JP3426404B2 - 電気自動車用路上走行再現運転装置 - Google Patents

電気自動車用路上走行再現運転装置

Info

Publication number
JP3426404B2
JP3426404B2 JP11539295A JP11539295A JP3426404B2 JP 3426404 B2 JP3426404 B2 JP 3426404B2 JP 11539295 A JP11539295 A JP 11539295A JP 11539295 A JP11539295 A JP 11539295A JP 3426404 B2 JP3426404 B2 JP 3426404B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
braking force
electric vehicle
vehicle
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11539295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08304237A (ja
Inventor
仁巳 神尾
文政 阿南
康史 後藤
浩司 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meidensha Corp
Kyushu Electric Power Co Inc
Original Assignee
Meidensha Corp
Kyushu Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Kyushu Electric Power Co Inc filed Critical Meidensha Corp
Priority to JP11539295A priority Critical patent/JP3426404B2/ja
Publication of JPH08304237A publication Critical patent/JPH08304237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3426404B2 publication Critical patent/JP3426404B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車(以下EV
と称する)にて路上走行を行ない、その時の走行データ
に基づいて路上走行再現運転を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両走行のシミュレーション装置にあっ
ては、実際の路上走行と同様の条件下にて試験を行なう
ため、従来エンジン駆動自動車など電気自動車以外で
は、実際の路上走行にて収録した車速及びスロットル開
度等を収録し、得られた車速に基づきシャシーダイナモ
メータ側を車速制御すると共に得られたスロットル開度
にて車両側を開度制御することにより、ロードシミュレ
ーションとして再運転し、この結果シャシーダイナモメ
ータローラ面上の制動力を収録する。この制動力は、平
坦路での走行抵抗と路上勾配の和であるので、予め平坦
路にて計測した走行抵抗を引くことにより路上勾配分を
収録でき、路上再現運転時の勾配指令を得ている。
【0003】図3は、ロードシミュレーションシステム
のブロック図であり、上述の車両走行シミュレーション
を更に詳しく図示したものである。路上走行によって車
速等のパルス入力、クラッチやブレーキ等のディジタル
入力、及びスロットル開度等のアナログ入力は、路上デ
ータ収録装置1に納められる。ついで、この路上データ
は、パソコン2によってデータ補正が行なわれ、装置3
にて路上再現運転のための置換運転用のデータ編集を行
ない、自動運転指令装置4にて車両制御盤5を介して車
両6に対して開度指令を出力すると共にシャシーダイナ
モ制御盤7を介してシャシーダイナモメータ(以下DY
と称する)8に対して車速指令を与える。そして、計測
装置9では、ディジタルALR10での試験車両の平坦
路での走行抵抗と路上データ再運転時に検出されている
ダイナモトルクとの差分を検出している。この結果、置
換運転実行での平坦路抵抗を引いた制動力すなわち路上
再現運転時の勾配指令値が得られる。耐久運転の実行に
当っては、この勾配指令値等に基づき自動運転指令装置
11にて車両制御盤12を介して車両13に指令を与え
ると共にDY制御盤14を介してDY15に指令を与え
るものである。
【0004】また、図4は、DY制御盤の内部構成で、
定トルク制御(ATR)と定速度制御(ASR)とによ
るインバータ制御ブロックを示しており、設定値として
は路上走行時速度の速度設定と再運転にて収録したロー
ラ面上制動力であるトルク設定、電流設定とを入力とす
る。クッション部20は、設定速度に対しゆるやかに変
化させる一定のランプ関数を発生する。PIアンプ部2
1は、速度指令と速度検出との偏差に対してリミッタ付
きPI(比例・積分)演算を行なう。また、鉄損補償部
22はモータの固定子鉄損の影響によるトルク特性の変
動を補償する回路で、鉄損による干渉分を打ち消すため
の電流をトルク電流指令(ATR)に加える。界磁一次
進み補償部23は、鉄損補償部22と同様速度範囲を拡
大する定出力励磁制御部24の出力を受けて界磁を制御
する場合の一次の進みを補償する。R2 補償部25は、
モータの2次抵抗の温度変化によるトルク特性の変動を
補償する。すべり周波数補償部26は、R2 補償部25
のトルク特性の変動による誤差電圧にてすべり周波数を
制御する。電流制御部(ACR制御)27では、上述の
各補償部の出力を受けてモータ定数、速度指令、励磁電
流指令、トルク電流指令、電流検出をもとに、モータの
電圧フィードフォワード演算、ACRフィードバック演
算を行なう。インバータのゲート出力制御部28では、
インバータ主回路でのスイッチング遅れによるアーム短
絡を防止するデッドタイム部を備え、また、このデッド
タイム部によるPWM信号と出力電圧との誤差によるモ
ータの不安定現象やトルクリップルを除くべくデットタ
イム補償部を備える。このような回路によりインバータ
29のゲートを制御してDY30を制御するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した如くロードシ
ミュレーション及びインバータ制御を行なう前提として
は、電気自動車(EV)以外の車両に対するものである
が、EVにおいて路上再現運転を行なう場合、車速やス
ロットル開度にて再運転データを決定しても、EVバッ
テリ電源の放電量変化等の問題が生じ、DY上で制動力
を求める為の再運転時には必ずしも路上走行時にEVモ
ータが消費していた電力とは一致しない。
【0006】本発明は、EVにおけるEVバッテリ電力
の路上走行時と再運転時との不一致を解決するようにし
た電気自動車用路上走行再現運転装置の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、 1) 電気自動車の車速やモータ消費電力を収録する路
上データ収録装置と、この路上データ収録装置で収録し
た車速及びモータの電力に基づき前記電気自動車に作用
する制動力を求め、この制動力を含む運転用のデータの
編集を行う演算部と有することを特徴とする。 2)上記1)に記載する電気自動車用路上走行再現運転
装置において、 制動力は、シャシダイナモメータのシャ
シローラ面上での制動力であり、次式、 F(N) =P(KW)×3600×K/V(km/h)×1000 ここで、FはDYローラ面上の制動力、 PはEVモータ電力、 Vは車速、 Kは修正係数である。 により求めるものであることを 特徴とする。 3) 上記1)または2)に記載する電気自動車用路上
走行再現運転装置において、 さらに制動力の値より電気
自動車の平坦路の走行抵抗を引くことにより路上勾配量
を求めるように構成したことを特徴とする。 4)上記1)乃至請求項3)に記載する何れか一つの電
気自動車用路上走行再現運転装置において、路上データ
収録装置に収録した収録データに基づく処理値を直接入
力するインバータ制御回路を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】電気自動車にあっては、路上データを制動力に
直接置換することができたことにより、電気自動車用モ
ータの電力消費の忠実な再現が可能となる。
【0009】
【実施例】ここで、本発明による実施例を図1,図2を
参照して説明する。図3に対応する図1では、路上デー
タ収録装置1の入力としては、パルス入力としてモータ
回転数があり、アナログ入力として電池温度1〜14が
あり、そして電力の入力を有する。この路上データ収録
装置1では、EVにて路上再現運転を行なう為の実際走
行時の車速やEVモータ電力量を収録する。ついで、路
上データ収録装置1の次段に演算部(図1では省略)を
備えてEVモータの電力を次式によりシャシーローラ面
上の制動力に直接変換する。
【0010】 F(N) =P(KW)×3600×K/V(km/h)×1000 ここで、FはDYローラ面上の制動力、PはEVモータ
電力、Vは車速、Kは修正係数である。
【0011】この変換された制動力を含めた収録データ
をパソコン2にてデータ補正し、装置3にて運転用のデ
ータ編集を行なう。この装置3にて得られたデータは前
述の制動力を含み、自動運転指令装置11に直接入力さ
れる。そして、自動運転指令装置11の出力による車速
指令にて車速制御盤12を制御し、前述の制動力と平坦
路走行抵抗であるデイジタルALRを加えあわせてDY
制御盤14を制御している。ここで、平坦路の走行抵抗
値を求める方法は、平坦路を一定速で走行し、その時の
EVモータ電力を収録することにより得る。こうして、
変換された制動力によってDYを制御しEVを車速制御
して、路上再現運転を行なう。つまり、EVモータ電力
が再現するようにDYを速度制御しEVのアクセルを踏
み込む。電力が一致した所でDYから検出された制動力
がその車速の走行抵抗値となる。
【0012】このように実走行時に制動力を直接求める
ことができて、従来のような置換運転データ収録の再運
転が不要となる。また、EVモータ電力に基づきローラ
面上制動力を制御することでEVの電力消費が忠実に再
現され、このためEVバッテリの性能評価のための運転
パターン作成が容易に行なえる。また、EVにて収録さ
れた路上データにより路上勾配分を編集することで、他
のEVにて同一路面を走行させる試験が可能となる。
【0013】図2は図1に対応するインバータ制御ブロ
ックで、EVにて路上走行再現運転をDY上で行なうた
めに実路走行時の車速及びEVモータ電力量を収録装置
に納める。そして、この収録したデータを図2に示す制
御ブロック図にて直接再現運転を行なう。すなわち、路
上収録車速をクッション回路20に入力すると共に路上
収録電力との比を割算器40にてとり、速度フィードバ
ック回路につながる車両慣性補正41との間で偏差をと
り、ATRであるPIアンプ21の端子に入力するもの
である。
【0014】こうして、実走行時の電力からDYローラ
面上制動力を求め直接運転を行なうため、従来の様な置
換運転データ収録の再運転が不要となる。また、EVモ
ータの電力にてローラ面上制動力を制御することでEV
の電力消費が忠実に再現される。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
EVモータの電力に基づきローラ面上制動力を制御する
ことにより、電気自動車の電力消費が忠実に再現され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロードシミュレーションシステムの構成図。
【図2】本実施例のインバータ制御ブロック図。
【図3】従来のロードシミュレーションシステムの構成
図。
【図4】従来のインバータ制御ブロック図。
【符号の説明】
1 路上データ収録装置 40 割算器 41 車両慣性補正装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 康史 福岡県福岡市南区塩原2丁目1番47号 九州電力株式会社 総合研究所内 (72)発明者 三浦 浩司 福岡県福岡市南区塩原2丁目1番47号 九州電力株式会社 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭57−144438(JP,A) 特開 昭59−55566(JP,A) 特開 平6−201523(JP,A) 特開 平6−201527(JP,A) 特開 昭50−19109(JP,A) 実開 平3−48305(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車の車速やモータ消費電力を収
    録する路上データ収録装置と、この路上データ収録装置で収録した車速及びモータの電
    力に基づき前記電気自動車に作用する制動力を求め、こ
    の制動力を含む運転用のデータの編集を行う演算部 と有
    することを特徴とする電気自動車用路上走行再現運転装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する電気自動車用路上走
    行再現運転装置において、 制動力は、シャシダイナモメータのシャシローラ面上で
    の制動力であり、次式、 F(N) =P(KW)×3600×K/V(km/h)×1000 ここで、FはDYローラ面上の制動力、 PはEVモータ電力、 Vは車速、 Kは修正係数である。 により求めるものであることを 特徴とする電気自動車用
    路上走行再現運転装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する電気
    自動車用路上走行再現運転装置において、 さらに 制動力の値より電気自動車の平坦路の走行抵抗を
    引くことにより路上勾配量を求めるように構成したこと
    を特徴とする電気自動車用路上走行再現運転装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3に記載する何れか
    一つの電気自動車用路上走行再現運転装置において、 路上データ収録装置に収録した収録データに基づく処理
    値を直接入力するインバータ制御回路を有することを特
    徴とする電気自動車用路上走行再現運転装置。
JP11539295A 1995-05-15 1995-05-15 電気自動車用路上走行再現運転装置 Expired - Fee Related JP3426404B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11539295A JP3426404B2 (ja) 1995-05-15 1995-05-15 電気自動車用路上走行再現運転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11539295A JP3426404B2 (ja) 1995-05-15 1995-05-15 電気自動車用路上走行再現運転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08304237A JPH08304237A (ja) 1996-11-22
JP3426404B2 true JP3426404B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=14661423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11539295A Expired - Fee Related JP3426404B2 (ja) 1995-05-15 1995-05-15 電気自動車用路上走行再現運転装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3426404B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001108580A (ja) * 1999-10-13 2001-04-20 Horiba Ltd シャシダイナモメータを用いた路上走行シミュレーション試験方法で用いる路面の勾配データの採取方法およびシャシダイナモメータの制御方法
KR101270955B1 (ko) 2009-07-22 2013-06-11 메이덴샤 코포레이션 드라이버 에이드 장치 및 드라이버 에이드 시스템
JP2012198181A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 E-Bike Corp 電動車両用試験測定システム
JP6219230B2 (ja) 2014-05-19 2017-10-25 株式会社堀場製作所 車両試験システム、試験条件データ生成装置及び試験条件データ生成プログラム
CN107036827A (zh) * 2017-05-03 2017-08-11 上海电器科学研究所(集团)有限公司 新能源汽车三电系统半物理仿真测试平台

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08304237A (ja) 1996-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3019682B2 (ja) ハイブリッド車における発電制御方法
US5119304A (en) Method and apparatus for controlling engine in engine characteristics test
JPH02132341A (ja) ダイナモメータ
EP0338560B1 (en) Method and apparatus for controlling internal combustion engines
JP3426404B2 (ja) 電気自動車用路上走行再現運転装置
US4911259A (en) Running control method and running control system
JP3993659B2 (ja) 内燃機関の設定要素の制御方法および装置
JP2000050416A (ja) 走行速度制御装置
JP3687305B2 (ja) ダイナモメータシステム
JP2690206B2 (ja) 車両用定速走行装置
JPH1118210A (ja) ハイブリッドシステム車両の制御装置
JPH07164925A (ja) 車両の駆動ユニットの制御方法および装置
JP2816263B2 (ja) 誘導電動機の温度補償回路
JP3503187B2 (ja) 車両速度制御装置
JPH09113418A (ja) 自動車自動運転ロボットの制御方法
JP3933919B2 (ja) バッテリ蓄電量推定装置
US6435160B2 (en) Compensating voltage controller system
JP2912965B2 (ja) 駆動試験機の電気慣性補償制御方法
JPH10232187A (ja) 車両走行性能試験方法およびその装置
JPH05272349A (ja) 回生リターダ付車両駆動制御装置
JPS63215936A (ja) シヤシダイナモを用いた走行抵抗測定装置
JPH09205704A (ja) 自動車の制御装置
JPH08219952A (ja) 自動車エンジン試験装置
JP3422126B2 (ja) 電気自動車用の性能試験装置
KR100207107B1 (ko) 발전기의 구동력 변화를 이용한 엔진 회전수 보상 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030401

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100509

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100509

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees