JP3424429B2 - 光走査装置 - Google Patents

光走査装置

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JP3424429B2
JP3424429B2 JP6683996A JP6683996A JP3424429B2 JP 3424429 B2 JP3424429 B2 JP 3424429B2 JP 6683996 A JP6683996 A JP 6683996A JP 6683996 A JP6683996 A JP 6683996A JP 3424429 B2 JP3424429 B2 JP 3424429B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光走査装置に係
り、より詳しくは、光源から発光された光ビームを偏向
して感光体を走査する光走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光走査装置に用いられるポリ
ゴンミラーより前の領域に配置された光学系には、アン
ダーフィルド光学系とオーバーフィルド光学系とがあ
る。アンダーフィルド光学系は複数の反射面を備えたポ
リゴンミラーに入射するレーザービームの走査方向の径
よりポリゴンミラーの各反射面の走査方向の長さが長く
なっており、レーザービームは1つの反射面の一部に入
射する。これに対し、オーバーフィルド光学系はポリゴ
ンミラーに入射するレーザービームの走査方向の径より
ポリゴンミラーの各反射面の走査方向の長さが短くなっ
ており、レーザービームは複数の反射面に同時に入射す
る。
【0003】アンダーフィルド光学系とオーバーフィル
ド光学系とを比較すると、オーバーフィルド光学系で
は、感光体に所定の大きさのスポットを生ずさせるのに
必要な反射面の走査方向の長さを大幅に小さくすること
ができ、同じ直径のポリゴンミラーに、アンダーフィル
ド系より多くの反射面を備えることが可能となる。よっ
て、ポリゴンミラーをアンダーフィルド光学系より比較
的低速で回転させると共に消費電力の少ないポリゴンミ
ラー駆動装置が使える等の利点がある。
【0004】しかし、オーバーフィルド光学系では、前
述したように、入射したレーザービームの光束の一部を
反射することから、図7(a)に示すように、反射面に
入射するレーザービームの光量は反射面の光軸に直交す
る方向の長さに比例し、あるタイミングで位置22N1
に、また、あるタイミングで位置22N2 に位置してい
る1つの反射面への各々の入射光量の比は、H1 :H2
(H2 =H1 ・COSθ)となる。即ち、入射光の光軸
に対するポリゴンミラーの走査角度θが大きくなるに伴
い、図7(b)に示すように、反射面に入射される光量
が減少し、図9(a)に示すように、感光体上の画像領
域の開始点から中央COS(Center OfScan)に向かっ
て除々に増加すると共に中央COSから画像領域の終了
点に向かって除々に減少する。
【0005】また、反射面に入射するレーザービームの
光量分布Bは一様な分布でなく、図8に示すように、光
軸Cを中心としてガウス分布となる。よって、あるタイ
ミングで位置22N3 に、また、あるタイミングで位置
22N3 に位置している1つの反射面の各々は、ガウス
分布の各々異なる領域の部分を切り出すため、切り出す
位置により光量が変化する。
【0006】このように、入射光の光軸に対するポリゴ
ンミラーの走査角度θが大きくなるに伴いFナンバーが
大きくなると共に、反射面に入射するレーザービームの
光量分布がガウス分布となるため、所謂正面入射、即
ち、感光体の中央COS、該中央COSにレーザービー
ムが入射する反射面の入射点、及びこのときのレーザー
ビームの光軸が同一平面内にある場合、回転する反射面
によりレーザービームを偏向させて感光体を走査する場
合、感光体の1つの走査線の入射光量は、図9(a)に
示すように、感光体上の画像領域の開始点から中央CO
Sに向かって除々に増加すると共に中央COSから画像
領域の終了点に向かって除々に減少する。よって、感光
体の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡って画質に
悪影響を与える程ばらつく。なお、所謂サイド入射、即
ち、感光体の中央COS、該中央COSにレーザービー
ムが入射する反射面の入射点、及びこのときのレーザー
ビームの光軸が同一平面内にない場合も、感光体の1つ
の走査線の入射光量は画質に悪影響を与える程ばらつ
く。
【0007】従って、オーバーフィルド光学系では、ア
ンダーフィルドの光学系よりも感光体の1つの走査線の
入射光量が走査方向に渡って画質に悪影響を与える程ば
らつく度合いが強い。
【0008】この問題を解決するため、特願平6−30
7846号公報では、ポリゴンミラーより前の領域に、
感光体の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡って略
一定となるようにレーザービームを減光する補正用のフ
イルターを挿入する方法が提案されている。これによ
り、ポリゴンミラーの走査角度に対応する感光体の1つ
の走査線の入射光量のばらつきを簡易に補正することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
6−307846号公報に記載されている方法によれ
ば、ポリゴンミラーより前の領域に補正用のフイルター
を挿入することから、補正用のフィルターによりレーザ
ービームが減光され、感光体に入射する光量が小さくな
るので、光源に大きい電流を供給しなければならず、効
率が悪い。
【0010】また、ポリゴンミラーの走査角度に対応す
る感光体の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡って
細かくばらついている場合には、レーザービームの透過
光量が当該細かくばらついている位置に対応して変化す
るように補正用のフィルターを形成しならず、よって、
容易に補正用のフィルターを生産することができない。
【0011】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、簡易な構成で感光体の1つの走査線の入射光量を略
一定にすることの可能な光走査装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、供給された電流量に応じた光量の光
ビームを発光する少なくとも1つの光源と、前記光源か
ら発光された光ビームを偏向して感光体を走査する走査
手段と、前記感光体の前記走査手段により走査されかつ
入射光量が特異な予め定められた特異部位の前後の領域
で前記感光体の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡
って略一定となるように変化する電流を前記光源に供給
する供給手段と、を備えた光走査装置であって、前記供
給手段を、前記特異部位でレベルが反転する信号又は前
記特異部位の前後の領域でデューティー比が異なる信号
を出力する信号出力手段と、前記信号出力手段から入力
した信号を積分する積分回路と、含んで構成したことを
特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記供給手段から前記光源に供給する電流
量を前記感光体の感度に応じて変更する変更手段を更に
備えたことを特徴とする。
【0014】
【0015】請求項記載の発明は、請求項1又は請求
項2に記載の発明において、前記走査手段を、光ビーム
を反射して偏向すると共に前記光ビームの走査方向の径
より前記走査方向の長さが各々短い複数の反射面を備え
たポリゴンミラーと、前記ポリゴンミラーにより偏向さ
れた光ビームを感光体上でスポット光にする光学系と、
により構成したことを特徴とする。
【0016】ここで、請求項1記載の発明に係る少なく
とも1つの光源からは、供給された電流量に応じた光量
の光ビームが発光される。走査手段は、光源から発光さ
れた光ビームを偏向して感光体を走査する。
【0017】そして、供給手段は、感光体の前記走査手
段により走査されかつ入射光量が特異な予め定められた
特異部位の前後の領域で感光体の1つの走査線の入射光
量が走査方向に渡って略一定となるように変化する電流
を光源に供給する。
【0018】ここで、入射光量が特異な予め定められた
特異部位は、例えば、感光体の1つの走査線の入射光量
が最大又は最少の部位である。
【0019】このように、特異部位が感光体の1つの走
査線の入射光量が最大の場合、供給手段は、当該特異部
位より前の領域で大きさが除々に減少すると共に当該特
異部位より後の領域で大きさが除々に増加する電流を光
源に供給する。
【0020】また、特異部位が感光体の1つの走査線の
入射光量が最少の場合、供給手段は、当該特異部位より
前の領域で大きさが除々に増加すると共に当該特異部位
より後の領域で大きさが除々に減少する電流を光源に供
給する。
【0021】このように、入射光量が特異な予め定めら
れた特異部位の前後の領域で感光体の1つの走査線の入
射光量が走査方向に渡って略一定となるように変化する
電流を光源に供給することから、補正用のフィルター等
の新たな部品がなくとも感光体の1つの走査線の入射光
量を略一定にすることができる。
【0022】更に、請求項記載の発明に係る信号出力
手段は、特異部位でレベルが反転する信号又は該特異部
位の前後の領域でデューティー比が異なる信号を出力す
る。積分回路は、信号出力手段から入力した信号を積分
する。
【0023】このように、積分回路は特異部位でレベル
が反転する信号又は該特異部位の前後の領域でデューテ
ィー比が異なる信号を積分することから、積分回路は、
光源に供給する電流を入射光量が特異な予め定められた
特異部位の前後の領域で感光体の1つの走査線の入射光
量が走査方向に渡って略一定となるように変化させる電
圧を、光源に供給する電流を制御する電流制御部に印加
することができる。よって、電流制御部からは、入射光
量が特異な予め定められた特異部位の前後の領域で感光
体の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡って略一定
となるように変化する電流を光源に供給する。
【0024】ここで、電流制御部は、画像信号出力手段
から出力された画像信号に応じて量を変更する第1の電
流を光源に供給する第1の電流供給部及び光源に供給し
ても光ビームが発光しない第2の電流を光源に供給する
第2の電流供給部の少なくとも一方としてもよい。
【0025】以上説明した請求項1記載の発明に、請求
項2記載の発明のように、変更手段を更に備え、該変更
手段により供給手段から光源に供給する電流量を感光体
の感度に応じて変更するようにしてもよい
【0026】また、請求項1又は請求項2に記載の発明
に係る走査手段を、請求項記載の発明のように、光ビ
ームを反射して偏向すると共に前記光ビームの走査方向
の径より前記走査方向の長さが各々短い複数の反射面を
備えたポリゴンミラーと、前記ポリゴンミラーにより偏
向された光ビームを感光体上でスポット光にする光学系
と、により構成するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照して詳細に説明する。本形態に係る光走査
装置は、図1に示すように、レーザービームを発光する
半導体レーザ12、半導体レーザ12から発光されたレ
ーザビームを反射してポリゴンミラー22に入射させる
反射ミラー18、及びポリゴンミラー22から反射した
レーザービームにより走査される感光体26を備えてい
る。なお、感光体26は、図示しない搬送手段により副
走査方向に搬送される。
【0028】また、半導体レーザ12及び反射ミラー1
8間、ポリゴンミラー22及び感光体26間には、それ
ぞれ、半導体レーザ12から発光されたレーザビームを
主走査方向に略平行光にするコリメーターレンズ14及
びf・θレンズ20が配置されている。
【0029】更に、半導体レーザ12及び反射ミラー1
8間、ポリゴンミラー22及び感光体26間には、それ
ぞれ、半導体レーザ12から発光されたレーザビームを
副走査方向にのみ集光するシリンダレンズ16及びシリ
ンダミラー24が配置されている。
【0030】一方、感光体26上の画像領域の開始点
(又は画像領域の終了点でもよい)近傍(画像領域外)
に対応する光軸上の位置には、反射ミラー19が配置さ
れている。反射ミラー19から反射したレーザービーム
の光軸には、光学系17及びSOS(Start Of Scan )
センサ15が配置されている。なお、SOSセンサ15
は、反射ミラー19から反射したレーザービームが入射
すると、感光体を走査するタイミングをとるためのタイ
ミング信号(以下、SOS信号という)を出力する。
【0031】次に、本形態の制御系を説明する。本制御
系は、図2に示すように、図示しない筺体内に半導体レ
ーザ12と共に半導体レーザ12の近傍に配置されかつ
半導体レーザ12から発光したレーザービームを受光す
るフォトダイオード28を備えている。フォトダイオー
ド28には、フォトダイオード28から、該フォトダイ
オード28が受光したレーザービームの光量に対応する
電圧(以下、モニタ電圧という)が非反転端子30+
印加されると共に基準電圧VREFが反転端子30-
印加されるコンパレータ30が接続されている。
【0032】コンパレータ30の出力端子30O には、
モニタ電圧と基準電圧VREFとが等しくなるように半
導体レーザ12に供給するための初期設定駆動電流制御
電圧V0 を制御するサンプルホールド制御部32が接続
されている。
【0033】サンプルホールド制御部32には、サンプ
ルホールド制御部32から印加された初期設定駆動電流
制御電圧V0 を後述する補正データにより補正する補正
回路34が接続されている。補正回路34には、該補正
回路34からの電圧に対応して半導体レーザ12に供給
する駆動電流を、図示しない画像信号出力手段から出力
された画像信号(DATA)に応じて量を変更(オン/
オフ)するSW電流制御部36が接続されている。これ
により、画像信号(DATA)に応じてオン/オフされ
た駆動電流が半導体レーザ12に供給される。
【0034】一方、半導体レーザ12には、印加された
BIAS電圧に対応するレーザ発振開始電流以下の一定
なBIAS電流を半導体レーザ12に供給するBIAS
電流制御部38が接続されている。
【0035】このように半導体レーザ12には、SW電
流制御部36からの画像信号(DATA)に応じてオン
/オフされた駆動電流とBIAS電流制御部38からの
BIAS電流とが加算された電流が供給される。
【0036】次に、補正回路34を図3を参照して詳細
に説明する。補正回路34は、図示しないタイミング信
号出力手段に抵抗R1 、R2 の少なくとも一方を介して
接続された積分回路40を備えている。積分回路40に
は、サンプルホールド制御部32及びSW電流制御部3
6に接続された加算回路44が接続されている。
【0037】積分回路40は、タイミング信号出力手段
から抵抗R1 、R2 の少なくとも一方を介して、図4
(b)に示すように画像領域の開始点からハイレベルに
立ち上がりかつ中央COSでローレベルに立ち下がる電
圧波形の補正クロック信号が入力される反転端子4
- 、及びアースされた非反転端子42+ を備えたオペ
アンプ42を備えている。
【0038】抵抗R1 の両端にはスイッチSW1 が接続
され、抵抗R2 の両端にはスイッチSW2 が接続されて
いる。スイッチSW1 、SW2 は、タイミング信号出力
手段からの補正ゲイン切換信号が入力されるとオン状
態、オフ状態が切り換わる。
【0039】オペアンプ42の出力端子42O は抵抗R
4 を介して加算回路44に接続されていると共に並列に
接続された抵抗R3 、コンデンサC1 、及びスイッチS
3を介して反転端子42- に接続されている。なお、
スイッチSW3 には、SOS信号が入力され、これによ
り、一旦、所定時間オン状態となる。
【0040】加算回路44は、オペアンプ42の出力端
子42O に抵抗R4 を介して接続されていると共に抵抗
5 を介してサンプルホールド制御部32が接続された
非反転端子46+ を備えたオペアンプ46を備えてい
る。オペアンプ46の出力端子46O はSW電流制御部
36に接続されていると共に抵抗R6 の一端に接続さ
れ、抵抗R6 の他端は反転端子46- に接続されている
と共にアースされている。
【0041】なお、本形態では、抵抗R4 、R5
6 、R7 の抵抗値を同じ(R4 =R5=R6 =R7
にしており、積分回路40の出力電圧とサンプルホール
ド制御部32の出力電圧の和の電圧がSW電流制御部3
6に印加される。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。前
述したように、半導体レーザ12にはSW電流制御部3
6からの画像信号(DATA)に応じてオン/オフされ
た駆動電流とBIAS電流制御部38からのBIAS電
流とが加算された電流が供給される。このように電流が
供給されると半導体レーザ12は供給された電流量に応
じた光量のレーザービームを発光する。半導体レーザ1
2から発光されたレーザービームは、コリメーターレン
ズ14に入射して、主走査方向に略平行光になると共
に、更にシリンダレンズ16に入射して、副走査方向に
のみ集光する。このように、主走査方向に略平行光にな
ると共に副走査方向にのみ集光されたレーザービーム
は、反射ミラー18により偏向して比較的低速回転して
いるポリゴンミラー22の複数の反射面に同時に入射す
る。
【0043】ポリゴンミラー22に入射したレーザービ
ームは、反射面で偏向してf・θレンズ20に入射し、
f・θレンズ20により主走査方向に更に集光されると
共に主走査方向に一定の走査速度で移動(偏向)しなが
らシリンダミラー24に入射する。シリンダミラー24
よりレーザービームは、副走査方向にのみ更に集光され
て感光体にスポット光として結像される。
【0044】ここで、ポリゴンミラー22により感光体
26を主走査したレーザービームは、画像領域の開始点
に到達する前に反射ミラー19から反射して、光学系1
7を介してSOSセンサ15に入射する。レーザービー
ムが入射したSOSセンサ15は、SOS信号を、図4
(a)に示すタイミングで図示しないタイミング信号出
力及びスイッチSW3 に出力する。
【0045】SOS信号を入力したタイミング信号出力
手段は、SOS信号を入力したタイミングに基づいて、
図示しない画像信号出力手段に信号出力命令を出力する
と共に、図4(b)に示す電圧波形の補正クロック信号
を抵抗R2 、R1 の少なくとも一方を介してオペアンプ
42に出力する。
【0046】前述したように、非反転端子42+ がアー
スされているオペアンプ42は、反転端子42- を介し
て入力した画像領域の開始点からハイレベルに立ち上が
りかつ中央COSでローレベルに立ち下がる電圧波形の
補正クロック信号を積分し、また、SOS信号を入力し
たスイッチSW3 は一旦、所定時間オン状態となってリ
セットされることから、このオペアンプ42により生成
される補正データは、図4(c)に示すように、画像領
域両端部(画像領域の開始点、画像領域の終了点)で値
が0、画像領域の開始点から中央COSまで除々に小さ
くなり、中央COSから今度は除々に大きくなる。よっ
て、補正データは0以下の値となる。
【0047】なお、補正データのゲインは、抵抗R1
2 の接続状態と抵抗R3 とにより定まり、表1に示す
通りである。但し、R1 =R、R2 =2Rとする。
【0048】
【表1】
【0049】例えば、ゲインがG1 (=1)の場合に
は、オペアンプ42から出力される補正データは図4
(c)の点線で示す波形h1 となり、また、補正ゲイン
がG2 (=1/2)の場合には、オペアンプ42から出
力される補正データは図4(c)の実線で示す波形h2
となる。
【0050】ここで、抵抗R1 、R2 、R3 によって如
何なるゲインにするかは次のように定めている。即ち、
感光体26の1つの走査線の入射光量を予め測定して、
感光体26の1つの走査線の入射光量分布を検出し、検
出した入射光量分布に基づいて、感光体のレーザービー
ムの入射光量が図9(b)に示すように主走査方向に略
一定となる積分回路40のゲインを求めて抵抗値を設定
する。
【0051】また、スイッチSW1 、SW2 のオン、オ
フによりゲインを調整できるようにしたのは、感光体の
感度により必要とする感光体の1つの走査線の入射光量
が変化することに対応するためである。
【0052】そして、補正データは、サンプルホールド
制御部32から印加された初期設定駆動電流制御電圧V
0 と加算されてオペアンプ44の非反転端子46+ に印
加される。前述したように、本形態では、R4 =R5
6 =R7 としているので、オペアンプ44は、図4
(d)、図4(e)に示すようなSW電流制御信号
()をSW電流制御部36に出力する。なお、補正ゲ
インがG1 (=1)の場合にはSW電流制御信号が、
補正ゲインがG2 (=1/2)の場合にはSW電流制御
信号が、SW電流制御部36に入力される。また、前
述したように、補正データ(図4(c)参照)は、画像
領域両端部で値が0、画像領域の開始点から中央COS
まで除々に小さくなり、中央COSから今度は除々に大
きくなるので、SW電流制御信号()は、画像領域
両端部でV0 (の場合)、2V0 (の場合)とな
り、両端部以外の画像領域ではV0 (の場合)、2V
0 (の場合)から補正データを減算した値となる。
【0053】タイミング信号出力手段から出力された信
号出力命令により画像信号出力手段は画像信号(DAT
A)をSW電流制御部36に出力し、SW電流制御部3
6は、画像信号(DATA)に基づいて画像領域で画像
が形成されるように、SW電流制御信号()をオ
ン、オフする。そして、半導体レーザ12には、SW電
流制御部36から、SW電流制御信号()に対応し
た電流とBIAS電流とが加算されて供給される。
【0054】ここで、SW電流制御部36から半導体レ
ーザ12に供給される電流は、図4(d)、図4(e)
に示すSW電流制御信号、に対応するので、同様
に、中央COSより前の領域で大きさが除々に減少する
と共に中央COSより後の領域で大きさが除々に増加す
る。
【0055】従って、従来、図6(a)に示すように、
画像領域の開始点から中央COSに向かって除々に増加
すると共に中央COSから画像領域の終了点に向かって
除々に減少していた感光体に入射する光量が、図6
(b)に示すように、感光体の1つの走査線の入射光量
が主走査方向に略一定となる。
【0056】以上説明したように本形態によれば、感光
体の中央より前の領域で大きさが除々に減少すると共に
感光体の中央より後の領域で大きさが除々に増加する電
流を半導体レーザに供給することから、簡易な構成で感
光体の走査方向の各位置の入射光量を略一定にすること
ができ、適正画像を形成することができる。
【0057】また、本形態では、電流制御により感光体
の走査方向の各位置の入射光量を略一定にすることがで
きるので、補正用のフィルターにようにレーザービーム
を減光しないので、ロスがなく、効率がよい。
【0058】以上説明した第1の実施の形態では特異部
位が感光体の中央でかつ入射光量が多い1点の場合を例
にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、入射光量が多い位置が感光体の中央より前の領域で
も後の領域の場合にも適用できる。更に、入射光量が多
い位置が複数存在する場合にも適用できる。なお、この
場合には、入射光量が多い位置に対応してレベルが反転
する補正クロック信号を発振するようにすればよい。
【0059】また、前述した第1の実施の形態では、感
光体の入射光量が高い位置を境に補正クロック信号をハ
イレベルからローレベルに反転するようにしているが、
本発明はこれに限定されるものでなく、感光体の入射光
量が高い位置を境に補正クロック信号をローレベルから
ハイレベルに反転するようにしてもよい。なお、この場
合、補正クロック信号を発振する発振器と積分回路との
間に補正クロック信号のレベルを反転する反転器を追加
するようにすればよい。
【0060】更に、前述した第1の実施の形態では、特
異部位が他の領域より入射光量の多い場合を例にとり説
明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、特異
部位が他の領域より入射光量の少ない場合にも適用でき
る。
【0061】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。本形態は、第1の実施の形態の構成と同様の構成を
有する部分があるので、同一部分には同一の符号を付し
てその説明を省略し、異なる部分のみ説明する。なお、
本形態は、中央COSを含む一定領域(特異部位)の入
射光量が他の領域より多くなっている感光体の走査線の
入射光量を補正するものである。
【0062】本形態の補正回路43は、図5に示すよう
に、前述したタイミング信号出力手段に抵抗R1 、R2
を介して接続されたローパスフィルタ41を備えてい
る。ローパスフィルタ41には、サンプルホールド制御
部32及びSW電流制御部36に接続された減算回路4
5が接続されている。
【0063】ローパスフィルタ41は、タイミング信号
出力手段から抵抗R1 、R2 を介して、図6(b)に示
すように中央COSを含む一定領域内のみで発振する補
正クロック信号を入力する非反転端子43+ を備えたオ
ペアンプ43を備えている。オペアンプ43の出力端子
43O は、抵抗R4 を介して減算回路45に接続されて
いる。また、オペアンプ43の反転端子43- は、コン
デンサC1 を介して抵抗R1 と抵抗R2 との間に接続さ
れていると共に出力端子43O に接続されている。な
お、補正クロック信号の周波数がローパススィルタ41
のしゃ断周波数より十分高くなるように、抵抗値、コン
デンサの静電容量が定められている。
【0064】減算回路45は、オペアンプ43の出力端
子43O に抵抗R4 を介して接続された反転端子4
- 、及びサンプルホールド制御部32に抵抗R5 を介
して接続された非反転端子47+ を備えたオペアンプ4
7を備えている。
【0065】オペアンプ47の出力端子47O はSW電
流制御部36に接続されていると共に抵抗R3 を介して
反転端子47- に接続されている。非反転端子47+
抵抗R5 との間には抵抗R6 の一端が接続され、抵抗R
6 の他端はアースされている。
【0066】次に、本形態の作用を説明する。なお、本
形態の作用は、前述した第1の実施の形態の作用と同一
の作用部分があるので、その説明を省略し、異なる作用
部分のみ説明する。
【0067】前述したように、レーザービームが入射し
たSOSセンサ15は、SOS信号を、タイミング信号
出力手段に出力し、これによりタイミング信号出力手段
は、図6(b)に示すように中央COSを含む一定領域
内のみ補正クロックを発振することにより、抵抗R1
2 を介してオペアンプ43に出力する。
【0068】ここで、オペアンプ43は、コンデンサC
1 とコンデンサC2 の電圧の差を積分するが、補正クロ
ック信号が中央COSを含む一定領域内のみ発振され、
これをプラス単位43+ から入力し、前述したように、
補正クロック信号の周波数がローパススィルタ41のし
ゃ断周波数より十分高くされていることから、図6
(c)に示すように、中央COSを含む一定領域内のみ
立ち上がった補正データを減算回路45に出力する。
【0069】なお、この補正データは、補正クロック信
号のデューティ比を変化させることにより、変化させる
ことができる。即ち、図6(e)に示すように、補正ク
ロック信号のオン時間を、中央COSに向かって除々に
大きくすると共に中央COSから除々に小さくすると、
補正データは、図6(f)に示すように、複数段階に変
化させることができる。
【0070】減算回路45は、サンプルホールド制御部
32からの初期設定駆動電流制御電圧V0 からこの補正
データを減算する。これにより、オペアンプ44から
は、図6(d)、図6(g)に示すようなSW電流制御
信号、がSW電流制御部36に入力される。即ち、
SW電流制御信号は、画像領域両端部を含みかつ上記一
定領域を含まない画像領域で初期設定駆動電流制御電圧
0 、上記一定領域で初期設定駆動電流制御電圧V0
ら補正データを減算した値の大きさの波形となる(図6
(d)、図6(g)参照)。
【0071】よって、半導体レーザ12には、SW電流
制御部36から、図6(d)、図6(g)に示す電圧に
対応した電流とBIAS電流とが加算された加算電流が
供給される。
【0072】ここで、SW電流制御部36から半導体レ
ーザ12に供給される電流は、図6(d)、図6(g)
に示すSW電流制御信号、に対応するので、感光体
26の1つの走査線の内、中央COSを含む一定領域の
みが他の領域より大きさが小さくなる。よって、中央C
OSを含む一定領域の入射光量が他の領域より大きくな
っていた感光体の1つの走査線の入射光量が、略一定と
なる。
【0073】以上説明した第2の実施の形態では、特異
部位が感光体の中央を含む一定領域でかつ入射光量が多
い場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定され
るものでなく、特異部位が感光体の中央を含む一定領域
でかつ入射光量が少ない場合や特異部位が感光体の中央
を含まない定領域でかつ入射光量が多い又は低い場合に
も適用できる。
【0074】また、前述した第1及び第2の実施の形態
では、図2に示すように、補正回路34を、サンプルホ
ールド制御部32とSW電流制御部36との間に挿入し
て、画像信号に応じてオン/オフする駆動電流を補正し
ているが、本発明はこれに限定されるものでなく、BI
AS電流のみを補正するようにしてもよく、また、画像
信号に応じてオン/オフする駆動電流及びBIAS電流
を補正するようにしてもよい。なお、BIAS電流を補
正するためには、BIAS電流制御部38にBIAS電
圧を印加するBIAS電圧印加手段とBIAS電流制御
部38との間に補正回路34を挿入すればよい。このよ
うに、既存の装置に補正回路を追加するのみで感光体の
1つの走査線の入射光量を走査方向に渡って略一定にす
ることができるので、既存の装置を取り替えなくとも当
該光走査装置を適正画像を形成することのできる光走査
装置に変更することができる。
【0075】更に、前述した第1及び第2の実施の形態
では、補正回路を用いて、特異部位の前後の領域で感光
体の1つの走査線の入射光量が略一定となる電流を半導
体レーザに供給しているが、本発明はこれに限定される
ものでなく、画像信号に応じてオン/オフする駆動電流
及びBIAS電流の少なくとも一方の大きさを変化させ
る可変抵抗を用いて特異部位の前後の領域で感光体の1
つの走査線の入射光量が略一定となる電流を半導体レー
ザに供給するようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入射光量
が特異な予め定められた特異部位の前後の領域で感光体
の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡って略一定と
なるように変化する電流を光源に供給することから、補
正用のフィルター等の新たな部品がなくとも感光体の1
つの走査線の入射光量を略一定にすることができる、こ
れにより適正画像を形成することができる、という効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の概略ブロック図である。
【図2】本形態の制御系を示したブロック図である。
【図3】本形態の補正回路の詳細を示した電気回路であ
る。
【図4】本実施の形態のタイミングチャートである。
【図5】第2の形態の補正回路の詳細を示した電気回路
である。
【図6】本実施の形態のタイミングチャートである。
【図7】ポリゴンミラーの反射面に入射されるレーザー
ビームの光量の分布を示した図である。
【図8】ポリゴンミラーの反射面に入射されるレーザー
ビームの光量の他の分布を示した図である。
【図9】感光体に入射するレーザービームの光量の走査
方向の分布を示した線図である。
【符号の説明】
12 半導体レーザ 22 ボリゴンミラー 26 感光体 34 補正回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給された電流量に応じた光量の光ビー
    ムを発光する少なくとも1つの光源と、 前記光源から発光された光ビームを偏向して感光体を走
    査する走査手段と、 前記感光体の前記走査手段により走査されかつ入射光量
    が特異な予め定められた特異部位の前後の領域で前記感
    光体の1つの走査線の入射光量が走査方向に渡って略一
    定となるように変化する電流を前記光源に供給する供給
    手段と、 を備えた光走査装置であって、 前記供給手段を、 前記特異部位でレベルが反転する信号又は前記特異部位
    の前後の領域でデューティー比が異なる信号を出力する
    信号出力手段と、 前記信号出力手段から入力した信号を積分する積分回路
    と、 含んで構成したことを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記供給手段から前記光源に供給する電
    流量を前記感光体の感度に応じて変更する変更手段を更
    に備えたこと特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 前記走査手段を、 光ビームを反射して偏向すると共に前記光ビームの走査
    方向の径より前記走査方向の長さが各々短い複数の反射
    面を備えたポリゴンミラーと、 前記ポリゴンミラーにより偏向された光ビームを感光体
    上でスポット光にする光学系と、 により構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の光走査装置。
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