JP3413437B2 - オイルアンドエア潤滑装置 - Google Patents

オイルアンドエア潤滑装置

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JP3413437B2 JP2001323233A JP2001323233A JP3413437B2 JP 3413437 B2 JP3413437 B2 JP 3413437B2 JP 2001323233 A JP2001323233 A JP 2001323233A JP 2001323233 A JP2001323233 A JP 2001323233A JP 3413437 B2 JP3413437 B2 JP 3413437B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイル供給源から一本
の給油通路の壁に沿ってエアで搬送されるオイルを複数
の分岐路を介して複数の給油箇所に分配するオイルアン
ドエア潤滑装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オイルアンドエア潤滑は、オイルミスト
潤滑に比べて使用油量が少なくて済む他、外部への漏れ
がなくて環境汚染がないといった利点があり、例えば、
圧延機のロールネック支持軸受のような多列軸受の軸受
各列に対するポイント給油を行うのに利用される。
【0003】このようなポイント給油を行うため、特開
昭63−123657号公報に示すように、一本の給油
通路を給油箇所の数に応じて段階的に縮径し、異なる径
のそれぞれから径方向に沿う分岐路を介して各給油箇所
へオイルを分配するような形態が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧延機にお
いては、高粘度なオイルを使用する必要があるが、上記
従来のポイント給油形態では、高粘度なオイルを用いた
場合、給油通路の内壁面を伝って流れるオイルの分岐路
への流入が不揃いになるため、各給油箇所によっては潤
滑不足が起こってしまう。
【0005】したがって、圧延機のロールネック支持軸
受には、上記従来のポイント給油形態を利用することが
できないので、例えば、給油箇所のそれぞれに対して独
立した一本ずつの給油通路から給油を行う形態を実施せ
ねばならないなど、通路構造が複雑化し、加工コストが
高くつく。
【0006】また、西ドイツ特許DE2844995に
示すように、一本の給油通路に供給されるオイルのうち
の適当量を複数の給油箇所へ分流させるとともに残りを
次の給油箇所側へ通過させる配分装置が考えられてい
る。この配分装置50は、図12および図13に示すよ
うに、流入管路51からオイルが導入されると、この流
入管路51と連なる管路部分52の内周面の円周数箇所
に開口される多数(10本)の中間管路53a〜53
e、54a〜54eに流れ込み、この中間管路のうちの
半数(5本)の中間管路53a〜53eに流入したオイ
ルは合流管路部分55で合流されて流出管路56から次
の給油箇所へと送られる一方、残り半数(5本)の中間
管路54a〜54eに流入したオイルは環状管路57を
介して分流管路58で合流されて給油箇所へと送られ
る。
【0007】一般的に、管路においてオイルアンドエア
は、図13中に示すように、重力によって管路51,5
2の内周面の下方域に多く存在するように偏るが、前述
したように管路52の円周数箇所に複数の中間管路(5
3a〜53e、54a〜54e)を分散配置していれ
ば、前記偏りに関係なくオイルアンドエアをほぼ設計ど
おりに分流できるようになると考えられる。
【0008】このように、重力の影響を打ち消すように
はなっているけれども、多くの中間管路や環状管路57
を形成するための加工が煩雑であるなど製作しにくいこ
とが指摘される。さらに、中間管路の径を小さくする
と、そこの目詰まりの可能性が高くなり、逆に径を大き
く設計するには装置全体の大型化を余儀なくされること
も指摘される。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたもので、オイルアンドエア潤滑でポイント給油を行
うにあたって、簡単な構造で、高粘度なオイルを適正に
分配できるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、オイル供給源から一本の給油通路
の壁に沿ってエアで搬送されるオイルを複数の分岐路を
介して複数の給油箇所に分配供給するオイルアンドエア
潤滑装置において、次のような構成をとる。
【0011】本発明のオイルアンドエア潤滑装置は、
分配手段は、対応する前記給油箇所に前記分岐路を介
してオイルを導入させる一本の導入路と、下流の給油通
路にオイルを通過させる一本以上の通過路とを備え、同
一分配手段内の該導入路と該通過路の孔を同径とし、
記各分配手段の通過路の数を分配手段が設けられた分岐
点より下流にある給油箇所と同数とし、前記導入路と前
記通過路の前記上流側開口部での各孔の開口形状が、前
記給油通路と径方向の通路幅においてほぼ半分重なるよ
うに設定されている、ことに特徴を有する。
【0012】また、本発明のオイルアンドエア潤滑装置
は、オイル供給方向で隣り合う前記分配手段において、
前記導入路および通過路の孔径は、下流側の前記分配手
段の方が大径、又は同径に構成していることが好まし
い。
【0013】
【作用】一本の給油通路を流れるオイルが、給油通路に
設けられる各分配手段により下流の分配手段側と、給油
対象となる給油箇所側との二方向へ必要量ずつに分配さ
れる。つまり、給油通路を流れるオイルは、分配手段の
一本の導入路と一本以上の通過路とに所定量ずつに分流
する。
【0014】このように一本の給油通路に分配手段を設
けるだけの簡単な構造で、高粘度なオイルを用いても、
このオイルが分配手段の一本の導入路と一本以上の通過
路とに必要量ずつに別れて流入するから、前記各導入路
によって各給油箇所へ適正な量のオイルが供給されるよ
うになる。
【0015】また、各分配手段は、対応する給油箇所に
必要量のオイルを導入させる一本の導入路を有するとと
もに、各分配手段が設けられた給油箇所より下流にある
給油箇所と同数の、下流の分配手段へ向けて必要量のオ
イルを通過させる通過路を有しているから、分配手段の
下流にある給油箇所の数に対応して必要量のオイルを下
流へ通過させることができ、オイルの供給不足を回避で
きる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図1ないし図4に本発明の一実施例を示し
ている。図中、1は回転軸(圧延機ではロールネックに
相当)、2はハウジング(圧延機ではロールネックの軸
受箱に相当)、3は四列円錐ころ軸受、5,6は接触型
オイルシール、7は給油通路、8〜10は第1〜第3分
配器、11〜14は第1〜第4分岐路である。
【0018】図例での給油箇所は、四列円錐ころ軸受3
の内部二ケ所と、二組の接触型オイルシール5,6の接
触部分との計四箇所になっている。
【0019】給油通路7は、長手方向の三箇所で分離さ
れた四本の円筒形パイプからなり、前記三箇所の分離部
分に円柱形の第1〜第3分配器8〜10が介装されてい
る。第1分配器8はカラー15に形成された第1分岐路
11を介して図の左側の接触型オイルシール5側へ、第
2分配器9はハウジング2に形成された第2分岐路12
を介して四列円錐ころ軸受3における一列目のころ群と
二列目のころ群との間の部位へ、さらに、第3分配器1
0はハウジング2に形成された第3分岐路13を介して
四列円錐ころ軸受3における三列目のころ群と四列目の
ころ群との間の部位へそれぞれ所定量のオイルを分配供
給する。また、給油通路7の最終端はカバー16の第4
分岐路14に直接連通連結されていて、第3分配器10
を通過したオイルの総てを図の右側の接触型オイルシー
ル6側へ供給する。
【0020】具体的に、第1分配器8には、図2に示す
ように、同径の四つの孔A〜Dが、第2分配器9には、
図3に示すように、同径の三つの孔E〜Gが、第3分配
器10には、図4に示すように、同径の二つの孔H,I
が設けられている。
【0021】第1分配器8の三つの孔A〜Cと第2分配
器9の二つの孔E,Fと第3分配器10の一つの孔H
は、軸方向に沿って直線的に延びていて、給油通路7を
流れるオイルを下流側へ通過させるものである。また、
第1分配器8の孔Dと第2分配器9の孔Gと第3分配器
10の孔Iは、その下流側開口がめくら栓によって閉塞
されて途中から90度屈曲して外周に開口されており、
各分配器8〜10の外周に形成されている周溝8a,9
a,10aを介して第1〜第3分岐路11〜13にそれ
ぞれ接続されている。
【0022】第1分配器8の場合、給油通路7を流れる
オイルの約3/4を孔A〜Cを介して下流の給油通路7
へと通過させ、残り約1/4のオイルを孔Dを介して第
1分岐路11へと分配供給させる。第2分配器9の場
合、給油通路7を流れるオイルの約2/3を孔E,Fを
介して下流の給油通路7へと通過させ、約1/3のオイ
ルを孔Gを介して第2分岐路12へと分配供給させる。
第3分配器10の場合、給油通路7を流れるオイルの約
1/2を孔Hを介して下流の給油通路7へと通過させ、
約1/2のオイルを孔Iを介して第3分岐路13へと分
配供給させる。
【0023】そして、孔A〜D,E〜G、H,Iは、そ
の中心が給油通路7の周縁上に位置されており、孔A〜
D,E〜G、H,Iの孔径のほぼ半分が給油通路7に連
通されている。各分配器8〜10の孔それぞれの孔径
は、(H,I)≧(E〜)≧(A〜D)の関係に設定
される。給油通路7の孔径は各分配器8〜10のそれぞ
れの孔の半分がすべて重なるような大きさに設定され
る。また、第1〜第4分岐路11〜14の孔径は、任意
であり、この孔径によって各給油個所へのオイル供給量
を可変調節できる。
【0024】なお、第1分配器8の孔A〜C、第2分配
器9の孔E,F、第3分配器10の孔Hは、請求項に記
載の通過路に相当するものであり、また、第1分配器8
の孔D、第2分配器9の孔G、第3分配器10の孔I
は、請求項に記載の導入路に相当するものである。
【0025】次に、動作を説明する。図示しない給油源
からオイルアンドエアが給油通路7に供給されると、ま
ず、給油通路7を流れるオイルの約3/4が第1分配器
8の孔A〜Cを介して下流の給油通路7へ通過される一
方、給油通路7を流れる残り約1/4のオイルが孔Dか
ら第1分岐路11を介して図の左側の接触型オイルシー
ル5側へ供給される。この後、第1分配器8の下流の給
油通路7を流れるオイルの約2/3が第2分配器9の孔
E,Fを介して下流の給油通路7へ通過され、給油通路
7を流れる残り約1/3のオイルが孔Gから第2分岐路
12を介して四列円錐ころ軸受3における一列目のころ
群と二列目のころ群との間の部位へ供給される。続い
て、第2分配器9の下流の給油通路7を流れるオイルの
約1/2が第3分配器10の孔Hを介して下流の給油通
路7へ通過され、給油通路7を流れる残り約1/2のオ
イルが孔Iから第3分岐路13を介して四列円錐ころ軸
受3における三列目のころ群と四列目のころ群との間の
部位へ供給される。最終的に、第3分配器10の下流の
給油通路7を流れるオイルの総てが、第4分岐路14を
介して図の右側の接触型オイルシール6側へ供給され
る。
【0026】ところで、給油通路7の内周壁面を第1〜
第3分配器8〜10の各孔A〜D,E〜G、H,Iに対
して軸方向で連ねているので、給油通路7の内周壁面に
沿ってエアにより搬送されるオイルがストレートに各孔
A〜D,E〜G、H,Iへ流入することになる。したが
って、オイルが高粘度であっても、各分配器8〜10へ
オイルが流入しやすくなる。
【0027】分配器8〜10の孔形状は、図5に示す
ように、扇形とすることができる。このように孔を扇形
とする場合は、孔の数を二つにして、給油通路7の上流
から下流へオイルを通過させる孔Xや給油箇所へオイル
を分配する孔Yの大きさをそれぞれ通過させるオイル量
に基づいて適宜に設定することができる。また、各分配
器8,9,10の導入路として各孔D,G,Hは、各分
岐11,12,13と直接対向する最下部に配置させな
くてもよい。つまり、この導入路としての各孔D,G,
Hは、最下部以外のどの角度位置に配置しても、周溝8
a,9a,10aを介して各分岐路11,12,13に
必ず連通連結されるようになる。図6はその一例であ
る。このように、各分配器8,9,10の軸心に対する
角度の制限はなく、分配器の組み込み自由度が高くなっ
ている。
【0028】また、図7ないし図9に示すように、第1
〜第3分配器8〜10の各入り口側の給油通路7内に、
第1〜第3分配器8〜10の各孔に対するオイル流入量
を均等化するためのスリーブ20がそれぞれ設けられて
いる。このスリーブ20の軸方向長さのほぼ半分の一方
領域において円周数箇所(例えば8〜30)には、図示
するようなスリット21が設けられており、さらに、外
周の適当箇所には給油通路7の内周壁面との間に環状隙
間を形成するための突っ張り用の凸部22が設けられて
いる。そして、スリーブ20の外径寸法は、その外周面
と給油通路7の内周壁面との間の環状隙間の隙間寸法が
例えば0.2〜0.3mmになるように給油通路7の内
径寸法と相対的な関係に基づいて設定される。
【0029】このスリーブ20を用いた場合、スリーブ
20の外周面と給油通路7の内周壁面との間の環状隙間
に、オイルがわずかでも流入すると、このオイルが環状
隙間の周方向に毛細管現象によって広がるので、環状隙
間がオイルで満たされることになる。この環状隙間のオ
イルはスリーブ20のスリット21からのエア圧力によ
って第1〜第3分配器8〜10の入り口へと流される。
このため、第1〜第3分配器8〜10の直前の入り口で
は、給油通路7の内周壁面を伝うオイルが均等な厚みと
なるので、各分配器8〜10の各孔A〜D,E〜G、
H,Iへ均等な量ずつ流入するようになる。このような
スリーブ20を用いれば、特に、オイルを送るエア圧力
がばらついたときや、エア圧力が極端に小さいときで
も、給油通路7の内周壁面を伝って流れるオイルが自重
で下方に集まる現象が発生するのを防止できるので、各
給油箇所へほぼ均等にオイルを分配供給できるようにな
る。
【0030】さらに、前述の第1〜第3分配器8〜10
のうちのいずれか一つとその両側の給油通路7とを同体
的に組み合わせることにより、図10および図11に示
すような分配装置22を構成することもできる。図例の
分配装置22は、第1分配器8(または第2,第3分配
器9,10)に対応する分配ブロック8′(9′,1
0′)と、その両側に2つずつ設けられる計4つの給油
通路ブロック23〜26と、分配ブロック8′の前段の
給油通路ブロック23に一体的に組み込まれる分配ピー
ス27a(27b,27c)とからなり、これらのブロ
ックは互いにねじにより着脱自在に結合されている。な
お、両端に位置する給油通路ブロック25,26の軸方
向寸法は、図1の各分配器8〜10間の間隔に応じて適
宜設定されるようになっている。
【0031】第1分配器8に対応する分配ピース27a
は、図11(a)に示すように、軸線に対して斜めに傾
斜する傾斜溝a〜dが円周四等配に、第2分配器9に対
応する分配ピース27bは、図11(b)に示すよう
に、軸線に対して斜めに傾斜する傾斜溝e〜gが円周三
等配に、第3分配器10に対応する分配ピース27c
は、図11(c)に示すように、軸線に対して斜めに傾
斜する傾斜溝h,iが円周二等配にそれぞれ設けられて
いる。また、各分配ブロック8′〜10′は、上述の実
施例のものとほぼ同様の構成であり、それぞれ、4つの
孔A′〜D′,三つの孔E′〜G′、二つの孔H′,
I′が設けられている。8a,9a,10aは周溝であ
る。さらに、四つの給油通路ブロック23〜26のう
ち、各分配ブロック8′〜10′の下流側に直接連結さ
れる一つの給油通路ブロック24には、各分配ブロック
8′〜10′から下流側へ通過させられるオイルアンド
エアを合流させるように単一の孔(符号省略)が設けら
れている。
【0032】このような分配装置22では、オイルアン
ドエア導入側の給油通路ブロック25,23の内部通路
の終端付近つまり分配ピース27a(27b,27c)
の前端面付近で、通路内壁面に沿って送られるオイルア
ンドエアが乱流を起こすようになって、オイルアンドエ
アが円周の全方向へ分散されるようになる。そのため
に、分配ピース27a(27b,27c)の傾斜溝a〜
d(e〜i)へはオイルアンドエアがほぼ均等量ずつ流
入させられるようになり、分配ブロック8′〜10′そ
れぞれで均等に分配できるようになる。
【0033】なお、分配ブロック8′〜10′の前段の
給油通路ブロック23の通路の途中に図10の一点鎖線
で示すように通路径を小さくする絞り部28を設ること
によりオイルアンドエアの流速を速めるように設定する
ことも可能であり、それによって分配ピース27a〜2
7c前端での乱流によるオイルアンドエアの分散作用を
高めることができるから、分配ピース27a〜27cの
各傾斜溝a〜iに対するオイルアンドエアの流入量を均
等化する上で有利となる。
【0034】また、各分配ピース27a〜27cの各傾
斜溝a〜iの溝断面容積および各分配ブロック8′〜1
0′の孔A′〜I′個々の内径を適宜に設定することに
よって、分岐量や通過量を適宜設定することが可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一本の給油通路に分配手段を設けるだけの簡単な構造
で、高粘度なオイルを用いても、このオイルが分配手段
の一本の導入路と一本以上の通過路とに必要量ずつ別れ
て流入するから、前記各導入路によって各給油箇所へ適
正な量のオイルを供給できるようになる。
【0036】このように本発明は、低廉で、正確な量の
分配が可能な信頼性の高いオイルアンドエア潤滑装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例のオイルアンドエア潤滑装
置を示す上半分の断面図。
【図2】図1の(2)−(2)線断面図。
【図3】図1の(3)−(3)線断面図。
【図4】図1の(4)−(4)線断面図。
【図5】他の例の分配器を示す断面図。
【図6】本発明の他の実施例の要部の断面図。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す要部の断面
図。
【図8】図6の(8)−(8)線断面図。
【図9】スリーブ単体の斜視図。
【図10】本発明のさらに他の実施例を示す要部の断面
図。
【図11】図10の(11)−(11)線断面で、第1
〜第3分配器に対応する図。
【図12】従来例の縦断斜視図。
【図13】同従来例の縦断正面図。
【符号の説明】
3 四列円錐ころ軸受 5,6 接触型オイルシ
ール 7 給油通路 8 第1分配器 9 第2分配器 10 第3分配器 11 第1分岐路 12 第2分岐路 13 第3分岐路 14 第4分岐路 A〜C 第1分配器の通過用孔 D 第1分配器
の分配用孔 E,F 第2分配器の通過用孔 G 第2分配器
の分配用孔 H 第3分配器の通過用孔 I 第3分配器の分
配用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−123657(JP,A) 実開 平4−52618(JP,U) 実開 昭61−116294(JP,U) 特公 昭52−29390(JP,B2) 西独国特許出願公開2844995(DE, A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16N 7/30 F16N 7/32 F16N 25/00 F16C 33/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル供給源から一本の給油通路の壁に
    沿ってエアで搬送されるオイルを複数の分岐路を介して
    油箇所に分配する分配手段が設けられたオイルアンド
    エア潤滑装置であって、前記 分配手段は、対応する前記給油箇所に前記分岐路を
    介してオイルを導入させる一本の導入路と、下流の給油
    通路にオイルを通過させる一本以上の通過路とを備え、 同一分配手段内の該導入路と該通過路の孔を同径とし、
    前記各分配手段の通過路の数を分配手段が設けられた分
    岐点より下流にある給油箇所と同数とし、 前記導入路と前記通過路の前記上流側開口部での各孔の
    開口形状が、前記給油通路と径方向の通路幅においてほ
    ぼ半分重なるように設定されている、 ことを特徴とする
    オイルアンドエア潤滑装置。
  2. 【請求項2】 オイル供給方向で隣り合う前記分配手段
    において、前記導入路および通過路の孔径は、下流側の
    前記分配手段の方が大径、又は同径に構成していること
    を特徴とする請求項1記載のオイルアンドエア潤滑装
    置。
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