JP3424944B2 - カセットの装填システム - Google Patents

カセットの装填システム

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JP3424944B2 JP25166792A JP25166792A JP3424944B2 JP 3424944 B2 JP3424944 B2 JP 3424944B2 JP 25166792 A JP25166792 A JP 25166792A JP 25166792 A JP25166792 A JP 25166792A JP 3424944 B2 JP3424944 B2 JP 3424944B2
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    • G11B15/6805Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with linearly moving rectangular box shaped magazines
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    • GPHYSICS
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    • G11B33/12Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules
    • G11B33/125Disposition of constructional parts in the apparatus, e.g. of power supply, of modules the apparatus comprising a plurality of recording/reproducing devices, e.g. modular arrangements, arrays of disc drives

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的にはカセット装
填機構の分野に関する。より詳細には、複数のカセット
の各々を逐次的に、又は他の様式でカセット駆動装置内
に装填する装填機構等に関する。更に、本発明は、カセ
ット装填機構の応用分野としての、コンピュータシステ
ムに用いられる周辺メモリ記憶装置に関する。より詳細
には、通常1マガジン内に蓄積される複数のカセットを
テープ駆動機構に選択的に装填することができるテープ
駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ及び小型ビジネ
スコンピュータのほとんどは、本来はフレキシブルディ
スク又はフロッピーディスクによる記憶装置の使用を目
的として設計されている。従って、フロッピーディスク
の無人装填のための装置が各種の用途を目的として開発
されている。これらの装置は概してホッパーを備えてい
て、そこにディスク駆動機構内に装填するためにディス
クが積み重ねられる。一般に、これらの装置は同一プロ
グラムの多数のコピーを作成するために用いられてい
る。ディスクに大量のデータを記憶させることを目的と
するこれらの装置の使用は、多数のディスクを必要とす
ることや、それらからデータを取り出すことが困難であ
ることから、概して意に満たないことが立証されてい
る。
【0003】フレキシブルディスク及びその他の駆動機
構の互換性を確保するために、このような装置は、いわ
ゆる「全高型形態要因 (full height form factor))」
(高さ3.25インチ(約8.3cm)×幅5.75イン
チ(約14.6cm)×長さ8インチ(約20.3cm))
又は「半高型形態要因」(half height form factor)
(高さ1.625インチ(約4.1cm)×幅5.75イ
ンチ(約14.6cm)×長さ8インチ(約20.3c
m))に適合するよう構築されることを要求する工業規
格が確立されている。
【0004】5.25インチ(約13.3cm)テープ用
駆動機構は、記憶量が多く、かつ高速データアクセスが
可能であることから、パーソナルコンピュータ又は小型
ビジネスコンピュータのデータのバックアップ用に非常
に普及するに至っている。ところが、近年になって、は
るかに大量のデータをより高速のデータアクセス可能性
を有して記憶するテープ駆動機構が、カリフォルニア州
コスタ・メサのアーカイブコーポレイションによって開
発され、「R−DAT」という商標のもとに市販されて
いる。ほとんどのユーザーは内部駆動機構をもっぱら好
む。コンピュータ業界で進んでいる規格化によって、す
べての駆動機構と同様に、これらのR−DAT内部駆動
機構も上記の全高型又は半高型形態要因に適合すること
が要求されている。
【0005】標準的R−DAT用テープは5.0ギガバ
イトまでのデータを保持できる。しかし、大量のデータ
のアーカイブ型記憶、ジャーナル作成、オンライン記憶
及び背景記憶及び無人バックアップなどを含む多くの適
用業務において、その数倍の量のデータの記憶が必要と
されることがある。5.0ギガバイトを超えるデータ源
のバックアップを行う場合、ほぼ2時間ごとにR−DA
Tカセット駆動機構内のR−DAT用テープを変えるこ
とが必要である。そのようなバックアップのほとんど
は、データを保持するコンピュータを拘束することを避
けるために通常の稼働時間外に行われることから、R−
DAT用テープの交換が不便であることが多い。従っ
て、複数のR−DAT用カセットを保持して、R−DA
Tカセット駆動機構に自動的に装填する能力を有するカ
セット装填機構に対する必要性が存在する。
【0006】多数のカセットを着脱するための装置は既
に開発されている。しかし、これらの装置の多くは、あ
る特定の低記憶容量のカセット類、例えば標準的音声用
カセットを用いる用途に適合しているにすぎない。その
上、これらの装置の多くは非常に大型かつ高価である。
多くのユーザーは、そのような大型の装置を必要とせ
ず、そのようなものに対価を支払う余裕も持ち得ていな
い。
【0007】他の着脱装置としては外部カセット駆動機
構があるが、内部駆動機構に対するユーザーの優先的嗜
好や、外部駆動機構の寸法が大きくかつ高価であること
が原因となって、消費者の満足度は低い。従って、カセ
ットを内部テープ駆動機構に装填する、小型でしかもあ
まり高価でないカセット装填機構に対する必要性が存在
する。
【0008】最近、プレデイターシステムズ社(Predato
r Systems Corporation)が、4mmDATカセット駆動機
構に着脱するために、8個のDATカセットを保持する
「データホークI」という4mmDATスタッカの開発を
発表した。データホークIは着脱サイクルが15秒を超
え、末端ユーザー価格は約4,000ドルであると予測
される。この長いサイクルタイム及び装置の相対的高価
格は、多くのユーザーにとって受け入れ難いものである
と判明することであろう。故に、着脱サイクルの短い、
安価な自動カセット装填機構に対する必要性が依然とし
て存在する。
【0009】更に、話は前に戻るが、1980年代初頭
におけるパーソナルコンピュータシステムの出現ととも
に、ハードディスク駆動機構、フロッピーディスク駆動
機構及びテープ駆動機構は、高さ3.25インチ(約
8.3cm)、幅5.75インチ(約14.6cm)、長さ
8インチ(約20.3cm)の寸法の矩形の空間内に適合
することが要求される事実上の工業規格が樹立された。
この規格を「全高5.25インチの形態要因」と呼ぶ。
この形態要因に適合し、DC600テープカートリッジ
を利用するテープ駆動機構の例が、米国カリフォルニア
州コスタ・メサのアーカイブコーポレイションが所有す
るバートン(Barton)らの米国特許第4,573,091
号に開示されている。
【0010】最近、いわゆるソニー/ヒューレット・パ
ッカード規格に従うコンピュータシステム用の非常に大
記憶容量のテープ駆動機構に、デジタル音声用テープ
(DAT)技術が利用されている。これについては、A
NSI第X3B5/88−185A項を参照されたし。
その一例は、アーカイブコーポレイションの系列会社で
あるアーダット(ARDAT) から市販されているパイソン(P
YTHON 商標名)というテープ駆動機構である。パイソン
テープ駆動機構は、標準的な4mmDATカセットを収容
し、これに5ギガバイトのデータを記憶する能力があ
る。パイソンテープ駆動機構は、より小型の工業規格で
ある3.5インチの形態要因に適合する。
【0011】5ギガバイトを充分に超えるデータ記憶容
量を提供できる比較的低価格の周辺メモリ記憶装置を有
することが望ましいと思われる多数の適用業務が存在す
る。例えば、大規模地域通信網のディスクサーバーから
データをダウンロードできることが望ましい。また、ヘ
ッド故障の場合に、ディスクに蓄えられたデータに対す
るバックアップ記憶機構を提供することも望ましい。
【0012】本出願の一実施例においては、1マガジン
から5個の4mmDATカセットを3.5インチの形態要
因のDATテープ駆動機構、例えばパイソンテープ駆動
機構に選択的に装填するためのカセット装填システムが
例示されている。このテープ駆動機構はパーソナルコン
ピュータの収納器内に取り付けられる。ところが、マガ
ジン装填機構はパーソナルコンピュータの正面パネルを
越えて張り出している。コンピュータ業界においては、
周辺メモリ記憶装置全体がパーソナルコンピュータ内に
閉じ込められていることが好ましい。これによって、周
辺記憶装置は全高5.25インチの形態要因内に全体的
に適合できることが強く所望されることになる。
【0013】従来、ともに全高5.25インチの形態要
因に適用できるDATテープ駆動機構及びカセット装填
機構を提供しようとする公知の一つの試みがあった。1
992年2月18日に付与されたバイヤー(Bryer) らに
対する米国特許第5,089,920号を参照された
し。ところが、バイヤーらの特許の図1では、カセット
装填機構はパーソナルコンピュータの正面パネルを越え
てこの形態要因の外側に張り出している。その特許の第
9欄第11行以下によれば、バイヤーらの装置の形態要
因を越える突出は解消されている可能性がある。しか
し、3個のカセットの各々が2様の水準を有するカセッ
トトレイが用いられている。これによって、複雑なカセ
ット循環機構を必要とすることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の第1
の目的は、着脱サイクルが短くて、しかも安価に提供す
ることが可能な自動カセット装填システム及びカセット
の装填装置を提供することにある。また、カセットの装
填方法を提供することにある。
【0015】本発明の第2の目的は、全高5.25イン
チの形態要因内に適合すると思われる、DATテープ駆
動機構とカセットマガジン装填機構との組合わせによる
駆動装填装置を提供することにある。
【0016】本発明の第3の目的は、全高5.25イン
チの形態要因内に適合し、かつマガジンに装填された複
数のDATカセットのデータの無人記録が行えるコンピ
ュータ用周辺メモリ記憶装置を提供することにある。更
には、複数の故障モードを自動的に感知し、かつ所定の
複数の修正作用によって応答することが可能である上記
形式の周辺メモリ記憶装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、駆動
機構用のカセット装填システムを含んで構成される。本
発明は、マガジン間隙を画定する装填装置、カセットマ
ガジン、マガジンの位置合わせを行い、かつこれを移動
させるためのアセンブリ、並びに、カセットをマガジン
に向けて及びそれから移動させるためのアセンブリを備
えている。マガジンは、間隙内に取り付けられ、かつ複
数の空間を少なくとも部分的に画定する。各空間は、カ
セット1個を収納する寸法及び形状をなす。マガジン
は、カセットを各空間内に支えるための支持機構を備え
ている。装填装置のマガジン駆動アセンブリは、マガジ
ンの空間の各々と駆動機構のカセット間隙との位置合わ
せを、マガジン駆動ホイールを用いて選択可能であるよ
うに行う。装填装置にはもう一組の駆動ホイールが取り
付けられていて、空間のうち一つの中に位置するカセッ
トを駆動機構の収納器へと挿入し、その結果、収納器が
カセットを受容する。カセット駆動ホイールはまた、駆
動機構の収納器がカセットをイジェクトしたときに、そ
れをマガジン内に引き戻すことも行う。
【0018】本発明の一つの観点において、間隙を有す
るハウジングに収められ、複数のカセットをカセット駆
動機構に一度に一つずつ送り込むカセット装填システム
が提供される。このシステムは、カセット収納器を有す
るカセット駆動機構と、カセットマガジンと、カセット
の各々を駆動機構の収納器内に移動させ、かつカセット
の各々を駆動機構によりイジェクトする際に引き戻すカ
セット移送システムとを備えている。マガジンは間隙を
通じて取り付けられ、各々カセット1個を収納する寸法
及び形状をなす複数の空間を画定する。マガジンはま
た、間隙の内部で複数の空間の各々と駆動機構のカセッ
ト収納器との位置合わせをするための調整をすることが
できる。
【0019】移送システムは、カセットを収納器の内外
に移動させる運動を生起するように起動されるカセット
移送モータと、カセットと連動して、そのカセットを駆
動機構の収納器内に移動させ、かつカセットを駆動機構
によりイジェクトする際に引き戻すことが可能である複
数のカセット駆動ホイールと、カセットを収納器内に移
動させ、又はカセットを駆動機構によりイジェクトする
際に引き戻すように駆動ホイールをカセットと連動させ
るために起動される連動アセンブリとを備えている。当
該移送システムが、モータによって生成された運動を駆
動ホイールのうち少なくとも1個に伝達するためのカセ
ット駆動ホイールの歯車列及び調時ベルトを更に含むこ
とは好ましい。
【0020】この実施態様においては、カセット駆動ホ
イールの歯車列は、モータによって生成された運動を約
200:1又はそれ以上の最終歯数比で伝達することが
好ましい。ある特定の実施態様においては、モータの運
動は、最初の方向がカセットを収納器内に移動させる方
向であり、逆向きである第二の方向はカセットを駆動機
構によりイジェクトする際に引き戻す方向である。駆動
機構は、カセットの移送状態に関する信号をテープ駆動
機構及び装填機構に送るカセット存在センサ、複数の空
間の各々におけるカセットの存在を検査するマガジン内
カセットセンサ、及び、カセットが前記の空間内に存在
する場合にそれが該空間の各々に適正に挿入されている
か否かを判定するカセット定位センサを備えることが好
ましい。装填装置及び駆動機構は一体式構成部分を形成
し、かつカセット装填システムはホストコンピュータの
電力供給装置から動力を得ることは好ましい。マガジン
内の空間は、各々1個のカセット保持(リテーナ)クリ
ップを備えていることが好ましい。
【0021】マガジンは、その一側面に沿って配置され
た、該マガジンを間隙内を通して案内し、又は該マガジ
ンの位置を定位するための垂直のフランジを備え、かつ
該マガジンの定位のための標識として働く複数の切り欠
きをも備えることが好ましい。装填装置内には、マガジ
ンを間隙内で移動させるための線形変位アセンブリをも
備えていることが好ましく、更にこれが、マガジン駆動
ホイールで終わるモータ駆動による歯車列をも備えるこ
とは好ましい。この歯車列は、約200:1又はそれ以
上の最終歯数比にて運動をマガジン駆動ホイールに伝達
するマガジン駆動モータによって駆動されることが好ま
しい。
【0022】そのシステムは、付随するローラを有する
軸受け表面を更に備え、その場合、少なくとも駆動ホイ
ールが2個存在し、かつマガジン駆動ホイールが該ロー
ラに反映された力を供給することが好ましい。ある特定
の実施態様においては、駆動ホイールは、該ホイールが
マガジンと連動したときに更に牽引力を供給するラジア
ルスリットを備えている。
【0023】本発明の別の観点においては、マガジン間
隙と、該間隙を通じて取り付けられた複数の空間をその
中に有するマガジンであって、前記間隙の内部において
複数の空間の各々とカセット駆動機構のカセット収納器
との位置合わせをするために調整可能であるマガジンと
を有する形式の装填装置であり、かつ、前記マガジン内
部の空間内に取り付けられたカセットを前記駆動機構の
収納器内に移動させ、かつカセットを前記駆動機構によ
りイジェクトする際に引き戻すための連動アセンブリを
備えた、カセット収納器を有する駆動機構内に1個又は
それ以上のカセットを装填するための装填機構が提供さ
れる。
【0024】本発明のこの態様においては、前記連動ア
センブリは、ソレノイドの起動に応答して横断方向に外
向きに移動することが可能であるソレノイドピストンを
有する連動ソレノイドと、幅の狭いスロットを有し、前
記ピストンに固定されている結果、該ピストンの横断方
向の運動によってその横断方向の運動が生起されるリン
クプレートと、該リンクプレートに回転可能に取り付け
られたベルクランクと、駆動ホイールが回転可能に取り
付けられたスイングアームと、前記幅の狭いスロットを
通して延伸している結果、前記リンクプレート上のスロ
ット内を自由に滑動できるプラネタリーギア軸とを備え
ている。
【0025】装填装置は、それぞれ少なくとも2個のリ
ンクプレート、スイングアーム及びプラネタリーギア軸
を有し、かつ連動アセンブリに動力を供給するカセット
移送モータを更に備えていることが好ましい。装填装置
の一実施態様においては、移送モータから連動アセンブ
リへと動力を伝達するためのカセット移送歯車列もまた
存在する。本発明の更に別の観点においては、複数のカ
セットの各々をカセット収納器を有するカセット駆動機
構に装填する方法であって、次の(a)〜(e)のステ
ップ:即ち、(a)装填機構内の間隙を通じて取り付け
が可能であるマガジン内の二又はそれ以上の空間の各々
の内部にカセットを装填することと、(b)前記間隙を
通じて前記マガジンを取り付けることと、(c)前記間
隙内の前記マガジンを、該マガジンに装填されたカセッ
トのうちの一つが前記カセット収納器と大まかに位置合
わせされる位置に移動させることと、(d)前記マガジ
ンに対する上下方向の一連の位置合わせ操作を行うこと
によって、前記カセットのうちの1個をより正確にカセ
ット収納器と位置合わせすることと、(e)前記カセッ
トを前記カセット収納器内へと移送すること、を含む方
法が提供される。
【0026】この方法は、次の二つのステップ:即ち、
(f)カセットをカセット駆動機構からイジェクトする
こと、及び、別のカセットについて前記(c)〜(e)
のステップを反復すること、を含むことは好ましい。こ
の方法の好ましい態様において、装填装置が低速度及び
高速度で作動できるマガジン駆動モータを備え、ステッ
プ(c)は該マガジン駆動モータを高速度で作動するこ
とを含み、かつステップ(d)は該マガジン駆動モータ
を低速度で作動することを含む。
【0027】この方法を実施するときは、マガジンは、
マガジンの位置を特定するための標識を含み、該標識の
位置を感知することによって、該マガジンの位置を判定
することを更に含むことが好ましい。これらの標識はマ
ガジン表面の複数の切り欠きを含み、かつ装填装置はL
ED(発光ダイオード)とフォトトランジスタとの組合
わせを備え、更に、前記の判定ステップにおいて、前記
LED/フォトトランジスタの組合わせにより前記切り
欠きのうちの1個の存在を検出することによって該マガ
ジンの位置を検出することが含まれることが好ましい。
【0028】二組のLED/フォトトランジスターの組
合わせが存在し、かつ前記の判定ステップが、LED/
フォトトランジスターの組合わせの各々が前記切り欠き
のうちの一つの存在を検出するまで、マガジンを上下に
移動させることを含むことは更に好ましい。この方法の
好ましい別の態様においては、装填装置はカセット移送
用の駆動ホイールを備え、かつ前記ステップ(e)は前
記カセットのうちの一つを前記駆動ホイールと連動させ
ることを含んでいる。
【0029】更に、本発明のDATテープ駆動機構とカ
セットマガジン装填機構との組み合わせによる駆動装填
装置によれば、この駆動装填装置は、外側ハウジング
と、引出しと、DATテープ駆動機構と、カセットマガ
ジンと、マガジン装填機構とを備えている。一般的に矩
形である外側ハウジングは、全高5.25インチの形態
要因内に適合する大きさである。少なくとも一つの引出
しが取り付けられていて、これは、ハウジング内に実質
的に完全に収容される引き戻し位置から、引出しの前部
がハウジング前面の横断方向の端部を越えて延伸する引
き出し位置まで、その縦方向の軸に沿ってハウジング内
で滑動する。DATテープ駆動機構は、引出しの後部内
に取り付けられ、かつ、前方に向かって開口するカセッ
ト挿入スロットを有する。垂直方向に間隔をおく複数の
収納器を有するカセットマガジンが装備されていて、複
数のDATカセットを垂直方向に積み重ねた配置で保持
する。引出しの前部にはマガジン装填機構が取り付けら
れており、これは前記カセットマガジンを収容し、かつ
垂直方向に往復動させ、更に、マガジンとDATテープ
駆動機構のカセット挿入スロットとの間でカセットを選
択的に移送する。
【0030】(参考例) 図1〜10を参照しつつ、本発明を理解するために参考
となるカセット装填システムの実施例について説明す
る。ここで、同一の参照番号は、各図及びそれらの説明
の全体にわたって同じ要素を指し示すものとする。
【0031】のカセット装填システムは、図1におい
て20という番号で一般的に示される。カセット装填シ
ステム20は、テープ駆動機構26、そのテープ駆動機
構26に水平に堅固に取り付けられた装填機構22、及
び、その装填機構22内の間隙33の内部に配置された
カセットマガジン24を備えている。マガジン24は、
間隙33内において装填機構22に対して垂直方向に調
整可能である。
【0032】好都合にも、この実施態様の装填機構22
は、アーカイブパイソン(アーカイブ(Archive) 及びパ
イソン(Python)はカリフォルニア州コスタ・メサのアー
カイブコーポレイションの商標である)というR−DA
Tテープ駆動機構26の内部配置として互換することが
できる。装填システム20及び互換可能であるソフトウ
ェアは、IBMのPC/AT/PS2というコンピュー
タシステム、商標登録されていないハードウェア模造
品、及び、装填システム20の仕様に適合するSCSI
機において機能するよう設計されることが好ましい。好
ましい実施態様においては、装填システム20は駆動機
構の一体式構成部分として形成されており、システム全
体は標準的な3.5インチの形態要因に適合している。
【0033】しかし、本実施例によって示されるカセッ
ト装填機構22は、標準的なカセット収納器27(即
ち、カセット28を収納して、当該カセット28と駆動
機構の読み書きヘッドとを連動させるための機構)を組
み込んだ3.5インチの全高又は半高型形態要因と互換
可能であるところの、いかなる正面装填式テープ駆動機
構にも接続するように適合させることができる。更に、
当業者ならば、この駆動機構の利点は、いかなる特定の
駆動機構又は形態要因で使用するためのアプリケーショ
ンに限定されないことを理解するであろう。
【0034】好ましい実施態様で用いられるカセット2
8は、非音声信号を記録することができる標準的なディ
ジタル音声用テープ(DAT)であり、当業界では周知
のものである。このようなカセット28は、保護用の防
塵扉32を備えている点で典型的なビデオカセット類に
類似する。防塵扉32は、カセット28のテープ駆動機
構26に面した辺縁に回動可能に取り付けられる。テー
プ駆動間隙33に挿入することでカセット収納器27が
収納されると、防塵扉32は引き上げられて、その内部
のテープリボンが露出する。防塵扉32の頂辺には、面
取り縁30が形成されている。本発明の文脈の範囲内で
の面取り縁30の機能は、後で述べられる。
【0035】前述したように、いかなる正面装填式テー
プ駆動機構26も、本発明のカセット装填システム20
での使用に適合し得ると思われる。駆動機構26内のカ
セット存在センサ34(図10参照)は、典型的にはテ
ープ駆動機構の間隙33のすぐ内側に配置されていて、
この位置でのカセット28の存在を検出し、かつその情
報をテープ駆動機構26に伝達する。同じ情報をカセッ
ト装填システム20に伝達するには、非標準的なワイヤ
結線35が用いられる。
【0036】カセット存在センサ34は、装填機構用マ
イクロプロセッサ板(図示せず)に電気的に接続されて
いて、ここで信号が処理される。駆動システム26と装
填機構22との間の制御及びデータ用インタフェース
は、標準的なSCSIインタフェースによることが好ま
しい。駆動システム26と装填機構22との間の電気的
インタフェースは、非同期式直列ポートを経由する。テ
ープ駆動用ファームウェアは、装填システム20のため
の装填機構22関連のSCSIコマンド及びステータス
情報に関するコマンドの経路として機能するであろう。
【0037】装填機構22が駆動機構26と一体となっ
ていないで、分離されている場合の実施態様において
は、この装填機構22は、一般的には矩形をなす面をテ
ープ駆動機構26に向ける。この形式の実施態様を取り
付けるときは、テープ駆動機構の正面側斜面溝(図示せ
ず)は除去される。装填機構22の背面は、除去された
前部斜面溝の位置に取り付けられるように適合される。
【0038】ここで用いられる限りにおいて、駆動機構
22の「背面」とは、テープ駆動機構26に取り付く側
のことであり、「正面」とは、外部に面してテープ駆動
機構26から遠ざかる側のことである。好都合にも、カ
セット装填システム20のカセットマガジン24を除く
すべての構成部分は、半高型形態要因の1.625×
5.75インチ(4.1×14.6cm)の空間内に適合
する。
【0039】図1からわかるように、好ましい実施態様
においては、テープ駆動機構26の操作員用パネルの機
能は、カセット装填システム20の正面パネル38に組
み込まれている。機能の主なものとしては、イジェクト
ボタン40、駆動状態LED42、及びカセット状態L
ED44がある。イジェクトボタン40は、例えば、カ
セット5個入りマガジン24をカセット装填システム2
0から取り出すことが所望されるときに押される。イジ
ェクトボタン40は、マガジン24に装填して装填機構
22の始動操作を開始しようとするときにも押される。
【0040】LEDはいかなる色彩であってもよいが、
角度が40°であって50〜100ミリカンデラ(mcd)
であることが好ましい。選択的な特徴点としては、記録
済みの音声素材の再生のために、テープ駆動機構26の
ディジタル出力をアナログ出力へと変換する装置に当該
テープ駆動機構26を接続するための出力装置として、
音声用ジャックを正面パネル38に設けてもよい。
【0041】テープ駆動機構26とカセット装填機構2
2との組み合わせは、図1,2に示されるような水平
の、あるいは左又は右側面のいずれかが上向きの三様の
姿勢のうちのいずれの姿勢で取り付けてもよい。カセッ
ト装填機構22は、上下が逆の姿勢では充分に機能しな
い。添付の図面に対応した本明細書の記載は、図示され
たところの水平に取り付けられたカセット装填機構22
に関するものである。
【0042】この配置においては、その卓上面を打撃す
ることなく、その垂直面でマガジン24の並進運動を許
容するに充分な距離をその卓上面の上方に有するテープ
駆動機構26に対して、カセット装填システムが取り付
けられることが好ましい。これに代えて、マガジン24
が卓上面の辺縁を越えて張り出して、卓上面の水準下で
のマガジン24の並進運動を許すように、装填機構22
を取り付けることも可能である。いずれの定位であれ、
装填機構22はテープ駆動機構26の正面側の面から
3.62インチ(約9.19cm)を超えて張り出すこと
はないものと思われる。
【0043】本実施態様においては、カセット装填シス
テム20は、ホストコンピュータシステムの電力供給機
構からその動力を得る。供給される電力は、0.5Aの
最大電流における直流5V、又は、待機時には0.25
Aでしかもモータ運転時には1.0Aにおける直流12
Vのいずれかである。システム電力とのインタフェース
は、標準的なキーを備えた4ピンのモレックス型コネク
タを介して、カセット装填機構22から得ることができ
る。好都合にも、その装填機構は、テープ駆動機構26
を通じて内部的に配線することができる。これに代え
て、外部の電力供給源から動力を得ることもできる。好
都合にも、必要とされる駆動機構への他の唯一の電気的
結線は、上記のとおり、カセット存在センサ34だけで
ある。
【0044】図1,2に示すように、マガジン24は、
成形された堅固なプラスチック又は他の適当な、いかな
る材料を用いても作製できる。マガジン24は、それぞ
れカセット28を1個宛保持することができる複数のス
ロット48を画定している。マガジン24が1個又はそ
れ以上のカセット28を収容できることは好ましく、更
に好ましくは、本実施態様のマガジン24は、4〜12
個のカセット28に対応できることである。スロット4
8はカセット28の幅より僅かに広いだけであるため、
マガジン24の大きさは極力最小化され、その中でのカ
セット28の余分な動きが防止される。
【0045】マガジン24は装填機構22に挿入され
て、スロット48はマガジン24の背面に、即ちテープ
駆動機構26に向かってその全容を示す。装填機構22
は、マガジン24を垂直方向に操作して、スロット48
内に配置されたカセット28とテープ駆動間隙33との
位置合わせを行う。マガジン24の正面、即ちテープ駆
動機構26に背く側面は、各スロット48に対応する1
列の固着用の穴52を有しており、その中に固着手段が
挿入されるが、その詳細は下記のとおりである。図7,
8に示された、マガジン24内の各スロット48に対応
するカセット提示通し穴56は、マガジン24の横断方
向の寸法にわたって遮られることのない通路を画定する
が、その目的は後の記述において明らかとなる。
【0046】マガジンのスロット48にカセット28を
挿入すると、スロット48内のカセット保持クリップが
カセットをマガジン24内にしっかりと保持する。保持
クリップは、スロット48の正面沿いのいかなる位置に
も定置されるタブを含んで構成されることが可能であ
る。カセット28は、操作中においてマガジン24内に
固定されることが都合が良い。スロット48がテープ駆
動機構26向きに定位されることによって、マガジン2
4への装填が解除されるまでカセット28の離脱が阻止
される。
【0047】図7,8を参照すると、マガジン24の両
側面沿いに垂直な二つのフランジ(68,70)が配置
されており、これらはマガジン24と同一の材料を用い
て形成されることができる。一方の案内フランジ68は
中実体であるが、もう一方の位置決めフランジ70は、
各カセットのスロット48に対応するその全長に沿って
等間隔に位置する水平の切り欠き60を有する。切り欠
き60は、装填機構22の右側面の、一般的にはC字形
をなすフランジチャネル96の内部に位置するマガジン
位置感知装置102に対するフラッグとして働く。この
ことは図3においても良く認められ、以下にこれを説明
する。
【0048】図7におけるマガジン間隙46内での正位
置において、また図9(a)及び図9(b)におけるマ
ガジン24との相対的な作動位置において最も良く認め
られるとおり、装填機構22には3個の感知システムが
取り付けられることが好都合である。マガジン位置感知
システム102は、LEDエミッタと、感光性フォトト
ランジスタとを含んで構成されることが好ましく、さも
なければ通常の技量を有する当業者にとって公知である
他のいかなる形式のセンサを含んで構成されてもよい。
本実施態様においては、マガジン位置感知システムは、
一次フォトトランジスタ107と連動する一次LED
(106)及び二次フォトトランジスタ105と連動す
る二次LED(104)を備えている。
【0049】この実施態様においては、一次センサ類
(106,107)は、フランジチャネル96内におい
て二次センサ類(104,105)のやや下方に配置さ
れている。一次センサ類(106,107)及び二次セ
ンサ類(104,105)は連動するため、2組のセン
サ類が双方ともに起動されると、マガジン24は、そこ
に定置されたカートリッジが駆動機構内に挿入され、あ
るいは、駆動機構からのカセットがマガジン24のスロ
ット48内へと引き戻され得る、相対的に狭小なトレラ
ンスの範囲内での位置に存在するであろう。マガジン位
置感知システム102は、信号が処理される装填機構の
マイクロプロセッサ板と電気的に接続されている。以
下、マガジン位置感知システムがマガジン24のスロッ
ト48との精密な位置合わせをどのように行うかに関し
て、更に詳細に説明する。
【0050】装填機構22の内側には第2の一組のセン
サ類(108,109)が配置されており、これらはマ
ガジン24内のカセット28の状態を判定する。これら
のセンサ類(108,109)は、信号が処理される装
填機構マイクロプロセッサ板と電気的に接続されてい
る。これらのセンサ類のうち一方はマガジン内カセット
センサLED(108)であり、他方はフォトトランジ
スタ109である。これらのセンサ類(108、10
9)の組み合わせが、マガジン24の各スロット48内
のカセット28の存在を検出する。
【0051】カセット28が全く存在しない場合、マガ
ジン24内の各スロット48に対応するカセット提示通
し穴56は、LED(108)からそれに対応するフォ
トトランジスタ109への光の通過を許容する。カセッ
ト28が存在する場合は、光の通路は遮断され、装填機
構のマイクロプロセッサ板に対して検出信号が送られ
る。マガジン内カセットセンサLED(108)は、装
填機構22の右側のC字形のフランジチャネル96の前
方の領域に取り付けられる。マガジン内カセットフォト
トランジスタ109は、装填機構22の左側のLED
(108)と正反対の位置にある。
【0052】好都合なことに、第3のセンサ組が装填機
構22内に配置されており、このセンサ組は、不適性な
姿勢にあるカセット28が駆動機構26へ挿入されるこ
とを防止するために、各カセット28がそれぞれのスロ
ット48内で適正に位置合わせされているか否かを判定
する。カセット定位LED(112)は、左側の軸受け
面100の直後方に位置して、マガジン間隙46を横断
する方向に面している。カセット定位フォトトランジス
タ113は、右側の軸受け面100の直後方にLED
(112)に相対向して位置している。フォトトランジ
スタ113は、カセット28の面取り縁30を横切って
届くLED(112)からの光を感知する。カセット2
8が他のいかなる様式(例えば、上下が反対、又は後向
き)にて定位されていても、LED(112)からフォ
トトランジスタ113へ光が届くことは不可能であり、
適切な検出信号が装填機構のマイクロプロセッサ板に送
られる。
【0053】マガジン24は、装填機構22に取り付け
られた線形変位アセンブリによってテープ駆動機構の間
隙33に対して位置合わせされる。図2,3に示すよう
に、このアセンブリは、本実施態様において、装填機構
22の正面の2隅に位置し、2対の駆動タイヤ(84,
86)において最高点に達するモータで作動する歯車列
80を備えている。歯車列は装填機構22の一方の側に
取り付けられたマガジン駆動モータ76も備え、これに
よって駆動されるが、このことは図3において最も良く
認められる。
【0054】好ましい実施態様においては、マガジン駆
動モータ76は、5,000rpm にて作動することが可
能であり、マガジン24を相対的に高精度で運動させる
ために、相対的に高率の歯数比(好ましくは約200:
1)による動力を歯車列80に与える。この高い歯数比
によって実現される追加的利点は、より少ない減速比を
有する歯車列に接続されたモータに時々付随するような
ドリフトが存在しないために、停止が正確であるという
ことである。高い歯数比はまた、モータ76が速やかに
その最高速度に達し、より少ないひずみのもとで作動す
ることを可能とする。好都合にも、慣用されている駆動
モータ回路を用いて本発明のすべてのモータを作動させ
ることが可能である。
【0055】マガジン24は、装填機構22の全体にわ
たって垂直に延伸する、類似の形状をなすマガジン間隙
46中に挿入される。間隙46及びマガジン24は、一
般に断面が矩形をなし、正面及び背面、並びに二側面を
画定する。上記のとおり、マガジン24は、スロット4
8の開口を背面に、固着用の穴52を正面に有するよう
定位される。上部マガジン駆動タイヤ84及び下部マガ
ジン駆動タイヤ86の一揃いは、マガジン24の正面部
分に接している。下部駆動タイヤ84は、間隙46の正
面下部の2隅を横切る単一の軸85で回転する。上部の
2個のタイヤ86もまた、間隙46の正面上部の2隅を
横切る単一の軸87で回転する。
【0056】軸(85,87)はそれぞれ、間隙46
の、マガジン駆動モータ76及び付随する歯車列80が
配置されている側の歯車によって駆動される。タイヤの
各一対は、マガジン24の前後方向中心線に関して互い
に対称の関係となるように配置される。駆動タイヤ(8
4,86)は、軸受け面100から与えられる反作用の
力によって反射される、マガジン24に対して後向きの
力を及ぼす。タイヤ(84,86)は、やや上回る寸法
のマガジン24に圧迫され、この干渉作用がタイヤの良
好な牽引力に必要充分な圧縮作用をもたらす。
【0057】軸受け面100は、垂直な桟に前向きに面
している。好ましい実施態様においては、軸受け表面1
00はそれぞれ、円滑な作動をもたらす助けとなる2個
のローラを有する。右側軸受け面100はC字形のフラ
ンジチャネル96の一側面を形成する。軸受け面100
は、マガジン24上の垂直な側面フランジ(68,7
0)の背面に接する。好都合にも、ローラを有する軸受
け面100は、マガジン24が過剰な摩擦なしに、か
つ、マガジン24の取り付け部分に過剰な空間を生成す
ることなしに駆動されるようにする。
【0058】駆動タイヤ(84,86)は、軸受け面1
00のローラに向かってマガジン24を圧迫して、軸受
け面100のローラとの過剰な摩擦なしに滑りのない駆
動作用を生起するための充分な柔軟性を有する、天然又
は合成ゴム材料、例えばポリウレタンを用いて作成され
ることが好ましい。更に好ましくは、駆動タイヤの材料
がショア硬度が約65〜80の範囲内にあることであ
る。好都合にも、好ましい実施態様においては、タイヤ
は溝がなく相対的に滑らかであり、マガジン24の運動
に対する非常に微妙な制御が得られる。
【0059】外径から中心軸方向へある程度の深さだけ
内側に延びるラジアルスリットを有する駆動タイヤ(8
4,86)を製作することによって、更に利点を実現す
ることが可能である。これらのスリットは、マガジン2
4によって加圧された際に、ラジアル断面が相互に滑り
合うことを可能にすることによって、タイヤ(84,8
6)の牽引力を向上させる。そうして、タイヤ(84,
86)の輪郭は、牽引力を増進させる鋸歯状の形状とな
っている。
【0060】マガジン24は垂直方向に調整可能であ
り、カセットのスロット48をテープ駆動間隙33に提
示する位置に置かれる。ある特定のスロット48と間隙
33との心合わせがなされている場合、マガジン24の
動きは、固着用の穴52の内部に延伸するマガジンロッ
クタブ116によって制約される。ロックタブ116
は、図3及び図4に見られるとおり、装填機構22の前
端内側にピボットのように取り付けられている。装填機
構のマイクロプロセッサが指令すると、マガジンロック
ソレノイド120がロックタブ116をその延伸位置へ
と起動する。マガジンロックばね124はロックタブ1
16をその引っ込み位置へと付勢している。本発明の装
填システム20は、ロックタブが引き寄せられ、かつマ
ガジン24が取り外される場合にはSCSIソフトウェ
アのコマンドを必要とする。
【0061】図3,4に示すように、装填機構22は、
カセット28をカセット収納器27内に移動させるため
に、かつ収納器27がカセット28をイジェクトした際
にはそれを引き戻すために用いられるカセット移送シス
テム126を備えている。好ましい実施態様において
は、カセット移送システム126は、カセット移送モー
タ128、カセット駆動ホイール(140,140’)
及びカセット駆動ホイールの連動アセンブリ(130,
130’)を備えている。
【0062】カセット連動アセンブリ(130,13
0’)は、装填機構22の左右両側に同一の構成部分を
有する。故に、左側アセンブリについてのみ記述する。
アセンブリ130の作動についての理解が必要である場
合は、右側の同じ番号をつけた部材は、同一参照番号を
用いた最初の指定によって示される。これらの右側構成
部分は同一の構造及び機能を有する。
【0063】図4,5,6に最も良く認められる通り、
カセット連動アセンブリ130は、連動ソレノイド15
6、ソレノイドピストン157、2本のスイングアーム
144、リンクプレート164、及び、端部がリンクプ
レート164のスロット166の内部において滑動可能
に配置された2本の遊星歯車軸154を含んで構成され
ている。左右のリンクプレート(164,164’)
は、2枚のリンクプレート(164,164’)間の中
心点162の周囲で旋回が可能であるところのベルクラ
ンク160の端部に回転可能に結合されている。
【0064】装填機構22の後端には連動ソレノイド1
56が取り付けられているため、そのピストン157は
装填機構22を横断する方向に延伸する。アセンブリは
また、左リンクプレート164に固定的に取り付けられ
たソレノイドピストン157、及び両リンクプレート
(164,164’)に回転可能であるように取り付け
られたベルクランク160を備えている。好ましい実施
態様では、連動アセンブリ130は、プロファイルカム
を左リンクプレート164に取り付けられたカムフォロ
ア(cam follower)と連動させる直流モータを備えてい
る。
【0065】ベルクランク160は、2枚のリンクプレ
ート(164,164’)の同等かつ対向する並進運動
を確実に行わせる。リンクプレート164は、ベルクラ
ンク160からスイングアーム144の下方へと延伸す
る。両遊星歯車軸は、リンクプレート(164,16
4’)の狭小なスロット(166,166’)を貫いて
下方に延伸している。遊星歯車軸(154,154’)
はスロット166によって滑動可能に噛み合わされてい
る。リンクプレート164の外向き横断方向の運動に際
し、スロット(166,166’)によって生起される
モーメントが遊星歯車軸(154,154’)を押し出
すために、両スイングアーム(144,144’)は軸
138の周囲を外向きに旋回する。故障を回避するため
に、遊星歯車軸(154,154’)はスロット166
の内部で自由に滑動する。
【0066】再び図4に戻ると、カセット移送モータ1
28は、スロット48とテープ駆動間隙33との垂直方
向の位置合わせがなされた後に、カセット移送モータ駆
動回路(図示せず)によって起動される。カセット移送
モータ128は、歯車板134で覆われて、最終歯車1
37でおわっている減速歯車群33のシステムを駆動す
る。図3に示すように、カセット移送モータ128及び
それに付随する減速歯車群133は、装填機構22の背
面左隅に取り付けられている。最終歯車137はプーリ
ー歯車135と噛み合っており、そのプーリー歯車13
5は、装填機構22の右側にある第二のプーリー歯車
(135’)とかみ合う溝をその内部表面に有する調時
ベルト136とスリップすることなく係合している。
【0067】最終歯車137は左側の太陽歯車148を
同時に駆動する。太陽歯車148の機能を以下に記述す
る。右側のプーリー歯車(135’)は、左側の太陽歯
車(148’)を、直径及び歯の大きさが最終歯車13
7と同一であり、かつ両歯車間に配置された中間歯車1
39と共に駆動する。この配置によって、両太陽歯車
(148、148’)の同一速度での回転が確保され
る。
【0068】太陽歯車148は固定軸138に合わされ
ている。スイングアームは、固定軸138に先端があっ
て、間隙46に向かって内側に面した開いた末端がある
V字形を画定するように、固定軸138を中心として回
転する。各スイングアーム144の端部には、駆動ホイ
ール140が回転可能に取り付けられている。各スイン
グアーム144の中心近傍には、太陽歯車148及び駆
動ホイール140の双方とかみ合うように結合された、
遊星歯車152が回転可能に取り付けられている。この
歯車列では、太陽歯車148が時計回りに回転すると、
両遊星歯車152は反時計回りに回転し、駆動ホイール
140は時計回りに回転するようになっている。カセッ
ト移送モータ128に電圧が印加されると、減速歯車群
133が連動する。それによってカセット駆動ホイール
140を、本実施態様においてはほぼ200:1の最終
歯数比で運動させる。
【0069】間隙の正面近くに位置するカセット存在セ
ンサ34は、テープ駆動機構26及び装填機構22の双
方にカセット28の移送状態に関する信号を送る。カセ
ット存在センサ34は、間隙を挟んで互いに向かい合う
LED及びフォトトランジスタ、又は当業界に公知であ
る他のいかなる感知機構を含んで構成されてもよい。カ
セット存在センサ34は装填機構のマイクロプロセッサ
板に電気的に接続されていて、ここで信号が処理され
る。
【0070】カセット28が収納器27からイジェクト
され、又は装填機構22から移送されると、LED(3
6)とフォトトランジスタ37との間で光路は遮断さ
れ、これが装填機構マイクロプロセッサに、カセット2
8が移送される用意ができているとの信号を発する。カ
セット28の移動方向は、不揮発性記憶装置に記憶さ
れ、装填機構22に送信されて、カセット移送モータ1
28を回転させる方向を知らせる。
【0071】装填する際には、マガジン24をマガジン
開口部に挿入し、イジェクトボタン40を押す。このこ
とが、装填システム20を起動するためのマガジン駆動
回路に対する信号として働く。既にカセット28が駆動
機構の収納器27内に存在する場合は、駆動システム2
6の電子装置はマガジン24を拒絶し、始動しない。こ
の場合、正面パネル38のLED(42,44)が一連
の点滅を開始する。二段階速度のマガジン駆動モーター
76は高速度の方で起動されて、歯車列80を駆動し、
かつマガジン24を下方に移動させる。その結果、最上
部の、即ち第一のカセットスロット48とテープ駆動間
隙33とが一致させられる。
【0072】各スロットがマガジン間隙46を通過する
都度、マガジン内カセットセンサ(108,109)が
カセット28の存在を検出し、その情報をROM記憶機
構に記憶し、かつその後のカセット28の移送操作の際
にそのスロット48をスキップさせる。同時に、カセッ
ト定位センサ(112,113)が各カセット28のの
作動可能性を検査し、不適正に挿入されたカセット28
が発見された場合には、装填機構22に信号を送ってマ
ガジン24を停止しかつイジェクトさせる。
【0073】好ましい実施態様においては、マガジン駆
動モータ76は、一次LED/フォトトランジスタの組
み合わせ(106,107)によって、最上部の、即ち
第一の切り欠き60が見い出されるまで、マガジン24
の移動を継続する。本発明の装填機構22は、4個のカ
セット(28)入りマガジン24の第一スロットに5秒
以内に到達する。第1のスロット48に対応する第1の
切り欠き60が一次LED/フォトトランジスタの組み
合わせ(106,107)によって見い出されると、駆
動モータ76は停止させられる。切り欠き60の位置が
一次LED/フォトトランジスタの組み合わせ(10
6,107)とほぼ合致しているときは、マガジン24
の第1のスロット48とテープ駆動間隙33との垂直方
向の位置合わせがなされる。以下、位置合わせ操作につ
いて説明する。
【0074】好ましい実施態様において、装填すべき第
1のカセット28は、第1の切り欠き60に対応するス
ロット48内のカセット28であるが、その一方で、装
填される第1のカセット28がいずれのスロット48か
らのものでもあり得るようにカセット装填システム20
が作動することができるということを、当業者は認める
であろう。
【0075】マガジン24の記述に関連して上記におい
て考察したとおり、テープ駆動間隙33と同一の平面に
ある特定のスロット48においてマガジン24を正確に
停止させることが望ましい。その理由は、±約1mmより
も大きなずれは、スロット48内に位置するカセット2
8がテープ駆動機構26によって収納されることを妨げ
る可能性があるからである。従って、カセット28と間
隙33との位置合わせが確実になされるように、位置合
わせ操作が続くことになる。
【0076】この操作には、マガジン24を上下させる
一連の運動が必要である。図7に示すように、フランジ
チャネル96内のマガジン位置感知システム102は、
位置決めフランジ70内の切り欠き60と協調的に作動
する。一次センサ(106,107)及び二次センサ
(104,105)は、マガジン24の適正な位置合わ
せが相対的に狭いトレランスの範囲内でなされて、カセ
ットの挿入又は引き出しをすることが可能となったとき
に、各スロット48に対応する切り欠き60が、LED
/フォトトランジスタの一次組み合わせ(106,10
7)及び二次組み合わせ(104,105)をともに起
動させるように位置決めされている。
【0077】マガジン駆動モータ76は、精度を高める
ための上下方向の一連の位置合わせを行うために、低速
度に移ることができる。一次センサ(106,107)
は二次センサ(104,105)のやや下方に配置され
ており、結果的に、マガジン24が、スロット48が一
致している位置よりも下方に移動した際は、フランジ7
0は、一次センサ(106,107)が起動された状態
で、二次センサ(104,105)を遮断することにな
る。同様に、マガジン24が前記位置よりも上方に移動
した際は、フランジ70は、二次センサ(104,10
5)が起動された状態で、一次センサ(106,10
7)を遮断することになる。こうして、一連の上下方向
の位置合わせのうちに マガジンは上下に僅かに移動し
て、一次及び二次センサの双方が起動されるような一定
の状態に達するまで、前記状態のいずれかを修正する。
【0078】各カセット28は、テープ駆動間隙33に
合わせて選択的に定置され、マガジン24からテープ駆
動機構26へと前後に移動することができる。カセット
移送システム126は、その全体が装填機構22中に収
容されている。カセット28がテープ駆動機構26に移
される前に、カセット連動アセンブリ130は、連動ソ
レノイド156のピストン157の伸長によって引き戻
される。引き戻された位置においてリンクプレート16
4はそれらの最外側の位置を占め、スイングアーム14
4を同様に外側に押し出す。この配置では、カセット駆
動ホイール140はカセット28と接触することができ
ない。
【0079】スロット48と間隙33との位置合わせが
なされたときに、カセット移送システム126が起動さ
れる。連動ソレノイド156が起動され、ピストン15
7が引き戻される。ベルクランク160の作用によっ
て、リンクプレート164は内側に移動し、同時にスイ
ングアーム144を内側方向に回転させる。ここで、ス
イングアーム144末端の駆動ホイール140は、カセ
ット28の側面との接触可能となるに充分なだけ内側を
向いている。
【0080】この時点で、カセット移送モータ128が
起動される。モータ128は、最終歯車137で終わる
減速歯車133と連動する。この最終歯車137は、左
側プーリー歯車135及び左側太陽歯車148と噛み合
う形で連動する。調時ベルト136が回転を右側プーリ
ー歯車(135’)へと伝達する。右側プーリー歯車
(135’)は、最終歯車137と直径及び歯の大きさ
が等しい中間歯車139に回転を与える。次いで、中間
歯車139は、右側太陽歯車(148’)を左側太陽歯
車148と同一の速度で駆動する。太陽歯車は回転を遊
星歯車152に与え、今度はこれが、運動を駆動ホイー
ル140に与え、カセット28を装填機構22の外部へ
と後向きに推進する。右側の連動アセンブリ(13
0’)によっても、同時にかつ同等の後向きの力がカセ
ット28の側面に印加される。
【0081】〔好ましい実施態様における自動操作につ
いて〕図9(a),(b) 及び図10(a),(b) には、好ましい
実施態様における自動化されたカセット装填システム2
0及びテープ駆動機構26の作動のようすが模式的に示
されている。
【0082】図9(a) には、その5ケ所のスロットの各
々に1個ずつのカセット28が装填された標準的マガジ
ン24が示されている。オペレータによって、マガジン
24がマガジン間隙46中にまさに据えられたところ
で、イジェクトボタン40が押される。短時間の遅延の
後、マガジン駆動モータ76(図2及び3に示す)がマ
ガジン24を下方に駆動する。テープ駆動間隙33との
垂直方向の位置合わせがなされた、最上部の、即ち第1
のスロット48にマガジン24を正確に停止させるよう
に、位置合わせ操作が行われる。
【0083】次いで、カセット28は、下記に詳述され
る一連の着脱工程を経て、最終的にはマガジン24内に
おける元々の位置へと復帰する。この実施態様において
は、マガジン24は1回につき1スロット(48)だけ
上昇させられる。しかし、装填すべき第1のカセット2
8が最上部のスロット48以外のスロットに存在するよ
うな他の実施態様においては、装填機構制御ソフトウェ
ア内にプログラムされた操作手順に応じて、マガジン2
4を昇降させることもできる。改良されたカセット装填
システム20によれば、ユーザーインターフェースの配
備によって、カセット28に対するいかなる順序のアク
セスをも提供するランダムアクセスのモードを備えるこ
ともできる。
【0084】ここで、カセット28は装填される用意が
整っている。装填機構22から駆動システム26へ移行
中のカセット28が図10(a) に示されている。駆動ホ
イール140がカセット28を前進させるに伴い、カセ
ット28はカセット存在センサ34を通過することにな
り、これがテープ駆動機構26に信号を送って、その収
納機構27を起動する。誤った位置合わせや他の問題の
ために、収納器27がカセット28を拒絶した場合、装
填機構は所定の回数だけカセット28を収納器27に提
示することを試み続ける。標準的な駆動機構の収納器2
7は、装填機構22と駆動システム26との間の中間的
な位置からカセット28を物理的に除去し、それを移動
させてテープ駆動機構26の読み書きヘッドと連動させ
る。
【0085】駆動機構がカセット28を除去した後は、
カセット存在センサ34はカセット28が離脱したこと
を検出し、連動ソレノイドピストン157を通じて信号
を送って、脱着サイクルに備えて連動アセンブリ130
を伸長しかつ引き戻す。この期間中に、駆動機構はカセ
ット28に対して記録し又は読み取る。カセット28が
完全に記録されると、駆動機構の収納器27は、ホスト
コンピュータによってその旨指令された場合にカセット
28をイジェクトする。
【0086】図10(a) は、駆動システム26から装填
機構22へと復帰するカセット28をも示す。収納器2
7がカセット28をイジェクトすると、カセットはカセ
ット存在センサ34を通過し、これが連動ソレノイドピ
ストン157に引き戻るように信号を送って連動アセン
ブリ130にカセット28を閉じさせる。好都合なこと
に、駆動機構はバネ作用によってカセット28をイジェ
クトし、その結果、カセット28は駆動ホイール140
に近接してはるばる復帰する。駆動ホイール140は前
述の装填操作と反対の方向に回転して、カセット28を
マガジンスロット48内へ完全に引き戻す。図7に見ら
れるように、マガジン内カセットLED(108)がも
はや、対応するカセット提示通し穴56を横切ってマガ
ジン内カセットフォトトランジスタ109と連絡しなく
なると、カセット28は完全に脱着され、装填機構22
の電子装置は、マガジン24を解放するようマガジンロ
ックソレノイド120に信号を送る。次いで、図10
(b) に示すように、カセット28の移送が予定されてい
る次のスロット48がテープ駆動間隙33と垂直方向に
位置合わせされるまで、マガジン駆動モータ76はマガ
ジン24を動かす。この着脱サイクル及び図10(a) に
示されるようなマガジン24の並進運動は、第5の、即
ち最後のスロット48内のカセット28がマガジン24
に返送されるまで繰り返される。このことが起こると、
二速型マガジン駆動モータ76は、その最終歯車の作用
によって高速度でマガジン24をイジェクト位置まで移
動させる。
【0087】装填システム20は、カセット28の着脱
の1サイクルを8.5秒間で実行することが好ましい。
ある時点からを1サイクルとして、カセット28が駆動
システム26から取り出され、マガジン24内に回収さ
れ、マガジン24に指標付けがなされ、第二のカセット
28が駆動システム26に装填される。カセット装填シ
ステム20は、20,000サイクルという信頼度(即
ち、故障までの平均時間)又は5年間という耐用寿命を
有する。
【0088】好ましい実施態様においては、カセット装
填システムの標準的マガジン24は4〜12個のR−D
ATカセット28の収容力を有する。本実施態様に従っ
て、カセット装填システムをテープ駆動機構26に取り
付ける場合、駆動機構/カセット装填システムの組み合
わせを水平面に設置したときに、その並進運動の間にマ
ガジン24が卓台を打撃しないようにシステムを設置し
なければならない。4〜12個のカセット28という標
準的マガジンの収容力は、駆動機構が60.0ギガバイ
トまでのデータを24時間という期間にわたって、オペ
レータが立ち会うことなく記憶することを可能にする。
【0089】従って、全操作は非稼働時間内に発生する
ことが可能であって、稼働時間内にホストコンピュータ
及び駆動機構を使用のために解放しておくことができ
る。好都合にも、カセット装填システム20の無人操作
は、各カセット28が完全に記録され又は読み取られた
後に、テープ駆動機構26がそれを自動的に射出するた
めに生じ、その後にカセット装填システム20の操作が
続く。尚、4個未満、又は12個を超える収容力を有す
るマガジンが適用されてもよい。
【0090】R−DATテープは、音声素材をディジタ
ル形態で記録し及び再生することにも適用される。過去
において、消費者は、かつてのLP交換機の流行及び現
在のCD交換機の流行に見られるとおり、複数の録音物
を演奏できるオーディオコンポーネントに対する嗜好を
示した。従って、カセット装填機構22を正面装填式の
R−DAT用オーディオコンコンポーネントに付属する
よう適応させることも可能である。
【0091】当業者には、特定の構造的変化形が示唆さ
れ得ることが認められるであろう。好ましい実施態様に
関する前述の説明、並びに、それらの操作及び使用方法
は、例示を通じて与えられたものとして理解されるべき
ものである。
【0092】(本発明の実施例) 次に、本発明のテープ駆動機構とカセットマガジン装填
機構とのコンビネーションによる駆動装填装置について
説明する。
【0093】図11に示すように、コンビネーション2
30は、一般的に矩形である外側ハウジング232及び
引出し234を備えている。引出しは、外側ハウジング
232内に実質的に収容されるところの図13に示した
完全に引き戻された位置から、水平方向に滑動する。引
出しは、その前部が外側ハウジング232の前面の横断
方向の端部を越えて延伸する、図11に示した完全に引
き出された位置まで滑動する。3.5インチの形態要因
のDATテープ駆動機構235(図14参照)は、引出
し234の後部に取り付けられ、一般的にデザインされ
たカセットマガジン装填機構236は引出し234の前
部内側に取り付けられている。
【0094】外側ハウジング232は、引出し234が
図13に示されるとおりのその完全に引き戻された位置
にあるときは、DATテープ駆動機構235とカセット
マガジン装填機構236との組み合わせが共に、全高
5.25インチの形態要因内に実質的に収められるよう
な高さ、幅及び長さを有する。ハウジング232の正面
受け座238及び引出しの正面パネル234aは、パー
ソナルコンピュータの正面パネル239を僅かに越えて
突出することができる。
【0095】カセットマガジン装填機構236は、その
中を垂直方向に延伸して一般的に矩形であるカセットマ
ガジン242を収納する間隙240(図14参照)を有
する。後で更に詳細に説明されるとおり、カセットマガ
ジン242は、その中に4個のスロットを有していて、
その各々は標準的4mmDATカセット(例えば244)
1個を水平向きに収納する。DATカセットは、マガジ
ン242内でそれぞれの上に垂直方向に積み重ねられ
る。マガジンは装填機構236によって垂直方向に往復
させられて、カセットのうち1個をDATテープ駆動機
構235に(図14の右方に)挿入するように選択的に
定置する。
【0096】DATテープ駆動機構235は、アーカイ
ブコーポレイションから商業的に入手可能であるパイソ
ン(商標名)テープ駆動機構であることが好ましい。好
適である実施態様とともに用いられるカセット244
は、当業界では周知である標準的なディジタル音声用テ
ープ(DAT)である。そのようなカセットは、保護の
ため防塵扉244a(図16参照)が装備されている点
で、典型的なVHSビデオカセット類に類似している。
防塵扉244aは、カセットのテープ駆動機構235に
面する一辺縁に回動可能に取り付けられる。テープ駆動
機構235への挿入に際し、防塵扉244aは引き上げ
られ、その中の磁気テープを露出させる。防塵扉244
aの上辺は面取り縁246を有する。この面取り縁24
6は、カセット244がマガジン242内で適正に配向
されているか否かを判定するために用いられる。
【0097】外側ハウジング232(図15参照)は、
装置のこの部分の側壁及び底面の壁を形成するU字形を
なす薄板金の部品248を備えている。外側ハウジング
232は更に、取り外し可能である薄板金の上面パネル
250(図11参照)をも備えている。外側ハウジング
の上面パネルと側壁とは、薄板金のねじ(例えば25
6)を用いて互いに固定される連結フランジ(例えば2
52,254)を有している。上面パネル250の前部
は、カセットマガジン242の長さ及び幅の寸法をやや
上回る切り欠き部域258(図11参照)を有する。カ
セットマガジンの上面は、引出し234がその引き戻さ
れた位置にあり、かつカセットマガジンがその完全に引
き上げられた位置へと回帰させられたときに、切り欠き
部域258の中に、かつそれを貫いて過不足なく延伸す
ることが可能である。
【0098】切り欠き部域258の目的は、4個のDA
Tカセットが、全高5.25インチの形態要因内に依然
として適合しつつ、垂直方向に積み重ねられ、かつDA
Tテープ駆動機構235のカセット挿入スロットの間へ
と移動することを許容するであろう追加量のクリアラン
スをもたらすことである。引出し234は、その側壁及
び底面の壁を形成する、より小型のU字形をなす薄板金
の部品260(図15参照)を備えている。DATテー
プ駆動機構235はこのU字形部品260の上部に支持
される。
【0099】U字形部品260の下側には、プラスチッ
ク製底板259(図15参照)が付着されている。底板
は、その正対する辺縁沿いに縦方向に延伸するフランジ
259aを有している。これらのフランジは、U字形部
品248の底面の壁の正対する側沿いに縦方向に延伸す
るレール261の内側に開口するスロット内を滑動す
る。レール261もまた、プラスチック製であることが
好ましい。
【0100】DATテープ駆動機構235の一方の側に
は、C字形をなす薄板金製の部品262(図15参照)
が付着されている。それは、264として示されるラッ
チ機構を支持する。ラッチ機構の機能は引出し234を
その引き戻された位置に保つことである。ラッチ機構に
は、ウォーム歯車(図示せず)を介して平歯車268を
回転させる直流モータが含まれる。平歯車268の回転
は、1対のカム(269a、269b)(図14参照)
を回転させる。一方のカムはラッチアーム270を上昇
させて、外側ハウジング232のU字形部品248の底
面の壁に取り付けられた止め機構272による押さえを
解除する。
【0101】モータ266、平歯車268及びラッチア
ーム270は、C字形部品262に結合されたL字形ブ
ラケット271によって支持されている。ラッチアーム
270が上昇して止め機構272から自由になると、外
側ハウジング232の後端の正対する側面に位置する一
対のばね(例えば274)(図14参照)が引出し23
4を前方に僅かに押し出す。その後、作業者は引出しの
前部を把握して、図11に示したそれの引き出された位
置へとそれを手動で滑動させる。ラッチ機構264の第
二のカムは、ラッチ機構のリセットを制御するスイッチ
(図示せず)を起動する。
【0102】プリント配線板276(図15参照)に取
り付けられた装填機構制御回路からの電気信号はラッチ
モータ266を始動する。これがカムを回転させ、かつ
ラッチアーム270を持ち上げて、止め機構272によ
る押さえを解除する。ラッチアームが止め機構を解除す
ると、スイッチカムがスイッチを開き、これがラッチモ
ータ266を停止させる。
【0103】バネ274が引出し234を前方に強制的
に寄せると、引出しの背面に取り付けられた別のスイッ
チ(図示せず)が開き、装填機構制御回路にモータ26
6を再始動させる。これがラッチ機構をリセットする結
果、引出しの引き戻しに対する準備が整う。異物又は何
らかの他の障害物によって、引出しが妨害されてこれが
前方に移動できなくなった場合、所定長さの時間の経過
後に、装填機構制御回路はラッチ機構264を自動的に
リセットする。
【0104】プリント配線板276(図15参照)は、
U字形部品260とC字形部品262との間に結合され
ている。装填機構制御回路とテープ駆動機構とを相互に
接続するために、電気的コネクタ(278,280)が
それぞれプリント配線板276及びDATテープ駆動機
構235に取り付けられている。DATテープ駆動機構
235をホストコンピュータに接続するために、より大
型の別の電気的コネクタ281がその背面に取り付けら
れている。
【0105】保護用の上面カバー282は、スタンドオ
フアセンブリ284を介して引出しの部品(260,2
62)に固定されている。保護用の上面カバー282は
成形されたプラスチックで作られていることが好まし
い。保護用の上面カバー282の前部282a(図14
参照)は、マガジン装填機構236の機械的構成部分を
包み込み、マガジン装填機構を貫いて延伸する間隙24
0を画定する。
【0106】再び図11を参照すると、好ましい実施態
様では、作業者の手動によって起動される制御は2種類
のものがあるにすぎない。保護用の上面カバーの前部2
82aには、マガジンイジェクトボタン286が取り付
けられている。このボタンは、引出し234が図11に
示されるその引き出された位置にある場合にのみ押され
ることが可能であるにすぎず、その他の場合は、外側ハ
ウジング232の内部に隠蔽されていて、手動による起
動のために手をつけることは不可能である。
【0107】引出し234の正面パネル234aには、
アクセスボタン288が取り付けられている。正面パネ
ル234aには緑色のLED(発光ダイオード)290
が取り付けられていて、ユニットがホストコンピュータ
と直結されていることを作業者に示すために点灯され
る。正面パネル234aには黄色のLED292も取り
付けられていて、それは、カセットマガジン装填機構2
36がDATテープ駆動機構235からカセットを着脱
する作業中であることを作業者に示すために点灯され
る。
【0108】前述のとおり、プリント配線板276(図
14参照)には装填機構制御回路が取り付けられてい
る。この装填機構制御回路は、マイクロプロセッサ29
4、及び操作プログラムを記憶するための少なくとも1
個のメモリチップ296を備えている。マイクロプロセ
ッサは、この操作プログラムを実行し、標準的駆動回路
を介してラッチモータ266ばかりでなく、以下に説明
するカセットマガジン装填機構236のモータ類及びソ
レノイド類を作動させる。
【0109】作業者はアクセスボタン288を押し、そ
れによって引出し234を開けて、1個のカセットをD
ATテープ駆動機構235の挿入スロット内に直接装填
することができる。これに代えて、作業者は、完全にま
たは部分的に満たしたカセットマガジン242をカセッ
トマガジン装填機構236の間隙240内に装填するこ
ともできる。カセットマガジン242をカセットマガジ
ン装填機構236に装備する場合は、装填機構がマガジ
ンを自動的に下降させて、マガジン242の2番目のカ
セットスロットをDATテープ駆動機構235のカセッ
ト挿入スロットに隣接する位置に定置する。
【0110】このとき、作業者は引出し234を後方
に、図13に示されたその完全に引き戻された位置へと
手動によって滑動させることが可能である。装填機構制
御回路は、引出しがその完全に引き戻された位置にある
ことを感知し、マガジンを上昇させて、マガジン242
の1番目のカセットスロットをDATテープ駆動機構2
35のカセット挿入スロットに隣接する位置に置く。テ
ープが完全に記録されたときは、ホストコンピュータは
脱着コマンドを駆動機構に送る。
【0111】図27に示したとおり、DATテープ駆動
機構235は、標準的小型コンピュータシステムインタ
フェース(SCSI)300を介して、ホストコンピュ
ータ298に接続されている。マガジン装填機構制御回
路302は、非同期性直列バス304を介してDATテ
ープ駆動機構235に接続されている。
【0112】最初のカセットが完全に記録されたとき
は、ホストコンピュータ298は脱着コマンドをDAT
テープ駆動機構235に送る。次いで、DATテープ駆
動機構235は最初のカセットを脱着し、装填機構制御
回路302は、そのカセットをカセットマガジン242
の中のそれに対応するスロットへと返送することをカセ
ットマガジン装填機構236に行わせる。次いで、カセ
ットマガジン装填機構236はカセットマガジンを下降
させ、第二のカセットをDATテープ駆動機構内に移送
する。システムは、すべてのカセット244が記録さ
れ、次いでカセットマガジン242に返送されるまで、
この制御を継続する。
【0113】作業者がアクセスボタン288を押すと、
マガジン装填回路はマガジン242を移動させて、テー
プ駆動機構235のカセット挿入スロットに隣接するそ
の第二のスロットに定置する。次いで、装填機構制御回
路302は引出し234を開ける。これは、ラッチ機構
264に電気信号を送ることによって遂行される。引出
し234はバネ274の力のもとで前方に僅かに、すな
わち外側ハウジング232の1〜2インチ(約3〜5c
m)外側に移動する。
【0114】次いで、作業者は引出し234の前部を把
握し、引出しを図11,12及び14に示したその完全
に引き出された位置まで引き出すことが可能となる。そ
れに続くマガジンイジェクトボタン286の起動によっ
て、装填機構制御回路302は適当な駆動信号をマガジ
ン装填機構236に送り、カセットマガジン242を図
11に示したその完全に上昇させられた位置まで往復さ
せる。これはカセットマガジンの合体位置とも呼ばれ
る。マガジンイジェクトボタン286が再度押された場
合、マガジンは間隙240からイジェクトされる。
【0115】カセットマガジン装填機構236の操作プ
ログラムは、各カセットを順序正しく逐次的に装填する
よう設定されることができることが理解されるであろ
う。これに代えて、ホストコンピュータ298からのコ
マンドのもとで、マガジン242内の選ばれたカセット
244を装填することも可能である。システムが自動的
逐次装填に設定されていて、かつマガジンが部分的に満
たされている場合は、システムは、全カセットの書き込
み又は読み取りがなされるまで、各カセットを順番に挿
入するであろう。
【0116】本発明の使用に際しては、適当な寸法のい
かなる正面装填式DATテープ駆動機構を適合させるこ
ともできる。駆動機構235内には、通常、カセット存
在センサ(図示せず)がカセット挿入スロットのすぐ内
側に配置されていて、この位置でのカセット244の存
在を検出し、情報をテープ駆動機構の電気的制御回路に
伝達する。好ましい実施態様においては、カセットマガ
ジン装填機構236はホストコンピュータシステムの電
力供給機構からその動力を得る。供給される電力は、
0.5Aの最大電流において直流5V、又は、待機時
0.25A及びモータ作動時1.0Aにおいて直流12
Vのいずれかである。システム電力とのインタフェース
は、コネクタ280を介してテープ駆動機構235を通
じて、好都合にも内部的に配線された、標準的なキーを
有する4ピンモレックス型コネクタ278を通じて得る
ことができる。
【0117】図11及び16に最も良く認められるよう
に、カセットマガジン242は、成形された堅固なプラ
スチック又は他の適当であるいかなる材料を用いても作
製可能である。マガジン242は、各々カセット244
を1個保持することが可能である複数のスロットを画定
する。マガジン242は4個のカセット244を収容す
ることが好ましい。これは、全高5.25インチの形態
要因の上下の境界内でテープ駆動機構235のカセット
挿入スロットに対して垂直方向に往復することが可能で
あるカセットの最大数である。
【0118】マガジンのスロットはカセット244の幅
より僅かに広いだけであるため、マガジン242の大き
さは最小化され、その中でのカセット244の余分な運
動が防止される。マガジン242は、そのスロットがテ
ープ駆動機構235に向かって開くように装填機構23
6に挿入される。装填機構236はマガジン242を垂
直方向に往復させて、スロット内に配置されたカセット
244とテープ駆動機構235のカセット挿入スロット
との位置合わせを行う。
【0119】マガジン242の正面、即ちテープ駆動機
構235に背く側面は、各スロットに対応する1列の固
着用の穴(視認できない)を有していて、その中に固着
手段が挿入されるが、その詳細は下記のとおりである。
図21,22に示した、マガジン242内の各スロット
に対応するカセット提示通し穴320は、マガジン24
2の横断方向の寸法にわたって遮られることのない通路
を画定するが、その目的は後述において明らかとなるで
あろう。
【0120】マガジン242のスロットにカセット24
4を挿入すると、スロット内のカセット保持(リテー
ナ)クリップ(視認できず)がカセットをマガジン24
2内にしっかりと保持する。保持クリップは、スロット
の正面沿いのいかなる位置にも定置されるタブを含んで
構成されることが可能である。好都合にも、カセット2
44は、マガジン242内に摩擦力によって固定され
る。マガジン242内のスロットが駆動機構235向き
に配向されることによって、カセット244の離脱は、
マガジン242が装填機構236からイジェクトされる
まで防止される。
【0121】図16を参照すると、マガジン242の両
側面沿いに垂直のフランジ(308,310)が配置さ
れていて、それらはマガジン242と同一のプラスチッ
ク材料を用いて形成されることができる。一方のフラン
ジ308は中実であるが、もう一方のフランジ310
は、各カセットのスロットに対応してその中に形成され
た複数対の登録孔306を有する。垂直方向に間隔をお
く各対の登録孔306は、マガジン位置感知機構に対す
るフラグとして働く。この機構には、上部及び下部の発
光器並びに検出器の対(312、314)が含まれる。
図21,22には1個の発光器312及びそれに対応す
る検出器314のみを示す。図24においては、両対と
も視認できる。フランジ310に付随する上部及び下部
の発光器/検出器の対は互いに関連して作動する。
【0122】両対とも起動されている場合は、マガジン
242は、そこに位置するカセットを駆動機構に挿入
し、又はカセットを駆動機構から対応するマガジン24
2のスロットへと引き戻すことが可能である相対的に狭
いトレランスの範囲内の位置に存在するであろう。マガ
ジン位置感知機構は装填機構制御回路302に接続され
ている。発光器は赤外線LEDであってもよく、かつ検
出器はフォトトランジスタであってもよい。二対の発光
器/検出器対を用いてマガジンの位置を感知すること
は、全高5.25インチの形態要因の輪郭内での適正な
操作に重要である。このマガジン位置感知機構は、形態
要因の外部でマガジンが移動することになると思われ
る、運動の行き過ぎなしにマガジンを正確に位置決めす
ることを許容する。
【0123】マガジン242のスロット内のカセット2
44の存在を判定するために、もう一つの発光器316
及び検出器318(図21参照)が装填機構236の反
対側に取り付けられている。これら機器は装填機構制御
回路302に接続されている。与えられたスロット内に
カセット242が全く存在しないときは、マガジン24
2内の各スロットに対応するカセット提示通し穴320
は、光が発光器316から検出器318へと通過させ
る。カセット244がマガジン242の隣接するスロッ
ト内に存在するときは、光の通路が遮断され、信号が装
填機構制御回路302に送られる。
【0124】第三のセンサ機構は装填機構236内に取
り付けられていて、各カセット244がマガジン242
のそれのスロット内に適正に配置されているか否かを判
定する。これは、不適性に配向されたカセットが駆動機
構235に挿入されることを防止する。装填機構236
の左側面には、カセット定位発光器322(図21参
照)が位置していて、間隙240を横断する方向に面し
ている。発光器312を直接横切る装填機構236の右
側面には、カセット定位検出器324が定置されてい
る。検出器324は、カセット244の面取り縁246
を横切って届く発光器322からの光を感知する。カセ
ットが他のいかなる様式にて(例えば、上下が反対に、
又は後向きに)配向されていても、光は発光器322か
ら検出器324へと届くことができず、適切な信号が装
填機構制御回路302に送られる。
【0125】マガジン242は、装填機構236に取り
付けられた線形転置アセンブリを用いてテープ駆動機構
235のカセット挿入スロットとの垂直方向の位置合わ
せがなされる。このアセンブリは、装填機構236の正
面の2隅に位置し、かつ二対の駆動ホイール(328,
330)(図18参照)において終了する、モータ作動
による第1歯車列(326)(図16,18参照)を備
えている。第1歯車列326は、図16,18において
最も良く認められるとおり、装填機構236の一方の側
に取り付けられたマガジン駆動モータ332を備え、か
つこれによって駆動される。
【0126】好ましい実施態様においては、マガジン駆
動モータ332は、5,000rpmにて作動することが
可能であり、マガジン242を相対的に高速度かつ高精
度で移動させるために、比較的に高率の最終歯数比(好
ましい実施態様では約100:1)で動力を第1歯車列
326に与える。この高い歯数比によって実現される追
加的利点は、より少ない減速比を有する歯車列に接続さ
れたモータに時々付随するドリフトが存在しないため
に、停止が正確であるという利点である。高い歯数比は
また、モータ332が速やかにその最高速度に達し、よ
り少ないひずみのもとで作動するようにする。
【0127】マガジン242が適正な姿勢にあって、そ
のスロットのうち1個をテープ駆動機構235のカセッ
ト挿入スロットに提示するときは、検出器314の対は
ともに、対応する発光器312からの光によって起動さ
れるであろう。マガジン242が上下に移動するにつれ
て、検出器の状態のシーケンスは以下に述べるように予
期される。マガジンの正確な位置決めは、カセットの誤
作動による停止という問題を避けるためには決定的に重
要である。このことは、装填機構制御回路302のマイ
クロプロセッサ294が実行する位置決めアルゴリズム
によって達成される。
【0128】位置決めアルゴリズムの2つの構成部分が
その精度を高める。第1の構成部分は、常に同一方向か
らスロットに接近するためのものである。これによっ
て、マガジンは、与えられたマガジンスロットの、上面
であれ下面であれその辺縁と常に関連付けて位置決めさ
れることが確保される。アルゴリズムは、マガジン24
2を上方に移動させつつ、装填機構236が常にスロッ
トに接近することを確実に行わせ、マガジンが「スロッ
トに合っている」ことを表示する上縁と常に相対配置さ
れることを含む。位置決めアルゴリズムの第2の構成部
分は、「スロットに合っている」状態に徐々に最終的に
接近させるためのものである。これによって、変化する
摩擦及び装填条件のもとで高速度からマガジン242を
力学的に停止させようとすることが回避され、精度の低
下を招き得ることが回避される。この代わりに、スロッ
ト上にあるとの表示に先立って、直流モータの制動信号
が発される。
【0129】理想的には、モータ332を継続して低速
度で作動させることが可能であることが望ましい。しか
しながら、モータの失速という問題を防止するには、こ
の制御方法は、モータの強固な位置決めフィードバック
又は精緻なモータ駆動用のエレクトロニクスを必要とす
るであろう。好ましい実施態様における、モータの低速
度を得るためのアプローチは、モータのオープンの「微
細な段刻み」を必要とする。「微細な段階」とは、2.
5ミリ秒(ms)のモータの完全オンに続く25msのモー
タの完全オフとして定義される。したがって、各微細段
階は27.5msの時間長である。マガジン位置検出器3
14は、各微細段階を経過しつつ監視される。「スロッ
トに合っている」との表示が認められると、更に3段の
微細段階が経過され、モータ332の停止に至る。
【0130】3段の追加的な微細段階を要する理由は、
辺縁に関する目的、即ち、それが何であれ(例えばカセ
ットの着脱の間の)マガジンのいかなる動きも、スロッ
トに合っているとの表示を失わせることがあり得ること
から、スロットに合っているとの表示のまさにその辺縁
での停止も望ましくないことのためである。典型的に
は、スロットに合っているとの表示は約16微細段階の
「幅」であるが、これは負荷及び摩擦力に応じて変化さ
せることが可能である。
【0131】マガジンの位置決めが成功したかどうかの
確認は、異なる2回において行われる。第1に、選ばれ
たスロットにマガジン242が定置された後、短時間の
遅延が発生してすべての機械的な共振を鎮静させる。そ
うして、スロットに合っている状態が確認される。第2
の確認は、カセットの脱着の直前に発生する。確認が失
敗した場合に備えて、3回の試みが問題点を解決するた
めになされる。万一、3回の試みの後で問題点が修正さ
れなかった場合は、ファームウェアの再始動が生じる。
修正操作は下記のとおりである。
【0132】いずれの検出器314も活動していないな
らば、重大な誤定置が発生している。この条件下では、
これがマガジンとそれの駆動コロとの不連動を生起して
いる可能性があることから、修正の試みは全くなされな
い。代わって、ファームウェアの再始動が行われる。し
かし、一般的には、検出器314のうち少くとも1個は
活動しているものと思われる。修正作用には、隣接する
スロットの位置決め及びその後の原スロットへの復帰を
必要とする。マガジンの両端の位置にあるスロット(第
1及び第4スロット)に関しては、内側の最も近いスロ
ットに再度位置決めすることが唯一の選択枝である。内
側のスロットに関しては、現在のスロットの上方又は下
方のいずれかのスロットにマガジンを再度位置決めする
ことが可能であり、実際には、これらの内側のスロット
に関しては、継続的な修正の試みによって、現在のスロ
ットの上方又は下方の隣接するスロットへと交互に再度
の位置決めがなされる。
【0133】マガジン242は、装填機構236の全体
を貫いて垂直方向に延伸する、類似の形状をなすマガジ
ン間隙240内に挿入される。間隙240及びマガジン
242は、断面は概ね矩形であり、正面、背面及び2側
面を画定する。上記の通り、マガジン242は、そのス
ロットの開口部が背後を向くように配向されている。駆
動ホイールの上部及び下部の対(328,330)はマ
ガジン242の前部に接触している。下部駆動ホイール
330は、間隙240の正面下部の2隅を横切る軸33
4(図18参照)に回転可能に取り付けられている。
【0134】上部駆動ホイール328は、間隙240の
正面上部の2隅を横切る軸336に回転可能に取り付け
られている。マガジン駆動ホイールの各一対は、マガジ
ン242の前後方向中心線に関して互いに対称の関係と
なるように配置される。駆動ホイール(328,33
0)は、装填機構236の軸受け面338から与えられ
る反作用の力によって反射される後向きの力をマガジン
242に及ぼす。軸受け面338は、垂直の桟に前向き
に面している。好ましい実施態様においては、各軸受け
面338は、垂直方向の円滑な往復運動を生起する助け
となる二個のローラ(例えば340)を有する。
【0135】好ましくは、駆動ホイール(328,33
0)は天然又は合成ゴム材料、例えばポリウレタンを用
いて作製される。その材料は、軸受け面338のローラ
340に向かってマガジン242を圧迫するに足る柔軟
性を有していなければならない。その結果、軸受け面3
38のローラ340との過剰な摩擦なしに滑りのない駆
動作用が生起される。更に、駆動ホイールの材料はショ
ア硬さが約65〜80の範囲内にあることが好ましい。
ホイール(328,330)は牽引力を高めるためのラ
ジアルスリットを有することもできる。
【0136】マガジン242は、垂直方向に調整可能で
あり、選ばれたマガジンスロットをテープ駆動機構23
5のカセット挿入スロットに提示するように定置され
る。ある特定のマガジンスロットとカセット挿入スロッ
トとの位置合わせがなされている場合、マガジンの動き
は、マガジン242の固着用の穴(視認できない)の内
部に延伸するマガジンロックタブ342によって制約さ
れる。ロックタブ342は、図17,18に最も良く認
められるとおり、装填機構236の前端内側において旋
回可能に取り付けられている。
【0137】装填機構制御回路が指令すると、マガジン
ロックソレノイド344がロックタブ342をその延伸
位置へと起動する。マガジンロックばね346はロック
タブ342をそのひっこみ位置へと付勢している。ロッ
クタブは、不適切な時間にマガジン242が装填機構2
36から離脱することを防止する保護装置として働く。
カセットマガジン装填機構に対するその後の変更におい
て、発明者らはロックタブ342を撤去した。しかし、
ユーザーの環境によっては、この特徴点を備えることが
望ましいこともあると思われる。
【0138】装填機構236は、カセット244をテー
プ駆動機構のカセット挿入スロット内に移動させ、か
つ、テープ駆動機構によってイジェクトされたときには
カセットを引き戻すための移送手段を備えている。好ま
しい実施態様においては、この移送手段には、カセット
移送モータ348(図17,18参照)、カセット駆動
ホイール(350,351)、及びカセット駆動ホイー
ル連動アセンブリ(352,354)が含まれる。カセ
ット連動アセンブリ(352,354)は、同一の構成
部分を有し、装填機構236の正対する側面に取り付け
られる。
【0139】図18,19及び20を参照すると、カセ
ット連動アセンブリ354には、連動ソレノイド35
6、ソレノイドピストン357、1対のスイングアーム
358、リンクプレート360、及び、2本の遊星歯車
軸364が含まれる。軸364の端部は、リンクプレー
ト360のスロット366の内部に滑動するように配置
される。リンクプレート360の一端は、中心ピン37
0の周りに旋回可能であるベルクランク368の端部に
結合されている。他方のカセット連動アセンブリ352
のリンクプレート(360’)の一端はベルクランク3
68の他方の端部に結合されている。
【0140】連動ソレノイド356は装填機構236の
後端に取り付けられているため、そのピストン357は
装填機構236を横断する方向に延伸する。ピストン3
57はリンクプレート360に結合されていて、これを
横断方向に移動させる。ベルクランク368は、ソレノ
イド356の起動を介して2枚のリンクプレート(36
0,360’)の同等かつ対向する横断方向の同時運動
を可能にする。リンクプレート360の外向き横断方向
の運動に際し、スロット366によって生起されるモー
メントが遊星歯車軸(362,364)を外側に押し出
すために、両スイングアーム358は結合軸372の周
囲を外向きに旋回する。遊星歯車軸(362,364)
はスロット366の内部で自由に滑動して、誤動作によ
る停止を防止する。
【0141】再び図18を参照すると、カセット移送モ
ータ348は、マガジン242のスロットとテープ駆動
機構235のカセット挿入スロットとの垂直方向の位置
合わせがなされた後に、装填機構制御回路302によっ
て起動される。カセット移送モータ348は、装填機構
236の一隅に取り付けられた第二の歯車列374を駆
動する。第二の歯車列374は調時ベルト376をプー
リー(378,380)を周回するよう駆動する。プー
リー(378,380)は、各リンクプレート(36
0,360’)の端部に取り付けられた遊星歯車アセン
ブリ(例えば、378、380及び382)(図19参
照)を介してカセット駆動ホイール(350,351)
を回転させる。
【0142】カセット駆動ホイール(350,351)
は、歯車類(378)を支持する同一の軸384の端部
に取り付けられる。連動ソレノイド356はカセット駆
動ホイール(350,351)を側方に移動させるよう
に起動及び停止することが可能で、カセット244の1
個の端部辺縁を連動及び脱連動させて、これをマガジン
242とテープ駆動機構235のカセット挿入スロット
との間で推進する。
【0143】図23〜26は、引出し234内の装填機
構236の内部でカセットマガジン242を上下に往復
させる方法を示す、一連の拡大側面図である。上部及び
下部マガジン駆動ホイール(328,330)がマガジ
ンと連動して垂直方向にこれを往復させることが示され
ている。図23〜26はまた、カセット駆動ホイール
(350,351)がカセット244のうち選ばれた1
個と連動し、かつこれをマガジン242とテープ駆動機
構235の挿入スロットとの間で移送することを可能と
する方法をも示す。
【0144】各カセット244は、テープ駆動機構23
5のカセット挿入スロットとの位置合わせがなされるよ
うに選択的に定置し、かつマガジン242から駆動機構
235へと前後に移送することができる。装填機構23
6によるマガジン242の垂直方向の往復運動の際、カ
セット駆動ホイール連動アセンブリ(352,354)
は、連動ソレノイド356のピストン357の引き戻し
作用によって、それらの引き戻された位置、すなわち装
填機構236の中心線から離れる位置に保たれる。ピス
トン357の外側の端部はリンクプレート360の内側
の端部に結合されている。
【0145】ピストン357がその引き戻された位置に
あるときは、リンクプレート(360,360’)それ
らの最外側の範囲に存在し、スイングアーム358をや
はり外側に強制的に向かわせる。この配置においては、
カセット駆動ホイール(350,351)はその最外側
の位置にあり、隣接するマガジンスロットに位置するい
かなるカセット244とも接触することがない。マガジ
ン242の所定のスロットとテープ駆動機構235のカ
ートリッジ挿入スロットとの位置合わせがなされたとき
に、連動ソレノイド356が起動され、ピストン357
は延伸する。リンクプレート(360,360’)は、
ベルクランク368の作用に起因して同時に内側に移動
する。これがスイングアーム358を密閉箱232の中
央部に向けて回転させる。
【0146】ここで、スイングアーム358の端部の駆
動ホイール(350,351)は、予め選ばれたカセッ
ト244の側面と連動するに充分なだけ内側に定置され
る。この時点で、カセット移送モータ348が起動され
る。モータ348は、調時ベルト376に動力を与え
る。これがカセット連動ホイール(350,351)を
駆動して、カセット244をマガジン242とテープ駆
動機構235との間を縦方向に推進する。カセットマガ
ジン装填機構236の最近の改作において、本発明者ら
は、連動ソレノイド356に用いる直流モータ及び駆動
機構を置き換えるに際して、許容し得る性能を達成し
た。
【0147】マガジン装填機構236は、1着脱サイク
ルを8.5秒間又はそれ以下で実行することが好まし
い。1サイクルは、カセット244がテープ駆動機構2
35から取り出され、マガジン242内に再挿入され、
マガジン242に指標付けがなされ、かつ第二のカセッ
ト244がテープ駆動機構235に装填される時間から
測定される。引出しを机卓の辺縁を越えて完全に引き出
した位置で留め置く場合は、4個を超えるカセットを保
持するマガジンを利用することも可能である。
【0148】同じことは、組み合わされたDAT駆動機
構とマガジン装填機構とをタワー配置されたコンピュー
タに、又はラックに取り付けたコンピュータシステムに
設置する場合にも該当する。その場合、マガジンは、切
り欠き部域258、及びカセットマガジン装填機構23
6の底面カバーの同様の切り欠き部域(視認できず)を
貫く広げられた量を往復させることが可能となる。この
ような操作の方法においては、例えば5個又は12個の
カセットさえも保持するカセットマガジンを使用するこ
とが可能である。
【0149】図28〜31は、複数の故障モードを感知
し、かつ複数の所定の修正作用によって応答するため
に、モータ制御回路302によって実行される制御プロ
グラムを示す集合的に構成されたフローチャートであ
る。装填機構制御回路は、装填機構236の上記の各種
のセンサからの入力を活用する。図28〜31は充分に
詳細であるから、当業者にはこれ以上の説明は必要とさ
れないだろう。
【0150】この第2実施例において、本発明者らは、
自身による全高5.25インチ形態要因のDATテープ
駆動機構とカセットマガジン装填機構との組合わせの好
適である実施態様を説明したが、当業者にあっては、そ
れの変形例及び適応例が生じるであろうことを理解しな
ければならない。例えば、マガジン242及びマガジン
装填機構236は、複数のDC2000テープカートリ
ッジを扱うように変形することも可能であろう。かかる
場合、そのテープ駆動機構235は、1992年1月3
1日出願された米国特許出願第07/830,171号
に示された形式のものであり得る。従って、本件発明に
かかる請求項において、「カセット」なる記載は「カー
トリッジ」をも包含するものと解さなければならない。
【0151】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
セット装填システム及びカセット装填装置を、カセット
の着脱サイクルが短くてしかも安価に提供可能なものと
することができる。また、DATテープ駆動機構とカセ
ットマガジン装填機構との組合わせによる駆動装填装置
を、全高5.25インチの形態要因内に適合させること
ができる。更に、本発明をコンピュータ用周辺メモリ記
憶装置として具体化した場合、それを全高5.25イン
チの形態要因内に適合させると共に、マガジンに装填さ
れた複数のDATカセットのデータの無人記録を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なテープ駆動アセンブリの正面に取り付
けられる、参考例のカセット装填システムの正面側から
の斜視図である。
【図2】カセット装填システムの右側部分断面図であ
る。
【図3】ハウジングの覆いを除去したカセット装填機構
の平面図である。
【図4】テープ駆動アセンブリと関連するカセット装填
機構の平面図である。
【図5】左側アセンブリの歯車を示すカセット連動アセ
ンブリの平面図である。
【図6】図5に示されるカセット連動アセンブリの側面
図である。
【図7】カセットマガジン内のテープを示す平面図であ
る。
【図8】カセットマガジンからテープ駆動機構内に部分
的に挿入されたテープを示す平面図である。
【図9】図9(a)は、装填機構に挿入された後のカセ
ットマガジンの全体を示す図であり、図9(b)は、マ
ガジンが装填機構内でその最低の位置まで下降した後に
おける図9(a)のカセットマガジンの全体を示す図で
ある。
【図10】図10(a)は、第1のテープが装填機構内
で着脱位置にある図9(a)のカセットマガジンの全体
を示す図であり、図10(b)は、マガジンが装填機構
内の第2のテープの着脱位置を通過して上昇する図9
(a)のカセットマガジンの全体を示す図である。
【図11】本発明の実施例であるDATテープ駆動機構
とカセットマガジン装填機構との組合せによる装置であ
って、5.25インチ形態要因に適合する実施例の斜視
図である。この図において、引出しはそれが完全に引き
出された位置にあり、それに装填されたカセットマガジ
ンはそれを完全に上昇させた位置にある。
【図12】図11のDATテープ駆動機構及びカセット
マガジン装填機構との組合わせによる装置の側面図であ
り、この図は、引出し内で下降させた位置にあるカセッ
トマガジンを示す。
【図13】図11のDATテープ駆動機構とカセットマ
ガジン装填機構との組合わせによる装置の側面図であ
り、引出しはそれが完全に引き戻された位置にある。
【図14】図11のDATテープ駆動機構とカセットマ
ガジン装填機構との組合わせによる装置の平面図であ
る。引出しはそれが完全に引き出された位置にあり、そ
の中にカセットマガジンが装填されている。装置の特定
の細目を明らかにするために外側ハウジングの上面パネ
ルは除去され、部分的に破断された箇所がある。
【図15】図12の右端から見たDATテープ駆動機構
とカセットマガジン装填機構との組合わせによる装置の
拡大図である。
【図16】図11のDATテープ駆動機構とカセットマ
ガジン装填機構との組合わせによる装置の前部における
拡大された破断図である。カセットマガジンが引出しの
中に装填され、その引出しが完全に引き出された位置に
あることを示す。カセットマガジンを垂直方向に往復さ
せる駆動機構の細目を明らかにするために、引出しの一
部は破断状態で示されている。
【図17】図11の装置のカセットマガジン装填機構の
上からの拡大平面図である。
【図18】図11の装置のカセットマガジン装填機構の
下からの拡大底面図であり、引出しとの関係、及びDA
TカセットをDATテープ駆動機構内に移送する方法を
示す。この図で視認できるのは、DATカセットをマガ
ジン装填機構とDATテープ駆動機構との間に移送する
モータ、歯車列及びカセット駆動ホイール連動アセンブ
リである。
【図19】図18に示されたカセット駆動ホイール連動
アセンブリのうちの一つの拡大平面図である。
【図20】図19の上端側から見た図19のアセンブリ
の側面図である。
【図21】カセットマガジンの水平方向の断面図であ
り、その中に装填されたカセットを示す。カセットマガ
ジンは、鎖線で示されるマガジン装填機構の内部に装填
されていることが示されている。
【図22】図21と同様の断面図であり、マガジン装填
機構がテープカセットをテープ駆動機構内に縦方向に移
送する方法を示す。
【図23】カセットマガジンの一連の側面図(図23〜
26)の一つであり、カセットマガジンが鎖線で示され
るマガジン装填機構によって上下に往復動される方法を
示す。
【図24】カセットマガジンの一連の側面図(図23〜
26)の一つであり、カセットマガジンが鎖線で示され
るマガジン装填機構によって上下に往復動される方法を
示す。
【図25】カセットマガジンの一連の側面図(図23〜
26)の一つであり、カセットマガジンが鎖線で示され
るマガジン装填機構によって上下に往復動される方法を
示す。特に、図25は、マガジン装填機構がカセットを
マガジンとテープ駆動機構との間に移送する方法を示し
ている。
【図26】カセットマガジンの一連の側面図(図23〜
26)の一つであり、カセットマガジンが鎖線で示され
るマガジン装填機構によって上下に往復動される方法を
示す。
【図27】SCSIインタフェース及びDATテープ駆
動機構を介してのマガジン装填機構制御回路とホストコ
ンピュータとの接続を示すブロック図である。
【図28】複数の故障モードを感知し、かつ複数の所定
の修正作用によって応答するために、装填機構制御回路
によって実行される制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【図29】複数の故障モードを感知し、かつ複数の所定
の修正作用によって応答するために、装填機構制御回路
によって実行される制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【図30】複数の故障モードを感知し、かつ複数の所定
の修正作用によって応答するために、装填機構制御回路
によって実行される制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【図31】複数の故障モードを感知し、かつ複数の所定
の修正作用によって応答するために、装填機構制御回路
によって実行される制御プログラムを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
(20)…カセット装填システム、(22)…装填機構、(24)…
カセットマガジン、(26)…カセット駆動機構としてのテ
ープ駆動機構、(27)…カセット収納器、(28)…カセッ
ト、(34)…カセット存在センサ、(42)…駆動状態センサ
LED、(44)…カセット状態センサLED、(46)…マガ
ジン間隙、(48)…スロット、(76)…マガジン駆動モー
タ、 (102)…マガジン位置感知システム、 (104)…二次
LED、(105)…二次フォトトランジスタ、 (106)…一
次LED、 (107)…一次フォトトランジスタ、 (108)…
マガジン内カセットセンサLED、 (109)…マガジン内
カセットセンサLED、 (112)…カセット定位LED、
(113)…カセット定位フォトトランジスタ、 (126)…カ
セット移送システム、 (128)…カセット移送モータ、
(130)…カセット連動アセンブリ、 (140)…駆動ホイー
ル、 (144)…スイングアーム、 (154)…遊星歯車軸、
(156)…連動ソレノイド、 (157)…ソレノイドピスト
ン、 (164)…リンクプレート(144,154,156,157,164 等
によりカセット連動アセンブリが構成される)、 (232)
…外側ハウジング、 (234)…引出し、 (235)…DATテ
ープ機構、 (236)…カセットマガシン装填機構、 (242)
…カセットマガジン、 (244)…カセット、 (352,354)…
カセット連動アセンブリ。
フロントページの続き (72)発明者 中川 晴日 愛媛県温泉郡川内町吉久650番地13 (72)発明者 ケネス シー. キャンベル アメリカ合衆国 92619 カリフォルニ ア州 オレンジ ノースゴールデンスパ ーウェイ 197 (72)発明者 ウイリアム リンゼイ セオバルド ジ ュニア アメリカ合衆国 92660 カリフォルニ ア州 ニューポートビーチ ポートトリ ニティプレイス 1957 (72)発明者 ロジャー エム. グレイ アメリカ合衆国 75067 テキサス州 ルイスビル ジュニパーレーン 732 (72)発明者 ライル ジェイ. ヘドランド アメリカ合衆国 75062 テキサス州 アービング チェビーチェイス 2502 (72)発明者 レイモンド ディ. ヘイスタンド ザ セカンド アメリカ合衆国 75028 テキサス州 フラワーモンド バッキードライブ 1803 (72)発明者 バリー シー. ノックラー アメリカ合衆国 75067 テキサス州 ルイスビル クロスティンバーズドライ ブ 450 (72)発明者 トマス ヌーナン アメリカ合衆国 75075 テキサス州 プラノタウンバッフドライブ 3200 (72)発明者 ウォーレン ケイ. シャノン アメリカ合衆国 75067 テキサス州 ハイランドビレッジ ハイランドヒルズ レーン 518 (56)参考文献 特開 平1−208759(JP,A) 特開 昭56−134353(JP,A) 特開 昭62−40657(JP,A) 特開 昭62−124665(JP,A) 特開 昭63−42062(JP,A) 特開 昭63−168871(JP,A) 特開 平3−157873(JP,A) 実開 平3−124345(JP,U) 実開 昭62−83247(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/68

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ープ駆動機構とカセットマガジン装填
    機構(236)との組み合わせによる駆動装填装置であ
    って、 般的に矩形である外側ハウジング(232)と、 前記ハウジング内に実質的に完全に収容される引き戻し
    位置から、前部が前記ハウジング前面の横断方向の端部
    を越えて延伸する引き出し位置まで、その縦方向の軸に
    沿って該ハウジング内で滑動させるために設けられた引
    出し(234)と、 前記引出しの後部内に設けられ、前方に向かって開口す
    るカセット挿入スロットを有するテープ駆動機構(23
    5)と、 複数のカセット(244)を垂直方向に積み重ねた配置
    で保持するための、垂直方向に間隔をおく複数の収納器
    を有するカセットマガジン(242)と、 前記カセットマガジンを収容し、かつ垂直方向に往復動
    させるため、及び、該マガジンと前記テープ駆動機構の
    前記カセット挿入スロットとの間でカセットを選択的に
    移送するために、前記引出しの前部に設けられたカセッ
    マガジン装填機構(236)と、を備えてなることを
    特徴とする駆動装填装置。
  2. 【請求項2】 引出しをその引き戻し位置で保持するた
    めのラッチ機構(264)を更に備えてなる請求項
    記載の駆動装填装置。
  3. 【請求項3】 マガジン装填機構に接続されており、か
    つ、カセットをマガジンからテープ駆動機構へと順次着
    脱することを前記マガジン装填機構に自動的に行わせる
    ための装填機構制御回路手段(276)を更に備えてな
    る請求項に記載の駆動装填装置。
  4. 【請求項4】 マガジン装填機構に接続された装填機構
    制御回路手段を更に備えており、コンピュータからテ
    プ駆動機構を通じて伝達されたコマンドの受信に際し
    て、与め選ばれたカセットをマガジンと該テープ駆動機
    構との間で移送する請求項に記載の駆動装填装置。
  5. 【請求項5】 前記マガジン装填機構は、マガジンを連
    動させ、かつ垂直方向に往復させるための第1駆動ホイ
    ール手段(126)と、カセットを該マガジンとテープ
    駆動機構との間で連動させ、かつ縦方向に移動させるた
    めの第2駆動ホイール手段(174)とを備えている請
    求項に記載の駆動装填装置。
  6. 【請求項6】 ハウジングの一対の対向面に結合され、
    かつこれに沿って縦方向に延伸する一対の案内ルール
    (261)であって、引出しを縦方向の滑動に対して連
    動させると共に、支持するための一対の案内ルール(2
    61)を更に備えている請求項に記載の駆動装填装
    置。
  7. 【請求項7】 引出しをその引き戻し位置から前進させ
    る前に、マガジンを所定の位置まで移動させることをマ
    ガジン装填機構に行わせるための手動アクセスアクチュ
    エータ手段(88)を更に備えてなる請求項に記載の
    駆動装填装置。
  8. 【請求項8】 マガジンを完全に引き上げられた合体位
    置まで移動させることをマガジン装填機構に行わせるた
    めの手動マガジンイジェクトアクチュエータ手段(8
    6)を更に備えており、当該手動マガジンイジェクトア
    クチュエータ手段(86)は、引出しがその引き戻し位
    置にあるときは外側ハウジング内に隠蔽されているマガ
    ジン装填機構に取り付けられた手動アクチュエータを備
    えている請求項に記載の駆動装填装置。
  9. 【請求項9】 前記マガジン装填機構は、マイクロプロ
    セッサ(94)と記憶装置(96)とを有する装填機構
    制御回路を備えており、前記記憶装置(96)には、
    の装填制御回路が複数の故障モードを感知し、かつ所定
    の複数の修正作用によって応答することを可能にする操
    作プログラムが記憶されている請求項に記載の駆動装
    填装置。
  10. 【請求項10】 カセットマガジンは4個の収納器を有
    しており、マガジン装填機構は、マガジンがハウジング
    形態要因を越えて移動することなく、該マガジンによ
    る垂直方向の充分な範囲の移動を許容するように、該マ
    ガジンがその中を移動することが可能である切り欠き部
    (258)を備えたトップパネルを有している請求項
    に記載の駆動装填装置。
  11. 【請求項11】 前記テープ駆動機構はDATテープ駆
    動機構である請求項1に記載の駆動装填装置。
  12. 【請求項12】 前記ハウジングが5.25インチ(約
    13.3cm)の形態要因を有している請求項1に記載
    の駆動装填装置。
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