JP3422735B2 - 冷却水供給装置 - Google Patents
冷却水供給装置Info
- Publication number
- JP3422735B2 JP3422735B2 JP32802499A JP32802499A JP3422735B2 JP 3422735 B2 JP3422735 B2 JP 3422735B2 JP 32802499 A JP32802499 A JP 32802499A JP 32802499 A JP32802499 A JP 32802499A JP 3422735 B2 JP3422735 B2 JP 3422735B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling water
- temperature
- heating device
- water supply
- supply device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却水を循環ポンプ
で以つて循環させることによつて、被冷却体を直接冷却
するか又は被冷却媒体を冷却する際に安定した温度の冷
却水の供給を行なう装置に関するものであり、詳しくは
放射光施設の加速管の冷却装置に係るものである。 【0002】 【従来の技術】従来の冷却水供給装置では熱交換装置と
流量調節弁と循環ポンプ及び熱交換装置出口温度の制御
により被冷却体に冷却水の供給を行つていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の冷却水供給装置
では被冷却体の負荷変動及び外気温度の変化等に対して
冷却水温度が常に一定の温度幅に調整出来ない問題があ
つた。すなわち、放射光施設の加速管の冷却装置に於い
て、加速管の温度変動による膨張収縮のためにビ−ムの
安定を得ることが出来なかつた。そこで本発明に於いて
は冷却水の温度変動の差を少さくすることで放射光施設
の加速管の膨張収縮を少さくしてビ−ムの安定を得るこ
とを可能にする冷却水供給装置を提供する。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に温度調整槽を含む従来の加速管用冷却水供給装置に加
熱装置を付設して冷却水の温度制御を冷却水のフイ−ド
バツクによる温度制御に加え、加熱装置入口温度でのフ
ィードフォワード制御を加えることとして居る。従来の
冷却水供給系統中の流量調節弁に依り冷却水と循環温水
とを混合するのでは十分に早いレスポンスで制御出来な
かつたが加熱装置を付設することで流量調節弁に依り温
水との混合比を制御するのに較べ早く冷却水の温度を上
昇することが出来るので被冷却体へ温度差の幅を少さく
した冷却水を供給することが出来る。 【0005】 【発明の実施の態様】本発明に於ける実施例を図1に基
づいて説明する。冷却水は加速管である被冷却体11に
至り被冷却体との熱の授受により温度上昇する、此の温
度上昇した冷却水は冷却器1と冷凍機2を経た二次冷却
水と熱交換器3の中で熱交換して冷却された後温度調整
槽4に貯留される。熱交換器3から温度調整槽4に至る
配管の途中に設けてある温度指示調節計10で冷却水の
流量を流量調節弁9で調節して所定の温度を得るように
混合される。更に上記の如くして所定の温度とした冷却
水は温度調節槽4でおよそ20分滞留して温度の均一を
図り、その後循環ポンプ8で以つて加熱器5に送り指示
調節計13に従い所定の温度の温度幅に収まるように加
熱して被冷却体11の冷却水として供給される。 【0006】 【発明の効果】従来、被冷却体へ供給される冷却水の温
度が30℃の場合、熱交換器出口の温度変動では±0.
5℃、温度調整槽出口では±0.2℃であつたのが本発
明による加熱器の付設により加熱器出口では±0.1℃
とすることが出来、実施した例の中では±0.05℃と
することが可能となつた。
で以つて循環させることによつて、被冷却体を直接冷却
するか又は被冷却媒体を冷却する際に安定した温度の冷
却水の供給を行なう装置に関するものであり、詳しくは
放射光施設の加速管の冷却装置に係るものである。 【0002】 【従来の技術】従来の冷却水供給装置では熱交換装置と
流量調節弁と循環ポンプ及び熱交換装置出口温度の制御
により被冷却体に冷却水の供給を行つていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来の冷却水供給装置
では被冷却体の負荷変動及び外気温度の変化等に対して
冷却水温度が常に一定の温度幅に調整出来ない問題があ
つた。すなわち、放射光施設の加速管の冷却装置に於い
て、加速管の温度変動による膨張収縮のためにビ−ムの
安定を得ることが出来なかつた。そこで本発明に於いて
は冷却水の温度変動の差を少さくすることで放射光施設
の加速管の膨張収縮を少さくしてビ−ムの安定を得るこ
とを可能にする冷却水供給装置を提供する。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に温度調整槽を含む従来の加速管用冷却水供給装置に加
熱装置を付設して冷却水の温度制御を冷却水のフイ−ド
バツクによる温度制御に加え、加熱装置入口温度でのフ
ィードフォワード制御を加えることとして居る。従来の
冷却水供給系統中の流量調節弁に依り冷却水と循環温水
とを混合するのでは十分に早いレスポンスで制御出来な
かつたが加熱装置を付設することで流量調節弁に依り温
水との混合比を制御するのに較べ早く冷却水の温度を上
昇することが出来るので被冷却体へ温度差の幅を少さく
した冷却水を供給することが出来る。 【0005】 【発明の実施の態様】本発明に於ける実施例を図1に基
づいて説明する。冷却水は加速管である被冷却体11に
至り被冷却体との熱の授受により温度上昇する、此の温
度上昇した冷却水は冷却器1と冷凍機2を経た二次冷却
水と熱交換器3の中で熱交換して冷却された後温度調整
槽4に貯留される。熱交換器3から温度調整槽4に至る
配管の途中に設けてある温度指示調節計10で冷却水の
流量を流量調節弁9で調節して所定の温度を得るように
混合される。更に上記の如くして所定の温度とした冷却
水は温度調節槽4でおよそ20分滞留して温度の均一を
図り、その後循環ポンプ8で以つて加熱器5に送り指示
調節計13に従い所定の温度の温度幅に収まるように加
熱して被冷却体11の冷却水として供給される。 【0006】 【発明の効果】従来、被冷却体へ供給される冷却水の温
度が30℃の場合、熱交換器出口の温度変動では±0.
5℃、温度調整槽出口では±0.2℃であつたのが本発
明による加熱器の付設により加熱器出口では±0.1℃
とすることが出来、実施した例の中では±0.05℃と
することが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却水供給装置の系統図を示す。
【符号の説明】
1・・・・二次冷却器
2・・・・冷凍機
3・・・・熱交換器
4・・・・温度調整槽
5・・・・加熱器
6・・・・二次冷却水ポンプ
7・・・・冷水ポンプ
8・・・・循環ポンプ
9・・・・流量調節弁
10・・・・温度指示調節計
11・・・・被冷却体
12・・・・配管
13・・・・指示調節計
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱交換器と循環ポンプを配列した冷却水
供給装置であって、上記熱交換器から排出された冷却水
を滞留させる温度調節槽と、この温度調節槽から上記循
環ポンプにより送出された冷却水を加熱する加熱装置
と、該加熱装置の出入口側における冷却水温度を検出す
ると共にその検出結果に基づいて上記加熱装置による冷
却水の温度制御を実行する指示調節計とを備え、上記加
熱装置は、直列的に2個接続されて設けられている一
方、該指示調節計は、上記加熱装置出口側における冷却
水温度に基づいて上記加熱装置による冷却水温度をフィ
ードバック制御すると共に、上記加熱装置入口側におけ
る冷却水温度に基づいて上記加熱装置による冷却水温度
をフィードフォワード制御し、上記加熱装置により加熱
された冷却水を常に安定した±0.1℃の温度幅に温度
調整し得るように構成されていることを特徴とする加速
管用冷却水供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32802499A JP3422735B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 冷却水供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32802499A JP3422735B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 冷却水供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001147066A JP2001147066A (ja) | 2001-05-29 |
JP3422735B2 true JP3422735B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=18205677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32802499A Expired - Fee Related JP3422735B2 (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 冷却水供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3422735B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013073266A1 (ja) * | 2011-11-17 | 2013-05-23 | ナックス株式会社 | 成形用金型の温度調整システム |
-
1999
- 1999-11-18 JP JP32802499A patent/JP3422735B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001147066A (ja) | 2001-05-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100985391B1 (ko) | 개별난방 제어 시스템에서 난방 부하 변동에 따른 보일러의제어방법 및 이를 이용한 개별난방 제어 시스템 | |
JP5097624B2 (ja) | 温水供給システム | |
JP2007101007A (ja) | 水冷却式恒温液循環装置及び該装置における循環液温度制御方法 | |
JP6456627B2 (ja) | 給湯システムおよびコージェネレーションシステム | |
JP2006266596A (ja) | 貯湯式給湯器 | |
JP3422735B2 (ja) | 冷却水供給装置 | |
JP4477566B2 (ja) | 温水システム | |
JPH07113110A (ja) | 転炉の熱回収装置およびその制御方法 | |
JPH0827000B2 (ja) | 温水暖房装置 | |
US4417871A (en) | Method and apparatus for cooling skid pipes in continuous slab reheating furnace | |
KR100653455B1 (ko) | 고온용 및 저온용 열교환기를 구비한 반도체 공정용 칠러 | |
JP3582844B2 (ja) | 熱媒循環式加熱炉 | |
JPH04299973A (ja) | 培養装置の温度制御方法 | |
CN217189477U (zh) | 一种反应器的温度控制系统 | |
JPH10103605A (ja) | 流体加熱機の台数制御方法 | |
CN216815171U (zh) | 一种提高换热器控制精度的系统 | |
JP5316838B2 (ja) | 温水暖房装置 | |
US20220344559A1 (en) | Thermoelectric power generation system | |
JPS5916734Y2 (ja) | 暖房システム | |
JPS60165463A (ja) | 温水暖房機 | |
JP3078712B2 (ja) | 流体加熱機の台数制御システムにおける起動制御方法 | |
KR102042653B1 (ko) | 열교환기의 유량조절장치 | |
JP2018200143A (ja) | 給湯暖房装置 | |
JPH03260503A (ja) | 給水加熱器のドレン水位制御装置 | |
JPH0223928Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030401 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |