JP3414001B2 - 欠相検出装置 - Google Patents

欠相検出装置

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JP3414001B2 JP27621894A JP27621894A JP3414001B2 JP 3414001 B2 JP3414001 B2 JP 3414001B2 JP 27621894 A JP27621894 A JP 27621894A JP 27621894 A JP27621894 A JP 27621894A JP 3414001 B2 JP3414001 B2 JP 3414001B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機等が接続され
る三相電路等の欠相を正確に検出する欠相検出装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特公平4−67425号公報に開示され
た従来の欠相検出装置を図8に示す。CT1、CT2、C
T3は三相電路2における電流を検出する電流検出手
段、1は電流検出手段の各出力信号が入力され三相全波
整流された整流信号1aを出力する三相全波整流手段、
3は整流信号1aの波高値に応じた波高値信号3aを出
力する波高値検出手段、4は整流信号1aの平均値に応
じた平均値信号4aを出力する平均値検出手段、6は波
高値信号3aと平均値信号4aの各大きさA、Bとを用
いて演算を行い整流信号1aの脈動率Rに応じた脈動率
信号6aを出力する演算手段、12は波高値信号3aが
入力され該入力信号の大きさをAを内の第1設定電流
値I1と比較しA≧I1であると第1判定信号12aを
出力する第1判定手段、13は波高値信号3aが入力さ
れ該入力信号の大きさをAを内の第2設定電流値I2
と比較しA<I2であると第21判定信号13aを出力
し、A≧I2であると第22判定信号13bを出力する
第2判定手段、10はリセット信号14aが入力される
か又はタイムアップ信号10aを出力するか又はすると
初期状態にリセットされて計時動作を停止し、かつ第1
判定信号12aが入力されると計時動作を開始して設定
時間経過後タイムアップ信号10aを出力する計時手段
である。
【0003】14は第1基準値R1と第2基準値R2と
が設けられ、第21判定信号13aが入力された場合に
は脈動率信号6aの値Rと第1基準値R1とを比較しR
<R1であればリセット信号14aを出力し、第22判
定信号13bが入力された場合には脈動率信号6aの値
とを比較しR<R2であればリセット信号14aを出力
する第3判定手段、15は電源が投入されることにより
動作開始信号15aを出力する制御手段、16は動作開
始信号15aが入力されると周期ΔTで駆動信号16a
を出力する信号発生手段とにより欠相検出装置を構成さ
せている。
【0004】以上のように構成された従来の欠相検出装
置の動作を説明する。今、電路2に欠相状態が発生した
ためAの大きさがI1≦A<I2になりR≧R1になっ
たとすると、信号12aが出力されるので計時手段10
が計時動作を開始し、一方判定手段14では基準値R1
が選択されるがR≧R1のため該手段14からリセット
信号14aは出力されない。そして、脈動率Rを(A−
B)/Aにより演算し、脈動率Rが第1基準値R1、第
2基準値R2よりも大きいと、計数手段10がカウント
アップして、欠相信号を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の欠相検出装置に
おいては図に示すように歪波が生じた場合、歪波形の
ピーク値Au、正常波形のピーク値Anとすると、歪波
が生じているときの脈動率は、Ru=(Au−B)/A
uとなり、正常なときの脈動率は、Rn=(An−B)
/Anとなり、Au>Anであるため、ほとんどがRu
>Rnとなり歪波形のピーク値Auを使用して脈動率R
を演算した場合、誤って欠相検出する場合がある。
【0006】この発明は、上記に示す問題点を解決する
ためになされたもので、負荷電流に歪が発生しても誤っ
て欠相検出しにくい欠相検出装置を提供することを目的
とする。
【0007】又、他の目的は不平衡な負荷電流が流れて
誤って欠相検出しにくい欠相検出装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の欠相検出
装置は、三相電路における電流を検出する電流検出手段
と、上記電流検出手段により検出された出力を整流する
整流手段と、上記整流手段の出力を増幅する増幅手段
と、上記増幅手段の出力を用いて上記三相電路の欠相を
判定する基準電圧を得る基準電圧生成手段と、上記増幅
手段の出力電圧値と上記基準電圧生成手段の基準電圧値
を比較する比較手段とを備え、上記基準電圧値が上記出
力電圧値よりも予め定めた時間継続して大きい場合、上
記三相電路が欠相と判断する演算手段を備えたことを特
徴とするものである。
【0009】また、請求項記載の欠相検出装置は、上
記増幅手段の出力電圧の最大値と最小値を用いて上記三
相電路の不平衡の程度を判定する判定電圧を得る判定電
圧生成手段と、上記判定電圧生成手段の判定電圧値と上
記増幅手段の出力電圧値を比較する不平衡比較手段と、
上記判定電圧値が上記出力電圧値よりも予め定めた時間
大きいか否かにより上記三相電路の欠相を判定する基準
電圧値を変化させる基準電圧変化手段とを備えたことを
特徴とするものである。
【0010】請求項記載の欠相検出装置は、演算手段
は予め定めた時間を負荷の過電流耐量時間以下となるよ
うに設定したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の欠相検出装置によれば、電流検
出手段は三相電路における電流を検出し、整流手段は電
流検出手段の出力を整流し、増幅手段は上記整流手段の
出力を増幅し、基準電圧生成手段は上記増幅器の出力電
圧を入力して上記三相電路の欠相を判定する基準電圧を
生成し、比較手段は上記増幅手段の出力電圧値と上記基
準電圧生成手段の基準電圧値を比較し、演算手段は上記
基準電圧値が上記出力電圧値よりも予め定めた時間継続
して大きい場合、上記三相電路が欠相と判断する。
【0012】また、請求項記載の欠相検出装置によれ
ば、判定電圧生成手段は出力電圧の最大値と最小値を用
いて上記三相電路の不平衡の程度を判定する判定電圧を
生成し、不平衡比較手段は上記判定電圧生成手段の判定
電圧値と上記演算手段の出力電圧値を比較し、基準電圧
変化手段は上記判定電圧値が上記出力電圧値よりも予め
定めた時間大きいか否かにより欠相を判定する基準電圧
値を変化させる。
【0013】請求項記載の欠相検出装置によれば、演
算手段は予め定めた時間を負荷の過電流耐量時間以下と
なると欠相と判定する。
【0014】
【実施例】
実施例1.この発明の実施例である欠相検出装置を図1
に示す。図中、従来と同一符号は同一又は相当部分を示
す。21は三相交流電源(以下、「電源」という。)、2
2は電源21に接続されたモーター22である。CT
1、CT2は三相電路2における電流を検出する電流検
出手段としての変流器、S1は変流器CT1、CT2の
出力を整流する整流手段としての三相全波整流器、30
は演算増幅器13の入力電流を制限する抵抗、31は三
相全波整流器S1により整流された電圧を増幅する増幅
手段としての演算増幅器、32、33は演算増幅器のゲ
インGを決める抵抗で、それぞれ抵抗値R12、R13
を有する。なお、ゲインGはR12/R13+1とな
る。35はマイクロコンピューター(以下、「マイコ
ン」という。)で、このマイコン35は演算部により演
算増幅器31の出力電圧E1を入力して演算等する。3
7はマイコン35のアナログ出力端子DA1から出力さ
れる基準電圧値又は判定電圧値と演算増幅器31からの
出力電圧E1とを比較する比較手段又は不平衡比較手段
としてのコンパレーター、38はコンデンサである。図
2は欠相検出装置の各部の波形図である。図2におい
て、E1は演算増幅器の出力電圧を示し、E3は欠相と
判定する基準電圧である。
【0015】次に、欠相検出装置の動作について、図3
のフローチャートを参照して説明する。なお、下記のフ
ローチャートを実行すると基準電圧生成手段と演算手段
を実行することになる。まず、基準電圧E3を演算する
ための演算増幅器31の出力電圧E1のマイコン35へ
一周期の入力回数、すなわち、サンプリング回数CNを
8回に設定する。欠相モードを判定するレジスタSPに
フラグ0を設定する(以下、SP_F=0という。)。
欠相の判定は欠相モードが設定回数に到達すると、欠相
と判定し、該設定回数を欠相カウンターPHに30を設
定する。これより、欠相モードが30回に達すると欠相
と判定する。欠相と判定する基準電圧E3の初期設定を
0.4Enにする。なお、Enはモーター2に定格電流
が流れた場合の演算増幅器31の出力電圧をいう。又、
欠相モードの周期をタイマFMにより設定し、この設定
値を0.1Secとする。サンプリング周期をタイマS
Tにより設定し、この設定値は電源周波数が60HZの
場合1msecに設定する(ステップ101)。ここ
で、出力電圧E1のサンプリング周期STとサンプリン
グ回数CNの積、すなわち、欠相モードの一周期の合計
サンプリング周期を1msec×8=8msecにした
のは電源周波数の半周期以内にするためである。
【0016】次に、タイマFM及びタイマSTのタイマ
をスタートさせる(ステップ102)。タイマFMがタ
イムアップしているか否かを判定し(ステップ10
3)、タイムアップしていなければ、該判定を継続す
る。タイムアップしておれば、タイマTM2がタイムア
ップしているか否かを判定し(ステップ104)、タイ
ムアップしていなければ、該判定を継続する。タイムア
ップしておれば、演算増幅器31の出力電圧E1をマイ
コン35に入力する(ステップ105)。欠相モードか
否かをSP_Fのフラグが1か否かで判定し(ステップ
120)、初期設定がSP_Fが0であるので、基準電
圧E3をコンパレータ37の入力側の一方に出力し(ス
テップ121)、基準電圧E3と出力電圧E1をコンパ
レータ37により比較し(ステップ122)、E3>E
1であれば、欠相モードと判断して、SP_Fに1を設
定する。同時に欠相カウンターPHを1減算させ(ステ
ップ123)、サンプリング回数CNを1減算させ(ス
テップ125)、該CNがゼロか否か判定し(ステップ
126)、ゼロでなければ、欠相モードが継続している
ので、ステップ104、105、125、126を順次
実行して出力電圧E1をマイコン35に8回入力する。
従って、ステップ126においてサンプリング回数CN
はゼロとなる。一方、E3>E1でなければ、欠相カウ
ンターPHに30を設定する(ステップ124)。これ
により、欠相カウンターPHの値は初期設定と同様とな
る。
【0017】ステップ126においてサンプリング回数
CNがゼロになると、新たに、該回数CNに8を設定
し、欠相モードをリセットするためにSP_Fのフラグ
に0を設定する。積算した出力電圧E1を平均した平均
電圧Eaveを求める(ステップ130)。基準電圧E
3を0.4Eaveにより求めて、その値を設定する
(ステップ131)。なお、該設定値が新たな基準電圧
E3となる。欠相カウンターPHがゼロか否かを判定し
(ステップ150)、ゼロでなければ、ステップ103
〜105を実行し、SP_Fがゼロであるので、欠相モ
ードでないと判定し(ステップ120)、ステップ12
1、122を実行し、E3>E1が継続しておれば、ス
テップ123においてSP_Fに1を設定し、欠相カウ
ンターPHを1減算し、ステップ125、126、10
4、105を順次実行し、サンプリング回数CNがゼロ
になると、ステップ130、131を実行する。 欠相
モードを30回くり返し、欠相カウンターPHがゼロに
なり、欠相カウンターPHに30を設定し(ステップ1
51)、欠相信号を出力する(ステップ152)。次に
FMタイマがタイムアップしているか否かを判定する
(ステップ103)。すなわち、欠相モードの検出によ
り、0.1Sec経過する度に、出力電圧E1を1ms
ec毎に、8回マイコンに入力した出力電圧E1を平均
した基準電圧E3とし、この基準電圧E3と出力電圧E
1とを比較し、欠相モードが30回継続すると欠相と判
定する。
【0018】なお、上記の実施例では欠相の検出時間は
3秒としたが、この時間に限るものではない。該検出時
間はモーター22等の機器の過負荷耐量時間よりも短く
設定するのが一般である。又、上記の実施例では出力電
圧E1を0.1Sec経過する度に、入力して基準電圧
E3を設定したが、欠相状態ではモーター22の負荷電
流は余り変化しないので、基準電圧E3を0.1Sec
毎に設定し直すことは必ずしも必要でない。
【0019】実施例2.実施例1はモーター22に流れ
る電流が同一の不平衡率でも平均出力電圧Eaveが変
化するので、基準電圧E3も変化する。従って、所定の
検出精度により三相電路2の欠相を検出することができ
ない。この発明の実施例2はこの点を改良するものであ
る。基準電圧E3の値を各相の不平衡の程度を検出して
変化させるものでものである。図4にモーター22の二
相に不平衡な電流が流れた場合、不平衡率=45%とす
ると、各相の電流ピーク値をIRe、ISe、ITeとすると
公知の不平衡率算定表により、IRe:ISe:ITe=1:
0.6:0.6となる。一方、図5にモーター22の一
相に不平衡な電流が流れた場合、各相の電流ピーク値は
IRe:ISe:ITe=1:1:0.45となる。
【0020】今、一相が不平衡な場合、出力電圧E1の
最小の相電圧のピーク値をE11mとするとE11m=
K1・Eaveとなる。又、二相が不平衡な場合、出力
電圧E1の最小の相電圧のピーク値をE12mとする
と、E12m=K2・Eaveとなる。なお、K1、K
2は基準電圧を変化させる係数である。上式において係
数K1、K2を満足するように設定すれば所望の不平衡
率で誤検出することなく欠相検出が行える。
【0021】次に、図6のフローチャートに従って欠相
検出装置の動作について説明する。図6において、ステ
ップ102〜105、ステップ120〜126、ステッ
プ150〜152は実施例1と同様であるので、説明を
省略する。なお、下記のフローチャートを実行すると判
定電圧生成手段と基準電圧変化手段を実行したことにな
る。まず、実施例1と同様にサンプリング回数CNに
8、欠相カウンターPHに30を設定する。次に、基準
電圧E3にK・En、なお、Kは電圧設定比率である。
又、係数K1及び係数K2を入力してKを(K1+K
2)/2により演算して設定し、不平衡カウンターUC
Nに8を設定する。、E1の最大値EmaxとE1の最
小電圧値EminとしてそれそれEnを設定、不平衡の
程度を判定する判定電圧EBにKEnを設定する(ステ
ップ101a)。
【0022】出力電圧E1と判定電圧EBを比較し(ス
テップ106)、E1<EBであれば、不平衡カウンタ
ーUCNをUCN=UCN−1とし(ステップ10
7)、出力電圧E1と出力電圧の最大値Emaxを比較
する(ステップ108)。なお、E1<EBでなければ
直接ステップ108を実行する。比較の結果、E1>E
maxであれば、Emaxに該出力電圧E1を設定し
(ステップ109)、一方、E1>Emaxでなけれ
ば、出力電圧E1と出力電圧の最小値Eminを比較し
(ステップ110)、比較の結果、E1<Eminであ
れば、E1minにE1を設定する(ステップ11
1)。一方、E1<Eminでなければ、ステップ11
0は実行されない。
【0023】次に、ステップ130aにおいて、サンプ
リング回数CNに8を設定し、SP_Fにゼロを設定す
る。又、平均電圧Eaveを求め、判定電圧EBを(E
max+Emin)/2により求めて設定する。不平衡
カウンターUCN<4であるか否か判定し(ステップ1
40)、UCN<4であれば、負荷電流の1相電流が大
きく、他の2相電流が小さい不平衡電流であるとしてK
=K1とする(ステップ141)。UCN<4でなけれ
ば、負荷電流の2相電流が大きく、他の1相電流が小さ
い不平衡電流であるとしてK=K2とする(ステップ1
42)。、基準電圧E3にK・Eaveを演算して設定
する(ステップ143)。上記の実施例のように負荷電
流の不平衡に応じてKを変化させることにより、欠相検
出を感度良く検出することができる。
【0024】実施例3.この実施例は欠相検出の速応性
を向上させたものである。図7のフローチャートに参照
してこの実施例を説明する。ステップ102〜105
と、ステップ120〜126と、ステップ150〜15
2は実施例1と同一又は同一相当であるので、説明を省
略する。
【0025】まず、サンプリング回数CNに7を設定す
る。SP_F=0を設定し、欠相カウンターPHに30
を設定する。欠相と判定する基準電圧E3の初期設定を
0.4Enに設定する。又、欠相モードの周期をタイマ
FMにより設定し、この設定値を0.1Secとする。
サンプリング周期をタイマSTにより設定し、この設定
値は電源周波数が60HZの場合0.4msecに設定
する(ステップ101b)。ステップ130bにおい
て、サンプリング回数CNに7を設定し、SP_F=0
を設定し、平均電圧Eaveを求める。次に、平均電圧
Eaveを前回の平均電圧Eave-1と比較し(ステッ
プ145)、Eave-1<Eaveであれば、E3を
0.4Eaveにより演算して設定し(ステップ14
6)、ステップ150を実行する。一方、Eave-1<
Eaveでなければ、直接ステップ150を実行する。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の欠相検出装置によれば、
三相電路における電流を検出する電流検出手段と、上記
電流検出手段により検出された出力を整流する整流手段
と、上記整流手段の出力を増幅する増幅手段と、上記増
幅手段の出力を用いて上記三相電路の欠相を判定する基
準電圧を得る基準電圧生成手段と、上記増幅手段の出力
電圧値と上記基準電圧生成手段の基準電圧値を比較する
比較手段と、上記基準電圧値が上記出力電圧値よりも予
め定めた時間継続して大きい場合、上記三相電路が欠相
と判断する演算手段を備えたので、負荷電流が歪み波
となっても誤って欠相検出することを防止することがで
きる欠相検出装置を得る効果がある。
【0027】また、請求項記載の欠相検出装置によれ
ば、上記増幅手段の出力電圧の最大値と最小値を用いて
上記三相電路の不平衡の程度を判定する判定電圧を得る
判定電圧生成手段と、上記判定電圧生成手段の判定電圧
値と上記増幅手段の出力電圧値を比較する不平衡比較手
段と、上記判定電圧値が上記出力電圧値よりも予め定め
た時間大きいか否かにより上記三相電路の欠相を判定す
る基準電圧値を変化させる基準電圧変化手段とを備えた
ので、各相の不平衡の程度が異なっても欠相検出するこ
とを防止することができる欠相検出装置を得る効果があ
る。
【0028】請求項記載の欠相検出装置によれば、演
算手段は予め定めた時間を負荷の過電流耐量時間以下と
したので、負荷機器を確実に欠相から保護できる欠相検
出装置を得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例による欠相検出装置を示す
構成図である。
【図2】 この発明の実施例による負荷電流の波形図で
ある。
【図3】 この発明の実施例による欠相検出装置の動作
を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の他の実施例による負荷電流の波形
図である。
【図5】 この発明の他の実施例による負荷電流の波形
図である。
【図6】 この発明の他の実施例による欠相検出装置の
動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の他の実施例による欠相検出装置の
動作を示すフローチャートである。
【図8】 従来の欠相検出装置を示す構成図である。
【図9】 従来の欠相検出装置による負荷電流の歪波形
図である。
【符号の説明】
31 増幅手段、37 比較手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−170315(JP,A) 特開 平6−165367(JP,A) 特公 平4−67425(JP,B2) 特公 昭63−32154(JP,B1) 実公 平2−46206(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02H 3/13 H02H 7/09 - 7/097

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相電路における電流を検出する電流検出
    手段と、 上記電流検出手段により検出された出力を整流する整流
    手段と、 上記整流手段の出力を増幅する増幅手段と、 上記増幅手段の出力を用いて上記三相電路の欠相を判定
    する基準電圧を得る基準電圧生成手段と、 上記増幅手段の出力電圧値と上記基準電圧生成手段の基
    準電圧値を比較する比較手段と、 上記基準電圧値が上記出力電圧値よりも予め定めた時間
    継続して大きい場合、上記三相電路が欠相と判断する演
    算手段と、 上記増幅手段の出力電圧の最大値と最小値を用いて上記
    三相電路の不平衡の程度を判定する判定電圧を得る判定
    電圧生成手段と、 上記判定電圧生成手段の判定電圧値と上記増幅手段の出
    力電圧値を比較する不平衡比較手段と、 上記判定電圧値が上記出力電圧値よりも予め定めた時間
    大きいか否かにより上記三相電路の欠相を判定する基準
    電圧値を変化させる基準電圧変化手段と、 を備えたことを特徴とする欠相検出装置。
  2. 【請求項2】上記演算手段は予め定めた時間を負荷の過
    電流耐量時間以下となるように設定したことを特徴とす
    る請求項1記載の欠相検出装置。
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