JP3426348B2 - 電解水生成装置 - Google Patents

電解水生成装置

Info

Publication number
JP3426348B2
JP3426348B2 JP14360894A JP14360894A JP3426348B2 JP 3426348 B2 JP3426348 B2 JP 3426348B2 JP 14360894 A JP14360894 A JP 14360894A JP 14360894 A JP14360894 A JP 14360894A JP 3426348 B2 JP3426348 B2 JP 3426348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
water
salt water
diaphragms
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14360894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH081161A (ja
Inventor
和義 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP14360894A priority Critical patent/JP3426348B2/ja
Publication of JPH081161A publication Critical patent/JPH081161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3426348B2 publication Critical patent/JP3426348B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、生鮮食品の洗浄及び殺
菌、鮮魚介類の解凍などの食品処置や、包丁やまな板等
の台所用品、またお絞りや手等の洗浄・殺菌処理を行う
のに使用される酸性水、及び飲用水などとして利用され
るアルカリ性水を電気分解によって生成させる電解水生
成装置に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の電解水生成装置としては、例え
ば図2に示すタイプのように、電解槽60の本体61内
部を中央の塩水室Aとその両側の陽極室B及び陰極室C
に二枚のイオン透過性隔膜62,63で分離し、陽極室
B側の隔膜62近傍に陽電極64を、一方陰極室C側の
隔膜63近傍に陰電極65を設け、中央の塩水室Aに食
塩水タンク66から食塩水を循環供給して両電極64,
65間にてその食塩水を電気分解し、それによってそれ
ぞれ陽極室B及び陰極室Cに供給される水から酸性水及
びアルカリ性水を生成させ、これらの電解水を取り出す
電解水生成装置が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで上述のような
従来の電解水生成装置においては、隔膜62,63が直
接電極64,65に接触しないように隔膜62,63を
適当な張力にをもたせるとともに、電極との間に間隔が
あくように適宜スペーサ66を介在させて設置する必要
があった。しかしながら、塩水室Aに供給される食塩水
の圧力と陽極室Bあるいは陰極室Cに供給される水の圧
力との間に差圧が生じると、隔膜62あるいは隔膜63
が塩水室Aの内部に向かう方向かあるいは塩水室Aの外
側(陽極室Bの内側あるいは陰極室Cの内側)に向かう
方向に加圧されて変形することによってストレスがかか
って疲労したり、また、それらの隔膜62,63が直接
電極64,65に接触することによって劣化したり、さ
らには破れてしまう可能性があった。 【0004】 【発明の目的】そこで本発明は上記課題を解決するため
になされたもので、たとえ塩水室Aの内部圧力と陽極室
Bあるいは陰極室Cの内部圧力との間に差圧が生じても
隔膜62,63が変形して劣化することがなく、かつ塩
水室Aに食塩水が均一に供給されることによって充分な
電解効率を得ることのできる電解水生成装置を提供する
ことを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、電解槽本体と、この電解槽本体の内部を中
央の塩水室とその両側の陽極室及び陰極室に分離するイ
オン透過性の二枚の隔膜と、陽極室内部に設けた陽電極
と、陰極室内部に設けた陰電極と、陽電極及び陰電極に
電解用電力を供給する直流電源と、塩水室に塩水を導入
させるとともに同塩水室から塩水を導出させる塩水給排
手段と、陽極室に連通された給水管及び酸性水取り出し
管と、陰極室に連通された給水管及びアルカリ性水取り
出し管とを備えた電解水生成装置において、前記二枚の
隔膜が前記塩水室に配設される多孔体に接着されている
ことを特徴とする。 【0006】 【発明の作用・効果】このように構成された本発明の電
解水生成装置においては、塩水室に塩水を、陽極室及び
陰極室に水を供給しつつ陽電極及び陰電極の間で電気分
解を行うことによって陽極室にて酸性水が、一方陰極室
にてアルカリ性水が生成し、それぞれの電解水が酸性水
取り出し管とアルカリ性水取り出し管から導出される。
そして本発明の電解水生成装置の電解槽には、塩水室と
陽極室及び陰極室とをそれぞれ区画する二枚の隔膜を、
塩水室に配設された多孔体に接着して設けたため、たと
え塩水室の内部圧力と陽極室あるいは陰極室の内部圧力
との間に差圧が生じても両隔膜が変形することがなく、
隔膜に変形に起因するストレスがかかることがない。ま
た隔膜と電極との接触を防止できる点からも、隔膜の劣
化を抑制することができる。さらに、塩水室に多孔体が
配設されているため、塩水室に供給された食塩水は均一
に行き渡ることができ、充分な電解効率を得ることがで
きる。 【0007】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1に示された本発明にかかる電解水生成装置
は、電気分解を行う電解槽10と電気分解用の食塩水を
収容する塩水タンク20、及びそれらを連結する配管を
主要構成部材とする。 【0008】電解槽10本体の内部は、多孔質セラミッ
ク16が配設された塩水室Aと、その両側の陽極室B、
及び陰極室Cに分離形成されている。多孔質セラミック
16の両側端面には二枚のイオン透過性隔膜11,12
が接着されており、この隔膜11,12を介して塩水室
A内に供給される食塩水より生じるナトリウムイオン及
び塩素イオンがそれぞれ陰極室Cおよび陽極室Bに透過
できるように構成されている。 【0009】陽電極14は陽極室B内の電解槽本体13
に固定支持されて配設されており、一方陰電極15は陰
極室C内の電解槽本体13に固定支持されて配設されて
いる。陽電極14及び陰電極15はラスメタルからな
り、電解用の直流電源(図示しない)に接続され、この
両電極14,15に直流電圧が印加されるように構成さ
れている。 【0010】電解槽10の塩水室Aの底部と所定の濃度
範囲(例えば10〜20%)に調製された食塩水が収容
されている塩水タンク20の底部とは、循環ポンプ31
を設けた塩水導入管30により連通されており、また塩
水室Aの上部と塩水タンク20の上部とは、塩水室A内
の水圧を両電極室B,Cよりも高めるための絞りを33
を設けた塩水導出管32により連通されていて、この塩
水導入管30と塩水導出管32とで食塩水の循環経路が
形成されている。なお、循環ポンプ31を設けた塩水導
入管30と塩水導出管32とが本発明の塩水給排手段に
相当する。 【0011】電解槽10の陽極室B及び陰極室Cのそれ
ぞれ底部には、給水管34が分岐した給水分岐管34
a,34bが連通されており、開閉バルブ35の操作に
よって水が各室B,Cに導入されるようになっている。
一方陽極室Bおよび陰極室Cのそれぞれ上部には、酸性
水取り出し管36とアルカリ性水取り出し管37とが設
けられている。 【0012】このように構成された電解水生成装置によ
って電解水を生成させる際には、塩水タンク20の食塩
水は循環ポンプ31によって塩水導入管30を経て塩水
室Aに送り込まれ、塩水導出管32を経て塩水タンク2
0に戻される。また陽極室B及び陰極室Cには、給水管
34の開閉バルブ35を開くことで、給水源(図示しな
い。)からの水が送り込まれる。 【0013】そして陽電極14及び陰電極15間に直流
電源によって直流電圧を印加させることによって、塩水
室A内の食塩水中の塩素イオンは隔膜11を通って陽極
室B内に入り陽電極14に接触して電価を失って塩素と
なる。この塩素の一部はそのまま陽電極14付近の水中
に溶解し、一部は水と反応して次亜塩素酸あるいは次亜
塩素酸イオンを生成し、これらにより殺菌作用のある有
効塩素濃度が与えられる。残る塩素の一部は塩酸あるい
は塩素ガスとなって遊離される。これにより陽電極14
付近の水は酸性となり陽極室B内に広がる。また塩水室
A内の食塩水中のナトリウムイオンは隔膜12を通って
陰極室C内に入り陰電極15に接触して電価を失い、陰
電極15付近の水と反応して水酸化ナトリウム及び遊離
水素を生じて陰電極15付近の水をアルカリ性とし、陰
極室C内に広がる。このようにして陽極室B及び陰極室
C内にそれぞれ生成された酸性水及びアルカリ性水は、
酸性水取り出し管36及びアルカリ性水取り出し管37
から送り出され、それぞれの用途に使用される。 【0014】そして上記のように電解水生成装置を作動
させている際、電解槽10に設けられている二枚の隔膜
11、12は、塩水室Aに配設された多孔質セラミック
16に接着して設けられているため、たとえば塩水室A
の内部圧力が陽極室Bや陰極室Cの内部圧力よりも大き
くなったとしても両隔膜11,12が陽極室Bおよび陰
極室Cの内部方向に変形することがなく、隔膜11,1
2に変形に起因するストレスがかかることがない。また
隔膜11,12と陽電極14あるいは陰電極15との接
触を防止できる点からも、隔膜の劣化を抑制することが
できる。さらに、塩水室Aに多孔質セラミック16が配
設されているため、塩水室Aに供給された食塩水は均一
に行き渡ることができ、充分な電解効率を得ることがで
きる。 【0015】また、このように隔膜11,12を多孔質
セラミック16に接着して設けたことによって、上記実
施例の電解槽10の製造に際しては、隔膜11,12と
多孔質セラミック16をあらかじめ接着して一体化して
から電解槽本体13に設置することができるので製造し
やすいし、また隔膜11,12を交換する際にも、隔膜
11,12と多孔質セラミック16を一体的に扱えるの
で保守作業が行いやすい。そして、このような隔膜1
1,12と多孔質セラミック16の一体構造によれば、
上記従来の電解水生成装置において用いられた隔膜と電
極とを離間させるためのスペーサを設ける必要がなく、
さらに、上記従来の電解槽に隔膜を設置する際に強いら
れていた、隔膜を直接電極に接触しないような張力で電
解槽に設置しなくてはならないという製造上の面倒もな
くすことができる。 【0016】なお、上記実施例においては多孔体として
多孔質セラミック16を使用したが、焼結金属やガラス
繊維、樹脂繊維等を加熱圧縮して多孔性材料としたも
の、あるいは布状やフェルト状の材料を積層して多孔性
材料としたものなど、即ち水透過性に優れ、かつ隔膜を
接着保持できる程度に成形された材料であればよい。 【0017】また上記実施例においては、塩水タンク2
0と塩水室Aとの間で食塩水を循環するように構成した
が、食塩水を使い捨てるようにしてもよい。 【0018】また上記実施例においては、図1に示され
ているように両電極14,15を電解槽本体13の側壁
に沿った位置に配設したが、例えば隔膜11,12の近
傍に配設して液体の通過が自由なラスメタルで両電極1
4,15を構成すれば、塩水室A内の食塩水中の塩素イ
オン及びナトリウムイオンが両隔膜11,12を通った
とたんに陽電極14及び陰電極15に接触することがで
き、電解効率を充分に高めることができる。なお、この
ように隔膜11,12と電極14,15とを近接して配
設したとしても、本発明においては隔膜11,12が多
孔体に接着されているため、隔膜11,12と電極1
4,15とが接触するのを防止できることは言うまでも
ない。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例にかかる電解水生成装置を
示す概略図である。 【図2】 従来の電解水生成装置を示す概略図である。 【符号の説明】 10…電解槽、11,12…イオン透過性隔膜、13…
電解槽本体、14…陽電極、15…陰電極、16…多孔
質セラミック、A…塩水室、B…陽極室、C…陰極室、
20…塩水タンク、30…塩水導入管、31…循環ポン
プ、32…塩水導出管、34…給水管、36…酸性水取
り出し管、37…アルカリ性水取り出し管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−308672(JP,A) 特開 平7−299457(JP,A) 特開 平7−155765(JP,A) 特開 平7−155760(JP,A) 特開 平7−80457(JP,A) 特開 平7−308548(JP,A) 特開 平5−277344(JP,A) 特表 平10−500895(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 電解槽本体と、 この電解槽本体の内部を中央の塩水室とその両側の陽極
    室及び陰極室に分離するイオン透過性の二枚の隔膜と、 前記陽極室内部に設けた陽電極と、 前記陰極室内部に設けた陰電極と、 前記陽電極及び陰電極に電解用電力を供給する直流電源
    と、 前記塩水室に塩水を導入させるとともに同塩水室から塩
    水を導出させる塩水給排手段と、 前記陽極室に連通された給水管及び酸性水取り出し管
    と、 前記陰極室に連通された給水管及びアルカリ性水取り出
    し管とを備えた電解水生成装置において、 前記二枚の隔膜が前記塩水室に配設される多孔体に接着
    されていることを特徴とする電解水生成装置。
JP14360894A 1994-06-24 1994-06-24 電解水生成装置 Expired - Fee Related JP3426348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14360894A JP3426348B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電解水生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14360894A JP3426348B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電解水生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH081161A JPH081161A (ja) 1996-01-09
JP3426348B2 true JP3426348B2 (ja) 2003-07-14

Family

ID=15342693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14360894A Expired - Fee Related JP3426348B2 (ja) 1994-06-24 1994-06-24 電解水生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3426348B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100200425A1 (en) * 2007-04-13 2010-08-12 Yusho Arai Electrolyzed water manufacturing device, electrolyzed water manufacturing method, and electrolyzed water

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111606396A (zh) * 2020-06-02 2020-09-01 火人京创(北京)医疗器材有限公司 一种三室无盐电解设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20100200425A1 (en) * 2007-04-13 2010-08-12 Yusho Arai Electrolyzed water manufacturing device, electrolyzed water manufacturing method, and electrolyzed water

Also Published As

Publication number Publication date
JPH081161A (ja) 1996-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3349710B2 (ja) 電解槽および電解水生成装置
JP3612569B2 (ja) 低濃度次亜塩素酸含有強酸性殺菌水、低濃度次亜塩素酸含有強酸性殺菌水の生成方法、生成装置及び低濃度次亜塩素酸含有強酸性殺菌水生成吐出装置
MXPA03007923A (es) Metodo y aparato para producir agua potencial oxidativa reductiva positiva y negativa.
JP3500173B2 (ja) 電解水製造装置
JPH08229565A (ja) 電解水生成装置
JP3426348B2 (ja) 電解水生成装置
RU2005131463A (ru) Способ получения хлора и хлорсодержащих окислителей и установка для его осуществления
JP2004008983A (ja) 電解水生成装置及び方法
JP3468834B2 (ja) 電解水生成装置
JPS5966392A (ja) 殺菌イオン水の製造方法および装置
JP3568290B2 (ja) 電解水生成装置
JP2003034889A (ja) 強電解水生成装置の電解方法
JPS6351991A (ja) 殺菌性電解イオン水生成装置
JP3568291B2 (ja) 電解水生成装置
JP2000093966A (ja) 電解装置
JP6675112B2 (ja) 電解原水貯留式電解装置
KR102062810B1 (ko) 냉각식 통형 유격막 전해수 생성장치
JP3677731B2 (ja) 低濃度次亜塩素酸含有強酸性殺菌水生成噴霧装置
JP2002361252A (ja) 強電解水生成装置の電解槽
JP3205527B2 (ja) 弱酸性殺菌水及び弱アルカリ性水の製造方法
JP3411078B2 (ja) 電解水製造装置
JP3468839B2 (ja) 電解水製造装置
JPH11138171A (ja) 電解水生成装置
JPH11350177A (ja) 電解水生成装置
JPH11114569A (ja) 電解水製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees