JPH0819178A - 電力系統設備保守支援装置 - Google Patents

電力系統設備保守支援装置

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JPH0819178A
JPH0819178A JP6167379A JP16737994A JPH0819178A JP H0819178 A JPH0819178 A JP H0819178A JP 6167379 A JP6167379 A JP 6167379A JP 16737994 A JP16737994 A JP 16737994A JP H0819178 A JPH0819178 A JP H0819178A
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JP
Japan
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solid model
dimensional
power system
data
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JP6167379A
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Koji Kaneko
絋司 金子
Koji Wakahara
康志 若原
Kuniaki Suzuki
邦明 鈴木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電力系統設備保守支援装置において、常に変
化する電力系統の個々の部品に関するデータを、わかり
易く表示装置に表示する。 【構成】 計算機のCADシステムにより電力系統内に
ある各機器のシンボルを表示装置の2次元の地図上に表
示する地図情報表示手段と、電力系統内にある各機器と
相似した形状の3次元ソリッドモデルを構築する3次元
ソリッドモデル作成手段と、前記2次元の地図上に表示
したシンボルと3次元ソリッドモデル上のシンボルとを
連係付けすると共に、3次元ソリッドモデルに対して計
算機に接続された他の計算機から入力された電気所にお
ける巡視・点検データを連係付けする属性付け手段と、
表示画面に表示された地図内の任意のシンボルをカーソ
ルにて指定することにより、当該シンボルに対応する3
次元ソリッドモデルを別画面として表示画面に表示する
と共に、3次元ソリッドモデル内の任意のシンボルをカ
ーソルで指定することにより他の計算機から入力された
巡視・点検データを別画面として表示画面に表示する3
次元属性表示手段とから構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所等の電気所にお
ける電力系統設備の保守作業を支援する電力系統設備保
守支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現代社会において電力は不可欠なもので
あり、停電による影響が大きな社会問題にまで発展しか
ねない。しかも電力の安定供給に対する要求は、今後と
も益々増大する傾向にある。特に変電プラントに事故が
発生した場合はその影響は非常に大きなものとなる可能
性があることから、事故に至る設備の前兆現象を的確に
とらえて事故の発生を未然に防止することが重要であ
る。
【0003】このため、変電所においては半月に1回又
は1カ月に1回程度の割合で巡視・点検を行ない、各機
器に関する各種データを収集し、その異常の有無を判断
している。従来、このような変電所における巡視・点検
作業は一例として、図13に示すような巡視・点検項目チ
ェックリストにより巡視員が各機器を順次パトロールす
ることによって行なわれており、機器の異常の有無はチ
ェックリストの結果によって人間が判断する方法があっ
た。
【0004】即ち、図13に示すガス絶縁開閉装置(GI
S)や変圧器など設備の種類により、予め決められてい
る監視項目毎にチェックの着眼点とその管理値を示して
おり、その項目に従って異常の有無をチェックしてい
く。例えば。GISの場合には図にも示してあるように
異常,異臭などの機器全体の概要チェックから、ガス圧
や油圧が管理値内に入っているか否かなどのチェックを
し、その結果により人間が機器の異常を判断していた。
【0005】しかし、近年電力需要の増大と共に275
KV,500KVといった高電圧大容量のガス絶縁開閉
装置(GIS)が変電所に設置されるようになってきて
おり、これに伴ない、設備,機器に隠ぺい化,ブラック
ボックス化された部分が多くなり機器の状態を定量的に
把握し、機器の異常兆候を予知することが困難となって
きた。このため、こういった機器を複数の角度からチェ
ックしたり、バルブや配管など機器内部の亀裂や発錆,
漏気,漏水,漏油などの状態を正確にとらえる技術の確
立が必要となってきている。
【0006】最近、携帯式のコンピュータを用いて巡視
・点検作業を支援しようとする考え方もある(特開平3
−222639号等)。この技術は、携帯式コンピュー
タに巡視・点検データを入力し、このデータと判定基準
値とを比較して巡視・点検した結果が正常か否かを判定
し、もし異常であれば異常を示す判定結果を表示し、続
いて異常判定時に必要な関連調査項目を表示するという
ものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、電気所の巡視・点検により得た各機器に関する各種
データは、保存,加工することにより数値データあるい
は状態データにより部品の稼働状況や異常値の内容を把
握することができるが、電力系統の部品はいずれも3次
元形状であり隠ぺい化,ブラックボックス化された各種
部品の老化状態や傷,ひび割れといった状況を正確にと
らえることは極めて困難である。
【0008】又、この種の部品の管理はこのデータを基
に現場で部品を見ていない管理者により最終的に管理さ
れるが、実際に現場で部品を見てきた人でないと、この
データが実際にどこの場所で使用されているデータかど
うか、部品(鉄塔や送電線など)のどの部分を示してい
るのかを正確に把握することは困難である。本発明は上
記事情に鑑みてなされたものであり、常に変化する電力
系統の個々の部品に関するデータを計算機のCADシス
テムを利用し、わかり易く表示装置に表示することの可
能な電力系統設備保守支援装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の[請求項1]に
係る電力系統設備保守支援装置は、電気所のプラント情
報に基づいて機器の診断を行ない機器の巡視・点検項目
及びその結果を出力する電力系統設備保守支援装置にお
いて、計算機のCADシステムにより電力系統内にある
各機器のシンボルを表示装置の2次元の地図上に表示す
る地図情報表示手段と、電力系統内にある各機器と相似
した形状の3次元ソリッドモデルを構築する3次元ソリ
ッドモデル作成手段と、前記2次元の地図上に表示した
シンボルと3次元ソリッドモデル上のシンボルとを連係
付けすると共に、3次元ソリッドモデルに対して計算機
に接続された他の計算機から入力された電気所における
巡視・点検データを連係付けする属性付け手段と、表示
画面に表示された地図内の任意のシンボルをカーソルに
て指定することにより、当該シンボルに対応する3次元
ソリッドモデルを別画面として表示画面に表示すると共
に、3次元ソリッドモデル内の任意のシンボルをカーソ
ルで指定することにより他の計算機から入力された巡視
・点検データを別画面として表示画面に表示する3次元
属性表示手段とから構成した。
【0010】本発明の[請求項2]に係る電力系統設備
保守支援装置は、[請求項1]において、電気所におけ
る巡視・点検データを基に、それらのデータを編集,加
工し、必要とする各種方式にて保守・点検記録を出力す
る履歴データ加工処理手段を付加した。
【0011】本発明の[請求項3]に係る電力系統設備
保守支援装置は、[請求項2]において、各種方式は一
覧表示,グラフ表示あるいは相関解析であるようにし
た。
【0012】本発明の[請求項4]に係る電力系統設備
保守支援装置は、[請求項1]において、地図情報表示
手段と3次元属性表示手段との情報を印刷出力する情報
出力手段を付加した。
【0013】
【作用】本発明の[請求項1]に係る電力系統設備保守
支援装置は、2次元地図上の例えば鉄塔や送電線などを
◎印や●印でシンボル化しCRTディスプレイに表示し
ておき、電力系統の個々の部品(鉄塔,送電線など)と
相似した形状の3次元ソリッドモデルを計算機内に構築
し、2次元の地図上に作成したシンボルと3次元ソリッ
ドモデルとを関連付ける。又、3次元ソリッドモデルと
他の計算機から入力した例えば鉄塔などの数値データと
の関連付けを行なう。以上の作用により地図内の任意の
シンボルをカーソルで指定することにより、指定したシ
ンボルに対応した個々の部品の3次元ソリッドモデルを
CRTディスプレイに表示する。更に、CRTディスプ
レイ上に表示した個々の部品の3次元ソリッドモデル上
の任意のシンボルをカーソルで指定することにより、指
定した個々の部品の数値データや状態データをCRTデ
ィスプレイに表示する。
【0014】本発明の[請求項2],[請求項3]に係
る電力系統設備保守支援装置は、履歴データ加工手段に
より他の計算機から入力された電気所における巡視・点
検のデータを編集,加工し一覧表示し、グラフ表示,相
関解析といった保守・点検記録を出力する。
【0015】本発明の[請求項4]に係る電力系統設備
保守支援装置は、[請求項1」にて連係した夫々の機能
から巡視・点検の経路を示す地図、巡視・点検経路に設
置された個々の部品の3次元図及び個々の部品に関する
各種データを印刷する。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して実施例を説明する。図1
は本発明の[請求項1]に係る電力系統設備保守支援装
置の一実施例の構成図である。図1において、1は計算
機、2は他の計算機、3はCRT,液晶等のディスプレ
イ(以下、単にCRTディスプレイという)、4はキー
ボード、5はマウスである。計算機1にはこれに組込ま
れたCADシステム10と、前記システムを用いて2次元
の地図上に例えば電力系統における鉄塔や送電線などを
シンボル化してCRTディスプレイ上に表示する地図情
報表示手段11と、電力系統の個々の部品(鉄塔,送電線
など)と相似した3次元ソリッドモデルを計算機1内に
構築する3次元ソリッドモデル作成手段12と、2次元の
地図上に作成したシンボルに対応する3次元ソリッドモ
デルに関連付けすることと、計算機1に接続された他の
計算機2から入力された設定DB15に対応した履歴DB
16内の巡視・点検データを3次元ソリッドモデルに関連
付けすることを行なう属性付け手段13と、CRTディス
プレイ3に表示された地図内の任意のシンボルをカーソ
ルで指定することにより、その部分の3次元ソリッドモ
デルをCRTディスプレイ3に表示することと、3次元
ソリッドモデル内の任意のシンボルをカーソルで指定す
ることにより、他の計算機2から入力された巡視・点検
データをCRTディスプレイ3に表示することを行なう
3次元属性表示手段14とを有している。
【0017】次に個々の構成要素の機能について説明す
る。図2に示すように地図情報表示手段11は、図面110
やCADシステムを利用して作成されたベクトルデータ
111 を、イメージ読込装置(イメージスキャナ)112
や、最近、各種のサードパーティにより提供されるベク
トルデータフォーマット変換処理手段113 等により、C
ADシステム上のベクトルファイル114 に格納する。こ
の際、本発明のCRTディスプレイ上に表示する2次元
の地図上に3次元ソリッドモデルを表示するための前処
理として、本図に示す図面管理DB115に“図面名称”
とこの図面を容易に検索するためにキー情報採番処理手
段116 により図面固有の“ユニークキー”を設定する。
【0018】図3に示すように3次元ソリッドモデル作
成手段12は、3次元ソリッドモデル生成技術(例えば工
業調査会発行、千代倉弘明著のCAD/CAMのための
基礎技術:ソリッドモデリングによる)121 を用いて、
鉄塔や送電線を実物との相似の形状に作成する。この3
次元ソリッドモデル生成技術121 とは、図12(a) に示す
ように円柱20,球21,角柱22などの基本立体(プリミテ
ィブ)を組み合わせて図12(b) に示すような鉄塔23,送
電線24などの複雑な形状を計算機内に生成する技術であ
る。
【0019】このような方法で作成した3次元ソリッド
モデルはソリッドモデル名,構成部品であるプリミティ
ブの寸法データ,座標軸等で構成されている。そして、
あたかも実物が存在するかの如く、任意の方向からの鉄
塔や送電線の容姿をCRTディスプレイ上に表示でき
る。この際、本発明のCRTディスプレイ上に表示する
2次元の地図上に3次元ソリッドモデルを表示するため
の前処理として、図3に示す図面管理DB124 にソリッ
ドモデル名とこのソリッドモデルを容易に検索するため
にキー情報採番処理123 により、ソリッドモデル固有の
ユニークキーを設定する。
【0020】詳細を図4に示す属性付け手段13は、地図
情報表示手段11で作成した2次元の地図と3次元ソリッ
ドモデル作成手段12に作成した3次元ソリッドモデル、
更に、3次元ソリッドモデル作成手段12で作成した3次
元ソリッドモデルと他の計算機2より入力された電力系
統の個々の部品(鉄塔や送電線など)の数値データや状
態データとを関連付けするものである。
【0021】これらの関連付けは、CADシステムの属
性定義機能131 を用いて2次元の地図上及び3次元ソリ
ッドモデル上に個々の部品を示すために、◎印や●印等
の記号を使って受け渡しファイル133 にシンボル134 と
して登録する。この際、本発明のCRTディスプレイ上
に表示する2次元の地図上に3次元ソリッドモデルを表
示したり、3次元ソリッドモデル上に数値データや状態
データを表示するための前処理として、図4に示す受け
渡しファイル133 に鉄塔や送電線などの位置を容易に検
索するためにキー情報採番処理132 によりシンボル固有
のユニークキーを設定する。
【0022】3次元属性表示手段14は実際の表示方法で
ある。この表示例を図5に示す。これは最近のCRT表
示技術であるマルチウィンドウを用いて2次元の地図を
CRTディスプレイ3上に地図情報ウィンドウ31として
表示し、表示した2次元の地図上のシンボル134 に3次
元ソリッドモデルを、3次元ソリッドモデルウィンドウ
32として表示する。
【0023】又、3次元ソリッドモデルウィンドウ32上
のシンボル134 に属性付けした他の計算機2から入力さ
れた数値データや、状態データを表示させる数値データ
表示ウィンドウ33及び状態データ表示ウィンドウ34を表
示する機能をもつが、地図情報表示手段11,3次元ソリ
ッドモデル作成手段12,属性付け手段13と合わせ処理の
流れと共に詳細な連係について以下に説明する。
【0024】図6を用いて各手段の連係について説明す
る。地図情報表示手段11にて作成された図面(以下、地
図と称す)31は、その図面名とユニークキーが図面管理
DB115 に登録されている。なお、図6において、太線
は2次元地図の表示を、細線及び破線は3次元ソリッド
図,数値データ,状態データを示す。電気所において
は、管理者は変電所等で巡視・点検する場所、例えば巡
視経路図−1(図示せず)という地図を図面管理DBに
登録されているキー情報を基にベクトルファイル114 よ
り検索し、CRTディスプレイ3に表示する。
【0025】表示された2次元の地図31には、属性付け
手段13により定義された鉄塔や送電線などがシンボル13
4 として表示されている。このシンボル134 にはキー情
報としてシンボル134 に対応した鉄塔や送電線などのソ
リッドモデル名と連係するよう設定されているので、こ
の情報をいったん格納処理62から受け渡しファイル133
に格納し、CRTディスプレイ3上においてマウス5や
キーボード4を使用して、そのシンボル134 にカーソル
を合わせ実行することにより、対応した3次元ソリッド
モデル32をマルチウィンドウを用いて2次元の地図上に
表示する。
【0026】又、2次元の地図31上に表示された3次元
ソリッドモデル32上にも、属性付け13によりシンボルと
して他の計算機2から入力された数値データや状態デー
タと関連付けさせるに必要な定義がなされている。この
シンボルは実際の部品上に見られる異常の状態や異常の
位置を正確に表現するために必要に応じて定義しなけれ
ばならない。なお、3次元ソリッドモデル32上から、他
の計算機2により入力された数値データや状態データを
表示する方法は、2次元の地図31上から3次元ソリッド
モデル32を表示する方法と同様のため説明は省略する。
【0027】又、最終的にウィンドウ上に表示される数
値データや状態データは、図1の他の計算機2より入力
しておいた履歴DB16に蓄積されたデータとキーボード
4から、予め設定しておいた設定DB15内の設定データ
(巡視・点検項目)を編集処理したデータであるが、巡
視・点検の対象とする部品(鉄塔や送電線など)の追
加,型式変更,削除を、図1の計算機1とキーボード
4,CRTディスプレイ3から行なう機能と他の計算機
2から行なう両方の機能をもつ。しかも、計算機1とキ
ーボード4、CRTディスプレイ3から行なう機能で
は、他の計算機2に対し、アップロードすることにより
計算機1、他の計算機2の設定DBの内容を個々に修正
しなくてもデータの保守ができる。
【0028】次に全体的な処理内容について図7を用い
て説明する。先ず、ステップS1にて図面管理DBに登
録されている任意の地図を指定する。ステップS2では
指定された地図に設定されているユニークキーを基に、
ベクトルファイルを検索し、対応した地図をCRT画面
に表示する。
【0029】ステップS3では地図上に表示されたシン
ボルと、シンボルに対応したソリッドモデル名の情報を
受け渡しファイルに格納する。そしてステップS4にお
いて、CRTディスプレイに表示されたシンボルを、マ
ウスやキーボードによりクリックすることにより、シン
ボルに対応したソリッドモデルを、マルチウィンドウを
用いて2次元の地図上に表示する。
【0030】ステップS5では関連データが有るかを判
断し、なければ終了する。有ればステップS6にて、ソ
リッドモデルに表示されたシンボルと、シンボルに対応
した数値データ,状態データの情報を受け渡しファイル
に格納する。
【0031】ステップS7ではCRTディスプレイに表
示されたシンボルを、マウスやキーボードによりクリッ
クすることにより、シンボルに対応した数値データ,状
態データをマルチウィンドウを用いて、3次元ソリッド
モデル上に表示する。そして、関連データがなくなるま
でステップS5へ戻って上記処理を繰り返す。本実施例
によれば2次元の地図情報に3次元ソリッドモデルを組
み合わせ、更に数値情報,状態情報を合わせて表示する
ので、部品の稼働状況や異常値をCRT画面を通じて把
握できる。
【0032】図8は本発明の[請求項2]に係る電力系
統設備保守支援装置の実施例の構成図である。図8にお
いて、図1と同一部分については同一符号を付して説明
を省略する。本実施例では履歴データ加工処理手段17を
設け、他の計算機から入力された電気所における巡視・
点検のデータを編集,加工して出力するようにしてもの
である。
【0033】図9は本発明の[請求項3]に係る電力系
統設備保守支援装置の実施例の構成図である。本実施例
は履歴データ加工処理手段の具体例であり、編集,加工
の結果は一覧表示18,グラフ表示19,相関解析20等とし
て印刷出力する。又、履歴データ加工処理手段17により
加工された数値データや状態データは、例えば過去1年
間の油圧ポンプ運転回数の気温との関係をグラフ化した
り、あるいはパラメータの時系列を表示し設備の劣化あ
るいは次回点検時期等を予測することができる。又、デ
ータ抽出処理41によるフロッピーディスクに保存した
り、抽出したデータを汎用の市販ソフトの利用92等によ
り幅広く応用することが可能である。
【0034】図10は本発明の[請求項4]に係る電力系
統設備保守支援装置の一実施例の構成図である。図10に
おいて、図1と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。本実施例では地図情報表示手段11,3次
元属性表示手段14の情報を印刷出力する情報出力手段21
を追加したことである。
【0035】そして計算機1から印刷すべき地図や地図
上に表現したどの部品の情報を出力するのかを指定する
出力指示部25と印刷する装置、例えばイメージプリンタ
やプロッタなどに出力する際、各種のサードパーティに
より提供される装置のもつ固有のフォーマットに変換す
るためのベクトルデータフォーマット変換処理22やイメ
ージデータフォーマット変換処理23、実際に出力物を印
刷するイメージプリンタ、プロッタ24よりなる。
【0036】情報出力手段21より印刷した2次元の地
図、2次元の地図上に表示した3次元ソリッドモデルと
そこに連係した数値データや状態データは、例えば3次
元ソリッドモデル上に電力系統の個々の部品などの関連
したバルブや配管の亀裂や発錆,漏気,漏水,漏油など
の異常な状態を印刷物に直接記入したりでき、個々の部
品に対する予防保全等を柔軟にかつ、正確に行なうこと
ができる。本実施例においても前記同様、部品の稼働状
況や異常値をCRT画面を通して把握できる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば常
に変化する電力系統の個々の部品に関するデータを地図
情報及び3次元のソリッドモデルと組み合わせ、データ
と部品を実物通りに、かつ、タイムリーにわかり易くC
RTディスプレイに表示するようにしたので、部品の稼
働状況や異常値を計算機のCRTディスプレイを通じて
把握することができると共に、日々変化する例えば電力
系統における部品(鉄塔や送電線など)の追加,型式変
更,機器削除等の効率良い保守機能を提供することがで
きる。更に以下に列挙する効果を奏する。 (1) 電力系統の個々の部品(鉄塔,送電線など)を実物
通りに表現できることにより、バルブや配管の亀裂や発
錆,漏気,漏水,漏油などの状況を正確に表現できる。 (2) (1) に記載の情報より、機器の老朽化や取り替え時
期の診断データとして従来以上に信頼性の高いデータを
提供できる。 (3) 近年、精密化された機器の隠ぺい化、ブラックボッ
クス化された各種部品の老化状態や傷,ひび割れ等を表
現できる。 (4) 2次元の地図と組み合わせたことにより、巡視・点
検したデータが実際にどこの場所で使用されているデー
タかどうか、部品(鉄塔,送電線など)のどの部分を示
しているのかを正確に把握することができる。 (5) 電力系統における個々の部品(鉄塔,送電線など)
の異常や部品に付着した傷や腐敗の様子などを巡視・点
検データと合わせ、実際に巡視・点検した以外の関係者
に対しても同様に情報を伝達できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の[請求項1]に関する構成図。
【図2】地図情報表示手段の詳細図。
【図3】3次元ソリッドモデル作成手段の詳細図。
【図4】属性付け手段の詳細図。
【図5】本発明における表示例図。
【図6】本発明における処理の流れ。
【図7】本発明の全体的な処理内容を示すフローチャー
ト。
【図8】本発明の[請求項2]に関する構成図。
【図9】本発明の[請求項3]に関する構成図。
【図10】本発明の[請求項4]に関する構成図。
【図11】情報出力手段の詳細図。
【図12】3次元ソリッドモデルの表示例。
【図13】従来の巡視・点検チェックリストの一例。
【符号の説明】
1 計算機 2 他の計算機 3 CRTディスプレイ 4 キーボード 5 マウス 10 CADシステム 11 地図情報表示手段 12 3次元ソリッドモデル作成手段 13 属性付け手段 14 3次元属性表示手段 15 設定DB 16 履歴DB 17 属性データ加工処理 18 一覧表示 19 グラフ表示 20 相関解析 21 情報出力手段 22 ベクトルデータフォーマット変換 23 イメージデータフォーマット変換 24 イメージスキャナプロッタ 25 出力指示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06T 17/40 G09G 5/00 510 C 9377−5H

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気所のプラント情報に基づいて機器の
    診断を行ない機器の巡視・点検項目及びその結果を出力
    する電力系統設備保守支援装置において、計算機のCA
    Dシステムにより電力系統内にある各機器のシンボルを
    表示装置の2次元の地図上に表示する地図情報表示手段
    と、電力系統内にある各機器と相似した形状の3次元ソ
    リッドモデルを構築する3次元ソリッドモデル作成手段
    と、前記2次元の地図上に表示したシンボルと3次元ソ
    リッドモデル上のシンボルとを連係付けすると共に、3
    次元ソリッドモデルに対して計算機に接続された他の計
    算機から入力された電気所における巡視・点検データを
    連係付けする属性付け手段と、表示画面に表示された地
    図内の任意のシンボルをカーソルにて指定することによ
    り、当該シンボルに対応する3次元ソリッドモデルを別
    画面として表示画面に表示すると共に、3次元ソリッド
    モデル内の任意のシンボルをカーソルで指定することに
    より他の計算機から入力された巡視・点検データを別画
    面として表示画面に表示する3次元属性表示手段とから
    なることを特徴とする電力系統設備保守支援装置。
  2. 【請求項2】 電気所における巡視・点検データを基
    に、それらのデータを編集,加工し、必要とする各種方
    式にて保守・点検記録を出力する履歴データ加工処理手
    段を付加したことを特徴とする請求項1記載の電力系統
    設備保守支援装置。
  3. 【請求項3】 各種方式は一覧表示,グラフ表示あるい
    は相関解析であることを特徴とする請求項2記載の電力
    系統設備保守支援装置。
  4. 【請求項4】 地図情報表示手段と3次元属性表示手段
    との情報を印刷出力する情報出力手段を付加したことを
    特徴とする請求項1記載の電力系統設備保守支援装置。
JP6167379A 1994-06-27 1994-06-27 電力系統設備保守支援装置 Pending JPH0819178A (ja)

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JP6167379A JPH0819178A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 電力系統設備保守支援装置

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JP6167379A JPH0819178A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 電力系統設備保守支援装置

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