矩形容器が有する課題を解決することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、支脚部及びポケット部を有する、同
一方向でスタッキング及び反対方向でネスティング可能
な運搬用矩形容器において、第1には、該運搬用矩形容
器のフランジの垂直部を下方或いは上下方向に延長する
ことにより形成された貼着部材の下端を、運搬用矩形容
器の半分の高さを越えて底部方向に延長するとともに、
前記貼着部材が形成された側壁と相対する側壁のフラン
ジには、運搬用矩形容器の底部の中心点を挟んで、前記
貼着部材と点対称になるように、前記貼着部材の下部が
挿入可能な切欠部を形成したものであり、第2には、ネ
スティングの際に、上方に位置する運搬用矩形容器に形
成された貼着部材の下端が、下方に位置する運搬用矩形
容器のフランジに接近するまで、貼着部材の下端を下方
に延長するとともに、同じくネスティングの際に、下方
に位置する運搬用矩形容器に形成された貼着部材の上端
が、最大限、上方に位置する運搬用矩形容器のフランジ
に接近するまで、貼着部材の上端を上方に延長したもの
であり、第3には、相対する側壁の一方の側壁のフラン
ジの水平部の少なくとも一部を幅広に形成するととも
に、該幅広に形成された水平部の先端から、運搬用矩形
容器の半分の高さを越えて底部方向に延長した貼着部材
を垂下したものである。
【0008】以下に、本発明の種々の実施例について説
明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例
に限定されるものではない。
【0009】
【実施例】図1に示されている、一例としての同一方向
でスタッキング及び反対方向でネスティングが可能な運
搬用矩形容器Bは、底部1、底部1の周囲から開口縁2
に向かって外側に傾斜するように立設された相対する長
側壁3及び相対する短側壁4とを有しており、開口縁2
の周囲には、水平方向に延びる水平部5a及び水平部5
aの先端から下方に垂下された垂直部5bとからなるフ
ランジ5が形成されている。
【0010】S1は、側壁の外壁面に形成された幅広の
支脚部c1と該支脚部c1より、側壁の中央寄りの内壁
面に形成された、容器Bの略半分の深さを有する幅狭の
ポケット部p1とからなる第1支脚・ポケット部であ
り、第1支脚・ポケット部S1は、相対する長側壁3の
一方の長側壁3の両端部付近に配設されている。S2
は、側壁の外壁面に形成された幅狭の支脚部c2と該支
脚部c2より、側壁の端部寄りの内壁面に形成された、
容器Bの略半分の深さを有する幅広のポケット部p2と
からなる第2支脚・ポケット部であり、第2支脚・ポケ
ット部S2は、相対する長側壁3のもう一方の長側壁3
の両端部付近に配設されている。
【0011】上述したような構造を有する2つの容器B
を、図2に示されているように、同一方向に上下に配置
した場合には、上方に位置する容器Buの支脚部c1、
c2が、下方に位置する容器Bbのフランジ5の水平部
5aに載置されるために、下方に位置する容器Bbに、
上方に位置する容器Buがスタッキングされるように構
成されている。
【0012】また、上方に位置する容器Buを、図2に
示されている状態から180度回転させて、図3に示さ
れているように、下方に位置する容器Bbと向きを反対
方向に配置した場合には、上方に位置する容器Buの第
1支脚・ポケット部S1の幅広の支脚部c1が、下方に
位置する容器Bbの第2支脚・ポケット部S2の幅広の
ポケット部p2に嵌合され、また、上方に位置する容器
Buの第2支脚・ポケット部S2の幅狭の支脚部c2
が、下方に位置する容器Bbの第1支脚・ポケット部S
1の幅狭のポケット部p1に嵌合されて、上方に位置す
る容器Buの略下半分が、下方に位置する容器Bb内に
嵌入され、ネスティングされるように構成されている。
【0013】T1は、相対する短側壁4の一方のフラン
ジ5の垂直部5bを、下方に延長することにより形成さ
れた識別ラベルを貼着するための板状の貼着部材であ
り、本発明においては、貼着部材T1の下端t1は、容
器Bの半分の高さを越えて底部1方向に延びている。そ
して、識別ラベルは、フランジ5の垂直部5bと貼着部
材T1により形成される貼着面t2に貼られることにな
る。なお、貼着面t2には、貼着された識別ラベルの剥
離を容易にするために、適当数の凸条が突設されること
が好ましい。このように、貼着部材T1の下端t1を、
容器Bの半分の高さを越えて底部1方向に延長したこと
により、識別ラベルの貼着面を拡張することができ、高
さの低い容器Bの場合でも、所定の大きさの識別ラベル
を貼着することができる。
【0014】Dは、貼着部材T1が配設された短側壁4
と反対側の短側壁4のフランジ5に形成された切欠部で
あり、貼着部材T1の下部が挿入可能な深さと幅を有し
ている。貼着部材T1と切欠部Dは、容器Bの底部1の
中心点1aに対して、点対称位置に配置されている。図
3に示されているように、2つの容器Bを、上下方向
に、その向きが反対方向になるように配置し、上方に位
置する容器Buの略下半分を、下方に位置する容器Bb
に嵌入しネスティングする際に、フランジ5に、上記の
ような切欠部Dが形成されていないと、容器Bの半分の
高さを越えて底部1方向に延びる貼着部材T1の下端t
1が、下方に位置する容器Bbのフランジ5に当接して
ネスティングすることができないが、容器Bの底部1の
中心点1aに対して、貼着部材T1と点対称位置のフラ
ンジ5に、貼着部材T1の下部が嵌入可能な切欠部Dが
形成されていると、ネスティングの際に、上方に位置す
る容器Buの貼着部材T1の下部が、下方に位置する容
器Bbのフランジ5に形成された切欠部Dに挿入され
て、上方に位置する容器Buの略下半分を、適正に、下
方に位置する容器Bb内に嵌入できネスティングを行う
ことができる。
【0015】上述したように、貼着部材T1の下端t1
を、容器Bの半分の高さを越えて底部1方向に延長する
ことにより、貼着部材T1の貼着面t2を拡張すること
ができるとともに、貼着部材T1と点対称位置のフラン
ジ5に、貼着部材T1の下部が嵌入可能な切欠部Dを形
成したことにより、貼着部材T1がネスティングの邪魔
になるようなことが防止できる。
【0016】なお、ネスティングした際に、下方に位置
する容器Bbに形成された貼着部材T1の上端が、上方
に位置する容器Buのフランジ5の垂直部5bに当接し
ない限度において、貼着部材T1の上端を、上方に延長
することによって、貼着部材T1の貼着面を、更に拡張
することもできる。
【0017】図4に示されている実施例は、上述した図
1に示されている容器Bの相対する短側壁4の一方の短
側壁4の外壁面の両端部に支脚部c3を形成するととも
に、支脚部c3に隣接して両支脚部c3の短側壁4の中
央寄りにポケット部p3を、それぞれ形成したものであ
り、また、もう一方の短側壁4の内壁面の両端部にはポ
ケット部p3を形成するとともに、ポケット部p3に隣
接して両ポケット部p3の短側壁4の中央寄りに支脚部
c3を、それぞれ形成したものである。一方の短側壁4
の外壁面の両端部に形成された支脚部c3は、容器Bの
底部1の中心点1aに対して、もう一方の短側壁4の内
壁面の両端部に形成されたポケット部p3と、それぞ
れ、点対称位置に配置されており、また、一方の短側壁
4の内壁面に形成されたポケット部p3は、容器Bの底
部1の中心点1aに対して、もう一方の短側壁4の外壁
面に形成された支脚部c3と、それぞれ、点対称位置に
配置されている。
【0018】スタッキングの際には、上方に位置する容
器Buの両短側壁4に形成された支脚部c3が、下方に
位置する容器Bbの両短側壁4側のフランジ5の水平部
5aに載置される。従って、上方に位置する容器Bu
は、相対する長側壁3に形成された4個の支脚部c1、
c2及び相対する端側壁3に形成された4個の支脚部c
3の合計8個の支脚部c1、c2、c3により、下方に
位置する容器Bbのフランジ5の水平部5aに載置され
ることになるので、図1に示されている、上方に位置す
る容器Buが、相対する長側壁3に形成された4個の支
脚部c1、c2により、下方に位置する容器Bbのフラ
ンジ5の水平部5aに載置される場合に比べて、安定し
た状態でスタッキングされることになる。
【0019】また、スタッキングの状態から、上方に位
置する容器Buを180度回転させて下方に位置する容
器Bbと向きを反対方向に配置した場合には、上述した
ように、上方に位置する容器Buの第1支脚・ポケット
部S1の幅広の支脚部c1が、下方に位置する容器Bb
の第2支脚・ポケット部S2の幅広のポケット部p2に
嵌合され、また、上方に位置する容器Buの第2支脚・
ポケット部S2の幅狭の支脚部c2が、下方に位置する
容器Bbの第1支脚・ポケット部S1の幅狭のポケット
部p1に嵌合されるとともに、一方の短側壁4の外壁面
の両端部に形成された支脚部c3が、もう一方の短側壁
4の内壁面の両端部に形成されたポケット部p3に嵌合
され、また、一方の短側壁4の中央寄りの内壁面に形成
されたポケット部p3に、もう一方の短側壁4の中央寄
りの外壁面に形成された支脚部c3が嵌合され、従っ
て、上方に位置する容器Buの略下半分が、下方に位置
する容器Bb内に嵌入され、ネスティングされることに
なる。
【0020】図4に示されている実施例においては、貼
着部材T1は、一方の短側壁4に形成されたポケット部
p3の中央寄りに位置するフランジ5の垂直部5bを、
下方に延長することにより形成されている。また、上記
一方の短側壁4側のフランジ5の垂直部5bに形成され
た貼着部材T1に対して、容器Bの底部1の中心点1a
を挟んで点対称位置に位置する、もう一方の短側壁4側
のフランジ5には、上述した切欠部Dが形成されてい
る。
【0021】図5に示されている実施例は、相対する短
側壁4の一方のフランジ5の垂直部5bの一部を上方及
び下方に延長することにより、板状の貼着部材T2を形
成したものである。図6に示されているように、ネステ
ィングの際に、上方に位置する容器Buに形成された貼
着部材T2の下端t3が、下方に位置する容器Bbのフ
ランジ5の水平部5aに当接しないように、貼着部材T
2の下端t3は、容器Bの高さ方向の略中間位置に位置
するように形成されているとともに、貼着部材T2の上
端t4は、ネスティングの際に、最大限、下方に位置す
る容器Bbに形成された貼着部材T2の上端t4が、上
方に位置する容器Buのフランジ5の垂直部5bに接近
するまで上方に延長することができる。このように、フ
ランジ5の垂直部5bを上方及び下方に延長することに
より、貼着部材T2の貼着面t5を拡張することができ
る。
【0022】この実施例においては、上記のように、ネ
スティングの際に、上方に位置する容器Buに形成され
た貼着部材T2の下端t3は、下方に位置する容器Bb
のフランジ5の水平部5aに当接しないように構成され
ているので、図1〜図4を用いて説明した、上述した実
施例において、フランジ5に設けられた切欠部Dは形成
されていない。
【0023】なお、容器Bの底部1の中心点1aに対し
て、貼着部材T2と点対称位置のフランジ5の垂直部5
bの下部に、貼着部材T2の上方に延びた貼着部T2’
が挿入可能な切欠部を形成することにより、貼着部材T
2の上端t4を、更に、上方に延長することもできる。
また、図1〜図4に示されている実施例において説明し
た切欠部Dをフランジ5に形成することにより、貼着部
材T2の下端t3を、更に、下方に延長することもでき
る。
【0024】なお、当然のことながら、図4に示されて
いるような、相対する短側壁4にも支脚部c3及びポケ
ット部p3が形成された容器Bに、上述したフランジ5
の垂直部5bを上方及び下方に延長することにより形成
された貼着部材T2を適用することができる。
【0025】図7に示されている実施例は、相対する短
側壁4の一方のフランジ5の水平部5aの一部を外側に
張り出して幅広部5a’を形成するとともに、幅広部5
a’の先端に、下方に延びる板状の貼着部材T3を形成
したものであり、この場合も、貼着部材T3の貼着面t
6を拡張するために、貼着部材T3の下端t7は、容器
Bの半分の高さを越えて底部1方向に延長されている。
図8に示されているように、ネスティングの際には、貼
着部材T3が、フランジ5の水平部5aの一部が外側に
張り出された幅広部5a’の先端に垂下されているため
に、上方に位置する容器Buに形成された貼着部材T3
の下端t7は、下方に位置する容器Bbのフランジ5の
水平部5aを越えて、フランジ5の水平部5aの外側に
位置するので、下方に位置する容器Bbのフランジ5に
当接することがない。このように、貼着部材T3の下端
を、容器Bの半分の高さを越えて底部1方向に延長する
ことにより、貼着部材T3の貼着面t6を拡張すること
ができる。
【0026】上述したように、幅広部5a’の先端から
下方に延びる板状の貼着部材T3を形成するとともに、
更に、ネスティングした際に、下方に位置する容器Bb
に形成された貼着部材T3の上端が、上方に位置する容
器Buのフランジ5の垂直部5bに当接しない限度にお
いて、幅広部5a’の先端から上方に延びる板状の貼着
部材を形成することにより、更に、貼着部材T3の貼着
面t6を拡張することができる。
【0027】なお、当然のことながら、図4に示されて
いるような、相対する短側壁4にも支脚部c3及びポケ
ット部p3が形成された容器Bに、上述した、フランジ
5の水平部5aの幅広部5a’の先端から下方に延びる
ように形成された貼着部材T3を適用することができ
る。
【0028】図9に示されている実施例は、図1に示さ
れている容器Bにおいて、フランジ5の垂直部5bを下
方に延長することにより形成された貼着部材T1と短側
壁4の外側面とを連結するリブ6を形成したものであ
る。このようなリブ6を形成することにより、貼着部材
T1の強度を増すことができる。このようなリブ6は、
貼着部材T1の周縁に沿って全体的に形成することも、
貼着部材T1の背面と短側壁4の外側面との間に、縦方
向に、或いは、横方向に、更には、縦横方向に、適宜、
形成することができる。勿論、このような貼着部材T1
と短側壁4とを連結するリブ6を形成した場合には、切
欠部Dの幅を大きくして、ネスティングの際に、上方に
位置する容器Buの貼着部材T1の下端t1及びリブ6
が、下方に位置する容器Bbのフランジ5に当接しない
ようにする。また、このようなリブは、他の実施例に示
されいる貼着部材T2、T3にも形成することができ
る。
【0029】上述した各実施例の運搬用矩形容器Bの相
対する長側壁3及び相対する短側壁4に配設された第1
支脚・ポケット部S1及び第2支脚・ポケット部S2の
配置は、同一方向でスタッキング及び反対方向でネステ
ィングが可能な範囲において、上述した各実施例に限定
されるものではない。このような第1支脚・ポケット部
S1及び第2支脚・ポケット部S2の配置については、
実公平6−2892号、実公平6−35943号公報等
において、本出願前公知であるので、詳細な説明は省略
する。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載する効果を奏することができ
る。
【0031】ネスティング或いはスタッキング操作の邪
魔にならないように、貼着部材の貼着面積を拡張するこ
とができるので、識別ラベルの貼着作業や取り外し作業
の作業性が向上する。
【0032】容器の高さが低い場合にも、貼着部材の貼
着面積を拡張することができるので、所望の大きさの識
別ラベルを貼着することができるとともに、識別ラベル
の貼着作業や取り外し作業の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の運搬用矩形容器の斜視図であ
る。
【図2】図2は本発明の運搬用矩形容器がスタッキング
された状態を示す正面図である。
【図3】図3は本発明の運搬用矩形容器がネスティング
された状態を示す正面図である。
【図4】図4は本発明の別の実施例の運搬用矩形容器の
斜視図である。
【図5】図5は本発明の更に別の実施例の運搬用矩形容
器の斜視図である。
【図6】図6は図5に示されている運搬用矩形容器がネ
スティングされた状態を示す正面図である。
【図7】図7は本発明の更にまた別の実施例の運搬用矩
形容器の斜視図である。
【図8】図8は図7に示されている運搬用矩形容器がネ
スティングされた状態を示す正面図である。
【図9】図9は本発明のなお更なる別の実施例の運搬用
矩形容器の斜視図である。
【符号の説明】
B・・・・・・・・運搬用矩形容器 T・・・・・・・・貼着部材 1・・・・・・・・底部 2・・・・・・・・開口縁 3・・・・・・・・長側壁 4・・・・・・・・短側壁 5・・・・・・・・フランジ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−58801(JP,A) 特開 平6−115552(JP,A) 実開 昭48−65636(JP,U) 実開 平5−95844(JP,U) 実開 平5−95843(JP,U) 実開 平4−124921(JP,U) 実公 平6−35943(JP,Y2) 意匠登録877011(JP,S) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 21/04 B65D 21/06 B65D 25/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支脚部及びポケット部を有する、同一方向
    でスタッキング及び反対方向でネスティング可能な運搬
    用矩形容器において、該運搬用矩形容器のフランジの垂
    直部を下方或いは上下方向に延長することにより形成さ
    れた貼着部材の下端を、運搬用矩形容器の半分の高さを
    越えて底部方向に延長するとともに、前記貼着部材が形
    成された側壁と相対する側壁のフランジには、運搬用矩
    形容器の底部の中心点を挟んで、前記貼着部材と点対称
    になるように、前記貼着部材の下部が挿入可能な切欠部
    を形成したことを特徴とする運搬用矩形容器。
  2. 【請求項2】ネスティングの際に、上方に位置する運搬
    用矩形容器に形成された貼着部材の下端が、下方に位置
    する運搬用矩形容器のフランジに接近するまで、貼着部
    材の下端を下方に延長するとともに、同じくネスティン
    グの際に、下方に位置する運搬用矩形容器に形成された
    貼着部材の上端が、最大限、上方に位置する運搬用矩形
    容器のフランジに接近するまで、貼着部材の上端を上方
    に延長することにより、貼着部材の貼着面を拡張したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の運搬用矩形容器。
  3. 【請求項3】相対する側壁の一方の側壁のフランジの水
    平部の少なくとも一部を幅広に形成するとともに、該幅
    広に形成された水平部の先端から、運搬用矩形容器の半
    分の高さを越えて底部方向に延長した貼着部材を垂下す
    ることにより、貼着部材の貼着面を拡張したことを特徴
    とする請求項1に記載の運搬用矩形容器。
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