JP3424062B2 - シャワースタンド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、シャワーヘッド
を支持し、洗面台の天板や水栓本体等に昇降自在に立設
されるシャワースタンドに関し、特に全体をコンパクト
に収めることができ、その配置自由度及び水受けタンク
の配置自由度を向上させることができるシャワースタン
ドに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】洗面化粧台等に設けられる洗髪用のシャ
ワースタンドには、シャワーヘッドを支持し、洗面台の
天板や水栓本体等に昇降自在に立設されるシャワースタ
ンドがある（いわゆるリフト式シャワースタンド）。こ
こで、従来のシャワースタンドにおいては、ホルダー又
は水栓本体（以下単に「ホルダー」とする。）にパイプ
を昇降自在に挿通し、パイプの上方への抜け防止のため
に、このパイプの下端部分に鍔状のストッパーを固着し
て、このストッパーを前記ホルダーの下端に当接可能と
することによりシャワースタンドの必要以上の上昇を抑
制する構成としていた（図５を参照。）。なお、水栓本
体にシャワースタンドを立設するタイプのものにおいて
は水栓本体がホルダーの役割を果たしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなシャワース
タンドにあっては、パイプ長として、ホルダー長に昇降
ストロークとを加えた長さが最低でも必要となり、パイ
プの短寸化を図ることが困離である。ここで、例えば洗
面台の天板にシャワ−スタンドを手前方向に傾斜させて
立設する場合には天板下にてパイプが洗面台の背面方向
に延出するため、このパイプが洗面台の背面板に衝突す
ることのない寸法にパイプを設けなければならず、この
ような場合にはシャワースタンドの昇降量が制限される
ことになっていた。また逆にシャワースタンドの昇降量
を優先させればパイプが長くならざるを得ないためシャ
ワースタンドの傾斜角度などの配置自由度に劣ってい
た。さらには、シャワースタンドから水が滴るため、シ
ャワースタンドの下方に水受けタンクを設けなけれぱな
らないが、この水受けタンクをパイプの真下に設置しな
ければならず、水受けタンクの設置自由度にも劣ってい
た。

【０００４】さらに、パイプの下端部分にその周方向に
ストッパーが突出しているため、昇降の際に、天板下に
設けられている給水管等の他の配管にこのストッパーが
引っ掛かる虞があった。特に、水栓本体にシャワースタ
ンドを立設するタイプのものでは、シャワーホースと水
栓本体の接続管との継手（カプラ）部分が近接している
ためにこれに引っかかり易いという問題も生じていた。

【０００５】本発明の請求項１に記載の発明は前記した
問題点を解決するものであり、パイプの長さを短くし、
全体をコンパクトに収めることができ、パイプの配置自
由度も向上させることができるシャワースタンドを提供
することにある。また、他の目的は、ストッパーが天板
下の他の配管などに引っかかることを少なくし、昇降動
作がスムーズなシャワースタンドを提供することにあ
る。また、請求項２に記載の発明は、前記した請求項１
に記載の発明の目的に加えて、ホルダー下端に、下方に
延出する案内筒を設けて、シャワースタンドから滴る水
をこの案内筒にて案内させることができるシャワースタ
ンドを提供することにある。請求項３に記載の発明は、
さらに前記した目的に加えて、パイプ挿通孔に突出する
ように付勢されたストッパーをホルダー側に設け、パイ
プ側に凹部を設けることにより係止部材及び被係止部を
極めて簡単な構造とし、その製造工程及びコストを低減
し、耐久性やメンテナンスの作業効率も向上させること
のできるシャワースタンドを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のシャワースタンドは、シャワーヘッドを支持すると共
に、ホルダーにパイプを昇降自在に挿通し、洗面台の天
板又は水栓本体に昇降自在に立設されるシャワースタン
ドにおいて、係止部材及び前記係止部材に係止される被
係止部のいずれか一方をパイプの外周面に設け、他方を
ホルダーの内部に設け、係止部材及び被係止部の係止に
より所定の位置にてパイプのそれ以上の上昇を抑制して
パイプの抜けを防止することを特徴とするものである。
ホルダーにパイプを昇降自在に挿通して設けると共に、
従来パイプ下端に鍔状に延出して設けられていたストッ
パーに代えて、パイプの抜け防止の機能を備えた係止部
材及び被係止部をこのホルダー内部及びパイプの外周面
に設けたものである。この係止部材及び被係止部は特定
の部材などに限られるものではなく、ホルダー内におい
てパイプを上下に摺動可能に挿通しつつ、所定の位置に
てパイプのそれ以上の上昇を抑制する手段のすべてを含
む。また、このような手段であれば、係止部材及び被係
止部をパイプの外周面又はホルダーの内部のいずれにそ
れぞれ設けるかは限定されず、パイプの外周面に係止部
材、ホルダーの内部に被係止部を設けることとしてもよ
いし、これとは逆にパイプの外周面に被係止部、ホルダ
ーの内部に係止部材を設けることとしてもよい。この手
段によれば、係止部材及び被係止部をホルダー上方寄り
に設けることにより、ホルダーに挿通されるパイプの長
さを短縮化することが可能である。ホルダーに設ける係
止部材又は被係止部をホルダー上方寄りに設けるほど、
必要な昇降量を確保しつつ、パイプに設けられる被係止
部又は係止部材も上方に設けることができる。したがっ
てパイプの被係止部又は係止部材より下方の不必要な部
位を省略することができ、パイプの短縮化を図ることが
できる。また、ホルダーの内部にパイプの抜け防止用の
係止部材及び被係止部が収まるので、従来のパイプ下端
部のストッパーを不要とすることができる。

【０００７】また、請求項２に記載のシャワースタンド
は、請求項１に記載のシャワースタンドのホルダー下方
に、パイプに滴る水滴を水受けタンクに案内する案内筒
が、パイプを挿通自在に、延設されたことを特徴とする
ものである。請求項１に記載のシャワースタンドによれ
ば、パイプを短縮化できると共に、パイプ下端部のスト
ッパーを略することができるので、ホルダーに下方に延
設された案内筒を装着することができる。この手段によ
ればパイプに滴る水滴を水受けタンクに案内することが
できる。請求項３に記載のシャワースタンドは、請求項
１又は２に記載のシャワースタンドにおいて、係止部材
が、ホルダー内部に設けられパイプ挿通孔に突出するよ
う付勢されたストッパーであって、被係止部が、パイプ
の外周に設けられた凹部であることを特徴とするもので
ある。請求項４に記載のシャワースタンドは、請求項１
から請求項３の何れかに記載のシャワースタンドにおい
て、ホルダーの内部に設けられる係止部材又は被係止部
が、ホルダーの上方寄りに設けられていることを特徴と
するものである。請求項５に記載のシャワースタンド
は、前方に傾斜させて設けたことを特徴とする請求項１
から請求項４までの何れかに記載のシャワースタンドで
ある。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
１から図４に基づいて説明する。

【０００９】このシャワースタンド１は水栓本体Ｓと一
体に設けられており、ホルダー１０と、パイプ４０とを
備えている。また、ホルダー１０はパイプホルダー部１
２を備えており、さらに、ホルダー１０の下方には案内
筒５０が延設されている。また、パイプ４０先端にはシ
ャワーヘッドホルダー３が連設固定されており、パイプ
４０内及び案内筒５０内に挿通されたシャワーホース７
の先端に接続されたシャワーヘッド５を支持収容可能に
設けられている。

【００１０】パイプ４０は略円筒状に設けられており、
その外径はパイプホルダー部１２及び案内筒５０の内径
よりやや小さく設けられ、パイプホルダー部１２内及び
案内筒５０内に摺動可能に挿通されている。パイプ４０
の下端寄りの外周には、パイプ４０の抜け防止のため
に、後述するストッパー３０が係止される被係止用溝４
２が円周状に設けられている。そして、この被係止用溝
４２のパイプ４０先端側は、略傾斜しながら設けられて
おり、パイプ４０を昇降させる際に、ストッパーが被係
止用溝４２にスムーズに係止及び解放されるように設け
られている。また、被係止用溝４２のパイプ４０後端側
は、パイプ４０外表面からパイプ４０の肉厚方向にほぼ
直角に切り欠いて設けられており、ストッパー３０が被
係止用溝４２において確実に係止されるように設けられ
ている。

【００１１】この被係止用溝４２を設ける位置を変更す
ることにより、所望のパイプ４０の最大昇降量を得られ
る。したがって、被係止用溝４２の位置が異なるパイプ
４０に変更することにより簡易に最大昇降量の異なるシ
ャワースタンド１を得ることができる。本実施の形態で
は、後述するストッパー３０の縦断面形状が略矩形に設
けられていることに対応して、ストッパー３０が被係止
用溝４２において確実に係止されるように、被係止用溝
４２の後端側がほぼ直角に切り欠かれているが、ストッ
パーの構成に合わせて確実に係止されるような形状に設
ければよく、必ずしも本実施の形態のように肉厚方向に
対してほぼ直角方向に切り欠いて設けることに限られな
い。また同様に、被係止用溝４２の前端側も傾斜させて
設けることには限られない。

【００１２】次にホルダー１０について説明する。ホル
ダー１０は、上述したようにパイプホルダー部１２を備
えている。パイプホルダー部１２は、水栓本体Ｓと一体
に設けられ、その下端寄りに案内筒５０が連設されてい
る。パイプホルダー部１２の上端寄りにはキャップ２０
及びストッパー３０がそれぞれ嵌合される円孔部１６、
１８が設けられている。円孔部１８は、その内径がパイ
プ４０の外径よりもわずかに大きく設けられており、こ
の円孔部１８にストッパー３０及びスプリング３４が嵌
合されている。

【００１３】ストッパー３０は略Ｃ字状に設けられると
共に断面略矩形状に設けられており、パイプ４０の被係
止用溝４２の後端側にて確実に係止されるように構成さ
れている。また、ストッパー３０にはその外周部に周方
向に沿ってスプリング用溝３２が設けられており、この
スプリング用溝３２に、外形が略Ｃ字状のスプリング３
４が嵌装されて、ストッパー３０をその縮径方向に付勢
し、被係止用溝４２にストッパー３０が確実に係止され
るように構成されている。さらに、ストッパー３０上側
の円孔部１８には、断面Ｕ字状のパッキン３８が嵌合さ
れており、そしてストッパー３０とパッキン３８の間に
は、パイプ４０を円滑に回動させるためのスリップ板３
６が嵌装されている。したがって、特に本実施の形態の
ように、略Ｃ字状に形成されたストッパー３０の切り欠
き部分が、上方のパッキン３８に食い込むことを防止
し、パイプ４０を円滑に回動させることができる。ま
た、その縮径方向に付勢されているストッパー３０が、
パイプを回動させた際にパイプと一体的に回動すること
により、パッキン３８と擦れ合うことも防止し、パイプ
４０を円滑に回動させることができる。そして、ストッ
パー３０、スリップ板３６及びパッキン３８の内径はパ
イプ４０の外径よりわずかに大きく設けられ、パイプ４
０がストッパー３０、スリップ板３６及びパッキン３８
内を摺動可能に昇降できるように設けられている。

【００１４】したがって、パイプ４０では従来のシャワ
ースタンド６０に設けられていた鍔状のストッパー６２
を略することができるので、パイプ４０の短縮化を図る
ことができる。よって、例えばシャワースタンド１を前
方に傾斜させて設けた場合にパイプ４０下端部がシャワ
ースタンド下部において不必要に後方に突出し、洗面台
の背面板Ｖに衝突することなどがなく、シャワースタン
ド１の傾斜角度などの配置自由度を向上させることがで
きる。また、材料も少なくできる。また、従来のストッ
パー６２を略することができるので、天板Ｕ下の給水管
Ｍ、給湯管Ｎやシャワーホース７と接続管Ｏとの継手
（カプラ）Ｐ等にパイプ４０下端部が引っかかることが
少なく、シャワースタンド１の昇降動作をスムーズにで
きる。

【００１５】円孔部１６は円孔部１８の上方に設けら
れ、その内径は円孔部１８の内径より大きく設けられて
いる。この円孔部１６に、ストッパー３０、スリップ板
３６及びパッキン３８を支持収容するためのキャップ２
０が嵌合されている。キャップ２０は略円筒状に設けら
れ、その外径は円孔部１６の内径よりわずかに小さく設
けられ、外周にＯリング１９が嵌装されて円孔部１６に
嵌合させられている。また、キャップ２０側方に設けら
れた固定用孔２２とこれに対応する位置に設けられた円
孔部１６側方の固定用孔１３に螺合固定されるねじ１５
によりパイプホルダー部１２に固定されている。またキ
ャップ２０の内径は、パイプ４０の外径よりわずかに大
きく設けられており、キャップ２０内をパイプ４０が摺
動可能に設けられている。このようにキャップ２０が構
成されているので、キャップ２０を円孔部１６に嵌合す
ることにより、キャップ２０の下面にて、円孔部１８に
嵌合されたストッパー３０、スリップ板３６及びパッキ
ン３８を支持収容することができる。

【００１６】このように、パイプ４０下端に従来の鍔状
のストッパー５２が設けられていないほか、キャップ２
０が上記したように設けられているので、ねじ１５を取
り外し、キャップ２０及びストッパー３０等を取り外す
ことにより、天板Ｕの上面側からの作業によって簡易に
パイプ４０をもホルダー１０内から取り外すことができ
る。したがって、上述したパイプ昇降量の変更作業が簡
便にできるほか、パイプ４０やストッパー３０等の清掃
・点検等の作業が簡便にできる。さらに、被係止部もパ
イプ４０側に被係止用溝４２を設けることで足りるた
め、係止部材及び被係止部を極めて簡単な構造とし、そ
の製造工程及びコストを低減し、耐久性やメンテナンス
の作業効率も向上させることができる。

【００１７】パイプホルダー部１２下端には、案内筒５
０が延出して設けられており、この案内筒５０は、上部
に設けられた略円筒状のストレート部５２と下部に設け
られた蛇腹状の可撓部５４を有する。ストレート部５２
の内径は、パイプ４０が摺動可能となるようにパイプ４
０の外径よりやや大きく設けられ、パイプ４０を収容し
ている。可撓部５４内にはパイプ４０内から突出するシ
ャワーホース７が挿通されると共に、可撓部５４の下端
は水受けタンクＴ内に引き込まれており、シャワーヘッ
ド５周辺部よりパイプ４０内及びシャワーホース７を伝
わる湯水を水受けタンクＴに案内するように設けられて
いる。したがって、この可撓部５４を任意の方向に向け
ることにより、水受けタンクＴの配置自由度を向上させ
ることができる。

【００１８】本実施の形態では、係止部材として、略Ｃ
字状のスプリング３４を嵌装した同じく略Ｃ字状のスト
ッパー３０を用いているが、これに限られるものではな
く、例えばプランジャ等の慣用的な係止部材を用いるこ
とができる。また、被係止部も同様に、被係止用溝４２
の如く溝に限定されるものではなく、係止部材に対応し
た形状に設ければよく、例えば前述のようにプランジャ
を用いる際には孔や点等の被係止部とすることができ
る。また、本実施の形態では、シャワースタンド１は水
栓本体Ｓと一体に設けられたタイプであるが、これに限
られるものではなく、水栓本体Ｓとは別に洗面台の天板
Ｕに直接ホルダーが設けられたタイプのものでもよい。

【００１９】

【発明の効果】本発明の請求項１に記載のシャワースタ
ンドは上記のように構成されているので次の効果を有す
る。パイプの短縮化を図ることができるので、例えばシ
ャワースタンドを傾斜させて設けた場合にパイプ下端部
がシャワースタンド下部において不必要に後方に突出
し、洗面台の背面板に衝突することなどがなく、シャワ
ースタンドの傾斜角度などの配置自由度を向上させるこ
とができる。また、材料も少なくできる。また、パイプ
下端部のストッパーを略することができるので、天板下
の他の配管等にパイプ下端部が引っかかることなどが少
なく、シャワースタンドの昇降動作をスムーズにでき
る。また、請求項２に記載のシャワースタンドは、これ
らの効果に加えて、シャワーヘッド周辺部よりシャワー
ホース及びパイプ内を伝わる湯水を案内筒によって水受
けタンクに案内させることができる。特に、案内筒の下
部を可撓部とすることで、可撓部を任意の位置に向ける
ことにより、水受けタンクの配置自由度を向上させるこ
とができる。請求項３に記載のシャワースタンドは、係
止部材及び被係止部を極めて簡単な構造とし、その製造
工程及びコストを低減し、耐久性やメンテナンスの作業
効率も向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】発明の実施の形態を説明するためのシャワース
タンドの一部断面図である。

【図２】シャワースタンドの要部を説明するための一部
を省略した拡大断面図である。

【図３】ストッパーと被係止用溝の係止状態を説明する
ための一部を省略した断面図である。

【図４】発明の実施の形態を説明するためのシャワース
タンドの側面図である。

【図５】従来例のシャワースタンドの側面図である。

【符号の説明】

１；シャワースタンド、３；シャワーヘッドホルダー、
５；シャワーヘッド、７；シャワーホース、１０；ホル
ダー、１２；パイプホルダー部、１３；固定用孔、１
５；ねじ、１６、１８；円孔部、１９；Ｏリング、２
０；キャップ、２２；固定用孔、３０；ストッパー、３
２；スプリング用溝、３４；スプリング、３６；スリッ
プ板、３８；パッキン、４０；パイプ、４２；被係止用
溝、５０；案内筒、５２；ストレート部、５４；可撓
部、６０；シャワースタンド、６２；ストッパー、Ｍ；
給水管、Ｎ；給湯管、Ｏ；接続管、Ｐ；継手（カプラ）
Ｓ；水栓本体、Ｔ；水受けタンク、Ｕ；天板、Ｖ；背面
板。

Claims (5)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シャワーヘッドを支持すると共に、ホル
   ダーにパイプを昇降自在に挿通し、洗面台の天板又は水
   栓本体に昇降自在に立設されるシャワースタンドにおい
   て、係止部材及び前記係止部材に係止される被係止部の
   いずれか一方をパイプの外周面に設け、他方をホルダー
   の内部に設け、係止部材及び被係止部の係止により所定
   の位置にてパイプのそれ以上の上昇を抑制してパイプの
   抜けを防止することを特徴とするシャワースタンド。
2. 【請求項２】 シャワースタンドのホルダー下方に、パ
   イプに滴る水滴を水受けタンクに案内する案内筒が、パ
   イプを挿通自在に、延設されたことを特徴とする請求項
   １に記載のシャワースタンド。
3. 【請求項３】 係止部材が、ホルダー内部に設けられる
   と共にパイプ挿通孔に突出するよう付勢されたストッパ
   ーであって、被係止部が、パイプの外周に設けられた凹
   部であることを特徴とする請求項１又は２に記載のシャ
   ワースタンド。
4. 【請求項４】 ホルダーの内部に設けられる係止部材又
   は被係止部が、ホルダーの上方寄りに設けられているこ
   とを特徴とする請求項１から請求項３までの何れかに記
   載のシャワースタンド。
5. 【請求項５】 前方に傾斜させて設けたことを特徴とす
   る請求項１から請求項４までの何れかに記載のシャワー
   スタンド。