JP3421690B2 - 液晶表示装置における光錯乱防止構造並びにその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置における光錯乱防止構造並びにその製造方法Info
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Description
れる液晶セルと保護パネル、または液晶セルと発光板と
の間に適用できる光錯乱防止構造並びにその製造方法に
関するものである。
護する保護パネルとの間、あるいは液晶画面のテレビや
ワードプロセッサのバックライトとして使用されるエレ
クトロ・ルミネッセンス等の発光板と液晶セルとの間に
は一定厚みの空気層が形成されている。この空気層は液
晶表示装置が何らかの衝撃を受けた場合、その衝撃が直
接液晶セルに伝わらないように緩衝特性を特に持たせる
目的で設けられるものである。
される空気層では、通常0.5mm程度の間隙が設けら
れている。因みにこのように間隙の大きさを0.5mm
程度としたのは、これより狭く設定した場合には充分な
緩衝特性が発揮できないものとなり、またこれより広く
設定した場合には保護パネルの材料であるアクリルやガ
ラスとの屈折率の相違等に起因して生ずる光の錯乱が著
しくなり、良好な光学特性が得られなくなるからであ
る。
割及び屈折率の相違に着目し、更なる緩衝特性及び光学
特性の向上という要求に応えるゲル層(緩衝層)をすで
に特願平5−98774号「液晶表示装置における光錯
乱防止構造並びにその製造方法」、特願平5−2220
57号「液晶表示装置における光錯乱防止構造並びにそ
の製造方法」において開示しており、更にこのようなゲ
ル層を保護パネルまたは液晶セルに対して積層する際に
混入し、光の錯乱を生じさせるエアの排除方法にも言及
している。
平5−98774号及び特願平5−222057号の
i)減圧雰囲気下での密着接合による手法、ii) 変形許
容域を有するスペーサを使用しての密着接合による手
法、iii)排出路を形成した成形枠を使用しての密着接合
による手法、及びiv) 注入孔及び排気孔を刻設した保護
パネルまたは発光板を使用しての密着接合による手法の
各々の項で詳細に説明されている。
i)、iv) にあっては、ゲル層として成形される前の液体
原料を使用しているため、液体原料の注入時に液体原料
中にエアが混入してしまうことがあり、これらの手法の
みでは液体原料中に混入したエアの排除を完全に行うこ
とは容易ではなかった。特にこのことは液体原料の粘度
が高い場合に顕著に現れる。
使用しているため、上記のような問題は生じないが、ゲ
ル層と保護パネル等との接合を減圧雰囲気下で行ってい
るため、減圧室等の設備が別途必要となり、これに伴い
設備費が高くつく等の問題が生じていた。
法に言えることであるが、これらの手法の場合にはゲル
層と保護パネル等が強固に接合するため、ゲル層が破損
あるいは本来の性能を発揮できなくなり、交換する必要
が生じたとしても容易に両者を分離することはできず、
保護パネル及び液晶セル共々交換しなければならなかっ
た。
ゲル層あるいは保護パネルまたは発光板とゲル層との密
着性を弱めるものであり、層間剥離等を引き起こす要因
ともなる。
らなされたものであって、液晶セル、保護パネルまたは
発光板に対しゲル層を積層する場合に混入するエアを排
除することによりこれら諸部材とゲル層との密着性を向
上させた新規な液晶表示装置における光錯乱防止構造並
びにその製造方法を提案するものである。
置における光錯乱防止構造は、液晶セルと、この液晶セ
ル表面側に形成されるゲル層と、このゲル層によって液
晶セルに対して一定厚みの間隙を隔てて並設される保護
パネルとを具えて成る液晶表示装置において、前記液晶
セルとゲル層との間及び前記保護パネルとゲル層との間
には界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の密着
促進剤が介在しているものであり、この密着促進剤の界
面張力とガス透過性によって、基材に対しゲル層を積層
する際にこの積層間に残留するエアが、外部に排除され
消失されていることを特徴として成るものである。
光錯乱防止構造は、液晶セルと、この液晶セル裏面側に
形成されるゲル層と、このゲル層によって液晶セルに対
して一定厚みの間隙を隔てて並設される発光板とを具え
て成る液晶表示装置において、前記液晶セルとゲル層と
の間及び前記発光板とゲル層との間には界面張力が高
く、且つガス透過性の良い液状の密着促進剤が介在して
いるものであり、この密着促進剤の界面張力とガス透過
性によって、基材に対しゲル層を積層する際にこの積層
間に残留するエアが、外部に排除され消失されているこ
とを特徴として成るものである。
ける光錯乱防止構造は、前記要件に加え、前記ゲル層は
シリコーンゲルシートであることを特徴として成るもの
である。
ける光錯乱防止構造は、前記要件に加え、前記密着促進
剤はシリコーンオイルであることを特徴として成るもの
である。
ける光錯乱防止構造は、前記請求項4記載の要件に加
え、前記シリコーンオイルは、エポキシ変性、アミノ変
性、カルボキシル変性、アルコール変性、ポリエーテル
変性またはアルキル変性の変性シリコーンオイルである
ことを特徴として成るものである。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セルと保護パネ
ルまたは液晶セルと発光板との間にゲル層を積層するこ
とによって外部負荷の伝達及び光の錯乱を防止するよう
にした液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造する
方法において、前記方法は液晶セル、保護パネルまたは
発光板のいずれかに対し界面張力が高く、且つガス透過
性の良い液状の密着促進剤を塗布し、その後、硬化また
は半硬化状態のゲル層の一部をまずこれらの一部に当接
させ、次いで未当接の端辺部に向けて徐々にゲル層を載
置していくことによりゲル層を積層し、更にこのゲル層
に対し前記密着促進剤を塗布するとともに、このゲル層
の端辺部に対し、前記液晶セルにあっては保護パネルま
たは発光板、そして前記保護パネルまたは発光板にあっ
ては液晶セルのそれぞれの端辺部を当接させ、次いで未
当接のゲル層の端辺部に向けて徐々に保護パネルまたは
発光板、あるいは液晶セルを載置していくことによりこ
れらを積層し、その後、保護パネルとゲル層、ゲル層と
液晶セル、または液晶セルとゲル層、ゲル層と発光板と
の間に残留するエアを密着促進剤の有する高い界面張力
によりこれら両者を吸着させつつ、且つゲル層及び密着
促進剤の有する良好なガス透過性により積層時に混入す
るエアを外部に排除して消失させ、前記半硬化状態のゲ
ル層にあっては、更にこれを完全に硬化することにより
構成されることを特徴として成るものである。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セルと保護パネ
ルまたは液晶セルと発光板との間にゲル層を積層するこ
とによって外部負荷の伝達及び光の錯乱を防止するよう
にした液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造する
方法において、前記方法は液晶セル、保護パネルまたは
発光板のいずれかに対しあらかじめその表面及び裏面に
界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の密着促進
剤の塗布された硬化または半硬化状態のゲル層の一部を
まずこれらの一部に当接させ、次いで未当接の端辺部に
向けて徐々にゲル層を載置していくことによりゲル層を
積層し、更にこのゲル層の端辺部に対し、前記液晶セル
にあっては保護パネルまたは発光板、そして前記保護パ
ネルまたは発光板にあっては液晶セルのそれぞれの端辺
部を当接させ、次いで未当接のゲル層の端辺部に向けて
徐々に保護パネルまたは発光板、あるいは液晶セルを載
置していくことによりこれらを積層し、その後、保護パ
ネルとゲル層、ゲル層と液晶セル、または液晶セルとゲ
ル層、ゲル層と発光板との間に残留するエアを密着促進
剤の有する高い界面張力によりこれら両者を吸着させつ
つ、且つゲル層及び密着促進剤の有する良好なガス透過
性により積層時に混入するエアを外部に排除して消失さ
せ、前記半硬化状態のゲル層にあっては更にこれを完全
に硬化することにより構成されることを特徴として成る
ものである。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セルと保護パネ
ルまたは液晶セルと発光板との間にゲル層を積層するこ
とによって外部負荷の伝達及び光錯乱を防止するように
した液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造する方
法において、前記方法は液晶セル、保護パネルまたは発
光板のいずれかに対し界面張力が高く、且つガス透過性
の良い液状の密着促進剤を溶媒により希釈させたものを
塗布し、その後、この溶媒が揮発したところで硬化また
は半硬化状態のゲル層の一部をまずこれらの一部に当接
させ、次いで未当接の端辺部に向けて徐々にゲル層を載
置していくことによりゲル層を積層し、更にこのゲル層
に前記密着促進剤を溶媒により希釈させたものを塗布
し、その後、この溶媒が揮発したところでこのゲル層の
端辺部に対し、前記液晶セルにあっては保護パネルまた
は発光板、そして前記保護パネルまたは発光板にあって
は液晶セルのそれぞれの端辺部を当接させ、次いで未当
接のゲル層の端辺部に向けて徐々に保護パネルまたは発
光板、あるいは液晶セルを載置していくことによりこれ
らを積層し、その後、保護パネルとゲル層、ゲル層と液
晶セル、または液晶セルとゲル層、ゲル層と発光板との
間に残留するエアを密着促進剤の有する高い界面張力に
よりこれら両者を吸着させつつ、且つゲル層及び密着促
進剤の有する良好なガス透過性により積層時に混入する
エアを外部に排除して消失させ、前記半硬化状態のゲル
層にあっては、更にこれを完全に硬化することにより構
成されることを特徴として成るものである。そしてこれ
ら各請求項記載の構成を手段として前記目的を達成しよ
うとするものである。
錯乱防止構造は、液晶セルまたは保護パネルとゲル層と
の間に界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の密
着促進剤を介在させている。これによりこれら諸部材と
ゲル層とを積層させる際に混入するエアが排除され、こ
れら諸部材とゲル層との密着性を向上させることができ
る。
光錯乱防止構造は、液晶セルまたは発光板とゲル層との
間に界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の密着
促進剤を介在させている。これによりこれら諸部材とゲ
ル層とを積層させる際に混入するエアが排除され、これ
ら諸部材とゲル層との密着性を向上させることができ
る。
ける光錯乱防止構造は、前記ゲル層をシリコーンゲルシ
ートとする構成とした。これにより光の錯乱の防止、光
透過性等が要求される部位に適用可能となるほか、優れ
た緩衝特性が得られる。
ける光錯乱防止構造は、前記密着促進剤をシリコーンオ
イルとする構成とした。これによりゲル層及びシリコー
ンオイルの有する良好なガス透過性と、シリコーンオイ
ルの有する高い界面張力とが組み合わさって、前記諸部
材とゲル層とを積層する際に抜け切ることができなかっ
たエアの除去が達成される。
ける光錯乱防止構造は、前記シリコーンオイルをエポキ
シ変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変
性、ポリエーテル変性またはアルキル変性の変性シリコ
ーンオイルとする構成とした。これにより通常のシリコ
ーンオイルに比べ界面張力が更に増強される。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セル、保護パネ
ルまたは発光板のいずれかに対し界面張力が高く、且つ
ガス透過性の良い液状の密着促進剤を塗布し、その後、
硬化または半硬化状態のゲル層の一部をまずこれらの一
部に当接させ、次いで未当接の端辺部に向けて徐々にゲ
ル層を載置していくとともに、このゲル層に対し前記密
着促進剤を塗布し、更にこのゲル層の端辺部に対し、保
護パネルまたは発光板、あるいは液晶セルのそれぞれの
端辺部を当接させ、次いで未当接のゲル層の端辺部に向
けて徐々に保護パネルまたは発光板、あるいは液晶セル
を載置していくという構成をとる。これにより前記諸部
材とゲル層との間へのエアの混入は極力防止されるとと
もに、それでもなお且つ前記諸部材とゲル層との間にエ
アが残留したとしてもゲル層及び密着促進剤の有する良
好なガス透過性と、密着促進剤の有する高い界面張力と
が相乗的に作用して、前記エアの残留部位の空間を消失
させながら、この空間内に残留していたエアを外部に排
除する。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セル、保護パネ
ルまたは発光板のいずれかに対しあらかじめその表面及
び裏面に界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の
密着促進剤の塗布された硬化または半硬化状態のゲル層
の一部をまずこれらの一部に当接させ、次いで未当接の
端辺部に向けて徐々にゲル層を載置していくとともに、
更にこのゲル層の端辺部に対し、保護パネルまたは発光
板、あるいは液晶セルのそれぞれの端辺部を当接させ、
次いで未当接のゲル層の端辺部に向けて徐々に保護パネ
ルまたは発光板、あるいは液晶セルを載置していくとい
う構成をとる。これにより前記請求項6記載の製造方法
と同様に前記諸部材とゲル層との間へのエアの混入は極
力防止されるとともに、それでもなお且つ前記諸部材と
ゲル層との間にエアが残留したとしても、ゲル層及び密
着促進剤の有する良好なガス透過性と密着促進剤の有す
る高い界面張力とが相乗的に作用して、前記エアの残留
部位の空間を消失させなが、この空間内に残留していた
エアを外部に排除する。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セル、保護パネ
ルまたは発光板のいずれかに対し界面張力が高く、且つ
ガス透過性の良い液状の密着促進剤を溶媒により希釈さ
せたものを塗布し、その後、この溶媒が揮発したところ
で硬化または半硬化状態のゲル層の一部をまずこれらの
一部に当接させ、次いで未当接の端辺部に向けて徐々に
ゲル層を載置していくとともに、更にこのゲル層に前記
密着促進剤を溶媒により希釈させたものを塗布し、その
後、この溶媒が発揮したところでこのゲル層の端辺部に
対し、保護パネルまたは発光板、あるいは液晶セルのぞ
れぞれの端辺部を当接させ、次いで未当接のゲル層の端
辺部に向けて徐々に保護パネルまたは発光板、あるいは
液晶セルを載置していくという構成をとる。これにより
前記請求項6または7記載の製造方法と同様の作用が得
られるほか、前記諸部材への密着促進剤の塗布が容易と
なり、揮発性の溶媒であるから、密着促進剤の性能に悪
影響を及ぼすようなこともない。
止構造並びにその製造方法について図面に基づいて具体
的に説明する。なお説明にあたっては、まず本発明の光
錯乱防止構造が適用される部位を中心に液晶表示装置の
概要について説明し、次いで本発明の光錯乱防止構造に
ついて二つの実施例を挙げ、その内容について説明す
る。そしてこれに続いて本発明の液晶表示装置における
光錯乱防止構造の製造方法について二つの実施例を挙げ
てその内容を詳述する。
液晶表示装置についてその概要を説明する。液晶表示装
置1は、周知のように腕時計、電卓をはじめとしてワー
ドプロセッサや小型テレビのディスプレーあるいはCD
プレーヤやビデオデッキ等の表示画面等幅広い分野で使
用されている。そしてその原理について略述すれば、結
晶の配列の相違によって分類されるスメクティック、ネ
マティック、コレステリックの各液晶がこれに電圧をか
けるとその分子配列が変化する性質を有することから、
これを利用し通過する光のON−OFFあるいは通過で
きる光の波長を制御することにより文字や図形を表示と
して画面上に浮き上がらせるというものである。
液晶を二枚の透明な電極板で挟むことによって構成され
る液晶セル2と、この液晶セル2を保護するため、その
表面側に設けられる保護パネル3と、これら液晶セル2
と保護パネル3との間に形成され、保護パネル3が受け
る外的負荷の液晶セル2への伝達を防止するゲル層4
と、更にバックライト式の液晶表示装置1にあっては、
液晶セル2の裏面側に同じくゲル層4を介して設けられ
る発光板5とを具えることによって成っている。また図
示は省略するが、これら諸部材のほか、これら諸部材を
保持する保持フレームや表示動作の方式の違いによって
必要になる偏光板や反射板、更には紫外線カットや表面
反射を防止する目的で使用される各種フィルタや液晶セ
ルの周囲を封着するのに用いられる封着材あるいは液晶
注入孔の封止用に用いられる封止剤等も液晶表示装置1
には設けられている。
記液晶セル2と保護パネル3または液晶セル2と発光板
5との間に設けられる。以下光の入射方向の違いによっ
て前者を表面入射型、そして後者を裏面入射型と定義
し、この各々の光錯乱防止構造10について順番に説明
する。
前に、これが適用される液晶セル2、保護パネル3及び
ゲル層4について若干の説明を加える。液晶セル2は上
述したように、二枚の透明電極板で液晶を挟持して成る
わけであるが、ここではこれに用いる透明電極板の構造
について補足する。透明電極板はガラス板やアクリル板
等の合成樹脂板を支持板とし、この支持板に対して酸化
インジウムや酸化錫等の透明導電膜を電極として貼り付
けて成るものである。そしてこの電極の表面処理を調節
することによって液晶分子の配列を支持板に垂直、平
行、傾斜あるいはこれらを組み合わせてねじれを持たせ
た配列とすることを可能にしているのである。
パネル3は上述したように上記液晶セル2を保護する役
目をするものであるが、それと同時に光の透過率が良
く、液晶セル2の表面に現れる文字、図形等を外部から
明瞭に認識できるものでなければならない。従ってこの
保護パネル3の素材としては無色透明あるいは有色透明
のガラス板やアクリル板等の合成樹脂板が適用される。
ル2を保護する機能に加え、次のような機能を持たせる
こともできる。すなわち図1に示すようにタッチパネル
としての機能を保護パネル3に持たせることが可能であ
る。具体的には上記素材から成る保護パネル3に対し、
タッチ入力用のパターンフィルム3aを貼り合わせて構
成される。因みにこのような保護パネル3に文字や図形
を入力するに際しては表示したい文字や図形を直接保護
パネル3に指を当て、またはペン先を当てることにより
保護パネル3上に描き、その指またはペン先の移動軌跡
を検知し、文字あるいは図形として認識し、その情報を
液晶セル2に送って表示画面上に文字あるいは図形とし
て表示させるというものである。
との間には一定の間隙(ギャップ)が設けられており、
この間隙に上記ゲル層4が形成される。ゲル層4は上述
したように保護パネル3にかかる外的負荷の液晶セル2
への伝達を防止するという基本的機能のほか、入射する
光の反射、吸収を防止し、また光の屈折によって生ずる
光の錯乱を防止することで表示画面上に現れる文字や図
形を明るく、明瞭に写し出すという本発明の特徴的機能
をも併せ持つ。具体的にはゲル層4を形成する素材とし
ては緩衝特性に優れるとともに、保護パネル3の素材と
均等の屈折率を有し、また光の吸収、反射を生じさせな
い素材が望ましく、更にこのようなゲル層4を前述した
液晶セル2及び保護パネル3に接合するに際しては光の
錯乱を生じさせるエアの混入を排除することが必要とな
る。これに伴い本発明では、ゲル層4は、ガス透過性が
良好であることも条件とされるが、ゲル状物質はその分
子構造が網目構造であり、特にシリコーン(ジメチルポ
リシロキサン)のゲルは分子構造がコイル状で、分子間
力が小さいため、極めて良好なガス透過性を示す。
は、例えば次式[1]で示されるシリコーンゲルの原液
たるジオルガノポリシロキサン(以下A成分という): RR1 2SiO−(R2 2SiO) n SiR1 2R・・・ [1] [ただし、Rはアルケニル基であり、R1 は脂肪族不飽
和結合を有しない一価の炭化水素基であり、R2 は一価
の脂肪族炭化水素基(R2 のうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、アルケニル基を有する場合にはその
含有率は10モル%以下である)であり、nはこの成分
の25℃における粘度が100〜100000cStに
なるような数である]と、25℃における粘度5000
cSt以下であり、一分子中に少なくとも二個のSi原
子に直接結合した水素原子を有するシリコーンゲルの原
液たるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(B成
分)とから成り、且つこのB成分中のSi原子に直接結
合している水素原子の合計量に対するA成分中に含まれ
るアルケニル基の合計量の比(モル比)が0.1〜0.
2になるように調整された混合物を硬化させることによ
り得られる付加反応型シリコーンコポリマーであって、
JIS K(K−2207−1980 50g荷重)で
測定した針入度が5〜250である硬化物である。
明すると、上記A成分は直鎖状の分子構造を有し、分子
の両末端にあるアルケニル基RがB成分中のSi原子に
直接結合した水素原子と付加して架橋構造を形成するこ
とができる化合物である。この分子末端に存在するアル
ケニル基は、低級アルケニル基であることが好ましく、
反応性を考慮するとビニル基が特に好ましい。
飽和結合を有しない一価の単価水素基であり、このよう
な基の具体例としてはメチル基、プロピル基及びヘキシ
ル基等のようなアルキル基、フェニル基並びにフロロア
ルキル基を挙げることができる。
炭化水素であり、このような基の具体的な例としては、
メチル基、プロピル基及びヘキシル基等のようなアルキ
ル基並びにビニル基のような低級アルケニル基を挙げる
ことができる。ただしR2 のうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、R2 がアルケニル基である場合に
は、アルケニル基は10モル%以下の量であることが好
ましい。アルケニル基の量が10モル%を越えると架橋
密度が高くなり過ぎて高粘度になりやすい。またnは、
このA成分の25℃における粘度が通常は100〜10
0000cSt、好ましくは200〜20000cSt
の範囲内になるように設定される。
i原子に直接結合した水素原子がA成分中のアルケニル
基と付加してA成分を硬化させる。B成分は上記のよう
な作用を有していればよく、B成分としては直鎖状、分
岐した鎖状、環状あるいは網目状などの種々の分子構造
のものが使用できる。
ほか、有機基が結合しており、この有機基は通常メチル
基のような低級アルキル基である。更にB成分の25℃
における粘度は通常は5000cSt以下、好ましくは
500cSt以下である。このようなB成分の例として
は、分子両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された
オルガノハイドロジェンポリシロキサン、ジオルガノシ
ロキサンとオルガノハイドロジェンシロキサンとの共重
合体、テトラオルガノテトラハイドロジェンシクロテト
ラシロキサン、HR1 2SiO 1/2単位とSiO 4/2単位とか
らなる共重合シロキサン、及びHR1 2SiO 1/2単位とR
1 3SiO 1/2単位とSiO 4/2単位とからなる共重合体ポリ
シロキサンを挙げることができる。ただし上記式におい
てはR1は前記と同じ意味である。
合している水素原子の合計モル量に対するA成分中のア
ルケニル基の合計モル量との比率が通常は0.1〜2.
0、好ましくは0.1〜1.0の範囲内になるようにA
成分とB成分とを混合して硬化させることにより製造さ
れる。
て行われる。ここで使用される触媒としては、白金系触
媒が好適であり、この例としては微粉砕元素状白金、塩
化白金酸、酸化白金、白金とオレフィンとの錯塩、白金
アルコラート及び塩化白金酸とビニルシロキサンとの錯
塩を挙げることができる。このような錯塩はA成分とB
成分との合計重量に対して通常は0.1ppm(白金換
算量、以下同様 )以上、好ましくは0.5ppm以上の
量で使用される。このような触媒の量の上限については
特に制限はないが、例えば触媒が液状である場合、ある
いは溶液として使用することができる場合には200p
pm以下の量で充分である。
合し、室温に放置するか,あるいは加熱することにより
硬化して本発明で使用されるシリコーンゲルが生成す
る。このようにして得られたシリコーンゲルは、JIS
K(K−2207−198050g荷重)で測定した
針入度が通常5〜400を有する。なおこのようなシリ
コーンゲルの硬度は、上記A成分とB成分とにより形成
された架橋構造によって変動する。
化後の針入度は両末端がメチル基であるシリコーンオイ
ルを、得られるシリコーンゲルに対して5〜75重量%
の範囲内の量であらかじめ添加することにより調整する
ことができる。このようにシリコーンゲルは上記のよう
にして調整することもできるし、また市販されているも
のを使用することもできる。
としては、CF5027、CF5053、CF505
4、CF5055、CF5057、CF5058(東レ
・ダウコーニングシリコーン社製)やX32−902/
cat 1300(信越化学工業株式会社製)、F25
0−121(日本ユニカ株式会社製)等を挙げることが
できる。
は、シリコーンゲルの原液たるジオルガノポリシロキサ
ンとして低分子量物を低減したものを使用して製造され
たシリコーンゲルがある。すなわち前記A成分として一
分子中に二個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有
し、25℃における粘度が50〜100000センチポ
アズであり、且つ4重量体から20重量体までの環状ジ
オルガノポリシロキサンの含有量が、0.5重量%以下
であるジオルガノポリシロキサンを適用したものがそれ
である。上記シリコーンゲルのほか、紫外線で硬化する
タイプのシリコーンゲル等も用いることができる。その
市販品の例としては、X−31−7006(信越化学工
業社製)等が挙げられ、これは一液性のシリコーンゲル
で、紫外線の照射により数秒で硬化し、接着性に優れる
ものとされている。そしてこれらを用いれば、直接シー
ト状態から使用でき、また硬化には制御しやすくて短時
間で硬化させることのできる紫外線を用いることができ
る。
シリコーンゲルのほか、ウレタンゲル等のゲル状物質が
適用できる。
2との間及びゲル層4と前記保護パネル3との間には、
本発明の特徴的構成を成す液状の密着促進剤6が介在さ
れる。以下この密着促進剤6について説明する。本発明
で使用する液状の密着促進剤6は前記諸部材とゲル層4
との間に残留するエアを外部に排除し得るよう、高い界
面張力と良好なガス透過性を有することが条件となる。
適用でき、シリコーンオイルとしては、メチルシロキサ
ン、フェニルメチルシロキサンなどが挙げられるが、界
面張力の強い変性シリコーンオイルを使用することが望
ましい。変性シリコーンオイルとしてはエポキシ変性、
アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、ポリ
エーテル変性、アルキル変性などがあり、これらは下記
表1に示すようにいずれも使用可能である。
コーンオイルを使用した場合に、前記諸部材とゲル層4
との間に混入したエアが完全に除去できるのは、シリコ
ーンオイルの有する高い界面張力と、ゲル層4とシリコ
ーンオイルの有する良好なガス透過作用とが組み合わさ
って作用することにほかならない。以下この点について
図2を用いて詳細に説明する。前記諸部材とゲル層4と
の間にエアが混入する態様としては、図2において拡大
して示すように、i)ゲル層と密着促進剤との間にエア
が混入している場合、ii) 密着促進剤と前記諸部材との
間にエアが混入している場合、iii)密着促進剤中にエア
が混入している場合の三つの態様が考えられる。以下こ
れらの態様ごとにエアの排除メカニズムを説明する。
入している場合 この場合は、まず密着促進剤6の有する高い界面張力が
作用して、ゲル層4と密着促進剤6との間に混入したエ
アは圧縮力を受ける。これは前記高い界面張力によりゲ
ル層4と密着促進剤6とが互いに密着しようとするため
である。そして前記圧縮力により前記混入したエアは周
囲に分散され、前記エアの存在していた空間は消失する
とともに、分散されたエアのうちゲル層4内に至ったエ
アはゲル層4の有する良好なガス透過性により外部に排
除され、密着促進剤6中に至ったエアは密着促進剤6の
有する良好なガス透過性により、その側面から外部に、
あるいはゲル層4を経由して外部に排除される。
が混入している場合 この場合もまず密着促進剤6の有する高い界面張力が作
用して密着促進剤6と前記諸部材との間に混入したエア
は圧縮力を受ける。そしてこの圧縮力により前記混入し
たエアは周囲(厳密には前記諸部材との界面側を除いた
残りの周囲)に分散され、前記エアの存在していた空間
は消失するとともに分散され、密着促進剤6中に至った
エアは密着促進剤6の有する良好なガス透過性により、
その側面から外部に、あるいは同じく良好なガス透過性
を有するゲル層4を経由して外部に排除される。
合 この場合には密着促進剤6及びゲル層4の有する良好な
ガス透過性のみが作用して、混入したエアは、密着促進
剤6の側面から外部に、あるいはゲル層4を経由して外
部に排除される。
もグラフト変性により置換基をゲル状物質に導入するこ
とが可能であり、これによりガス透過作用を更に高める
ことが可能になる。
表示画面上に写し出される文字や図形を明瞭にする目的
でバックライト機能をこれに持たせることが可能であ
る。以下述べる裏面入射型の光錯乱防止構造10は、こ
のようなバックライト機能を有する液晶表示装置1に対
して適用される。まず本発明の光錯乱防止構造10につ
いての説明に入る前に、これが適用される周辺部材につ
いて説明する。具体的には本発明の光錯乱防止構造10
は液晶セル2と、この液晶セル2の背面側に配される発
光板5との間に適用され、これらの部材すなわち液晶セ
ル2及び発光板5についてまず説明する。
<表面入射型の光錯乱防止構造>の項でも述べたのでこ
こではその説明は省略し、発光板5のみの説明とする。
発光板5は図1、3に示すように発光源5aと、これに
接続され発光源5aから放たれた光を液晶セル2に伝え
る光路としての役割をする発光板本体5bとから成って
いる。このうち発光源5aとしては一例として冷陰極あ
るいは熱陰極タイプの蛍光灯、ハロゲンランプ、LED
等が適用でき、また発光板本体5bとしては光透過性に
優れるアクリル板等の合成樹脂材料が適用できる。なお
発光板本体内部には図示は省略するが、適宜光路切替用
の反射ミラー等を設けることも可能である。またこのほ
か有機エレクトロルミネッセンスシートやプラズマ発光
パネル等のように発光源5aと発光板本体5bとを一体
化したものを発光板5として使用することも可能であ
る。
間にも前記<表面入射型の光錯乱防止構造>の項で述べ
たのと同様にゲル層4が形成され、このゲル層4自体及
び前記液晶セル2と発光板5との間の接合部位に対して
本発明の光散乱防止構造10が適用される。更に図1、
3においては、発光源5aと発光板本体5bとの間にも
ゲル層4を設けている。これは発光源5aから発せられ
た光が発光板本体5bに入射する際にも光の錯乱が予想
されるため、このような光の散乱も防止しようとして設
けたものである。もちろん発光源5aと発光板本体5b
とを一体化したタイプの発光板5であれば、このような
ゲル層4は必要ないことになる。なおゲル層4自体の説
明については、すでに説明したのでここでは省略する。
間及び前記液晶セル2とゲル層4との間にも前記<表面
入射型の光錯乱防止構造>と同様に、本発明の特徴的構
成を成す液状の密着促進剤6が介在される。なおこの密
着促進剤6の詳細及びこれによるエアの排除メカニズム
については、図3及び前記<表面入射型の光錯乱防止構
造>の項の説明を参照されたい。
する本発明の製造方法について、図4に示すi)密着促
進剤を液晶セル、保護パネルまたは発光板側に塗布する
場合と、図5に示すii) 密着促進剤をゲル層側に塗布す
る場合の二つの実施例に従って説明する。 i)密着促進剤を液晶セル、保護パネルまたは発光板側
に塗布する場合 この場合にはまず基盤B上に液晶セル2、保護パネル3
または発光板5のいずれかを載置し(なお図4(a)で
は保護パネル3または発光板5載置した状態を示す)、
このものに対し上方から液状の密着促進剤6を塗布す
る。なお塗布の方法としては、図4(a)に示すように
ノズル20等を用い、密着促進剤6を噴霧状態で吹き付
けるようにするほか、密着促進剤6を必要量滴下した
り、密着促進剤6をハケ等で直接塗布するようにするこ
ともできる。また密着促進剤6の粘度が高く、塗布しに
くいときは、密着促進剤6にメタノール等の溶媒を添加
して希釈させたものを塗布するようにしてもよい。なお
この溶媒は揮発性を有するため、揮発後は密着促進剤6
中に残存しないので、密着促進剤6の特性に影響を与え
ることもない。
置され、密着促進剤6の塗膜が形成された前記諸部材の
一部に対し、硬化あるいは半硬化状態のゲル層4の一部
をまず当接させ、更に未当接の前記諸部材の端辺部に向
けて徐々にゲル層4を前記諸部材の上に載置していく。
なおこのようなゲル層4の上下両面には、保護シート2
1が被覆されているものであって、一般には、このよう
なゲル層4に対しては図示は省略するが圧延加工が施さ
れ、これにより所定の厚さに成形されたものが用いられ
る。そしてこのようにゲル層4を前記諸部材の上に載置
していくと同時にゲル層4の下面(接合面側)に貼付さ
れている保護シート21を剥がしていくのである。また
この図4(b)では、前記諸部材の任意の端辺部に対
し、ゲル層4の一端をまず当接させ、更に未当接の反対
側の端辺部に向けて徐々にゲル層4を載置していくとい
う積層手順をとるが、この他、図示は省略するが前記諸
部材の中央部付近にゲル層4の中央部付近をまず当接さ
せ、更に未当接の両端辺部側に向けて徐々にゲル層4を
載置していくようにしてもよいし、前記諸部材の任意の
端辺部に対し、ロール状に巻いたゲル層4をまず載置
し、次いでゲル層4を徐々に巻きほぐしながらゲル層4
を載置していくという積層手順をとることも可能であ
る。またこのようにゲル層4の一部をまず前記諸部材の
一部に対して当接させ、更に未当接の端辺部に向けて徐
々にゲル層4を載置していくという手法をとるのは、極
力前記諸部材とゲル層4との間のエアを排除するためで
ある。
すべて前記諸部材の上に密着接合した後、ゲル層4の上
面に貼付されている保護シート21を剥がしていく。更
に図4(d)に示すようにこのゲル層4に対し前記密着
促進剤6を前述の容量で塗布するとともに、このゲル層
4の端辺部に対し、前記液晶セル2にあっては、保護パ
ネル3または発光板5、そして前記保護パネル3または
発光板5にあっては、液晶セル2のそれぞれの端辺部を
当接させ(なお図4(e)では液晶セル2の端辺部を当
接させる状態を示す)、次いで未当接のゲル層4の端辺
部に向けて徐々に保護パネル3または発光板5、あるい
は液晶セル2を載置していく。このとき前記諸部材とゲ
ル層4との間、具体的には保護パネル3とゲル層4、ゲ
ル層4と液晶セル2、または液晶セル2とゲル層4、ゲ
ル層4と発光板5との間に多少のエアが残留したとして
も、前記密着促進剤6の高い界面張力とゲル層4及び密
着促進剤6の良好なガス透過性により、抜け切れなかっ
たエアはその後、外部に排除される。そして半硬化状態
のゲル層4にあっては、更にこれを完全に硬化すれば図
1〜3に示すような本発明の光錯乱防止構造10の適用
された液晶表示装置1が完成する。
に注入され、硬化または半硬化状態となったゲル層4の
上面に液状の密着促進剤6を塗布する。なお塗布の方法
は、前記i)に示す実施例と同様に種々の方法をとり得
るものであるが、本発明では密着促進剤6を単に離型剤
として使用するのではなく、図2、3に示すゲル層4と
前記諸部材との積層工程の際に混入するエアの排除手段
としても使用するものであることより、多少厚めに塗布
する。
1を前記密着促進剤6を塗布したゲル層4のその塗布面
に被せ、更にこれを反転させ、同様にして密着促進剤6
を塗布し、保護シート21を被せれば、図5(c)に示
すような状態となる。なお一般にはこのようにして形成
され、保護シート21の被覆されたゲル層4に対しては
図示は省略するが圧延加工が施され、これにより所定の
厚さに成形される。
載置した液晶セル2、保護パネル3または発光板5(な
お図5(d)では保護パネル3または発光板5が載置さ
れた状態を示す)の上に前記i)に示す実施例と同様、
ゲル層4の一部を前記諸部材の一部にまず当接させて、
更にこれを未当接の端辺部に向けて徐々にゲル層4を載
置していき、これと同時にゲル層4の下面(接合面側)
に貼付されている保護シート21を剥がしていく。
の手順に従い、ゲル層4を前記諸部材に密着接合し、そ
の上面に貼付されている保護シート21を剥がしてい
く。更に前記i)の実施例における図4(e)の手順に
従い、このゲル層4の端辺部に対し、前記液晶セル2に
あっては保護パネル3または発光板5、そして前記保護
パネル3または発光板5にあっては、液晶セル2のそれ
ぞれの端辺部を当接させ(なお図4(e)では液晶セル
2の端辺部を当接させる状態を示す)、次いで未当接の
ゲル層4の端辺部に向けて徐々に保護パネル3または発
光板5、あるいは液晶セル2を載置していく。そして前
記諸部材とゲル層4との間、具体的には保護パネル3と
ゲル層4、ゲル層4と液晶セル2、または液晶セル2と
ゲル層4、ゲル層4と発光板5との間に多少のエアが残
留したとしても、密着促進剤6の高い界面張力とゲル層
4及び密着促進剤6の良好なガス透過性により抜け切れ
なかったエアはその後、外部に排除される。そして更に
半硬化状態のゲル層4にあってはこれを完全に硬化させ
ることにより図1〜3に示すような本発明の光錯乱防止
構造10の適用された液晶表示装置1が完成する。
化または半硬化状態のゲル層4を用い、これを液晶セル
2、保護パネル3または発光板5の上に徐々に載置して
いくといった手法をとったが、前記i)に示す実施例に
あっては上記液晶セル2、保護パネル3または発光板5
上に密着促進剤6を塗布した後、適宜の型枠を設置し
て、この型枠内に未硬化のゲル層4の液体原料を流し込
み、爾後硬化させるといいう積層手法をとることも可能
である。
止構造並びにその製造方法は以上述べたような構成より
成るものであって、このような構成を有することにより
以下のような効果を発揮する。すなわち請求項1記載の
液晶表示装置における光錯乱防止構造は、液晶セル2ま
たは保護パネル3とゲル層4との間に界面張力が高く、
且つガス透過性の良い液状の密着促進剤6を介在させて
いる。これによりこれら諸部材とゲル層4とを積層させ
る際に混入するエアが排除され、これら諸部材とゲル層
4との密着性を向上させることができる。
光錯乱防止構造は、液晶セル2または発光板5とゲル層
4との間に界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状
の密着促進剤6を介在させている。これによりこれら諸
部材とゲル層4とを積層させる際に混入するエアが排除
され、これら諸部材とゲル層4との密着性を向上させる
ことができる。
ける光錯乱防止構造は、前記ゲル層4をシリコーンゲル
シートとする構成とした。これにより光の錯乱の防止、
光透過性等が要求される部位に適用可能となるほか、優
れた緩衝特性が得られる。
ける光錯乱防止構造は、前記密着促進剤6をシリコーン
オイルとする構成とした。これによりゲル層4及びシリ
コーンオイルの有する良好なガス透過性と、シリコーン
オイルの有する高い界面張力とが組み合わさって、前記
諸部材とゲル層4とを積層する際に抜け切ることができ
なかったエアの除去が達成される。
ける光錯乱防止構造は、前記シリコーンオイルをエポキ
シ変性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変
性、ポリエーテル変性またはアルキル変性の変性シリコ
ーンオイルとする構成とした。これにより通常のシリコ
ーンオイルに比べ界面張力が更に増強される。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セル2、保護パ
ネル3または発光板5のいずれかに対し界面張力が高
く、且つガス透過性の良い液状の密着促進剤6を塗布
し、その後、硬化または半硬化状態のゲル層4の一部を
まずこれらの一部に当接させ、次いで未当接の端辺部に
向けて徐々にゲル層4を載置していくとともに、このゲ
ル層4に対し前記密着促進剤6を塗布し、更にこのゲル
層4の端辺部に対し、保護パネル3または発光板5、あ
るいは液晶セル2のそれぞれの端辺部を当接させ、次い
で未当接のゲル層4の端辺部に向けて徐々に保護パネル
3または発光板5、あるいは液晶セル2を載置していく
という構成をとる。これにより前記諸部材とゲル層4と
の間へのエアの混入は極力防止されるとともに、それで
もなお且つ前記諸部材とゲル層4との間にエアが残留し
たとしてもゲル層4及び密着促進剤6の有する良好なガ
ス透過性と、密着促進剤6の有する高い界面張力とが相
乗的に作用して、前記エアの残留部位の空間を消失させ
ながら、この空間内に残留していたエアを外部に排除す
る。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セル2、保護パ
ネル3または発光板5のいずれかに対しあらかじめその
表面及び裏面に界面張力が高く、且つガス透過性の良い
液状の密着促進剤の塗布された硬化または半硬化状態の
ゲル層4の一部をまずこれらの一部に当接させ、次いで
未当接の端辺部に向けて徐々にゲル層4を載置していく
とともに、更にこのゲル層4の端辺部に対し、保護パネ
ル3または発光板5、あるいは液晶セル2のそれぞれの
端辺部を当接させ、次いで未当接のゲル層4の端辺部に
向けて徐々に保護パネル3または発光板5、あるいは液
晶セル2を載置していくという構成をとる。これにより
前記請求項6記載の製造方法と同様に前記諸部材とゲル
層4との間へのエアの混入は極力防止されるとともに、
それでもなお且つ前記諸部材とゲル層4との間にエアが
残留したとしても、ゲル層4及び密着促進剤6の有する
良好なガス透過性と密着促進剤6の有する高い界面張力
とが相乗的に作用して、前記エアの残留部位の空間を消
失させながら、この空間内に残留していたエアを外部に
排除する。
ける光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セル2、保護パ
ネル3または発光板5のいずれかに対し界面張力が高
く、且つガス透過性の良い液状の密着促進剤6を溶媒に
より希釈させたものを塗布し、その後、この溶媒が揮発
したところで硬化または半硬化状態のゲル層4の一部を
まずこれらの一部に当接させ、次いで未当接の端辺部に
向けて徐々にゲル層4を載置していくとともに、更にこ
のゲル層4に前記密着促進剤6を溶媒により希釈させた
ものを塗布し、その後、この溶媒が発揮したところでこ
のゲル層4の端辺部に対し、保護パネル3または発光板
5、あるいは液晶セル2のぞれぞれの端辺部を当接さ
せ、次いで未当接のゲル層4の端辺部に向けて徐々に保
護パネル3または発光板5、あるいは液晶セル2を載置
していくという構成をとる。これにより前記請求項6ま
たは7記載の製造方法と同様の作用が得られるほか、前
記諸部材への密着促進剤6の塗布が容易となり、揮発性
の溶媒であるから、密着促進剤6の性能に悪影響を及ぼ
すようなこともない。
とにより、特に減圧雰囲気下としなくても所望のエア排
除効果を得ることが可能となり、設備面、作業面で極め
て有意義な成果が期待できる。また図5に示すようにゲ
ル層4を磨耗、破損等の理由で交換したい場合にも液状
の密着促進剤6を介在したことにより、容易に保護パネ
ル3または発光板5並びにゲル層4を液晶セル2から剥
離することができる。
置を示す分解斜視図である。
図である。
図である。
を段階的に示す説明図である。
ルから剥離する様子を示す説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 液晶セルと、この液晶セル表面側に形成
されるゲル層と、このゲル層によって液晶セルに対して
一定厚みの間隙を隔てて並設される保護パネルとを具え
て成る液晶表示装置において、前記液晶セルとゲル層と
の間及び前記保護パネルとゲル層との間には界面張力が
高く、且つガス透過性の良い液状の密着促進剤が介在し
ているものであり、この密着促進剤の界面張力とガス透
過性によって、基材に対しゲル層を積層する際にこの積
層間に残留するエアが、外部に排除され消失されている
ことを特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構
造。 - 【請求項2】 液晶セルと、この液晶セル裏面側に形成
されるゲル層と、このゲル層によって液晶セルに対して
一定厚みの間隙を隔てて並設される発光板とを具えて成
る液晶表示装置において、前記液晶セルとゲル層との間
及び前記発光板とゲル層との間には界面張力が高く、且
つガス透過性の良い液状の密着促進剤が介在しているも
のであり、この密着促進剤の界面張力とガス透過性によ
って、基材に対しゲル層を積層する際にこの積層間に残
留するエアが、外部に排除され消失されていることを特
徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造。 - 【請求項3】 前記ゲル層はシリコーンゲルシートであ
ることを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示装
置における光錯乱防止構造。 - 【請求項4】 前記密着促進剤はシリコーンオイルであ
ることを特徴とする請求項1、2または3記載の液晶表
示装置における光錯乱防止構造。 - 【請求項5】 前記シリコーンオイルは、エポキシ変
性、アミノ変性、カルボキシル変性、アルコール変性、
ポリエーテル変性またはアルキル変性の変性シリコーン
オイルであることを特徴とする請求項4記載の液晶表示
装置における光錯乱防止構造。 - 【請求項6】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと
発光板との間にゲル層を積層することによって外部負荷
の伝達及び光の錯乱を防止するようにした液晶表示装置
における光錯乱防止構造を製造する方法において、前記
方法は液晶セル、保護パネルまたは発光板のいずれかに
対し界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の密着
促進剤を塗布し、その後、硬化または半硬化状態のゲル
層の一部をまずこれらの一部に当接させ、次いで未当接
の端辺部に向けて徐々にゲル層を載置していくことによ
りゲル層を積層し、更にこのゲル層に対し前記密着促進
剤を塗布するとともに、このゲル層の端辺部に対し、前
記液晶セルにあっては保護パネルまたは発光板、そして
前記保護パネルまたは発光板にあっては液晶セルのそれ
ぞれの端辺部を当接させ、次いで未当接のゲル層の端辺
部に向けて徐々に保護パネルまたは発光板、あるいは液
晶セルを載置していくことによりこれらを積層し、その
後、保護パネルとゲル層、ゲル層と液晶セル、または液
晶セルとゲル層、ゲル層と発光板との間に残留するエア
を密着促進剤の有する高い界面張力によりこれら両者を
吸着させつつ、且つゲル層及び密着促進剤の有する良好
なガス透過性により積層時に混入するエアを外部に排除
して消失させ、前記半硬化状態のゲル層にあっては、更
にこれを完全に硬化することにより構成されることを特
徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方
法。 - 【請求項7】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと
発光板との間にゲル層を積層することによって外部負荷
の伝達及び光の錯乱を防止するようにした液晶表示装置
における光錯乱防止構造を製造する方法において、前記
方法は液晶セル、保護パネルまたは発光板のいずれかに
対しあらかじめその表面及び裏面に界面張力が高く、且
つガス透過性の良い液状の密着促進剤の塗布された硬化
または半硬化状態のゲル層の一部をまずこれらの一部に
当接させ、次いで未当接の端辺部に向けて徐々にゲル層
を載置していくことによりゲル層を積層し、更にこのゲ
ル層の端辺部に対し、前記液晶セルにあっては保護パネ
ルまたは発光板、そして前記保護パネルまたは発光板に
あっては液晶セルのそれぞれの端辺部を当接させ、次い
で未当接のゲル層の端辺部に向けて徐々に保護パネルま
たは発光板、あるいは液晶セルを載置していくことによ
りこれらを積層し、その後、保護パネルとゲル層、ゲル
層と液晶セル、または液晶セルとゲル層、ゲル層と発光
板との間に残留するエアを密着促進剤の有する高い界面
張力によりこれら両者を吸着させつつ、且つゲル層及び
密着促進剤の有する良好なガス透過性により積層時に混
入するエアを外部に排除して消失させ、前記半硬化状態
のゲル層にあっては更にこれを完全に硬化することによ
り構成されることを特徴とする液晶表示装置における光
錯乱防止構造の製造方法。 - 【請求項8】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと
発光板との間にゲル層を積層することによって外部負荷
の伝達及び光錯乱を防止するようにした液晶表示装置に
おける光錯乱防止構造を製造する方法において、前記方
法は液晶セル、保護パネルまたは発光板のいずれかに対
し界面張力が高く、且つガス透過性の良い液状の密着促
進剤を溶媒により希釈させたものを塗布し、その後、こ
の溶媒が揮発したところで硬化または半硬化状態のゲル
層の一部をまずこれらの一部に当接させ、次いで未当接
の端辺部に向けて徐々にゲル層を載置していくことによ
りゲル層を積層し、更にこのゲル層に前記密着促進剤を
溶媒により希釈させたものを塗布し、その後、この溶媒
が揮発したところでこのゲル層の端辺部に対し、前記液
晶セルにあっては保護パネルまたは発光板、そして前記
保護パネルまたは発光板にあっては液晶セルのそれぞれ
の端辺部を当接させ、次いで未当接のゲル層の端辺部に
向けて徐々に保護パネルまたは発光板、あるいは液晶セ
ルを載置していくことによりこれらを積層し、その後、
保護パネルとゲル層、ゲル層と液晶セル、または液晶セ
ルとゲル層、ゲル層と発光板との間に残留するエアを密
着促進剤の有する高い界面張力によりこれら両者を吸着
させつつ、且つゲル層及び密着促進剤の有する良好なガ
ス透過性により積層時に混入するエアを外部に排除して
消失させ、前記半硬化状態のゲル層にあっては、更にこ
れを完全に硬化することにより構成されることを特徴と
する液晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法。
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JP10180294A JP3421690B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 液晶表示装置における光錯乱防止構造並びにその製造方法 |
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JPH07287219A JPH07287219A (ja) | 1995-10-31 |
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