JP3417360B2 - 試験装置 - Google Patents

試験装置

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JP3417360B2
JP3417360B2 JP24887399A JP24887399A JP3417360B2 JP 3417360 B2 JP3417360 B2 JP 3417360B2 JP 24887399 A JP24887399 A JP 24887399A JP 24887399 A JP24887399 A JP 24887399A JP 3417360 B2 JP3417360 B2 JP 3417360B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ等の電
力変換装置を備え、自動車部品等から電気信号を取得し
て、耐久性能などの試験を行う試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車用試験装置に使用されるダ
イナモメータとしては、インバータを用いたAC(交
流)方式のものが主流となりつつある。このような自動
車試験装置に用いられるインバータを構成するスイッチ
ング素子としては、バイポーラトランジスタだけでな
く、より高速なスイッチングが可能なIGBT(Insula
tedGate Bipolar Transistor)も使用されることもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動車試験
装置では、被試験体であるエンジン、電気自動車用モー
タおよびトランスミッションなどの特性を把握するため
に、歪みゲージセンサや温度センサなどが用いられ、こ
れらが自動車部品等から微弱な電気信号を取得すること
により各部品の特性等を把握している。しかしながら、
上述したインバータを有するACダイナモメータから流
出するノイズ電流が、歪みセンサ等に得られる電気信号
に影響を与え、正確な試験を行えないといった問題が生
じることがある。
【0004】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、電力変換装置を有する試験装置において、
この電力変換装置が発生するノイズ成分を回収し、試験
のために被試験体から取得する電気信号に含まれるノイ
ズを低減することができる試験装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の試験装置は、電源と、こ
の電源に接続される電力変換装置と、この電力変換装置
に接続される電気装置と、被試験体から電気信号を取得
する電気信号取得手段とを備える試験装置において、前
記電力変換装置と前記電気装置とを接続する電力線と、
前記電気装置にその一端が取り付けられ、前記電気装置
からノイズ成分を取得して前記電力変換装置に戻すノイ
ズリターン線とを備え、前記電力線と前記ノイズリター
ン線とをコモンモードチョークコイルに同一方向に同一
ターン数巻回したことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の試験装置は、請求
項1に記載の試験装置において、前記ノイズリターン線
の径は、前記電力線の径の1/3以上であることを特徴
としている。
【0007】また、請求項3に記載の試験装置は、電源
と、この電源に接続される電力変換装置と、この電力変
換装置に接続される電気装置と、被試験体から電気信号
を取得する電気信号取得手段とを備える試験装置におい
て、前記電源と前記電力変換装置とを接続する電力線
と、前記電力変換装置のアース線とを備え、前記電力線
と前記アース線とをコモンモードチョークコイルに同一
方向に同一ターン数巻回したことを特徴としている。
【0008】
【0009】また、請求項に記載の試験装置は、請求
項1に記載の試験装置において、前記電力線およびノイ
ズリターン線として、電磁・静電シールドされたケーブ
ル線を用い、このケーブル線を前記電力変換装置と接続
したことを特徴としている。
【0010】また、請求項に記載の試験装置は、請求
項3に記載の試験装置において、前記電力線および前記
アース線として、電磁・静電シールドされたケーブル線
を用い、このケーブル線を前記電力変換装置と接続した
ことを特徴としている。
【0011】また、請求項に記載の試験装置は、請求
項1ないしのいずれかに記載の試験装置において、前
記電気装置は、回転軸を有する交流電動機であり、前記
回転軸にコモンモードチョークコイルを貫通させたこと
を特徴としている。
【0012】また、請求項に記載の試験装置は、請求
に記載の試験装置において、前記交流電動機の前記
回転軸は、回転動力源に連結されており、前記電気信号
取得手段は、前記回転動力源の回転によって電気信号を
取得し、取得した電気信号に基づいて、この回転動力源
の発生トルクを検出するトルク検出手段を有しており、
前記回転動力源および前記交流電動機を支持する支持台
をさらに具備し、前記トルク検出手段は、前記支持台と
絶縁を維持した状態で支持されていることを特徴として
いる。
【0013】また、請求項に記載の試験装置は、請求
項1ないしのいずれかに記載の試験装置において、前
記電気信号取得手段は、自動車、または自動車に用いら
れる部品から電気信号を取得することを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項に記載の試験装置は、請求
項1ないしのいずれかに記載の試験装置において、前
記電気信号取得手段は、航空機、または航空機に用いら
れる部品から電気信号を取得することを特徴としてい
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る自動車試験装
置の構成を示す。同図に示すように、この自動車試験装
置は、被試験体である自動車エンジン10のトルクを検
出するトルク検出器(電気信号取得手段)11と、AC
ダイナモメータ(電気装置)12と、インバータ部(電
力変換装置)13と、交流電源14とを備えている。
【0016】トルク検出器11は、自動車エンジン10
の回転軸とカップリング20を介して連結されており、
自動車エンジン10の回転軸の回転から微弱な電気信号
を検出し、これをアンプ21に送出する。このように検
出された電気信号がアンプ21により増幅され、検出ト
ルクに応じた電気信号を取得することができるようにな
っている。ここで、電源22はアンプ21に電力を供給
する電源である。
【0017】ACダイナモメータ12は、筐体25内部
に配置されるロータ23、およびロータ23の周囲に配
置されるステータコイル24を有する一般的な交流電動
機である。ACダイナモメータ12は、ロータ23に連
結された回転軸26を有しており、この回転軸26が自
動車エンジン10に連結されたトルク検出器11の回転
軸27とカップリング28を介して連結されている。従
って、ACダイナモメータ12の回転軸26は、自動車
エンジン10の回転に伴って回転させられるようになっ
ており、この場合、ACダイナモメータ12は交流発電
機として機能する。
【0018】また、ACダイナモメータ12の回転軸2
6には、コモンモードチョークコイル48が貫通させら
れている。後述するインバータ部13が発生するノイズ
は、インバータ部13、ACダイナモメータ12の筐体
25、浮遊キャパシタ、ステータコイル24、ロータ2
3、回転軸26、トルク検出器11といった伝達ルート
で流れることになるが、このようにコモンモードチョー
クコイル48を設けることによって回転軸26からトル
ク検出器11へのノイズの伝達を抑制することができ
る。
【0019】本実施形態では、自動車エンジン10およ
びACダイナモメータ12は、支持台9に支持されてい
るが、微弱な電気信号を取り扱うトルク検出器11を絶
縁材料からなる支持部材8によって支持している。この
ようにトルク検出器11を支持台9から浮かせた状態で
支持することによって、支持台9と絶縁を維持すること
ができる。これにより、インバータ部13が発生するノ
イズ電流成分等がACダイナモメータ12の筐体25お
よび支持台9を介してトルク検出器11に伝達されるこ
とを低減することができ、トルク検出器11の取得する
電気信号への影響を低減することができる。この際、ト
ルク検出器11はACダイナモメータ12と比較して小
型・軽量であるため、上述した支持部材8を介して支持
する構造も大がかりなものとならない。
【0020】ACダイナモメータ12とインバータ部1
3は、3相出力線(電力線)29によって接続されてい
る。また、ACダイナモメータ12の筐体25に一端が
取り付けられたアース線(ノイズリターン線)30がイ
ンバータ部13内部においてアース線31と接続されて
いる。つまり、ACダイナモメータ12のアース線30
は、インバータ部13のアース線31を介して接地極に
接続されている。また、アース線30は、アース線とし
ての機能に加え、インバータ部13が発生してACダイ
ナモメータ12側に流出したノイズ電流成分をACダイ
ナモメータ12からインバータ部13側に戻す機能を有
している。従って、このアース線30の径は3相出力線
29の径の1/3以上であることが好ましく、通常のA
Cダイナモメータ12に使用されるアース線よりも径が
十分大きいものが用いられる。これにより、ノイズ電流
成分がACダイナモメータ12からアース線30に流れ
やすくなっている。
【0021】ここで、ACダイナモメータ12とインバ
ータ部13は、3相出力線29とアース線30を束にし
て電磁・静電シールドしたケーブル32によって接続さ
れている。ケーブル32はインバータ部13と3相出力
線29との接続位置まで3相出力線29アース線30を
電磁・静電シールドしている。このような電磁・静電シ
ールドしたケーブル32としては、図2および図3に示
すような構造のものを用いることができる。このように
インバータ部13に電磁・静電シールドされたケーブル
32を接続することにより、3相出力線29と接地間の
浮遊キャパシタによる高周波洩れ電流成分をケーブル3
2のシールド部分を介してインバータ部13側に回収す
ることが可能となり、この高周波洩れ電流成分が接地極
に流出することを抑制することができる。
【0022】また、3相出力線29とアース線30は、
インバータ部13との接続部分近傍でコモンモードチョ
ークコイル34に同一方向に同一ターン数巻回されてい
る。このように3相出力線29とアース線30をコモン
モードチョークコイル34に巻回すことにより、ACダ
イナモメータ12からインバータ部13の方向にアース
線30に流れる電流に対しては、インダクタンスは理想
的にはゼロとなる。従って、ACダイナモメータ12か
らインバータ部13にノイズ電流成分を回収することが
できる。一方、逆方向の電流が流れる場合には、コモン
モードチョークコイル34は大きなインダクタンスを示
し、これによりアース線30を介してインバータ部13
からACダイナモメータ12にノイズ成分電流が流出す
ることを抑制することができる。
【0023】インバータ部13と交流電源14は、3相
入力線(電力線)33によって接続されている。ここ
で、インバータ部13と交流電源14は、3相入力線3
3とアース線31を束にしたケーブル36(被覆構造は
ケーブル32と同様)によって接続されており、これに
よりアース線31、3相入力線33はインバータ部13
との接続位置まで静電・電磁シールドされている。これ
により、3相入力線33と接地間の浮遊キャパシタによ
る高周波洩れ電流成分をケーブル36のシールド部分を
介してインバータ部13側に回収することが可能とな
り、この高周波洩れ電流成分が接地極に流出することを
抑制することができる。
【0024】また、3相入力線33とアース線31は、
インバータ部13との接続部分近傍でコモンモードチョ
ークコイル37に同一方向に同一ターン数巻回されてい
る。このように3相入力線33とアース線31をコモン
モードチョークコイル37に巻回すことにより、交流電
源14からインバータ部13の方向にアース線31を流
れる電流に対しては、インダクタンスは理想的にゼロと
なり、これと逆方向に流れる電流に対しては、大きなイ
ンダクタンスを示す。従って、インバータ部13の発生
したノイズ電流成分がアース線31を介して接地極に流
出することがなく、インバータ部13に回収することが
できる。
【0025】また、ACダイナモメータ12には、回転
数検出器42が取り付けられており、ACダイナモメー
タ12の回転軸26の回転数が検出される。回転数検出
器42はレゾルバを用いて回転数を検出するものであっ
てもよいし、パルスエンコーダーを用いるものであって
もよい。回転数検出器42によって検出された回転数信
号は、回転検出用信号線41を介してインバータ部13
に送出される。ここで、電源43は制御用電源であり、
インバータ部13を介して回転検出用信号線41と接続
されている。この際、回転検出用信号線41は、インバ
ータ部13近傍においてコモンモードチョークコイル4
4に巻回されており、これによりインバータ部13から
ノイズ電流成分が流出することを抑制している。
【0026】本実施形態に係る自動車用試験装置では、
上述したように3相出力線29とアース線30および3
相入力線33とアース線31を、それぞれコモンモード
チョークコイル34およびコモンモードチョークコイル
37に巻回すようにしたので、インバータ部13を構成
するスイッチング素子に起因して発生する高周波のノイ
ズ成分を、ノイズ源であるインバータ部13に回収する
ことができ、接地極にノイズ成分が流出することを低減
することができる。このような自動車用試験装置では、
インバータ部13やACダイナモメータ12に加えて、
本実施形態で示したように微弱な電気信号を取得してト
ルク検出を行うトルク検出器11などが設けられてい
る。このため、接地極に流出した電流に起因して、トル
ク検出器11が取得する電気信号にノイズが生じてしま
うことがある。最近では、インバータ部13を構成する
スイッチング素子として高速スイッチングが可能なIG
BT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が使用さ
れることが多く、この場合、インバータ部13が発生す
る高周波のノイズ成分は、バイポーラトランジスタをス
イッチング素子とするインバータと比較して大きくなっ
てしまう。これに対し、本実施形態に係る自動車用試験
装置では、上述したように接地極への漏洩電流を抑制す
ることができるので、IGBTをスイッチング素子とし
たインバータを使用しても、トルク検出器11の検出結
果にノイズが発生してしまうことを低減することができ
る。
【0027】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係る自動車用試験装置に
ついて説明する。上述した第1実施形態では、インバー
タ部13の3相入出力線とアース線とをコモンモードチ
ョークコイルに巻回していたが、以下に説明する第2実
施形態のように直流出力線とアース線とをコモンモード
チョークコイルに巻回すようにしてもよい。
【0028】図4に示すように、この自動車試験装置
は、上述した自動車試験装置の構成に加えて、コンバー
タ(電力変換装置)50と、DC/DCコンバータ(電
力変換装置)51とをさらに備えており、DC/DCコ
ンバータ51が被試験体である電気装置(燃料電池な
ど)52と直流2出力線(電力線)53によって接続さ
れている。この場合、DC/DCコンバータ51は、電
気装置52に蓄積された電力を直流2出力線53を介し
て吸収し、交流電源14側に戻すように作動する。この
ような動作を行うことにより、電気装置52の性能を試
験するようになっているが、この構成については燃料電
池などの性能試験に使用される公知の自動車試験装置と
同様であるため、詳細構成についての説明は省略する。
なお、DC/DCコンバータ51が直流2出力線53を
介して接続される被試験体としては、上述した燃料電池
に限らず、電気自動車用インバータ・モータ(電気装
置)等であってもよい。この場合、DC/DCコンバー
タ51は、接続されたインバータに種々のパターンで電
力を供給する装置として機能し、これにより電気自動車
用インバータモータに自動車用バッテリーから電力を供
給しているのと同じような状況を作り出すことを可能と
している。このようにして、DC/DCコンバータ51
は自動車用バッテリーと接続した場合を模擬した状況を
作り出し、電気自動車用インバータ・モータの性能試験
等を行うようになっている。
【0029】DC/DCコンバータ51と被試験体であ
る電気装置52とは、上述した直流2出力線53に加え
て、電気装置52からノイズ電流成分を取得して、DC
/DCコンバータ51側に戻すノイズリターン線56に
よって接続されている。ここで、DC/DCコンバータ
51と電気装置52は、直流2出力線53とノイズリタ
ーン線56とを束にしたケーブル57(第1実施形態の
ケーブル32と同様の被覆構造)で接続されており、こ
れにより直流2出力線53およびノイズリターン線56
はDC/DCコンバータ51との接続位置まで電磁・静
電シールドされている。これにより、上述した第1実施
形態と同様にケーブル57のシールド部分を介して高周
波洩れ電流成分をDC/DCコンバータ51に回収し、
直流2出力線53から接地極に高周波洩れ電流成分が流
出することを抑制している。
【0030】また、直流2出力線53とノイズリターン
線56とは、DC/DCコンバータ51近傍において、
コモンモードチョークコイル58に同一方向、同一ター
ン数巻回されている。このように直流2出力線53およ
びコモンモードチョークコイル58に巻回すことによ
り、電気装置52からノイズリターン線56を介してノ
イズ成分電流をDC/DCコンバータ51側に回収する
ことができる。ここで、ノイズリターン線56は、DC
/DCコンバータ51内部において、DC/DCコンバ
ータ51のアース線59と接続されており、これにより
ノイズリターン線56はアース線59を介して接地極に
接続され、ノイズをリターンさせる機能に加えてアース
線としても機能する。
【0031】コンバータ50は、DC/DCコンバータ
51およびインバータ部13と接続されており、交流電
源14から供給される交流電力を直流電力に変換、また
はDC/DCコンバータ51やインバータ部13から供
給される直流電力を交流電力に変換する。ここで、交流
電源14とコンバータ50を接続する3相入力線(電力
線)55としては、電磁・静電シールドされたケーブル
60(ケーブル32と同様の被覆構造)が用いられ、3
相入力線55はコンバータ50まで電磁・静電シールド
されている。これにより、3相入力線55から接地極に
高周波洩れ電流成分が流出することを抑制している。
【0032】また、コンバータ50近傍において、3相
入力線55とコンバータ50のアース線61とは、コモ
ンモードチョークコイル62に同一方向、同一ターン数
巻回されている。このように3相入力線55とアース線
61をコモンモードチョークコイル62に巻回すことに
より、コンバータ50の発生するノイズ電流がアース線
61を介して接地極へ流出することを抑制している。
【0033】このように被試験体と直流電力の授受を行
うDC/DCコンバータ51においても、上述したよう
にコモンモードチョークコイルを設ければ、接地極への
ノイズ電流の流出を抑制することができる。従って、上
述した第1実施形態と同様に、トルク検出器11のよう
な微弱な電気信号を取得する装置に悪影響を与えること
を抑制することができる。
【0034】C.変形例 なお、上述した第1および第2実施形態では、DC/D
Cコンバータ51やACダイナモメータ12を有する自
動車用試験装置について説明したが、本発明は、他の電
気装置を有する試験装置に適用することができる。ま
た、第1実施形態では、自動車用エンジンを被試験体と
して取り上げたが、本発明は、トランスミッション等の
機械装置や車載用のモータも被試験体として使用でき
る。さらに、第2実施形態では、、燃料電池を被試験体
の電気装置として取り上げたが、自動車用の鉛蓄電池等
の電池も電気装置として使用できる。
【0035】また、自動車用の試験装置以外にも、本発
明は、航空機などの他の輸送用機器などの試験装置とし
て適用することも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力変換装置を有する試験装置において、この電力変換
装置が発生するノイズ成分を回収し、試験のために被試
験体から取得する電気信号に含まれるノイズを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る自動車試験装置
の構成を示す図である。
【図2】 前記自動車試験装置において使用されるケー
ブルの構造を示す表である。
【図3】 前記ケーブルを示す断面図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る自動車試験装置
の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
9……支持台、10……エンジンまたは機械装置(自動
車エンジン、トランスミッション等の被試験体)、11
……トルク検出器(電気信号取得手段)、12……AC
ダイナモメータ(電気装置)、13……インバータ部
(電力変換装置)、14……交流電源、26……回転
軸、29……3相出力線(電力線)、30……アース線
(ノイズリターン線)、31……アース線、32……ケ
ーブル、33……3相入力線(電力線)、34……コモ
ンモードチョークコイル、36……ケーブル、37……
コモンモードチョークコイル、48……コモンモードチ
ョークコイル、50……コンバータ(電力変換装置)、
51……DC/DCコンバータ(電力変換装置)、52
……電気装置(燃料電池、鉛蓄電池等の被試験体)、5
3……直流2出力線(電力線)、55……3相入力線
(電力線)、56……ノイズリターン線、57……ケー
ブル、58……コモンモードチョークコイル、60……
ケーブル、61……アース線、62……コモンモードチ
ョークコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−196515(JP,A) 特開 平6−236822(JP,A) 特開 平7−23562(JP,A) 実開 昭63−12737(JP,U) 実開 平5−50626(JP,U) 伊藤健一,アースと誘導,日刊工業新 聞社,1983年 6月15日,初版第6刷, 第93−94頁 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 15/00 G01M 17/00 - 17/007 G01M 3/16 H02M 1/00 - 1/30

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、この電源に接続される電力変換
    装置と、この電力変換装置に接続される電気装置と、被
    試験体から電気信号を取得する電気信号取得手段とを備
    える試験装置において、 前記電力変換装置と前記電気装置とを接続する電力線
    と、 前記電気装置にその一端が取り付けられ、前記電気装置
    からノイズ成分を取得して前記電力変換装置に戻すノイ
    ズリターン線とを備え、 前記電力線と前記ノイズリターン線とをコモンモードチ
    ョークコイルに同一方向に同一ターン数巻回したことを
    特徴とする試験装置。
  2. 【請求項2】 前記ノイズリターン線の径は、前記電力
    線の径の1/3以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の試験装置。
  3. 【請求項3】 電源と、この電源に接続される電力変換
    装置と、この電力変換装置に接続される電気装置と、被
    試験体から電気信号を取得する電気信号取得手段とを備
    える試験装置において、 前記電源と前記電力変換装置とを接続する電力線と、 前記電力変換装置のアース線とを備え、 前記電力線と前記アース線とをコモンモードチョークコ
    イルに同一方向に同一ターン数巻回したことを特徴とす
    る試験装置。
  4. 【請求項4】 前記電力線およびノイズリターン線とし
    て、電磁・静電シールドされたケーブル線を用い、この
    ケーブル線を前記電力変換装置と接続したことを特徴と
    する請求項1に記載の試験装置。
  5. 【請求項5】 前記電力線および前記アース線として、
    電磁・静電シールドされたケーブル線を用い、このケー
    ブル線を前記電力変換装置と接続したことを特徴とする
    請求項に記載の試験装置。
  6. 【請求項6】 前記電気装置は、回転軸を有する交流電
    動機であり、 前記回転軸にコモンモードチョークコイルを貫通させた
    ことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の
    試験装置。
  7. 【請求項7】 前記交流電動機の前記回転軸は、回転動
    力源に連結されており、 前記電気信号取得手段は、前記回転動力源の回転によっ
    て電気信号を取得し、取得した電気信号に基づいて、こ
    の回転動力源の発生トルクを検出するトルク検出手段を
    有しており、 前記回転動力源および前記交流電動機を支持する支持台
    をさらに具備し、 前記トルク検出手段は、前記支持台と絶縁を維持した状
    態で支持されていることを特徴とする請求項に記載の
    試験装置。
  8. 【請求項8】 前記電気信号取得手段は、自動車、また
    は自動車に用いられる部品から電気信号を取得すること
    を特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の試験
    装置。
  9. 【請求項9】 前記電気信号取得手段は、航空機、また
    は航空機に用いられる部品から電気信号を取得すること
    を特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の試験
    装置。
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