JP3425869B2 - 鉄道車両の滑り止め材撒布装置 - Google Patents
鉄道車両の滑り止め材撒布装置Info
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- JP3425869B2 JP3425869B2 JP25067698A JP25067698A JP3425869B2 JP 3425869 B2 JP3425869 B2 JP 3425869B2 JP 25067698 A JP25067698 A JP 25067698A JP 25067698 A JP25067698 A JP 25067698A JP 3425869 B2 JP3425869 B2 JP 3425869B2
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- Japan
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- end opening
- introduction pipe
- plug
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明が属する技術分野】 本発明は、急勾配の線路な
どにおいてレールと車輪間の摩擦力を増大させるため
に、砂等の滑り止め材をレールに向かって撒布する装置
に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 山間地などの急勾配路線においては、
レールに砂などの滑り止め材を撒布することが鉄道輸送
の安全確保上必要であるが、一般的には線路の脇に常置
されている滑り止め材容器から保線要員が定期的に取り
出して撒布している。しかしながら、このような方式で
は雨などによって鉄道車両の通過前に滑り止め材が流さ
れてしまうことがあり、滑り止め効果を得ることができ
ない。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】 従って本発明の目的
は、鉄道車両の運転士や車掌の判断により必要なときに
必要な量の滑り止め材を的確に撒布できる装置ヲ提供す
ることである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の鉄道車両の滑り止
め材撒布装置は、鉄道車両に装着される固定ケース１
と；固定ケース１に格納され、運転席や車掌席の制御回
路２に接続されたソレノイドユニット３と；鉄道車両に
搭載される滑り止め材１１の保管タンク４に接続され、
下端開口部５ａを固定ケース１内部に垂直方向に挿入し
た導入管５と；上端開口部６ａを導入管５の下端開口部
５ａに向けて開口し、下端開口部６ｂをレール７に向け
て開口した撒布管６と；ソレノイドユニット３のプラン
ジャー８に連結され、バネ９の付勢によって水平方向に
前進して導入管５の下端開口部５ａを閉塞する栓体１０
とからなり、導入管５の下端開口部５ａに入り込む栓体
１０の先端部を横向きＶ字状断面に形成し、該下端開口
部５ａを通過する滑り止め材１１の連続流を、導入管５
の内壁面に突き当たる栓体１０の前記先端部によって突
っ切って遮断する一方、ソレノイドユニット３への通電
時にプランジャー８を吸引して前記閉塞を解除するよう
にしたものである。 【０００５】運転保安規則などにより滑り止め材を撒布
すべき線路区域に差し掛かったり、降雪などの気象条件
に遭遇したときには、運転席の運転士や車掌席の乗務車
掌は相互に連絡して或いは独自の判断にて制御回路２の
スイッチをオン操作し、ソレノイドユニット３のコイル
に通電する。この通電によって励磁されたソレノイドユ
ニット３はプランジャー８を吸引し、バネ９の付勢に抗
して栓体１０を後退させ、導入管５の下端開口部５ａの
閉塞を解除する。これによって滑り止め材１１は自重に
よって導入管５から落下排出され、撒布管６を通ってレ
ール７に向けて撒布される。撒布量に応じて導入管５に
は保管タンク４から滑り止め材１１が自重によって繰り
出し補給される。制御回路２をオフ操作してソレノイド
ユニット３への通電を停止すると、栓体１０はバネの付
勢によって前進し、導入管５の下端開口部５ａを再度閉
塞する。 【０００６】 【発明の実施の形態】 図示の実施例では、導入管５の
上半部には雄螺子が切られ、ナット１２によって導入管
５が固定ケース１の上面板１ａに固着されている。導入
管５と保管タンク４間は補給管１３によって接続されて
いる。撒布管６の上部はラッパ状に拡大形成され、固定
ケース１の底面板１ｂに溶接によって固着されている。
撒布管６の下端部には、撒布範囲を拡大したり、逆に局
部てきに集中させたりする別体の撒布補助管を接続する
こともできる。前記付勢用バネ９は圧縮コイルバネで構
成され、ソレノイドユニット３の本体ケース３ａの端面
板３ｂとプランジャー９に固定したバネ受けピン１４と
の間に圧縮されている。ソレノイドユニット３はリード
線１５，１６によって制御回路に接続されている。 【０００７】 【発明の効果】 以上のように本発明の鉄道車両の滑り
止め材撒布装置は、運転席や車掌席の制御回路２に接続
されたソレノイドユニット３と；鉄道車両に搭載した滑
り止め材１１の保管タンク４に接続された導入管５と；
上端開口部６ａを導入管５の下端開口部５ａに向けて開
口し、下端開口部６ｂをレール７に向けて開口した撒布
管６と；ソレノイドユニット３のプランジャー８に連結
され、バネ９の付勢によって導入管５の下端開口部５ａ
を閉塞する栓体１０とからなり、ソレノイドユニット３
への通電時にプランジャー８を吸引して栓体１０を閉塞
解除位置に後退させるものであるから、必要なときに必
要な量の滑り止め材１１を的確にレール７に撒布できる
ものである。そして、垂直方向に配置した導入管５に対
して栓体１を水平方向に移動させ、横向きＶ字状断面に
形成した栓体１０の先端部を導入管５の下端開口部５ａ
に入り込ませるとき、栓体１０の当該先端部によって滑
り止め材１１の連続流を突っ切り、栓体１０の当該先端
部を導入管５の内壁面に突き当てて、滑り止め材１１の
連続流を確実に遮断するものであるから、撒布管６への
滑り止め材１１の供給量を的確に制御することができ
る。
どにおいてレールと車輪間の摩擦力を増大させるため
に、砂等の滑り止め材をレールに向かって撒布する装置
に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】 山間地などの急勾配路線においては、
レールに砂などの滑り止め材を撒布することが鉄道輸送
の安全確保上必要であるが、一般的には線路の脇に常置
されている滑り止め材容器から保線要員が定期的に取り
出して撒布している。しかしながら、このような方式で
は雨などによって鉄道車両の通過前に滑り止め材が流さ
れてしまうことがあり、滑り止め効果を得ることができ
ない。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】 従って本発明の目的
は、鉄道車両の運転士や車掌の判断により必要なときに
必要な量の滑り止め材を的確に撒布できる装置ヲ提供す
ることである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の鉄道車両の滑り止
め材撒布装置は、鉄道車両に装着される固定ケース１
と；固定ケース１に格納され、運転席や車掌席の制御回
路２に接続されたソレノイドユニット３と；鉄道車両に
搭載される滑り止め材１１の保管タンク４に接続され、
下端開口部５ａを固定ケース１内部に垂直方向に挿入し
た導入管５と；上端開口部６ａを導入管５の下端開口部
５ａに向けて開口し、下端開口部６ｂをレール７に向け
て開口した撒布管６と；ソレノイドユニット３のプラン
ジャー８に連結され、バネ９の付勢によって水平方向に
前進して導入管５の下端開口部５ａを閉塞する栓体１０
とからなり、導入管５の下端開口部５ａに入り込む栓体
１０の先端部を横向きＶ字状断面に形成し、該下端開口
部５ａを通過する滑り止め材１１の連続流を、導入管５
の内壁面に突き当たる栓体１０の前記先端部によって突
っ切って遮断する一方、ソレノイドユニット３への通電
時にプランジャー８を吸引して前記閉塞を解除するよう
にしたものである。 【０００５】運転保安規則などにより滑り止め材を撒布
すべき線路区域に差し掛かったり、降雪などの気象条件
に遭遇したときには、運転席の運転士や車掌席の乗務車
掌は相互に連絡して或いは独自の判断にて制御回路２の
スイッチをオン操作し、ソレノイドユニット３のコイル
に通電する。この通電によって励磁されたソレノイドユ
ニット３はプランジャー８を吸引し、バネ９の付勢に抗
して栓体１０を後退させ、導入管５の下端開口部５ａの
閉塞を解除する。これによって滑り止め材１１は自重に
よって導入管５から落下排出され、撒布管６を通ってレ
ール７に向けて撒布される。撒布量に応じて導入管５に
は保管タンク４から滑り止め材１１が自重によって繰り
出し補給される。制御回路２をオフ操作してソレノイド
ユニット３への通電を停止すると、栓体１０はバネの付
勢によって前進し、導入管５の下端開口部５ａを再度閉
塞する。 【０００６】 【発明の実施の形態】 図示の実施例では、導入管５の
上半部には雄螺子が切られ、ナット１２によって導入管
５が固定ケース１の上面板１ａに固着されている。導入
管５と保管タンク４間は補給管１３によって接続されて
いる。撒布管６の上部はラッパ状に拡大形成され、固定
ケース１の底面板１ｂに溶接によって固着されている。
撒布管６の下端部には、撒布範囲を拡大したり、逆に局
部てきに集中させたりする別体の撒布補助管を接続する
こともできる。前記付勢用バネ９は圧縮コイルバネで構
成され、ソレノイドユニット３の本体ケース３ａの端面
板３ｂとプランジャー９に固定したバネ受けピン１４と
の間に圧縮されている。ソレノイドユニット３はリード
線１５，１６によって制御回路に接続されている。 【０００７】 【発明の効果】 以上のように本発明の鉄道車両の滑り
止め材撒布装置は、運転席や車掌席の制御回路２に接続
されたソレノイドユニット３と；鉄道車両に搭載した滑
り止め材１１の保管タンク４に接続された導入管５と；
上端開口部６ａを導入管５の下端開口部５ａに向けて開
口し、下端開口部６ｂをレール７に向けて開口した撒布
管６と；ソレノイドユニット３のプランジャー８に連結
され、バネ９の付勢によって導入管５の下端開口部５ａ
を閉塞する栓体１０とからなり、ソレノイドユニット３
への通電時にプランジャー８を吸引して栓体１０を閉塞
解除位置に後退させるものであるから、必要なときに必
要な量の滑り止め材１１を的確にレール７に撒布できる
ものである。そして、垂直方向に配置した導入管５に対
して栓体１を水平方向に移動させ、横向きＶ字状断面に
形成した栓体１０の先端部を導入管５の下端開口部５ａ
に入り込ませるとき、栓体１０の当該先端部によって滑
り止め材１１の連続流を突っ切り、栓体１０の当該先端
部を導入管５の内壁面に突き当てて、滑り止め材１１の
連続流を確実に遮断するものであるから、撒布管６への
滑り止め材１１の供給量を的確に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の一実施例に係る滑り止め材撒布装置
の平面図である。 【図２】 該滑り止め材撒布装置の正面図である。 【図３】 該滑り止め材撒布装置の平面図である。 【図４】 該滑り止め材撒布装置の左側面図である。 【図５】 該滑り止め材撒布装置の使用状態をしめす縦
断面図である。 【符号の説明】 １ 固定ケース ２ 制御回路 ３ ソレノイドユニット ４ 保管タンク ５ 導入管 ６ 撒布管 ７ レール ８ プランジャー ９ 付勢用バネ １０ 栓体 １１ 滑り止め材
の平面図である。 【図２】 該滑り止め材撒布装置の正面図である。 【図３】 該滑り止め材撒布装置の平面図である。 【図４】 該滑り止め材撒布装置の左側面図である。 【図５】 該滑り止め材撒布装置の使用状態をしめす縦
断面図である。 【符号の説明】 １ 固定ケース ２ 制御回路 ３ ソレノイドユニット ４ 保管タンク ５ 導入管 ６ 撒布管 ７ レール ８ プランジャー ９ 付勢用バネ １０ 栓体 １１ 滑り止め材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭57−38221（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−319261（ＪＰ，Ａ)
実開 昭56−18203（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−15703（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭61−163237（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B61C 15/10
B60B 39/10
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 鉄道車両に装着される固定ケース１と；
固定ケース１に格納され、運転席や車掌席の制御回路２
に接続されたソレノイドユニット３と；鉄道車両に搭載
される滑り止め材１１の保管タンク４に接続され、下端
開口部５ａを固定ケース１内部に垂直方向に挿入した導
入管５と；上端開口部６ａを導入管５の下端開口部５ａ
に向けて開口し、下端開口部６ｂをレール７に向けて開
口した撒布管６と；ソレノイドユニット３のプランジャ
ー８に連結され、バネ９の付勢によって水平方向に前進
して導入管５の下端開口部５ａを閉塞する栓体１０とか
らなり、導入管５の下端開口部５ａに入り込む栓体１０
の先端部を横向きＶ字状断面に形成し、該下端開口部５
ａを通過する滑り止め材１１の連続流を、導入管５の内
壁面に突き当たる栓体１０の前記先端部によって突っ切
って遮断する一方、ソレノイドユニット３への通電時に
プランジャー８を吸引して前記閉塞を解除するようにし
た鉄道車両の滑り止め材撒布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25067698A JP3425869B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 鉄道車両の滑り止め材撒布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25067698A JP3425869B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 鉄道車両の滑り止め材撒布装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000071979A JP2000071979A (ja) | 2000-03-07 |
| JP3425869B2 true JP3425869B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17211397
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25067698A Expired - Fee Related JP3425869B2 (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | 鉄道車両の滑り止め材撒布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3425869B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT507381B1 (de) | 2008-09-22 | 2010-07-15 | Nowe Gmbh | Sanddosier- und absperreinrichtung |
| CN103318191B (zh) * | 2013-06-06 | 2016-07-06 | 湘潭市电机车厂有限公司 | 矿用电机车用防漏砂自动撒砂装置 |
| CN110576874A (zh) * | 2019-09-16 | 2019-12-17 | 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 撒砂器及具有该撒砂器的轨道车辆 |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP25067698A patent/JP3425869B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000071979A (ja) | 2000-03-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |