JP3425014B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3425014B2
JP3425014B2 JP23075695A JP23075695A JP3425014B2 JP 3425014 B2 JP3425014 B2 JP 3425014B2 JP 23075695 A JP23075695 A JP 23075695A JP 23075695 A JP23075695 A JP 23075695A JP 3425014 B2 JP3425014 B2 JP 3425014B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、上部機体と下部機
体とを有し、上部機体が下部機体に対し揺動開閉自在に
枢支されているクラムシェルタイプの画像形成装置に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は
その複合機などの画像形成装置において、クラムシェル
タイプのものでは、画像形成装置本体が上部機体と下部
機体から構成され、上部機体が下部機体に対し一端側の
枢支部のまわりに揺動開閉自在に枢支されている。 【0003】上部機体と下部機体との間の領域には、例
えば、所定の給紙部から転写紙を定着装置まで運ぶため
の転写紙搬送路が設けられていて、ジャム紙を取り除い
たり、保全をしたりすべく、その転写紙搬送路を開ける
場合に、上部機体が閉鎖位置から開放位置に回動開放さ
れるようになっている。 【0004】かなり大きな重量のある上部機体を開放さ
せ易くし、又、その上部機体を開放位置に保持させるた
めに、この種の画像形成装置では、枢支部ないしはその
近傍の位置に1本又は複数本のトーションバーを設けて
いる。かかるトーションバーは、一端部が上部機体に係
止され、他端部が下部機体に係止されていて、初期ねじ
れ角をもってねじられた状態で、閉鎖位置にある上部機
体を開放方向に回動付勢する。 【0005】ところが、上部機体に重いもの、例えば原
稿自動送り装置(ADF)を搭載すると、トーションバ
ーのバネ力と、原稿自動送り装置を含めた上部機体の重
量のバランスがくずれ、上部機体の開放度不足という問
題を生じる。例えば、上部機体に比較的重量の軽い圧板
を搭載した場合、上部機体は比較的大きい角度で開放状
態になるが、トーションバーの初期ねじれ角をそのまま
にして、上部機体に比較的重量の重い原稿自動送り装置
を搭載した場合、上部機体を開放されたときの開放角
(以下、「開角」という)が小さくなってしまう。 【0006】上部機体の開角がこのように小さくなって
しまうと、例えば、転写紙搬送路のジャム紙などを除去
しにくくなる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上部
機体に取り付けられる被搭載物によって、その被搭載物
を含めた上部機体の重量が変わっても、上部機体を必要
とする開角で開放保持できるようにすると共に、このた
めのトーションバーの弾力調整を簡単に行えるように
し、且つ、弾力を調整する部材の数を増やさないで済む
ようにし、さらにトーションバーの弾力を調整すると
き、この調整を短時間に行えるようにすると共に、その
調整に必要な部材の脱落を防止できるようにした画像形
成装置を提供することにある。 【0008】 【0009】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本発明は、上部機体と下部機体とを有し、上部機
体が下部機体に対し揺動開閉自在に枢支されていると共
に、一端部が上部機体側に係止され、他端部が下部機体
側に係止されていて、初期ねじれ角をもってねじられた
状態で、閉鎖位置にある上部機体を開放方向に回動付勢
するトーションバーを有する画像形成装置において、前
記上部機体又は下部機体に固定され、且つ前記トーショ
ンバーの一端部又は他端部が係止されるトーションバー
弾力調整部材と、前記トーションバーの初期ねじれ角が
変えられるように、前記トーションバー弾力調整部材
を、上部機体又は下部機体に対して、選択的に互いに異
なった態勢で固定させる調整部材固定手段とを設け、前
記調整部材固定手段が、トーションバー弾力調整部材に
形成された丸穴と、該丸穴に嵌入して上部機体又は下部
機体に固定される固定用ネジと、トーションバー弾力調
整部材に形成された長穴と、該長穴に嵌入して上部機体
又は下部機体に固定される固定用ネジとを具備し、前記
長穴は、初期ねじれ角を変えるべくトーションバー弾力
調整部材を移動させるとき、当該長穴に嵌入した固定用
ネジを上部機体又は下部機体に取り付けたままで、トー
ションバー弾力調整部材の移動を許すように、トーショ
ンバー弾力調整部材の移動方向に長く形成されている
とを特徴とする。 【0010】 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の有利な実施形態例
を図面に従って詳細に説明する。 【0012】図4は、複写機、プリンタ、ファクシミリ
又はその複合機などとして構成される画像形成装置を示
し、その本体は、画像形成装置の載置面に設置される下
部機体2と上部機体1とを有し、上部機体1が下部機体
2に対し、一端側の枢支部3のまわりに揺動開閉自在に
枢支されている。 【0013】上部機体1が図4に実線で示すように閉鎖
位置にあるとき、その上部機体1と下部機体2との間の
領域には、図示はしていないが、例えば、所定の給紙部
から転写紙を定着装置まで運ぶための転写紙搬送路が設
けられていて、ジャム紙を取り除いたり、保全をしたり
すべく、その転写紙搬送路を開ける場合に、上部機体1
が実線で示す閉鎖位置から仮想線で示す傾斜した開放位
置に回動開放される。 【0014】このように上部機体1を開放させるとき、
これを容易に開放できるようにし、又、その上部機体1
を傾斜した開放位置に保持させるために、枢支部3ない
しはその近傍の位置にトーションバーが設けられてい
る。この画像形成装置の例では、図1乃至図3に示すよ
うに一対のトーションバー4,5が用いられ、これらは
図2に示すように装着される。 【0015】図1において、符号13は上部機体1のユ
ニット側板を、14は下部機体2のユニット側板をそれ
ぞれ示し、上部機体1は、カラー止め具10によりユニ
ット側板13に取り付けられた円形のカラー9の中心位
置にある枢支部を支点にして揺動開閉自在となってい
る。 【0016】ここで、図2において、下部機体2の開閉
可能な外カバー6のある方を前部とし、その反対側を後
部とするものとして、一対のトーションバー4,5は画
像形成装置本体の前後方向に延び、図1に示すように、
両トーションバー4,5は、上部機体1の側のカラー9
及びカラー止め具10によりその配設位置が決められ、
その各前端部はカラー9とカラー止め具10より前方に
引き出されている。 【0017】各トーションバー4,5は、その長手方向
の一端部が上部機体1の側に係止され、その長手方向他
端部が下部機体2の側に係止されている。すなわち、一
方のトーションバー4は、図3に示すように、その後端
部が上部機体1の側に設けられたトーションバー弾力調
整部材16(これについては後述する)に係止され、そ
の前端部が、図1に示す如く下部機体2のユニット側板
14に固定されたブラケット7に係止されている。ま
た、他方のトーションバー5は、その前端部が、上部機
体1の側に設けられた図1に示したトーションバー弾力
調整部材17(これについても後述する)に係止され、
その後端部が下部機体2の側のブラケット(不図示)に
係止されている。この図示していないブラケットは、下
部機体2の後部側のユニット側板(不図示)に固定され
ている。 【0018】ここで、各トーションバー4,5は、上部
機体1が閉鎖位置にあるとき、初期ねじれ角をもってね
じられた状態で、その各端部が上述のように上部機体1
と下部機体2の側にそれぞれ係止されている。すなわ
ち、図3に示すように、一方のトーションバー4は、そ
の前端部がその後端部に対して矢印a方向に所定の初期
ねじれ角をもってねじられ、他方のトーションバー5
も、その後端部がその前端部に対して矢印b方向に所定
の初期ねじれ角をもってねじられ、かかる状態でその各
端部が上部機体1と下部機体2の側にそれぞれ係止さ
れ、且つ上部機体1が下部機体2に対して閉鎖されてい
る。このように、初期ねじれ角とは、各トーションバー
4,5が最大の角度にねじられたときの、そのねじれ角
である。 【0019】上述のように、上部機体1は、枢支部ない
しはその近傍の位置に設けられたトーションバー4,5
のねじれ復元力の作用で、開放方向に回動付勢されてい
る。上部機体1は、閉鎖位置にあるとき、図示されない
ロック部材により閉鎖位置にロックされていて、このロ
ックを外すと、上部機体1はトーションバー4,5の作
用で回動開放し、トーションバーの弾力によるモーメン
トと、上部機体1の自重によるモーメントとが均衡した
状態で、図4に鎖線で示すように傾斜した開放位置に保
持される。このように、トーションバー4,5は、初期
ねじれ角をもってねじられた状態で、閉鎖位置にある上
部機体1を開放方向へ回動付勢するのである。 【0020】図1に示したトーションバー弾力調整部材
17には上方方向に位置を揃えて、下側から上側に向け
て順に丸穴17a,丸穴17b、長穴17cがそれぞれ
穿たれている。トーションバー弾力調整部材17を上部
機体1のユニット側板13に当てた状態で、位置決め固
定用ネジ18を丸穴17aに嵌入させて、ユニット側板
13に設けたネジ穴(不図示)にねじ込む。また、固定
用ネジ19を長穴17cに嵌入されて、ユニット側板1
3に設けたネジ穴(不図示)にねじ込む。これにより、
トーションバー弾力調整部材17は上部機体1に固定さ
れる。 【0021】トーションバー弾力調整部材17は前部側
に延出した折曲部17d,17eを有し、このうちの折
曲部17dの下端部には、前述のように、トーションバ
ー5の前端部が係止される。図1に示した下部機体2の
ユニット側板14と相対向した下部機体2のユニット側
板(不図示)には、前述のように図示しない後部側ブラ
ケットが固定され、トーションバー5の前端部をトーシ
ョンバー弾力調整部材17に係止すると共に、当該トー
ションバー5をねじった状態で、その後端部を後部側の
ブラケットに係止させる。これにより、トーションバー
5は所定の初期ねじれ角をもってねじられた状態で上部
機体1と下部機体2の側にそれぞれ係止される。 【0022】トーションバー弾力調整部材16にも、図
3に示すように上下方向に位置を揃えて、下側から上側
に向けて丸穴16a,丸穴16b,長穴16cがそれぞ
れ穿たれている。かかるトーションバー弾力調整部材1
6を上部機体1のユニット側板13(図1)と相対向し
た、同じく上部機体1の後部側のユニット側板(不図
示)に当てた状態で、固定用ネジ21を丸穴16aに嵌
入させて、その後部側のユニット側板に設けたネジ穴に
ねじ込む。また、固定用ネジ22を長穴16cに嵌入さ
せて、後部側のユニット側板に設けたネジ穴にねじ込
む。これにより、トーションバー弾力調整部材16は前
部側のユニット側板13と相対向した後部側のユニット
側板に固定される。 【0023】トーションバー弾力調整部材16には後部
側に延出した折曲部16d,16eが形成され、このう
ちの折曲部16dの下端部に、前述の如く、トーション
バー4の後端部が係止される。この状態で、トーション
バー4をねじった状態で、その前端部を図1のブラケッ
ト7に係止させる。これにより、トーションバー4は所
定の初期ねじれ角をもってねじられた状態で、上部機体
1と下部機体2の側にそれぞれ係止される。 【0024】前述のように、図示していないロックを外
すと、上部機体1はトーションバー4,5の作用で回動
開放し、トーションバーの弾力によるモーメントと、上
部機体1の自重によるモーメントとが均衡した状態で、
傾斜した開放位置に保持される。その際、図4の場合に
は上部機体1に比較的軽量な圧板11が搭載され、かか
る圧板11の重量を含めたものが上部機体1の自重とな
る。 【0025】トーションバー弾力調整部材17が図9
(a)に示す位置に置かれているとき、また、トーショ
ンバー弾力調整部材16が図11(a)に示す位置に置
かれているとき、それらの弾力調整部材に引っ掛けられ
た両トーションバー4,5の復元弾力により、上部機体
1が図4に示した傾斜位置に保持される。すなわち、圧
板11を取り付けた上部機体1が図の傾斜位置に保持さ
れるのである。この場合、上部機体1の開角はθ1であ
る。 【0026】これに対し、トーションバー弾力調整部材
16,17を上述した態勢でユニット側板に固定したま
ま、上部機体1に、圧板11に代えて、図5に示した重
量の大なる原稿自動送り装置(以下、ADFという)1
2を搭載したとすると、そのADF12を含めた上部機
体1の自重が大きくなるので、これを開放させたときの
開角は、図5にθ2で示すように小さくなってしまう
(θ2<θ1)。上部機体1の開角がこのように小さくな
ってしまうと、転写紙搬送路のジャム紙などを除去しに
くくなる。 【0027】そこで、図5に示したように上部機体1に
ADF12を取り付ける場合には、図9(a)に示した
位置決め固定用ネジ18を取り外し、且つ、固定用ネジ
19を緩めて、トーションバー弾力調整部材17を、図
9(a)に示した位置から、下側にスライドさせ、図8
(a)に示した位置に置く。そして、位置決め固定用ネ
ジ18を丸穴17bに嵌入して、これを前部側のユニッ
ト側板13(図1)にねじ込むと共に、緩めた固定用ネ
ジ19を同じユニット側板13に対して締め付ける。か
かる状態で、トーションバー弾力調整部材17は上部機
体1に対して固定保持されるのであるが、この固定保持
したトーションバー弾力調整部材17の折曲部17d
に、トーションバー5の前端部を引っ掛ける。そして、
トーションバーの後端部をねじった状態にして図示して
いない後部側のブラケットに引っ掛けるのである。 【0028】一方、図11(a)に示した位置決め固定
用ネジ21を取り外し、且つ、固定用ネジ22を緩め
て、トーションバー弾力調整部材16を図11(a)に
示した位置から下側にスライドさせ、図10(a)に示
した位置に置く。そして、位置決め固定用ネジ21を丸
穴16bに嵌入し、これを上部機体1の後部側のユニッ
ト側板にねじ込むと共に、緩めた固定用ネジ22を同じ
後部側のユニット側板に対して締め付ける。かかる状態
で、トーションバー弾力調整部材16は上部機体1に対
して固定保持されるのであるが、この固定保持されたト
ーションバー弾力調整部材16の折曲部16dに、トー
ションバー4の後端部を引っ掛ける。そして、トーショ
ンバー4の前端部をねじった状態にして前部側のブラケ
ット7(図1)に引っ掛ける。 【0029】両トーションバー4,5の復元弾力は、ト
ーションバー弾力調整部材16,17が図8(a)及び
図10(a)に示す態勢にそれぞれ固定されている状態
で、前の態勢(図9(a)及び図11(a))よりも強
くなる。 【0030】かかる設定弾力が働くもとでは、上部機体
1に、圧板11よりも重いADF12(図5)を搭載さ
せても、図4に示すような大きな開角θ1を得ることが
できる。これに対して、トーションバー4,5の設定弾
力を強くせず、図9(a)及び図11(a)に示す状態
のままとすると、開角は図5に示す如く小さくなってし
まう。 【0031】このように、ADF12の搭載時でも、上
部機体1は圧板11の搭載時と同じように大きな開角θ
1(図4)をもって傾斜位置に保持されることになる。
ADF搭載時に、上部機体1が充分な開角をもって開放
されれば、転写紙搬送路のジャム紙などを容易に安心し
て取り出すことができる。 【0032】トーションバー弾力調整部材17を図8
(b)に示す位置に固定保持することもでき、この場合
には、固定用ネジ18,19をユニット側板13から外
して、図8(a)又は図9(a)に示したトーションバ
ー弾力調整部材17のユニット側板13に対する固定を
解除し、当該弾力調整部材17を180°反転させ、こ
れを固定用ネジ18,19によってユニット側板13に
固定する。すなわち、折曲部17eの方を下側にして、
トーションバー弾力調整部材17をユニット側板13に
固定するのである。折曲部17dと折曲部17eとの上
下方向の長さは異なっていて、トーションバー5の前端
部を折曲部17eに引っ掛けると、トーションバーの弾
力は図8(a)の場合よりも1ランク下げられる。 【0033】図8(b)の場合は、上側の丸穴17aに
固定用ネジ18を入れ、且つ下側の長穴17cに固定用
ネジ19を入れ、両ネジをそれぞれユニット側板13に
対して締め付ける。本例では、両ネジが螺入するネジ穴
はそれぞれ決まった位置に設けられている。いずれにし
ても、丸穴17a(丸穴17bも含む)と位置決め固定
用ネジ18とにより、トーションバー弾力調整部材17
は上下方向に位置決めされ、また、それらと、長穴17
c及び固定用ネジ19とにより、水平方向に位置決めさ
れる。 【0034】図9(b)に示す場合も、トーションバー
弾力調整部材17を、図8(a)又は図9(a)に示し
た状態から上下を反転させてユニット側板13に固定す
る。もともと、トーションバー弾力調整部材17が図8
(b)に示す位置に置かれている場合は、位置決め固定
用ネジ18を取り外し、且つ固定用ネジ19を緩めて、
トーションバー弾力調整部材17を図8(b)に示す位
置から上側にスライドさせ、図9(b)に示す位置に置
き、この位置で、それを各固定用ネジ18,19によっ
て固定する。図9(b)の状態では、下側の丸穴17b
に固定用ネジ18を嵌入し、一番下に位置する長穴17
cに固定用ネジ19を嵌入し、そのそれぞれのネジをユ
ニット側板13にねじ込んで固定する。 【0035】トーションバー弾力調整部材17が図8
(a)に示す位置に固定保持されているとき、トーショ
ンバー5は最も強い弾力に設定され、図8(b)の場合
は、その弾力よりも1ランク低い弾力に設定される。そ
して、図9(a)の場合は、その弾力よりも1ラング低
い弾力(以下、(基準弾力)とする)に設定され、図9
(b)の場合は、その基準弾力よりも1ランク低い、最
も弱い弾力に設定される。なお、図8(a)において角
度θ5は、トーションバー5の前端部における水平線
(トーションバーの中心Oを通る水平線)に対する、そ
の引っ掛け角度である。図8(b)における角度θ6
図9(a)における角度θ7、図9(b)における角度
θ8も同様であり、各角度の大小関係は、θ5<θ6<θ7
<θ8となっており、この角度が大きくなるに従って、
トーションバー5の設定弾力は段階的に弱くなる。この
ように、上部機体1に搭載される被搭載物の重量に応じ
て、トーションバー弾力調整部材17の取付態勢を変
え、上部機体1を、常に図4に示したような適正な開角
に開放させることができるのである。 【0036】トーションバー弾力調整部材16も、上述
したトーションバー弾力調整部材17の場合と全く同様
にして、図10(a)、図10(b)、図11(a)、
図11(b)に示した各位置に、後部側のユニット側板
に対して固定保持することができ、これによって、これ
らの図の順に、トーションバー4の弾力を段階的に調整
することができる。 【0037】すなわち、トーションバー弾力調整部材1
6が図10(a)に示す位置に固定保持されていると
き、トーションバー4は最も強い弾力に設定され、図1
0(b)の場合は、その弾力よりも1ランク低い弾力に
設定される。そして、図11(a)の場合は、図10
(b)の場合の弾力よりも1ランク低い弾力(以下、
「基準弾力」とする)に設定され、図11(b)の場合
は、その基準弾力よりも1ランク低い、最も弱い弾力に
設定される。なお、図10(b)及び図11(b)の場
合にも、トーションバー弾力調整部材16を、図10
(a)及び図11(a)に示した位置に対して180°
反転させた状態で、図示していない後部側のユニット側
板に固定され、その折曲部16eの下端部にトーション
バー4の後端部が係止される。このように、上部機体1
に搭載される被搭載物の重量に応じて、トーションバー
弾力調整部材16の取付態勢を変え、上部機体1を常に
適正な開角で開放させることができるのである。 【0038】例えば、図5に示したADF12が比較的
軽いものである場合は、トーションバー弾力調整部材1
7を、図8(a)に示す位置ではなく、図8(b)に示
すように、またトーションバー弾力調整部材16を、図
10(a)に示す位置ではなく、図10(b)に示すよ
うに、反転した位置に取り付けて、各トーションバー
4,5を引っ掛けることにより、上部機体1を開角θ1
(図4)をもって保持させることができる。本例の場合
は、トーションバー弾力調整部材16,17をスライド
させたり、或いは反転させたりすることによって、都
合、4段階のトーションバー弾力調整部材の弾力を調整
することができる。 【0039】なお、上述の実施例では、トーションバー
を2本用いているが、それを3本以上用いる画像形成装
置、若しくは1本だけ用いる画像形成装置にも本発明を
適用できる。 【0040】また、以上説明した実施形態では、トーシ
ョンバー弾力調整部材17が上部機体1に固定され、こ
れにトーションバー5の前端部が係止され、もう1つの
トーションバー弾力調整部材16も上部機体1に固定さ
れ、これにトーションバー4の後端部が係止されるよう
に構成されているが、各トーションバー弾力調整部材1
6,17を下部機体2に固定し、そのそれぞれに対し
て、各トーションバー4,5の前端部と後端部をそれぞ
れ係止するようにしてもよい。また各トーションバー
4,5の前端部と後端部のそれぞれを、下部機体2と上
部機体1のそれぞれに固定したトーションバー弾力調整
部材に係止させるようにしてもよい。 【0041】上述のように、トーションバーと、トーシ
ョンバー弾力調整部材とを設ける数、及びその両者の係
止状態は適宜変更できる。要するに、トーションバー弾
力調整部材は、上部機体又は下部機体に固定され、且つ
トーションバーの一端部又は他端部が係止されるもので
あり、これらの点は、図6及び図7に示す次の実施形態
においても同様である。 【0042】また、上述した実施形態では、トーション
バー弾力調整部材16,17に形成された丸穴16a,
16b,17a,17b及び長穴16c,17c、並び
にこれらの穴に嵌入して上部機体1のユニット側板に固
定される固定用ネジ21,22,18,19が、トーシ
ョンバーの初期ねじれ角が変えられるように、トーショ
ンバー弾力調整部材を、上部機体又は下部機体に対し
て、選択的に互いに異なった態勢で固定させる調整部材
固定手段の一例を構成している。 【0043】また、この例のように、調整部材固定手段
が、トーションバー弾力調整部材に形成された丸穴と、
該丸穴に嵌入して上部機体(又は下部機体)に固定され
る固定用ネジと、トーションバー弾力調整部材に形成さ
れた長穴と、該長穴に嵌入して上部機体(又は下部機
体)に固定される固定用ネジとを具備していて、その長
穴が、トーションバーの初期ねじれ角を変えるべくトー
ションバー弾力調整部材を移動させるとき、当該長穴に
嵌入した固定用ネジを上部機体(又は下部機体)に取り
付けたままで、トーションバー弾力調整部材の移動を許
すように、トーションバー弾力調整部材の移動方向に長
く形成されていると、例えば、図8(a)から図9
(a)の状態に、または図9(a)から図8(a)の状
態に、トーションバーの弾力を変えるとき、長穴17c
に嵌入した固定用ネジ19を緩めるだけで、これをユニ
ット側板13から外さなくともよく、弾力調整作業を簡
単に行うことができ、その作業に関する時間を短かくで
きる。更に、トーションバーをトーションバー弾力調整
部材17に対して脱着する必要がないので、そのトーシ
ョンバー弾力調整部材やトーションバーなどの構成部品
に傷が付くのを防止できる。これに加えて、弾力調整時
において、機内へのトーションバー弾力調整部材17の
落下を防止でき、機内の構成要素に傷が付けられる不具
合を阻止できる。 【0044】図8(b)と図9(b)の場合についても
同様であり、また図3に示したトーションバー弾力調整
部材16の場合も同様である。 【0045】次に、図6に示したトーションバー弾力調
整部材27は、両側に、それぞれ縦方向の長さが異なる
折曲部27c,27dを有したものとなっていて、かか
る弾力調整部材27には、上下方向に並んだ丸穴27
a,27bがそれぞれ設けられている。両丸穴27a,
27bに図示していない固定用ネジを入れ、これらをユ
ニット側板13(図1)に締め付けて、トーションバー
弾力調整部材27をユニット側板13に固定する。 【0046】そして、図6に示すように、トーションバ
ー5の前端部をトーションバー弾力調整部材27の折曲
部27cの下端部(図6の位置での下端部)に係止させ
た状態で、図3に示すトーションバー5の後端部を矢印
b方向にねじり、図示しない下部機体側の部材(決まっ
た位置にある)に係止させる。このようにして上部機体
を閉鎖位置に閉じたときのトーションバー5のねじり角
が初期ねじれ角となる。 【0047】一方、図6に示したトーションバー弾力調
整部材27を180°反転させて図7に示した位置に保
持させて、図示していない固定用ネジを丸穴27a,2
7bから入れて、ユニット側板13のネジ穴(不図示)
にねじ込む。これにより、トーションバー弾力調整部材
27は図7の位置に固定保持される。この状態で、トー
ションバー5の前端部を折曲部27dの下端部(図7の
位置での下端部)に引っ掛け、且つ、トーションバー5
の後端部を矢印b方向(図3)にねじって、下部機体側
の部材(不図示)に係止させる。 【0048】トーションバー弾力調整部材27が図7の
位置にあるときは、トーションバー弾力調整部材27の
初期ねじれ角は、それが図6の位置にあるときよりも、
小さくなり、トーションバー5の復元弾力の強さは弱く
なる。なお、図6において角度θ3はトーションバー5
の中心Oを通る水平線に対するトーションバー前端部の
傾斜角度である。また、図7において角度θ4はトーシ
ョンバーの中心Oを通る水平線に対するトーションバー
前端部の傾斜角度である。そして両者の角度の大小関係
はθ4>θ3となり、この角度が大きくなる程、トーショ
ンバーの弾力は小さくなる。 【0049】例えば、上部機体1に圧板11(図4)を
搭載するとき、トーションバー弾力調整部材27を図7
の位置に固定保持するものとして、ADF12(図5)
を搭載するとき、トーションバー弾力調整部材27を図
6の位置に固定保持すれば、いずれの場合も上部機体1
をθ1(図4)なる開角で保持できる。本例の場合は、
トーションバーの弾力を2段階に調整できる。 【0050】なお、トーションバーを例えば2本用いる
場合、図6のトーションバー弾力調整部材27と同様の
トーションバー弾力調整部材を用いて、今一つのトーシ
ョンバー4の初期ねじれ角を2段階にわたり設定するこ
とができる。 【0051】図6及び図7に示した実施形態例では、丸
穴27a,27bとこれらに嵌入される固定用ネジが、
トーションバーの初期ねじれ角が変えられるように、ト
ーションバー弾力調整部材を、上部機体又は下部機体に
対して、選択的に互いに異なった態勢で固定させる調整
部材固定手段を構成している。 【0052】以上説明した実施形態例によれば、上部機
体1に取り付けられる圧板やADFなどの被搭載物の重
量が変わっても、その上部機体1を必要とする開角で開
放保持することができ、またこの開放保持のためのトー
ションバーの弾力の調整を簡単に安全に行うことができ
ると共に、その弾力を調整する部材の数を増やさないよ
うにすることができる。同じトーションバー弾力調整部
材を用いて、トーションバーの弾力強さを複数段階にわ
たり調整でき、さらにトーションバーの弾力の調整につ
いても、トーションバー弾力調整部材をスライドさせた
り、或いは反転させたりするだけで、至極簡単に行うこ
とができるのである。 【0053】 【発明の効果】請求項1記載の構成によれば、上部機体
に装着される被搭載物の重量が変わっても、上部機体を
必要とする開角で開放保持できると共に、このためのト
ーションバーの弾力調整を簡単に行えるようにし、且
つ、弾力を調整する部材の数を増やさないで済むように
した画像形成装置を提供できる。しかも、トーションバ
ーの弾力を調整するとき、この調整時間を短かくするこ
とができ、且つ、トーションバー弾力調整部材が機内へ
脱落することを防止できる。 【0054】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明一実施形態例における画像形成装置のト
ーションバーを示す斜視図である。 【図2】本発明一実施形態例の画像形成装置の上部機体
を開放させた状態を示す図である。 【図3】上部機体の開放保持などに用いられる一対のト
ーションバーをトーションバー弾力調整部材と共に示す
図である。 【図4】圧板を搭載した上部機体の開放状態を示す図で
ある。 【図5】ADFを搭載した上部機体の開放状態を示す図
であって、従来の欠点を明らかにする図である。 【図6】トーションバー弾力調整部材の一構成例を、こ
れに係合するトーションバーと共に示す図である。 【図7】図6の位置に対して反転させたトーションバー
弾力調整部材を、これに係合するトーションバーと共に
示す図である。 【図8】トーションバー弾力調整部材の別の構成例を、
これに係合するトーションバーと共に示すと共に、その
トーションバーの弾力強さを最も強く設定した場合と、
その弾力よりも、1ランク下げて設定した場合とをそれ
ぞれ示す図である。 【図9】図8に示したトーションバー弾力調整部材を、
これに係合するトーションバーと共に示すと共に、その
トーションバーの弾力調さを、図8(b)に示す場合よ
りも1ランク下げた基準弾力に設定した場合と、その基
準弾力よりも1ランク下げて設定した場合とをそれぞれ
示す図である。 【図10】別のトーションバーに係合するトーションバ
ー弾力調整部材を示すと共に、そのトーションバーの弾
力強さを最も強く設定した場合と、その弾力よりも、1
ランク下げて設定した場合とをそれぞれ示す図である。 【図11】図10に示したトーションバーに係合するト
ーションバー弾力調整部材を示すと共に、そのトーショ
ンバーの弾力調さを、図10(b)に示す場合よりも1
ランク下げた基準弾力に設定した場合と、その基準弾力
よりも1ランク下げて設定した場合とをそれぞれ示す図
である。 【符号の説明】 1 上部機体 2 下部機体 4 トーションバー 5 トーションバー 16 トーションバー弾力調整部材 16a 丸穴 16b 丸穴 16c 長穴 17 トーションバー弾力調整部材 17a 丸穴 17b 丸穴 17c 長穴 18 固定用ネジ 19 固定用ネジ 21 固定用ネジ 22 固定用ネジ 27 トーションバー弾力調整部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上部機体と下部機体とを有し、上部機体
    が下部機体に対し揺動開閉自在に枢支されていると共
    に、一端部が上部機体側に係止され、他端部が下部機体
    側に係止されていて、初期ねじれ角をもってねじられた
    状態で、閉鎖位置にある上部機体を開放方向に回動付勢
    するトーションバーを有する画像形成装置において、前
    記上部機体又は下部機体に固定され、且つ前記トーショ
    ンバーの一端部又は他端部が係止されるトーションバー
    弾力調整部材と、前記トーションバーの初期ねじれ角が
    変えられるように、前記トーションバー弾力調整部材
    を、上部機体又は下部機体に対して、選択的に互いに異
    なった態勢で固定させる調整部材固定手段とを設け、前
    記調整部材固定手段が、トーションバー弾力調整部材に
    形成された丸穴と、該丸穴に嵌入して上部機体又は下部
    機体に固定される固定用ネジと、トーションバー弾力調
    整部材に形成された長穴と、該長穴に嵌入して上部機体
    又は下部機体に固定される固定用ネジとを具備し、前記
    長穴は、初期ねじれ角を変えるべくトーションバー弾力
    調整部材を移動させるとき、当該長穴に嵌入した固定用
    ネジを上部機体又は下部機体に取り付けたままで、トー
    ションバー弾力調整部材の移動を許すように、トーショ
    ンバー弾力調整部材の移動方向に長く形成されている
    とを特徴とする画像形成装置。
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