JP2003300813A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
1種以上を含有する化粧料。 【効果】 毛髪及び皮膚に対する良好な柔軟性及びすべ
り性を有し、抗フケ、抗カユミ及びデオドラント効果を
有する。
Description
し、抗フケ、抗カユミ及びデオドラント(防臭)効果を
有し、湿潤時から乾燥後まで良好な使用感を付与するこ
とができ、特に毛髪の乾燥後のすべり性が良好な化粧料
に関する。
あり、これを抑えるために、抗菌剤や殺菌剤を配合した
毛髪化粧料が数多く検討されている。毛髪化粧料には、
湿潤時から乾燥後まで毛髪に対する柔軟性、すべり性が
要求されている。このような要求から、陽イオン性界面
活性剤として、ステアリルトリメチルアンモニウムクロ
ライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、
ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド等の4級
アンモニウム塩が用いられているが、必ずしもこれらの
要求を満足する毛髪化粧料は得られていない。
は、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライドのよ
うなジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩が用いられる
が、乾燥後の髪のすべり性に劣り、感触が重くなるとい
う問題がある。そこで、乾燥後のすべり性を向上させる
ため、シリコーンなどさまざまな添加剤を用いる方法が
知られているが、これら添加剤を用いる場合、系の安定
性に影響を及ぼすため、配合量の調節が必要であった
り、配合自体が煩雑になったりする問題が生じる。
チオン性殺菌剤とを併用することは公知であるが、湿潤
時から乾燥後まで良好な柔軟性及びすべり性などの使用
感と抗フケ、抗カユミ及びテオドラント効果を満足する
化粧料は得られていない。
膚に対し、湿潤時から乾燥後まで良好な柔軟性及びすべ
り性を付与し、かつ抗フケ、抗カユミ及びデオドラント
効果を有する化粧料を提供することを目的とする。
ーテル型陽イオン性界面活性剤と特定の抗菌剤及び/又
はカチオン性殺菌剤を使用すれば、上記の要求を満たす
化粧料が得られることを見出した。
(B) (A)一般式(1)
は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2及
びR4は、炭素数1〜6のアルキル基又は−(AO)nH
(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、nは1〜6
の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよく、その
配列は任意である。)を示し、R3は、炭素数1〜6の
アルキル基、ベンジル基又は−(A’O)mH(A’は
炭素数2〜4のアルキレン基を示し、mは1〜6の数を
示し、m個のA’は同一でも異なってもよく、その配列
は任意である。)を示し、X-は、陰イオンを示す。〕
で表されるエーテル型陽イオン性界面活性剤 (B)トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオ
ーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン及び3−メ
チル−4−(1−メチルエチル)フェノールから選ばれ
る抗菌剤と次の一般式(2)〜(5)
素数16〜26の長鎖アルキル基、長鎖アルケニル基又
は長鎖ヒドロキシアルキル基を示し、互いに同一であっ
ても相異なっていてもよい。R7及びR8は炭素数1〜3
のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は平均付加モル
数10以下のポリオキシエチレン基を示し、互いに同一
であっても相異なっていてもよい。Z1はハロゲン原
子、アミノ酸、脂肪酸、炭素数1〜30の直鎖若しくは
分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を有するリン
酸エステル、ホスホン酸エステル、スルホン酸エステル
若しくは硫酸エステルのアニオン残基、又は重合度3以
上のスチレンスルホン酸を有するか若しくは置換基とし
て炭化水素基を有することがある多環式芳香族化合物の
スルホン化物のホルマリン縮合物を含有するアニオン性
オリゴマー若しくはポリマーを示す。)
基又は
意味を示す。)
を示す。)
分岐鎖のアルキル基を示し、Z1 は前記と同じ意味を示
す)で表わされるカチオン性殺菌剤とから選ばれる1種
以上を含有する化粧料組成物を提供するものである。
て、R1、R2、R3及びR4は以下に示すものが柔軟性及
びすべり性の観点から好ましい。上記一般式(1)にお
いて、R1としては、炭素数12〜22、特に16〜1
8のものが好ましく、また直鎖のアルキル基が好まし
い。R2及びR4としては、炭素数1〜6のアルキル基及
び−(CH2CH2O)nHが好ましく、nは1〜3、特
に1が好ましく、更にはメチル基及びエチル基、特にメ
チル基が好ましい。R3としては、メチル基、エチル基
及びベンジル基が好ましく、更にはメチル基及びエチル
基、特にメチル基が好ましい。X-としては、ハロゲン
イオン、又は有機アニオン、例えば、アセテート、シト
レート、ラクテート、グリコレート、ホスフェート、ニ
トレート、スルフォネート、スルフェート及びエチルス
ルスルフェート等のアルキルスルフェート等が挙げら
れ、特に塩素イオンが好ましい。
菌剤としては、例えばトリクロサン、トリクロカルバ
ン、ピロクトンオーラミン、ジンクピリチオン、二硫化
セレン、3−メチル−4−(1−メチルエチル)フェノ
ール等や、香粧品医薬品防腐・殺菌剤等の科学(ジョン
・J・カバラ編、フレグランス ジャーナル社)に記載
されている抗菌剤などが挙げられ、これらの中で特にト
リクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオーラミ
ン、ジンクピリチオンが好ましい。また、本発明の化粧
料を洗い流さないで使用する毛髪化粧料に適用する場合
には、特にトリクロサン、トリクロカルバン又はピロク
トンオーラミンを用いるのが、毛髪の感触を損なうこと
がなく、好ましい。
ては、次の一般式(2)で表わされる第4級アンモニウ
ム塩、一般式(3)で表わされるベンザルコニウム塩、
ベンゼトニウム塩、一般式(4)で表わされるクロルヘ
キシジン塩、一般式(5)で表わされるピリジニウム塩
等が挙げられる。
炭素数16〜26の長鎖アルキル基、長鎖アルケニル基
又は長鎖ヒドロキシアルキル基を示し、互いに同一であ
っても相異なっていてもよい。R7 及びR8 は炭素数1
〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又は平均付加
モル数10以下のポリオキシエチレン基を示し、互いに
同一であっても相異なっていてもよい。Z1 はハロゲン
原子、アミノ酸、脂肪酸、炭素数1〜30の直鎖若しく
は分岐鎖のアルキル基若しくはアルケニル基を有するリ
ン酸エステル、ホスホン酸エステル、スルホン酸エステ
ル若しくは硫酸エステルのアニオン残基、又は重合度3
以上のスチレンスルホン酸を有するか若しくは置換基と
して炭化水素基を有することがある多環式芳香族化合物
のスルホン化物のホルマリン縮合物を含有するアニオン
性オリゴマー若しくはポリマーを示す。)
基又は
意味を示す。)
を示す。)
分岐鎖のアルキル基を示し、Z1 は前記と同じ意味を示
す)
Z1 としては、ハロゲン原子が特に好ましい。
しては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、
塩化セチルピリジニウム、グルコン酸クロルヘキシジ
ン、酢酸クロルヘキシジン、塩酸クロルヘキシジン等が
挙げられ、特に一般式(3)で表わされるもの、例えば
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムが好まし
い。
は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることがで
き、また、抗菌剤とカチオン性殺菌剤を組み合わせて用
いると、より高い効果を得ることができる。成分(B)
は、全組成中に0.005〜5重量%配合するのが好ま
しく、本発明の毛髪化粧料を洗い流して使用するタイプ
のものに適用する場合には、特に0.1〜4重量%、更
に0.4〜3重量%配合するのが好ましく、洗い流さな
いで使用するタイプのものに適用する場合には、特に
0.01〜2重量%、更に0.04〜1重量%配合する
のが好ましい。
有量は、毛髪に十分に柔軟性及びすべり性を付与でき、
かつ保存時における沈殿、固化、分層等が生じない製品
の安定性の観点から、0.1〜20重量%が好ましく、毛髪
用又は身体用洗浄剤組成物等の洗い流すタイプのもの、
例えば、ヘアリンス、ヘアコンディショナー等では、特
に1〜10重量%が好ましく、また、皮膚外用剤、リーブ
オンヘアトリートメント又はヘアリキッド等の洗い流さ
ないタイプのものでは、特に0.2〜5重量%が好まし
い。成分(A)と(B)の重量比は、100/1〜1/
50、更に20/1〜1/20、特に10/1〜1/1
0が好ましい。
以外の界面活性剤を含有してもよい。これら他の界面活
性剤としては、成分(A)又は(B)以外の陽イオン性
界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活
性剤、両性界面活性剤の1種以上が挙げられる。これら
の中で陽イオン性界面活性剤が好ましい。成分(A)又
は(B)以外の陽イオン性界面活性剤の特に好ましいも
のとして、特開2000-178146号公報に記載の、下記一般
式(6)
少なくとも1個は総炭素数12〜28、好ましくは16
〜28の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基、アルケニルオ
キシ基、アルカノイルアミノ基、アルケノイルアミノ
基、アルカノイルオキシ基又はアルケノイルオキシ基が
置換していてもよい直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、残余はベンジル基、炭素数1〜5の
アルキル基、ヒドロキシアルキル基又は合計付加モル数
10以下のポリオキシエチレン基を示し、Z-はハロゲ
ンイオン又は有機アニオン、例えば、アセテート、シト
レート、ラクテート、グリコレート、ホスフェート、ニ
トレート、スルフォネート、スルフェート及びアルキル
スルフェート基から選択されたもの、を示す。〕で表わ
される第4級アンモニウム塩、但し成分(B)を除く、
が挙げられる。
R11、R12、R13及びR14のうち、少なくとも1個が総
炭素数8〜22のアルコキシ基で置換していてもよいアル
キル基で、残余はメチル基、エチル基、ベンジル基を示
すものが挙げられる。更に好ましい具体例としては、塩
化モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジ長
鎖アルキルジメチルアンモニウム等が挙げられる。
系、スルホン酸系、カルボン酸系、リン酸系及びアミノ
酸系のものが好ましく、例えばアルキル硫酸塩、ポリオ
キシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシア
ルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、スルホコハク酸ア
ルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク
酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキル
フェニルエーテル硫酸塩、アルカンスルホン酸塩、アシ
ルイセチオネート、アシルメチルタウレート、高級脂肪
酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル酢酸塩、
アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエー
テルリン酸塩、アシルグルタミン酸塩、アラニン誘導
体、グリシン誘導体、アルギニン誘導体等が挙げられ
る。これらのうち、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸
塩、アルキル硫酸塩、アシルイセチオネート、アシルメ
チルタウレート、高級脂肪酸塩、ポリオキシアルキレン
アルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキ
シアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、アシルグルタ
ミン酸塩、アルキルアラニン誘導体が好ましく、特に一
般式(7)又は(8)で表されるものが好ましい。
又はアルケニル基を示し、R16は炭素数10〜18のアルキ
ル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、ア
ンモニウム、アルカノールアミン又は塩基性アミノ酸を
示し、pはエチレンオキサイド平均付加モル数で1〜5
の数を示す。]
シアルキレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシ
アルキレンソルビット脂肪酸エステル類、ポリオキシア
ルキレングリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシアル
キレン脂肪酸エステル類、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルフェニル
エーテル類、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油
類、ショ糖脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキル
エーテル類、ポリグリセリン脂肪酸エステル類、脂肪酸
アルカノールアミド、アルキルグルコシド類等が挙げら
れる。このうち、アルキルグリコシド類、ポリオキシア
ルキレンC8−C20脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミドが好ましい。アル
キルグリコシド類としては、アルキル基の炭素数8〜14
で、糖(グルコース)の縮合度1〜2のものが好まし
い。脂肪酸アルカノールアミドとしては、炭素数8〜1
8、特に10〜16のアシル基を有するものが好ましく、ま
たモノアルカノールアミド、ジアルカノールアミドのい
ずれでもよいが炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基を
有するものが好ましい。脂肪酸アルカノールアミドの具
体例としては、オレイン酸ジエタノールアミド、パーム
核油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノ
ールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポリオキ
シエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油
脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸モノイソプロ
パノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、パ
ーム核油脂肪酸メチルエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸
メチルエタノールアミド等が挙げられる。
活性剤等が挙げられる。このうち、イミダゾリン系ベタ
イン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸ア
ミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタ
イン等のベタイン系界面活性剤がより好ましく、アルキ
ルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベ
タイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒ
ドロキシスルホベタインが特に好ましい。脂肪酸アミド
プロピルベイタン及びアルキルヒドロキシスルホベタイ
ンは、炭素数8〜18、特に炭素数10〜16のアルキル基を
有するものが好ましく、特にラウリン酸アミドプロピル
ベタイン、パーム核油脂肪酸アミドプロピルベタイン、
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルヒドロ
キシスルホベタイン等が好ましい。
は、乾燥後の柔軟性、すべり性の観点から、成分(A)
/他の界面活性剤(重量比)が1/200以上であるの
が好ましく、更には1/200〜10/1、特に1/1
00〜4/1であるのが好ましい。成分(A)と他の陽
イオン性界面活性剤との使用比率は、乾燥後の柔軟性、
すべり性の観点から、成分(A)/他の陽イオン性界面
活性剤(重量比)が1/4以上であるのが好ましく、更
には1/2〜10/1、特に1/1〜4/1であるのが好
ましい。
性剤、両性界面活性剤の含有量は、起泡性及び使用感の
向上の観点から、0.1〜50重量%、更に0.5〜30重量%、
特に5〜20重量が好ましい。
オン性界面活性剤、両性界面活性剤との使用比率は、泡
質及び安定性の向上の観点から、「成分(A)/陰イオ
ン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性
剤」(重量比)が1/1〜1/200であるのが好まし
く、更には1/5〜1/100であるのが好ましい。
含有することができる。油性成分としては、高級アルコ
ール、エステル油、シリコーン、炭化水素類、グリセリ
ド類等が挙げられ、高級アルコール、エステル油及び/
又はシリコーンが好ましく、高級アルコール及び/又は
シリコーンが特に好ましい。
のアルキル基又はアルケニル基を有する高級アルコール
類、好ましくは炭素数12〜26の直鎖又は分岐鎖のアルキ
ル基又はアルケニル基を有する高級アルコール、更に好
ましくはセタノール、セチルアルコール、ステアリルア
ルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコ
ール、アラキルアルコール、ベへニルアルコール、カラ
ナービルアルコール、セリルアルコール等の高級アルコ
ールが挙げられ、特にセタノール、セチルアルコール、
ステアリルアルコール、ベへニルアルコールが好まし
い。ここで、セタノールとは、セチルアルコールを主成
分とし、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等
の高級アルコールを含有するものをいう。
ステル油、好ましくは総炭素数8〜20の脂肪酸と炭素数
1〜20のアルコールとのエステル等が挙げられ、特にパ
ルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピルが
好ましい。
ロキサン、(b)メチルフェニルポリシロキサン、(c)アミ
ノ変性シリコーン〔好ましくは、平均分子量が約3000〜
100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)の名称で
CTFA辞典(米国、Cosmetic Ingredient Dictionar
y)第3版中に記載のもの、水性乳濁液としては、SM870
4C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、DC939
(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げら
れる〕、(d)脂肪酸変性ポリシロキサン、(e)アルコール
変性シリコーン、(f)脂肪族アルコール変性ポリシロキ
サン、(g)ポリエーテル変性シリコーン、(h)エポキシ変
性シリコーン、(i)フッ素変性シリコーン、(j)環状シリ
コーン、(k)アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
料がヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナ
ー等の洗い流すタイプの化粧料である場合には、上記
(a)、(c)、(f)、(g)及び(j)が好ましい。また、へアク
リーム、リーブオントリートメント等の洗い流さないタ
イプの化粧料の場合には、上記(a)、(b)、(c)、(g)及び
(j)が好ましい。
量は、十分に油剤特有の柔軟性、しっとり感を付与する
ことができ、かつ製品の安定性上の観点から、0.01〜30
重量%、更に0.1〜30重量%、より更に0.2〜20重量%、
特に1〜20重量%が好ましい。中でもシリコーンの含有
量は、十分にシリコーン特有の感触を付与することがで
き、かつ製品の安定性上の観点から、0.01〜20重量%、
特に0.1〜10重量%が好ましい。
との重量比は、油性成分の乳化安定性の観点から、成分
(A)/油性成分が20/1〜1/30、更に10/1〜1/10、
特に1/1〜1/10が好ましい。また、成分(A)とシ
リコーン以外の油性成分との和と、シリコーンとの重量
比は、製品安定性の観点から、[成分(A)+シリコー
ン以外の組成成分]/シリコーンが20/1〜1/20、更に10
/1〜1/10、特に10/1〜1/1が好ましい。
が、水で20重量倍に希釈時、25℃にて2〜8が好まし
い。特に毛髪用リンス、コンディショナー等に使用する
場合はpH(25℃)3〜6が好ましく、毛髪用シャンプー
に使用する場合はpH(25℃)5〜8が好ましい。pHは、
酸又はアルカリを加えて調整すればよい。
外の、植物油、動物油、ラノリン誘導体、高級脂肪酸エ
ステル類、高級脂肪酸類等;グリセリン、保湿剤、カチ
オン性ポリマー、多糖類、ポリペプタイド、パール化
剤、溶剤、液晶形成基剤、芳香族スルホン酸類、色素、
香料、噴射剤、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、上記成
分(B)以外の抗フケ剤等を、適宜配合することができ
る。植物油としては、ツバキ油、マカデミアナッツ油、
ミンク油、オリーブ油、サフラワー油、大豆油、ホホバ
油などが挙げられる。カチオン性ポリマーとしては、カ
チオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン
化グアーガム誘導体などが挙げられる。
液、エタノール溶液、エマルション、サスペンション、
ゲル、液晶、固形、エアゾールフォーム、スプレー等の
所望の剤型にすることができる。本発明の化粧料は、毛
髪洗浄剤、身体洗浄剤、洗顔剤、手指洗浄剤等の洗浄剤
組成物;クリーム、ローション等の皮膚外用剤;毛髪化
粧料等を包含する。毛髪洗浄剤組成物としては、ヘアシ
ャンプー等の製品とすることができ、毛髪洗浄剤組成物
以外の毛髪化粧料としては、へアリンス、へアコンディ
ショナー、へアトリートメント、へアパック、へアクリ
ーム、ヘアカラー、コンディショニングムース、へアム
ース、へアスプレー、リーブオントリートメント、ワッ
クス、トニック、ヘアーウォーター、染毛剤等の製品と
することができる。
抗菌剤を用い、表2に示す組成のシャンプー(本発明品
1〜6及び比較品1〜3)を常法により製造した。これ
らのシャンプーについて、下記の方法により泡質、感
触、抗フケ効果、及びデオドラント効果を官能評価し
た。なお、表2中の数値は「重量%」である。
り、各シャンプーを用いて1日1回1ヶ月間洗髪した。
各シャンプーの泡質、洗浄時の感触および乾燥後の感
触、抗フケ効果、デオドラント効果について、下記の基
準に従って評価した。泡質および感触( 洗浄時、乾燥後): 4:非常に良好,3:良好,2:どちらともいえない,
1:悪い 10名の評価の平均点を求め、3.6以上を◎、2.6
〜3.5を、1.6〜2.5を△、1.5以下を×とし
た。
り、抗フケ効果として示した。 ◎:平均値4.3以上で良好。 ○:平均値3.6〜4.2でやや良好。 △:平均値2.5〜3.5で普通。 ×:平均値2.4以下で不良。
後の頭部の臭いを専門評定者により、以下の基準で評価
した。 5:臭いを感じない。 4:わずかに臭いを感じる。 3:臭いを感じる。 2:かなり、臭いを感じる。 1:かなり強い臭いを感じる。 結果は、パネラー10名の平均値を、以下の基準により
テオドラント効果として表した。 ◎:平均値が4.0以上(良好)。 ○:平均値が3.2〜3.9(やや良好)。 △:平均値が2.5〜3.1(普通)。 ×:平均値が2.4以下(不良)。 結果を表2に示す。
抗菌剤を用い、表3に示す組成のヘアリンス(本発明品
7〜11及び比較品4〜5)を常法により製造した。こ
れらのヘアリンスについて、下記の方法により柔軟性、
すべり性、抗フケ効果、抗カユミ効果を評価した。な
お、表3中の数値は「重量%」である。
性界面活性剤を主体とする市販のシャンプーを用いて洗
髪後、各ヘアリンスを使用した。これを1日1回1ヶ月
間繰り返した。各ヘアリンスの毛髪の柔軟性及びすべり
性、抗フケ効果、抗カユミ効果について、下記の基準に
従って評価した。柔軟性、すべり性 (湿潤時、乾燥後): 4:非常に良好 3:良好 2:どちらともいえない 1:悪い 10名の評価の平均点を求め、以下の基準により、柔軟
性及びすべり性として示した。 ◎:3.6以上 ○:2.6〜3.5 △:1.6〜2.5 ×:1.5以下
り、抗フケ効果として示した。 ◎:平均値4.3以上で良好。 ○:平均値3.6〜4.2でやや良好。 △:平均値2.5〜3.5で普通。 ×:平均値2.4以下で不良。
り、抗カユミ効果として示した。 ◎:平均値4.3以上で良好。 ○:平均値3.6〜4.2でやや良好。 △:平均値2.5〜3.5で普通。 ×:平均値2.4以下で不良。 結果を表3に示す。
びすべり性が良好で、デオドラント効果に優れていた。
る良好な柔軟性及びすべり性を有し、洗浄時の泡質に優
れ、抗フケ、抗カユミ及びデオドラント効果を有する。
Claims (5)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B) (A)一般式(1) 【化1】 〔式中、R1は、炭素数6〜24の直鎖又は分岐鎖のア
ルキル基又はアルケニル基を示し、 R2及びR4は、炭素数1〜6のアルキル基又は−(A
O)nH(Aは炭素数2〜4のアルキレン基を示し、n
は1〜6の数を示し、n個のAは同一でも異なってもよ
く、その配列は任意である。)を示し、 R3は、炭素数1〜6のアルキル基、ベンジル基又は−
(A’O)mH(A’は炭素数2〜4のアルキレン基を
示し、mは1〜6の数を示し、m個のA’は同一でも異
なってもよく、その配列は任意である。)を示し、 X-は、陰イオンを示す。〕で表されるエーテル型陽イ
オン性界面活性剤 (B)トリクロサン、トリクロカルバン、ピロクトンオ
ーラミン、ジンクピリチオン、二硫化セレン及び3−メ
チル−4−(1−メチルエチル)フェノールから選ばれ
る抗菌剤と次の一般式(2)〜(5) 【化2】 (R5及びR6は各炭素数6〜14で合計炭素数16〜2
6の長鎖アルキル基、長鎖アルケニル基又は長鎖ヒドロ
キシアルキル基を示し、互いに同一であっても相異なっ
ていてもよい。R7及びR8は炭素数1〜3のアルキル
基、ヒドロキシアルキル基又は平均付加モル数10以下
のポリオキシエチレン基を示し、互いに同一であっても
相異なっていてもよい。Z1はハロゲン原子、アミノ
酸、脂肪酸、炭素数1〜30の直鎖若しくは分岐鎖のア
ルキル基若しくはアルケニル基を有するリン酸エステ
ル、ホスホン酸エステル、スルホン酸エステル若しくは
硫酸エステルのアニオン残基、又は重合度3以上のスチ
レンスルホン酸を有するか若しくは置換基として炭化水
素基を有することがある多環式芳香族化合物のスルホン
化物のホルマリン縮合物を含有するアニオン性オリゴマ
ー若しくはポリマーを示す。) 【化3】 (式中、R9 は炭素数8〜14の炭化水素基又は 【化4】 で表わされる基を示し、Z1 は前記と同じ意味を示
す。) 【化5】 (式中、Z2 はグルコン酸、酢酸又は塩酸を示す。) 【化6】 (式中、R10は炭素数6〜18の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基を示し、Z1 は前記と同じ意味を示す)で表わさ
れるカチオン性殺菌剤とから選ばれる1種以上を含有す
る化粧料。 - 【請求項2】 成分(A)を0.1〜20重量%含有す
る請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 更に、成分(A)以外の界面活性剤を含
有する請求項1又は2記載の化粧料。 - 【請求項4】 成分(A)以外の界面活性剤が、陽イオ
ン性、陰イオン性、非イオン性及び両性の界面活性剤か
ら選ばれる1種以上である請求項3記載の化粧料。 - 【請求項5】 成分(A)以外の界面活性剤が、陽イオ
ン性界面活性剤である請求項4記載の化粧料。
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