JP3415847B2 - 内燃機関の空気弁反跳システム - Google Patents

内燃機関の空気弁反跳システム

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JP3415847B2
JP3415847B2 JP51243695A JP51243695A JP3415847B2 JP 3415847 B2 JP3415847 B2 JP 3415847B2 JP 51243695 A JP51243695 A JP 51243695A JP 51243695 A JP51243695 A JP 51243695A JP 3415847 B2 JP3415847 B2 JP 3415847B2
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  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として、但し独占的にではなく、自動車
関係の諸目的に用い得る、内燃機関の空気弁反跳システ
ムに関する。
モータの適正な作動を確保するためには、吸気および
排気弁を閉位置に保ち、カム軸で作動されるカムまたは
ロッカー・アームの作用により所望の時間に前記弁を開
かせるために、反跳システムを用いる必要がある。
弁の反跳は一般に、金属コイルばねを用いて行われる
が、これらのばねは若干数の欠点、特に「弁フラッタ
ー」の名で周知されている現象、を備えている。
ばねのたわみが増大するにつれ、その固有振動周波数
が低下することは周知の事実である。これは、弁リフト
が大きく設計された場合、弁ばねがいかに比較的低い機
関回転速度で振動し始めるか、を示すものである。この
種の機関に及ぼされる結果は、充分な理論的容認にもか
かわらず、高い機関回転速度での過度に低い出力であ
る。これが、弁の反跳について空気システムが提案され
た理由である。
資料、仏国特許明細書FR−A−2529616には、弁棒
が、シリンダ内で滑動するピストンを備えたものであ
り、それが一緒に、空気のような圧縮性流体で満たされ
た室を画定するようにしたシステムが記載されている。
この室は完全にはシールできず、空気が漏れ、オイルの
溶浸が依然発生する。この理由から、校正弁を備えた空
気供給およびオイル排出システムが設けられ、この場合
には、機関のシリンダ・ヘッド内に取り付けられた空気
ばねの本体内に管路が作られている。
しかし、このシステムは、多数の通路をせん孔しなけ
ればならないので作るのが複雑であり、また数多くのば
ねを取り付けて校正する必要があるため繊細な調整を必
要とする。
従って本発明は、作るのが一層簡単であり、従って経
費がより少なく、一層使い易い空気ばね反跳システムを
提案することにより、これらの欠点を除去しようとする
ものである。
ここに開示された反跳システムの主要な特徴によれ
ば、弁棒と一体をなしてシリンダ内を滑動するピストン
を含み、圧縮性流体を包有する室をピストン、弁棒およ
びしリンダが形成するようにされたシステムが、機関の
シリンダ・ヘッドの外側に位置するオイル排出および流
体圧力調整システムへ単一校正ポートを介して前記室が
連結されているという事実により特徴付けられている。
ここで使用される用語「単一校正ポート」は与えられ
た室に関連して1組の校正ポートしか存在しないことを
意味する。
本発明に関する反跳システムの他の諸特徴によれば、 ・ オイル排出および圧力調整システムと連通する集収
マニホルドへ校正ポートが結合され、 ・ 校正ポートの直径は0.5mm〜1.5mmであり、 ・ それには、冗長性を付与するため、2組のオイル排
出および圧力調整システムが包含され、 ・ 予め定められた限界値を横方向加速度が超える際に
オイルの移動を防止し得る移動防止弁が、2組のオイル
排出および圧力調整システムの間に取り付けられ、 ・ その上方部分が、要すれば校正弁を介して校正ポー
トおよび加圧ガス源の双方と連通し、オイルが蓄積する
その下方部分が、オイル排出を制御する少なくとも1組
の装置を装備した排出管路と連通するようにされた容器
がオイル排出および圧力調整システムに包含され、 ・ オイル排出を制御する装置が前記容器内の圧力に対
して機敏に反応し、 ・ オイル排出を制御する装置が前記容器内の油面に対
して機敏に反応し、 ・ オイル排出を制御する装置が電磁弁であり、 ・ オイル排出を制御する装置がダイアフラム弁であ
り、 ・ ダイアフラムにより、前記排出管路が通じる一方の
区画と、第一区画内に作られた管路の開口部に向かって
ダイアフラムを押圧する反跳装置を包有する第二区画と
に分離された本体がダイアフラム弁に包含され、 ・ ダイアフラム反跳装置は、ばねのように機械式であ
り、 ・ ダイアフラム反跳装置は空気式であり、管路を介
し、加圧ガス源に第二区画を連通させており、 ・ 前記管路は、容器内の圧力変動が予め定められた限
界値を超える際に開くようにされる電磁弁を装備され、 ・ 前記電磁弁は、集収マニホルド内の圧力を測定する
センサの表示に従い、機関管理システムにより制御さ
れ、 ・ システムには、容器内の油面を検出する装置が包含
され、 ・ 油面検出装置には、機関管理システムに連結された
作動接点を作動させ得るフロートが包含されており、 ・ 油面検出装置には、その下方端部でレバーの端部上
にヒンジされたフロートが包含され、その他方の端部
は、予め定められた限界値を超えて油面が上昇する場合
に弁を開くような方法で校正弁ボール上に作用し、 ・ 油面検出装置には、熱線センサが包含され、 ・ このシステムには、集収マニホルド内に蓄積する何
れのオイルも排出する装置が包含され、 ・ 集収マニホルドからオイルを排出する装置には、加
圧ガス源と集収マニホルドとの間に前記校正弁と平行に
取り付けられた電磁弁が包含され、校正弁に関連してマ
ニホルドの下流に容器が取り付けられ、予め定められた
周波数で電磁弁が開くようにされ、また、 ・ 機関サイクル数および/または容器内の油面に従っ
て前記電磁弁の開きが制御される。
実施例として示される以下の説明を添付諸図面に関連
して読み取れば、本発明は更に明白となろう。
・ 第1図は、最初の実施例による本発明の原理を示す
略線図、 ・ 第2図は、内燃機関のシリンダ・ヘッド内部の、本
発明に関わるシステムの配置を示す断面図、 ・ 第3図は、本発明のシステムを装備した弁作動器に
おける1サイクル中の圧力変化を示すグラフ、 ・ 第4図は高回転速度と低回転速度との間でこのサイ
クルがどのように変化するかを示す、第3図と類似のグ
ラフ、 ・ 第5図は、このサイクルが時間を通じてどのように
安定化するかを示す、第3図および第4図と類似のグラ
フ、 ・ 第6図は、本発明に係わるシステムの第二実施例を
示す、第1図と類似の線図、 ・ 第7図〜第9図は、オイル排出システムについての
考え得る3実施例を示す線図、そして ・ 第10図〜第14図は、本発明に関わるシステムのその
他の諸実施例を示す、第1図と類似の図である。
第1図は、頭部2および棒3を有する弁1を示す略線
図である。頭部2と反対側の棒の端部は、シリンダ5内
で滑動するピストン4と一体をなしている。ピストン
4、シリンダ5および棒3は作動器を形成し、シリンダ
内部には、弁をその閉位置へ戻す弁の空気反跳ばねを構
成する圧縮性流体(一般に空気などのガス)で満たされ
た室6を形成する。シリンダ5およびピストン4もしく
は棒3の間のシールされた状態は、摩擦、摩耗および高
温に充分に耐える運動用シール7によって得られる。
このシールの品質を以てしても、室6から外側への空
気漏れや、室内へのオイルの浸透を防止することは不可
能である。この理由から、空気供給システムおよびオイ
ル排出システムを設ける必要がある。
本発明によれば、これら2機能は、各作動器と組み合
わされた校正ポート8により遂行される。8の各種ポー
トは、シリンダ内へ設けられた集収マニホルド9と連通
し、次いでそれが空気供給およびオイル排出システムへ
連結されている。このシステムは主として、管路11によ
りマニホルド9へ連結された容器10で構成されている。
容器10は、校正弁13を備えた管路12によりそれが連結さ
れた(第1図には示されていない)圧力源により、(例
えば10barのような)定圧に保たれる。車両上の圧縮機
または小容量(例えば1)の圧縮ガス・タンクにより
圧力源を構成することができる。
従って、(例えば、第1図に示す如き、その閉位置へ
の弁の上昇運動の終端での)ある値未満まで室6内部の
圧力が下降すると、室には、管路11、マニホルド9およ
び校正ポート8を介して容器10から空気が供給されるこ
とは明らかである。逆に、(例えばピストン4の圧縮行
程中)充分に高い値まで圧力が上昇すると、室6へ浸透
し得た何れかのオイルがポート8、マニホルド9および
管路11を介して容器10内へ排出され、そこでそれが底部
に集積する(第1図にHとして表示されている)。次い
でそれは、機関の電子管理システム(図示せず)により
作動される電磁弁15を備えた管路14を介し、(望ましく
は機関クランク・ケースに)排出される。
第2図の断面図には、機関のシリンダ・ヘッドにおけ
るこのシステムの配置が示されている。シリンダ・ヘッ
ド16は、弁案内17と、ねじ18でシリンダ・ヘッドに付着
されたシリンダ5を形成する部品とを収容するため、周
知された方法で機械加工される。ガスケット19,20によ
り、シリンダ・ヘッド16、案内17およびシリンダ5の間
にシーリングが施される。シリンダの底部は比較的に厚
く、そこにせん孔されて、孔21を介し集収マニホルド9
と連通する前述の校正ポート8を構成する孔を備えてい
る。空気供給およびオイル排出システムはシリンダ・ヘ
ッドの外側にあり、第2図には示されていない。
ここで、本発明に関わるシステムの作動を、サイクル
中の室の容積Vの変化の関数として室6の内部圧力Pが
いかに変動するかを示すグラフである第3図〜第5図に
特に関連して説明する。ここに、値V1およびV2は、ピス
トン4の行程限界に対応する容積Vの最小および最大容
積である。
先ず、ピストン4が第1図に示された位置にあると仮
定する。室6の容積はV2に等しく、室の内部の圧力は、
第3図の点Aに対応する点P1に等しい。ピストンの圧縮
行程中、室が完全にシールされていれば、一点鎖線で示
される曲線C1が追従される。しかしポート8を経て空気
が漏出するので、曲線C1を追従させたとした場合よりも
低い圧力P2に対応する点Bまで、曲線C2が追従される。
この同じ理由で、続く作動器の膨張行程中、より低い圧
力に対応する曲線C3が曲線C2の代りに追従される。室6
の最小校正圧力に対応する点Cに達すると、空気供給シ
ステムにより作動器が空気を再供給されるため、曲線内
に屈曲が生じる。その結果我々は行程の終りに、P1より
も低い圧力P3を有する点Dに到達し、次いで室は、圧力
P1が回復されるまで定容積の空気を充てんし続けるが、
これはDA部分に対応するものである。
丁度説明したサイクルが機関回転速度に従って変動す
ることは銘記されるべきである。これは、サイクルABD
を高速作動について再び示した第4図に示されており、
圧力は圧縮行程中、急激に増大する。低速においては、
ピストンの運動が一層遅いので、校正ポート8を通る空
気の流量が増大し、曲線C'2がP2より低い圧力P'2に対応
するB'へAから、そして曲線C'3がB'からD'へ追従され
る。
システム調整や機関回転速度によっては、サイクルの
終りに再膨張するに充分な時間を作動器が持ち得ないこ
ともあり得る。この場合には、第一サイクルA1B1C1D
1(第5図)の終りにA1へ来る代りに、より低い圧力に
対応する点A2で終わる。続くサイクルはA2B2C2D2であ
り、次いでシステムがAiBiCiDiに倣って安定化し、あた
かも、点Aiに対応するP1iを備えた、P1よりもわずかに
低いP1iに供給圧力が等しくなるように全てが生起され
る。
それ故、ポート8の直径および容器10の校正圧力を選
択することによりサイクルABCDが制御されることが理解
できる。
ここで、本発明に関わるシステムの各種実施例を、第
6図〜第14図に関連して説明する。
先ず第6図を参照すると、弁1および作動器4,5,6な
らびに校正ポート8および容器10が見られる。容器は、
車両上に支えられ且つ、例えば200barの空気1を包有
する圧縮ガス・タンク23の減圧弁22と、校正弁13を介し
連通している。減圧弁22には、機関管理システムに管路
25で連結された、タンク23内の圧力をチェックするのに
役立つ圧力センサ24が備えられている。
容器10もまた、管路27で機関管理システムに連結され
た圧力センサ、項目26、を備えている。管路14にはフィ
ルタFが備えられ、電磁弁15が管路28で管理システムに
連結されている。
一例として、容器10を10barに保つためには、校正ポ
ート8の直径が0.5mm〜1.5mmであれば良く、10.5barの
圧力をもたらすべく減圧弁22が調節され、弁13により0.
5barの圧力降下が生起される。
これらの条件下で、弁の反跳作動器は10bar〜25barの
間で変動し、マニホルド9および容器10内の圧力は、凡
そ一定のままである。
オイルHが容器10の底部に集積すると、この容器内に
含有されるガスの容積が、その圧力と共に変化する。圧
力は極力均等に保たれなければならないので、予め設定
された最大値(例えば11bar)に圧力が到達した場合、
または第6図に「MAX」とマークを付された最高レベル
にオイルが到達した場合の何れかにおいて、電磁弁15の
開通により、オイル排出が始動される。この排出は、圧
力が10barというその当初のレベルに戻った場合、また
は「MIN」とマークを付された最低レベルにオイルが到
達した場合に停止される。
第7図には、電磁弁15がダイアフラム弁29に置き換え
られるオイル排出システムの変更態様が示されている。
この弁は、管路14を経て到着するオイルが集積する下
方区画と、管33の開口部に対してダイアフラムを押圧す
るばね32を包有する上方区画とに、ダイアフラム31で分
離された本体30で構成されている。
容器10内で圧力が増大すると、この増大量がオイルの
容積に伝達され、それによりダイアフラム31が持ち上げ
られ、管33を経てオイルが排出される。
安全対策として、第8図に示す如く、電磁弁とダイア
フラム弁とを並行に取り付けることにより複式排出シス
テムを設けることも有用である。電磁弁を包有する管路
14aとダイアフラム弁を包有する管路14bとの間で分割さ
れた管路14を除き、既述の全ての構成要素は同じ参照符
号を備えている。
実際、容器10はわずかな漏れを生ずる恐れがあり、そ
の圧力は、オイルがその最高レベルを超えても増大しな
い可能性がある。この場合には、弁29が始動されない代
りに、油面に対して機敏に反応する電磁弁により排出が
確保される。逆に、電磁弁が機能停止すると、ダイアフ
ラム弁が電磁弁に取って代わる。
2列のシリンダを備えた機関の場合、冗長性により安
全性を確保するため、二重空気供給およびオイル排出シ
ステムを備えることができる。第9図は、機関の両側の
間で区別するための指標aまたはbを伴った同じ参照符
号を有する対応的な構成要素により、第7図の電磁弁排
出システムがいかにしてバック・アップされたか、を示
している。大きな横方向加速度を受けた場合に一方の容
器から他方へのいかなる移動をも防止するため、容器10
aおよび10bを連結する管路35内に移動防止弁34が配置さ
れていることを銘記されたい。横方向加速度がほとん
ど、または全く存在しなければ、弁は開いたままにさ
れ、例えば容器10a内のオイルは電磁弁15bを経て排出す
ることが可能となる。
当然ながら、1列のシリンダしか存在しなくても、冗
長性を付与するために二重システムを用いることができ
る。
第10図の変更態様には、ダイヤフラム弁29のばね32が
省略されていることを除き、第6図と同じ構成要素が見
られ、対応的な構成要素は、減圧弁22と弁13との間に位
置する点でそれを管路12に連結する管路36により圧力下
に保たれる。
再言すれば、油面に対して機敏に反応するシステムを
備えたダイアフラム弁をバック・アップすることは有益
である。しかし、容器10内の圧力変動を解析し、予め設
定されたレベルを変動量が超えた場合に弁を開かせるこ
ともできる。これにより、集収マニホルド9内の圧力変
動の増大がもたらされるが、マニホルド内の圧力を測定
する圧力センサを備えれば良く、機関の管理システムへ
管路38で連結される。このシステムは、管路36内に取り
付けられた電磁弁40へ管路39で連結され、センサ37で測
定された圧力変動が予め設定された限界値を超えると、
それが排出管路41へ開く。
ダイアフラムをその反跳装置に対して歪ませるものが
油圧であるため、オイルを包有する弁29の区画が必ずし
も下方区画ではないことが第10図に見られる。
レベルの検出は、最高または最低レベルに到達した時
に接点を閉じるフロート42(第11図)の装置により遂行
することができる。(近位センサ、磁気スイッチ等でも
良い)対応的なセンサ43,44、はそれぞれ、管路45,46に
より機関の管理システムに連結される。
第12図は、第10図におけるそれと同じ方法で取り付け
られたダイアフラム弁を用いる場合に冗長性を付与する
別のシステムを示す。フロート42は再び存在している
が、それはその下方端部で旋回レバー47の一端にヒンジ
取付され、その他端は、容器10内の油面が上昇した際に
この弁を開くよう、校正弁48のボール上に作用し、次い
でオイルは、管路14を経てダイアフラム弁29の下流へ逸
出することができる。ばね51は、フロートを保持し且
つ、車両の垂直加速度の影響を受けてそれが不用意に上
昇することを防止するために設けられる。
第13図には、機関上の2列のシリンダに対応する、第
10図に示すそれと類似の、2組のシステムを用いる装置
にして、両システムに共通のタンク23および弁13を備え
た装置が示されている。既述の構成諸要素がその側に応
じ、指標aまたはbを伴った同じ参照符号を備えてい
る。管路45a,45bにより機関の管理システムに連結され
たレベル・センサ43a,43bと組み合わせて、案内Ga,Gbに
保持されたフロート42a,42bを設けることもできる。言
うまでもなく、管路35内に取り付けられた移動防止弁34
も第9図に含まれている。
この変更態様においては、他におけると全く同様に、
熱線センサによるなどして、他の方法でレベルの検出を
なし得ることを銘記されたい。
その上更に、集収マニホルド9、からオイルがわずか
に排出すること、およびこれらのマニホルド内に泡が集
まることも可能である。この理由で第14図にシステムが
示され、そこには、その対応的なジャッキ4ないし5、
およびその校正ポート8、ならびに2組の集収マニホル
ド組立体9a,9bを備えた弁1が設けられている。容器10
a,10bはタンク23へ直接にではなく、タンク23とマニホ
ルド9との間に位置する弁13に、マニホルド9a,9bを介
して結合されている。排出はダイアフラム弁29a,29bに
よってもたらされ、移動防止弁34も含まれている。
この構成において、(0.6の容積を備え得る)タン
ク23は常に200barに加圧されるが、(再言すると、容器
10a,10b内に約10barを保つために)減圧弁22は15bar、
弁13は5barに調整される。言うまでもなく、これらの値
は特定の場合に応じて変動することがあり得る。
例えば、若干数の機関サイクルの際、弁13と並行に配
置された電磁弁49が、予め設定された間隔で開き、マニ
ホルド9内の圧力をかなり増大させ、容器10a,10b内へ
泡を排出する。50a,50bのようなレベル・センサにより
排出を制御することが可能となり、電磁弁49の開口周期
数が常に適応され、あるいは電磁弁49がバックアップ電
磁弁52によりバックアップされる。
本発明のシステムは数多くの利点を備えているが、主
要なそれは、その設計ならびにその作動の双方における
単純さである。実際、この弁には故障や漏れの危険性が
なく、またシステムが単純なので取付時間が極めて短
い。
機関の構成は、シリンダ・ヘッド内のシステムが、数
多くの形式の機関への適応に備えて、事実上、集収マニ
ホルドおよびマニホルド間のリンク、ならびに、一方で
は各種の室、他方ではオイル回収容器に限定されている
ので、シリンダ・ヘッド内にはフラップ弁が全くない、
という事実により、容易になる。
更に、室6からのオイル排出は校正ポート8の存在に
よって助長されるが、この排出は常に行われるので、作
動器内の圧力変動は更に良く制御される(資料、仏国特
許明細書FR−A−2529616のフラップ弁システムを用い
れば排出が経続的になる。) 最後に、本発明のシステムによれば、特に低回転速度
の場合、カムとタペットとの間の接点における負荷が低
減され、より少ない機械損失と、より良い減速度とがも
たらされる。
本発明が、ここに説明され、図示された実施例に限定
されないこと、および、本発明の範囲を超えることなく
数多くの変更態様を想像し得ることが理解される。更に
本発明は、自動車用機関のみならず全ての形式の内燃機
関に適用することができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−286805(JP,A) 特開 平5−59916(JP,A) 特開 平2−294506(JP,A) 特開 平2−230910(JP,A) 西独国特許出願公開3808542(DE, A1) 仏国特許出願公開2529616(FR,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 3/10 F01L 3/20

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の空気弁反跳システムにして、シ
    リンダ(5)内を滑動する、弁棒(3)を備えたピスト
    ン(4)を含み、圧縮性流体を包有する室(6)をピス
    トン(4)、弁棒(3)およびシリンダ(5)が形成す
    るようにした反跳システムにおいて、単一校正ポート
    (8)により、機関シリンダ・ヘッドの外側のオイル排
    出および流体圧調整システムへ前記室が結合され、 オイル排出および圧力調整システムが容器(10)を包含
    し、その上方部分が、校正ポート(8)および加圧ガス
    の源(23),(22)の双方と連通し、そのオイルが蓄積
    する下方部分が、オイルの排出を制御する少なくとも1
    組の装置を備えた排出管路(14)と連通することを特徴
    とする内燃機関の空気弁反跳システム。
  2. 【請求項2】請求の範囲第1項に記載された反跳システ
    ムにおいて、オイル排出および圧力調整システムに連通
    する集収マニホルド(9)へ校正ポート(8)が結合さ
    れていることを特徴とする内燃機関の空気弁反跳システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求の範囲第1項または請求の範囲第2項
    の何れか1項に記載された反跳システムにおいて、校正
    ポートの直径が0.5mm〜1.5mmであることを特徴とする内
    燃機関の空気弁反跳システム。
  4. 【請求項4】請求の範囲第1項から請求の範囲第3項ま
    での何れか1項に記載された反跳システムにおいて、冗
    長性を確保するため、2組のオイル排出および圧力調整
    システムがそれに包含されることを特徴とする内燃機関
    の空気弁反跳システム。
  5. 【請求項5】請求の範囲第4項に記載された反跳システ
    ムにおいて、予め定められた限界値を横方向加速度が超
    えている間、オイルの移動を防止し得る移動防止弁(3
    4)が、2組のオイル排出および圧力調整システムの間
    に取り付けられていることを特徴とする内燃機関の空気
    弁反跳システム。
  6. 【請求項6】請求の範囲第1項から請求の範囲第5項ま
    での何れか1項に記載された反跳システムにおいて、容
    器(10)の上方部分が、校正弁(13)を介して、加圧ガ
    スの源(23),(22)と連通することを特徴とする内燃
    機関の空気弁反跳システム。
  7. 【請求項7】請求の範囲第6項に記載された反跳システ
    ムにおいて、オイル排出を制御する装置が前記容器(1
    0)内の圧力に対して機敏に反応することを特徴とする
    内燃機関の空気弁反跳システム。
  8. 【請求項8】請求の範囲第6項に記載された反跳システ
    ムにおいて、オイル排出を制御する装置が前記容器(1
    0)内の油面に対して機敏に反応することを特徴とする
    内燃機関の空気弁反跳システム。
  9. 【請求項9】請求の範囲第6項から請求の範囲第8項ま
    での何れか1項に記載された反跳システムにおいて、オ
    イル排出を制御する装置が電磁弁(15)であることを特
    徴とする内燃機関の空気弁反跳システム。
  10. 【請求項10】請求の範囲第6項から請求の範囲第8項
    までの何れか1項に記載された反跳システムにおいて、
    オイル排出を制御する装置がダイアフラム弁(29)であ
    ることを特徴とする内燃機関の空気弁反跳システム。
  11. 【請求項11】請求の範囲第10項に記載された反跳シス
    テムにおいて、ダイアフラム(31)により、前記排出管
    路(14)が注ぐ一方の区画と、第一区画内に置かれた管
    (33)の開口部に対してダイアフラム(31)を押圧する
    反跳装置を包有する第二区画とに分離された本体(30)
    をダイアフラム弁(29)が含むことを特徴とする内燃機
    関の空気弁反跳システム。
  12. 【請求項12】請求の範囲第11項に記載された反跳シス
    テムにおいて、ダイアフラム(31)を反跳させる装置
    が、ばね(32)のような機械式であることを特徴とする
    内燃機関の空気弁反跳システム。
  13. 【請求項13】請求の範囲第11項に記載された反跳シス
    テムにおいて、ダイアフラム(31)を反跳させる装置が
    空気式であり、第二区画が管路(36)を介して加圧ガス
    源(23,22)と連通していることを特徴とする内燃機関
    の空気弁反跳システム。
  14. 【請求項14】請求の範囲第13項に記載された反跳シス
    テムにおいて、予め定められた限界値を容器(10)内の
    圧力変動が超えた場合に開くようにされた電磁弁(40)
    が前記管路(36)に備えられていることを特徴とする内
    燃機関の空気弁反跳システム。
  15. 【請求項15】請求の範囲第2項および請求の範囲第14
    項に記載された反跳システムにおいて、集収マニホルド
    (9)内の圧力を測定するセンサ(37)の表示に従い、
    機関管理システムにより、前記電磁弁(40)が制御され
    ることを特徴とする内燃機関の空気弁反跳システム。
  16. 【請求項16】請求の範囲第8項に記載された反跳シス
    テムにおいて、容器(10)内の油面を検出する装置がそ
    れに包含されることを特徴とする内燃機関の空気弁反跳
    システム。
  17. 【請求項17】請求の範囲第16項に記載された反跳シス
    テムにおいて、機関管理システムに連結された接点(4
    3,44)を作動させ得るフロート(42)が、油面を検出す
    る装置に包含されることを特徴とする内燃機関の空気弁
    反跳システム。
  18. 【請求項18】請求の範囲第16項に記載された反跳シス
    テムにおいて、油面を検出する装置がフロート(42)を
    包含し、フロートがその下端でレバー(47)の端部にヒ
    ンジ取付され、レバーの他端が、予め定められた限界値
    を超えて油面が上昇した場合にこの弁を開くよう、校正
    弁(48)のボール上に作用することを特徴とする内燃機
    関の空気弁反跳システム。
  19. 【請求項19】請求の範囲第16項に記載された反跳シス
    テムにおいて、油面を検出する装置が熱線センサを包含
    することを特徴とする内燃機関の空気弁反跳システム。
  20. 【請求項20】請求の範囲第2項に記載された反跳シス
    テムにおいて、集収マニホルド(9)内に蓄積する何れ
    のオイルも排出する装置がそれに包含されることを特徴
    とする内燃機関の空気弁反跳システム。
  21. 【請求項21】請求の範囲第6項および請求の範囲第20
    項に記載された反跳システムにおいて、集収マニホルド
    (9)からオイルを排出する装置が、加圧ガス源(23,2
    2)と集収マニホルド(9)との間に前記校正弁(13)
    と並行して取り付けられた電磁弁(49)を包含し、校正
    弁(13)に対してマニホルド(9)の下流に容器(10)
    が取り付けられ、電磁弁(49)が予め定められた間隔で
    開くようにされていることを特徴とする内燃機関の空気
    弁反跳システム。
  22. 【請求項22】請求の範囲第21項に記載された反跳シス
    テムにおいて、機関サイクル数および/または容器(1
    0)内の油面レベルに従って前記電磁弁(49)の開きが
    制御されることを特徴とする内燃機関の空気弁反跳シス
    テム。
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