JP3417893B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents
洗浄剤組成物Info
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Description
かも毛髪や身体に十分なコンディショニング効果を付与
する洗浄剤組成物に関する。
優れた洗浄力及び起泡力を得る目的で、アニオン性界面
活性剤を主基材としたものが多い。しかし、アニオン性
界面活性剤は、すすぎ時のきしみが強く、乾燥後もパサ
ついたり指通りが悪くなる場合があるため、様々なコン
ディショニング成分が配合されている。また、カチオン
性界面活性剤は、洗浄力及び起泡力がアニオン性界面活
性剤には及ばないため、洗浄剤組成物の主基材として用
いられることはほとんどないが、毛髪を柔らかくした
り、肌をしっとりさせる効果があることから、洗浄剤組
成物に配合されている。しかし、アニオン性界面活性剤
を主基材とした洗浄剤組成物に、シリコーン類やカチオ
ン性ポリマー等のコンディショニング成分とカチオン性
界面活性剤を組み合わせて用いると、起泡力、泡安定性
等の泡性能が悪くなる場合があった。
能を損わず、十分なコンディショニング効果が得られる
洗浄剤組成物を提供することにある。
性界面活性剤、カチオン性界面活性剤及びコンディショ
ニング成分とともに、特定のグリセリルエーテルを組み
合わせて用いれば、起泡性等の泡性能に優れ、しかも毛
髪や身体に十分なコンディショニング効果を付与する洗
浄剤組成物が得られることを見出した。
るコンディショニング成分、並びに (D)炭素数4〜12のアルキル基又はアルケニル基を
有するグリセリルエーテルを含有する洗浄剤組成物を提
供するものである。
オン性界面活性剤としては、通常の洗浄剤組成物に用い
られるものであれば制限されず、例えばアルキル硫酸
塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンア
ルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸アルキルエス
テル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキル
エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ポリオキシ
アルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、グリセラ
イド硫酸塩、アミドエーテル硫酸塩、脂肪酸塩、アルカ
ンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げ
られる。
ルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエー
テル硫酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンスル
ホコハク酸アルキルエステル塩が好ましい。
種以上を用いることができ、全組成中に5〜50重量
%、特に8〜30重量%、更に10〜22重量%配合す
るのが、洗浄力及び泡性能に優れるので好ましい。
面活性剤としては、例えば次の一般式(1)、(2)で
表される第4級アンモニウム塩等が挙げられる。
少なくとも1個は総炭素数8〜28のアルコキシ基、ア
ルケニルオキシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノ
イルアミノ基で置換されていてもよいアルキル基又はア
ルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5の
アルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又は合計付加
モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z-は
ハロゲンイオン又は有機アニオンを示す〕
1個は総炭素数8〜28のアルコキシ基、アルケニルオ
キシ基、アルカノイルアミノ基又はアルケノイルアミノ
基で置換されていてもよいアルキル基又はアルケニル基
を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5のアルキル基
又はヒドロキシアルキル基を示し、R5 及びR6 は炭素
数2〜3のアルキレン基を示し、Z-は前記と同じ意味
を示し、mは1〜20の整数を示す〕
アルキル−N,N,N−トリメチルアンモニウムクロリ
ド、N,N−ジアルキル−N,N−ジメチルアンモニウ
ムクロリド、更にアルキル基が炭素数12〜22のもの
が好ましい。
種以上を用いることができ、全組成中に0.1〜5重量
%、特に0.3〜4重量%、更に0.5〜3重量%配合
するのが、泡性能を損なわずにコンディショニング効果
をより高めることができるので好ましい。
ニング成分は、成分(B)以外のもので、シリコーン
類、カチオン性ポリマーが挙げられる。シリコーン類と
しては、例えば以下に示すものが挙げられる。 (1)下記式で表されるジメチルポリシロキサン: (Me3)SiO-(Me2SiO)n-Si(Me3) (式中、Meはメチル基、nは3〜20000の数を示
す)
ノ変性シリコーンが使用できるが、特に平均分子量が約
3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodim
ethicone)の名称でCTFA辞典(米国,Cosmetic Ing
redient Dictionary)第3版中に記載されているものが
好ましい。上記のアミノ変性シリコーンは水性乳濁液と
して用いるのが好ましく、市販品としては、SM 87
04C(東レ・シリコーン社製)やDC 929(ダウ
・コーニング社製)等が挙げられる。
ン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコ
ーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリ
コーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコー
ン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げ
られる。
ばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチ
オン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモニウム塩
のホモポリマー、ジアリル4級アンモニウム塩/アクリ
ルアミド共重合物、4級化ポリビニルピロリドン誘導
体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ビニルイミダゾ
リウムトリクロライド/ビニルピロリドン共重合体、ヒ
ドロキシエチルセルロース/ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン/4級化ジ
メチルアミノエチルメタクリレート共重合体、ポリビニ
ルピロリドン/アルキルアミノアクリレート共重合体、
ポリビニルピロリドン/アルキルアミノアクリレート/
ビニルカプロラクタム共重合体、ビニルピロリドン/メ
タクリルアミドプロピル塩化トリメチルアンモニウム共
重合体、アルキルアクリルアミド/アクリレート/アル
キルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリ
コールメタクリレート共重合体、アジピン酸/ジメチル
アミノヒドロキシプロピルエチレントリアミン共重合体
(米国サンドス社製カルタレチン)、特開昭53−13
9734号公報、特開昭60−36407号公報に記載
されているカチオン性ポリマー等が挙げられ、特にカチ
オン化セルロース誘導体が好ましい。
1種以上を用いることができ、全組成中に0.01〜2
0重量%、特に0.1〜10重量%、更に0.1〜5重
量%配合するのが好ましい。
数4〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニ
ル基を有するもので、例えばn−ブチル基、イソブチル
基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチ
ル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル
基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−ノニ
ル基、n−デシル基、n−ラウリル基等の炭素数4〜1
2のアルキル基を有するものが好ましく、特に炭素数4
〜11、更に炭素数6〜10、就中炭素数8のアルキル
基を1又は2個、特に1個有するのが好ましい。
以上を用いることができ、全組成中に0.1〜30重量
%、特に0.5〜15重量%、更に0.8〜10重量%
配合するのが、コンディショニング効果を損わず、より
十分な起泡力が得られるので好ましい。
分以外に、通常の洗浄剤組成物に用いられる両イオン性
界面活性剤、非イオン性界面活性剤等の界面活性剤を配
合できる。両イオン性界面活性剤としては、カルボベタ
イン型、アミドベタイン型、アミドスルホベタイン型、
スルホベタイン型が好ましく、特にカルボベタイン型、
アミドベタイン型、スルホベタイン型が好ましい。
(C8−C20)グリコールエステル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、アルキルアミンオキサイド、アルキルサッカ
ライド系界面活性剤が好ましい。
物に用いられる成分、例えばプロピレングリコール、グ
リセリン、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ソルビトール、パンテノール等の保湿剤;エチレングリ
コールジステアリン酸エステル等のパール化剤;染料、
顔料等の着色剤;メチルセルロース、ポリエチレングリ
コール、エタノール等の粘度調整剤;クエン酸、水酸化
カリウム等のpH調整剤;塩化ナトリウム等の塩類、植物
エキス類、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、ビタミン剤、
抗炎症剤、抗フケ剤、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、水などを、適宜配合できる。
造できる。また、その剤型も特に制限されず、液体状、
ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状など任意の剤
型ができ、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが
好ましく、特に液体状とするのが好ましい。液体状とす
る場合には、液体媒体として水を用いるのが好ましく、
水の配合量は全組成中に10〜80重量%が好ましい。
重量倍に希釈したときの水溶液のpHが4〜10、特にpH
5〜8が好ましく、洗浄剤組成物に酸又はアルカリを加
えて調整すればよい。
等の泡性能に優れ、しかも毛髪や身体に対して十分なコ
ンディショニング効果を付与するものである。
泡量及び毛髪に対する感触を評価した。結果を表1に併
せて示す。
女性の毛髪20g(15cm)のトレスに洗浄剤組成物1
gを塗布し、1分間泡立て、その後すすいで、ドライヤ
ーで乾燥した。この操作を専門パネラー10名により行
い、そのときの起泡量、泡質及び毛髪に対する感触を以
下の基準で官能評価し、平均スコアを求めた。平均スコ
ア3.5以上を◎、2.5〜3.4を○、1.5〜2.
4を△、1.4以下を×として判定した。
した。
泡性能に優れ、しかも毛髪に高いコンディショニング効
果を付与した。
Claims (2)
- 【請求項1】 (A)アニオン性界面活性剤、 (B)カチオン性界面活性剤、 (C)シリコーン類及びカチオン性ポリマーから選ばれ
るコンディショニング成分、並びに (D)炭素数4〜12のアルキル基又はアルケニル基を
有するグリセリルエーテルを含有する洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 成分(C)が、下記式 (Me 3 )SiO-(Me 2 SiO) n -Si(Me 3 ) (式中、Meはメチル基、nは3〜20000の数を示
す)で表されるジメチルポリシロキサン及びアミノ変性
シリコーンから選ばれるシリコーン類、又はカチオン化
セルロース誘導体及びカチオン化グアーガム誘導体から
選ばれる カチオン性ポリマーである請求項1記載の洗浄
剤組成物。
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