JP3421627B2 - 硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法 - Google Patents

硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法

Info

Publication number
JP3421627B2
JP3421627B2 JP2000057976A JP2000057976A JP3421627B2 JP 3421627 B2 JP3421627 B2 JP 3421627B2 JP 2000057976 A JP2000057976 A JP 2000057976A JP 2000057976 A JP2000057976 A JP 2000057976A JP 3421627 B2 JP3421627 B2 JP 3421627B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
hydrogen
zinc sulfide
hydrogen generation
zns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000057976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001239167A (ja
Inventor
デチョル パク
振旭 白
Original Assignee
韓国化学研究所
株式会社青丘
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 韓国化学研究所, 株式会社青丘 filed Critical 韓国化学研究所
Priority to JP2000057976A priority Critical patent/JP3421627B2/ja
Publication of JP2001239167A publication Critical patent/JP2001239167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3421627B2 publication Critical patent/JP3421627B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/36Hydrogen production from non-carbon containing sources, e.g. by water electrolysis

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水素製造用光触媒の
製造方法に関するもので,より詳しくは,光反応により
水から水素を製造するに使用される改善された硫化亜鉛
(ZnS)系光触媒の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水素はアンモニア,メタノールなどの製
造原料として使用され,飽和化合物を生成させる水素化
反応の必須原料である。同時に,水素添加反応,脱硫反
応,脱窒素反応,脱金属反応などのような水素処理工程
に使用されており,特に,最近の地球温暖化の主原因で
ある二酸化炭素の固定化反応に必ず使用されている。ま
た,水素は清浄な代替エネルギーの一つで,現在の化石
原料に代わる未来のエネルギー源として大きく期待され
ている。
【0003】水素を製造する方法として従来用いられて
来たものには,ナフサ及び天然ガスのような化石燃料を
改質して水素を製造する方法,高温で鉄と水蒸気を接触
させる方法,アルカリ金属と水を反応させる方法,及び
水の電気分解などが挙げられる。
【0004】しかし,これらの方法は根本的に多くのエ
ネルギーを必要とするため,決して経済的ではない。化
石燃料の改質の場合は,膨大な量の二酸化炭素を副生さ
せる問題点があり,また,水の電気分解の場合は,電極
の寿命と,副生する酸素の処理という問題が常に存在す
る。このような根本的な問題のため,実際の水素製造設
備には高い費用がかかっていた。
【0005】一方,自然界での水素はたいてい水の形態
で存在し,また,そのほかの無機化合物として存在して
いる。気体状態の水素は,比重が小さいため,大気中に
存在する量は非常に少ない。
【0006】また,無機化合物の形態として存在する水
素は,純粋に分離することが技術的に難しいだけでな
く,分離過程に高い費用がかかるので経済性がなく実際
的でない。したがって,水から水素を効率的に製造する
技術は非常に意味がある課題であった。
【0007】水から水素を効率的に製造する技術には,
近年注目されているものとして光触媒を用いる水の分解
技術が挙げられる。水素製造用光触媒に関する先行技術
はその数はまだ少なく,日本国特開昭62−19104
5号,同63−107815号,そして本発明者による
下記の出願がある。
【0008】前記日本国特開昭62−19045号は,
希土類元素化合物を光触媒として使用し,NaS水溶
液の光分解反応により水素を発生させることを特徴と
し,可視光線に光触媒が活性を呈する利点がある。前記
日本国特開昭63−107815号は,ニオブとアルカ
リ土類金属の複合酸化物を光触媒として使用し,メタノ
ール水溶液の光分解反応により水素を発生させることを
特徴とし,これもやはり可視光線に触媒が活性を示す利
点がある。しかしながら,前記両技術による水素製造方
法は,水素生成量において,その発生量が10ml/
0.5ghr程度と非常に少ないという問題があった。
【0009】前記のような問題点を解決するためのもの
として,本発明者による韓国特許出願第95−7721
号,同95−30416号,同96−44214号が挙
げられる。前記韓国特許出願第95−7721号の技術
は,下記の化学式2で表示される光触媒を使用し,ホル
ムアルデヒド,アルコールなどの含酸素有機物促進剤が
混合された水溶液に紫外光を照射して水素を発生させる
ことを特徴とする。
【0010】[化学式2] Cs(a)/KNb17 (前記化学式2で,aはKNb17担体に対する
Csの支持量を示す重量百分率で,0.05〜5.0の
値を有する。)
【0011】この技術は環境に無害であり,常温で水素
を発生させ得る利点があるが,水素発生促進剤として含
酸素有機物を使用しなければならないという問題があ
る。即ち含酸素有機物を使用すると,反応後には反応物
の再使用が不可能になるという欠点がある。
【0012】そして,前記韓国特許出願第95−304
16号の技術は,下記の化学式3で表示される光触媒を
使用し,環境に無害であり,含酸素有機物促進剤を使用
しなくても多量の水素を常温のような低温で効果的に発
生させることを特徴とする。
【0013】[化学式3] Cs(a)H(c)/S(b) (前記化学式3で,aは担体に対するCsの支持量を示
す重量百分率で,6.0以下の値を有する。HはNi,
Co,Feの中から選択された助触媒で,Csの支持
後,混合,支持するものであり,cは(Cs+H)に対
するHの重百分率を示すもので,50.0以下の値を有
する。Sは担体で,ZnとSが1:0.1〜2.8のモ
ル比を有する高純度ZnS系混合物を示し,bはZnS
系混合物中の無機体の重量百分率で,50以内の値を有
する。)
【0014】この技術はやはり環境に無害であり,常温
で含酸素有機物促進剤なしに多量の水素を発生するとい
う大きな利点があるが,触媒の寿命ないし安定性に問題
点がある。すなわち,セシウム(Cs)のようなアルカ
リ金属を光担体に支持させた場合,水素生成量は韓国特
許出願第95−7721号の場合に比べて数倍増加する
反面,触媒的安定性は非常に弱化する欠点がある。
【0015】また,前記韓国特許出願第96−4421
4号の技術は下記の化学式4で表示される光触媒を使用
する。環境に無害であり,可視光線でも光触媒が活性を
呈する。のみならず,光触媒の製造方法が比較的簡単で
あり,また,得られた触媒の安定性が良く,寿命が電子
供与体及び還元剤の存在に依存するものの極めて長く,
水素発生量も先の特許に比べたいへん良好であることを
特徴とする。
【0016】[化学式4] Pt(a)/Zn[M(b)]S (前記化学式4で,aは光触媒中のPtの重量百分率を
示し,0.1〜3.5の値を有し,Mは助触媒で,C
o,Fe,Ni,Pの中から選択された1種の元素であ
り,bは助触媒であるM成分のモル%を示す。)
【0017】この技術は先の先行技術と同様に,環境に
無害であり,可視光線領域でも光活性を呈し,Csの代
わりにPtでドーピング(Doping)することによ
り触媒の安定性が増大した。しかしながら助触媒の選択
幅が狭く,水素生成量が多少足りないという問題が残っ
た。また,その製造方法において,2回にわたって焼成
しなければならなく,特に,1次焼成後,エッチング処
理してから再び洗浄しなければならない点が工程上の問
題点として指摘されていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような
問題点に鑑みてなされたもので,その目的とするところ
は,寿命が半永久的で,光フィルターで調整された可視
光線領域であっても活性を呈し,水素生成量が格段に増
加する水素発生用光触媒の簡易化された製造方法を提供
することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】前述した課題を達成する
ために本発明は,下記の化学式1を有することを特徴と
する硫化亜鉛(ZnS)系水素発生用光触媒の製造方法
であって, [化学式1] Pt(x)/Zn[M(y)]S (前記式で,xはPtの重量百分率を示すもので,0.
05〜2.50の値を有し,Mは助触媒で,V,Cr,
Mo,Mn,Re,Ru,Os,Rh,Ir,Cu,A
l,Gaよりなる群の中から選択された少なくとも1種
であり,yはM/(M+Zn)のモル%を示すもので,
0.01〜20.00の値を有する。)前記のM/(M
+Zn)のモル%が0.01〜20となるように,Zn
及びM含有化合物を水に加えた後,これに,反応物とし
てH S,Na Sの中から選択された1種を加え,撹
拌してZn[M]S沈殿物を得,前記沈殿物をpHが7
を維持するまで水で洗浄し,前記洗浄された沈殿物を窒
素(気流)雰囲気で真空乾燥させた後,液状のPt含有
物を,Ptの含有量が0.05〜2.50重量%となる
ように加え,窒素雰囲気で紫外光を照射して,Zn
[M]S上にPtが固着されるようにした後,これをp
Hが7となるまで洗浄してから真空乾燥させた後,28
0〜420℃で1〜3時間酸化焼成し,280〜420
℃で1〜3時間還元焼成させることを特徴とする硫化亜
鉛(ZnS)系水素発生用光触媒の製造方法である。
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を詳細
に説明する。本発明者は前述したような目的を達成する
ため,研究を重ねた結果,本発明者による韓国特許出願
第96‐44214号に記載された光触媒中のM成分と
してFe,Co,Ni,Pのほかに,V,Cr,Mo,
Re,Ru,Os,Rh,Ir,Cu,Al,Gaも効
果的であることを確認した。
【0023】Ptは電子受容体で,その適切な含有量は
0.05〜2.50重量%である。0.05重量%未満の
場合,水素発生量が低下し,触媒の安定性が悪くなる問
題点がある。反面,2.50重量%を超える場合,水素
生成量はそれ以上増加せず,却って減少し,触媒製造原
価のみ増加するという問題が発生する。
【0024】触媒に添加される成分Mの適切な使用量は
0.01〜20.00モル%である。0.01モル%未満
の場合は,触媒の機能が喪失される問題があり,20.
00モル%以上の場合は,水素生成量が減少する問題が
ある。
【0025】ZnとSの適切なモル比は1:(0.1〜
2.8)であり,より好ましくは1:(0.6〜1.
4)である。触媒の効果的な能力はこの範囲内で発揮さ
れる。
【0026】光触媒の製造において,pHを7に調節し
た後,乾燥し,酸化及び還元雰囲気で焼成する理由は,
沈殿により得られた光触媒で電子受容体であるPtを純
粋な状態に維持するためである。すなわち,周知のよう
に,HPtClの形態で触媒の製造に導入されたP
tは,紫外光を照射することにより,硫化亜鉛(Zn
S)のSと結合してPtSに変化し,これを300℃以
上の温度で酸化と還元雰囲気で一定時間を焼成すると,
Wurizite構造に変換される。これを300〜4
00℃の温度で1.0〜2.0時間焼成することによ
り,電子受容体であるPtを純粋な状態のPt(O)に
転換するものである。
【0027】Znを含有した化合物の例としてはZnS
・7HO及びZn(NO ・6HOなどが
挙げられ,Mを含有した化合物の例としてはVCl
VOSO,VOCl,KCr,Cr(NO
,MnF,ReCl ,MoCl,FeCl
,Fe(NO,RuCl,Co(N
,CoCl,Co(CHCOO),Rh
Cl,Rh(NO,IrCl,Ni(N
,NiCl,Pd(NO,CuC
,Cu(NO,CuSO,Al(NO
,AlCl,Ga(NO ,HPOなどが
挙げられる。
【0028】先行技術である韓国特許出願第96−44
214号では,1次焼成後,酸でエッチング処理をして
から酸成分を洗浄したが,本発明による一実施の形態で
は,窒素気流で真空乾燥することにより,1次焼成工程
と,これによる酸エッチング処理工程及び酸成分の洗浄
工程を省略することができる。
【0029】Zn[M]SにPtを添加する好ましい方
法としては,Hydrogen Hexachloro
platinate(HPtCl)を水に溶解した
後,Zn[M]Sに加え,紫外光を照射することが挙げ
られる。Ptがドーピング(Doping)されたZn
[M]Sを,pHが7となるように洗浄し,窒素気流及
び100〜120℃で1.5〜2.5時間真空乾燥さ
せ,280〜420℃の温度範囲で1.0〜3.0時間
酸化雰囲気で,次いで再度280〜420℃の温度範囲
で1.0〜3.0時間還元雰囲気でそれぞれ焼成するこ
とにより,本発明の光触媒を得ることができる。
【0030】実際に,このときのより好ましい焼成温度
は320〜400℃であるが,この範囲を外れる場合,
触媒の寿命と活性が減少する問題がある。
【0031】本発明の一実施の形態による水素製造方法
は,これら光触媒を,電子供与体としてNaSを0.
15〜0.40モル,還元剤としてNaHPO
0.20〜0.50モル加えた1次ないし2次蒸留水又
は単に前処理した水と接触させて懸濁させ,攪拌しなが
ら5〜85℃の温度,0.1〜5気圧の条件で紫外光又
は光フィルターで調整された可視光線領域の光を照射さ
せることで,光反応を起こして,水から水素を以前より
良好な効率で発生させるものである。そして,電子供与
体と還元剤の濃度が前記範囲を外れる場合,前記範囲未
満であると水素生成量が低下し,また前記範囲を超えて
も水素発生量は増加しない。反応条件は10〜60℃の
温度と真空〜2気圧が適当である。
【0032】次いで,本発明の実施の形態についてさら
に詳細に説明する。 <製造実施例1〜3>水250mlに1モルのZnSO
・7HOとAl(NO・9HOをそれぞれ
0.005モル,0.01モル,0.05モルの比で加
え,これに反応物としてHSをよく掻き混ぜながら注
入してZn[Al]Sの沈殿を得た。この沈殿物を,p
Hが7となるまで,水でよく洗浄した後,110℃の温
度と窒素気流の雰囲気で2時間真空乾燥してZn[A
l]S粉末を得た。
【0033】この乾燥されたZn[Al]S粉末に,P
tの含有量が0.8重量%となるように,Hydrog
en Hexachloroplatinate(H
PtCl)を加えた後,0.5時間450Wの高圧水
銀灯を使用して4cmの距離で紫外光を照射してPt/
Zn[Al]S粉末を得た。これを水で,pHが7とな
るまで洗浄し,110℃及び窒素雰囲気で2時間乾燥し
た後,370℃で1.5時間酸化雰囲気で焼成し,これ
を再度370℃で1.5時間還元雰囲気で焼成して最終
生成物である光触媒Pt(0.8)/Zn[Al]Sを
得た。
【0034】<製造実施例4及び5>製造実施例1にお
いて,Al(NO・9HOの代わりにHPO
をそれぞれ0.05,0.005モルずつ加えて触媒
生成物Pt(0.8)/Zn[P]Sを得た。
【0035】<製造実施例6及び7>製造実施例4にお
いて,Ptの含量をそれぞれ0.4重量%,2.5重量%
となるようにして触媒生成物Pt(0.4)/Zn
[P]S及びPt(2.5)/Zn[P]Sを得た。
【0036】<製造実施例8〜24>Ptの含量を0.
8重量%に固定し,下記の表1のような組成を有するよ
うに、M成分含有物質を加えて触媒生成物Pt(0.
8)/Zn[M]Sを得た。
【0037】<実施例1〜24>製造実施例1〜24で
得られた光触媒0.5gを,NaS濃度が0.24モ
ル,NaHPOの濃度が0.35モルである水溶液
500mlに入れて懸濁し,閉鎖気体循環界光反応装置に
入れ,400rpmで攪拌させた。その後,常温,常圧
で500WのXeランプと紫外光を遮断する光フィルタ
ーを使用して4cmの距離で可視光線を照射し,発生し
た水素量をガスクロマトグラフィーで分析した。その結
果を下記の表1に示す。
【0038】<実施例25>実施例1において,製造実
施例4で得られた光触媒を用い,可視光線の代わりに4
50Wの高圧水銀灯を使用して4cmの距離で紫外光を照
射した。その結果を下記の表1に示す。
【0039】<比較例1>製造実施例19において,焼
成段階を省略して光触媒を得た。得られた光触媒の水素
発生量を下記の表1に示す。
【0040】<比較例2>韓国特許出願第96‐442
14号に記載された,乾燥された沈殿物を1次焼成した
後に硝酸でエッチングしてから2次焼成させる触媒の製
造方法により,製造実施例10と同一の組成を有するよ
うにして触媒を得た。得られた触媒の水素発生量を下記
の表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】以上,添付図面を参照しながら本発明にか
かる硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法の好適な実
施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定さ
れない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された
技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例
に想到し得ることは明らかでありそれについても当然に
本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0043】
【発明の効果】前記実施例及び比較例から分かるよう
に、本発明の光触媒は多様な助触媒を選択することがで
き、触媒の積極的な改質により水素発生量が従来技術よ
り格段に増加するとともに触媒の寿命が更に延長され、
光触媒の製造工程が従来の方法に比べて簡単になる効果
を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−36545(JP,A) 国際公開98/015352(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 C01B 3/04 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の化学式1を有することを特徴とす
    る硫化亜鉛(ZnS)系水素発生用光触媒の製造方法で
    あって, [化学式1] Pt(x)/Zn[M(y)]S (前記式で,xはPtの重量百分率を示すもので,0.
    05〜2.50の値を有し,Mは助触媒で,V,Cr,
    Mo,Mn,Re,Ru,Os,Rh,Ir,Cu,A
    l,Gaよりなる群の中から選択された少なくとも1種
    であり,yはM/(M+Zn)のモル%を示すもので,
    0.01〜20.00の値を有する。)前記M/(M+
    Zn)のモル%が0.01〜20となるように,Zn及
    びM含有化合物を水に加えた後,これに,反応物として
    S,Na Sの中から選択された1種を加え,撹拌
    してZn[M]S沈殿物を得,前記沈殿物をpHが7を
    維持するまで水で洗浄し,前記洗浄された沈殿物を窒素
    (気流)雰囲気で真空乾燥させた後,液状のPt含有物
    を,Ptの含有量が0.05〜2.50重量%となるよ
    うに加え,窒素雰囲気で紫外光を照射して,Zn[M]
    S上にPtが固着されるようにした後,これをpHが7
    となるまで洗浄してから真空乾燥させた後,280〜4
    20℃で1〜3時間酸化焼成し,280〜420℃で1
    〜3時間還元焼成させることを特徴とする硫化亜鉛(Z
    nS)系水素発生用光触媒の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記M含有化合物は,VCl,VOS
    ,VOCl,KCr,Cr(N
    ,MnF,ReCl,MoCl,FeC
    ,Fe(NO,RuCl,Co(NO
    ,CoCl,Co(CHCOO),RhC
    ,Rh(NO,IrCl,Ni(NO
    ,NiCl,Pd(NO,CuCl,Cu
    (NO,CuSO,Al(NO,AlC
    ,Ga(NO,HPOによる群の中から
    選択された少なくとも1種を含むことを特徴とする請求
    記載の硫化亜鉛(ZnS)系水素発生用光触媒の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記真空乾燥条件は100〜120℃で
    1〜3時間乾燥させることであることを特徴とする請求
    1または2記載の硫化亜鉛(ZnS)系水素発生用光
    触媒の製造方法。
JP2000057976A 2000-02-29 2000-02-29 硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法 Expired - Fee Related JP3421627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057976A JP3421627B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000057976A JP3421627B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001239167A JP2001239167A (ja) 2001-09-04
JP3421627B2 true JP3421627B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=18578639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000057976A Expired - Fee Related JP3421627B2 (ja) 2000-02-29 2000-02-29 硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3421627B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4915719B2 (ja) * 2005-11-28 2012-04-11 学校法人東京理科大学 硫黄化合物を含む水溶液から太陽光照射下で水素生成に高活性を示すZnS−CuX固溶体光触媒
CN104399493B (zh) * 2014-11-13 2017-04-12 武汉钢铁(集团)公司 具有花簇状的NiS/ZnS可见光光催化剂及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001239167A (ja) 2001-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100342856B1 (ko) 양이온이 첨가된 수소발생용 황화카드뮴아연계 광촉매 및그 제조방법, 그리고 이에 의한 수소의 제조방법
KR100304349B1 (ko) 황화카드뮴계수소발생용광촉매및그제조방법,그리고이를이용한수소의제조방법
WO2002038268A1 (fr) Catalyseur de reformage pour hydrocarbures et procede de reformage correspondant
KR100202238B1 (ko) 신규한 제트엔에스계 광촉매 및 그 제조방법, 그리고 이를 이용한 수소의 제조방법
KR100301281B1 (ko) 수소발생용 황화카드뮴계 광촉매의 제조방법 및 이를 이용한수소의 제조방법
JP3421628B2 (ja) 光触媒の製造方法
CN107308967B (zh) 一种光催化分解甲酸制氢助催化剂、光催化体系及分解甲酸制氢的方法
JP3005647B2 (ja) 光触媒及びその製造方法とそれを用いた水素の製造方法
KR100288647B1 (ko) 황화아연계수소발생용광촉매및그제조방법,그리고이를이용한수소의제조방법
JP4122426B2 (ja) 水素製造方法
JP3421627B2 (ja) 硫化亜鉛系水素発生用光触媒の製造方法
US6297190B1 (en) ZnS photocatalyst, preparation therefor and method for producing hydrogen by use of the same
JP2011031155A (ja) 二酸化炭素還元用光触媒
CN109621954B (zh) 一种Mn、Pd掺杂TiO2的催化剂制备方法及其应用
KR20040021074A (ko) 수소발생용 혼합 금속 설파이드계 광촉매 및 그 제조방법,그리고 이를 이용한 수소의 제조방법
KR20000042652A (ko) 물분해용 광촉매 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030401

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees