JP3416041B2 - 電源装置 - Google Patents
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- JP3416041B2 JP3416041B2 JP34644997A JP34644997A JP3416041B2 JP 3416041 B2 JP3416041 B2 JP 3416041B2 JP 34644997 A JP34644997 A JP 34644997A JP 34644997 A JP34644997 A JP 34644997A JP 3416041 B2 JP3416041 B2 JP 3416041B2
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Description
源等として使用される電源装置に関するものである。
会S13−4「車両用補助電源装置の最新技術と動向」
の図1に記載された従来の電気車補助電源装置を示す回
路構成図である。図において、1は主変圧器(MT
r)、2は主変圧器1からの交流電圧を直流に変換する
整流回路、3および4は整流回路2からの直流出力を平
滑化する平滑リアクトル(SL)および平滑コンデンサ
(FC)、5は平滑コンデンサ4の直流電圧を一定3相
交流電圧に変換して負荷6に供給するインバータであ
る。
が、次にその動作を説明する。電圧指令発生器7からの
電圧指令値V*と平滑コンデンサ4の電圧(直流リンク
電圧)V2との偏差を減算器8で演算する。電圧コント
ローラ9はこの偏差を入力として電圧Vrefを出力し、
位相制御回路10はこの電圧Vrefと電圧センサ11か
らの交流電圧e1を加工して作成した搬送波との比較演
算から点弧位相信号を出力し、ゲート回路12はこの点
弧位相信号を基に整流回路2のスイッチング素子にゲー
ト信号を送出する。以上のように、直流リンク電圧V2
を一定とするため、その検出値と電圧指令値V*との偏
差を電圧コントローラ9で増幅し、その値に応じて整流
回路2の点弧位相角αを制御する。
5は一定の交流電圧を出力するよう制御されるので、負
荷6が一定の場合、インバータ5の出力容量は一定とな
る。従って、このインバータ5を直流入力側から見ると
直流電力P=V2×I2=一定の負荷となる。換言する
と、直流入力側から見た場合、インバータ5は負性抵抗
負荷としての特性をもつ。即ち、例えば、何らかの原因
で直流リンク電圧V2が上昇した場合には、直流電流I
2は減少し、見掛けの抵抗値は増大する。逆に、直流リ
ンク電圧V2が下降した場合には、直流電流I2は増大
して見掛けの抵抗値は減少する。
として動作するので、従来の補助電源装置の如く、直流
リンク電圧V2を固定された電圧指令値V*と等しくな
るように制御すると以下のような問題が発生する。即
ち、架線電圧の変動に応じて整流回路2の入力電圧e1
が過渡的に低下した場合、位相制御回路10は点弧位相
角αを絞って直流リンク電圧V2を維持しようと動作す
る。しかし、元々、交流電圧e1が低く点弧位相角α≒
0となっているとこの低下分を補償することができず直
流リンク電圧V2がその分低下する。
荷として動作するので、この直流リンク電圧V2の低下
は直流電流I2の増大を招き、これが更に電圧V2を低
下させるという正帰還の不安定な動作となる。特に、直
流回路に、平滑リアクトル3(インダクタンスLS)と
平滑コンデンサ4(キャパシタンスCF)とが存在する
と、上記不安定な動作が起因となって周波数f=1/
(2π・√(LS・CF))で発振現象が発生し、安定
した制御動作を維持することができなくなる。
ためになされたもので、整流回路の入力交流電圧が過渡
的に低下した場合にも、安定した制御動作が可能な電源
装置を得ることを目的とする。
は、位相制御可能なスイッチング素子を有し交流電源の
交流電圧を直流電圧に変換する整流回路、この整流回路
からの直流出力を平滑化する平滑リアクトルおよび平滑
コンデンサ、上記平滑コンデンサの直流電圧を一定交流
電圧に変換して負荷に供給し直流側から見た抵抗特性が
負性となるインバータ、および電圧指令値と上記直流電
圧との偏差が零となるよう上記整流回路のスイッチング
素子の点弧位相を制御する制御回路を備えた電源装置に
おいて、上記交流電源の交流電圧を検出し、上記電圧指
令値を上記交流電圧に基づいて変化させる電圧指令値制
御手段を備え、該電圧指令値制御手段は、上記制御回路
が制御する上記スイッチング素子の点弧位相角が所定の
角度で一定となるように上記電圧指令値を変化させるも
のである。
1において、その電圧指令値制御手段は、交流電源の交
流電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交
流出力を整流する整流器、この整流器からの出力を平滑
化する平滑回路、およびこの平滑回路からの出力に所定
のゲインK(0<K<1)を乗算して電圧指令値として
出力する乗算回路を備え、上記所定のゲインKは上記ス
イッチング素子の上記所定の点弧位相角に基づいて決定
されるものである。
1において、その電圧指令値制御手段は、交流電源の交
流電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交
流出力を整流する整流器、この整流器からの出力を平滑
化して電圧指令値として出力する平滑回路、上記整流器
と平滑回路との間に挿入されたアナログスイッチ回路、
上記電圧検出器からの交流出力の零点を検出するゼロク
ロス検出回路、およびこのゼロクロス検出回路による零
点検出毎に所定の遅延時間を経て上記アナログスイッチ
をオンさせる遅延回路を備え、上記所定の遅延時間は上
記スイッチング素子の上記所定の点弧位相角に基づいて
決定されるものである。
1において、その電圧指令値制御手段は、交流電源の交
流電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交
流出力の瞬時値をディジタル信号に変換するA/D変換
器、このA/D変換器からのディジタル信号を整流処理
した上、平均化処理し、更に定数K(0<K<1)の乗
算処理の演算を行う演算処理手段、およびこの演算処理
手段からのディジタル信号をアナログ信号に変換して電
圧指令値として出力するD/A変換器を備え、上記定数
Kは上記スイッチング素子の上記所定の点弧位相角に基
づいて決定されるものである。
1において、その電圧指令値制御手段は、交流電源の交
流電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交
流出力を整流する整流器、この整流器からの出力を平滑
化する平滑回路、この平滑回路からの出力をディジタル
信号に変換するA/D変換器、このA/D変換器からの
ディジタル信号と電圧指令値に相当するディジタル信号
との対応を記憶する記憶手段、この記憶手段からのディ
ジタル信号をアナログ信号に変換して電圧指令値として
出力するD/A変換器を備えたものである。
1において、その整流回路を、ダイオード素子と位相制
御可能なスイッチング素子とを有する混合ブリッジ整流
回路とするとともに、電圧指令値制御手段は、入力端が
上記ダイオード素子の極間に接続され所定のゲインに設
定された絶縁アンプ、およびこの絶縁アンプの出力端か
らの出力を平滑化して電圧指令値として出力する平滑回
路を備え、上記所定のゲインは上記スイッチング素子の
上記所定の点弧位相角に基づいて決定されるものであ
る。
1ないし6のいずれかにおいて、その交流電源を単相電
源とし、電圧指令値と直流電圧との偏差を入力として動
作する電圧コントローラを備え、制御回路は、上記単相
電源の交流電圧を基に、この交流電圧から位相が90゜
ずれかつ上記交流電圧の正また負の期間で極性が反転し
てなる搬送波を作成し、この搬送波と上記電圧コントロ
ーラの出力値とが一致する位相でスイッチング素子に点
弧信号を出力するようにしたものである。
装置を示す回路構成図である。図において、1は架線の
高電圧(例えば新幹線ではAC25KV)を低圧(例え
ば400V)に降圧する主変圧器、2はスイッチング素
子としてのサイリスタ素子とダイオード素子とからなる
混合ブリッジ整流回路で、主変圧器1からの交流電圧e
1を直流に変換する。3および4は整流回路2からの電
圧V1を平滑化するリップル除去フィルタとしての平滑
リアクトルおよび平滑コンデンサ、5はトランジスタ素
子等で構成されるインバータで、平滑コンデンサ4の直
流電圧(直流リンク電圧)V2を一定電圧の3相交流電
圧に変換して負荷6に供給する。
り作成された電圧指令値V*と平滑コンデンサ4の電圧
V2との偏差を演算する減算器、9は積分要素を含む電
圧コントローラで、減算器8からの偏差信号を入力とし
て出力電圧Vrefを作成する。10は位相制御回路で、
電圧センサ11からの交流電圧e1を基に後述する搬送
波を作成し、この搬送波と減算器8からの電圧Vrefと
から位相信号を出力する。12は位相制御回路10から
の位相信号に基づきゲート信号を作成して整流回路2の
サイリスタ素子へ送出する。
制御回路16および位相制御の動作について説明する。
図1で、13は電圧センサ11からの交流電圧e1を整
流する整流器、14は整流器13からの出力を平滑化す
る平滑回路、15は平滑回路14からの出力に所定のゲ
インK(0<K<1)を乗算する乗算回路である。そし
て、電圧センサ11、整流器13、平滑回路14および
乗算回路15により電圧指令値制御回路16を構成す
る。
位相角α=20゜に相当する値を採用する。即ち、波高
値をEm、点弧位相角をαとしたときの交流電圧半波の
平均値Edは次式で表される。 Ed=Em(1+cosα)/π 従って、ゲインKとしては、 K=Ed(α=20゜)/Ed(α=0゜)=(1+cos2
0゜)/2=0.97 の値を設定する。
ける各部波形を示すタイミングチャートである。同図
(a)は、交流電圧e1、同図(b)は位相制御動作を
示し、具体的には、搬送波と電圧コントローラ9の出力
電圧Vrefを示す。搬送波は電圧センサ11からの交流
電圧e1を基に、図に示すように、この交流電圧e1か
ら位相が90゜進みかつ交流電圧e1の負の期間で極性
が反転してなるものである。
電圧V1の平均値である直流リンク電圧V2と電圧指令
値制御回路16で作成した電圧指令値V*との偏差が零
となるようにその出力電圧Vrefを作成するので、結
局、図2(b)に示すように、搬送波と電圧Vrefとが
一致する位相で決定される点弧位相角αが、この例では
20゜となる。逆に、この点弧位相角αが20゜となる
よう、上述した乗算回路15のゲインKを設定する訳で
ある。
の出力電圧V1の波形、同図(d)は出力電圧V1を平
滑化した平滑コンデンサ4の直流リンク電圧V2の波形
を示す。
動作を図3により説明する。同各図(a)〜(d)の内
容は図2と同様である。図1に示す電圧指令値制御回路
16においては、その出力の電圧指令値V*は交流電圧
e1に比例して追随する構成となっているので、図3
(b)から判るように、搬送波が交流電圧e1の低下と
ともに低下するが、電圧コントローラ9からの出力電圧
Vrefも同様に低下し、結果として、両波形が一致する
位相から求まる点弧位相角αはほぼ一定の値を保つこと
になる。
た場合も同様に、点弧位相角αはほぼ一定値に保たれ
る。従って、交流電圧e1の過渡的な急下降等により直
流リンク電圧V2が急激に低下しようとした場合にも、
出力電圧を増大させるための制御余裕角が確保されてい
る。即ち、この例では、点弧位相角をα=20゜から減
少させて出力電圧を急増させることができるので、即座
に出力電圧を上昇させ、従来技術で指摘した不安定動作
が解消される。
示す回路構成図である。先の形態1と異なるのは、電圧
指令値V*を作成する電圧指令値制御回路20の部分の
みであるので、以下、主としてこの部分の構成および動
作を中心に説明する。
交流電圧e1を整流する整流器、14は後述するアナロ
グスイッチ回路17を経た整流器13からの出力を平滑
化する平滑回路である。17は整流器13と平滑回路1
4との間に挿入されたアナログスイッチ回路で、後述す
る遅延回路19からの信号によってオンオフ動作する。
18は電圧センサ11からの交流電圧e1の零点を検出
するゼロクロス検出回路、19は遅延回路で、ゼロクロ
ス検出回路18による零点検出毎に所定のむだ時間(後
述するように、このむだ時間が点弧位相角αに相当する
時間となる)を経てアナログスイッチ回路17をオンさ
せる。そして、電圧センサ11、整流器13、平滑回路
14、アナログスイッチ回路17、ゼロクロス検出回路
18および遅延回路19により電圧指令値制御回路20
を構成する。
で、同図(a)は交流電圧e1、同図(b)はアナログ
スイッチ回路17の動作を示し、交流電圧e1の各零点
から時間α経過後、オン動作を行う。同図(c)はアナ
ログスイッチ回路17の出力で、この出力電圧を平滑回
路14で平滑化した値を電圧指令値V*(同図(d)参
照)として出力する。この出力V*は、交流電圧e1を
点弧位相角αで位相制御して得られる値と同等となる。
従って、同図(d)〜(f)にそれぞれ位相制御動作、
整流回路2の出力電圧V1および平滑コンデンサ4の電
圧V2を示すが、先の形態1で説明した図3(b)〜
(d)と同様となり、この部分の動作については説明を
省略する。
いては、アナログスイッチ回路17と遅延回路19とを
有する電圧指令値制御回路20により、交流電圧e1か
ら電圧指令値V*を得るようにしたので、位相制御角α
に相当する正確な電圧指令値を作成することができる。
示す回路構成図である。同じく、先の形態例と異なる、
電圧指令値制御回路24の部分を中心に説明する。図に
おいて、21は電圧センサ11からの交流電圧e1の瞬
時値をディジタル信号に変換するA/D変換器としての
A/Dコンバータ、22はマイクロコンピュータで構成
され、図7にその内部機能を示すように、A/Dコンバ
ータ21からのディジタル信号を整流処理22Aした
上、平均化処理22Bし、更に、定数K(0<K<1)
の乗算処理22Cを行う。23は演算処理手段22から
のディジタル信号をアナログ信号に変換して電圧指令値
V*として出力するD/A変換器としてのD/Aコンバ
ータである。そして、電圧センサ11、A/Dコンバー
タ21、演算処理手段22およびD/Aコンバータ23
により電圧指令値制御回路24を構成する。
の形態1の場合と実質的に同等の電圧指令値V*を得る
ことができるので、以下の位相制御動作も先の形態1と
全く同様となる。但し、この形態3では、マイクロコン
ピュータを使用しているので、入力電圧に応じて点弧位
相角α(ここでは定数Kに反映される)を変更したり、
負荷条件により制御モードを変更する等フレキシブルな
対応が可能となり、システムに応じた最適制御が選択で
きるという利点がある。
示す回路構成図である。同じく、先の形態例と異なる、
電圧指令値制御回路26の部分を中心に説明する。図に
おいて、13は電圧センサ11からの交流電圧e1を整
流する整流器、14は整流器13からの出力を平滑化し
て平均電圧eaを出力する平滑回路、21は平滑回路1
4からの出力eaをディジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータ、25はA/Dコンバータ21からのディジタ
ル信号と電圧指令値に相当するディジタル信号との対応
を記憶する記憶手段としてのROM、23はROM25
からのディジタル信号をアナログ信号に変換し電圧指令
値V*として出力するD/Aコンバータである。そし
て、電圧センサ11、整流器13、平滑回路14、A/
Dコンバータ21、ROM25およびD/Aコンバータ
23により電圧指令値制御回路26を構成する。
力値(平均電圧ea)と出力値(電圧指令値V*)との
対応関係を示す特性図である。図の実線で示す特性S1
がそれで、式 V*=((1+cosα)/2)・ea に相当する直線的比例部と、上端を制限するリミッタ部
とからなっている。このリミッタ部はインバータ5を過
電圧から保護するためのものである。なお、図中、点線
で示す特性S0は上式のα=0に対応するものである。
*との対応データをROM25に予め書き込んでおく構
成とすることにより、関連機器の仕様諸元が変わっても
この書き込みデータの変更で簡単に対応でき、また、図
9で例示したように、リミッタ特性等のバリエーション
も簡単に設定することができるという利点がある。
を示す回路構成図である。同じく、先の形態例と異な
る、電圧指令値制御回路28の部分を中心に説明する。
図において、27はその入力端が整流回路2のダイオー
ド素子の極間に接続された絶縁アンプで、図11(b)
に示す、主回路とは電気的に絶縁された半波整流波形を
出力する。そして、この絶縁アンプ27のゲインKをK
=(1+cosα)(但し、αは点弧制御角)と設定し
ておく。この絶縁アンプ27からの出力を平滑回路14
で平滑化することにより、電圧指令値V*を得る。即
ち、絶縁アンプ27と平滑回路14とで電圧指令値制御
回路28を構成する。
すように、交流電圧e1に比例した形の電圧指令値V*
が得られ、既述した通りの安定した制御動作が実現され
る。図10に示す絶縁アンプ27は、一般に、そのゲイ
ンKを任意に設定可能な機能を備えているので、先の各
実施の形態の場合に比較して電圧指令値制御回路の構成
が極めて簡便になる利点がある。
合ブリッジ構成のものとしたが、実施の形態1〜4につ
いては、必ずしも、この方式による必要はなく、全サイ
リスタ素子の構成のものとしてもよい。また、各形態例
では、架線からの単相交流電源に基づく車両用補助電源
装置に適用した場合について説明したが、この発明は、
車両用に限らず、例えば、3相交流を電源とする電源装
置にも広く適用することができ同等の効果を奏する。
は、交流電源の交流電圧を検出し、上記電圧指令値を上
記交流電圧に基づいて変化させる電圧指令値制御手段を
備え、該電圧指令値制御手段は、上記制御回路が制御す
る上記スイッチング素子の点弧位相角が所定の角度で一
定となるように上記電圧指令値を変化させるので、常
に、一定量の制御余裕角が確保でき、交流電圧の過渡的
な急下降時等にも点弧位相角を進めて安定した制御動作
が可能となる。
値制御手段は、交流電源の交流電圧を検出する電圧検出
器、この電圧検出器からの交流出力を整流する整流器、
この整流器からの出力を平滑化する平滑回路、およびこ
の平滑回路からの出力に所定のゲインK(0<K<1)
を乗算して電圧指令値として出力する乗算回路を備え、
上記所定のゲインKは上記スイッチング素子の上記所定
の点弧位相角に基づいて決定されるので、一定量の制御
余裕角が確保できる電圧指令値制御を確実に実現するこ
とができる。
値制御手段は、交流電源の交流電圧を検出する電圧検出
器、この電圧検出器からの交流出力を整流する整流器、
この整流器からの出力を平滑化して電圧指令値として出
力する平滑回路、上記整流器と平滑回路との間に挿入さ
れたアナログスイッチ回路、上記電圧検出器からの交流
出力の零点を検出するゼロクロス検出回路、およびこの
ゼロクロス検出回路による零点検出毎に所定の遅延時間
を経て上記アナログスイッチをオンさせる遅延回路を備
え、上記所定の遅延時間は上記スイッチング素子の上記
所定の点弧位相角に基づいて決定されるので、一定量の
制御余裕角が確保できる電圧指令値制御を確実に実現す
ることができる。
値制御手段は、交流電源の交流電圧を検出する電圧検出
器、この電圧検出器からの交流出力の瞬時値をディジタ
ル信号に変換するA/D変換器、このA/D変換器から
のディジタル信号を整流処理した上、平均化処理し、更
に定数K(0<K<1)の乗算処理の演算を行う演算処
理手段、およびこの演算処理手段からのディジタル信号
をアナログ信号に変換して電圧指令値として出力するD
/A変換器を備え、上記定数Kは上記スイッチング素子
の上記所定の点弧位相角に基づいて決定されるので、一
定量の制御余裕角が確保できる電圧指令値制御を確実に
実現することができる。
値制御手段は、交流電源の交流電圧を検出する電圧検出
器、この電圧検出器からの交流出力を整流する整流器、
この整流器からの出力を平滑化する平滑回路、この平滑
回路からの出力をディジタル信号に変換するA/D変換
器、このA/D変換器からのディジタル信号と電圧指令
値に相当するディジタル信号との対応を記憶する記憶手
段、この記憶手段からのディジタル信号をアナログ信号
に変換して電圧指令値として出力するD/A変換器を備
えたので、一定量の制御余裕角が確保できる電圧指令値
制御を確実に実現することができる。
流回路を、ダイオード素子と位相制御可能なスイッチン
グ素子とを有する混合ブリッジ整流回路とするととも
に、電圧指令値制御手段は、入力端が上記ダイオード素
子の極間に接続され所定のゲインに設定された絶縁アン
プ、およびこの絶縁アンプの出力端からの出力を平滑化
して電圧指令値として出力する平滑回路を備え、上記所
定のゲインは上記スイッチング素子の上記所定の点弧位
相角に基づいて決定されるので、一定量の制御余裕角が
確保できる電圧指令値制御を確実に実現することができ
る。
流電源を単相電源とし、電圧指令値と直流電圧との偏差
を入力として動作する電圧コントローラを備え、制御回
路は、上記単相電源の交流電圧を基に、この交流電圧か
ら位相が90゜ずれかつ上記交流電圧の正また負の期間
で極性が反転してなる搬送波を作成し、この搬送波と上
記電圧コントローラの出力値とが一致する位相でスイッ
チング素子に点弧信号を出力するようにしたので、交流
電圧の変動と電圧指令値の変動とが相殺して制御位相角
一定の制御動作が簡便な構成で確実に得られる。
電源装置を示す回路構成図である。
波形を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
電源装置を示す回路構成図である。
を示すタイミングチャートである。
電源装置を示す回路構成図である。
である。
電源装置を示す回路構成図である。
ある。
助電源装置を示す回路構成図である。
形を示すタイミングチャートである。
図である。
器、9 電圧コントローラ、10 位相制御回路、11
電圧センサ、13 整流器、14 平滑回路、15
乗算回路、16 電圧指令値制御回路、17 アナログ
スイッチ回路、18 ゼロクロス検出回路、19 遅延
回路、20 電圧指令値制御回路、21 A/Dコンバ
ータ、22 演算処理手段、23 D/Aコンバータ、
24 電圧指令値制御回路、25 ROM、26 電圧
指令値制御回路、27 絶縁アンプ、28 電圧指令値
制御回路、e1 交流電圧、V2 直流リンク電圧、V
* 電圧指令値。
Claims (7)
- 【請求項1】 位相制御可能なスイッチング素子を有し
交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する整流回路、こ
の整流回路からの直流出力を平滑化する平滑リアクトル
および平滑コンデンサ、上記平滑コンデンサの直流電圧
を一定交流電圧に変換して負荷に供給し直流側から見た
抵抗特性が負性となるインバータ、および電圧指令値と
上記直流電圧との偏差が零となるよう上記整流回路のス
イッチング素子の点弧位相を制御する制御回路を備えた
電源装置において、 上記交流電源の交流電圧を検出し、上記電圧指令値を上
記交流電圧に基づいて変化させる電圧指令値制御手段を
備え、該電圧指令値制御手段は、上記制御回路が制御す
る上記スイッチング素子の点弧位相角が所定の角度で一
定となるように上記電圧指令値を変化させることを特徴
とする電源装置。 - 【請求項2】 電圧指令値制御手段は、交流電源の交流
電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交流
出力を整流する整流器、この整流器からの出力を平滑化
する平滑回路、およびこの平滑回路からの出力に所定の
ゲインK(0<K<1)を乗算して電圧指令値として出
力する乗算回路を備え、上記所定のゲインKは上記スイ
ッチング素子の上記所定の点弧位相角に基づいて決定さ
れることを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項3】 電圧指令値制御手段は、交流電源の交流
電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交流
出力を整流する整流器、この整流器からの出力を平滑化
して電圧指令値として出力する平滑回路、上記整流器と
平滑回路との間に挿入されたアナログスイッチ回路、上
記電圧検出器からの交流出力の零点を検出するゼロクロ
ス検出回路、およびこのゼロクロス検出回路による零点
検出毎に所定の遅延時間を経て上記アナログスイッチを
オンさせる遅延回路を備え、上記所定の遅延時間は上記
スイッチング素子の上記所定の点弧位相角に基づいて決
定されることを特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項4】 電圧指令値制御手段は、交流電源の交流
電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交流
出力の瞬時値をディジタル信号に変換するA/D変換
器、このA/D変換器からのディジタル信号を整流処理
した上、平均化処理し、更に定数K(0<K<1)の乗
算処理の演算を行う演算処理手段、およびこの演算処理
手段からのディジタル信号をアナログ信号に変換して電
圧指令値として出力するD/A変換器を備え、上記定数
Kは上記スイッチング素子の上記所定の点弧位相角に基
づいて決定されることを特徴とする請求項1記載の電源
装置。 - 【請求項5】 電圧指令値制御手段は、交流電源の交流
電圧を検出する電圧検出器、この電圧検出器からの交流
出力を整流する整流器、この整流器からの出力を平滑化
する平滑回路、この平滑回路からの出力をディジタル信
号に変換するA/D変換器、このA/D変換器からのデ
ィジタル信号と電圧指令値に相当するディジタル信号と
の対応を記憶する記憶手段、この記憶手段からのディジ
タル信号をアナログ信号に変換して電圧指令値として出
力するD/A変換器を備えたことを特徴とする請求項1
記載の電源装置。 - 【請求項6】 整流回路を、ダイオード素子と位相制御
可能なスイッチング素子とを有する混合ブリッジ整流回
路とするとともに、電圧指令値制御手段は、入力端が上
記ダイオード素子の極間に接続され所定のゲインに設定
された絶縁アンプ、およびこの絶縁アンプの出力端から
の出力を平滑化して電圧指令値として出力する平滑回路
を備え、上記所定のゲインは上記スイッチング素子の上
記所定の点弧位相角に基づいて決定されることを特徴と
する請求項1記載の電源装置。 - 【請求項7】 交流電源を単相電源とし、電圧指令値と
直流電圧との偏差を入力として動作する電圧コントロー
ラを備え、制御回路は、上記単相電源の交流電圧を基
に、この交流電圧から位相が90゜ずれかつ上記交流電
圧の正また負の期間で極性が反転してなる搬送波を作成
し、この搬送波と上記電圧コントローラの出力値とが一
致する位相でスイッチング素子に点弧信号を出力するよ
うにしたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
に記載の電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34644997A JP3416041B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34644997A JP3416041B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11178348A JPH11178348A (ja) | 1999-07-02 |
JP3416041B2 true JP3416041B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=18383511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34644997A Expired - Lifetime JP3416041B2 (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3416041B2 (ja) |
-
1997
- 1997-12-16 JP JP34644997A patent/JP3416041B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11178348A (ja) | 1999-07-02 |
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