JP3421320B2 - 閉鎖片手血液試料抽出システム - Google Patents

閉鎖片手血液試料抽出システム

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JP3421320B2
JP3421320B2 JP2000513501A JP2000513501A JP3421320B2 JP 3421320 B2 JP3421320 B2 JP 3421320B2 JP 2000513501 A JP2000513501 A JP 2000513501A JP 2000513501 A JP2000513501 A JP 2000513501A JP 3421320 B2 JP3421320 B2 JP 3421320B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(発明の分野) 本発明は、血液試料抽出システムに関し、特に、閉鎖片
手血液試料抽出システムおよび使用方法に関する。
【0002】(発明の背景) 病院の環境では、常に、血液の化学的性質のプロフィー
ルを評価することによって、患者の健康状態をモニター
する必要がある。病院で使用されている最も簡単な方法
は、一端に鋭利カニューレを備えた注射器を使用し、こ
のカニューレを静脈または動脈に挿入して、患者から血
液試料を抽出することである。集中治療室または手術室
の患者は、時には、1日に12個ほどもの試料が必要で
ある。このような頻繁な試料抽出注射は、空中の細菌ま
たはウイルスに患者を晒すおそれがあり、これらは、こ
の鋭利カニューレにより作られた開口部を通って、血流
に入ることができる。さらに、注射針が看護婦や技術者
に偶発的に突き刺されることは、頻繁に起こる。感染、
偶発的な注射針の穿刺およびHIVや肝炎のようなウイ
ルスと接触するという遍在する危険の問題から、医療現
場では、これらに代わる血液試料抽出システムを採用す
るように促されている。
【0003】血液試料を得る1方法には、中心静脈ライ
ン(例えば、右心房にあるもの)または動脈ラインのい
ずれかにて、患者に既に挿入したカテーテルから血液を
引き出すことがある。典型的には、動脈または静脈への
薬剤注入または圧力モニタリングライン用の既存注射部
位が使用されて、患者から定期的な血液試料が取り出さ
れる。注入または圧力モニタリング用に使用されている
ラインから血液を引き出すための従来の機構は、複数の
止めコック機構を使用しており、これらは、患者から採
取注射器(これは、これらの止めコックの1個で形成さ
れた除去ポートに接続されている)へと血液を流しつ
つ、注入液供給源または圧力カラムドリップ供給源(p
ressure column drip suppl
y)からの流れを防止する。しかしながら、止めコック
は、汚染および感染リスクを高め、そして血液廃棄物を
多くする。さらに、このような試料抽出部位の初期の使
用では、この止めコックハウジングにあるポートに設け
られたエラストマー性隔壁を強制的に通した鋭利カニュ
ーレを使用していた。このような注射部位にて、この隔
壁を繰り返し穿刺することは、コアリングまたは裂傷と
して知られている物理的損傷の原因となっており、この
注射部位の有効寿命を短くするおそれがあった。さら
に、このような器具では、看護婦または臨床医がこの鋭
利カニューレに突き刺さる危険がなくならなかった。
【0004】試料抽出システムに関する次の開発は、鈍
化カニューレおよびスリット隔壁を使用することであっ
た。この鈍化カニューレは、看護婦または臨床医が突き
刺さる危険を取り除いたものの、その試料抽出部位およ
び注射器内にある血液は、典型的には、動脈または静脈
圧下にあり、極端な場合には、血液の細かい飛沫が使用
者と接触するおそれがあったので、血液媒介病原体によ
る感染の危険性が残っていた。
【0005】最も初期のシステムはまた、2段階操作が
必要であり、この場合、第一流体試料(一般に、集中治
療環境用には、約5mlの容量)が、その試料抽出注射
器へと引き出され、そして処分された。この第一試料
は、おそらく、注入液を一部含んでおり、それゆえ、信
頼できない血液化学的性質測定試料であった。この初期
試料を排出した後、第二試料は、動脈または静脈からの
純粋血液であった。不要な血液損失は別として、この2
試料方法は、動脈系への空気の導入および血液供給源へ
の汚染物の導入といった問題に関連した望ましくない効
果を引き出すおそれがあった。この2段階方法はまた、
看護婦または他の臨床医の一部がこの血液試料を引き出
さなければならないという相当な労力が必要であった。
【0006】初期試料抽出システムに付随した欠点に応
じて、閉鎖システム(例えば、Gordonの米国特許
第4,673,386号の血液抽出装置)が開発され
た。このGordonの装置は、図1で概略的に示され
ており、試料抽出ポート22の上流の注入ラインに配置
されたピストン/チャンバ装置20を包含する。試料抽
出ポート22は、スリット隔壁24を包含し、これに
は、そこから血液を抽出するために、鈍化カニューレ2
6が挿入され得る。使用時には、装置20のピストン
は、患者から流体供給源へと向かっている流体を引き出
してこのチャンバに保存するために、後退される。注射
器28が鈍化カニューレ26を通って使用可能血液試料
を引き出すことができるように、試料抽出ポート22を
過ぎた純粋な血液供給を引くのに充分な流体が、このチ
ャンバへと引き出される。このGordonの装置を利
用する一部のシステム(例えば、Edwards Cr
itical−Care Venous Arteri
al Blood Management Prote
ction System(VAMP(登録商標)))
では、注射器28が、このチャンバ内から、希釈血液ま
たは注入液のいずれかを引き出さないことを保証するた
めに、ピストン/チャンバ装置20と試料抽出ポート2
2との間には、遮断弁が配置されている。このような閉
鎖システムは、針の穿刺の問題をなくし、また、患者へ
の注射回数を初期カニューレ導入用の1回へと減らす。
この方法は、依然として、ピストン/チャンバ装置20
での両手操作に続いて、この血液試料を得るための注射
器28の両手操作が必要である。
【0007】上で述べたように、血液試料はまた、血圧
をモニターするのに使用されるカテーテルラインからも
取り出すことができる。Gordonの閉鎖システム
は、この注入ラインに配置されモニター32(これは、
血圧を表示する)に接続された圧力変換器30を示して
いる。このような圧力ラインは、典型的には、圧力カラ
ムとして、適当なIV流体(例えば、生理食塩水または
5%デキストロース溶液)を注いだ比較的に堅い配管を
利用する。成人に対しては、レストリクターオリフィス
を通って患者の方へと流体を絶えず推進するラインに
て、一定の圧力差を維持するために、空気で加圧したバ
ッグがIV流体供給バッグを取り囲んでいる。IVの緩
やかな点滴により、このラインをフラッシュ洗浄して、
閉塞を防止する。この変換器は、隔膜を包含し、これ
は、一側面にて、この圧力カラムに露出されており、そ
して他側面にて、この隔膜の付勢を測定するための装置
を有する。一部の変換器(例えば、Baxter He
althcare of Irvine Califo
rniaから入手できるTruWave(登録商標)D
isposable Pressure Transd
ucer)は、フラッシュ洗浄装置を包含し、これはま
た、このラインを通って一過性圧力波を送るために、使
用できる。TruWave(登録商標)のSnap−T
ab(登録商標)装置は、ゴム製のタブであり、これ
は、引いた後に解除すると、この圧力カラムを通って方
形波を送り、これは、この全システム(これは、この配
管およびそこに装着した任意の部品(例えば、試料抽出
ポートおよび一時的流体貯蔵装置)を包含する)の固有
の周波数応答を検査するために、使用できる。信頼でき
る血圧測定のためには、正しい周波数応答が必要であ
る。
【0008】他の閉鎖試料抽出システムは、Abbot
t Laboratoriesから製造されており、そ
してAmbriscoらの米国特許第5,324,26
6号で開示されているが、図2Aおよび2Bで示されて
いる。このシステムは、流体供給源34を包含し、これ
は、導管36を通って、可変流体制御装置およびフラッ
シュ弁38に接続されている。このフラッシュ弁は、流
体貯蔵機構40(これは、その中に、中空内部44を備
えたピストン42を有する)の近位末端に接続されてい
る。供給源34からの注入流体は、中空内部44および
渦流誘発要素48を通って点滴して、貯蔵機構40から
出ていく。この注入流体は、引き続き、ライン36を通
って、遮断弁50、試料抽出ポート52を過ぎ、最後
に、鋭利カニューレ54(これは、前もって、患者に移
植されている)を通る。血液試料が必要なとき、使用者
は、ロックキャップ56を握り、その2側面を強く握っ
て、キャップをフランジ58から放出する。キャップ5
6が引き出されるにつれて、ピストン42は、流体貯蔵
機構40内に真空を作り出して、血液および残留注入液
を、患者からチャンバ60へと引き抜く(図2B)。こ
の時点で、遮断弁50は閉じられ、そして試料抽出ポー
ト52から血液試料を引き出すために、鈍端カニューレ
が使用される。Ambrico特許の装置は、その称す
るところによれば、その同心状の充填チャンバ設計のた
めに、Gordonの装置よりも使い易いものの、依然
として、チャンバ60内の流体を引き抜くための両手操
作および試料抽出ポート52から血液を引き出すための
両手操作が必要である。
【0009】上述のことを考慮すると、簡単な血液試料
抽出システムおよひ方法が必要とされている。
【0010】(発明の要旨) 本発明は、好ましい流体試料抽出システムを提供し、こ
れは、導管ラインを包含し、この導管ラインは、近位部
分および遠位部分を有し、この近位部分は、流体を供給
するように適合されており、そしてこの遠位部分は、患
者の流体系と連絡するように適合されている。レザバア
センブリは、可変容量チャンバを有し、そして入口ポー
トおよび出口ポートを包含し、この入口ポートは、この
導管ラインの近位部分に通じており、そしてこの出口ポ
ートは、この導管ラインの遠位部分に通じている。ピス
トンは、このチャンバ容量を変えるために、このチャン
バ内で移動可能である。このレザバアセンブリは、第一
対の加圧面および第二対の加圧面を有し、この第一対の
加圧面は、互いから離れて向いており、そしてこのチャ
ンバに対してこのピストンを移動させてこのチャンバ内
の容量を増やすように、適合されており、また、この第
二対の加圧面は、互いから離れて向いており、そしてこ
のチャンバに対してこのピストンを移動させてこのチャ
ンバ内の容量を減らすように、適合されており、ここ
で、この第一および第二対の加圧面がそれぞれ始動する
と、流体は、このチャンバへと引き込まれ、そこから、
吐き出される。このレザバアセンブリは、注射器様装置
およびブラケットを包含し得、このブラケットは、この
アセンブリを外部支持体に取り付けるためにあり、この
注射器様装置は、この取付ブラケットに装着されてお
り、ここで、この第一対の加圧面の一方は、このブラケ
ット上にある。このレザバアセンブリは、その中で前記
チャンバを規定している本体、およびプランジャーアセ
ンブリを包含し得、このプランジャーアセンブリは、第
一末端にて、このピストンを包含し、そしてこの本体の
外側に伸長している第二末端にて、プランジャーを包含
し、ここで、このプランジャーは、このブラケット上の
一方の加圧面と協同するように、この第一対の加圧面の
他方を規定している。このプランジャーは、この第二対
の加圧面の一方を規定するのが好ましく、そしてこの本
体は、一般に、放射状に外向きに伸長している部材を包
含し得、この部材は、このプランジャー上の一方の加圧
面と協同するように、この第二対の加圧面の他方を規定
している。
【0011】本発明はまた、レザバアセンブリおよび試
料抽出ポートを用いて流体を試料抽出する好適な方法を
提供し、この試料抽出ポートは、患者の流体系と連絡し
ているカテーテルに装着されたラインに位置している。
この方法は、以下を包含する:このレザバアセンブリ上
の第一対の加圧面を強く握って、このレザバアセンブリ
内に規定された可変容量チャンバ内でピストンを移動さ
せ、そしてこの患者からこの試料抽出ポートを過ぎてこ
のチャンバへと流体を引き入れる工程であって、この第
一対の加圧面は、反対方向に向いている。流体は、この
試料抽出ポートから、試料抽出され、そしてこのレザバ
アセンブリ上の対向する方向にある第二対の加圧面は、
強く握られて、この可変容量チャンバ内でピストンを移
動させ、そしてこのチャンバからこの試料抽出ポートを
過ぎてこの患者へと流体を注入する。このレザバアセン
ブリは、軸を有する注射器様装置を包含し得、ここで、
この第一および第二対の加圧面を強く握ることは、この
ピストンを軸方向に移動させ、それぞれ、このチャンバ
容量を増やすかまたは減らす。このレザバアセンブリ
は、この注射器様装置およびブラケットを包含し得、こ
のブラケットは、このアセンブリを外部支持体に取り付
けるためにあり、この注射器様装置は、この取付ブラケ
ットに装着されており、ここで、この第一対の加圧面の
一方は、このブラケット上にある。この取付ブラケット
は、固定部分を有し得、そしてこの注射器様装置は、そ
の中でこのチャンバを規定している本体を有し得、この
本体は、この固定部分で受容され、それに対して軸方向
運動を抑制する。好ましい形状では、プランジャーアセ
ンブリが提供され、これは、第一末端にて、このピスト
ンを包含し、そしてこの本体の外側に伸長している第二
末端にて、プランジャーを包含し、ここで、このプラン
ジャーは、この取付ブラケット上の一方の加圧面と協同
するように、この第一対の加圧面の他方を規定してい
る。さらに、このプランジャーは、この第二対の加圧面
の一方を規定しており、そしてこの本体は、一般に、放
射状に外向きに伸長している部材を包含し得、この部材
は、このプランジャー上の一方の加圧面と協同するよう
に、この第二対の加圧面の他方を規定している。
【0012】他の好ましい実施態様では、流体試料抽出
システムで使用するレザバが提供されている。このレザ
バは、以下を包含する:レザバ本体であって、このレザ
バ本体は、その中でチャンバを規定する;ピストンであ
って、このピストンは、このチャンバに面したピストン
壁を有し、そしてこのチャンバの容量を変えるために、
この本体内にて、第一位置から第二位置へと移動可能で
ある;流体入口ポートおよび流体出口ポートであって、
この入口ポートおよび出口ポートは、このチャンバに通
じている;この本体またはこのピストンのいずれかの上
にある構造体であって、この構造体は、このピストンが
この第一位置にあるとき、このピストン壁とこの本体と
の間で最小間隙を維持し、この間隙は、この入口および
出口ポートが連絡してその間で流体を流す容量を規定す
る;および付勢部材であって、この付勢部材は、このピ
ストン壁をこの第一位置へと推進する。
【0013】本発明はまた、試料抽出システムで使用す
るレザバをフラッシュ洗浄する別の好ましい方法を提供
する。この方法は、以下を包含する:チャンバおよび移
動可能ピストンを有するレザバを提供して、このチャン
バの容量を変える工程であって、このピストンは、この
チャンバに面したピストン壁を有し、その本体内にて、
移動可能である;フラッシュ洗浄流体源と入口ポートと
の間にある配管の近位部分を、この可変容量チャンバに
接続する工程;患者の流体系と出口ポートとの間にある
配管の遠位部分を、この可変容量チャンバに接続する工
程;このピストン壁をこの入口および出口ポートに隣接
させて、この可変容量チャンバ内にて、このピストンを
第一位置へと付勢する工程;およびこのチャンバまたは
このピストンのいずれかの上にある構造体を用いて、こ
のピストンがこの第一位置にあるとき、このピストン壁
とこの本体との間で最小間隙を維持する工程であって、
この間隙は、この入口および出口ポートが連絡して配管
のこの近位部分から配管のこの遠位部分へと流体を流す
容量を規定する。
【0014】他の好ましい実施態様では、流体試料抽出
システムで使用するレザバが提供されている。このレザ
バは、レザバ本体を包含し、このレザバ本体は、その中
で可変容量チャンバを規定し、この本体は、周壁および
底壁を有する。流体入口ポートは、この本体の底壁を通
って垂直に伸長しており、そしてこのチャンバに通じて
いる。流体出口ポートもまた、このチャンバに通じてい
る。ピストンは、このチャンバの容量を増やすために、
この本体内にて、第一位置から第二位置へと移動可能で
あり、この第一位置は、この底壁と隣接しており、そし
てこの第二位置は、この底壁から遠く離れて間隔を置い
て配置されている。このピストンは、圧力面を有し、こ
の圧力面は、このピストンがこの第一位置にあるとき、
この底壁から間隔を置いて配置されて、その間で狭小間
隙を形成し、この流体入口およびこの出口ポートは、こ
の間隙に通じている。最後に、シールは、この圧力面を
取り囲み、そしてこのチャンバの周壁に対して、このピ
ストン間で液密シールを提供する。このピストンがこの
第一位置にあるとき、この入口ポートを通ってこのチャ
ンバに入る流体は、一般に、この底壁を横切る360°
の広がり(sheet)で、このチャンバの周壁の方へ
と向けられる。
【0015】本発明の他の目的および利点は、本発明の
現在好ましい実施態様の以下の詳細な説明を読んで理解
すると、当業者に明らかとなる。
【0016】(好ましい実施態様の説明) 本発明は、改良した閉鎖片手血液試料抽出システムを包
含し、これは、手術室または集中治療室(CCU)に特
に有用である。このシステムは、血液引き出しレザバを
ブラケットに取り付けるかまたはこのブラケットから取
り外す際に、融通性を与え、このレザバの操作には、最
小の労力しか必要としない。1形状では、このレザバ
は、圧力モニタリングシステムの一部をなし、そして血
液と接触する表面をフラッシュ洗浄するために、そこを
通る流れに一貫して通じるチャンネルを包含する。この
レザバへの入口および出口ポートにより、さらに、そこ
を通って、このチャンネルを良好にフラッシュ洗浄する
ことが保証される。他の有利な特徴では、この血液試料
抽出システムにより、その圧力カラム(pressur
e column)の周波数応答の調節が可能となり、
このシステム内の圧力変換器からの明確でさらに正確な
読み込みが得られる。これらの利点および他の利点は、
以下の詳細な説明から、明らかとなる。
【0017】(試料抽出システム) 図3は、本発明の血液試料抽出システム70を概略的に
図示している。システム70は、遠位末端72を包含
し、これは、注射部位のメスルアー接続器(図示せず)
または患者に通じる他の導管に装着するためのオスルア
ー接続器76で終わっている。第一配管ライン74は、
遠位末端72と一方止めコック78との間で伸長してい
る。止めコック78は、レザバ80の元口に強固に装着
されるのが好ましい。第二配管ライン82は、レザバ8
0から近位方向に伸長しており、そして血液試料抽出シ
ステム70の近位末端86にあるメスルアー接続器84
で終わっている。レザバ80は、ブラケット87に取り
外し可能に取り付けられ、これは、順に、このレザバを
垂直に置いて、通常のポール支持体に固定され得る。
【0018】上で述べたように、血液試料抽出システム
70は、好ましくは、圧力モニタリングシステムの一部
をなし、そしてメスルアー接続器84は、T形接合部8
8に装着され、これは、順に、圧力変換器90(例え
ば、Irvine CaliforniaのBaxte
r Healthcareからに入手できるTruWa
ve(登録商標)Disposal Pressure
Transducer)に接続された1ポートを有す
る。フラッシュ洗浄溶液の供給源(図示せず)は、変換
器90のフラッシュ洗浄ポート92に接続されている。
さらに、注入液供給源(図示せず)は、T形接合部88
の注入ポート94と連絡して、設けられ得る。圧力変換
器90は、それゆえ、ライン74および82を通って、
患者の動脈または静脈系と流体連絡して配置されてお
り、好ましくは、表示モニターと接続するための同軸ケ
ーブルおよびプラグ96を包含する。
【0019】試料抽出システム70は、さらに、一対の
試料抽出部位98aおよび98bを包含する。試料抽出
部位98は、それぞれ、望ましくは、その中で、Z形通
路を規定しており、乱流を誘発し、そしてプレスリット
(pre−slit)隔壁(番号を付けず)の回りから
の血液除去を高める。この構成では、試料抽出後のこの
ラインを洗浄するには、最小量のフラッシュ洗浄容量が
必要であるにすぎない。この隔壁は、好ましくは、ラテ
ックスディスクを包含し、これは、鈍化カニューレを受
容し、そして各試料が引き出された後に再密封し、汚染
の可能性を少なくし、そして針の穿刺の危険をなくす。
このような試料抽出部位は、Jepsonらの米国特許
第5,135,489号で記述されており、その内容
は、本明細書中で参考として援用されている。
【0020】(レザバ) 図4〜5は、ブラケット87に装着した本発明の血液試
料抽出レザバ80の1実施態様を図示している。レザバ
80は、望ましくは、システム70の遠位末端72から
流体を引き出すための注射器型可変容量チャンバであ
る。さらに、レザバ80は、近位末端86から遠位末端
72へのフラッシュ洗浄流体の通過用に絶えず開いてい
る流れチャンネルを包含する。最後に、レザバ80は、
この試料抽出操作中にこのレザバから引き出した血液お
よび他の流体を再注入する能力を有し、それにより、廃
棄物容量をなくす。全試料抽出システム70は、それに
より、部位98aおよび98bでの純粋な血液試料を保
証する「準備容量(priming volume)」
がシステム70に残っていて患者に再注入されるときに
は、閉じている。図4〜5で示した注射器型実施態様8
0は、代表的なものにすぎず、本願の本発明の機能を充
分に果たすために、他の構成が設計され得る。例えば、
図15で示したレザバ300は、さらに別の実施態様で
あり、これは、片手操作のためのブラケットを包含しな
い。要約すると、図4〜5の好ましい実施態様は、代表
的なものと見なすべきであり、必ずしも、限定するもの
ではない。
【0021】(プランジャーアセンブリ) 図7aおよび7bにて断面で示されているように、レザ
バ80は、外体100を包含し、これは、プランジャー
アセンブリ104を受容する内部円筒形チャンバ102
を規定している。図8a〜8bを参照すると、プランジ
ャーアセンブリ104は、頂部から底部へと、プランジ
ャー106、キャップ108(これは、チャンバ102
の開放上端に装着するように、適合されている)、ピス
トン110、およびシール112を包含する。レザバ8
0は、一般に、軸(これは、その上端にて、キャップ1
08と垂直に配向する目的で、記述されている)に沿っ
て、伸長されている。しかしながら、使用時には、レザ
バ80は、しばしば、以下で記述するように、反転され
る。レザバ本体100、プランジャー106、キャップ
108およびピストン110は、好ましくは、生体適合
性のポリカーボネート部品に成形されるのに対して、シ
ール112は、好ましくは、シリコーンエラストマーで
ある。しかしながら、他の材料も好適であり得る。
【0022】組み立てたプランジャーアセンブリ104
は、チャンバ102内にて、垂直に往復運動し、そして
シール112は、プランジャーアセンブリ104の底部
にて、液密な移動可能ガスケットまたはワイパーを与え
る大きさにされる。図12aを参照すると、このプラン
ジャーアセンブリは、さらに、バネ114(これは、プ
ランジャー106とピストン110との間で、圧縮して
配置されている)および汚染シールド116(これは、
プランジャーアセンブリ104の主要部を取り囲んでい
る)を包含する。これらの部品は、以下でさらに詳細に
記述する。
【0023】(レザバ本体) 図6および7で最もよく示されているように、本体10
0の外部は、好ましくは、円筒形であり、そして対応す
る数字マーク(これは、チャンバ102内の流体容量を
表示する)を備えた目盛り(gradations)1
20を包含する。この点で、本体100は、円形の平坦
底壁122および上部口124(これは、キャップ10
8を受容する)を包含する。本体100の頂部近くに
は、口124の上でキャップ108を固定するために、
一対の直径方向に対向したスロット125が形成されて
いる。開口124に近接して、一対の外向きに伸長して
いるグリップまたは翼126が設けられている。さら
に、本体100は、一対の外部タブ127を包含し、こ
れは、ブラケット87と相互作用するために、各スロッ
ト125の両側に配置されている。1実施態様では、本
体100は、底壁122から開口124まで、一定直径
のシリンダーを包含し、これは、約0.75インチ
(1.90cm)の内径および約3インチ(7.6c
m)の高さを有する。この実施態様では、チャンバ10
2は、少なくとも12ccの流体を引き出すのに充分な
容量を有し、これは、典型的には、室内試料抽出手順を
操作するのに、充分である。他の実施態様では、レザバ
80は、CCU用途のためのみに設けられ得、それより
小さな引き出し容量を含有し得る。
【0024】本体100の底壁122の下には、図6b
および7aで最もよく示されているように、チャンバ1
02への流体入口および出口ポートが設けられている。
さらに特定すると、図6bにてチャンバ102の頂部を
覗くと、入口ポート130は、このチャンバ外周と中心
とのおよそ中間位置で、底壁122の開口部として、形
成されている。出口ポート132は、好ましくは、入口
ポート130と同じ直径であるが、チャンバ102の外
周に近接して設けられている。本明細書で使用する「入
口」との用語は、流体がフラッシュ洗浄流体源から患者
へと流れる方向を意味するが、この試料抽出操作におい
て、流体は、実際には、出口ポート132を通って流れ
込むことが、当業者には分かる。出口ポート132は、
剛性シリンダー136内で規定される配管管腔134へ
通じている。同様に、入口ポート130は、剛性シリン
ダー140により規定される管腔138へ通じている。
シリンダー136および140は、底壁122から、同
じ距離だけ垂れ下がっており、そしてウエブ142によ
り、接続されている。ウエブ142は、シリンダー13
6および142を強化して、そこへの偶発的な破損を防
止する。管腔134は、第一直径を有し、それより広い
管腔144へ通じている。重要なことに、入口ポート1
30へ通じている管腔138は、下記のレザバフラッシ
ュ洗浄操作を向上させるために、底壁122に対して垂
直に配向されている。
【0025】段のある管腔134および144は、図4
および5で示されている止めコック弁78のニップルを
受容する。止めコック弁78は、典型的には、円筒形本
体150を包含し、これは、その中で止めコック弁15
2が回転するハウジングを規定している。本実施態様で
は、止めコック弁78の円筒形本体150を受容するよ
うな形状にしたアーチ形サドル154は、ウエブ142
の下端に強固に装着されている。望ましくは、段を付け
た直径のストップコックニップルは、管腔134および
144内の適当な位置で接着される。このニップルとは
反対側にある弁体150の末端は、図3で示されている
ように、第一配管ライン74を受容するためのメス接続
器チューブ156を包含する。同様に、入口ポート13
0用の配管管腔138は、第二配管ライン82を受容す
る。配管ライン74および82は、確保するために、適
当な位置で接着できる。
【0026】底壁122は、さらに、1個またはそれ以
上の直立している突出部または隆起158a、158b
および158cを包含し、これらは、ピストン110と
相互作用するチャンバ102へと伸長しており、それを
この底壁から離して、レザバ80内にて、一貫した最小
フラッシュ洗浄容量を保証する。望ましくは、少なくと
も3個の隆起158a、b、cが存在し、これらは、底
壁122にて、出口ポート132の方へと僅かに中心か
ら外れて配置された円の周りに、一様に間隔を置いて配
置されている。隆起158a、b、cがその周りに配列
されている円は、チャンバ102の側壁から間隔を置い
て配置されており、これらの隆起を取り囲む妨害されな
い外周帯159を残す。第一隆起158aは、好ましく
は、出口ポート132に隣接して半径方向に内向きに位
置しているのに対して、他の2個の隆起158b、15
8cは、第一隆起から、この円の周りに約120°で、
入口ポート130の両側に位置している。このように配
置することにより、ピストン110に三脚支持を与え、
そしてフラッシュ洗浄流体の流れに対する妨害が最小と
なる。好ましくは、これらの隆起は、断面が丸くされる
が、他の形状で置き換え得る。さらに、このレザバ操作
の説明において以下で明らかになるように、上記の間隔
を開ける目的には、単一の隆起で充分であり得る。
【0027】(プランジャー) 図8aおよび8bは、プランジャーアセンブリ104を
示し、これは、プランジャー106を含み、これは、図
9a〜dで詳細に示されているように、比較的に薄く細
長い心棒160を包含し、これは、上端では、頂部プレ
ート162(その上面は、親指台(thumb res
t)を形成する)で終わっており、そして下端では、プ
ッシュロッド168で終わっている。心棒160は、好
ましくは、水平断面(図9d)にて、4個の放射状に向
いている壁166a〜dを有する十字形状として形成さ
れているが、他の構成は、使用され得る。この十字形状
は、キャップ108において、類似の形状にした開口部
170(図10a)にて、プランジャー106の回転を
防止するのに好ましく、また、プランジャーアセンブリ
104およびレザバ本体100の他の部品と協同するた
めに、4個の壁166の1個またはそれ以上で形成され
た多数の別個の片持ち梁フィンガーに備えるのに、好ま
しい。
【0028】例えば、プランジャー106の上端を見る
と、十字形心棒160の1個の壁166aは、プランジ
ャー解除レバー172を包含し、これは、心棒160の
本体との間隙174を規定している。さらに特定する
と、プランジャー解除レバー172は、頂部プレート1
62の下に約1インチ(2.5cm)で、第一位置17
6から外向きに伸長している。解除レバー172は、上
方に延びて、心棒160の残りの部分から外向きに徐々
に曲がり、それにより、間隙174を規定している。上
端では、レバー172は、複数の牽引ナブ(nubs)
182に隣接して外向きに伸長しているプランジャート
リガー180を規定している。牽引ナブ182の直下に
は、レバー172から外向きに向いている陥凹部184
が設けられ、これは、下部戻り止め186で終わってい
る。解除レバー172は、次いで、心棒160の主に垂
直の輪郭と合わさるまで、実質的に一定の線で、戻り止
め186から下方に延びている。
【0029】プランジャー解除レバー172は、十字形
心棒160の4個の壁166のうちの1個にて設けら
れ、好ましくは、同じ壁に形成された片持ち梁後退スト
ップ188を補完する(compliment)。当業
者は、後退ストップ188が、他の壁の1個、または1
個より多い壁で形成され得ることを知っている。後退ス
トップ188は、頂部プレート162から約2インチ
(5.1cm)下の地点から始まり、そして下方に延び
て、片持ち梁フィンガー(これは、間隙190の向こう
側へと、心棒160の主要部から分岐している)を形成
する。この後退ストップの外縁部は、好ましくは、垂直
であり、心棒160の残りの部分と連続しており、そし
て下端にて、外向き突出歯192を包含する。
【0030】後退ストップ188の直下には、十字形心
棒160の対向壁にて、一対のピストン掛け金194が
形成されている。ピストン掛け金194は、再度、片持
ち梁フィンガーを包含し、これは、これらの壁から下方
に垂れ下がっており、そして外向きに向いている鉤(b
arbs)196で終わっている。鉤196は、垂直面
で示されているが、好ましくは、鋭角上面を有する。ピ
ストン掛け金194は、好ましくは、十字形心棒160
を規定している4個のうちの2個の対向壁166a、1
66cの伸長部として、形成されており、さらに特定す
ると、これらのピストン掛け金の1個は、壁166aの
突出部(これは、プランジャー解除レバー172および
後退ストップ188を含む)を包含する。プランジャー
106は、ピストン掛け金194と垂直な2個の対向壁
では、ピストン掛け金194から下方に延びて、下角部
200で終わっている。角部200の高さでは、ピスト
ン掛け金194が形成される壁166a、cと同じ平面
にて、一対の外向き突出フランジ202が設けられてい
る。最後に、プランジャー106は、中心にあるプッシ
ュロッド168にて、フランジ202から下方に延びて
いる。このプランジャーの種々の要素の機能は、レザバ
80の他の部品と関連して、以下で記述する。
【0031】(キャップ) プランジャーアセンブリ104の他の部品の1個は、図
10aおよび10bで詳細に示されているように、本体
100の開口124に装着するためのキャップ108を
包含する。キャップ108は、円形頂壁210を包含
し、これは、そこから垂れ下がっている一体的に形成さ
れた下降チューブ212を有する。頂壁210の円形性
は、外向きに伸長している配向タブ214により、崩さ
れる。下降タブ212は、外向きに突出している円形リ
ブ216に延びて、そこで終わっている。一対の直径方
向に対向したロックフランジ218は、頂壁210の下
端から下方に伸長している。ロックフランジ218は、
片持ち梁フィンガーを包含し、これは、外向きに突出し
ている棚220(これは、下部カム面222を有する)
で終わっている。上述の十字形プランジャー開口部17
0は、頂壁210の浮出し部分224に形成されてい
る。浮出し部分224の下面は、十字形プランジャー開
口部170の最外部との交差部にて、僅かにアンダーカ
ットしたロックリム226を包含する。ロックリム22
6は、以下でさらに記述するように、プランジャー解除
レバー172および後退ストップ188の両方と噛み合
うように、適合されている。
【0032】(ピストン) ピストン110は、図11aおよび11bで詳細に示さ
れており、そして平坦な円形底壁232から上方に伸長
している管状体230を包含する。このピストン全体
は、軸方向高さで、約0.86インチ(2.18cm)
である。底壁232の下面は、好ましくは、滑らかであ
り、そしてレザバ底壁122から上方に突出している隆
起158と接触する。隆起158の機能は、ピストン1
10をこの底壁から間隔を置いて配置することであり、
このことに関して、当業者は、代替的に、隆起は、レザ
バ底壁122ではなく、ピストン110の底面に形成し
得ることを知っている。さらに、他のピストン/レザバ
設計(例えば、凹状または半球状底壁122と相互作用
する凸状または半球状ピストン底壁232)で置き換え
てもよい。
【0033】底壁232は、管状体230から放射状に
外向きに突出し、そして溝部238の下壁236を規定
し、これは、上壁240により完結する。溝部238
は、環状シール112を受容する。管状体230の上部
には、一対の直径方向に対向した掛け金開口部242が
割り込んでいる。掛け金開口部242は、ピストン掛け
金194の鉤196を受容するような大きさにされる。
このようにして、プランジャー106およびピストン1
10は、連結される。これらの相互作用面は、図面で
は、このプランジャー軸に垂直で示されているものの、
好ましくは、掛け金開口部242は、さらに確実な連結
状態で、好ましい鋭角鉤196を受容するような角度
で、アンダーカットされる。溝部238の上部には、汚
染シールド116を保持するために、1個またはそれ以
上の円形リブ244が設けられている。最後に、この底
壁には、直立ガイドチューブ(図12a)が強固に形成
されており、これは、管状体230内にて、約0.23
インチ(0.58cm)で、同心円状に上方へ伸長して
いる。
【0034】(レザバブラケット) 図4および5に戻って参照すると、ブラケット87は、
成型ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン)から製造され得、そして下部レザバ保持部250、
後方取付プレート252、および上部プランジャー操作
アーム254を包含する。平坦な取付プレート252
は、一対の細長垂直スロット256を包含する。一対の
アーチ状弾性保持アーム258は、取付プレート252
から前方に伸長しており、そしてブリッジ部260を介
して、そこに装着されている。保持アーム258は、円
筒形の断面であり、そして保持アーム258が約270
°の部分シリンダーを規定するように、対向している垂
直縁部262で終わっている。保持アーム258により
外接された部分シリンダーの直径は、レザバ80のシリ
ンダー本体100の外径とほぼ同じであり、好ましく
は、それより僅かに小さい。さらに特定すると、シリン
ダー本体100は、好ましくは、約0.89インチ
(2.26cm)の外径を有し、保持アーム258によ
り規定される部分シリンダーの内径は、約0.86イン
チ(2.18cm)である。さらに、縁部262は、約
0.72インチ(1.83cm)の間隔が開けられてお
り、その結果、シリンダー本体100は、その間で押し
付けられて、弾性保持アーム258と噛み合い、そこに
確実に保持される。
【0035】保持アーム258により規定された部分シ
リンダーの頂端では、ブラケット87は、取付プレート
252を通って延びる空洞264を包含する。空洞26
4の上では、プランジャー操作アーム254は、取付プ
レート252および水平壁266と一体的に形成されて
おり、そこから上方に伸長している一対の強化側壁26
8を包含する。これらの側壁は、その前端にて、凹状垂
直前壁270により接合される。前壁270の頂部で
は、強化円材272が、上部親指台274を支持する。
親指台274は、アーチ形前壁270と実質的に垂直に
伸長している。最後に、一対のストップフランジ276
は、前壁270の下端から前方に伸長している。ストッ
プフランジ276は、以下で記述するように、レザバ8
0と協同する。
【0036】(レザバ/ブラケットアセンブリ) ブラケット87に組み立てるレザバ80の好ましい配向
は、このアセンブリの裏面にて垂直面にある取付プレー
ト252と共に、図4および5で示されている。レザバ
保持アーム258は、それゆえ、前方に伸長しており、
そしてこのアームの上端に載っているタブ127で本体
100を受容して、ブラケット87でのこのレザバの相
対的な下方運動を防止する。レザバ80は、対向した翼
126がそれぞれ前後に伸長するように、ブラケット8
7に配置されている。後方翼126は、ブラケット87
の空洞264内を伸長して、レザバ80を配向するのに
便利な手段を与える。この配向はまた、容量マーク12
0を前方に示し、そして止めコック78の弁152は、
前方に向く。さらに、プランジャー解除レバー172は
前方に向き、その結果、プランジャートリガー180
は、プランジャーアセンブリ104の始動に好都合に配
置される。あるいは、翼126は、タブ127と同じ高
さであり、それゆえ、保持アーム258に対するレザバ
80の相対運動を少なくとも1方向で防止する際に、こ
れらのタブの同じストップ機能を与えることができる。
それゆえ、もし、必要なら、レザバ80は、図示した配
向に関して、このレザバ軸の周りに、種々の角度で回転
できる。
【0037】(レザバアセンブリ) 組み立てたレザバ80は、図4および5で示されてお
り、また、図12および13では、断面で示されてい
る。キャップ108は、好ましくは、ロックフランジ2
18とスロット125との間での噛み合いにより、本体
100の開口124に固定される。本体100にてキャ
ップ108を噛み合わせる前に、プランジャー106
が、浮出し部分224の十字開口部170に挿入され
る。プランジャー106の下端は、次いで、ピストン1
10の上端と連結される。プランジャー106およびピ
ストン110を連結する際に、バネ114は、ガイドチ
ューブ246の外側で、このピストンの管状体230内
で同心円状に存在している。これらの図面で示されてい
るように、ピストン掛け金194は、管状体230の上
端を過ぎて内向きにカム状に移動し、そして掛け金開口
部242へと外向きに反れて、その間である程度の軸遊
びを与えつつ、これらの2個の部品を固定する。
【0038】図12aおよび12bは、レザバ本体10
0内に完全に挿入した位置でのプランジャーアセンブリ
104を示している。この位置では、プランジャー解除
レバー172は、プランジャー開口部170のアームの
1個に対して外向きに弾性的に付勢されており、浮出し
部224の縁部は、陥凹部184内に伸長しており、そ
して戻り止め186は、この浮出し部のアンダーカット
角部に引っかかる。汚染シールド116は、プランジャ
ー心棒160を取り囲んで伸長して、キャップ108の
下降チューブ212とピストン管状体230上の外向き
突出リブ244との間で接続されるように示されてい
る。一対のエラストマー性保持リング280は、キャッ
プ108のリブ216およびピストン110のリブ24
4に対して、この汚染シールドを固定する。汚染シール
ド116は、好ましくは、非波形断面を有するポリエチ
レン管であり、これは、可撓性であって、プランジャー
アセンブリ104が本体100から後退すると、潰れ
る。
【0039】隆起158がピストン110の底壁232
に接触すると、このピストンとレザバ底壁122との間
にて、間隙Gが形成される。間隙Gは、絶えず開いたま
ま残り、フラッシュ洗浄流体に対する通路を与える。間
隙Gは、隆起158の軸高さにより決定され、好ましく
は、約0.005インチと0.030インチ(0.12
7〜0.726mm)の間であり、さらに好ましくは、
約0.014インチ(0.356mm)である。この小
空間は、試料抽出手順間でレザバ80をフラッシュ洗浄
するのに必要な流体を最小にしつつ、フラッシュ洗浄流
体の充分な流れを与える。図6bで示されているよう
に、入口ポート130および出口ポート132の位置決
めもまた、このフラッシュ洗浄作用を高める。フラッシ
ュ洗浄流体の入口流れは、入口ポート130から外向き
の矢印228で示されている。この流れは、ピストン1
10の下の少ない容量を効果的にフラッシュ洗浄し、そ
して隆起158は、この容量内にて、この流れを妨害ま
たは沈滞し得る構造を最小にするように、設計されてい
る。
【0040】図12aで示した空間Sは、プランジャー
106とピストン110との間で利用できる有効相対軸
方向移動を表わす。この状態では、解除レバー戻り止め
186は、キャップ108と噛み合って、それに対して
上方に付勢されて、チャンバ102の底に達したピスト
ン110と共に、プランジャー106の第一位置を規定
する。バネ114は、角部200と、外向きに伸長して
いるフランジ202と、下壁236との間で圧縮され、
それにより、プランジャー106およびピストン110
を離れて付勢させる。ピストン110は底に達するの
で、バネ114はまた、少なくとも最初は、本体100
に対して、このプランジャーを上方に付勢する。ピスト
ン掛け金194および開口部242は、ピストン110
に対するプランジャー106の上方移動を制限する。解
除されると、プランジャー106は、ピストン掛け金鉤
196と開口部242とが噛み合うまで、空間Sを越え
て、ピストン110に対して上方に移動し、噛み合った
時点で、両方の部品は、縦一列に並んで、上方に移動す
る。空間Sは、実質約0.025インチ(0.635m
m)である。図12a〜cで示した位置では、プッシュ
ロッド168の下の空間で示されているように、プラン
ジャー106は、ガイドチューブ246内で完全には底
に達しておらず、このプランジャーは、軸方向に小距離
で、さらに遠くに押し下げることができることに注目す
べきである。それゆえ、Sは、このプランジャーが後退
しているときのプランジャー106とピストン110と
の間の有効軸方向移動にすぎない。
【0041】(操作) 使用時には、レザバ80は、支持支柱に配置するかまた
は患者の腕(例えば)に装着する前後に、図3で示すよ
うな試料抽出システム70ラインで接続される。この点
で、ブラケット87の後方取付プレート252は、通
常、病院にある直立支持ポストに設けられた補完的構造
体に、さねはぎ(tongue−and−groov
e)様式で、挿入される。ブラケット87は、それゆ
え、看護婦または臨床医に便利な高くした位置で、患者
に隣接している携帯用仕切柱(stanchion)ま
たは他のこのような支柱に装着できる。レザバ80は、
典型的には、反転した垂直配向で配置され、底壁122
は、実際には、開口124の上になる。このようにし
て、目盛り120に対応する数字マークは直立して配置
され、頂部から底部へと、値が大きくなる。レザバ80
およびブラケット87はまた、細長垂直スロット256
を通る絆創膏で、患者の腕に装着され、腕の回りに巻き
付け、そしてベルクロ(Velcro)または他のこの
ような手段を用いて固定され得る。いずれかの取付位置
にて、レザバ80は、図面で示すように、またはそれと
横向きに、翼126をブラケット87の方へまたはそれ
から離れて整列して、保持アーム258で保持され得
る。それゆえ、もし必要なら、レザバ80は、異なるC
CUまたは手術室レイアウトに合うように、その取付を
横向きにできる。最後に、レザバ80は、ブラケット8
7から完全に取り外して、従来の両手設計で操作でき
る。この融通性は、以前には、血液試料抽出レザバ設計
では、利用できなかった。
【0042】血液試料を引き出す前に、プランジャーア
センブリ104は、図12a〜dで示した位置にされ、
プランジャー解除レバー172は、本体100内にて、
このアセンブリをロックする。間隙Gにより、フラッシ
ュ洗浄流体は、第二配管ライン82を通って、入口ポー
ト130からピストン110の下へと入り、出口ポート
132を通ってレザバ80内の容量を出すことが可能と
なる。このフラッシュ洗浄流体は、レザバ80から残留
血液を一掃し、それにより、静止血液の閉塞または他の
このような望ましくない結果を防止する。入口ポート1
30の配向のために、この流体は、ピストン110と垂
直な方向で間隙Gに入り、これにより、それは、直ち
に、薄面で、放射状に扇形または展開される。図6b
は、入口ポート130から間隙Gに入る流体の好ましい
流れベクトル228を図示している。この流体の薄面の
一部は、出口ポート132の方へ向いているものの、一
部は、チャンバ102の周壁へと向いているので、入口
ポート130の位置は、このフラッシュ洗浄効果を高め
る。図12cで示されているように、間隙Gは、隆起1
58を取り囲む妨害されない外周帯159の上に形成さ
れた外周チャンネル284を除いて、ピストン110と
底壁122との間で、比較的に一定である。このチャン
ネル284は、ピストン110の底壁232が周囲で終
わることにより形成され、この逃げ(relief)空
間は、シール112の第一ワイパーの前に、このシール
の段付き下端により、形成される。出口ポート132へ
と向かわないフラッシュ洗浄流体は、外周チャンネル2
84に入り、そして出口ポート132の方へと、チャン
バ102の周囲を流れ続ける。出口ポート132は、外
周チャンネル284に通じており、それゆえ、この周囲
を流れている流体をこのチャンネルから効果的に排出す
るだけでなく、入口ポート130から直接入ってくる流
体を効果的に排出する。さらに、隆起158は、比較的
に小さく、それにより、レザバ80の開存度を維持する
には、最小量のフラッシュ洗浄流体しか必要としない。
【0043】このフラッシュ洗浄流体は、第一配管ライ
ン74に沿って、試料抽出部位98aおよび98bを過
ぎて、患者へと流れ続けるので、患者の血流の希釈しす
ぎを回避するために、最小量の流体が望ましい。適当な
大きさの間隙Gを設計する際には、多数の因子(例え
ば、レザバ本体100の直径、このフラッシュ洗浄流体
の流速および圧力、出口ポート130のサイズ、このレ
ザバをこの圧力モニタリングシステムに接続する時間な
ど)考慮すべきである。望ましくは、好ましい操作条件
下では、間隙Gは、流体の360°薄面が、入口ポート
130からチャンバ102の周壁の方へと向かって、チ
ャンネル284へと入るようにされる。代表的な1実施
態様では、間隙Gは、入口ポート130のオリフィス未
満であり、これは、約0.77インチ(1.97cm)
のチャンバ内径を有するレザバ80に対して、約0.0
7インチ(1.78mm)であるが、さらに望ましく
は、約0.005インチと0.030インチの間(0.
127〜0.762mm)である。その入口での流体圧
力範囲は、圧力変換器90の操作仕様により決定される
が、典型的には、300mmHg以下であり、望ましく
は、約250mmHgである。述べたように、この圧力
は、その流体供給バッグを取り囲んでいる膨張可能バッ
グにより、発生される。血液試料間でシステム70を通
るフラッシュ洗浄流体の流速は、典型的には、50〜1
00cc/分である。
【0044】血液試料を取り出すとき、フラッシュ洗浄
流体または注入液の流れは、例えば、レザバ80の上流
にある止めコック弁(図示せず)を使用して、中断され
る。次いで、看護婦また臨床医は、ブラケット87の頂
部の親指台274にて、親指かそれ以外の指の1本を用
い、そしてプランジャー解除レバー172のプランジャ
ートリガー180の下にて、親指か他のそれ以外の指を
用いて、レザバ80を握る。これらの2面を共に強く握
ることにより、プランジャー解除レバー172は、間隙
174のために、内向きに旋回する。ある時点では、戻
り止め186は、十字プランジャー開口部170の裏面
から解き放たれ、それにより、プランジャーアセンブリ
104を解除して、本体100内で上方に移動させる。
それにより、片手握り操作で、プランジャーアセンブリ
104を解除すると同時に、レザバチャンバ102内で
のその移動を開始する。
【0045】プランジャーアセンブリ104は、親指台
274とプランジャートリガー180との間で強く握り
続ける圧力により、本体100内で後退される。本体1
00は、ブラケット87上のストップフランジ276に
より、上方運動が制限される。プランジャーアセンブリ
104を後退させる片手握り操作は、本発明の主要な利
点であり、臨床医の他の手は、患者の他の要求に自由に
応じることができる。さらに、従来の引き抜き型注射器
様装置の場合で普通のように、プランジャーアセンブリ
104を後退させるために、レザバ本体100を補強す
る必要はない。最後に、プランジャーアセンブリ104
を後退させるのに必要な力は、この引き抜き型注射器様
装置と同じであるが、引き抜き操作ではなく、握り操作
で生じるのは、ずっと容易である。従って、力の弱い看
護婦または臨床医でも、レザバ80を簡単に操作でき
る。
【0046】プランジャーアセンブリ104は、試料抽
出部位98aおよび98bの両方を過ぎて純血を引き抜
くのに充分な変化量の流体を引き出すように、後退され
得る。この量は、違う病院設定では異なるが、典型的に
は、手術室環境では、12ccであり、そしてCCU環
境では、5ccである。上記のように説明したレザバ本
体100は、プランジャーアセンブリ104を完全に後
退させたとき、12ccの容量がある。
【0047】図13aおよび13bは、レザバ本体10
0に対して完全に後退させた第二位置にて、プランジャ
ーアセンブリ104を示している。この位置では、プラ
ンジャー解除レバー172は、後退ストップ188の外
向き突出歯192とキャップ110の浮出し部分224
のアンダーカット縁部226(図12d)との間の妨害
により、本体100からさらに後退しないようにされ
る。プランジャー106の全行程は、図12aにて、T
として示されており、代表的な実施態様では、約1.7
3インチ(4.39cm)である。この距離は、このレ
ザバへと引き出される流体の容量、およびチャンバ10
2の直径に依存して変わるが、小柄な臨床医の片手操作
を容易にするためには、人間工学的に、小さな距離が設
計される。望ましくは、距離Tは、このシステムを操作
し得る最も小柄な臨床医の親指と人差し指の間の長さ以
下である。看護婦または臨床医は、この歯とキャップ1
10との間の明確な相互作用により、プランジャーアセ
ンブリ104の全後退が通知される。もちろん、当業者
は、第一配管ライン74を通る流体容量を順次引き出す
際に融通性を与えるために、多数のストップを設けるこ
とができることを知っている。汚染シールド116は、
プランジャーアセンブリ104を完全に後退してとき、
潰れる。
【0048】シール112は、血液および他の流体が、
本体100内でプランジャーアセンブリ104の回りの
他の領域へと上方に移動するのを防止することが、注目
される。本体100内でピストン110の下にある血液
がさらに汚染されることから保護するために、汚染シー
ルド116は、プランジャーアセンブリ104の内部部
品を、レザバ100の内壁(これは、患者から戻って最
終的に注入された流体の容量と接触する)から分離す
る。
【0049】プランジャーアセンブリ104を完全に後
退させた後、止めコック78は閉じられ、そして血液試
料は、部位98aおよび98bで取り出される。この操
作は、好ましくは、鈍端カニューレ注射器を用いて行わ
れ、そして先行文献でよく記述されている。しかしなが
ら、単一の試料抽出部位は使用され得、また、看護婦ま
たは臨床医には安全性が少ないが、他の試料抽出装置
(例えば、鋭端カニューレ)も使用され得ることに注目
すべきである。試料を取り出した後、止めコック78が
開かれ、そしてレザバ80柱の容量は、患者へと再注入
される。これは、プランジャーアセンブリ104を本体
100内で押し下げることにより、達成される。看護婦
または臨床医は、頂部プレート162の親指台164上
に親指またはそれ以外の指を置き、同じ手の他の指は、
前方に伸長している翼126の裏面に置く。親指および
それ以外の指を共に強く握ることにより、プランジャー
アセンブリ104は、本体100内を下方に移動され
る。プランジャーアセンブリ104は、ピストン110
が底壁122の隆起158と接触するまで、下方に移動
し続け、接触した時点で、ピストン110は、下方への
移動を停止するが、プランジャー106は、引き続いて
移動する。バネ114は、プランジャー解除レバー17
2上の戻り止め186がプランジャー開口部170の裏
面でロックするまで、外向きに伸長しているフランジ2
02および下壁236により、圧縮される。
【0050】バネ114の設備は、本発明の血液試料抽
出システム70に対していくつかの利点を与える。ま
ず、バネ114は、ピストン110を下方に付勢して底
壁122の隆起158と接触させる。これは、流体が入
口ポート130を通って出口ポート132へと流れるた
めの一定の間隙Gを保証して、それに付随する上記フラ
ッシュ洗浄の利点を与える。バネ114はまた、プラン
ジャーアセンブリ104の部品高さの狭い製造公差の要
求をなくす(そうでなければ、付勢したピストン110
および隆起158がなくなる)。すなわち、バネ114
は、還元Gのサイズ範囲を、隆起158に関連した公差
だけで決定できるようにする。プランジャーアセンブリ
104の部品製造時における任意の公差積み重ね(st
acking)の問題は、バネ114で補償され包み隠
される。それゆえ、これらの部品は、緩やかな公差で製
造でき、これは、レザバ80の製造コストを少なくす
る。最後に、バネ114は、圧力変換器90による圧力
モニタリングが最適化されるように、プランジャーアセ
ンブリ104の特定の周波数応答を与える。すなわち、
レザバ80と患者との間の配管および試料抽出ポートの
長さおよび特徴は、試料抽出システム70に伴う特定の
容量を決定し、そしてバネ114のバネ定数は、この容
量、または流体質量(もし、言うならば)と相互作用し
て、この流体システムの減衰に影響を与える。この減衰
因子の制御は、この圧力測定操作を最適化するのに有用
である。
【0051】本発明のさらに他の実施態様(これは、図
14で概略的に示されている)では、バネ114のバネ
速度は、調節可能であり得る。この実施態様では、レザ
バ286は、プランジャー288を包含し、これは、ネ
ジ筋ロッド292を介して、バネヨーク290とネジで
噛み合う。バネ294は、ヨーク292とピストン29
6との間で、圧縮配置されている。ヨーク292の相対
配置は、バネ294上の先行荷重を決定し、それによ
り、プランジャー288が、以前のようにこのレザバで
ロックされたたときに、ピストン296を上げるのに必
要な力を決定する。この制御により、臨床医は、周波数
応答試験を実施することに次いで、もし、この周波数応
答が不適当なら、このシステムの減衰係数を調節するこ
とにより、減衰応答を最適化できるようになる。
【0052】図15は、血液試料抽出システムで使用す
るための他の片手レザバ300を図示している。レザバ
300は、外部ハウジング302を包含し、これは、卵
形断面を有し、そして狭い側面にて、一対の対向した細
長スリット304を有する。このスリットは、内部ハウ
ジング306(これもまた、卵形断面を有する)の外向
き伸長部を受容し、これは、外部ハウジング302内に
て、直線的に往復運動する。内部ハウジング306は、
内部チャンバ(図示せず)を包含し、これは、それと連
絡している入口ポート308および出口ポート310を
備えている。内部ハウジング306に強固に装着された
一対の親指リング312は、スリット304を通って、
外向きに突出している。レザバ300の機能は、図16
a〜cに関連して最もよく記述されており、これは、リ
ング312をフィンガー316で置き換えたこと以外
は、同じレザバ314を図示している。それ以外は、同
じ要素は、同じ番号を付けている。
【0053】図16a〜cで示されるように、レザバ3
14は、外部ハウジング302の開放上端に固定された
上部キャップ318を包含し、そこに強固に装着された
ピストン320は、内部ハウジング306の可変容量チ
ャンバ322へと伸長している。シール324は、ピス
トン320の遠位末端に設置されており、そして可変容
量チャンバ322のうち、入口および出口ポート30
8、310とは反対の一端を規定している。汚染シール
ド326は、内部ハウジング306の上端とシール32
4との間で伸長している。
【0054】レザバ314は、先に記述したレザバ80
と同じ様式で機能し、好ましくは、圧力変換器および流
体供給源に向かう入口ポート308および試料抽出部位
および患者に向かう出口ポート310と共に、圧力モニ
タリングラインで設置されている。図16aは、外部ハ
ウジング302に対する第一位置の内部ハウジング30
6を示しており、ここで、ピストン320は、チャンバ
322の底壁328と接触している。望ましくは、先に
記述したように、そこを通ってフラッシュ洗浄流体を流
すために、ピストン320とチャンバ底壁328との間
で、小さな間隙が維持される。このことに関して、この
間隙を形成するために、ピストン320またはチャンバ
底壁328上には、突出部が形成され得る。また、入口
ポート308は、前のように、底壁328に対して垂直
にこのチャンバに入り、このフラッシュ洗浄効果を高め
るために、その周囲から間隔を置いた位置で、示されて
いる。しかしながら、以前の実施態様と対照的に、出口
ポート310は、依然として、この周囲に配置されてい
るが、チャンバ底壁328と平行である。
【0055】図16bは、外部ハウジング302に対す
る内部ハウジング306の第二位置を示しており、ここ
で、ピストン320は、もはや、チャンバ底壁328と
接触しておらず、また、チャンバ322からは、一定容
量の流体330が引き出された。底壁328は、外部ハ
ウジング302の下面331で停止する。この段階に
て、臨床医は、止めコック332を閉じ、そしてレザバ
314と患者との間にある1個またはそれ以上の部位か
ら、血液を試料抽出する。レザバ314は、先に記述し
たバネ式ピストンのような特徴を包含し得る。
【0056】レザバ314は、支持ポールまたは患者の
腕に取り付けるためのブラケットがないことにより、先
に記述したレザバ80とは区別される。もちろん、この
ような構造は、内部または外部ハウジングに固定したレ
ザバ314に対して、設けることができる。しかしなが
ら、レザバ314の片手握り操作は、分離可能ブラケッ
トなしで維持される。図16aを参照すると、力の矢印
334は、内部ハウジング306をその第一位置から図
16bのその第二位置へと動かす対向した親指およびそ
れ以外の指の位置および運動を示している。逆に、図1
6bは、その第二位置からその第一位置へと内部ハウジ
ング306を動かすために、力の矢印336を図示して
いる。
【0057】本明細書中で記述し図面で示した例および
実施態様は、本発明の現在好ましい実施態様のみを示し
ており、本発明が物理的な形態をとり得る全ての可能な
実施態様を徹底的に詳細に記述する意図はない。実際、
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、このよ
うな実施態様には、種々の改良および追加がなされ得
る。例えば、本発明の試料抽出システムは、静脈または
動脈の血液試料抽出に記述され特に有用であるものの、
他の体液(例えば、尿)は、試料抽出され得、また、こ
の装置は、他の用途(例えば、創傷排膿)を有する。 [図面の簡単な説明]
【図1】図1は、従来技術の血液試料抽出システムの概
略図である。
【図2A】図2Aは、別の従来の血液試料抽出システム
の概略断面図である。
【図2B】図2Bは、別の従来の血液試料抽出システム
の概略断面図である。
【図3】図3は、本発明の血液試料抽出システムの概略
図であり、これは、改良した血液試料抽出レザバを組み
込んでいる。
【図4】図4は、図3のシステムで使用される血液試料
抽出レザバの前部斜視図である。
【図5】図5は、図3のシステムで使用される血液試料
抽出レザバの後部斜視図である。
【図6a】図6aは、図4および5のレザバの本体の側
面立面図である。
【図6b】図6bは、このレザバ本体の上面図である。
【図6c】図6cは、このレザバ本体の下面図である。
【図7a】図7aは、図6cの線7a−7aに沿ったレ
ザバ本体の断面図である。
【図7b】図7bは、図6cの線7b−7bに沿ったレ
ザバ本体の断面図である。
【図8a】図8aは、図4および5のレザバのプランジ
ャーアセンブリの上面斜視図である。
【図8b】図8bは、図4および5のレザバのプランジ
ャーアセンブリの下面斜視図である。
【図9a】図9aは、図4および5のレザバのプランジ
ャー部品の正面立面図である。
【図9b】図9bは、図4および5のレザバのプランジ
ャー部品の側面立面図である。
【図9c】図9cは、このプランジャーの上面図であ
る。
【図9d】図9dは、図9aの線9d−9dに沿ったプ
ランジャーの断面図である。
【図10a】図10aは、図4および5のレザバのキャ
ップ部品の上面斜視図である。
【図10b】図10bは、図4および5のレザバのキャ
ップ部品の下面斜視図である。
【図11a】図11aは、図4および5のレザバのピス
トン部品の上面斜視図である。
【図11b】図11bは、図4および5のレザバのピス
トン部品の下面斜視図である。
【図12a】図12aは、図4および5の組み立てたレ
ザバの側面断面図であり、これは、上記本体内で完全に
シールしたプランジャーアセンブリを示している。
【図12b】図12bは、図4および5の組み立てたレ
ザバの正面断面図であり、これは、上記本体内で完全に
シールしたプランジャーアセンブリを示している。
【図12c】図12cは、図12bの円12c−12c
内のレザバの拡大部分である。
【図12d】図12dは、図12bの円12d−12d
内のレザバの拡大部分である。
【図13a】図13aは、組み立てたレザバの側面断面
図であり、これは、上記本体内で完全に後退させたプラ
ンジャーアセンブリを示している。
【図13b】図13bは、組み立てたレザバの正面断面
図であり、これは、上記本体内で完全に後退させたプラ
ンジャーアセンブリを示している。
【図14】図14は、図4および5で示したものと類似
の試料抽出レザバであって、調節可能なピストンバネ荷
重を有するものの概略断面図である。
【図15】図15は、本発明の代替的な血液試料抽出レ
ザバの斜視図である。
【図16a】図16aは、図15で示したものと類似の
血液試料抽出レザバの断面図である。
【図16b】図16bは、図15で示したものと類似の
血液試料抽出レザバの断面図である。
【図16c】図16cは、図15で示したものと類似の
血液試料抽出レザバの断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スウェンソン, デビッド エル. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92845, ガーデン グローブ, スプ リング ストリート 12751 (72)発明者 コウチマン, ダブリュー. スコット アメリカ合衆国 カリフォルニア 92620, アーバイン, トレントン 4 (72)発明者 モリス, ウェスリー エム. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92625, コロナ デル マー, マー ジェリート アベニュー 513−1/2 (72)発明者 エバンス, デビッド ジェイ. アメリカ合衆国 カリフォルニア 92620, アーバイン エスピリット ウェイ 13541 (56)参考文献 特開 平4−231938(JP,A) 特表 平2−502076(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/15 - 5/155 A61M 5/00 - 5/30 A61M 39/00 - 39/28

Claims (43)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体試料抽出システムであって、該シス
    テムは、以下を包含する: 導管ラインであって、該導管ラインは、近位部分および
    遠位部分を有し、該近位部分は、流体を供給するように
    適合されており、そして該遠位部分は、患者の流体系と
    連絡するように適合されている、導管ライン; レザバアセンブリであって、該レザバアセンブリは、可
    変容量チャンバを有し、そして入口ポートおよび出口ポ
    ートを備えており、該入口ポートは、該導管ラインの該
    近位部分に通じており、そして該出口ポートは、該導管
    ラインの該遠位部分に通じており、該レザバアセンブリ
    は、該レザバアセンブリを外部支持体に取り付けるため
    の取付ブラケットを備える、レザバアセンブリ; ピストンであって、該ピストンは、該チャンバ容量を変
    えるために、該レザバ本体内で移動可能である、ピスト
    ン; 該レザバアセンブリ上の第一対の加圧面であって、該第
    一対の加圧面は、互いから離れて向いており、そして該
    チャンバに対して該ピストンを移動させて該チャンバ内
    の該容量を増やすように、適合されている、第一対の加
    圧面;および 該レザバアセンブリ上の第二対の加圧面であって、該第
    二対の加圧面は、互いから離れて向いており、そして該
    チャンバに対して該ピストンを移動させて該チャンバ内
    の該容量を減らすように、適合されており、ここで、該
    第一および第二対の加圧面がそれぞれ始動すると、流体
    は、該チャンバへと引き込まれ、そこから、吐き出され
    得る、第二対の加圧面を包含する、システム。
  2. 【請求項2】 前記レザバアセンブリが、軸を有する注
    射器様装置を包含し、前記入口ポートが、前記チャンバ
    の1軸端に位置しており、そして前記ピストンが、前記
    第一および第二対の加圧面を始動すると、それぞれ、前
    記チャンバ容量を増やすかまたは減らすように、軸方向
    に移動可能である、請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記チャンバが、前記軸を中心とし、そ
    して前記入口ポートが、前記1軸端にて、中心から外れ
    て位置している、請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記ピストンが、前記入口ポートに面し
    て前記チャンバ容量を部分的に規定している壁を包含
    し、そして該入口ポートが、前記面に対して実質的に垂
    直に配向されている、請求項2に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記レザバアセンブリが、前記注射器様
    置を包含し、該注射器様装置が、前記取付ブラケット
    に装着されており、ここで、前記第一対の加圧面の一方
    が、該ブラケット上にある、請求項2に記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記注射器様装置が、前記取付ブラケッ
    トに取り外し可能に装着されている、請求項5に記載の
    システム。
  7. 【請求項7】 前記取付ブラケットが、固定部分を包含
    し、そして前記注射器様装置が、その中で前記チャンバ
    を規定している本体を有し、該本体が、該固定部分で受
    容され、それに対する軸方向運動を抑制する、請求項5
    に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 前記注射器様装置が、その中で前記チャ
    ンバを規定している本体、およびプランジャーアセンブ
    リを有し、該プランジャーアセンブリが、第一末端に
    て、前記ピストンを包含し、そして該本体の外側に伸長
    している第二末端にて、プランジャーを包含し、ここ
    で、該プランジャーが、前記ブラケット上の前記一方の
    加圧面と協同するように、前記第一対の加圧面の他方を
    規定している、請求項5に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 前記プランジャーが、前記第二対の加圧
    面の一方を規定している、請求項8に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 前記本体が、一般に、放射状に外向き
    に伸長している部材を包含し、該部材が、前記プランジ
    ャー上の前記一方の加圧面と協同するように、前記第二
    対の加圧面の他方を規定している、請求項9に記載のシ
    ステム。
  11. 【請求項11】 流体試料抽出システムで使用するレザ
    バであって、該レザバは、以下を包含する: レザバ本体であって、該レザバ本体は、その中でチャン
    バを規定する、本体; ピストンであって、該ピストンは、該チャンバに面した
    ピストン壁を有し、そして該チャンバの容量を変えるた
    めに、該本体内にて、第一位置から第二位置へと移動可
    能である、ピストン; 流体入口ポートおよび流体出口ポートであって、該入口
    ポートおよび出口ポートは、該チャンバに通じている、
    ポート; 該本体または該ピストンのいずれかの上にある構造体で
    あって、該構造体は、該ピストンが該第一位置にあると
    き、該ピストン壁と該本体との間で最小間隙を維持し、
    該間隙は、該入口および出口ポートが連絡してその間で
    流体を流す容量を規定する、構造体;および 付勢部材であって、該付勢部材は、該ピストン壁を該第
    一位置へと推進する、部材を包含する、レザバ。
  12. 【請求項12】 前記レザバが、軸を有する注射器様装
    置を包含し、前記入口ポートが、前記チャンバの1軸端
    に位置しており、そして前記ピストンが、前記第一およ
    び第二位置間で、該軸に沿って軸方向に移動可能であ
    る、請求項11に記載のレザバ。
  13. 【請求項13】 前記チャンバが、前記軸を中心とし、
    そして前記入口ポートが、前記1軸端にて、中心から外
    れて位置している、請求項12に記載のレザバ。
  14. 【請求項14】 前記ピストン壁が、前記入口ポートに
    面しており、そして該入口ポートが、該ピストン壁に対
    して実質的に垂直に配向されている、請求項11に記載
    のレザバ。
  15. 【請求項15】 さらに、前記レザバ本体内で往復運動
    するプランジャーアセンブリを包含し、該プランジャー
    アセンブリが、第一末端にて、前記ピストンを包含し、
    そして該本体の外側に伸長している第二末端にて、プラ
    ンジャーを包含し、ここで、前記付勢部材が、該ピスト
    ンと該プランジャーとの間に配置されており、それらを
    別々に推進する、請求項11に記載のレザバ。
  16. 【請求項16】 前記本体および前記プランジャーアセ
    ンブリが、協同して、注射器様装置を形成し、該プラン
    ジャーアセンブリが、該本体により規定される軸に沿っ
    て往復運動し、ここで、前記付勢部材が、実質的に、該
    軸方向で作用する、請求項15に記載のレザバ。
  17. 【請求項17】 前記プランジャーが、ロッキング戻り
    止めを包含し、該戻り止めが、前記ピストンにある開口
    部と協同して、該プランジャーおよび該ピストンを、そ
    の間での相対的な軸方向運動を可能にしつつ、共に連結
    する、請求項16に記載のレザバ。
  18. 【請求項18】 さらに、前記プランジャーおよび前記
    本体上にて、補完的構造体を包含し、該補完的構造体
    が、該プランジャーを後退位置で維持して、前記ピスト
    ン壁を前記第一位置へと推進する、請求項17に記載の
    レザバ。
  19. 【請求項19】 さらに、前記プランジャー上にて、
    リガーを包含し、該リガーが、該プランジャーを前記
    後退位置から解除する、請求項18に記載のレザバ。
  20. 【請求項20】 前記リガーが、片持ち梁レバー部材
    を包含し、該レバー部材が、前記プランジャーが前記後
    退位置にあるとき、縁部に対して外向きに付勢してお
    り、該縁部が、前記本体に固定されており、該レバー部
    材が、戻り止めを包含し、該戻り止めは、該レバー部材
    が内向きに移動されるまで、該縁部を妨害して、該プラ
    ンジャーを該後退位置で維持する、請求項19に記載の
    レザバ。
  21. 【請求項21】 前記ピストンが前記第一位置にあると
    き前記ピストン壁と前記本体との間で最小間隙を維持す
    る前記構造体が、該ピストン壁上にて、突出部を包含す
    る、請求項11に記載のレザバ。
  22. 【請求項22】 前記ピストンが前記第一位置にあると
    き前記ピストン壁と前記本体との間で最小間隙を維持す
    る前記構造体が、該ピストン壁に面している該本体の内
    壁上にて、突出部を包含する、請求項11に記載のレザ
    バ。
  23. 【請求項23】 前記内壁上にて、3個の突出部が存在
    し、該突出部が、一般に、前記チャンバの側壁から間隔
    を置いて配置されている円の周りに、一様に分散されて
    いる、請求項22に記載のレザバ。
  24. 【請求項24】 前記入口ポートが、流体源から通じて
    いるラインと流体連絡しており、そして前記出口ポート
    が、患者の流体系へと通じているラインと流体連絡して
    いる、請求項11に記載のレザバ。
  25. 【請求項25】 前記付勢部材の振幅が、調節可能であ
    る、請求項11に記載のレザバ。
  26. 【請求項26】 さらに、前記レザバ本体内で往復運動
    するプランジャーを包含し、該プランジャーが、その間
    で軸遊びを伴って、前記ピストンと連結されており、こ
    こで、前記付勢部材が、バネであり、該バネが、該ピス
    トンと該プランジャーとの間に配置されており、それら
    を別々に推進する、請求項25に記載のレザバ。
  27. 【請求項27】 流体試料抽出システムであって、該
    ステムは、以下を包含する:レザバであって、該レザバは、その中で可変容量チャン
    バを規定するレザバ本体、および底壁を有する、レザ
    流体入口ポートおよび流体出口ポートであって、該入口
    ポートおよび出口ポートは、該チャンバに通じている、
    ポートプランジャーアセンブリであって、該プランジャーアセ
    ンブリは、第一末端にて、ピストンを包含し、そして該
    レザバ本体の外側に伸長している第二末端にて、プラン
    ジャーを包含し、該プランジャーアセンブリは、該ピス
    トンと底壁との間の距離を変えるために、そして該チャ
    ンバ容量を変えるために、該レザバ本体内で移動可能で
    ある、プランジャーアセンブリ第一対の加圧面であって、該第一対の加圧面の一方が、
    該プランジャー上にあり、そして該第一対の加圧面の他
    方が、該レザバ本体に固定され、ここで、該第一対の加
    圧面を共に握ることにより、該レザバ本体に対して該プ
    ランジャを、最大のチャンバ容量を規定する伸長位置に
    移動させる、第一対の加圧面 ;および第二対の加圧面であって、該第二対の加圧面の一方が、
    該プランジャー上にあり、そして該第二対の加圧面の他
    方が、該レザバ本体に固定され、ここで、該第二の加圧
    面を共に握ることにより、該レザバ本体に対して該プラ
    ンジャーを、最小のチャンバ容量を規定する後退位置に
    移動させる、第二対の加圧面 を包含する、システム
  28. 【請求項28】 前記レザバが、軸を有する注射器様装
    置を包含し、前記入口ポートが、前記チャンバの1軸端
    に位置しており、そして前記ピストンが、該軸に沿っ
    、第一位置へと軸方向に移動可能である、請求項27
    に記載のシステム
  29. 【請求項29】 前記チャンバが、前記軸を中心とし、
    そして前記入口ポートが、前記1軸端にて、中心から外
    れて位置しており、そして前記ピストンが前記第一位置
    にあるとき、該入口ポートを通って、該チャンバへとフ
    ラッシュ洗浄流体が流される、請求項28に記載のシス
    テム
  30. 【請求項30】 前記ピストンのピストン壁が、前記入
    口ポートに面しており、そして該入口ポートが、該ピス
    トン壁に対して実質的に垂直に配向されており、そし
    記ピストンが第一位置にあるとき、該入口ポートを通
    って、該チャンバへとフラッシュ洗浄流体が流され、こ
    こで、該フラッシュ洗浄流体が、該ピストン壁と垂直に
    接触し、そして間隙内にて散開する、請求項27に記載
    システム
  31. 【請求項31】 請求項27に記載のシステムであっ
    て、前記レザバが、前記ピストンの壁を第一位置に推進
    する付勢部材を備え、ここで、付勢部材が、該ピスト
    ンと前記プランジャーとの間に配置されており、それら
    を別々に推進し、ここで、前記本体および前記プランジ
    ャーアセンブリが、協同して、注射器様装置を形成し、
    該プランジャーアセンブリが、該本体により規定される
    軸に沿って往復運動し、該付勢部材が、該軸方向で、
    第一位置へと、該ピストンを付勢させる、システム
  32. 【請求項32】 前記プランジャーおよび前記ピストン
    、その間での相対的な軸方向運動を可能にしつつ、共
    に連結されている、請求項31に記載のシステム
  33. 【請求項33】 前記プランジャーが、後退位置で維持
    され、前記ピストンを前記第一位置へと推進する、請求
    31に記載のシステム
  34. 【請求項34】 前記レザバが、前記プランジャー上に
    て、トリガーを備え、該トリガーが、該プランジャーを
    前記後退位置から解除する、請求項33に記載のシステ
  35. 【請求項35】 前記ピストンが第一位置にあるとき前
    記ピストン壁と前記本体との間で最小間隙を維持する
    構造体が、該ピストン壁上にて突出部を包含する、請求
    27に記載のシステム
  36. 【請求項36】 前記ピストンが第一位置にあると
    記ピストン壁と前記本体との間で最小間隙を維持する
    構造体が、前記ピストンに面している前記本体の内壁上
    の突出部を包含する、請求項27に記載のシステム
  37. 【請求項37】 流体試料抽出システムで使用するレザ
    バであって、該レザバは、以下を包含する: レザバ本体であって、該レザバ本体は、その中で可変容
    量チャンバを規定し、該本体は、周壁および底壁を有す
    る、本体; 流体入口ポートであって、該入口ポートは、該本体の該
    底壁を通って垂直に伸長しており、そして該チャンバに
    通じている、ポート; 流体出口ポートであって、該出口ポートは、該チャンバ
    に通じている、ポート; ピストンであって、該ピストンは、該チャンバの容量を
    増やすために、該本体内にて、第一位置から第二位置へ
    と移動可能であり、該第一位置は、該底壁と隣接してお
    り、そして該第二位置は、該底壁から遠く離れて間隔を
    置いて配置されており、該ピストンは、圧力面を有し、
    該圧力面は、該ピストンが該第一位置にあるとき、該底
    壁から間隔を置いて配置されて、その間で、狭小間隙を
    形成し、該流体入口および出口ポートは、該間隙に通じ
    ている、ピストン;および シールであって、該シールは、該圧力面を取り囲み、そ
    して該チャンバの該周壁に対して、該ピストン間で液密
    シールを提供し、ここで、該ピストンが該第一位置にあ
    るとき、該入口ポートを通って該チャンバに入る流体
    は、一般に、該底壁を横切る360°の広がりで、該チ
    ャンバの該周壁の方へと向けられる、シールを包含す
    る、レザバ。
  38. 【請求項38】 前記圧力面が、実質的に平坦であり、
    そして前記底壁と平行に配置されている、請求項37
    記載のレザバ。
  39. 【請求項39】 前記圧力面上にて、突出部を包含し、
    該突出部が、前記底壁と接触して、前記間隙を形成す
    る、請求項37に記載のレザバ。
  40. 【請求項40】 前記底壁面上にて、突出部を包含し、
    該突出部が、前記圧力面と接触して、前記間隙を形成す
    る、請求項37に記載のレザバ。
  41. 【請求項41】 前記底壁上にて、3個の突出部が存在
    し、該突出部が、一般に、前記周壁から間隔を置いて内
    向きに配置されている円の周りに、一様に分散されてい
    る、請求項40に記載のレザバ。
  42. 【請求項42】 前記圧力面が、前記ピストンが前記第
    一位置にあるとき、前記底壁から、約0.005インチ
    と0.030インチの間で、間隔を置いて配置されてい
    る、請求項37に記載のレザバ。
  43. 【請求項43】 前記流体出口ポートが、前記本体の前
    記底壁を通って垂直に伸長している、請求項37に記載
    のレザバ。
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