JP3422088B2 - 符号化変調信号の復号器 - Google Patents

符号化変調信号の復号器

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JP3422088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信側で送信データに
冗長ビットを付加し誤り訂正符号化し, 多値変調の例え
ば64値QAM 変調信号とした送信信号を, 受信側で直交検
波し A/D変換し復調して, 所謂IチャネルとQチャネル
の2系列のディジタルの受信情報を得るディジタル多重
伝送システムに係り、特に其の受信側に使用されて、I
チャネルとQチャネルの2系列の受信情報の,例えば上
位2ビットの硬判定復号(harddecision decording)に
よる4つのグループ(A,B,C,D)への分割と、其
の下位4ビットにより, 軟判定復号( soft decision de
cording)されて各グループ毎に16点で全部で64の信号点
の間を特定し、其の受信データを誤り訂正復号して正し
い受信データを得る符号化変調信号の復号器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】上記の符号化変調信号の復号器の従来例
の構成について、詳しく説明する。図22の従来の符号化
変調の符号化部と復号部の構成を示すブロック図を参照
し、例えば、送信側の5ビットの情報を受信側に送りた
い場合に, 送信側で5ビットの情報に1ビットの冗長ビ
ットを付加して誤り訂正符号化し6ビットとし、この6
ビット情報を送信し、受信側で誤り訂正復号して,5ビ
ットの情報を得る場合の構成を示す。
【0003】6ビット( 64値) の送信信号点は、互に直
交するi軸とq軸の2次元平面上で,図23に示す様に,
正方格子状の64点に配置する。この信号平面上の64個の
信号点は、縦軸i と横軸q を夫々3ビットで示す事がで
きる。この64個の信号点を,自集合内の信号点の間の距
離が大きくなる様に,例えば4つの集合に分割する。こ
の分割した4つのグループを A,B,C,Dで表したものを,
図24に示す。
【0004】以下に、図22のブロック図を参照し、送信
側の符号化部と, 受信側の復号部の動作を説明する。 (1) 送信側 先ず, 5ビットの送信データの内,1ビットを取り出
し,該1ビットに1ビットの冗長ビットを付加し2ビッ
トの誤り訂正符号とする符号化をする。
【0005】この2ビットの誤り訂正符号を用いて、
図24に示す様に,64個の信号点の4グループ A,B,C,Dを
決め、上記の符号化に使用していない残り4ビットによ
り,送信したい各グループ16信号点A0〜A15,B0〜B15,C0
〜C15,D0〜D15 を決める。
【0006】送信する信号点を, 図23に示す様に,2
次元平面上の横軸i と縦軸q の値をそれぞれ3ビットで
表し、変調部に送り直交変調して受信側へ送信する。 (2) 受信側 送信側から送信された送信信号の信号点は、受信側で受
信した受信信号では,途中の伝播路の雑音により, 本来
の信号点の位置から外れる。受信側で、この信号点の位
置ズレを検出する為に、復調部で受信信号を A/D変換し
復調する時に,各信号点の間の位置を表す2ビットを、
グループを表す上位ビットの下位に図25の様に付加す
る。この様に,受信信号の信号点と信号点の間の細かい
位置を表すビットを, 受信信号の上位ビットの下位に付
加して復号する復号を、軟判定復号という。
【0007】受信信号の復号は、実際に受信した受信
点と各グループの定められた信号点との最小距離の位置
を求めて誤り訂正復号し、送信されたグループを特定す
る。 この特定されたグループの信号点の中から,受信点に
最も近い信号点を,送信された信号点として, 其の信号
点に写像されたデータを受信データとする。この様にし
て、5ビットの正しい受信データを外部へ出力してい
る。
【0008】そして、復調部で受信信号を A/D変換して
信号点のデータを得る際の, しきい値を0とする事によ
り,復調部の調整が容易になるという理由から、 A/D変
換器の出力を利用し,其の上位ビットに付加するビット
(軟判定ビット)は、信号点のしきい値で0となる様に
なる。そのため,各グループの信号点を表すビット(硬
判定ビット)は、図26の様に、信号点を取り囲む様にな
る。ここで、硬判定ビットを下位2ビットの軟判定ビッ
トによって,4つの領域に区切る。受信データが (0101
0, 01011) の時,硬判定ビット(受信点を表す上位3ビ
ット(010,010))が示す領域で, 軟判定ビット(下位2ビ
ット10, 11) は領域を示しており、この場合, 誤り訂
正されグループC が特定された時は, 受信点に最も近い
信号点はC5となるが、仮に軟判定ビットが領域を示す
と仮定すれば、受信点に最も近い信号点はC1となる。こ
の事により, 受信点に最も近いグループ内の信号点を選
択する為には, 軟判定ビットを含めた受信点を表す全ビ
ットを必要としていた。
【0009】この様に, 復号における処理量が膨大であ
ったり, 誤り訂正復号の為に過去の受信データまで遡っ
て復号する場合は, 復号結果を得るには, 受信データに
対し数シンボルの遅延を伴う。従って、受信したI,Q
チャネルの受信データを其の時間だけ遅延させなければ
ならない。
【0010】図22の受信側の回路は、この従来の符号化
変調信号の復号器の構成を示し、復号部10A と遅延部20
A と非符号化ビットの判定部30A により構成される。復
号部10A は、復調部から入力の2系列I,Q のディジタル
の受信情報x,y の例えば64値の6ビットであり, 誤り訂
正復号されて5ビットとなる受信データx,y の上位2ビ
ットの 0/1により,送信側で誤り訂正に最適な様に冗長
ビットが付加され符号化された4つの情報系列(グルー
プA,B,C,D)の推定を行い、非符号化ビットの判
定部30A が其の下位4ビットにより, 各グループ毎に16
個の信号点を判定する軟判定復号を行う。遅延部20A
は、受信情報x,y を集合分割した4つの情報系列A,
B,C,Dの各情報系列の復号に伴って要した時間だ
け、入力のディジタルの受信情報x,y を遅延させ,非符
号化ビットの判定部30A での軟判定を受信データに同期
して行えるようにする。非符号化ビットの判定部30A
は、復号部10A にて受信情報の上位2ビットにより推定
された4グループA,B,C,Dの各グループ16個の信
号点 A0 〜 A15─ D0 〜 D15の判定を, 其の下位4ビッ
トにより行い、受信した送信信号点に最も近い情報系列
を受信データから導き出した後、其の最も近い情報系列
の誤りを訂正し、出力として正しい受信データを得る。
この従来の符号化変調信号の復号器では、受信情報x,y
を4グループA,B,C,Dにグルーピングする集合分
割に関与する上位2ビットの下位の, 集合分割には関与
しない4ビットの非符号化ビットの判定部30Aでの特定
は、復号部10Aの出力の4グループ分割の誤り訂正復号
結果と、受信情報の I, Q の受信データx,y とを用いて
行うが、復号部10A にて受信データのグループ分割の誤
り訂正復号結果を得るには、多数の冗長化された過去の
受信データから統計的に所要の受信系列を選出する(例
えばビタビ・アルゴリズムによる)ために相当の時間を
伴うし、其の結果として、非符号化ビットの判定部30A
における非符号化ビットの下位4ビットの判定を受信デ
ータx,yを基にして行う為には, 該受信データx,yを相当
時間だけ遅延させなければならない。なお、符号化変調
信号の復号器にて,入力の5ビットの受信情報x,yの下
位4ビットにより,各グループの信号点の軟判定を行う
為に, 前段の復調部にて上位2ビットに付加する下位4
ビットの軟判定情報は、周辺回路により其の処理を行う
都合上,各受信信号点を取り囲む様に付加する場合が多
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の復号器の
技術は、受信データの上位ビットの下位に軟判定ビット
を付加することにより,受信点と該受信点に最も近いグ
ループの信号点との間の距離が判り、軟判定ビットを多
く付加することにより,より細かな距離が判り、復号の
際に誤り訂正能力が増大する方向に行くが、上記の復号
の為に受信データを遅延させる必要があるという理由に
より、各グループ内の信号点を特定するために,受信デ
ータを必要な時間だけ遅延させる遅延部におけるビット
幅(遅延素子の数)が拡がり、回路規模の増加を招くと
いう問題があった。本発明の目的は、受信データのグル
ーピングに関与する上位ビットに付加してグループの信
号点を特定する軟判定ビットのビット数が少なく, 全体
の回路規模が小さくて、受信点と信号点との間の細かな
距離が判り、誤り訂正復号能力のある符号化変調信号の
復号器を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的達成のための本
発明の符号化変調信号の復号器の基本概念は、誤り訂正
符号により特定されたグループの信号点のうち,受信点
に最も近い信号点を求める為に、予め受信点に最も近い
各グループの信号点を求め、受信した I,Qチャネルの受
信データx,y の情報量よりも少ない情報で,受信データ
x,y が示す受信点の位置に最も近い各グループの信号点
を表し、これを復号するのに必要な時間だけ遅延させる
様に構成する。また、一般に其の受信データは、其の上
位ビットで受信領域の広範囲のグループを示し、下位ビ
ットで上位ビットが示す領域内の各信号点を特定する性
質があることに着目し,先ず、下位ビットが如何なる値
でも,上位ビットの示す広範囲な領域で,受信点のデー
タに最も近い信号点を各グループに1つずつ見付けて抽
出し、非符号化ビット判定部30Aで軟判定復号される受
信信号点の特定に使用する為に、受信データに対して必
要な遅延時間を付与する遅延部20Aのビット幅が広くな
らないように構成する。即ち、図1の本発明の請求項1
の原理的な構成図を参照し、送信側で送信データに冗長
ビットを付加し誤り訂正符号化し, 互に直交するI軸と
Q軸の二次元平面上で正方格子状に一定数の信号点が配
置された多値変調信号の送信信号を、受信側で直交検波
し A/D変換して復調した2系列I,Q のディジタルの受信
情報x, yを、其の上位ビットの硬判定により2の整数倍
の4つの集合にグルーピングし,其の下位ビットによる
軟判定で各グループの一定数の信号点を特定した後に誤
り訂正復号し,正しい受信データを得る符号化変調信号
の復号器において、其の受信入力に並列に、受信データ
x, yと一定値との加減算を行うことにより, 受信データ
x, yを別データX,Yに変換し、該変換出力データX, Yに
より, 受信点のデータx, yに最も近い各グループの信号
点を特定する信号点判定情報を取り出す抽出部(1) を設
ける構成とする。
【0013】
【作用】本発明の請求項1の基本構成(図1)では、符
号部10, 遅延部20, 非符号化ビットの判定部30から成る
従来の符号化変調信号の復号器の受信入力に並列に新設
した抽出部(1) が、入力の受信データx,y から所要の出
力データ X,Yを抽出し変換して、其の変換出力X,Y によ
り、非符号化ビットの判定部30にて、受信データx,y の
下位ビットが如何なる値であっても、其の上位ビットが
示す例えば4つの広範囲の領域(A,B,C,D)で受
信データx,y に最も近い領域の1つの信号点( A0〜 A15
─D0〜 D15の何れか) を特定する。そして抽出部(1)
が、入力の受信データx,y から所要の出力データ X,Yを
抽出するには余り時間を要しないので, 非符号化ビット
の判定部30が、其の入力 X,Yにより, 各領域の1つの信
号点を特定するのに必要として遅延部20が入力X,Y に付
与しなければならない遅延時間も少くて済むことにな
る。従って、本発明の符号化変調信号の復号器の回路全
体の規模は小さくなり、従来の符号化変調信号の復号器
の遅延部20A のビット幅が広くて, 回路規模が大きくな
るという問題は解決されることになる。
【0014】
【実施例】図3は、図2と共に, 図1の本発明の請求項
1に対応する実施例1の符号化変調信号の復号器の説明
図である。この復号器の入力の受信情報x,y は、一般に
送信側で, 2 値0/1 の送信データに, 誤り訂正符号化の
一種である畳込み符号化器等を用いて冗長ビットが付加
され, 多値の直交振幅変調QAM の64値QAM変調信号と
し,互に直交するI軸とQ軸で形成する二次元平面上で
正方格子状の64個の送信信号点が, 誤り検出訂正に最適
な様に配置されて各符号語間の距離が最大となった送信
信号であり、受信側で受信され, 直交検波され, A/D 変
換されて復調された Iチャネルと Qチャネルの各6ビッ
トの2系列のディジタルの受信データであり、誤り訂正
復号後に各5ビットの出力の受信データとなる入力の受
信データx,y である。そして此の復号器は、誤り訂正復
号後に各5ビットデータとなる入力の受信データx,y
を、其の上位2ビットの硬判定による集合分割によって
4グループA〜Dに分割し、其の下位ビットにより各グ
ループ毎に16個の信号点A0〜A15 ─D0〜D15 を特定して
4値の軟判定復号を行うものである。図2は、図1の入
力の受信情報である Iチャネルと Qチャネルの受信デー
タx, yを、各5ビットx4〜x0, y4〜y0で表した時に, 各
集合内の信号点の間の距離が最大となる様に受信情報を
分割する集合分割により, 4つに分けられたグループA
〜Dの各グループで4値に軟判定復号される各16個の信
号点A0〜A15 ─D0〜D15 の配置を示す。この図3の実施
例では、請求項1の抽出部(1) として, 図2の入力の受
信データx, yから一定値2を差し引き,変換出力 X,Yと
する減算回路を使用している。そして受信データx, yに
最も近い各グループの信号点を特定する信号点判定情報
を、其の変換出力X,Y の上位3ビットX4X3X2,Y4Y3Y2
している。
【0015】X,Yと4グループA〜Dの各グループ16個
で全部で64個の信号点配置A0〜A15 ─D0〜D15の関係を
図3に示す。そして、図2と図3の中に、受信データx,
yが(1 0 1 0 1, 0 1 1 1 0 ) である時の上位3ビッ
ト( 1 0 1 0 0, 0 1 1 0 0 )が示す領域を太線で囲んで
示す。図2における、受信データx, yの上位3ビット
は、グループBの信号点B6を含む領域を示しているだけ
であり, 復号部10で誤りであると判定されてグループC
の信号点C7が復号された場合、非符号化ビットの判定部
30にて、上位3ビットの情報だけでは、x, yに最も近い
グループCの信号点C6を特定することが出来ない。この
場合、信号点C6であるが、仮に x, y の下位2ビットが
1 1, 1 0 だとすると信号点C6は C7 となる。そこで上
位3ビットが示す領域を変換して正しい信号点C6を得る
為に、抽出部(1) で、受信データx, yから一定値2の減
算を行い X,Yを求める。すると抽出部(1) の出力X,Y は
( 1 00 1 1, 0 1 1 0 0 ) となり、図3において X,Y
の上位3ビットが示す領域は、各グループ1つずつの信
号点 A10, B6, C6, D10 に囲れている。その為, 下位2
ビットが如何なる値であっても、受信データx, yの上位
3ビットが示すグループ以外のグループが送信信号点の
グループと判定された場合に、X,Y の上位3ビットによ
り,受信データに最も近い復号された信号点を特定する
ことが出来る。
【0016】図4は、図2と共に, 本発明の請求項2に
対応する実施例2の符号化変調信号の復号器の説明図で
ある。この実施例2では、本発明の抽出部(1) として、
I 側と Q側の受信データx, yの各5ビットx4〜x0, y4
y0の下位第2ビットx1, y1により, I 側と Q側の受信デ
ータx, yから一定値4(図21の表1)を差し引く減算回
路を使用する。そして受信データx, yに最も近い信号点
を特定する信号点判定情報を、表1の変換出力 X,Yの上
位3ビットX4X3X2,Y4Y3Y2とする。
【0017】出力 X,Yの上位3ビットX4X3X2,Y4Y3Y
2と, 4グループの信号点配置A0〜A15─D0〜D15の関係
を図2-3に示す。図2と図4の中に、受信データ x, y
が、( 10 1 0 1, 0 1 1 1 0 )である時の上位3ビット
( 1 0 1 0 0, 0 1 1 0 0 )が示す領域を太線で囲んで示
す。図2において、其の受信データx, yの上位3ビット
は、グループBの信号点B6を含む領域を示しているだけ
であり, 復号部10で誤りであると判定されてグループC
の信号点C7が復号された場合、上位3ビットの情報だけ
では、x, yに最も近いグループCの信号点C6を特定する
ことは出来ない。この場合、信号点C6であるが、仮に
x, y の下位2ビットがそれぞれ 1 1, 0 1だとすると信
号点C6はC7となる。そこで上位3ビットが示す領域を変
換して正しい信号点C6を得る為に、表1に従って X,Yを
求める。すると X,Yの上位3ビットX4X3X2,Y4Y3Y2
( 1 0 0, 0 1 1 ) となり、図4において上位3ビット
が示す領域は各グループ1つずつの信号点 A10, B
6, C6, D10 に囲まれている。その為, 受信データx, y
の下位2ビットが如何なる値であっても、其の上位3ビ
ットが示すグループ以外のグループが送信信号点のグル
ープと判定された場合に、X,Yの上位3ビットにより,
受信データに最も近い復号された信号点を特定すること
が出来る。
【0018】図6は、図2、図5と共に, 本発明の請求
項3,4に対応する実施例3,4の符号化変調信号の復
号器の説明図である。この実施例3では、抽出部(1) と
して、入力のI 側と Q側の受信データx, yを出力X,Y と
する為の、図21の式1(X= x-y+30, Y= x+y-2)の算術回
路と、出力X,Y の下位2ビットが示す領域区分情報〜
(図5) を生成するために, 図示しないが、x ≧ yの
比較を行う比較器1 と(4-x)≧ yの比較を行う比較器2
および X2,Y2の排他的論理和EX-OR が1の時に比較器1
の結果と比較器2 により判定した図5に示す領域区分情
報〜により, x,y の片方のデータに4を加減算する
(図21の表2)回路を使用する。そして、受信データに
最も近い信号点を特定する信号点判定情報を、表2に示
す変換出力X,Y の上位4ビットX4X3X2X1, Y4Y3Y2Y1とす
る。図2において、受信データx,yの上位3ビット( 1 0
1 0 0, 0 1 1 0 0 )は、グループBの信号点B6を含む
領域を示しているだけであり, 復号部10で誤りであると
判定されてグループCの信号点C7が復号された場合、上
位3ビットの情報だけでは、x, yに最も近いグループC
の信号点C6を特定することは出来ない。そこで、式1を
用いて入力の受信データx, yを出力X, Yに変換する。変
換後の出力X, Yと4グループの信号点配置A0〜A15 ─D0
〜D15の関係を図6に示す。然し、この変換を行っただ
けでは不充分である。図6信号点配置において、X2とY2
の排他的論理和EX-OR が0の時は、上位4ビットX4X3X2
X1, Y4Y3Y2Y1が示す領域は、各グループ1つずつ信号点
に囲まれているため,上位4ビットの情報により,受信
データに最も近くて復号部10で復号されたグループの信
号点を特定することが出来る。上記 X2,Y2の排他的論理
和EX-OR が1の時は、上位4ビットの情報だけでは誤り
だと判定された場合、受信データに最も近い復号された
グループの信号点を特定することが出来ない。例えば、
X,Y が ( 1 0 0 0 1 0, 1 0 0 1 0 1 ) の時、受信デー
タに最も近い各グループの信号点は、A10, B6, C6, D10
である。仮に X,Yの下位2ビットがそれぞれ 1 1, 1 0
であった場合、受信データに最も近い信号点は A11, B
6, C7, D10となる。そこで X,Yの上位4ビットが示す領
域を、受信データに最も近い信号点の領域に変換するた
めに, 比較器1,比較器2 を用いて下位2ビットが示す領
域区分〜を判定し、表2に基いて、X,Y の修正を行
う。図5における X,Yの下位2ビット1 0,0 1 が示す領
域区分情報はとなる。その結果、X,Y の上位4ビット
は、 ( 1 0 0 0 , 1 0 0 0 )となり、A10, B6, C6, D10
の信号点に取囲まれた領域が, 受信データとの距離が最
小となる領域の境界線と平行な直交座標に囲まれた領域
として選出されることを示している。以上の方法によ
り、X,Y の上位4ビットの情報により, 受信データに最
も近い復号されたグループの信号点を特定することが出
来ることになる。
【0019】図7は、図2, 図5, 図6と共に, 本発明
の請求項4に対応する実施例4の符号化変調信号の復号
器の説明図である。この実施例4では、本発明の抽出部
(1)として、受信データ x, y を出力X,Y とする為の、
前記の式1(X= x-y+30, Y=x+y-2)の算術回路と、受信
データx, yの下位2ビットx1, y1により求めた図5の対
応する領域区分〜により, 受信データx,y の片方に
4を加減算する(図21の表2)回路を使用する。そして
受信データx, yに最も近い信号点を特定する信号点判定
情報を、図21の表2の出力X,Y の上位4ビットX4X3X2X
1, Y4Y3Y2Y1とする。図2における上位3ビットは、前
述の如く、信号点を取り囲んだ領域だけを示しているの
で、誤りが生じた場合、復号されたグループの信号点を
特定する事が出来ない。そこで、式1を用いて x, y を
X,Yに変換する。X,Y と4グループA〜Dの信号点配置
の関係を図6に示す。然し、この変換を行っただけでは
不充分である。図6の信号点配置において、X,Y の下位
第3ビットのX2とY2の排他的論理和が0の時は、上位4
ビットが示す領域は各グループの信号点に囲まれている
ので,上位4ビットの情報により,受信データに最も近
い復号部10で復号されたグループの信号点を特定するこ
とが出来る。上記の排他的論理和が1の時は、上位4ビ
ットの情報だけでは誤りだと判定された場合、受信デー
タに最も近い復号されたグループの信号点を特定するこ
とが出来ない。例えば受信データx, yが( 1 0 0 0 1, 0
1 1 0 1 ) の時、X,Y は ( 1 0 0 0 1 0, 0 1 1 1 0 0
) となり,受信データに最も近い各グループの信号点は
A6,B5, C6,D5 である。仮に X,Yの下位2ビットがそれ
ぞれ 1 1, 1 0 であった場合、受信データに最も近い各
グループの信号点は A6,B6, C6,D6 となる。そこで X,Y
の上位4ビットが示す領域を,受信データに最も近い信
号点に取り囲まれた領域に変換する為に、下位2ビット
x1, y1により X,Yの下位2ビットが示す領域区分〜
を判定し,表2に基づき X,Yの修正を行う。 x, y と
X,Y及び信号点配置の関係を図7に示す。図7におい
て、x1, y1は太線で示された領域を示し、 X,Yの下位2
ビットが領域区分を示しているのに相当する。修正の
結果、X,Y の上位4ビットは ( 1 0 00, 0 1 1 0 ) と
なり, A6,B5, C6,D5 の信号点に取り囲まれた領域が、
受信データとの距離が最小となる領域の境界線と平行な
直交座標と受信データの直交座標との相関により選択さ
れた領域であることを示している。以上の方法により、
X,Y の上位4ビットの情報で、受信データに最も近い復
号されたグループの信号点を特定することが出来る。
【0020】図8は、図5,図9,図10と共に, 本発
明の請求項5,6の実施例5の符号化変調信号の復号器
の説明図である。この実施例5の復号器は、送信側で誤
り訂正符号化され, 64値の多値変調信号となり, 直交す
るI 軸とQ 軸で形成する位相平面上で正方格子状に64個
の信号点が配置された送信信号が, 受信側で受信され直
交検波され A/D変換されて復調された Iチャネルと Qチ
ャネルの受信データであって誤り訂正復号後に各5ビッ
トデータとなる受信情報 x, y を入力し、其の上位ビッ
トの硬判定による集合分割によってA,Bの2グループ
に分割され、其の各下位ビットにより各グループ32個の
信号点A0〜A31,B0〜B31 を特定して, 4値の軟判定復号
を行う復号器である。 Iチャネルと Qチャネルの受信デ
ータ x,y と2グループA,Bの各信号点配置の関係が
図8に示されている。この実施例では、本発明の抽出部
(1) として、受信データ x, y の下位2ビットが示す
X,Yの領域区分情報(図5) を生成するために,図示し
ないが、x ≧ yの比較を行う比較器1 と、(4-x) ≧ yの
比較を行う比較器2 および比較器1 の結果と比較器2に
より判定した図5における領域区分情報〜により、
受信データx,y の片方から値2を減算する(図21の表
3)減算回路を使用する。そして信号点判定情報を、表
3に示す X,Yの上位3ビット及び減算を行ったデータを
把握するための情報とする。受信データx から値2を減
算した時の変換出力 X,YとグループA,Bの信号点配置
の関係を図9に示し、受信データy から値2を減算した
時の変換出力X,Y とグループA,Bの信号点配置の関係
を図10に示す。そして図8の中に、受信データ x, y
が ( 1 0 1 0 1 , 0 1 1 1 0 )である時の上位3ビット
が示す領域を太線で囲み示している。 x, y の上位3ビ
ットはグループAの信号点 A 14を含む領域を示している
だけであり, 復号部で誤りであると判定されグループB
が復号された場合、上位3ビットの情報だけでは x, y
に最も近いグループBの信号点B14を特定することが出
来ない。この場合の信号点B14 であるが、仮にx, yの下
位2ビットがそれぞれ 1 0, 0 1 だとすると、信号点B
14 は B10となる。そこで上位3ビットが示す領域を変
換する。図5において x, y の下位2ビット 0 1,1 0は
領域区分を示しており、表3に従って xから値2を減
算する。すると X, Y は ( 1 0 0 1 1 , 0 1 1 1 0 )と
なり, 図9において、上位3ビットが示す領域は x, y
に最も近い A14と B14の信号点に挟まれた領域になる。
その為, 受信データx, yの上位3ビットが示すグループ
以外のグループが,送信信号点のグループと判定された
場合に,下位2ビットが如何なる値であっても,X,Yの
上位3ビットにより,受信データに最も近い復号された
信号点を特定することが出来る。図11は、図8,図1
0と共に, 本発明の請求項6の実施例6の符号化変調信
号の復号器の説明図である。この実施例6の復号器で
は、本発明の抽出部(1) として、受信データ x, y を図
21の式2( X= x - y + 32, Y= x + y )により X,Y と
するための算術回路を使用し、信号点判定情報を X,Yの
上位3ビットとする。 X, Y と2グループA,Bの信号
点配置の関係を図11に示す。図8と図11の中に、受
信データ x, y が ( 1 0 1 0 1 , 0 1 1 1 0 )である時
の下位2ビットを除いた上位3ビットが示す領域を太線
で示している。図10において、x, yの上位3ビット
は、グループAの信号点A14 を含む領域を示しているだ
けであり, 復号部で誤りであると判定されグループBが
復号された場合,上位3ビットの情報だけでは x, y に
最も近いグループBの信号点B14 を割り出すことが出来
ない。この場合,信号点B14 であるが、仮に下位2ビッ
トの x, y がそれぞれ 1 0, 0 1 だとすると、信号点B
14 は B10となる。そこで上位3ビットが示す領域を変
換するために、式2により X,Yを求める。図11におい
て、x, yの下位2ビットが示す領域は、信号点のA14
B14 とに挟まれた領域であり,受信データとの距離が最
小となる領域の境界線と平行な直交座標に囲まれた領域
となる。そのため、受信データ x, y の上位3ビットが
示すグループ以外のグループが,送信信号点のグループ
と判定された場合に,下位2ビットが如何なる値であっ
ても,X,Y の上位3ビットにより,受信データに最も近
い復号された信号点を特定することが出来る。
【0021】図12は、図8,図9,図10と共に, 本
発明の請求項7の実施例7の符号化変調信号の復号器の
説明図である。この実施例7の復号器では、本発明の抽
出部(1) として、受信データx, yを図3の式2( X= x
- y + 32, Y= x + y )によりX, Y とするための算術回
路と、X, Yの下位2ビットを用いて図5に示す領域区分
を判定し, 受信データx, yの片方から値2を減算する
(図21の表3)減算回路とを使用する。そして、信号点
判定情報を,表3により変換したデータの上位3ビット
及び減算を行ったデータを把握するための情報とする。
【0022】受信データx から2を減算した時の X,Yと
2グループA,Bの信号点配置の関係を図9に示し、受
信データy から2を減算した時の X,YとグループA,B
の信号点配置の関係を図10に示す。そして図8の中
に、受信データ x, y が ( 1 01 0 1 , 0 1 1 1 0 )で
ある時の上位3ビットが示す領域を太線で示している。
図8において x, y の上位3ビットはグループAの信号
点 A14を含む領域を示しているだけであり, 復号部で誤
りであると判定されグループBが復号された場合、上位
3ビットの情報だけでは x, y に最も近いグループBの
信号点B14 を特定することが出来ない。この場合の信号
点B14 であるが、仮に下位2ビットの x,y が 1 0, 0 1
だとすると、信号点B14 は B10となる。そこで上位3
ビットが示す領域を受信データに最も近い信号点に取り
囲まれた領域に変換するために, 表3に従って変換を行
う。 x, y と X, Y 及びグループA,Bの信号点配置の
関係を図12に示す。表3に従って xから値2を減算す
る。すると X, Y は ( 1 0 01 1 1, 1 0 0 0 1 1 ) と
なり、x, yと X, Y の上位4ビットが示す領域をそれぞ
れ細線と太線とで示し、更に図5における領域区分情報
との対応を示す。その結果、x, yの下位2ビッ
トが示す領域区分情報はであると判り,表3に従って
xから値2を減算する。すると X, Y は ( 1 0 0 1 1,
0 1 1 1 0 ) となり、図9において、上位3ビットが示
す領域は、 x, y に最も近い A14と B14の信号点に挟ま
れた領域であり、受信データとの距離が最小となる領域
の境界線と平行な直交座標と受信データの直交座標との
相関により選択された領域である。そのため, 受信デー
タ x, y の上位3ビットが示すグループ以外のグループ
が,送信信号点のグループと判定された場合に,下位2
ビットが如何なる値であっても,X,Y の上位3ビットに
より,受信データに最も近い復号された信号点を特定す
ることが出来る。
【0023】図14,図15は、図13,図5と共に,
本発明の請求項8,10の実施例8,10の符号化変調
信号の復号器の説明図である。この実施例8の復号器
は、送信側で誤り訂正符号化され, 64値の多値変調信号
となり, 直交するI 軸とQ 軸で形成される位相平面上で
正方格子状に配置された64個の信号点を持つ送信信号
が, 受信側で受信され直交検波され A/D変換されて復調
された Iチャネルと Qチャネルの受信データの x, y で
あり,誤り訂正復号された後に、各5ビットのデータと
なる受信情報を入力し、其の上位3ビットの硬判定によ
る集合分割によってA〜Hの8グループに分割し、其の
下位2ビットにより、各グループの8個の信号点A0〜A7
─H0〜H7を特定して, 4値の軟判定復号を行う復号器で
ある。 IチャネルとQ チャネルの受信データx, yと8グ
ループA〜Hの信号点配置の関係が図13に示されてい
る。この実施例では、本発明の抽出部(1) として、受信
データx, y の下位2ビットが示す領域区分情報(図5)
を生成するために, 図示しないが、x ≧ yの比較を行
う比較器1 と (4-x)≧ yの比較を行う比較器2 および比
較器1 の結果と比較器2 により図5における領域区分情
報を判定し、受信データx, yの片方から値2を減算する
(図21の表3)減算回路を使用する。そして信号点判定
情報を、表3に示す X,Yの上位3ビット及び減算を行っ
たデータを把握するための情報とする。受信データx か
ら値2を減算した時の X,YとグループA〜Hの信号点配
置の関係を図14に示し、受信データy から値2を減算
した時の X,YとグループA〜Hの信号点配置の関係を図
15に示す。そして図13の中に、受信データx, yが
( 1 0 1 0 1 , 0 1 1 1 0 )である時の上位3ビットが
示す領域を太線で囲み示している。図13において x,
y の上位3ビットはグループHの信号点H3を含む領域を
示しているだけであり, 復号部で誤りであると判定され
グループAが復号された場合、上位3ビットの情報だけ
では x, y に最も近いグループAの信号点A5を特定する
ことが出来ない。この場合の信号点はA5であるが、仮に
下位2ビットの x, y が 1 0, 0 1 だとすると、信号点
A5は A3 となる。そこで上位3ビットが示す領域を、受
信データに最も近い信号点に取り囲まれた領域に変換す
るために, 表3に従って変換を行う。 x, y の下位2ビ
ットは、図5における領域区分のを示しており、x, y
と X, Y 及びグループA〜Hの信号点配置の関係を図1
4に示す。表3に従って xから値2を減算すると、 X,
Y は ( 1 0 0 1 1, 0 1 1 1 0 )となり、図14におい
て、上位3ビットは太線で囲まれた領域を示す。変換の
性質から、x, yは図14において太線で囲まれた領域に
存在することが判るため、x, yに最も近い各グループの
信号点( A5, B5, C2, D2, E3, F2,G2, H2) を含む極太
線で囲まれた領域を特定することが出来る。これらの方
法により、受信データ x, y の上位3ビットが示すグル
ープ以外のグループが,送信信号点のグループと判定さ
れた場合に、x, yの下位2ビットが如何なる値であって
も,X,Y の上位3ビットにより,受信データに最も近い
復号された信号点を特定することが出来る。
【0024】図16は、図13と共に, 本発明の請求項
9の実施例9の符号化変調信号の復号器の説明図であ
る。この実施例9の復号器では、抽出部(1) として、受
信データ x, y を図21の式2( X= x - y + 32, Y= x +
y )により X,Yとする算術回路を使用し、信号点判定情
報を, 其の X,Yの上位3ビットとする。
【0025】X,Yと8グループA〜Hの各8個の信号点
配置の関係を図16に示す。図13と図16に、 x, y
が ( 1 0 1 0 1 , 0 1 1 1 0 )である時の下位2ビット
を取り除いた上位3ビットが示す領域を太線で示してい
る。図13において x, y の上位3ビットはグループH
の信号点H3を含む領域を示しているだけであり, 復号部
で誤りであると判定されグループAが復号された場合、
上位3ビットの情報だけでは x, y に最も近いグループ
Aの信号点A5を特定することが出来ない。この場合の信
号点A5であるが、仮に下位2ビットの x, y が 1 0, 0
1 だとすると、信号点A5は A3 となる。そこで上位3ビ
ットが示す領域を受信データに最も近い信号点に取り囲
まれた領域に変換するために, 式2により,X,Y を求め
る。図16において、X,Y の上位4ビットが示す領域に
x, y が存在するため,x,yに最も近い各グループの信
号点( A5, B5, C2, D2, E3, F2, G2, H2) を含む太線で
囲まれた領域を、受信データとの距離が最小となる領域
の境界線と平行な直交座標に囲まれた領域として特定す
ることが出来る。これらの方法により、受信データ x,
y の上位3ビットが示すグループ以外のグループが,送
信信号点のグループと判定された場合に, x, y の下位
2ビットが如何なる値であっても,X,Y の上位3ビット
により,受信データに最も近い復号された信号点を特定
することが出来る。
【0026】図17は、図13,図14,図15と共
に, 本発明の請求項10の実施例10の符号化変調信号の復
号器の説明図である。この実施例10の復号器では、抽出
部(1)として、受信データ x, y を式2( X= x - y + 3
2, Y= x + y )により X,Yとする算術回路と, 最下位か
ら第3ビットの x2,y2と X2,Y2により図5における領域
区分を判定し, 片方の受信データ x, y から値2を減算
する(表3)減算回路とを使用する。そして信号点判定
情報を, 其の表3により変換を行ったデータの上位3ビ
ット及び減算を行ったデータを把握するための情報とす
る。
【0027】受信データx から値2を減算した時の X,Y
と8グループA〜Hの信号点配置の関係を図14に示
し、受信データy から値2を減算した時の X,Yと8グル
ープA〜Hの信号点配置の関係を図15に示す。そして
図13の中に、受信データx, yが ( 1 0 1 0 1 , 0 1 1
1 0 )である時の上位3ビットが示す領域を太線で示し
ている。図2-12 において x, y の上位3ビットはグル
ープHの信号点H3を含む領域を示しているだけであり,
復号部で誤りであると判定されグループAが復号された
場合、上位3ビットの情報だけでは x, y に最も近いグ
ループAの信号点A5を特定することが出来ない。この場
合の信号点A5であるが、仮に下位2ビットの x, y が
それぞれ 1 0, 0 1 だとすると、信号点A5は A3 とな
る。そこで上位3ビットが示す領域を受信データに最も
近い信号点に取り囲まれた領域に変換する。x, yと X,
Y 及びグループA〜Hの信号点配置の関係を図17に示
す。X, Yは ( 1 0 0 1 1 1, 1 0 0 0 1 1 ) となり、x,
yと X, Y の下位2ビットを取り除いた上位ビットが示
す領域をそれぞれ太線と細線で示し、更に図5における
領域区分情報〜との対応を示す。その結果、x, yの
下位2ビットが示す領域区分情報はであることが判
り, 表3に従って xから値2を減算する。するとX,Yは
( 1 0 0 1 1 , 0 1 1 1 0 )となり、図14において、
上位3ビットは線で囲まれた領域を示す。変換の性質か
ら、x, yは図14において線で囲まれた領域に存在する
ことが判るため、x, yに最も近い各グループの信号点(
A5, B5, C2 , D2, E3, F2, G2, H2) を含む極太線で囲ま
れた領域を、受信データとの距離が最小となる領域の境
界線と平行な直交座標と受信データの直交座標との相関
により選択された領域として特定することが出来る。こ
れらの方法により、受信データ x, y の上位3ビットが
示すグループ以外のグループが,送信信号点のグループ
と判定された場合に、x, yの下位2ビットが如何なる値
であっても,X,Y の上位3ビットにより,受信データに
最も近い復号された信号点を特定することが出来る。
【0028】図18,図19は、本発明の請求項11,12
の実施例11,12の符号化変調信号の復号器の説明図であ
る。図18に, I 側とQ 側の受信データを x,yで表した
時の受信データと16グループA〜Pの各4個の信号点
配置の関係を示す。この実施例11の復号器では、本発明
の抽出部(1) として、受信データ x, y から値2を差し
引き X,Yとする減算回路を使用し、信号点判定情報を,
其のX,Yの上位3ビットとする。そして X,Yと信号点配
置の関係を図19に示す。図18,図19の中に、x, y
が ( 1 0 1 0 1 , 0 1 1 1 1 )である時の上位3ビット
が示す領域を太線で示している。図18において x, y
の上位3ビットは、グループNの信号点N1を含む領域を
示しているだけであり, 復号部で誤りであると判定され
グループHが復号された場合,上位3ビットだけでは
x, y に最も近いグループHの信号点H2を特定すること
が出来ない。この場合, 信号点H2であるが、仮に下位2
ビットの x, y がそれぞれ 1 1, 0 1 だとするとH2はH1
となる。そこで上位3ビットが示す領域を変換するため
に,値2の減算を行う。図19において、上位3ビット
が示す領域は、4グループA,B,M,Nの信号点( A
3, B3, M1, N1) に囲まれている。そして受信信号点は
太線で囲まれた領域に存在するため、x, yに最も近い各
グループの信号点 (A3, B3, C3, D2, E3, F3, G3, H2,
I1, J1, K1, L0, M1 , N1, O1, P0) を含む極太線で囲ま
れた領域を特定することが出来る。これらの方法によ
り、受信データ x, y の上位3ビットが示すグループ以
外のグループが,送信信号点のグループと判定された場
合に, x, y の下位2ビットが如何なる値であっても,
X,Y の上位3ビットにより,受信データに最も近い復号
された信号点を特定することが出来る。
【0029】図20は、図18と共に、本発明の請求項
12の実施例12の符号化変調信号の復号器の説明図であ
る。図18に, I 側とQ 側の受信データをx,yで表した
時の受信データと16グループA〜Pの各グループ4個
の信号点配置の関係を示す。この実施例12の復号器で
は、抽出部(1) として、受信データ x, y の最下位から
第2ビットの x1, y1 により, 図5における領域区分を
判定し, 受信データ x, yから値2を減算する(図21の
表1)減算回路を使用する。そして信号点判定情報を,
其の表1により変換を行っ X,Yの上位3ビットとする。
そして図20に、X,Yの上位3ビットとグループA〜P
の信号点配置の関係を示す。図18と図20の中に、受
信データ x, y が ( 1 0 1 0 1 , 0 1 1 1 1 )である時
の上位3ビットが示す領域を太線で示している。図18
において x, y の上位3ビットは、グループNの信号点
N1を含む領域を示しているだけであり, 復号部で誤りで
あると判定されグループHが復号された場合,上位3ビ
ットだけでは x, y に最も近いグループHの信号点H2
特定することが出来ない。この場合, 信号点H2である
が、仮に下位2ビットの x, y がそれぞれ 1 1, 0 1 だ
とするとH2はH1となる。そこで上位3ビットが示す領域
を変換するために,表1により X,Yを求める。図20に
おいて、上位3ビットが示す領域は、4グループA,
B,M,Nの信号点(A3, B3, M1, N1) に囲まれてい
る。そして受信信号点は太線で囲まれた領域に存在する
ため、受信データx, yに最も近い各グループの信号点
(A3, B3, C3, D2,E3, F3, G3, H2, I1, J1, K1, L0, M
1, N1, O1, P0) を含む極太線で囲まれた領域を特定す
ることが出来る。
【0030】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、入
力の受信データI,Q が例えば各5ビットの受信データx,
yの場合、その上位3ビットが示すグループ以外のグル
ープが,送信信号点のグループと判定された場合に,受
信データx, yの下位2ビットが如何なる値であっても,
抽出部の出力X,Y の上位3ビットにより,受信データに
最も近い復号されたグループの信号点を特定することが
出来るので、受信情報を集合分割した各グループの信号
点を軟判定復号する為に上位ビットに付加する下位ビッ
トの数は、I,Q 各々が1ビットで済むことになり、信号
点判定情報の遅延部のビット幅が減少すると共に、符号
化変調信号の復号器の回路全体の規模を縮小する効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の請求項1の符号化変調信号の復号
器の基本構成を示す原理図
【図2】 本発明の請求項1〜4 の実施例の動作を説
明する為の比較図
【図3】 本発明の請求項1の実施例1の動作の説明
【図4】 本発明の請求項2の実施例2の動作の説明
【図5】 本発明の請求項3〜12の各実施例の動作の
領域区分の図
【図6】 本発明の請求項3,4 の実施例3,4 の動作の
説明図
【図7】 本発明の請求項4の実施例4の動作の説明
【図8】 本発明の請求項5,6 の実施例の動作を説明
する為の比較図
【図9】 本発明の請求項5,7 の実施例5,7 の動作の
説明図
【図10】 本発明の請求項6,7 の実施例6,7 の動作の
説明図
【図11】 本発明の請求項6の実施例6の動作の説明
【図12】 本発明の請求項7の実施例7の動作の説明
【図13】 本発明の請求項8〜10の実施例の動作を説
明する為の比較図
【図14】 本発明の請求項8,10の実施例8,10の動作の
説明図
【図15】 本発明の請求項8,10の実施例8,10の動作の
説明図
【図16】 本発明の請求項9の実施例9の動作の説明
【図17】 本発明の請求項10の実施例10の動作の説明
【図18】 本発明の請求項11,12の実施例の動作を説
明する為の比較図
【図19】 本発明の請求項11の実施例11の動作の説明
【図20】 本発明の請求項12の実施例12の動作の説明
【図21】 本発明の請求項2〜12の実施例の抽出部の
加減算回路の構成を示す図
【図22】 従来の符号化変調の符号化部と復号部の構
成を示すブロック図
【図23】 正方格子状に配置された64個の信号点の図
【図24】 4つに分割したグルーピングの図
【図25】 軟判定ビットを付加した2次元座標の図
【図26】 軟判定ビットにより区切られる4つの領域
の図
【符号の説明】
(1) は抽出部、10は復号部、20は遅延部、30は非符号化
ビットの判定部、x, y は多値の受信情報であり,I側, Q
側の受信データ、 X, Y は抽出部(1) の出力の I側, Q
側の変換出力である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−30524(JP,A) 特開 平7−131493(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38 H03M 13/00 - 13/53

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データに冗長ビットを付加し誤り訂
    正符号化し互に直交するI軸とQ軸の二次元平面上で正
    方格子状に一定数の信号点が配置される多値変調信号と
    した送信信号を,受信側で直交検波し A/D変換し復調し
    た2系列のディジタルの受信情報を、其の受信データの
    上位ビットの硬判定により自集合内の信号点間の距離が
    最大となる4つの集合にグルーピングして誤り訂正復号
    する復号部(10)と其の上位ビットの下位に付加した下位
    ビットによる軟判定で各集合内の信号点を, 受信データ
    に必要な遅延(20)を与えて特定する非符号化ビットの判
    定部(30)とからなり正しい受信データを得る符号化変調
    信号の復号器において、其の受信入力に並列に、受信デ
    ータと一定値との加減算を行うことにより, 受信データ
    から受信点に最も近い各グループの信号点を特定する信
    号点判定情報を取り出す抽出部(1) を設けたことを特徴
    とする符号化変調信号の復号器。
  2. 【請求項2】 前記の抽出部(1) が、受信情報を4つの
    集合に分割した各グループの互に直交位相の Iチャネル
    と Qチャネルの受信データを比較して, 受信データと一
    定値との加減算を行うことにより,受信データから受信
    点のデータに最も近い各グループの信号点を特定する信
    号点判定情報を取り出すことを特徴とする請求項1記載
    の符号化変調信号の復号器。
  3. 【請求項3】 前記の抽出部(1) が、受信情報を4つの
    集合に分割した各グループの各信号点が持つIチャネル
    とQチャネルの2次元座標を回転する演算を受信データ
    に対して施し,該I チャネルと Qチャネルの受信データ
    の比較によって選択された一方の受信データと一定値と
    の加減算を行うことにより、該受信データから受信点の
    データに最も近い各グループの信号点を特定する信号点
    判定情報を取り出すことを特徴とする請求項1記載の符
    号化変調信号の復号器。
  4. 【請求項4】 前記の抽出部(1) が、受信情報を4つの
    集合に分割した各グループの信号点が持つIチャネルと
    Qチャネルの2次元座標を回転する演算を受信データに
    対して施し,受信データとの距離が最小となる事を示す
    周囲領域の境界線と平行な直交座標と該受信データの直
    交座標との相関によって選択された一方の受信データと
    一定値との加減算を行うことにより、受信データから受
    信点のデータに最も近い各グループの信号点を特定する
    信号点判定情報を取り出すことを特徴とする請求項1記
    載の符号化変調信号の復号器。
  5. 【請求項5】 送信データに冗長ビットを付加し誤り訂
    正符号化し多値変調信号とし互に直交するI軸とQ軸の
    二次元平面上で正方格子状に一定数の信号点が配置され
    た送信信号を, 受信側で直交検波し A/D変換し復調した
    2系列のディジタルの受信情報を、其の上位ビットの硬
    判定により自集合内の信号点間の距離が最大となる2つ
    の集合にグルーピングして誤り訂正復号する復号部(10)
    と其の下位ビットにより軟判定される各集合の複数の信
    号点を, 受信データに必要な遅延(20)を与えて特定する
    非符号化ビットの判定部(30)とからなり, 正しい受信デ
    ータを得る符号化変調信号の復号器において、其の受信
    入力に並列に、受信データから受信点に最も近い各グル
    ープの信号点を特定する信号点判定情報を,I チャネル
    とQ チャネルの受信データの比較により選択された一方
    の受信データと一定値との加減算を行うことにより, 取
    り出す抽出部(1) を具えたことを特徴とする符号化変調
    信号の復号器。
  6. 【請求項6】 前記の抽出部(1) が、受信情報を2つの
    集合に分割した各グループの各信号点が持つ受信データ
    との距離が最小となる事を示す周囲領域の境界線と平行
    な直交座標に変換する演算を受信データに対して施すこ
    とにより、受信点のデータに最も近いグループの信号点
    を特定する信号点判定情報を, 受信データから取り出す
    ことを特徴とする請求項5記載の符号化変調信号の復号
    器。
  7. 【請求項7】 前記の抽出部(1) が、受信情報を2つの
    集合に分割した各グループの各信号点が持つ受信データ
    との距離が最小となる事を示す周囲領域の境界線と平行
    な直交座標と該受信データの直交座標との相関によって
    選択された一方の受信データと一定値との加減算を行う
    ことにより, 受信点のデータに最も近い各グループの信
    号点を特定する信号点判定情報を, 受信データから取り
    出すことを特徴とする請求項5記載の符号化変調信号の
    復号器。
  8. 【請求項8】 送信データに冗長ビットを付加し誤り訂
    正符号化し互に直交するI軸とQ軸の二次元平面上で正
    方格子状に一定数の信号点が配置され多値変調信号とし
    た送信信号を, 受信側で直交検波し A/D変換し復調した
    2系列のディジタルの受信情報を、其の上位ビットの硬
    判定により自集合内の信号点の間の距離が最大となる8
    つの集合にグルーピングして誤り訂正復号する復号部(1
    0)と、其の下位ビットにより軟判定される各集合の複数
    の信号点を, 受信データに必要な遅延(20)を与えて特定
    する非符号化ビットの判定部(30)とからなり, 正しい受
    信データを得る符号化変調信号の復号器において、其の
    受信入力に並列に、受信データから, 受信点に最も近い
    各グループの信号点を特定する信号点判定情報を,I チ
    ャネルと Qチャネルの受信データの比較により選択され
    た一方の受信データと一定値との加減算を行うことによ
    り, 取り出す抽出部(1) を具えたことを特徴とする符号
    化変調信号の復号器。
  9. 【請求項9】 前記の抽出部(1) が、受信情報を8つの
    集合に分割した各グループの各信号点が持つ受信データ
    との距離が最小となる事を示す周囲領域の境界線と平行
    な直交座標に変換する演算を受信データに対して施し
    て、受信点に最も近い各グループの信号点を特定する信
    号点判定情報を, 受信データから取り出すことを特徴と
    する請求項8記載の符号化変調信号の復号器。
  10. 【請求項10】 前記の抽出部(1) が、受信情報を8つ
    の集合に分割した各グループの各信号点が持つ受信デー
    タとの距離が最小となる事を示す周囲領域の境界線と平
    行な直交座標と該受信データの直交座標との相関により
    選択された一方の受信データと一定値との加減算を行う
    ことにより,受信点に最も近い各グループの信号点を特
    定する信号点判定情報を、受信データから取り出すこと
    を特徴とする請求項8記載の符号化変調信号の復号器。
  11. 【請求項11】 送信データに冗長ビットを付加し誤り
    訂正符号化し,互に直交するI軸とQ軸の二次元平面上
    で正方格子状に一定数の信号点が配置される多値変調し
    た送信信号を, 受信側で直交検波し A/D変換し復調した
    ディジタルの受信情報を、其の上位ビットの硬判定によ
    り自集合内の信号点間の距離が最大となる16の集合に
    グルーピングして誤り訂正復号する復号部(10)と,其の
    下位ビットにより軟判定される各集合の信号点を, 受信
    データに必要な遅延(20)を与えて特定する非符号化ビッ
    トの判定部(30)とからなり, 正しい受信データを得る符
    号化変調信号の復号器において、其の受信入力に並列
    に、受信データから受信点に最も近い各グループの信号
    点を特定する信号点判定情報を,I チャネルと Qチャネ
    ルの受信データの比較により選択された一方の受信デー
    タと一定値との加減算を行うことにより, 取り出す抽出
    部(1) を具えたことを特徴とする符号化変調信号の復号
    器。
  12. 【請求項12】 前記の抽出部(1) が、受信情報を16
    の集合に分割した各グループの Iチャネルと Qチャネル
    の受信データの比較により選択された一方の受信データ
    と一定値との加減算を行うことにより, 受信点に最も近
    い各グループの信号点を特定する信号点判定情報を,受
    信データから取り出すことを特徴とする請求項11記載
    の符号化変調信号の復号器。
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