JP3426731B2 - Psk復調器 - Google Patents

Psk復調器

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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、移動体通信機に使用す
るPSK(Phase Shift Keying)復
調器に関し、特に高感度、高速変調の復調における静的
動作によるスプリアスを低減したPSK復調器に関す
る。 【0002】 【従来の技術】 (移動体通信の説明)次世代コードレス電話とも呼ばれ
ている簡易形携帯電話システムが開発されている。この
システムは、家庭やオフィスで使用している自分のコー
ドレス電話を持って外出すれば、街頭や地下街等に設置
された公衆基地局にアクセスすることによって発呼、着
呼ができるものである。 【0003】通信端末(コードレス電話)・公衆基地局
・デジタル擬似通信網が、それぞれ間違いなく機能する
か相互接続試験を行う必要がある。また、公衆基地局を
設置する最適な場所を選定する必要がある。その選定を
するための、簡易な携帯型の試験機が望まれていた。 【0004】通信端末でなる、例えば、PHS(Per
sonal HandyphoneSystem)で
は、周波数分割は、周波数帯1.9GHz(24MHz
幅)、チャンネルセパレート300KHz、チャンネル
数77CHsとなっている。また、各周波数のチャンネ
ルを時分割で、上り4スロット、下り4スロットとして
いる。 【0005】(従来の復調器)π/4シフトQPSK
(Quadrature Phase Shift K
eying)にはフェージングによる受信波位相変動が
あるため遅延検波が一般的である。図4に基づいて、
「山本、國枝、大西、牧本:1992年電子通信情報学
会春季全国大会予稿B342」で発表されたπ/4シフ
トQPSKベースバンド遅延検波器の例を、説明する。 【0006】受信IF信号はBPFとリミッタを経て非
同期直交検波される。この検波信号は瞬時位相検出され
たのち1シンボル前とで位相比較され、位相差信号とし
てビット同期部および複号部に渡され、データ再生され
る。受信IF信号は、非同期の参照信号により同相、直
交成分とそれぞれ位相比較されたのちIF信号に比較し
て高速のクロックで一定期間計数され瞬時位相に比例し
た信号となる。 【0007】ここでは、シンボル周波数(fs)とIF
周波数(fi)およびカウンタの計数周波数(fc)と
の間に一定の条件が必要となる。具体的には、fs≪f
i≪fcの関係が必要となる。fc<16×fiのとき
は誤り率の劣化が起こる。そのため、fi=6.25×
fs、fc=16×fiとした。つまり、従来の技術で
は位相検波器としての、計数周波数はシンボル周波数の
100倍となる(fc=16×6.25=100f
s)。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかし、PHSの場合
は、データレートが384Kbpsであるため、fc=
19.2MHzとなる。そのため、カウンタを駆動する
クロックは高速であり消費電流を低減できなく携帯用に
は不向きであった。本発明は、このような事情に鑑みて
なされたものであり、低消費電流化を実現したPSK復
調器を提供することを課題とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のPSK復調器においては、IF信号(中間
周波信号)を増幅するLOGアンプ(対数型IF増幅
器)と、LOGアンプのRSSI(Received
Signal Strength Indicato
r)出力からクロックを抽出するPLL(Phase
Locked Loop:位相同期ループ)回路と、
LOGアンプのLOGリミッタ出力を直交検波する直交
検波器と、直交検波器の出力を1シンボル遅延するサ
ンプルホールド回路と、直交検波したベースバンド信
号と、遅延した信号を演算し、IF信号を1シンボル遅
延検波するためのアナログ乗算器とからなる。 【0010】 【作用】このように構成されたPSK復調器によれば、
高速クロックが必要ないので、スプリアスが出ない。さ
らに位相検波器としてアナログ乗算器を使用するため、
低消費電流となる。また、高速変調信号でも復調可能と
なる。 【0011】ここでいうスプリアスとは、次の意味であ
る。本来、復調の為に必要な局部発振信号は、搬送周波
数(またはIFの中心周波数)f1 と、クロック周波数
2のみのはずである。しかし、従来技術では上記の整
数倍のクロックN1 ×f1 、N2 ×f2 が必要であり、
また、これらの相互変調積、M1 、M2 を任意整数とし
たときの、M1 ×N1 ×f1 +M2 ×N2 ×f2 =fSP
は、1.9G帯の通信周波数、または別のIF周波数に
なる可能性がある。もしこれが自局の使用中の周波数f
R と一致すると妨害波となり、無線機としての機能が損
なわれる。従って、このfSPをスプリアスと呼ぶ。本発
明では、N1 =1であり、N2 =1、または2であるの
で従来技術に比べ、fSPがfR 近傍にくる可能性が少な
くなる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1はPSK復調器のブロック図である。 【0013】IF信号はIFフィルタ1を経てLOGア
ンプ2で、対数増幅される。LOGアンプ2として、例
えば、アナログデバイセズ社製のAD606を使用す
る。LOGアンプ2のRSSI出力は、シンボルクロッ
クを抽出するためPLL回路3に入力する。ローカル信
号発生器4は、IF信号の中心周波数に一致する信号を
発生する。LOGアンプ2のLOGリミッタ出力は、直
交検波器5に入力され、ローカル信号発生器4の信号で
直交検波されi(t)、q(t)となる。第1のサンプ
ルホールド回路6は、そのi(t)を前記シンボルクロ
ックでサンプルホールドし、1シンボル遅延したi(t
−1)を出力する。また、同様に第2のサンプルホール
ド回路7は、そのq(t)を前記シンボルクロックでサ
ンプルホールドし、1シンボル遅延したq(t−1)を
出力する。次に、I(Inphase)およびQ(Qu
adrature)を求めるためアナログ乗算器を用い
て、i(t)、q(t)、i(t−1)、とq(t−
1)を演算し、IF信号を遅延検波する。 【0014】具体的には、第1の乗算器8aで、i
(t)とi(t−1)を乗算し、i(t)×i(t−
1)を得る。第2の乗算器8bで、q(t)とq(t−
1)を乗算し、q(t)×q(t−1)を得る。第3の
乗算器8cで、q(t)とi(t−1)を乗算し、q
(t)×i(t−1)を得る。第4の乗算器8dで、i
(t)とq(t−1)を乗算し、i(t)×q(t−
1)を得る。次に、第1の加算器8eでI=+i(t)
×i(t−1)+q(t)×q(t−1)、第2の加算
器8fでQ=+q(t)×i(t−1)−i(t)×q
(t−1)を演算する。 【0015】遅延検波は、1シンボル間の検波器入力信
号の位相差を求めて符号判定の処理をするものである。
ここでは説明のためシンボル同期を1としている。PL
L回路3からは、入力信号のクロックと同期した、シン
ボルクロックが出力される。シンボルクロックの立ち上
がりエッジは、複号点(アイパターンの目が完全に開く
点)と一致している。従って、この複号点においてI、
Qの符号を判定できる。このためにIの正負を判別する
第1のコンパレータ9と、その出力(論理値)の複号点
における瞬時値を保持する為の第1のD型フリップフロ
ップ10が必要となる。同様に、Qの正負を判別する第
2のコンパレータ11と、その出力(論理値)の複号点
における瞬時値を保持する為の第2のD型フリップフロ
ップ12が必要となる。 【0016】I側の第1のD型フリップフロップ10の
出力X、および、Q側の第2のD型フリップフロップ1
2の出力Yは、シンボル周期毎に2ビットの情報をもっ
ている。これをビット周期毎に1ビットの情報に変換す
るために、マルチプレクサ13で並列・直列変換を行
う。従って、マルチプレクサ13からはY(t−1)、
X(t−1)、Y(t)、X(t)の順に情報がシンボ
ル周期の半分毎に1ビットづつ出力される。 【0017】(アナログ乗算器が低消費電力である理
由)アナログ乗算器8の入力は、LOGアンプ2のリミ
ッタ出力のベースバンド成分であり、信号を受信してい
る状態では振幅が一定となる。従って、アナログ乗算器
8のダイナミックレンジ(乗算器として動作可能な入力
振幅の範囲)は広くなくてよい。このため、アナログ乗
算器8の動作バイアス電流を小さくすることができる。
つまり、アナログ乗算器8に低消費電力のアナログ乗算
器の使用が可能となる。 【0018】〔アナログ乗算器の他の実施例〕I=+i
(t)×i(t−1)+q(t)×q(t−1)、Q=
+q(t)×i(t−1)−i(t)×q(t−1)の
演算を行うアナログ乗算器8の他の実施例を図2に示
す。U=(i(t)+q(t))×i(t−1)、V=
(i(t−1)−q(t−1))×q(t)、W=(i
(t−1)+q(t−1))×i(t)とすると、I=
U−V、Q=U−Wとなる。これは、図1の第1の実施
例よりも加算器が3個増加するが、乗算器は3個で済
む。結果的に、第1の実施例よりも低消費電力となる。 【0019】〔試験機への適用〕図3は、本発明を利用
した試験機のブロック図である。例えば、(29 −1)
PN符号の送信し、受信機でそのビットエラーを測定す
る。パターン発生器20で、PN符号を発生させ、その
符号をデジタル変調器21で変調し、アンテナ22から
送信する。デジタル変調器21の特性は、例えば、変調
方式=π/4シフトQPSK、ロールオフ率:α=0.
5 RCRO ルートナイキスト型、ビット速度=38
4Kbps、キャリア周波数=1.9GHzとする。 【0020】π/4シフトQPSK連続波復調器は、第
1のローカル発振器23の周波数を1.810GHz
(Fc−90MHz)とし、第2のローカル発振器24
の周波数を79.3MHzとした。PSK復調器25内
のIFフイルタ1の特性は、10.7MHz、ルートナ
イキストとなる。PSK復調器25で復調したPN符号
(RD)と、シンボルクロック(RT)を、データトラ
ンスミッションアンライザ等のエラー測定器に入力し、
エラー率等を測定する。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように本発明のPSK復調
器によれば、入力信号(IF信号)を増幅するLOGア
ンプ2と、LOGアンプ2のRSSI出力からクロック
を抽出するPLL回路3と、LOGアンプ2のLOGリ
ミッタ出力を直交検波する直交検波器5と、直交検波し
たベースバンド信号を、1シンボル遅延検波するための
アナログ乗算器8とを備える。そのため、高速クロック
が必要ないので、スプリアスが出ない。さらに位相検波
器としてアナログ乗算器8を使用するため、低消費電流
となる。また、高速変調信号でも復調可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。 【図2】本発明のアナログ乗算器の他の実施例のブロッ
ク図である。 【図3】本発明を利用した試験装置のブロック図であ
る。 【図4】従来のπ/4シフトQPSKベースバンド遅延
検波器のブロック図である。 【符号の説明】 2…LOGアンプ、3…PLL回路、5…直交検波器、
6…第1のサンプルホールド回路、7…第2のサンプル
ホールド回路、8…アナログ乗算器。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】入力信号を対数増幅するLOGアンプ
    (2)と、該LOGアンプのRSSI出力からシンボル
    クロックを抽出するPLL回路(3)と、該LOGアン
    プのリミッタ出力を直交検波しi(t)、q(t)をそ
    れぞれ出力する直交検波器(5)と、前記i(t)を前
    記シンボルクロックでサンプルホールドし、1シンボル
    遅延したi(t−1)を出力する第1のサンプルホール
    ド回路(6)と、前記q(t)を前記シンボルクロック
    でサンプルホールドし、1シンボル遅延したq(t−
    1)を出力する第2のサンプルホールド回路(7)と、
    前記i(t)、q(t)、i(t−1)、とq(t−
    1)を入力し演算することにより、入力信号を遅延検波
    するアナログ乗算器(8)とを備えたPSK復調器。
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