JP3423884B2 - ポリオレフィン組成物 - Google Patents

ポリオレフィン組成物

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリオレフィン組成
物に関し、より詳しくは、架空配電線被覆用のポリオレ
フィン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】硬銅撚線を導体とする架空配電線におい
ては、導体に加わる引張応力と導体腐食に起因する異常
断線事故が生じることがある。これは電線の端末部から
の雨水の侵入或いは大気の汚染によって、銅導体表面に
黒色の酸化銅皮膜が形成され、それが応力側の要因によ
って断線につながるためと考えられる。
【0003】このような銅導体の黒色変色や腐食を防止
するために、従来より、被覆絶縁材料として一般的に用
いられているLDPE(低密度ポリエチレン)等のポリ
オレフィンに、防錆剤であるベンゾトリアゾール(以
下、BTAともいう)を配合する方法が知られている。
しかし、BTAは極性が高いためにポリエチレンとの相
溶性が悪く、それ故BTAが早期にブリードアウトし、
防錆効果を長期に維持できないという問題があった。
【0004】この問題を解決するために、EVA(エチ
レン−酢酸ビニル共重合体)を分散させたLDPEにB
TAを配合したものを被覆絶縁材としたが、EVAの加
水分解により生じた酢酸により電線が布設数年で断線し
てしまう場合がある。酢酸の発生をなくすために、EV
Aの代わりにEEA(エチレン−アクリル酸エチル共重
合体)を用いて被覆絶縁材としたが、BTAの溶解性が
EVAに比べてEEAは劣るため、BTAのブリードア
ウトが早まり、防錆効果を長期に維持できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決しようとするものであり、その目的は、防錆効果を
長期に維持できる架空配電線用の被覆材を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の問題
を達成するためには、被覆材と防錆剤とが適度な親和性
を有することが必要であるという観点から鋭意、研究、
検討した結果、遂に本発明を完成するに到った。即ち、
本発明は以下の通りである。
【0007】(1) ポリオレフィン樹脂、カーボンブ
ラックおよびベンゾトリアゾール誘導体を含有する、架
空配電線被覆用の材料であるポリオレフィン組成物であ
って、前記ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N
−ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベ
ンゾトリアゾール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキ
シル)アミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾー
ルおよびカルボキシベンゾトリアゾールからなる群より
選ばれる少なくとも1つであり、前記ポリオレフィン樹
脂が、アクリル酸エチルを30重量%未満重合してなる
エチレン−アクリル酸エチル共重合体であることを特徴
とする前記組成物。 (2) ポリオレフィン樹脂、カーボンブラックおよび
ベンゾトリアゾール誘導体を含有する、架空配電線被覆
用の材料であるポリオレフィン組成物であって、前記ベ
ンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ(2−エ
チルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾトリアゾ
ール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)アミ
ノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾールおよびカ
ルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選ばれる少
なくとも1つであり、前記ポリオレフィン樹脂が、アク
リル酸メチルを20重量%未満重合してなるエチレン−
アクリル酸メチル共重合体であることを特徴とする前記
組成物。 (3) ポリオレフィン樹脂、カーボンブラックおよび
ベンゾトリアゾール誘導体を含有する、架空配電線被覆
用の材料であるポリオレフィン組成物であって、前記ベ
ンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ(2−エ
チルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾトリアゾ
ール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)アミ
ノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾールおよびカ
ルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選ばれる少
なくとも1つであり、前記ポリオレフィン樹脂が、低密
度ポリエチレンと、アクリル酸エチルを30重量%以上
重合してなるエチレン−アクリル酸エチル共重合体との
混合物であることを特徴とする前記組成物。 (4) ポリオレフィン樹脂、カーボンブラックおよび
ベンゾトリアゾール誘導体を含有する、架空配電線被覆
用の材料であるポリオレフィン組成物であって、前記ベ
ンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ(2−エ
チルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾトリアゾ
ール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)アミ
ノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾールおよびカ
ルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選ばれる少
なくとも1つであり、前記ポリオレフィン樹脂が、低密
度ポリエチレンと、アクリル酸メチルを20重量%以上
重合してなるエチレン−アクリル酸メチル共重合体との
混合物であることを特徴とする前記組成物。 (5) ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−
ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベン
ゾトリアゾールであることを特徴とする上記(1)〜(4)の
いずれかに記載のポリオレフィン組成物。 (6) ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−
ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−メチ
ルベンゾトリアゾールであることを特徴とする上記(1)
〜(4)のいずれかに記載のポリオレフィン組成物 (7) ベンゾトリアゾール誘導体が、カルボキシベン
ゾトリアゾールであることを特徴とする上記(1)〜(4)の
いずれかに記載のポリオレフィン組成物。 (8) ベンゾトリアゾール誘導体の含有量が、ポリオ
レフィン樹脂100重量部に対して0.1〜3.0重量
部であることを特徴とする上記(1)〜(7)のいずれかに記
載のポリオレフィン組成物
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明する。
本発明のポリオレフィン組成物は、特定のポリオレフィ
ン樹脂および特定のベンゾトリアゾール誘導体を含有し
てなる。
【0011】本発明で使用されるポリオレフィン樹脂と
しては、耐環境応力亀裂性(ESCR)の点から、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体(以下、EEAともい
う)またはエチレン−アクリル酸メチル共重合体(以
下、EMAともいう)から選ばれるコポリマーの1種の
みを単独で使用してもよく、低密度ポリエチレン(以
下、LDPEともいう)とEEAまたはLDPEとEM
Aとを併用することもできる。
【0012】例えば、LDPEを使用する場合、加工性
の点から、0.91〜0.93g/cm3 、特に0.9
2±0.01g/cm3 の密度を有し、また、0.1〜
4.0g/10min、特に0.3〜2.0g/10m
inのメルトフローレート(MFR)を有するものを使
用することが好ましい。また、EEAを単独で使用する
場合、加工特性の点から、30重量%未満のEA(アク
リル酸エチル)含量のEEAを使用する。また、LDP
EとEEAを併用する場合、防錆剤の溶解性の点から、
30重量%以上のEA含量のEEAを使用する。また、
EEAの場合と同様の理由により、EMAを単独で使用
する場合、20重量%未満のMA(アクリル酸メチル)
含量のEMAを使用し、LDPEとEMAを併用する場
合、20重量%以上のMA含量のEMAを使用する。
【0013】また、LDPEとEEAを併用する場合、
これらの配合比はLDPE100重量部に対してEEA
は0.1〜20重量部、特に1〜10重量部であること
が好ましい。EEAの配合量が少なすぎると防錆剤の溶
解性が低くなる傾向にあり、逆に多すぎると加工特性が
低下する傾向にある。LDPEとEMAを併用する場
合、上記と同様の理由により、LDPE100重量部に
対してEMAは0.1〜20重量部、特に1〜10重量
であることが好ましい。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】本発明で使用されるベンゾトリアゾール誘
導体は、ポリオレフィン樹脂との相溶性の点から、以下
にそれぞれ示す構造式の、1−(N,N−ジ(2−エチ
ルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾトリアゾー
ル、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)
メチル−1H−メチルベンゾトリアゾールまたはカルボ
キシベンゾトリアゾールのいずれかであり、1−(N,
N−ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−
ベンゾトリアゾールが特に好ましい。
【0020】
【化4】
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】上記の1−(N,N−ジ(2−エチルヘキ
シル)アミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾー
ルにおいては、そのメチル基の位置は特に限定されず、
またそれらのうち1種のみでも2種以上の混合物であっ
てもよい。
【0024】上記のカルボキシベンゾトリアゾールにお
いては、そのカルボキシル基の位置は特に限定されず、
またそれらのうち1種のみでも2種以上の混合物であっ
てもよい。
【0025】上記ベンゾトリアゾール誘導体は1種のみ
単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0026】上記ベンゾトリアゾール誘導体は、ポリオ
レフィン樹脂との相溶性が良好であるため、ブリードア
ウトすることが殆どなく、従って、防錆効果を長期に維
持することが可能となる。
【0027】上記ベンゾトリアゾール誘導体は、ポリオ
レフィン樹脂100重量部に対して、好ましくは0.1
〜3.0重量部、より好ましくは0.3〜1.2重量部
含有される。この含有量が0.1重量部未満であると組
成物の防錆効果が期待できず、逆に3.0重量部を超え
ると滑剤として作用して押出加工性が不安定となり好ま
しくない。
【0028】本発明のポリオレフィン組成物は、上記の
成分以外にカーボンブラックを含有する。本発明で使用
されるカーボンブラックは、特に耐候性に優れるファー
ネス系カーボンブラックである。カーボンブラックは、
本発明で使用する上記ベンゾトリアゾール誘導体を弱く
保持するため、当該誘導体が組成物から徐々にブリード
アウトし、これにより防錆効果が長期に渡り維持でき
る。カーボンブラックの含有量は、組成物中、好ましく
は0.1〜5重量%、より好ましくは0.5〜2重量%
である。この含有量が0.1重量%未満であると組成物
の耐候性低下したり防錆剤の長期維持効果が低下する
恐れがあり、逆に5重量%を超えると組成物のトラッキ
ング性が悪化する恐れがある。
【0029】また、本発明のポリオレフィン組成物は、
従来公知の酸化防止剤、例えば4,4’−チオビス(3
−メチル−6−t−ブチルフェノール)も含有し得る。
この酸化防止剤の含有量は、組成物中、好ましくは0.
1〜1.5重量%、より好ましくは0.1〜0.5重量
%である。
【0030】ポリオレフィン樹脂および防錆材としての
記ベンゾトリアゾール誘導体を含有してなる本発明の
ポリオレフィン組成物においては、上記ベンゾトリアゾ
ール誘導体とポリオレフィン樹脂との相溶性が良好であ
るため、当該誘導体がブリードアウトすることが殆どな
く、従って、防錆効果を長期に維持することが可能とな
る。よって、このようなポリオレフィン組成物は、架空
配電線用の被覆材、銅管と接触する材料等に、特に架空
配電線用の被覆材に使用される。
【0031】
【実施例】以下に、本発明を実施例を挙げて具体的に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0032】実施例 表1、2に示す配合の組成物を調製し、この組成物を架
空配電線用の被覆材として使用し電線を製造した。この
電線について、以下の方法により防錆効果および防錆剤
のブリード挙動を評価した。その結果を表1、2に示
す。
【0033】1.防錆効果 電線を水蒸気雰囲気に2ヵ月放置した後、銅導体の変色
の有無を目視にて観察し、変色ありを×、変色なしを○
と評価した。 2.防錆剤のブリード挙動 電線をドラムに巻き付けた状態で5ヵ月放置した後、被
覆材表面への防錆剤の析出の有無を目視にて観察し、析
出ありを×、析出なしを○と評価した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】表1、2中、各材料は以下の通りである。 LDPE:密度0.92±0.01g/cm3 EEA(高EA含量):EA含量35重量%のエチレン
−アクリル酸エチル共重合体 EEA(低EA含量):EA含量18重量%のエチレン
−アクリル酸エチル共重合体 EMA(高MA含量):MA含量25重量%のエチレン
−アクリル酸メチル共重合体 EMA(低MA含量):MA含量13重量%のエチレン
−アクリル酸メチル共重合体 防錆剤A:1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)ア
ミノ)メチル−1H−ベンゾトリアゾール 防錆剤B:1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)ア
ミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾール 防錆剤C:カルボキシベンゾトリアゾール 防錆剤D:2−ウンデシル−1H−イミダゾール(商品
名チオライトT−869) 防錆剤BTA:ベンゾトリアゾール カーボンブラック:ファーネス系カーボンブラック 酸化防止剤:4,4’−チオビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェノール)
【0037】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
ポリオレフィンは、ベンゾトリアゾール誘導体とポリオ
レフィン樹脂との相溶性が良好であるため、当該誘導体
がブリードアウトすることが殆どなく、従って、防錆効
果を長期に維持することが可能となる。よって、このよ
うなポリオレフィン組成物は、特に架空配電線用の被覆
材に好適に使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01B 7/28 H01B 7/18 H (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 3/16 - 3/56 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオレフィン樹脂、ファーネス系カー
    ボンブラックおよびベンゾトリアゾール誘導体を含有す
    る、架空配電線被覆用の材料であるポリオレフィン組成
    物であって、 前記ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ
    (2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾ
    トリアゾール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシ
    ル)アミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾール
    およびカルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選
    ばれる少なくとも1つであり、 前記ポリオレフィン樹脂が、アクリル酸エチルを30重
    量%未満重合してなるエチレン−アクリル酸エチル共重
    合体であることを特徴とする前記組成物。
  2. 【請求項2】 ポリオレフィン樹脂、ファーネス系カー
    ボンブラックおよびベンゾトリアゾール誘導体を含有す
    る、架空配電線被覆用の材料であるポリオレフィン組成
    物であって、 前記ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ
    (2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾ
    トリアゾール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシ
    ル)アミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾール
    およびカルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選
    ばれる少なくとも1つであり、 前記ポリオレフィン樹脂が、アクリル酸メチルを20重
    量%未満重合してなるエチレン−アクリル酸メチル共重
    合体であることを特徴とする前記組成物。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン樹脂、ファーネス系カー
    ボンブラックおよびベンゾトリアゾール誘導体を含有す
    る、架空配電線被覆用の材料であるポリオレフィン組成
    物であって、 前記ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ
    (2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾ
    トリアゾール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシ
    ル)アミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾール
    およびカルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選
    ばれる少なくとも1つであり、 前記ポリオレフィン樹脂が、低密度ポリエチレンと、ア
    クリル酸エチルを30重量%以上重合してなるエチレン
    −アクリル酸エチル共重合体との混合物であることを特
    徴とする前記組成物。
  4. 【請求項4】 ポリオレフィン樹脂、ファーネス系カー
    ボンブラックおよびベンゾトリアゾール誘導体を含有す
    る、架空配電線被覆用の材料であるポリオレフィン組成
    物であって、 前記ベンゾトリアゾール誘導体が、1−(N,N−ジ
    (2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−1H−ベンゾ
    トリアゾール、1−(N,N−ジ(2−エチルヘキシ
    ル)アミノ)メチル−1H−メチルベンゾトリアゾール
    およびカルボキシベンゾトリアゾールからなる群より選
    ばれる少なくとも1つであり、 前記ポリオレフィン樹脂が、低密度ポリエチレンと、ア
    クリル酸メチルを20重量%以上重合してなるエチレン
    −アクリル酸メチル共重合体との混合物であることを特
    徴とする前記組成物。
  5. 【請求項5】 ベンゾトリアゾール誘導体が、1−
    (N,N−ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−
    1H−ベンゾトリアゾールであることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のポリオレフィン組成物。
  6. 【請求項6】 ベンゾトリアゾール誘導体が、1−
    (N,N−ジ(2−エチルヘキシル)アミノ)メチル−
    1H−メチルベンゾトリアゾールであることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載のポリオレフィン組成
  7. 【請求項7】 ベンゾトリアゾール誘導体が、カルボキ
    シベンゾトリアゾールであることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のポリオレフィン組成物。
  8. 【請求項8】 ベンゾトリアゾール誘導体の含有量が、
    ポリオレフィン樹脂100重量部に対して0.1〜3.
    0重量部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    かに記載のポリオレフィン組成物
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