JP3420023B2 - 保護制御装置 - Google Patents

保護制御装置

Info

Publication number
JP3420023B2
JP3420023B2 JP14429897A JP14429897A JP3420023B2 JP 3420023 B2 JP3420023 B2 JP 3420023B2 JP 14429897 A JP14429897 A JP 14429897A JP 14429897 A JP14429897 A JP 14429897A JP 3420023 B2 JP3420023 B2 JP 3420023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
relay device
control device
protection control
protection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14429897A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10336872A (ja
Inventor
裕史 伊藤
直己 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14429897A priority Critical patent/JP3420023B2/ja
Publication of JPH10336872A publication Critical patent/JPH10336872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3420023B2 publication Critical patent/JP3420023B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遠方より操作を
可能にした送配電線のディジタル形保護制御装置に関す
るもので、また、気象・地震等の環境条件に対応するデ
ィジタル形保護制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の一般電気所における運
用保守機能の遠隔化構成である。図において、120
1、1202は電力系統の電圧、電流を入力として保護
リレー演算を行うディジタル形保護継電装置、120
3、1204は保護継電装置の情報を外部に出すための
I/F(インタフェース)部、1205〜1207は複
数のディジタル形保護継電装置を接続するトランシー
バ、1208は、複数の保護継電装置の情報を通信回線
1209に乗せる伝送装置、1210は、パソコンやワ
ークステーションの情報を通信回線1209に乗せる伝
送装置、1211は保護継電装置の情報を表示したり、
保護継電装置に情報を送るための保護制御装置で、パソ
コンやワークステーション等の計算機が用いられる。
【0003】次に動作について説明する。系統の電圧や
電流はディジタル形保護継電装置1201にて系統の状
態を知る為の保護リレー演算を行い、それをディジタル
形保護継電装置1201に設定された整定値と比較して
保護リレー要素判定をする。
【0004】これをディジタル形保護継電装置1201
のI/F部1203より、トランシーバ1206から1
205、伝送装置1208、通信回線1209、伝送装
置1210を経て、その結果をパソコンまたはワークス
テーション(保護制御装置)1211は保護継電装置か
ら送られて来る系統の電気量情報1211−1として表
示制御部1211−4、画面1211−5を経て表示す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
(1)以上のように従来のものは、系統につながる機器
の情報をもとに電気設備所に設置されている保護継電装
置の動作協調カーブ(各保護継電装置の動作電流に対す
る動作時間のカーブ)を人が決めていた。そのために時
間がかかり、最適な動作協調カーブを決めるのが困難で
あった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、保護継電装置を操作する人
に、最適な動作協調カーブを決めることを容易にする保
護制御装置を得ることを目的とする。
【0007】(2)また、保護リレー要素の確認、変更
等の作業は、誰でも出来る可能性があり、系統変更等の
重要な操作については、その操作のできるオペレータを
限定していなかったので、誤操作の恐れがあった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、各操作に階層を設け、階層
ごとに操作の制限をあたえる保護制御装置を得ることを
目的とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】 計算機能を有し、電力系統に接続された
保護継電装置を管理する保護制御装置において、上記電
力系統の単線接続図の図形情報、接続状態の情報、単線
接続図を構成する送電線のインピーダンス、送電線の距
離、変圧器容量等の系統情報を用いてシミュレーション
し、このシミュレーション結果により所定の事故が発生
した場合の上記保護継電装置の動作時間の最適値を算出
してその動作協調カーブを導出し、且つ、上記保護継電
装置に関連する関連保護継電装置の上記所定の事故が発
生した場合の動作協調カーブを導出すると共に、上記保
護継電装置から伝送された各種整定値、電流、電圧、イ
ンピーダンス等の内部情報により現在設定されている上
記保護継電装置の動作時間を取得し、上記導出した動作
協調カーブを表示して、上記保護継電装置の動作時間の
最適値に対応する適正範囲K1〜K2(K1>最適値>
K2)と上記現在設定されている動作時間の値とを比較
可能とし、現在の整定動作時間が上記適正範囲外の場合
は整定値変更可能にしたものである。
【0020】 請求項1記載の保護制御装置において、
各種制御・監視の操作をその重要度に応じて階層別に分
類すると共に、その階層に対応するパスワード、操作員
の指紋・声紋・顔写真等のいずれか1つまたは複数個用
いたIDを登録しておき、上記IDの入力に応じて上記
階層別の操作を可能とする階層別操作手段を設けたもの
である。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施例1を図に基づい
て説明する。図1は保護制御装置を中心としたブロック
図である。尚、図1は、実施例1〜実施例5に共通して
いる内容であり、個々に異なる所は、それぞれの項目で
説明する。
【0030】図1において、101、102は、電力系
統に発生した事故を検出して、事故区間を切り離す指令
を出す保護継電装置、103、104は、保護継電装置
の情報を外部に出す為のI/F(インタフェース)部、
105〜107は、トランシーバ、108は、複数の保
護継電装置の情報を通信回線109に乗せる伝送装置、
110は、パソコンやワークステーションの情報を通信
回線109に乗せる伝送装置、111は、保護継電装置
の情報を表示したり、保護継電装置に情報を送る為のデ
ィジタル形の保護制御装置で、パソコンやワークステー
ション等の計算機が用いられる。
【0031】また、保護制御装置111では、保護継電
装置101,102から送られて来る保護継電装置の内
部情報111−1と、保護制御装置111に既に入力さ
れている系統情報111−2の両方のデータをもとに保
護制御装置101,102の動作時間の最適値を判断す
る最適値判定部111−3と、その判断結果を表示制御
する表示制御部111−4、画面111−5から構成さ
れている。
【0032】図2は系統事故を説明するための系統図
で、Ry1〜Ry3は保護継電装置を表わす。図3はそ
の系統事故に対する保護継電装置の動作協調カーブであ
る。図2のA点で事故が発生した場合のRy1〜Ry3
の最適値の計算結果による動作協調カーブが、図3に示
す特性であったとする。
【0033】このような動作協調カーブであれば、最適
と判断できるが、もし、Ry2のカーブが、Ry1のカ
ーブより右にあったり、Ry3のカーブより左にあった
りした場合や、いずれか2つのカーブが重なりあったり
した場合は、操作員はこの動作協調カーブを見ながら動
作時間を調整する。従って、図3のような動作協調カー
ブを表示することにより、操作員は容易に動作時間を調
整することが可能となる。
【0034】図4の保護制御装置の機能のフローチャー
トに基づいて動作を説明する。 (1)ステップ202でパソコンやワークステーション
等の保護制御装置111に系統情報(電力系統の単線接
続図の図形情報、接続状態の情報、単線接続図を構成す
る送電線のインピーダンス、送電線の距離、変圧器容量
等)を入力する。 (2)ステップ203でパソコンやワークステーション
等の保護制御装置111に保護継電装置の内部情報(各
種整定値、電流、電圧、インピーダンス等)を入力す
る。
【0035】(3)ステップ204で保護継電装置の動
作時間の最適値を算出する。この算出には、 K1>Ry内部情報≧K2 の判断条件を用いる。 (4)ステップ205で動作時間の最適値および他の保
護継電装置との動作協調カーブを画面上に表示する。
【0036】以上のようにこの実施の形態は、保護継電
装置の動作時間の最適値を算出し、この算出した動作時
間と他の保護制御装置の動作時間とを動作協調カーブと
して表示するようにしたので、電力系統に接続された他
の保護制御装置との動作時間の協調関係を容易に把握す
ることができる。
【0037】実施の形態2.この実施の形態は、複数の
保護継電装置の各種情報を1画面に表示して比較しうる
ようにしたものである。図5はこの実施の形態を示す表
示画面であり、図6は保護制御装置の動作のフローチャ
ートである。図5に示すように、系統情報111−2か
ら系統図を表示し、この表示された系統図の任意の保護
継電装置を指定することにより、保護継電装置の整定値
情報、計測情報、監視情報等の各種情報をマルチウイン
ドウで分割表示する。
【0038】図6のフローチャートについて説明する。 (1)ステップ302でパソコンやワークステーション
等の保護制御装置111の画面上に系統図を表示する。 (2)ステップ303で状態を確認したい保護継電装置
を画面上の中から選択する。 (3)ステップ304で画面が分割され、図5に示すよ
うに、系統図と保護継電装置の各種項目とを表示する。
【0039】(4)ステップ305で内容を確認したい
項目が無いか選択する。 (5)確認したい項目がある場合には、ステップ304
とし、 (6)無い場合には、ステップ306で終了する。
【0040】以上のように、この実施の形態は、マルチ
ウインドウのように分割された画面上に、整定値情報、
計測情報、監視情報等の各種情報を表示することによ
り、保護継電装置の状態を一度に把握でき、巡視等の時
間短縮を図ることができる。
【0041】実施の形態3.この実施の形態は部外者、
操作の適格者以外の者等による不当操作を防止するもの
である。図7はこの実施の形態の保護制御装置の操作の
階層を説明する図である。図8は保護制御装置の動作の
フローチャートである。
【0042】図7において、操作の階層を操作重要度に
応じて、例えば「系統変更等の全ての操作」「整定変
更、監視」「監視」等に分類し、操作の階層に応じてア
クセスできる操作員を決めておき、その階層にしたがっ
て操作員にパスワード(ID)を割り当て登録してお
く。操作する場合は、このパスワードを入力することに
より、階層にしたがった操作を行うことができる。
【0043】図8のフローチャートを説明する。 (1)ステップ402でパソコンやワークステーション
等の保護制御装置の画面上に操作項目別の階層を表示す
る。 (2)ステップ403で入力されたパスワードが一致す
るか否か判断する。 (3)一致する場合には、ステップ404で階層に応じ
た保護継電装置の操作が可能となり、 (4)一致しない場合には、直接ステップ405で終了
する。
【0044】なお、パスワードは、個人毎にパスワード
を設ける他に、その階層の操作ができる操作員全体に同
一パスワードを設けるようにしてもよい。また、個人毎
にパスワードを設ける場合は、各個人の指紋や声紋、ま
た、ビデオカメラによる顔写真などを用いてもよい。ま
た、これらの複数個のAND条件で操作を許可するよう
にしてもよい。
【0045】以上のように、この実施の形態は、保護制
御装置の画面を見たり、内容を操作する際、その操作を
各階層に分け、各階層ごとに操作を可能とするパスワー
ド(ID)を設けることにより、保護リレー要素の確
認、変更等の作業については、特定の資格のある者だけ
が、操作できるようにし、侵入者や部外者等による不要
動作を防止する。
【0046】実施の形態4.この実施の形態は、保護継
電装置の状態変化や操作員の操作内容を記録して、操作
内容等の把握ができるようにしたものである。図9にこ
の実施の形態の保護制御装置の機能のフローチャートを
示す。
【0047】(1)図9において、ステップ502で保
護継電装置より、内部情報のデータを通信回線を利用し
てパソコンやワークステーション等の保護制御装置11
1に送る。 (2)ステップ503で送られてきたデータと操作員の
操作が入った場合の操作記録を残す。
【0048】(3)ステップ504で操作記録を表示す
るか否か判断し、 (4)表示する場合には、ステップ505で送られてき
たデータと人の操作記録をパソコンやワークステーショ
ン等の保護制御装置111の画面上に表示する。 (5)表示しない場合には、直接ステップ506で終了
する。
【0049】以上のように、この実施の形態は、保護制
御装置の画面上の操作や保護継電装置の状態変化を記録
することにより、操作員が判断して操作する場合の間違
った操作を把握することができる。
【0050】実施の形態5.この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。図10は、実施の形態5〜9に共
通している内容であり、個々に異なるところは、それぞ
れの実施の形態で説明する。
【0051】図10において、601、602は保護継
電装置の保護区間の環境情報を制御する環境情報制御装
置、603、604は電力系統に発生した事故を検出し
て、事故区間を切り離す指令を出す保護継電装置、60
5、606は保護継電装置の情報を外部に出すためのI
/F(インタフェース)部、607〜609はトランシ
ーバ、610は複数の保護継電装置の情報を通信回線6
11に乗せる伝送装置、612はパソコンやワークステ
ーションの情報を通信回線に乗せる伝送装置である。
【0052】613は保護継電装置の情報を表示した
り、保護継電装置に情報を送るためのパソコンやワーク
ステーション等の計算機(保護制御装置)である。パソ
コンやワークステーション等の保護制御装置613で
は、保護継電装置から送られてくる環境情報および保護
継電装置の内部情報613−1と、パソコンやワークス
テーション等の保護制御装置613に既に入力されてい
る系統情報613−2との両方のデータをもとに気象を
予想し、予想した気象から系統事故を予想する予測演算
部613−3と、その演算結果を表示制御する表示制御
部613−6と、表示情報を表示する画面613−7
と、予想判定部613−3の判定結果を警報制御する警
報制御部613−4と、警報する警報装置613−5か
ら構成されている。
【0053】図11の保護制御装置の処理フローチャー
トに基づいて動作を説明する。 (1)ステップ702で、パソコンやワークステーショ
ン等の保護制御装置613に系統情報613−2を入力
する。この系統情報613−2は、保護継電装置からで
はなく、別途外部から光ディスクやフロッピー等、また
はLANを通して入力される。また、この系統情報61
3−2は、現時点の単線接続図の図形情報、接続状態の
情報、単線接続図を構成する送電線のインピーダンス、
送電線の距離、変圧器容量等である。
【0054】(2)ステップ703で、パソコンやワー
クステーション等の保護制御装置613に環境情報と保
護継電装置の内部情報613−1を入力する。この環境
情報とは、気温・湿度・気圧・風向・風速・雲・雨等の
気象情報である。
【0055】(3)ステップ704で、環境情報(気象
情報)をもとに気象を予想する。この予想技術は天気予
報を行う技術を用い、特に系統保護区間の気象条件を考
慮して予想する。したがってこの予想には、過去の気象
情報を学習しながらその予想精度を向上していく。
【0056】(4)ステップ705で、予想した気象と
系統情報と保護継電装置の内部情報とをもとに系統事故
を予想する。例えば、風雨などの条件である地域で落雷
が予想される場合は、その場合の落雷による系統事故を
予想する。また、洪水による山崩れが予想される場合に
は、山崩れや洪水による送電系統の事故を予想する。ま
た、海岸に近い場所では風による塩害を予想し絶縁不良
による事故を想定する。 (5)ステップ706で、系統事故の予想結果を画面表
示したり結果に応じた警報を行う。
【0057】以上のように、この実施の形態は、気象情
報から気象を予想し、その予想に応じて発生しうる系統
事故を予想して、その系統事故が生じた場合の対策を支
援することができる。
【0058】実施の形態6.図12はこの発明の実施の
形態のフローチャートである。 (1)図12において、ステップ802で、パソコンや
ワークステーション等の保護制御装置613に系統情報
613−2を入力する。
【0059】(2)ステップ803で、パソコンやワー
クステーション等の保護制御装置613に環境情報と保
護継電装置の内部情報613−1を入力する。この環境
情報とは、地震の計測情報で、地震計による予震の計測
情報、音センサや超音波センサによる地核や地面の変動
・ずれ、地下水の水位変動等の地震に関係する計測情報
である。
【0060】(3)ステップ804で、環境情報(地震
計測情報)をもとに地震を予想する。地震計測情報から
地震の予想はまだ十分でないが、例えば、大きな地核の
変動が観測される場合は、送電線の鉄塔の倒れを予想
し、倒れた場合の系統事故を予想する。この場合も気象
の予想と同様に過去の地震データから学習しながら予想
精度を高めるようにしていく。
【0061】(4)ステップ805で、予想した地震と
系統情報と保護継電装置の内部情報とをもとに系統事故
を予想する。 (5)ステップ806で、系統事故の予想結果を画面表
示したり結果に応じた警報を行う。
【0062】以上のように、この実施の形態は、地震計
測情報から地震を予想し、その予想に応じて発生しうる
系統事故を予想して、その系統事故が生じた場合の対策
を支援することができる。
【0063】実施の形態7.図13はこの発明の実施の
形態のフローチャートである。 (1)図13において、ステップ902で、パソコンや
ワークステーション等の保護制御装置613に系統情報
613−2を入力する。
【0064】(2)ステップ903で、パソコンやワー
クステーション等の保護制御装置613に環境情報と保
護継電装置の内部情報とを入力する。ここで環境情報と
は、前述した気象情報や地震計測情報である。
【0065】(3)ステップ804で、環境情報(気象
情報・地震計測情報)をもとに、気象や地震を予想す
る。 (4)ステップ905で、予想した気象や地震と系統情
報と保護継電装置の内部情報とをもとに系統事故を予想
する。
【0066】(5)ステップ906で、予想した系統事
故をもとに不安定になった系統安定の最適化をシミュレ
ーションする。この時、系統事故の予想結果が複数であ
っても構わず、予想した全ての系統事故をもとにシミュ
レーションを実施する。
【0067】(6)ステップ907で、予想した全ての
系統事故をもとにシミュレーションしていなければ、ス
テップ906に戻り、 (7)全てシミュレーションしていれば、ステップ90
8でシミュレーション結果を表示する。
【0068】以上のように、この実施の形態は、予想し
た系統事故をもとに不安定になった系統安定の最適化を
シミュレーションして、その対策を講じることができ
る。
【0069】実施の形態8.図14はこの発明の実施の
形態のフローチャートである。 (1)図14において、ステップ1001から1007
までは、図13のステップ901から907と同一であ
るので説明を省略する。
【0070】(2)ステップ108でシミュレーション
結果を系統制御に反映するか否かを選択する。この時、
反映するしないは任意に設定可能である。 (3)反映する場合は、ステップ1008で、シミュレ
ーション結果を系統制御にフィードバックする。 (4)反映しない場合は、終了する。
【0071】以上のように、この実施の形態は、予想さ
れる系統事故に対して事故除去後の系統の最適化の制御
が可能となる。従って、迅速的確な対策ができ、ヒュー
マンエラーを防止することができる。
【0072】実施の形態9.図15はこの発明の実施の
形態のフローチャートである。 (1)図15において、ステップ1101から1107
までは、図13のステップ901から907と同一であ
るので説明を省略する。 (2)ステップ1108で、シミュレーション結果に応
じて警報する。
【0073】以上のように、この実施の形態は、シミュ
レーション結果により警報するとこで、予想される系統
事故に応じた警報をすることができる。
【0074】実施の形態10.実施の形態5〜9では、
図10に示すように環境情報制御装置601,602等
は保護継電装置603,604が設置されている近傍の
気象情報や地震計測情報を得て通信回線611を介して
伝送されているが、必ずしも保護継電装置と環境情報制
御装置は1対1で設置する必要はなく、地形等の環境条
件で1対n、n対1、n対m等にしてもよい。
【0075】また、環境情報制御装置からの情報は通信
回線611とは別の手段で保護制御装置613に伝送す
るようにしてもよい。また、気象庁からの気象・地震予
想の外部からの情報を保護制御装置613に直接入力し
てもよく。環境情報制御装置からの情報と外部からの情
報との両者を適宜用いるようにしてもよい。
【0076】
【発明の効果】
(1)以上のように、この発明によれば、保護継電装置
の動作時間の最適値を算出し、算出した動作時間と他の
保護継電装置の動作時間とをもとに動作協調カーブを表
示するようにしたので、電力系統に接続された他の保護
継電装置の動作時間との協調関係を容易に把握できる。
【0077】(2)また、操作を重要度に応じて各階層
に分け、各階層ごとにIDを設けることにより、階層別
に特定の資格のある者だけが操作でき、侵入者、部外者
等による不要動作を防止することができる。
【0078】
【0079】
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜5による保護制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による系統事故を説
明する系統図であるる。
【図3】 この発明の実施の形態1による保護継電装置
の動作協調カーブを示す図である。
【図4】 この発明の実施例1による保護制御装置の処
理内容を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2による保護制御装置
の表示画面を示す図である。
【図6】 この発明の実施例2による処理内容を示すフ
ローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による保護制御装置
の操作の階層を説明する図である。
【図8】 この発明の実施の形態3による保護制御装置
の処理内容を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4による保護制御装置
の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5〜9による保護制
御装置の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態5による保護制御装
置の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】 この発明の実施の形態6による保護制御装
置の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態7による保護制御装
置の処理内容を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態8による保護制御装
置の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】 この発明の実施の形態9による保護制御装
置の処理内容を示すフローチャートである。
【図16】 従来の保護制御装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
101,102,601,602 保護継電装置 103,104,605,606 インターフェース 105,106,107,607,608,609 ト
ランシーバ 108,110,610,612 伝送装置 111,613 保護制御装置 111−1 保
護継電装置の内部情報 111−2,613−2 系統情報 111−3 最
適値判定部 111−4,613−6 表示制御部 111−5,6
13−7 画面 601,602 環境情報制御装置 613−1 環境情報および保護継電装置の内部情報 613−3 予測演算部 613−4 警
報制御部 613−5 警報装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−249276(JP,A) 特開 昭62−230317(JP,A) 特開 平9−322386(JP,A) 特開 平9−37463(JP,A) 特開 平8−340636(JP,A) 特開 平8−19178(JP,A) 特開 平7−281730(JP,A) 特開 平7−245879(JP,A) 特開 平6−130923(JP,A) 特開 平4−340315(JP,A) 特開 平4−183235(JP,A) 特開 平3−269928(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 3/00 - 5/00 H02H 3/00 - 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機能を有し、電力系統に接続された
    保護継電装置を管理する保護制御装置において、 上記電力系統の単線接続図の図形情報、接続状態の情
    報、単線接続図を構成する送電線のインピーダンス、送
    電線の距離、変圧器容量等の系統情報を用いてシミュレ
    ーションし、このシミュレーション結果により所定の事
    故が発生した場合の上記保護継電装置の動作時間の最適
    値を算出してその動作協調カーブを導出し、且つ、上記
    保護継電装置に関連する関連保護継電装置の上記所定の
    事故が発生した場合の動作協調カーブを導出すると共
    に、 上記保護継電装置から伝送された各種整定値、電流、電
    圧、インピーダンス等の内部情報により現在設定されて
    いる上記保護継電装置の動作時間を取得し、 上記導出した動作協調カーブを表示して、上記保護継電
    装置の動作時間の最適値に対応する適正範囲K1〜K2
    (K1>最適値>K2)と上記現在設定されている動作
    時間の値とを比較可能とし、現在の整定動作時間が上記
    適正範囲外の場合は整定値変更可能にしたことを特徴と
    する保護制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の保護制御装置において、各種制御・監視の操作をその重要度に応じて階層別に分
    類すると共に、その階層に対応するパスワード、操作員
    の指紋・声紋・顔写真等のいずれか1つまたは複数個用
    いたIDを登録しておき、上記IDの入力に応じて上記
    階層別の操作を可能とする階層別操作手段を設けたこと
    を特徴とする保護制御装置。
JP14429897A 1997-06-02 1997-06-02 保護制御装置 Expired - Fee Related JP3420023B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14429897A JP3420023B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 保護制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14429897A JP3420023B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 保護制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10336872A JPH10336872A (ja) 1998-12-18
JP3420023B2 true JP3420023B2 (ja) 2003-06-23

Family

ID=15358822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14429897A Expired - Fee Related JP3420023B2 (ja) 1997-06-02 1997-06-02 保護制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3420023B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5712044B2 (ja) * 2011-05-11 2015-05-07 一般財団法人電力中央研究所 保護リレー協調判定装置、保護リレー協調判定方法、および保護リレー協調判定プログラム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62230317A (ja) * 1986-03-31 1987-10-09 株式会社東芝 保護継電器
JP2574755B2 (ja) * 1986-04-23 1997-01-22 株式会社日立製作所 個人認証システム
JPH03269928A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Fuji Electric Co Ltd デジタル保護継電器
JP2685352B2 (ja) * 1990-11-15 1997-12-03 株式会社東芝 電力系統用計算機システム
JPH04340315A (ja) * 1991-05-16 1992-11-26 Toshiba Corp 保護継電器システム
JPH06130923A (ja) * 1992-10-19 1994-05-13 Toshiba Corp 電力系統表示システム
JPH07245879A (ja) * 1994-03-01 1995-09-19 Hitachi Ltd 配電系統の運用支援マンマシン装置とその画面表示方法
JPH07281730A (ja) * 1994-04-12 1995-10-27 Toshiba Corp 配電系統操作支援装置
JPH0819178A (ja) * 1994-06-27 1996-01-19 Toshiba Corp 電力系統設備保守支援装置
JPH08340636A (ja) * 1995-06-12 1996-12-24 Toshiba Corp 電力系統監視制御装置及びその訓練装置
JP3494324B2 (ja) * 1995-07-19 2004-02-09 東京電力株式会社 電力系統制御装置
JPH09322386A (ja) * 1996-05-30 1997-12-12 Mitsubishi Electric Corp 保護制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10336872A (ja) 1998-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102205275B1 (ko) 재난안전 통합관리 시스템 및 그 방법
CN109447480A (zh) 一种基于bim+gis建模的路桥工程设备安全监控系统及方法
CN105163091B (zh) 一种整合泵站工程管理的联动系统
CN110517429A (zh) 一种智能电子围栏系统及处理方法
CN104103153B (zh) 一种防汛雨水情自动监测中心系统及其监测方法
CN107086663A (zh) 基于分布式光纤传感的图形化显示安全监测系统及方法
CN201749547U (zh) 无人值守的通信机房安全管理系统
CN103093279A (zh) 紧急应变指挥系统及方法
CN108099959A (zh) 异物入侵智能监测报警系统
CN112994230A (zh) 一种智能变电站辅助系统用环境监控系统及其使用方法
CN112288320A (zh) 一种地铁运行风险监控和管理系统
CN108565963A (zh) 配电网智能运行维护系统
CN108389360A (zh) 一种基于视频分析的输电线路火灾监测方法及系统
CN206132990U (zh) 一种基于相控阵雷达的安全监控系统
JP3420023B2 (ja) 保護制御装置
US11849338B2 (en) Systems and methods for providing cellular network enhancements
CN106253469A (zh) 一种基于bp神经网络的供电网络安全监控系统及方法
US10637239B2 (en) Utility network monitoring device
CN115664006B (zh) 一种增量配电网智能管控一体化平台
CN106296446B (zh) 一种供电安全管理系统及方法
KR101308237B1 (ko) 통합 일체형 신재생에너지 발전소 관리 장치 및 방법
KR102252262B1 (ko) 접지선 도난방지 및 이상유무 감시 시스템
CN109391797A (zh) 可视化电厂多环境综合场景图像采集单元和监控系统
KR100510345B1 (ko) 인터넷을 통한 전력설비 제어시스템
CN104111646A (zh) 高压带电作业区域安防监控系统

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees