JPH06337411A - 液晶表示装置における光錯乱防止構造並びにその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置における光錯乱防止構造並びにその製造方法

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JPH06337411A
JPH06337411A JP5222057A JP22205793A JPH06337411A JP H06337411 A JPH06337411 A JP H06337411A JP 5222057 A JP5222057 A JP 5222057A JP 22205793 A JP22205793 A JP 22205793A JP H06337411 A JPH06337411 A JP H06337411A
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crystal cell
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Motoyasu Nakanishi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと発光
板との間に形成される緩衝層の有する緩衝特性を維持し
つつ、光学特性を向上させる。 【構成】 本発明の液晶表示装置における光錯乱防止構
造10は、液晶セル2と、この液晶セル2の表面側に形
成される緩衝層4と、この緩衝層4によって液晶セル2
に対して一定厚みの間隙を隔てて並設される保護パネル
3とを具えて成る液晶表示装置1に関するものであっ
て、前記緩衝層4は光錯乱防止素材により形成され、更
に緩衝層4は前記液晶セル2及び保護パネル3に対して
脱気状態で密着接合されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に設けら
れる液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との
間に適用できる光錯乱防止構造並びにその製造方法に関
するものである。
【0002】
【発明の背景】従来から液晶セルと、この液晶セルを保
護する保護パネルとの間、あるいは液晶画面のテレビや
ワープロのバックライトとして使用されるエレクトロ・
ルミネッセンス等の発光板と、液晶セルとの間には一定
厚みの空気層が形成されている。この空気層は液晶表示
装置が何らかの衝撃を受けた場合、その衝撃が直接液晶
セルに伝わらないように緩衝特性を特に持たせる目的で
設けられるものである。
【0003】例えば液晶セルと保護パネルとの間に形成
される空気層では、通常0.5mm程度の間隙が設けら
れている。因みにこのように間隙の大きさを0.5mm
程度としたのは、これより狭く設定した場合には充分な
衝撃特性が発揮できないものとなり、またこれより広く
設定した場合には保護パネルの材料であるアクリルやガ
ラスとの屈折率の相違等に起因して生ずる光の錯乱が著
しくなり、良好な光学特性が得られなくなるからであ
る。
【0004】また上記説明からも明らかなように空気層
に対して保護パネルの素材の屈折率と同等の屈折率を有
する別素材を充填すれば更に光学特性が向上し、液晶画
面に現れる文字や図形がより一層明瞭になることが想起
され、更には衝撃吸収作用を有する素材であれば緩衝特
性を向上させることともなる。
【0005】しかし現実にはこのように光学特性と緩衝
特性の両方の特性に優れた材料の選択は容易なことでは
ない。また仮にそのような材料が見つかったとしても、
これを液晶セルと保護パネルとの間に介在し、密着接合
するに際してはエアの浸入が予想され、これを許容すれ
ばエアの部分で光の錯乱が起こり液晶画面に色ムラや明
暗の差を生じさせる結果となってしまい、その製作も困
難を極める。
【0006】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、前記光学特性を向上させるに
あたり障害となる種々の問題点を解決し、これを現実の
製品に適用できるようにした新規な液晶表示装置におけ
る光錯乱防止構造並びにその製造方法の開発を試みたも
のである。
【0007】
【発明の構成】
【目的達成の手段】すなわち本出願に係る第一の発明た
る液晶表示装置における光錯乱防止構造は、液晶セル
と、この液晶セル表面側に形成される緩衝層と、この緩
衝層によって液晶セルに対して一定厚みの間隙を隔てて
並設される保護パネルとを具えて成る液晶表示装置にお
いて、前記緩衝層は光錯乱防止素材により形成され、更
に緩衝層は前記液晶セル及び保護パネルに対して脱気状
態で密着接合されていることを特徴として成るものであ
る。
【0008】また本出願に係る第二の発明たる液晶表示
装置における光錯乱防止構造は、液晶セルと、この液晶
セル裏面側に形成される緩衝層と、この緩衝層によって
液晶セルに対して一定厚みの間隙を隔てて並設される発
光板とを具えて成る液晶表示装置において前記緩衝層は
光錯乱防止素材により形成され、更に緩衝層は前記液晶
セル及び発光板に対して脱気状態で密着接合されている
ことを特徴として成るものである。
【0009】更にまた本出願に係る第三の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造は、液晶セルと、この
液晶セル裏面側に一定厚みの間隙を隔てて並設される発
光板とを具えて成る液晶表示装置において、前記発光板
は発光源と発光板本体とを具えて成り、この発光源と発
光板本体との間には緩衝層が設けられており、なお且つ
この緩衝層は光錯乱防止素材により形成されるととも
に、前記液晶セル及び発光板に対して脱気状態で密着接
合されていることを特徴として成るものである。
【0010】更にまた本出願に係る第四の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造は、請求項1、2また
は3記載の要件に加え、前記光錯乱防止素材はシリコー
ンゲルであることを特徴として成るものである。
【0011】更にまた本出願に係る第五の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造は、請求項4記載の要
件に加え、前記シリコーンゲルは、紫外線で硬化するタ
イプのものであることを特徴として成るものである。
【0012】更にまた本出願に係る第六の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造は、請求項1、2また
は3記載の要件に加え、前記光錯乱防止素材はポリウレ
タンエラストマーまたは光硬化性樹脂であることを特徴
として成るものである。
【0013】更にまた本出願に係る第七の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セ
ルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯乱
防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相互
間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装置
における光錯乱防止構造を製造する方法において、前記
方法は、保護パネルまたは発光板上に光錯乱防止素材の
液体原料を注入し硬化させ、あるいは硬化後の光錯乱防
止素材をロール状に巻いたものを載置し、これを巻きほ
ぐしながら貼設することで緩衝層を保護パネルまたは発
光板に脱気しながら密着接合する一次密着工程と、更に
このものを減圧雰囲気下において液晶セル上にその一端
辺から徐々に降ろしてゆき、液晶セルに密着接合する二
次密着工程とから成っていることを特徴として成るもの
である。
【0014】更にまた本出願に係る第八の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セ
ルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯乱
防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相互
間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装置
における光錯乱防止構造を製造する方法において、前記
方法は、液晶セル上に光錯乱防止素材の液体原料を注入
し硬化させ、あるいは硬化後の光錯乱防止素材をロール
状に巻いたものを載置し、これを巻きほぐしながら貼設
することで緩衝層を液晶セルに脱気しながら密着接合す
る一次密着工程と、更にこのものを減圧雰囲気下におい
て保護パネルまたは発光板上にその一端辺から徐々に降
ろしてゆき、保護パネルまたは発光板に密着接合する二
次密着工程とから成っていることを特徴として成るもの
である。
【0015】更にまた本出願に係る第九の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セ
ルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯乱
防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相互
間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装置
における光錯乱防止構造を製造する方法において、前記
方法は、液晶セル上面に、周囲に変形許容域を具えて成
るスペーサを設け、その後このスペーサ内部に光錯乱防
止素材の液体原料を注入し、あるいは硬化後の光錯乱防
止素材を挿入し、更に上方から保護パネルまたは発光板
を設置し、これを押圧することで余剰の光錯乱防止素材
を前記変形許容域に至らせて脱気を図りつつ、これらを
密着接合するようにしたことを特徴として成るものであ
る。
【0016】更にまた本出願に係る第十の発明たる液晶
表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶セ
ルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯乱
防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相互
間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装置
における光錯乱防止構造を製造する方法において、前記
方法は、保護パネルまたは発光板上面に、周囲に変形許
容域を具えて成るスペーサを設け、その後このスペーサ
内部に光錯乱防止素材の液体原料を注入し、あるいは硬
化後の光錯乱防止素材を挿入し、更に上方から液晶セル
を設置し、これを押圧することで余剰の光錯乱防止素材
を前記変形許容域に至らせて脱気を図りつつ、これらを
密着接合するようにしたことを特徴として成るものであ
る。
【0017】更にまた本出願に係る第十一の発明たる液
晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶
セルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯
乱防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相
互間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装
置における光錯乱防止構造を製造する方法において、前
記方法は、液晶セル上面に、一部に排出路を形成して成
る成形枠を設け、その後この成形枠内部に光錯乱防止素
材の液体原料を注入し、更にその上方より、前記成形枠
に内嵌する保護パネルまたは発光板を設置し、これを押
圧することで余剰の液体原料を前記排出路から外部に排
出し、脱気を図るとともに、更に光錯乱防止素材を硬化
させ、密着接合するようにしたことを特徴として成るも
のである。
【0018】更にまた本出願に係る第十二の発明たる液
晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶
セルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯
乱防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相
互間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装
置における光錯乱防止構造を製造する方法において、前
記方法は、保護パネルまたは発光板上面に、一部に排出
路を形成して成る成形枠を設け、その後この成形枠内部
に光錯乱防止素材の液体原料を注入し、更にその上方よ
り、前記成形枠に内嵌する液晶セルを設置し、これを押
圧することで余剰の液体原料を前記排出路から外部に排
出し、脱気を図るとともに、更に光錯乱防止素材を硬化
させ、密着接合するようにしたことを特徴として成るも
のである。
【0019】更にまた本出願に係る第十三の発明たる液
晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶
セルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯
乱防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相
互間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装
置における光錯乱防止構造を製造する方法において、前
記方法は、液晶セル上面に成形枠を設け、更にその上方
に少なくとも排気孔を刻設して成る保護パネルまたは発
光板を設置するとともに、前記成形枠または保護パネル
もしくは発光板のいずれか一方には注入孔が刻設されて
おり、このうち排気孔にはサクションポンプに接続され
る排気チューブを接続し、その後、前記注入孔より光錯
乱防止素材の液体原料の注入を開始し、またこれと同時
にサクションポンプを駆動して成形枠内に流入したエア
の排気を行うとともに、前記液体原料が成形枠内に充分
行きわたったところで液体原料の注入を停止し、更に排
気チューブを取り外した後、注入孔及び排気孔をそれぞ
れ封止し、その後、光錯乱防止素材を硬化させ、密着接
合するようにしたことを特徴としてなるものである。
【0020】更にまた本出願に係る第十四の発明たる液
晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、液晶
セルと保護パネルまたは液晶セルと発光板との間に光錯
乱防止素材により形成される緩衝層を介在し、これら相
互間を脱気しながら密着接合することにより液晶表示装
置における光錯乱防止構造を製造する方法において、前
記方法は、保護パネルまたは発光板上面に成形枠を設
け、更にその上方に少なくとも排気孔を刻設して成る液
晶セルを設置するとともに、前記成形枠または液晶セル
のいずれか一方には注入孔が刻設されており、このうち
排気孔にはサクションポンプに接続される排気チューブ
を接続し、その後、前記注入孔より光錯乱防止素材の液
体原料の注入を開始し、またこれと同時にサクションポ
ンプを駆動して成形枠内に流入したエアの排気を行うと
ともに、前記液体原料が成形枠内に充分行きわたったと
ころで液体原料の注入を停止し、更に排気チューブを取
り外した後、注入孔及び排気孔をそれぞれ封止し、その
後、光錯乱防止素材を硬化させ、密着接合するようにし
たことを特徴として成るものである。
【0021】更にまた本出願に係る第十五の発明たる液
晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法は、請求
項7、8、9、10、11、12、13または14記載
の要件に加え、前記密着接合するに際して、紫外線を照
射する工程を有することを特徴として成るものである。
これら発明により前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0022】
【発明の作用】すなわち本発明たる液晶表示装置におけ
る光錯乱防止構造は、液晶セルと保護パネルとの間、液
晶セルと発光板との間または発光源と発光板本体との間
に形成される緩衝層を光錯乱防止素材により形成してい
る。またこの緩衝層は液晶セルと保護パネルとの間、液
晶セルと発光板との間または発光源と発光板本体との間
に相互に脱気状態で密着接合されている。従って保護パ
ネルに入射する光は屈折、反射することなく入射時の光
量を維持したまま液晶セルに至り、また発光板から照射
される光も同じく屈折、反射することなくそのままの光
量を保って液晶セルに至る。また光錯乱防止素材として
シリコーンゲル、紫外線硬化タイプのシリコーンゲル、
ポリウレタンエラストマーまたは光硬化性樹脂を適用す
れば保護パネル及び発光板の素材として使用されるアク
リル、ガラス等と屈折率については殆ど差がなく前記作
用を忠実に再現できる。
【0023】また本発明たる液晶表示装置における光錯
乱防止構造の製造方法では、液晶セルと保護パネルとの
間または液晶セルと発光板との間に光錯乱防止素材から
成る緩衝層を形成するにあたり、減圧雰囲気下での密着
接合、変形許容域を有するスペーサを使用しての押圧に
よる密着接合、排出路を形成した成形枠を使用してのオ
ーバーフローによる密着接合、あるいは注入孔及び排気
孔を刻設した保護パネルまたは発光板を使用してのサク
ションポンプを利用した脱気作用を併用した密着接合の
いずれかの手法(なお一番最後に挙げた手法において
は、注入孔が成形枠に刻設される場合も含まれるが、図
6に図示したものを基本とし、このような表現とした。
この点については以下述べる実施例においてiv) で示し
たタイトルについても同様である)を採用している。従
って液晶セルと緩衝層あるいは緩衝層と保護パネルまた
は発光板との密着接合にあたってエアが混入することは
ない。また光錯乱防止素材に紫外線や光照射で硬化する
タイプのものを用いれば、密着接合が瞬時に行えて、一
旦排除したエアが再混入してくる危険も少ない。
【0024】
【実施例】以下本発明の液晶表示装置における光錯乱防
止構造並びにその製造方法について図面に基づいて具体
的に説明する。なお説明にあたっては、まず本発明の光
錯乱防止構造が適用される部位を中心に液晶表示装置の
概要について説明し、次いで本発明の光錯乱防止構造に
ついて二つの実施例を挙げ、その内容について説明す
る。そしてこれに続いて本発明の液晶表示装置における
光錯乱防止構造の製造方法について四つの実施例を挙げ
てその内容を詳述する。
【0025】まず本発明の光錯乱防止構造が適用される
液晶表示装置についてその概要を説明する。液晶表示装
置1は、周知のように腕時計、電卓をはじめとしてワー
ドプロセッサや小型テレビのディスプレーあるいはCD
プレーヤやビデオデッキ等の表示画面等幅広い分野で使
用されている。そしてその原理について略述すれば、結
晶の配列の相違によって分類されるスメクティック、ネ
マティック、コレステリックの各液晶がこれに電圧をか
けるとその分子配列が変化する性質を有することから、
これを利用し通過する光のON−OFFあるいは通過で
きる光の波長を制御することにより文字や図形を表示と
して画面上に浮き上がらせるというものである。
【0026】また液晶表示装置1の基本的構造は、上記
液晶を二枚の透明な電極板で挟むことによって構成され
る液晶セル2と、この液晶セル2を保護するため、その
表面側に設けられる保護パネル3と、これら液晶セル2
と保護パネル3との間に形成され、保護パネル3が受け
る外的負荷の液晶セル2への伝達を防止する緩衝層4
と、更にバックライト式の液晶表示装置1にあっては、
液晶セル2の裏面側に同じく緩衝層4を介して設けられ
る発光板5とを具えることによって成っている。また図
示は省略するが、これら諸部材のほか、これら諸部材を
保持する保持フレームや表示動作の方式の違いによって
必要になる偏光板や反射板、更には紫外線カットや表面
反射を防止する目的で使用される各種フィルタや液晶セ
ルの周囲を封着するのに用いられる封着材あるいは液晶
注入孔の封止用に用いられる封止剤等も液晶表示装置1
には設けられている。
【0027】そして本発明の光錯乱防止構造10は、前
記液晶セル2と保護パネル3または液晶セル2と発光板
5との間に設けられる。以下光の入射方向の違いによっ
て前者を表面入射型、そして後者を裏面入射型と定義
し、この各々の光錯乱防止構造10について順番に説明
する。
【0028】<表面入射型の光錯乱防止構造>まず本発
明の光錯乱防止構造10についての説明に入る前に、こ
れが適用される液晶セル2、保護パネル3及び緩衝層4
について若干の説明を加える。液晶セル2は上述したよ
うに、二枚の透明電極板で液晶を挟持して成るわけであ
るが、ここではこれに用いる透明電極板の構造について
補足する。透明電極板はガラス板やアクリル板等の合成
樹脂板を支持板とし、この支持板に対して酸化インジウ
ムや酸化錫等の透明導電膜を電極として貼り付けて成る
ものである。そしてこの電極の表面処理を調節すること
によって液晶分子の配列を支持板に垂直、平行、傾斜あ
るいはこれらを組み合わせてねじれを持たせた配列とす
ることを可能にしているのである。
【0029】次に保護パネル3について説明する。保護
パネル3は上述したように上記液晶セル2を保護する役
目をするものであるが、それと同時に光の透過率が良
く、液晶セル2の表面に現れる文字、図形等を外部から
明瞭に認識できるものでなければならない。従ってこの
保護パネル3の素材としては無色透明あるいは有色透明
のガラス板やアクリル板等の合成樹脂板が適用される。
【0030】またこの保護パネル3には上述した液晶セ
ル2を保護する機能に加え、次のような機能を持たせる
こともできる。すなわち図1に示すようにタッチパネル
としての機能を保護パネル3に持たせることが可能であ
る。具体的には上記素材から成る保護パネル3に対し、
タッチ入力用のパターンフィルム3aを貼り合わせて構
成される。因みにこのような保護パネル3に文字や図形
を入力するに際しては表示したい文字や図形を直接保護
パネル3に指を当て、またはペン先を当てることにより
保護パネル3上に描き、その指またはペン先の移動軌跡
を検知し、文字あるいは図形として認識し、その情報を
液晶セル2に送って表示画面上に文字あるいは図形とし
て表示させるというものである。
【0031】またこのような液晶セル2と保護パネル3
との間には一定の間隙(ギャップ)が設けられており、
この間隙に上記緩衝層4が形成される。緩衝層4は上述
したように保護パネル3にかかる外的負荷の液晶セル2
への伝達を防止するという基本的機能のほか、入射する
光の反射、吸収を防止し、また光の屈折によって生ずる
光の錯乱を防止することで表示画面上に現れる文字や図
形を明るく、明瞭に写し出すという本発明の特徴的機能
をも併せ持つ。具体的には緩衝層4を形成する素材とし
ては緩衝特性に優れるとともに、保護パネル3の素材と
均等の屈折率を有し、また光の吸収、反射を生じさせな
い素材が望ましく、更にこのような緩衝層4を前述した
液晶セル2及び保護パネル3に接合するに際しては光の
錯乱を生じさせるエアの混入を排除することが必要とな
る。
【0032】なお、ここでは最初に述べた緩衝層4の素
材についての説明にとどめ、後に述べたエア混入の排除
については、後述する本発明の液晶表示装置における光
錯乱防止構造の製造方法の項で併せて説明する。まず緩
衝層4の素材の一例としてシリコーンゲルが挙げられ
る。また本発明において使用されるシリコーンゲルとし
ては揮発性の低分子量物の含有量を低減したものが好ま
しく、更にシリコーンゲルの原液が低粘度過ぎると毛細
管現象的に細部にまで浸透してしまう危険があり、硬化
するまでの間に流れ出てしまうことも考えられ、また一
方、高粘度過ぎると充填個所全体に充分に回り込まない
危険性があり、作業性が悪くなるから、適度の低粘度で
ありチクソ性(チクソトロピーの現象を表す程度)が高
いものであることが必要である。
【0033】従ってこのようなシリコーンゲルは例えば
次式[1]で示されるシリコーンゲルの原液たるジオル
ガノポリシロキサン(以下A成分という): RR1 2SiO−(R2 2SiO)nSiR1 2R・・・ [1] [ただし、Rはアルケニル基であり、R1 は脂肪族不飽
和結合を有しない一価の炭化水素基であり、R2 は一価
の脂肪族炭化水素基(R2 のうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、アルケニル基を有する場合にはその
含有率は10モル%以下である)であり、nはこの成分
の25℃における粘度が100〜100000cSt にな
るような数である]と、25℃における粘度5000cS
t 以下であり、一分子中に少なくとも二個のSi原子に
直接結合した水素原子を有するシリコーンゲルの原液た
るオルガノハイドロジェンポリシロキサン(B成分)と
から成り、且つこのB成分中のSi原子に直接結合して
いる水素原子の合計量に対するA成分中に含まれるアル
ケニル基の合計量の比(モル比)が0.1〜0.2にな
るように調整された混合物を硬化させることにより得ら
れる付加反応型シリコーンコポリマーであって、JIS K
(K-2207-1980 50g 荷重) で測定した針入度が5〜25
0である硬化物である。
【0034】このシリコーンゲルについて更に詳しく説
明すると、上記A成分は直鎖状の分子構造を有し、分子
の両末端にあるアルケニル基RがB成分中のSi原子に
直接結合した水素原子と付加して架橋構造を形成するこ
とができる化合物である。この分子末端に存在するアル
ケニル基は、低級アルケニル基であることが好ましく、
反応性を考慮するとビニル基が特に好ましい。
【0035】また分子末端に存在するR1 は、脂肪族不
飽和結合を有しない一価の単価水素基であり、このよう
な基の具体例としてはメチル基、プロピル基及びヘキシ
ル基等のようなアルキル基、フェニル基並びにフロロア
ルキル基を挙げることができる。
【0036】上記[1]式においてR2 は一価の脂肪族
炭化水素であり、このような基の具体的な例としては、
メチル基、プロピル基及びヘキシル基等のようなアルキ
ル基並びにビニル基のような低級アルケニル基を挙げる
ことができる。ただしR2 のうち少なくとも50モル%
はメチル基であり、R2 がアルケニル基である場合に
は、アルケニル基は10モル%以下の量であることが好
ましい。アルケニル基の量が10モル%を越えると架橋
密度が高くなり過ぎて高粘度になりやすい。またnは、
このA成分の25℃における粘度が通常は100〜10
0000cSt 、好ましくは200〜20000cSt の範
囲内になるように設定される。
【0037】上記のB成分は、A成分の架橋剤でありSi
原子に直接結合した水素原子がA成分中のアルケニル基
と付加してA成分を硬化させる。B成分は上記のような
作用を有していればよく、B成分としては直鎖状、分岐
した鎖状、環状あるいは網目状などの種々の分子構造の
ものが使用できる。
【0038】また、B成分中のSi原子には水素原子の
他、有機基が結合しており、この有機基は通常メチル基
のような低級アルキル基である。更にB成分の25℃に
おける粘度は通常は5000cSt 以下、好ましくは50
0cSt 以下である。このようなB成分の例としては、分
子両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖されたオルガ
ノハイドロジェンポリシロキサン、ジオルガノシロキサ
ンとオルガノハイドロジェンシロキサンとの共重合体、
テトラオルガノテトラハイドロジェンシクロテトラシロ
キサン、HR1 2SiO 1/2単位とSiO 4/2単位とからなる
共重合シロキサン、及びHR1 2SiO 1/2単位とR1 3SiO
1/2単位とSiO 4/2単位とからなる共重合体ポリシロキ
サンを挙げることができる。ただし上記式においてはR
1 は前記と同じ意味である。
【0039】そして上記のB成分中のSiに直接結合して
いる水素原子の合計モル量に対するA成分中のアルケニ
ル基の合計モル量との比率が通常は0.1〜2.0、好
ましくは0.1〜1.0の範囲内になるようにA成分と
B成分とを混合して硬化させることにより製造される。
【0040】この場合の硬化反応は、通常は触媒を用い
て行われる。ここで使用される触媒としては、白金系触
媒が好適であり、この例としては微粉砕元素状白金、塩
化白金酸、酸化白金、白金とオレフィンとの錯塩、白金
アルコラート及び塩化白金酸とビニルシロキ酸との錯塩
を挙げることができる。このような錯塩はA成分とB成
分との合計重量に対して通常は0.1ppm ( 白金換算
量、以下同様 )以上、好ましくは0.5ppm 以上の量で
使用される。このような触媒の量の上限については特に
制限はないが、例えば触媒が液状である場合、あるいは
溶液として使用することができる場合には200ppm 以
下の量で充分である。
【0041】上記のようなA成分、B成分及び触媒を混
合し、室温に放置するか、あるいは加熱することにより
硬化して本発明で使用されるシリコーンゲルが生成す
る。このようにして得られたシリコーンゲルは、JIS K
(K-2207-1980 50g 荷重)で測定した針入度が通常5〜
250を有する。なおこのようなシリコーンゲルの硬度
は、上記A成分とB成分とにより形成された架橋構造に
よって変動する。
【0042】またシリコーンゲルの硬化前の粘度及び硬
化後の針入度は両末端がメチル基であるシリコーンオイ
ルを、得られるシリコーンゲルに対して5〜75重量%
の範囲内の量であらかじめ添加することにより調整する
ことができる。このようにシリコーンゲルは上記のよう
にして調整することもできるし、また市販されているも
のを使用することもできる。
【0043】本発明で使用することができる市販品の例
としては、CF5027、TOUGH−3、TOUGH
−4、TOUGH−5、TOUGH−6、TOUGH−
7、(トーレ・ダウコーニングシリコーン社製)やX3
2−902/cat 1300(信越化学工業株式会社
製)、F250−121(日本ユニカ株式会社製)等を
挙げることができる。
【0044】そして更に好適なシリコーンゲルとして
は、シリコーンゲルの原液たるジオルガノポリシロキサ
ンとして低分子量物を低減したものを使用して製造され
たシリコーンゲルがある。すなわち前記A成分として一
分子中に二個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有
し、25℃における粘度が50〜100000センチポ
アズであり、且つ4重量体から20重量体までの環状ジ
オルガノポリシロキサンの含有量が、0.5重量%以下
であるジオルガノポリシロキサンを適用したものがそれ
である。上記シリコーンゲルのほか、例えばすでにフィ
ルムないしシート状とされたものや紫外線で硬化するタ
イプのシリコーンゲル、ゴム等も用いることができる。
その市販品の例としては、SOTEFA70、SOTE
FA50(トーレ・ダウコーニングシリコーン社製)や
X−31−7006(信越化学工業社製)等が挙げら
れ、前者は、シリコーンフィルム状接着剤としてすでに
フィルム状に半硬化されたものであって、加熱硬化によ
りガラス、アクリル、ポリカーボネート等に強く接着す
るとされているものであり、また後者は、一液性のシリ
コーンゲルで、紫外線の照射により数秒で硬化し、接着
性に優れるものとされているものである。そしてこれら
を用いれば、直接シート状態から使用でき、また硬化に
は制御しやすくて短時間で硬化させることのできる紫外
線を用いることができる。
【0045】また緩衝層4の素材としては、このような
シリコーン系のほか、ポリウレタンエラストマーや熱可
塑性樹脂、熱硬化性樹脂が適用できる。なおポリウレタ
ンエラストマーは、プレポリマーとポリイソシアネート
との反応により架橋して硬化するが、これらは混合液と
して流し込み供給するほか、噴霧状態でノズル先端で混
合しながら吹き付け供給するようにしてもよい。後者に
好適なものとして日本合成化学工業株式会社の無溶剤即
硬ウレタン樹脂などがある。
【0046】また光硬化性樹脂としては、スチリルピリ
ジウム基を感光基としてポリ酢酸ビニル・ポリビニルア
ルコールエマルジョンに導入した感光性樹脂や、このほ
かカラギナン、ゼラチン等の天然水容性ポリマー、カル
ボキシメチルセルロース、アルギン酸アンモン、でんぷ
ん、メチルアミノプロピルエーテル等の半合成水容性ポ
リマー及びベンゾフェノン、チオキサントン、ベンゾイ
ンエーテル等の光重合開始剤、そしてモノマーとから成
る光重合型のものや、重クロム酸塩、ジアゾ樹脂、ビス
アジド化合物等の光架橋剤とから成る混合型などがあ
る。光硬化性樹脂として紫外線硬化樹脂を用いれば、制
御のしやすい紫外線の照射により短時間で硬化させるこ
とができるので至便である。
【0047】なお光硬化性樹脂の「光硬化」とは、可視
光、紫外線、X線、電子線などのエネルギーの高い電磁
並の照射を受けると、エネルギーを吸収して架橋、硬
化、不溶化を起こして固化する物質全般を指すものであ
り、同様に「光」とはこれらエネルギーの高い電磁波を
総称するものである。
【0048】これらポリウレタンエラストマーや紫外線
硬化樹脂などは、液晶セル2の表示画面上の文字や図形
が透けて見えるように、硬化前及び硬化後において透明
度の高いものを適用する。しかも本発明では緩衝特性も
必須の要件とされるから、硬化したものが適当な弾力を
有し、その他この種の装置に要求される物性面での要求
に応えられるものを適用する。
【0049】<裏面入射型の光錯乱防止構造>液晶表示
装置1は本来自ら光を発するものでないが、表示画面上
に写し出される文字や図形を明瞭にする目的でバックラ
イト機能をこれに持たせることが可能である。以下述べ
る裏面入射型の光錯乱防止構造10は、このようなバッ
クライト機能を有する液晶表示装置1に対して適用され
る。まず本発明の光錯乱防止構造10についての説明に
入る前に、これが適用される周辺部材について説明す
る。具体的には本発明の光錯乱防止構造10は液晶セル
2と、この液晶セル2の背面側に配される発光板5との
間に適用され、これらの部材について説明する。
【0050】なお液晶セル2については、すでに前述の
<表面入射型の光錯乱防止構造>の項でも述べたのでこ
こではその説明は省略し、発光板5のみの説明とする。
発光板5は図1、2(b)に示すように発光源5aと、
これに接続され発光源5aから放たれた光を液晶セル2
に伝える光路としての役割をする発光板本体5bとから
成っている。このうち発光源5aとしては一例として冷
陰極あるいは熱陰極タイプの蛍光灯、ハロゲンランプ、
LED等が適用でき、また発光板本体5bとしては光透
過性に優れるアクリル板等の合成樹脂材料が適用でき
る。なお発光板本体内部には図示は省略するが、適宜光
路切替用の反射ミラー等を設けることも可能である。ま
たこのほか有機エレクトロルミネッセンスシートやプラ
ズマ発光パネル等のように発光源5aと発光板本体5b
とを一体化したものを発光板5として使用することも可
能である。
【0051】またこのような液晶セル2と発光板5との
間にも前記<表面入射型の光錯乱防止構造>の項で述べ
たのと同様に緩衝層4が形成され、この緩衝層4自体及
び前記液晶セル2と発光板5との間の接合部位に対して
本発明の光散乱防止構造10が適用される。更に図1、
2(b)においては、発光源5aと発光板本体5bとの
間にも緩衝層4を設けている。これは発光源5aから発
せられた光が発光板本体5bに入射する際にも光の錯乱
が予想されるため、このような光の散乱も防止しようと
して設けたものである。もちろん発光源5aと発光板本
体5bとを一体化したタイプの発光板5であれば、この
ような緩衝層4は必要ないことになる。なお緩衝層4自
体の説明については、すでに説明したのでここでは省略
し、また前記接合部位に施される混入エアの排除につい
ては次に述べる本発明の液晶表示装置における光錯乱防
止構造の製造方法の中で併せて説明する。
【0052】以下本発明の液晶表示装置における光錯乱
防止構造の製造方法について説明する。なお、以下の説
明にあたっては、i)減圧雰囲気下での密着接合による
手法、ii) 変形許容域を有するスペーサを使用しての密
着接合による手法、iii)排出路を形成した成形枠を使用
しての密着接合による手法、iv) 注入孔及び排気孔を刻
設した保護パネルまたは発光板を使用しての密着接合に
よる手法の四つの手法を本発明の製造方法の実施例とし
て挙げており、これらについて以下順番に説明してゆ
く。
【0053】i)減圧雰囲気下での密着接合による手法 本実施例は、保護パネル3または発光板5に緩衝層4を
密着接合する一次密着工程と、このものに対し更に液晶
セル2を密着接合する二次密着工程とにより構成されて
いる。このうち一次密着工程では図3(a)に示すよう
に基盤B上に保護パネル3または発光板5を載置し、こ
のものに対し上方から光錯乱防止素材の液体原料を注入
し、これを硬化させるものと図3(a′)に示すように
基盤B上に載置された保護パネル3または発光板5の端
辺部に対しすでに硬化され固形状態となった光錯乱防止
素材をロール状に巻いたものを載置し、更にこれを徐々
に巻きほぐしてゆくことでエアの介在を排除しながら貼
設するものとがある。なおこの際、光錯乱防止素材がシ
リコーンゲルである場合には、シリコーンゲルシート作
成時にその表面に保護シートが貼設されているから、光
錯乱防止素材を巻きほぐしてゆくに際してこの保護シー
トを同時に剥がしてゆけば、より一層、エアの介在を排
除できる。
【0054】なおこのうち図3(a′)に示すように固
形状態の光錯乱防止素材を用い、これを保護パネル3ま
たは発光板5に密着させ、あるいは後述するように液晶
セル2に密着させるにあたり、前記光錯乱防止素材がシ
リコーンゲルであるような場合には、その粘性等により
図7(a)に示すようにそのまま保護パネル3等に密着
させようとする場合に取り扱いが不便であったり、エア
が入り込んでしまうということも予想される。
【0055】そこでこのような光錯乱防止素材の表面に
あらかじめ図7(b)に示すような表層シート6を貼付
し、これにより上述したような問題点を回避するように
することも可能である。なおこれに用いる表層シート6
は、もちろん緩衝層4を構成する素材と同様、保護パネ
ル3の素材と屈折率が同等である素材により構成される
のが望ましく、更に前記緩衝層4を補強するとともに接
合の際のすべりのよい作業性の優れた素材が適用され
る。また表層シート6を貼付する面は光錯乱防止素材の
両面に限らず、どちらか一方の面でももちろんかまわな
い。
【0056】また二次密着工程では前記一次密着工程に
おいて保護パネル3または発光板5に緩衝層4を密着接
合したものを図3(c)に示すように減圧室12内に入
れる。なお減圧室12内には液晶セル2があらかじめ収
容されていて、この液晶セル2の一端辺に前記緩衝層4
が密着接合された保護パネル3または発光板5の緩衝層
4側の一端辺をあてがう。そして減圧室12に接続され
るサクションンプPを駆動して減圧室12内を減圧雰囲
気下にしながら徐々に保護パネル3または発光板5を降
ろしてゆき、液晶セル2との密着接合を図る。
【0057】また前記一次密着工程において図3
(a′)に示すように固形状態の光錯乱防止素材を使用
した場合の保護パネル3または発光板5と緩衝層4との
接合に際して、あるいは前記二次密着工程における緩衝
層4と液晶セル2との接合に際して保護パネル3または
発光板5上か緩衝層4上かのいずれか一方または双方
に、あるいは緩衝層4上か液晶セル2上かのいずれか一
方または双方に密着促進液剤を塗布して密着を図ること
もできる。特に二次密着工程において、このような密着
促進液剤を使用すれば、より一層のエアの排除が期待で
きる。
【0058】なお密着促進液剤としては、具体的には未
硬化あるいは架橋成分を含むシリコーンゲル原液あるい
は前記紫外線硬化タイプのシリコーンゲルが好適である
が、光錯乱防止素材の種類によってはそのほかの接着剤
や水、溶剤等も使用できる。またこれに用いる接着剤と
して揮発性の接着剤も一例として使用できるが、液晶セ
ル2に与える悪影響を極力抑える必要性から、絶縁性液
体に構成されることが望ましい。もちろんこのことは溶
剤等にも当てはまり、また密着促進液剤として水を使用
する場合には液晶セル2側に別途絶縁対策等が必要とな
る(また密着後、瞬時に蒸発してしまうことを考えれ
ば、必ずしもこのような絶縁対策等は必要ないともいえ
る)。なお密着促進液剤として紫外線硬化タイプのシリ
コーンゲルを用いる場合はもちろん、光錯乱防止素材の
液体原料として紫外線硬化タイプのシリコーンゲルを用
いる場合には、当然紫外線照射の工程を別途必要とす
る。
【0059】またこのような密着促進液剤を塗布する仕
方としては、塗布面の一部にこの密着促進液剤を滴下す
るようにしてもよいし、ノズル等を用い噴霧状態の密着
促進液剤を吹き付け、塗布面全体に行き届くように散布
するようにしてもよい。更に以上述べた減圧雰囲気下で
の密着接合による手法において、先に液晶セル2と緩衝
層4とを密着接合し、これを一次密着工程とし、その
後、保護パネル3または発光板5と緩衝層4とを密着接
合し、これを二次密着工程とすることも可能である。
【0060】ii) 変形許容域を有するスペーサを使用し
ての密着接合による手法 本実施例では図4に示すように周囲に変形許容域14を
具えて成るスペーサ15を使用する。なおこの変形許容
域14は、スペーサ15内に注入される光錯乱防止素材
の液体原料の余剰分の流れ込み部として作用するほか、
スペーサ15内に硬化後の固形状態の光錯乱防止素材を
挿入した場合のその余剰分の逃げ部として作用する。従
ってこの変形許容域14は、上記作用を行うことのでき
るものであれば図4に示すものに限らず種々の形状のも
のを採用し得る。
【0061】そしてこのようなスペーサ15を使用して
の本発明の製造方法は以下の手順による。すなわち図4
(a)に示すようにまず基盤B上に液晶セル2を載置
し、その上面に前記スペーサ15を設ける。そしてスペ
ーサ15の内部に光錯乱防止素材の液体原料を注入し、
更に上方から保護パネル3または発光板5を被せる。そ
して上方から保護パネル3または発光板5を押圧し、表
面張力により中央の盛り上がった光錯乱防止素材の余剰
分を前記変形許容域14内に流出させ、これによってエ
アの混入を排除する。そしてこのような状態において、
光錯乱防止素材を硬化させれば本発明の光錯乱防止構造
10が完成する。
【0062】また前記スペーサ15に対し硬化後の固形
状態の光錯乱防止素材を挿入することも可能である。す
なわちこの場合には、図4(b)に示すように形成する
緩衝層4よりも幾分体積の大きい光錯乱防止素材を用意
し、このものをスペーサ15内部に挿入し、前記実施例
と同様に保護パネル3または発光板5を上方から被せ押
圧する。すると光錯乱防止素材は弾性変形し、その余剰
分は変形許容域14内に浸入するようになり、これによ
り所定容積の緩衝層4が形成され、本発明の光錯乱防止
構造10が完成する。なおこの場合、保護パネル3また
は発光板5を保持する必要上、保護パネル3または発光
板5の周囲とスペーサ15が接着されるか、あるいは保
護パネル3または発光板5が別途他の部材で挟持状態に
取り付けられる。また以上述べた変形許容域を有するス
ペーサを使用しての密着接合による手法において、先に
基盤B上に保護パネル3または発光板5を載置し、その
上方にスペーサ15を設け、更にその上方に液晶セル2
を被せる構成とすることも可能である。
【0063】iii)排出路を形成した成形枠を使用しての
密着接合による手法 本実施例では図5に示すように一部に排出路17を形成
して成る成形枠18を使用する。なおこの排出路17の
形状は図5に示すような溝状のもののほか、成形枠18
の側面に排出用の小孔を刻設する等、他の種々の形状の
ものを採用でき、その数も本実施例のように二個設ける
ほか、一個あるいは、更に複数個とすることももちろん
可能とする。
【0064】そしてこのような成形枠18を使用して本
発明の光錯乱防止構造10を製造するにあたっては以下
の手順により行う。すなわち基盤B上に液晶セル2を載
置するとともに、その上面に前記成形枠18を設ける。
そしてこの成形枠18内に光錯乱防止素材の液体原料を
注入し、いっぱいに満たす。次に上方よりこの成形枠1
8に内嵌する保護パネル3または発光板5を設置し、こ
れを押圧する。すると余剰の液体原料はオーバーフロー
され、排出路17から成形枠18内に存するエアと共に
外部に排出される。
【0065】そしてこのものを硬化させれば本発明の光
錯乱防止構造10が図5(c)のように得られる。なお
本実施例で使用する光錯乱防止素材の液体原料として
は、押圧をかけない状態においては排出路17から容易
に外部に流出してしまわないよう比較的粘度の大きなも
のを選択することが好ましく、仮に粘度の小さな液体原
料を使用する場合には別途排出路17の断、通を切り替
える制御弁や止栓等を取り付ける構成とすることが必要
となる。また以上述べた排出路を形成した成形枠を使用
しての密着接合による手法において、先に基盤B上に保
護パネル3または発光板5を載置し、その上方に成形枠
18を設け、更にその上方から前記成形枠18に内嵌す
る液晶セル2を設置する構成とすることも可能である。
【0066】iv) 注入孔及び排気孔を刻設した保護パネ
ルまたは発光板を使用しての密着接合による手法 本実施例では図6に示すように一例として矩形状の成形
枠20を使用し、更に保護パネル3または発光板5には
排気孔22を刻設するとともに、前記成形枠20の側面
または保護パネル3もしくは発光板5には注入孔21が
刻設され、更に排気孔22には排気チューブ23を介し
てサクションポンプPを接続できる構成のものを使用し
ている。
【0067】そして本実施例に示す本発明の製造方法
は、基盤B上に液晶セル2を載置し、その上方に成形枠
20を設けるとともに、更にその上方に保護パネル3ま
たは発光板5を設置する。次に排気孔22に対し排気チ
ューブ23を接続し、更にその系路途中にサクションポ
ンプPを設け、このような状態とした後、注入孔21か
ら光錯乱防止素材の液体原料を注入する。なおこの液体
原料の注入に際しては、同時にサクションポンプPを駆
動し、成形枠20内のエアの排除も併せて行う。そして
成形枠20内に光錯乱防止素材の液体原料がいっぱいに
充填された後は、液体原料の注入を停止するとともに、
排気孔22から排気チューブ23を取り外し、注入孔2
1及び排気孔22に図6(c)に示すように止栓24を
取り付け封止する。そして光錯乱防止素材の硬化が完了
すれば、本発明の光錯乱防止構造10が得られる。
【0068】また図6においては保護パネル3または発
光板5に対し注入孔21を設けたものを図示している
が、注入孔21はすでに述べたように成形枠20の側面
に刻設することも可能であり、このようにすれば注入孔
21は下方に位置し、排気孔22は上方に位置するため
エアの排除をより確実に行うことができる。またこの
際、下方に位置する液晶セル2の上面をこの注入孔21
と排気孔22の刻設位置に対応するように傾斜させ、こ
れにより排気孔22にエアが集まるように案内すること
もできる。
【0069】なお以上述べた注入孔21及び排気孔22
を刻設した保護パネルまたは発光板5を使用しての密着
接合による手法において、先に基盤B上に保護パネル3
または発光板5を載置し、その上方に成形枠20を設
け、更にその上方に注入孔21及び排気孔22を刻設し
た液晶セル2を設置する構成とすることもできる。
【0070】また前記本発明の製造方法のうち、ii) 、
iii)、iv) に示す製造方法において使用したスペーサ1
5、成形枠18、成形枠20は、一般的には本発明の光
錯乱防止構造10に固定状態に組み込んで半永久的に使
用する場合が多いと思われるが、これらスペーサ15、
成形枠18、成形枠20を分割式に構成し、緩衝層4が
形成された後、これを分割して取り外すようにすること
もできる。また固定状態とする場合には、例えばスクリ
ーン印刷の手法により紫外線硬化樹脂製インク等を用い
て、高さ0.5mm程度のスペーサ15、成形枠18、成
形枠20を形成するようにすることも可能である。
【0071】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置における光錯乱防
止構造並びにその製造方法は以上述べたような構成より
成るものであって、このような構成を有することによっ
て以下のような効果が発揮される。すなわち本発明たる
液晶表示装置における光錯乱防止構造10にあっては、
液晶セル2と保護パネル3との間、液晶セル2と発光板
5との間、または発光源5aと発光板本体5bとの間に
形成される緩衝層4を光錯乱防止素材により形成してい
る。またこの緩衝層4は、液晶セル2と保護パネル3と
の間、液晶セル2と発光板5との間、または発光源5a
と発光板本体5bとの間に相互に脱気状態で密着接合さ
れている。従って緩衝層4での光の錯乱は起こらず、ま
たこの緩衝層4の素材としてシリコーンゲルを使用すれ
ばこのような効果が得られるほか、優れた緩衝特性も期
待できる。
【0072】また本発明たる液晶表示装置における光錯
乱防止構造の製造方法によれば、緩衝層4を液晶セル2
と保護パネル3、または液晶セル2と発光板5との間に
密着接合するにあたり、エアの混入は全く生ぜず、これ
による部分的な色ムラや光の明暗等も起こらなくなる。
更にまた紫外線や光照射により密着接合を図れば、短時
間のうちにこれを完遂できて、一旦排除したエアが再混
入してくる危険を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光錯乱防止構造を適用した液晶表示装
置を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の光錯乱防止構造の二種の実施例を示す
縦断側面図である。
【図3】本発明の光錯乱防止構造の製造方法を段階的に
示す縦断側面図である。
【図4】同上他の二種の実施例をそれぞれ段階的に示す
縦断側面図である。
【図5】同上更に他の実施例を段階的に示す斜視図であ
る。
【図6】同上更に他の実施例を段階的に示す斜視図であ
る。
【図7】粘性を有する光錯乱防止素材を用いる場合の問
題点と、これに表層シートを貼付し、上記問題点を解決
した実施例とを併せ示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置 2 液晶セル 3 保護パネル 3a パターンフィルム 4 緩衝層 5 発光板 5a 発光源 5b 発光板本体 6 表層シート 10 光錯乱防止構造 12 減圧室 14 変形許容域 15 スペーサ 17 排出路 18 成形枠 20 成形枠 21 注入孔 22 排気孔 23 排気チューブ 24 止栓 B 基盤 P サクションポンプ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶セルと、この液晶セル表面側に形成
    される緩衝層と、この緩衝層によって液晶セルに対して
    一定厚みの間隙を隔てて並設される保護パネルとを具え
    て成る液晶表示装置において、前記緩衝層は光錯乱防止
    素材により形成され、更に緩衝層は前記液晶セル及び保
    護パネルに対して脱気状態で密着接合されていることを
    特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造。
  2. 【請求項2】 液晶セルと、この液晶セル裏面側に形成
    される緩衝層と、この緩衝層によって液晶セルに対して
    一定厚みの間隙を隔てて並設される発光板とを具えて成
    る液晶表示装置において前記緩衝層は光錯乱防止素材に
    より形成され、更に緩衝層は前記液晶セル及び発光板に
    対して脱気状態で密着接合されていることを特徴とする
    液晶表示装置における光錯乱防止構造。
  3. 【請求項3】 液晶セルと、この液晶セル裏面側に一定
    厚みの間隙を隔てて並設される発光板とを具えて成る液
    晶表示装置において、前記発光板は発光源と発光板本体
    とを具えて成り、この発光源と発光板本体との間には緩
    衝層が設けられており、なお且つこの緩衝層は光錯乱防
    止素材により形成されるとともに、前記液晶セル及び発
    光板に対して脱気状態で密着接合されていることを特徴
    とする液晶表示装置における光錯乱防止構造。
  4. 【請求項4】 前記光錯乱防止素材はシリコーンゲルで
    あることを特徴とする請求項1、2または3記載の液晶
    表示装置における光錯乱防止構造。
  5. 【請求項5】 前記シリコーンゲルは、紫外線で硬化す
    るタイプのものであることを特徴とする請求項4記載の
    液晶表示装置における光錯乱防止構造。
  6. 【請求項6】 前記光錯乱防止素材はポリウレタンエラ
    ストマーまたは光硬化性樹脂であることを特徴とする請
    求項1、2または3記載の液晶表示装置における光錯乱
    防止構造。
  7. 【請求項7】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと
    発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝層
    を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合するこ
    とにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造す
    る方法において、前記方法は、保護パネルまたは発光板
    上に光錯乱防止素材の液体原料を注入し硬化させ、ある
    いは硬化後の光錯乱防止素材をロール状に巻いたものを
    載置し、これを巻きほぐしながら貼設することで緩衝層
    を保護パネルまたは発光板に脱気しながら密着接合する
    一次密着工程と、更にこのものを減圧雰囲気下において
    液晶セル上にその一端辺から徐々に降ろしてゆき、液晶
    セルに密着接合する二次密着工程とから成っていること
    を特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと
    発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝層
    を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合するこ
    とにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造す
    る方法において、前記方法は、液晶セル上に光錯乱防止
    素材の液体原料を注入し硬化させ、あるいは硬化後の光
    錯乱防止素材をロール状に巻いたものを載置し、これを
    巻きほぐしながら貼設することで緩衝層を液晶セルに脱
    気しながら密着接合する一次密着工程と、更にこのもの
    を減圧雰囲気下において保護パネルまたは発光板上にそ
    の一端辺から徐々に降ろしてゆき、保護パネルまたは発
    光板に密着接合する二次密着工程とから成っていること
    を特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セルと
    発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝層
    を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合するこ
    とにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造す
    る方法において、前記方法は、液晶セル上面に、周囲に
    変形許容域を具えて成るスペーサを設け、その後このス
    ペーサ内部に光錯乱防止素材の液体原料を注入し、ある
    いは硬化後の光錯乱防止素材を挿入し、更に上方から保
    護パネルまたは発光板を設置し、これを押圧することで
    余剰の光錯乱防止素材を前記変形許容域に至らせて脱気
    を図りつつ、これらを密着接合するようにしたことを特
    徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セル
    と発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝
    層を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合する
    ことにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造
    する方法において、前記方法は、保護パネルまたは発光
    板上面に、周囲に変形許容域を具えて成るスペーサを設
    け、その後このスペーサ内部に光錯乱防止素材の液体原
    料を注入し、あるいは硬化後の光錯乱防止素材を挿入
    し、更に上方から液晶セルを設置し、これを押圧するこ
    とで余剰の光錯乱防止素材を前記変形許容域に至らせて
    脱気を図りつつ、これらを密着接合するようにしたこと
    を特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セル
    と発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝
    層を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合する
    ことにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造
    する方法において、前記方法は、液晶セル上面に、一部
    に排出路を形成して成る成形枠を設け、その後この成形
    枠内部に光錯乱防止素材の液体原料を注入し、更にその
    上方より、前記成形枠に内嵌する保護パネルまたは発光
    板を設置し、これを押圧することで余剰の液体原料を前
    記排出路から外部に排出し、脱気を図るとともに、更に
    光錯乱防止素材を硬化させ、密着接合するようにしたこ
    とを特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の
    製造方法。
  12. 【請求項12】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セル
    と発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝
    層を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合する
    ことにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造
    する方法において、前記方法は、保護パネルまたは発光
    板上面に、一部に排出路を形成して成る成形枠を設け、
    その後この成形枠内部に光錯乱防止素材の液体原料を注
    入し、更にその上方より、前記成形枠に内嵌する液晶セ
    ルを設置し、これを押圧することで余剰の液体原料を前
    記排出路から外部に排出し、脱気を図るとともに、更に
    光錯乱防止素材を硬化させ、密着接合するようにしたこ
    とを特徴とする液晶表示装置における光錯乱防止構造の
    製造方法。
  13. 【請求項13】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セル
    と発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝
    層を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合する
    ことにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造
    する方法において、前記方法は、液晶セル上面に成形枠
    を設け、更にその上方に少なくとも排気孔を刻設して成
    る保護パネルまたは発光板を設置するとともに、前記成
    形枠または保護パネルもしくは発光板のいずれか一方に
    は注入孔が刻設されており、このうち排気孔にはサクシ
    ョンポンプに接続される排気チューブを接続し、その
    後、前記注入孔より光錯乱防止素材の液体原料の注入を
    開始し、またこれと同時にサクションポンプを駆動して
    成形枠内に流入したエアの排気を行うとともに、前記液
    体原料が成形枠内に充分行きわたったところで液体原料
    の注入を停止し、更に排気チューブを取り外した後、注
    入孔及び排気孔をそれぞれ封止し、その後、光錯乱防止
    素材を硬化させ、密着接合するようにしたことを特徴と
    する液晶表示装置における光錯乱防止構造の製造方法。
  14. 【請求項14】 液晶セルと保護パネルまたは液晶セル
    と発光板との間に光錯乱防止素材により形成される緩衝
    層を介在し、これら相互間を脱気しながら密着接合する
    ことにより液晶表示装置における光錯乱防止構造を製造
    する方法において、前記方法は、保護パネルまたは発光
    板上面に成形枠を設け、更にその上方に少なくとも排気
    孔を刻設して成る液晶セルを設置するとともに、前記成
    形枠または液晶セルのいずれか一方には注入孔が刻設さ
    れており、このうち排気孔にはサクションポンプに接続
    される排気チューブを接続し、その後、前記注入孔より
    光錯乱防止素材の液体原料の注入を開始し、またこれと
    同時にサクションポンプを駆動して成形枠内に流入した
    エアの排気を行うとともに、前記液体原料が成形枠内に
    充分行きわたったところで液体原料の注入を停止し、更
    に排気チューブを取り外した後、注入孔及び排気孔をそ
    れぞれ封止し、その後、光錯乱防止素材を硬化させ、密
    着接合するようにしたことを特徴とする液晶表示装置に
    おける光錯乱防止構造の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記密着接合するに際して、紫外線を
    照射する工程を有することを特徴とする請求項7、8、
    9、10、11、12、13または14記載の液晶表示
    装置における光錯乱防止構造の製造方法。
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