JP3426408B2 - 潤滑性に優れた電気亜鉛系めっき冷延鋼板の製造設備 - Google Patents

潤滑性に優れた電気亜鉛系めっき冷延鋼板の製造設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潤滑性に優れた電気亜
鉛系めっき冷延鋼板の製造設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気亜鉛系めっき冷延鋼板等の表面にM
n、P酸化物等を生成せしめて、潤滑性(プレス性)、
化成処理性を向上することが、特開平4−88176号
公報に開示されている。このような表面処理鋼板は、プ
レス成形性において摺動性が冷延鋼板以上に向上し、し
かも成形時の押疵がなくなり、かつ酸化物もプレスによ
る剥離等がなく、化成処理性にも優れたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき、電気亜
鉛系めっき冷延鋼板は、潤滑性、化成処理性に優れてお
り、自動車メーカー、家電メーカー等において、採用さ
れる機運が高まりつつあるのが実情である。しかして自
動車メーカー等での採用(使用)に際しては、使用量が
膨大になることから大量に、しかも品質の高い潤滑性等
に優れた電気亜鉛系めっき冷延鋼板を安定して供給する
ことが必要になることは明らかである。しかしながら上
記のごとき、潤滑性等に優れた電気亜鉛系めっき冷延鋼
板は製品として新規なものであり、工業的規模で安定し
て製造する設備が存在せず、従って、現在のところ大量
に安定して供給するこができない等の課題がある。本発
明は、このような課題を有利に解決するためなされたも
のであり、上記のごとき潤滑性等に優れた電気亜鉛系め
っき冷延鋼板を工業的規模で安定して製造する設備を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、連続焼鈍装置と、冷却装置と、酸洗装置と、洗浄
装置と、電気亜鉛系めっき装置と、洗浄装置と、潤滑性
向上用酸化膜生成装置と、乾燥装置と、調質圧延機を連
設したことを特徴とする潤滑性に優れた電気亜鉛系めっ
き冷延鋼板の製造設備。及び連続焼鈍装置と、冷却装置
と、酸洗装置と、洗浄装置と、電気亜鉛系めっき装置
と、洗浄装置と、活性化処理装置と、潤滑性向上用酸化
膜生成装置と、乾燥装置と、調質圧延機を連設したこと
を特徴とする潤滑性に優れた電気亜鉛系めっき冷延鋼板
の製造設備である。
【0005】
【作用】上記のごとく電気亜鉛系めっきを施す冷延鋼板
としては、例えばC:0.002 〜0.10%、Mn:0.2〜2.0 %、
Si:0.5%以下、P:O.O2%以下、S:0.02%以下、残り不回
避的不純物及びFeからなり、このような組成に必要に応
じてTi、Nb、B 等の1種または2種以上含有せしめて成
形性を向上させる。またP 、Siの1種または2種以上を
添加して上記P 、Si量より多量に含有せしめた高強度冷
延鋼板等で、板厚としては0.2 〜2.3mm の鋼板を、まず
下記のごとく連続焼鈍装置へ導き鋼板(帯)表面を清浄
化するとともに、鋼中の結晶を再結晶化して加工性等を
付与する焼鈍を施すものである。このような焼鈍温度
は、冷延鋼板の圧延圧下率によって再結晶温度が若干異
なるが通常720〜740℃であり、このまま電気亜鉛
系めっき装置へ導くと、めっき液温度が上昇し電解作用
が低下するので、次記のごとく冷却する。
【0006】冷却装置としては、例えば冷却水の散水装
置または、冷却水を満たしたタンクへ導き、焼鈍後の冷
延鋼板をほぼ常温に冷却するものである。
【0007】このような冷却により冷延鋼帯表面には、
酸化物が生成するので例えば、約10%塩酸、硫酸等の
酸性水溶液へ連続的に浸漬移動せしめて、酸化物を除去
する。次いで洗浄装置として、例えば洗浄液を満たした
タンクへ導き、鋼帯表面に残留している酸性水溶液等を
洗浄除去する。
【0008】上記のごとく、洗浄した鋼帯を電気亜鉛系
めっき装置へ導き、竪型または水平型の電気めっき装置
で鋼帯を陰極、電極を陽極として電気めっき液中で通電
して亜鉛系めっきを施すものである。その電気亜鉛系め
っき冷延鋼板としては、例えば亜鉛を主成分とするアル
ミよるものがあり、めっき組成としては純Znの他、Z
nとFe、ZnとNi、ZnとAl、ZnとMn、Zn
とCr、ZnとTi、ZnとMgなどZnを主成分とし
て、あるいは耐食性など諸機能の向上のためFe、N
i、Co、Al、Pb、Sn、Sb、Cu、Ti、S
i、B、P、N、S、O等の1種ないし2種以上の合金
元素及び不純物元素を含み、又SiO2 、Al23
どのセラミックス微粒子、TiO2 、BaCrO4 など
の酸化物、アクリル樹脂などの有機高分子をめっき層中
に分散させたものがあり、めっき層の厚み方向で単一組
成のもの、連続的あるいは層状に組成が変化するものが
あり、更に多層めっき鋼板では、最上層に、めっき組成
としては純Znの他、ZnとFe、ZnとNi、Znと
Al、ZnとMn、ZnとCr、ZnとTi、ZnとM
gなどZnを主成分として、耐食性などの諸機能の向上
のため1種ないし2種以上の合金元素及び不純物元素を
含み、またSiO2 、Al23 などのセラミックス微
粒子、TiO2 、BaCrO4 などの酸化物、アクリル
樹脂などの有機高分子をめっき層中に分散させたものが
ある。めっき付着量としては、0.5 〜100g/m2 で広
範囲の用途に適用することができる。
【0009】このように電気亜鉛系めっきを施した、め
っき鋼帯を洗浄装置として例えば、洗浄水の散水装置、
洗浄水を満たしたタンクへ導き、洗浄によりめっき液等
を除去した後、下記のごとく潤滑性向上用酸化膜を生成
せしめて潤滑性等を向上させる。上記のごとく洗浄した
電気亜鉛系めっき鋼板の表面は、亜鉛やアルミニウム等
のめっき層合金元素の酸化皮膜が形成されており、こよ
うな皮膜が形成されていても潤滑性向上用酸化膜として
の無機系酸化物皮膜の形成はできプレス性、化成処理性
は向上する。しかしながら、接着剤の接着強度は、亜鉛
やアルミニウム等のめっき層合金元素の酸化皮膜が形成
されているめっき鋼板に、無機系酸化物皮膜を形成した
場合と、亜鉛やアルミニウム等の酸化物が形成されてい
ない表面に、無機系酸化物皮膜を形成した場合とでは、
後者が格段に優れていることを見出した。この原因はあ
きらかではないが以下のごとく推定している。亜鉛やア
ルミニウム等の酸化物が形成されていない表面に、無機
系酸化物皮膜を形成した場合は、無機系酸化物皮膜の形
成時にめっき層表面を均一にエッチングし皮膜の形成が
なされるため、めっき層と皮膜の密着性は良好となる。
しかし、亜鉛やアルミニウム等の酸化皮膜が形成されて
いる表面に、無機系酸化物皮膜を形成した場合は、無機
系酸化物皮膜は薄く、また無形成部分でめっき層をエッ
チングした後、酸化物皮膜表面に沈着した状態で均一に
形成される。従ってプレス性は、この無機系酸化物皮膜
の被覆効果によるため、化成処理性は酸化皮膜及び酸化
物皮膜の何れも化成処理液に完全に溶解し、化成処理皮
膜の形成が可能となり効果に差異はないが、接着剤の接
着強度においては、酸化皮膜と無機系酸化物皮膜の間の
結合力が確保できないため低下するものと考えられる。
【0010】即ち、本発明においては、無機系酸化物皮
膜形成後の電気亜鉛系めっき鋼板の潤滑性の向上を、先
に形成されている酸化皮膜と無機系酸化物皮膜の皮膜結
合力低下を回避するために、前記のごとく洗浄後の電気
亜鉛系めっき鋼板を活性化処理装置へ導き、めっき鋼板
の表面を活性化することが好ましい。
【0011】上記のごとき、活性化処理装置では電気亜
鉛系めっき鋼板の表面に生成した酸化皮膜と無機系酸化
物皮膜の皮膜結合力低下を回避するものであり、めっき
層表面を活性化して後述のごとく、無機系酸化物皮膜を
生成せしめることにより、めっき層をエッチングして皮
膜に供給されるZnやめっき層合金元素の酸化物や水酸
化物と一体化をはかるものである。活性化する方法とし
ては、アルカリ水溶液で洗浄する方法、酸性水溶液で洗
浄する方法、研削等のごとくブラッシングする方法があ
る。
【0012】上記、洗浄後または活性化処理後の電気亜
鉛系めっき冷延鋼帯を潤滑性向上用酸化膜生成装置へ導
き、めっき鋼板表面に潤滑性向上用酸化膜として、例え
ばMn、Mo、P 、Co、Ca、Ni、W 、V 、B の1種または2
種以上からなる無機系酸化物を生成する。このような酸
化物は、クロメート皮膜と同様ガラス状の皮膜となりプ
レス時に、めっきのダイスへのかじりを抑制し摺動性を
良好にする。更にクロメート皮膜と異なり化成処理液に
完全に溶解し、均一に化成処理皮膜を形成するととも
に、これらの成分は、化成処理液の含有成分でもあり化
成処理液を汚染しない。このような無機系酸化物の構造
は、Mn、Mo、Co、Ca、Ni、W 、V とめっき層をエッチン
グして皮膜に供給されるZnやめっき層合金元素の酸化物
や水酸化物、リン酸塩、硫酸塩、硝酸塩、ホウ酸塩等が
複合したものと考えられ、Mn−O 結合、その他金属−O
結合、P −O 結合、B −O 結合からなるネットワークが
主体で、部分的に−OH 、CO3 基等が、更にはめっき層
から供給される金属が置換したアモルファス状の巨大分
子構造であろうと推定している。また、このような酸化
物は油による洗浄工程、脱脂工程でも溶解しないので、
プレス時の潤滑性能の低下、他工程にほとんど負荷を及
ぼさない。
【0013】このような酸化物の電気亜鉛系めっき冷延
鋼板への生成は、例えばめっき鋼板を水溶液中へ浸漬す
るか、水溶液を散布する等により塗布すること、または
電解処理によって確実に生成することができる。このと
きには亜鉛系めっき鋼板の合金元素(金属)及び水溶液
中の不純物が、若干酸化物中に混入するが障害にはなら
ない。また皮膜中に混入しても障害にならない元素とし
ては、Li、Be、C 、F 、Na、Mg、Al、Si、Cl、K 、Ca、
Ni、Mo、V 、W 、Ti、Fe、Rb、Sr、Y 、Zn、Nb、Cs、B
a、ランタニド類のイオンや酸化物、水酸化物、リン酸
塩、硫酸塩硝酸塩等はある程度(皮膜中に約10%以
下)混入しても影響はない。さらにCr、Cd、Pb、Sn、As
は微量であれば、化成処理性や化成処理液への汚染に影
響はなく効果は変わらない。
【0014】次に、無機系酸化物の生成範囲としては、
金属量で1mg/m2 あればよいが、500mg/m2を越えると自
動車、家電のユーザーで施す化成処理において、皮膜の
溶解が遅くなり化成処理皮膜の形成が不安定となるので
好ましくない。従って1〜500mg/m2、好ましくは1〜20
0mg/m2である。
【0015】上記のごとき無機系酸化物の生成方法とし
ては、例えばMn系酸化物としては、過マンガン酸カリウ
ム、リン酸、ホウ酸ナトリウム、モリブデン酸アンモニ
ウム、リンモリブデン酸、タングステン酸アンモニウ
ム、リンタングステン酸、ケイタングステン酸、バナジ
ン酸アンモニウム、コバルト、ニッケル、カルシウム等
の塩化物、硫酸塩あるいはリン酸塩として1g/l〜溶
解限、反応を促進するためリン酸、硫酸、硝酸、塩酸、
フッ化物等を添加した浴を用いることができる。
【0016】このようにして、めっき鋼板(帯)表面に
潤滑性向上用酸化膜を生成した後、乾燥装置へ導き、温
風または電熱あるいは加熱ロールとの接触により、酸化
膜中の水分を除去するものである。また場合によって
は、潤滑性向上用酸化膜生成後、乾燥に先立って洗浄装
置を設け、水洗、湯洗等によりめっき表面を洗浄しても
よい。上記のごとく、生成せしめた無機系酸化物を熟成
することによって無機系酸化物との化合物の脱水縮合反
応(架橋反応)と還元反応が同時に起こり、酸化物を中
性またはアルカリで難溶解性に還元することからプレス
後の脱脂処理に際し、酸化物の液中への溶出を確実に抑
制することができることから酸化物の溶出による脱脂液
の汚染を抑制し、脱脂液の寿命及び廃水処理への負荷を
軽減することができる。
【0017】その熟成方法としては、前記のごとき無機
系酸化物の乾燥に際し、加熱保持することによって確実
に熟成することができる。即ち、無機系酸化物中の水分
除去後十分に加熱することによって熟成することがで
き、鋼板の加熱保持温度としては40〜60℃、1〜4
8時間で確実に熟成することができる。このような熟成
処理は、例えば無機系酸化物生成後に洗浄(リンス)し
た場合は、無機系酸化物の表面部の不均質な酸化物が洗
い流されており、熟成の必要性はないが、無機系酸化物
生成後の洗浄(リンス)を省略した場合は、不均質な酸
化物が残存しており熟成することが好ましい。従って乾
燥にとどめるか、熟成するかは必要に応じて行うもので
ある。
【0018】こように、乾燥または熟成後のめっき表面
の粗度を調整するとともに、必要に応じてめっき鋼板の
形状悪化を矯正するため、乾燥または熟成後のめっき鋼
板を調質圧延機へ導き、めっき鋼板を平坦に矯正する。
このような調質圧延の圧下率としては、0.1〜1.0
%で確実にめっき表面の粗度を調整することができる。
更に必要に応じて、調質圧延機の入側及び/又は出側に
テンションレベラーを設け、めっき鋼板の形状を矯正す
ることにより、一層矯正効果を向上することができ好ま
しい。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を挙げる。 実施例1 図1において、冷延鋼帯(板)1を連続焼鈍装置2へ導
き、鋼帯1表面の圧延油、酸化物等を除去して清浄化す
るとともに焼鈍を施し、次いで冷却装置3で高温の鋼帯
1をほぼ常温に冷却した後、酸洗装置4へ導き鋼帯1表
面に生成した酸化物等を除去し、洗浄装置5で残留酸洗
を洗浄除去する。引続き電気亜鉛系めっき装置6で亜鉛
系めっきを施し、次いで洗浄装置7でめっき鋼帯1表面
の残留めっき液を洗浄除去した後、潤滑性向上用酸化膜
生成装置8で潤滑性向上用酸化膜を生成し、次いで乾燥
装置9で潤滑性向上用酸化膜中の水分を除去して潤滑性
等を付与した後、上記焼鈍による鋼帯1の形状圧下を調
質圧延機10で形状矯正する。
【0020】実施例2 図2において、冷延鋼帯(板)1を連続焼鈍装置2へ導
き、鋼帯1表面の圧延油、酸化物等を除去して清浄化す
るとともに焼鈍を施し、次いで冷却装置3で高温の鋼帯
1をほぼ常温に冷却した後、酸洗装置4へ導き鋼帯1表
面に生成した酸化物等を除去し、洗浄装置5で残留酸洗
を洗浄除去する。引続き電気亜鉛系めっき装置6で亜鉛
系めっきを施し、次いで洗浄装置7でめっき鋼帯1表面
の残留めっき液を洗浄除去した後、活性化処理装置11
でめっき表面の酸化皮膜を除去し、次いで潤滑性向上用
酸化膜生成装置8で潤滑性向上用酸化膜を生成し、次い
で乾燥装置9で潤滑性向上用酸化膜中の水分を除去して
潤滑性等を付与した後、上記焼鈍による鋼帯1の形状圧
下を調質圧延機10で形状矯正する。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、電気亜鉛系めっき冷延
鋼帯(板)にプレス性、化成処理性に優れた潤滑性向上
用酸化膜を連続的に安定して、生成することができ工業
的規模で高品質のプレス性、化成処理性に優れた電気亜
鉛系めっき冷延鋼帯(板)を量産することができるの
で、工業的に大きな効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すフロー図である。
【図2】本発明の実施例を示すフロー図である。
【符号の説明】
2 連続焼鈍装置 3 冷却装置 4 酸洗装置 5 洗浄装置 6 電気亜鉛系めっき装置 7 洗浄装置 8 潤滑性向上用酸化膜生成装置 9 乾燥装置 10 調質圧延機 11 活性化処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C25D 5/48 C25D 5/48 7/06 7/06 V 19/00 19/00 D (72)発明者 小川 裕 愛知県東海市東海町5−3 新日本製鐵 株式会社名古屋製鐵所内 (56)参考文献 特開 平2−258984(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 28/00 C23C 22/73 C23G 3/02 C25D 5/26 C25D 5/34 C25D 5/48 C25D 7/06 C25D 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続焼鈍装置と、冷却装置と、酸洗装置
    と、洗浄装置と、電気亜鉛系めっき装置と、洗浄装置
    と、潤滑性向上用酸化膜生成装置と、乾燥装置と、調質
    圧延機を連設したことを特徴とする潤滑性に優れた電気
    亜鉛系めっき冷延鋼板の製造設備。
  2. 【請求項2】 連続焼鈍装置と、冷却装置と、酸洗装置
    と、洗浄装置と、電気亜鉛系めっき装置と、洗浄装置
    と、活性化処理装置と、潤滑性向上用酸化膜生成装置
    と、乾燥装置と、調質圧延機を連設したことを特徴とす
    る潤滑性に優れた電気亜鉛系めっき冷延鋼板の製造設
    備。
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