JP3423827B2 - ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法 - Google Patents

ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法

Info

Publication number
JP3423827B2
JP3423827B2 JP31039995A JP31039995A JP3423827B2 JP 3423827 B2 JP3423827 B2 JP 3423827B2 JP 31039995 A JP31039995 A JP 31039995A JP 31039995 A JP31039995 A JP 31039995A JP 3423827 B2 JP3423827 B2 JP 3423827B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyethylene naphthalate
coating layer
fluorescence
compounds
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31039995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08225672A (ja
Inventor
伸明 城戸
俊一 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP31039995A priority Critical patent/JP3423827B2/ja
Publication of JPH08225672A publication Critical patent/JPH08225672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3423827B2 publication Critical patent/JP3423827B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリエチレンナフタ
レート製透明容器等の成形体の蛍光抑制方法に関し、更
に詳しくは、紫外線の照射により蛍光を発するポリエチ
レンナフタレート成型体の表面に被覆層を付与すること
により、該成形体からの蛍光を抑制する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンナフタレートに代表される
ポリアルキレンナフタレートは近年、その優れた性能を
生かして様々な用途に使用されてきている。例えば、ポ
リエチレンナフタレートは高強度高弾性率のフィルムと
して、各種オーディオテープ、ビデオテープに利用され
ている。ところが、ポリエチレンナフタレートは紫外線
の照射により青白い蛍光を発することが従来から知られ
ている。このために、食品包装や飲料用ボトルといった
用途に適用する場合には外観上の難点が指摘されてい
る。このようなポリアルキレンナフタレートの蛍光につ
いては、例えば、Journal of Polymer Science: Polyme
r Letters Edition, Vol.17,227-232(1979)において、
ポリ(1、2−エチレン−2、6−ナフタレンジカルボ
キシレート)フィルムの蛍光について研究がされてお
り、その蛍光の発光種が、ナフタレートのエキシマーか
ら由来するという内容のことが記載されている。
【0003】かかるポリエチレンナフタレートの蛍光
は、米国特許第5310857号明細書において、芳香
族ケトンを比較的少量共重合することにより効率的に蛍
光を抑制できることが報告されている。しかしながら、
この方法は共重合成分である芳香族ケトンをポリマーの
他の構成成分と共に反応させるため、ポリマー製造時に
ポリマー銘柄の切り替えが必要になるという問題、芳香
族ケトンが特殊なものとなるため高価になるという問
題、また、芳香族ケトンの反応性が低いために高重合度
のポリマーを得にくいため、かかるポリマーの成形体の
機械的物性が不十分となるという問題がある。
【0004】他方、ポリエステルやポリカーボネート等
の樹脂成型品の表面上に保護被覆層を設けることによっ
て、成型品の硬度向上や耐光性の向上を計ろうとする技
術内容のものも数多く開示されている。例えば、特公昭
60―5370号公報においては、耐摩耗性シリコーン
被覆ポリカーボネート物品に関して、熱硬化アクリル重
合体を含有する接着促進プライマー層中に紫外線吸収性
化合物を含有させることにより、耐光性を向上させる技
術内容の記載がなされている。特開昭58―17923
号公報においてはポリカーボネート系樹脂成型品の表面
処理法に関して、ポリアクリレート系樹脂、紫外線吸収
剤、有機溶剤、及びコロイド状シリカからなる上塗り剤
を塗付した後熱硬化させる表面処理方法について開示さ
れている。特開平2―150431号公報においてはプ
ラスチック表面にメタクリレート系樹脂とベンゾトリア
ゾール系紫外線吸収剤からなるプライマー層を設けた
後、シリカ系熱硬化性樹脂とベンゾフェノン系紫外線吸
収剤とからなる表面被覆層を設ける技術内容についての
記載がある。特開平2―38128号公報においてはポ
リエチレンテレフタレート成形品の表面保護法に関し
て、表面コート層に紫外線吸収剤を必要に応じて添加し
てもよい旨の記載がある。特公平5―86973号公報
においては、ポリエステル製透明基材の表面に設けた被
覆層中に紫外線吸収剤を添加するという技術内容のこと
が記載されている。さらに特公平6―37212号公報
においては、透明樹脂を紫外線から保護するためにシリ
コーン系の表面被覆層に紫外線吸収剤を混合する方法に
ついての記載がある。
【0005】しかし、こうした表面被覆層を設けること
により紫外光の透過を抑制する方法は、容器の内容物、
あるいは被覆された樹脂が紫外線によって劣化するのを
防止する方法であり、さらに、こうした方法をポリエチ
レンナフタレート成形体へ適用することの可否について
の記載はない。しかも、上述のような被覆層によって主
として遮断されるべき紫外光領域とポリエチレンナフタ
レートが最も蛍光を強く発する紫外光領域は異なってい
るのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紫外
光が当たっても蛍光を発して外観の低下を引き起こすこ
とのないポリエチレンナフタレートからなる透明容器等
の成形体の蛍光抑制方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
点に鑑み、鋭意検討した結果、ベンゾトリアゾール系化
合物、シアノアクリレート系化合物、ベンゾフェノン系
化合物およびベンゾオキサジノン系化合物からなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の化合物を含有する被覆層
を、ポリエチレンナフタレート成形体の表面に形成する
ことにより、かかる成形体から生じる青白い蛍光を弱め
られることを見い出し、本発明に到達したものである。
【0008】すなわち本発明は、エチレン−2,6−ナ
フタレート繰り返し単位から主としてなるポリエチレン
ナフタレートの成形体表面に、ベンゾトリアゾール系化
合物、シアノアクリレート系化合物、ベンゾフェノン系
化合物およびベンゾオキサジノン系化合物からなる群よ
り選ばれる少なくとも一種の化合物を含有する被覆層を
形成することを特徴とするポリエチレンナフタレート成
形体の蛍光防止方法によって達成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いられるポリエチレン
ナフタレートは、エチレン−2,6−ナフタレート繰り
返し単位から主としてなるが、それ以外にも以下に示す
ような成分を20モル%を超えない範囲で共重合成分と
して含んでいても良い。かかる共重合の酸成分として
は、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、2,7−ナフ
タレンジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸等
の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂
肪族ジカルボン酸があげられる。
【0010】また、該共重合のジオール成分としては、
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリ
コール、1,6−ヘキサメチレングリコール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール等の脂肪族のジオールがあ
げられる。かかる共重合成分の共重合量は好ましくは1
0モル%以下である。
【0011】また、本発明で対象とするポリエチレンナ
フタレートは、ポリエチレンナフタレートを少なくとも
50重量%以下、好ましくは少なくとも40重量%で含
有するかぎり、ポリエチレンナフタレート以外の他のポ
リマー、例えばポリエチレンテレフタレート等のポリエ
ステルとの組成物の形態にあってもよい。
【0012】ポリエチレンナフタレートは、フェノール
1,1,2,2―テトラクロロエタン混合溶媒(重量比
60/40)中35℃で測定した固有粘度が、好ましく
は少くとも0.3dl/g、より好ましくは少くとも
0.4g/dl、さらに好ましくは少くとも0.5de
/gである。固有粘度が0.3de/gより小さい場合
には、成型品によっては強度が不充分な場合がある。
【0013】本発明によれば、上記ポリエチレンナフタ
レートからなる成形体を被覆する層は、ベンゾトリアゾ
ール系化合物、シアノアクリレート系化合物、ベンゾフ
ェノン系化合物、およびベンゾオキサジノン系化合物か
らなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物を含有す
ることにより、ポリエチレンナフタレートに由来する蛍
光を抑制することができる。
【0014】ここで、ベンゾトリアゾール系の化合物と
しては、例えば2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−
イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチ
ル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−メチルフェノール、2−(2H−ベンゾ
トリアゾール−2−イル)−4,6−ジ−t−ブチルフ
ェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イ
ル)−4,6−ジ−t−アミルフェノール、2−(2H
−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t−ブチルフ
ェノール、2−(2′−ヒドロキシ−3′−t−ブチル
−5′−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−
ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等を
例示することができる。
【0015】シアノアクリレート系化合物としては、例
えばエチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレ
ート、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフ
ェニルアクリレート等があげられる。
【0016】ベンゾフェノン系化合物としては、例えば
2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−
ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、
2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフェノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸等
をあげることができる。
【0017】ベンゾオキサジノン系化合物としては、例
えば2−p−ニトロフェニル−3,1−ベンゾオキサジ
ン−4−オン、2−(p−ベンゾイルフェニル)−3,
1−ベンゾオキサジン−4−オン、2−(2−ナフチ
ル)−3,1−ベンゾオキサジン−4−オン、2,2′
−p−フェニレンビス(3,1−ベンゾオキサジン−4
−オン)、2,2′−(2,6−ナフチレン)ビス
(3,1−ベンゾオキサジン−4−オン)等を例示する
ことができる。
【0018】これらの内、375nmで大きな吸収強度
を有すること、各種溶媒への溶解性が良好であることか
ら、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−
4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェ
ノールといったベンゾトリアゾール系化合物が好まし
い。
【0019】これらの化合物は1種単独であるいは2種
以上一緒に併用することができる。
【0020】上記化合物を含有する被覆層は、ポリエチ
レンナフタレートを成形体としたのち、その表面上に形
成されるかあるいは成形体としてその表面上に形成され
る。
【0021】成形体としたのち、その表面に被覆層を形
成するには例えば、前記の如き化合物の少くとも1種と
被覆用樹脂とを溶媒に溶解した溶液を準備し、これを成
形体に塗布し、乾燥し、次いで好ましくは熱処理する方
法が有利に採用される。
【0022】こうした樹脂溶媒の塗布の方法としては、
例えば、浸漬法、流し塗り法、スプレー法、スピンコー
ト法、はけ塗り法、ロール法、カーテンフロー法などが
挙げられる。これらの内、浸漬法、流し塗り法、スプレ
ー法が好ましく採用される。
【0023】上記被覆用組成物としては、溶媒に可溶の
熱可塑性樹脂、または原料のモノマーが溶媒に可溶であ
る熱あるいは紫外線硬化性樹脂が、被覆層を形成する際
成形性の点で好ましい。これらとしては例えばポリエス
テル系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂等を挙げ
ることができる。この中で、ポリエステル系樹脂等の熱
可塑性樹脂、およびシリコン系樹脂等の熱硬化性樹脂
が、成形性の面から好ましい。
【0024】該ポリエステル系樹脂としては、好ましい
ものとして、例えばイソフタル酸、テレフタル酸、アジ
ピン酸を酸成分とし、エチレングリコール、ネオペンチ
レングリコール等のグリコールをジオール成分とした非
晶性のポリエステルをあげることができる。
【0025】上記被覆層がプライマー層とその上層のハ
ードコート層とからなる二層である場合には、プライマ
ー層として上記ポリエステル系樹脂を用い、ハードコー
ト層として熱硬化性のシリコン系樹脂を用いることが好
ましい。また、アクリル系樹脂を用いる場合は、上記熱
可塑性のアクリル系樹脂をプライマー層に用い、熱また
は紫外線硬化性のアクリル系樹脂をハードコート層に用
いることが好ましい。
【0026】被覆層の厚みは0.5〜30μmが好まし
い。
【0027】一般にこうした被覆層の厚みはその被覆層
の使用目的によってより好ましい厚みが異なる。例えば
2層以上の被覆層を有する場合で下層(プライマー層)
が上記化合物を含有する場合には、膜厚は0.5〜10
μmがより好ましい。0.5μmより薄い場合には接着
性が低下し易く、また、十分な蛍光抑制硬化を発現する
ことが困難となる。10μmより厚い場合には皮膜が白
濁したりクラックが生じたりすることがあるため好まし
くない。この場合、膜厚は特に好ましくは1〜5μmで
ある。
【0028】また、同様に2層以上の被覆層を有する場
合で、上層(ハードコート層)が上記化合物を含有する
場合、あるいは被覆層が単層(ハードコート層)からな
る場合には、膜厚はより好ましくは、1〜30μmであ
る。1μmより薄いとハードコート層としての機能が不
十分となりやすく、30μmより厚いとクラックが発生
しやすくなるためである。この場合、膜厚は特に好まし
くは3〜15μmである。
【0029】本発明では、上記被覆層は一層の場合か、
プライマー層とハードコート層とからなる二層の場合が
好ましい。二層の場合には、上記化合物はプライマー
層、ハードコート層どちらに含有していてもよいが、プ
ライマー層に含有すると、かかる化合物が成形体の表面
にしみ出すのを防ぐことができ、また成形性の点からも
好ましい。
【0030】成形体をしたのち、その表面に被覆層を形
成する別法は、上記化合物を含有するフイルムを別に準
備し、これを成形体に積層する方法である。かかるフイ
ルムのためのポリマーとしては、例えばポリエチレンテ
レフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリルポリマー
等の熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。これらのう
ち、ポリエチレンテフレタレートのホモポリマーおよび
イソフタル酸成分共重合ポリマーが耐熱性に優れるため
好ましい。
【0031】上記化合物を含有するフイルムはかかる化
合物を含有する上記の如きポリマーを溶融成形すること
により製造されることが多く、そのため使用する化合物
としては耐熱性の優れたベンゾオキサジノン系化合物が
好ましい。
【0032】上記の如きフイルムの膜厚は10μm以下
が好ましく、5μm以下がより好ましい。膜厚が大きす
ぎると、成形体上に積層することが困難となる。
【0033】さらに、成形体を成形しつつ、その表面上
に被覆層を形成する方法としては、成形体を成形しつ
つ、その表面上に共押出出しにより上記化合物を含有す
る被覆層を形成する方法を好ましい方法として挙げるこ
とができる。この場合の好ましい化合物および被覆層を
形成するための好ましいポリマーとしては、積層法にて
前記したものと同じものを挙げることができる。この場
合の被覆層の好ましい厚みも10μm以下、より好まし
い厚みは5μm以下である。
【0034】被覆層は、前記したその形成方法の如何に
かかわらず、これを形成するポリマー100重量部当
り、好ましくは上記化合物を0.1〜30重量部、より
好ましくは0.1〜20重量部、さらにより好ましくは
0.1〜10重量部、さらにより好ましくは0.5〜8
重量部が含有する。30重量部を越えると該化合物が被
覆層からブリードアウトし易く、また0.1重量%より
少ないと該化合物を使用したことによる効果の発現が小
さい。
【0035】なお、上述の如き化合物を含有する被覆層
は、本発明の目的を達成することができる範囲内で、以
下に示す環状イミノエステル及び/又はキノキサリン類
を含有してもよい。
【0036】かかる環状イミノエステルは、下記式(I
I)
【0037】
【化1】
【0038】(ここで、X1 は上記式に表われている2
本の結合手が1位、2位の位置関係にある、2価の芳香
族基であり、nは1、2又は3であり、そしてR1 はヘ
テロ原子を含有していてもよいn価の芳香族炭化水素基
であるか、あるいはn=2のとき直接結合であってもよ
い。)で表される。
【0039】上記式(II)で表わされる環状イミノエス
テルの具体例としては、例えば下記の化合物を挙げるこ
とができる。n=1の場合の化合物 (101) 2―(1―又は2―ナフチル)―3,1―
ベンゾオキサジン―4―オン、(103) 2―(4―
ビフェニル)―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン、
(105) 2―p―ニトロフェニル―3,1―ベンゾ
オキサジン―4―オン、(107) 2―m―ニトロフ
ェニル―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン、(10
9) 2―p―ベンゾイルフェニル―3,1―ベンゾオ
キサジン―4―オン、(111) 2―p―メトキシフ
ェニル―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン、(11
3) 2―o―メトキシフェニル―3,1―ベンゾオキ
サジン―4―オン、(115) 2―p―(又はm―)
フタルイミドフェニル―3,1―ベンゾオキサジン―4
―オン、(117) N―(3,1―ベンゾオキサジン
―4―オン―2―イル)フェニルフタルイミド、(11
9) N―ベンゾイル―4―(3,1―ベンゾオキサジ
ン―4―オン―2―イル)アニリン、(121) N―
ベンゾイル―N―メチル―4―(3,1―ベンゾオキサ
ジン―4―オン―2―イル)アニリン、(123) 2
―[p―(N―フェニル―N―メチルカルバモイル)フ
ェニル]―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン、
【0040】n=2の場合の化合物 (201) 2,2′―ビス(3,1―ベンゾオキサジ
ン―4―オン)、(203) 2,2′―p―フェニレ
ンビス(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(2
05) 2,2′―p―フェニレンビス(6―アセトキ
シ―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、
【0041】
【化2】
【0042】(207) 2,2′―p―フェニレンビ
ス(6―オクチルカルボニルオキシ―3,1―ベンゾオ
キサジン―4―オン)、(209) 2,2′―p―フ
ェニレンビス(7―クロロ―3,1―ベンゾオキサジン
―4―オン)、(211) 2,2′―p―フェニレン
ビス(6―クロロ―3,1―ベンゾオキサジン―4―オ
ン)、(213) 2,2′―p―フェニレンビス(6
―メチル―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、
(215) 2,2′―p―フェニレンビス(5―メチ
ル―3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(21
7) 2,2′―(4,4′―ジフェニレン)ビス
(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(219)
2,2′―(2,6又は1,5―ナフタレン)ビス
(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(221)
2,2′―(2―メチル―p―フェニレン)ビス
(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(223)
2,2′―(2―ニトロ―p―フェニレン)ビス
(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(225)
2,2′―(2―クロロ―p―フェニレン)ビス
(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)、(227)
N―p―(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン―2
―イル)フェニル―4―(3,1―ベンゾオキサジン―
4―オン―2―イル)フタルイミド、(229) N―
p―(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン―2―イ
ル)ベンゾイル―4―(3,1―ベンゾオキサジン―4
―オン―2―イル)アニリン、
【0043】n=3の場合の化合物 (301) 1,3,5―トリ(3,1―ベンゾオキサ
ジン―4―オン―2―イル)ナフタレン、(302)
2,4,6―トリ(3,1―ベンゾオキサジン―4―オ
ン―2―イル)ナフタレン、
【0044】また、本発明において用いることができる
キノキサリン類は、下記式(III)
【0045】
【化3】
【0046】(ここで、R2 は水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のア
ルコキシ基、炭素数2〜20のアルキルオキシカルボニ
ル基、または炭素数2〜20のアシル基であり、R3
炭素数1〜6のアルキル基、またはハロゲン原子であ
り、そしてmは0、1、2、3または4である。)で表
わされる。
【0047】上記式(III)の具体的化合物としては例
えば、(401) 2,3―ジフェニルキノキサリン、
(403) 2,3―ビス(4―メトキシカルボニルフ
ェニル)キノキサリン、(405) 2,3―ビス(4
―エトキシカルボニルフェニル)キノキサリン、(40
7) 2,3―ビス(4―メトキシフェニル)キノキサ
リン、(409) 2,3―ビス(4―アセトキシフェ
ニル)キノキサリン、(411) 2,3―ビス(4―
クロロフェニル)キノキサリン等のフェニルキノキサリ
ン類を例示できる。これらのうち、2,3―ジフェニル
キノキサリン、2,3―ビス(4―メトキシカルボニ
ル)キノキサリンが好ましい。
【0048】上記環状イミノエステルおよびキノキサリ
ン類は340〜400nmの紫外線波長域において、下
記式(IV)で表される吸収強度Eが200を超える該波
長域部分を有する化合物であることが好ましい。ここで
吸収強度Eは、下記式(IV)
【0049】
【数1】
【0050】(ここで、Aは1,1,2,2―テトラク
ロロエタン中、濃度c(g/100ml)、光路長lc
mで測定した際の吸光度である。)で定義される。ここ
で、吸収強度Eが200を超えるとは、上記環状イミノ
エステルやキノキサリン類の吸収強度が、340〜40
0nmの波長領域の一部または全部において200を超
えることをいう。かかる吸収強度が200を超えない場
合には、被覆層を形成するポリマ−への添加による蛍光
抑制効果が十分でない。添加する上記化合物の吸収強度
はより好ましくは300以上である。
【0051】環状イミノエステルおよびキノキサリン類
は、それぞれ単独であるいは2種以上任意の組合せで使
用することができる。
【0052】本発明で用いられるベンゾトリアゾ−ル系
化合物、シアノアクリレ−ト系化合物、ベンゾフェノン
系化合物およびベンゾオキサジノン系化合物からなる群
より選ばれる少なくとも1種の化合物、あるいは前記環
状イミノエステル、キノキサリン類は、本発明の目的を
達成することができる範囲内で、または用途において
は、ポリエチレンナフタレ−ト100重量部に対し0.
01〜5重量部の割合で混合してもよい。ポリエチレン
ナフタレ−トに混合することにより、ポリエチレンナフ
タレ−トからの蛍光発光の抑制効果が増大され好ましい
場合がある。
【0053】本発明によれば、紫外光波長375nmに
おいて下記式(1)
【0054】
【数2】 透過率(%)=(I/I0 )×100 (1) (ここでI、I0はそれぞれポリエチレンナフタレート
に波長375nmの光を照射したときの透過光強度およ
び入射光強度である。)で定義される透過率が80
(%)以下を示すように、ポリエチレンナフタレートの
成形体の外側に被覆層を設けることにより、ポリエチレ
ンナフタレートに由来する蛍光の強度をより効果的に減
少させることができる。ポリエチレンナフタレートの繰
り返し単位は350nm近傍において紫外光の吸収極大
を有するので、このことからは350nm付近の吸収を
抑えれば蛍光強度を抑制するのに効果があると思われが
ちである。ところが実際は、驚くべきことにポリエチレ
ンナフタレートの繰り返し単位がほとんど吸収を持たな
い375nm近傍の紫外光を照射した際の蛍光の発光強
度がもっとも高くなっている。理由についての詳細はわ
からないが、紫外光の吸収強度があまりに大きな領域で
はほとんどの紫外光がポリエチレンナフタレートの極め
て表層の部分で吸収されて内部まで紫外光が届かないの
に対し、吸収強度が弱い領域はかえってポリエチレンナ
フタレートの内部にまで紫外光が到達することが原因の
一つとして考えられる。
【0055】以上の理由から、本発明では375nmの
紫外光の透過率において少なくとも80%以下となるよ
うに化合物を含有する被覆層を設けることが好ましい。
こうした場合に、375nmで紫外線を照射した場合の
蛍光強度は、このような被覆層を設けていない場合の8
0%以下となり、蛍光の抑制効果が十分発現されるよう
になる。375nmにおける紫外光の透過率は当然、低
いほどその蛍光の抑制効果は顕著であり、透過率は好ま
しくは60%以下、より好ましくは40%以下、さらに
より好ましくは20%以下であり、20%以下とした場
合にはほとんど蛍光が発されているとは感じられない程
度になる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、紫外線の照射により蛍
光を発するポリエチレンナフタレートの成形体表面に、
被覆層を形成することにより、かかるポリエチレンナフ
タレートに由来する蛍光を効果的に抑制することができ
る。これによって美観の損なわれることのないポリエチ
レンナフタレート成形体を提供することが可能である。
【0057】かかるポリエチレンナフタレート成形体
は、透明性が良好であり、耐熱性、剛性、加工性、取り
扱い性、衛生性、再利用性などに優れ、ボトル等の容
器、フィルム、シート等の各種成形体として利用するこ
とができる。
【0058】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明は実施例にのみ限定されるものではない。実施例中
「部」は「重量部」を表すものとする。実施例において
ポリマーの固有粘度はフェノール/テトラクロロエタン
混合溶媒(重量比60/40)中35℃での値である。
【0059】[参考例]固有粘度0.71のポリ(1,
2−エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
ト)(以下PENと省略する)のボトル型成型品の側面
の比較的平らな部分を切り出し、蛍光強度を測定した。
その強度(F0 )を基準に、各実施例における蛍光相対
強度を下記式(2)にて算出した。
【0060】蛍光の相対強度は、日立製作所(株)製F
−2000日立蛍光分光光度計を用いて、波長375n
m(バンドパス10nm)の紫外光で励起し、400〜
550nm(バンドパス10nm)の可視光領域に渡っ
て積算し、発光量の相対比較により評価した。その際、
実施例での機械定数を含む発光強度F、参考例の発光強
度F0 とし、参考例での発光強度を100%として次式
(2)により算出した。
【0061】
【数3】 発光強度(%)=(F/F0 )×100 (2)
【0062】[実施例1]飽和ポリエステル樹脂(東洋
紡績(株)社製 バイロン−103)50部、2−(2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス
(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(チバ
ガイギー社製 チヌビン234)1部をメチルエチルケ
トン200部に溶解した溶液を作製した。これを、参考
例と同様のPENのボトル型成型品に対して、スプレー
法により表面に塗布し、90℃で2時間熱処理したもの
を作製した。参考例と同じ位置でサンプルを切り出し被
覆層の厚みを測定したところ平均膜厚9μmの被覆層が
形成されていることがわかった。このサンプルによる蛍
光相対強度を上記式(2)により算出した。結果を表1
に示す。
【0063】[実施例2]実施例1において、チヌビン
234を2.5部用いた以外は同様にして蛍光相対強度
を測定した。結果を表1に示す。
【0064】[実施例3]実施例1において、チヌビン
234の代わりに2−(2H−ベンゾトリアゾール−2
−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチ
ル)フェノール(Aldrich Chemical Company, inc.
製)2.5部を用いた以外は同様にして蛍光相対強度を
測定した。結果を表1に示す。
【0065】[実施例4]飽和ポリエステル樹脂(東洋
紡績(株)社製 バイロン−103)50部、2−(2
H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス
(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(チバ
ガイギー社製 チヌビン234)1.5部をメチルエチ
ルケトン200部に溶解した溶液を作製した。これを、
参考例と同様のPENのボトル型成型品に対して、スプ
レー法により表面に塗布し、90℃で2時間熱処理した
ものを作製した。参考例と同じ位置でサンプルを切り出
し被覆層の厚みを測定したところ平均膜厚5μmの被覆
層が形成されていることがわかった。
【0066】さらに、この被覆層の上に、シリコーンワ
ニス(東芝シリコーン株式会社製トスガード510)を
さらにスプレーコートし、45℃で20分セッティング
した後、90℃で2時間加熱硬化させた。このハードコ
ート層の平均膜厚は9μmであった。このサンプルによ
る蛍光相対強度を上記式(2)により算出した。結果を
表1に示す。
【0067】[実施例5]実施例4において、チヌビン
234を2.5部用いた以外は同様にして蛍光相対強度
を測定した。結果を表1に示す。
【0068】[比較例1]実施例4において、チヌビン
234を用いない以外は同様にして蛍光相対強度を測定
した。結果を表1に示す。
【0069】
【表1】
【0070】[実施例6、7及び比較例2]固有粘度
0.64のポリエチレンテレフタレート(以下、PET
と略記する。)100部に対して、2,2′―p―フェ
ニレンビス(3,1―ベンゾオキサジン―4―オン)の
所定量をドライブレンドし、30mmφ同方向回転2軸
エクストルーダー(池貝鉄工(株)製PCM30)を用
いて、ポリマー温度280℃、平均滞留時間約10分の
条件下で溶融混練した。
【0071】固有粘度0.71のポリエチレン―2,6
―ナフタレート(以下、PENと略記する。)および上
記のPET混合物をそれぞれ2層共押し出しラミネート
フイルム製膜用の2つのエクストルーダーにそれぞれ供
給し、PENは290℃、PETは280℃として共押
し出し用のスリットより溶融押し出しした。共押し出し
によるフイルムを、PEN側を内側としてキャスティン
グドラムにより引き取り、積層フイルムを製造した。こ
の際、ポリマーのフィード量及びフイルムの引き取り速
度を変えることにより、PEN層の厚みが200μm、
PET層の厚みが50μmとなるようにした。得られた
積層フイルムを120℃で3.2×3.2倍の同時2軸
延伸を行い、PET側から蛍光強度の測定を実施した。
【0072】結果を表2に示すが、ここで蛍光相対強度
はPEN単独フィルム(比較例2)の蛍光強度に対する
相対強度である。
【0073】
【表2】
【0074】以上の結果から、ポリエチレンナフタレー
ト成形体の表面を本発明の被覆層を設けることにより、
ポリエチレンナフタレートに由来する蛍光を大幅に減少
することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−287344(JP,A) 特開 平7−281357(JP,A) 特開 平8−208955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/04 - 7/06 B32B 27/00 - 27/42

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−2,6−ナフタレート繰り返
    し単位から主としてなるポリエチレンナフタレートの成
    形体表面に、ベンゾトリアゾール系化合物、シアノアク
    リレート系化合物、ベンゾフェノン系化合物およびベン
    ゾオキサジノン系化合物からなる群より選ばれる少なく
    とも一種の化合物を含有する被覆層を形成することを特
    徴とするポリエチレンナフタレート成形体(ただしハロ
    ゲン化銀感光材料を除く)の蛍光防止方法。
  2. 【請求項2】 被覆層を構成する樹脂がポリエステル系
    樹脂から主としてなる請求項1記載のポリエチレンナフ
    タレート成形体の蛍光防止方法。
  3. 【請求項3】 被覆層が、プライマー層とハードコート
    層とからなる請求項1記載のポリエチレンナフタレート
    成形体の蛍光防止方法。
  4. 【請求項4】 被覆層が化合物を、被覆層を形成するポ
    リマ−100重量部あたり0.1〜30重量部で含有す
    る請求項1〜3のいずれかに記載のポリエチレンナフタ
    レート成形体の蛍光防止方法。
  5. 【請求項5】 エチレン−2,6−ナフタレート繰り返
    し単位から主としてなるポリエチレンナフタレートの容
    器表面に、ベンゾトリアゾール系化合物、シアノアクリ
    レート系化合物、ベンゾフェノン系化合物およびベンゾ
    オキサジノン系化合物からなる群より選ばれる少なくと
    も一種の化合物を含有する被覆層を形成することを特徴
    とするポリエチレンナフタレート容器の蛍光防止方法。
JP31039995A 1994-12-09 1995-11-29 ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法 Expired - Fee Related JP3423827B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31039995A JP3423827B2 (ja) 1994-12-09 1995-11-29 ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-306079 1994-12-09
JP30607994 1994-12-09
JP31039995A JP3423827B2 (ja) 1994-12-09 1995-11-29 ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08225672A JPH08225672A (ja) 1996-09-03
JP3423827B2 true JP3423827B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=26564563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31039995A Expired - Fee Related JP3423827B2 (ja) 1994-12-09 1995-11-29 ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3423827B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6001952A (en) * 1997-06-18 1999-12-14 Eastman Chemical Company Polyester containing benzylidene having reduced fluorescence
US6627280B1 (en) 1999-11-02 2003-09-30 Teijin Limited Coated hollow polyester molding, method of reclaiming the same, and solution for surface coating
US7597825B2 (en) 2007-08-09 2009-10-06 Hallstar Innovations Corp. Method of quenching electronic excitation of chromophore-containing organic molecules in photoactive compositions
US7754191B2 (en) 2007-08-09 2010-07-13 Hallstar Innovations Corp. Method of quenching electronic excitation of chromophore-containing organic molecules photoactive compositions
US8329148B1 (en) 2007-08-09 2012-12-11 Hallstar Innovations Corp. Photostabilization of coenzyme Q compounds with alkoxycrylene compounds
US8257687B2 (en) 2007-08-09 2012-09-04 Hallstar Innovations Corp. Photostabilization of coenzyme Q compounds with alkoxycrylene compounds
US8133477B2 (en) 2007-08-09 2012-03-13 Hallstar Innovations Corp. Dispersions of inorganic particulates containing alkoxycrylene
US8431112B2 (en) 2007-08-09 2013-04-30 Hallstar Innocations Corp. Photostabilization of cholecalciferol with alkoxycrylene compounds
US8070989B2 (en) 2007-08-09 2011-12-06 Hallstar Innovations Corp. Photostabilization of retinoids with alkoxycrylene compounds
US7588702B2 (en) 2007-08-09 2009-09-15 Hallstar Innovations Corp. Method of quenching electronic excitation of chromophore-containing organic molecules in photoactive compositions
US8263051B2 (en) 2007-08-09 2012-09-11 Hallstar Innovations Corp. Photostabilization of resveratrol with alkoxycrylene compounds

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08225672A (ja) 1996-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2002338294B2 (en) Heat-absorbing layer system
JP3423827B2 (ja) ポリエチレンナフタレート成形体の蛍光防止方法
US20120302676A1 (en) Film
EP1177095B1 (en) Uv-stabilized polymeric structures
KR101069495B1 (ko) 열수축성 폴리에스테르계 필름
KR20020070334A (ko) 무광택 내uv성 열성형성 공압출 폴리에스테르 필름, 그용도 및 그 제조방법
KR20010085704A (ko) 사이클로올레핀 공중합체를 포함하는 이축 배향된 난연성,uv 내성 백색 폴리에스테르 필름, 이의 용도 및 이의제조방법
JP2007216528A (ja) 光学用積層ポリエステルフィルム
EP0711803B1 (en) Method for preventing emission of fluorescence from polyalkylenenaphthalene-2,6-dicarboxylate
JP2004330727A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP5140212B2 (ja) 光学用積層ポリエステルフィルム
CA2443706A1 (en) Heat-absorbing layer system
US7285322B2 (en) Multilayer, transparent film made from polyethylene terephthalate (PET) and polyethylene naphthalate (PEN) for producing packaging composites with UV protection
JP2005319722A (ja) 光線吸収フィルム用ポリエステルフィルム
JP2004050479A (ja) 積層白色ポリエステルフィルム
US9156966B2 (en) Addition of non-reactive UV absorbers during polyester synthesis
EP1302309B1 (en) Multi-layer, weatherable compositions and method of manufacture thereof
JP2003001703A (ja) 光学用二軸配向ポリエステルフィルム
JPH05230238A (ja) 白色ポリエステルフィルム
JP2004050405A (ja) 積層ポリエステルフィルム
JP3490558B2 (ja) ポリアルキレンナフタレン―2,6―ジカルボキシレートの蛍光発生を防止する方法
JP2003516450A (ja) イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジメタノール、4,4’−ビフェニルジカルボン酸及び紫外線吸収性化合物を含むコポリエステル並びにそれから製造される製品
JP2008238586A (ja) 二軸延伸積層ポリエステルフィルム
JP2003516448A (ja) イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジメタノール及び紫外線吸収性化合物を含むコポリエステル並びにそれから製造される製品
JP2004025875A (ja) ポリエステルフィルム及びその製造方法ならびに複合包装フィルム及び複合包装材

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100425

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees